JP2014216959A - 通信装置、その制御方法、プログラム、及び通信システム - Google Patents

通信装置、その制御方法、プログラム、及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置に接続された回線環境の異常時において、捕捉している回線を自動的に解放するとともに、当該回線に関するパラメータを通信装置側で履歴情報として記憶する仕組みを提供する。
【解決手段】本通信装置は、回線を捕捉した後に回線を解放する条件を示す、通信装置と接続先の装置との回線に関するパラメータの第1の閾値を予め記憶しておき、回線を捕捉した後において、当該パラメータを定期的に検知し、検知したパラメータの何れかの値が、記憶されている、対応する第1の閾値を超えていれば、自動的に回線を解放し、自動的に回線を解放した場合に、検知したパラメータを履歴情報として記憶する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、通信装置、その制御方法、プログラム、及び通信システムに関するものである。
現行のファクシミリ装置は、PBX(Private Branch Exchange)に接続される場合もあるが、そのほとんどは公衆回線網(以下、PSTN(Public Switched Telephone Network)と称する。)に接続される。PSTNに接続されるファクシミリ装置(以下、FAX装置と称する。)やPSTN側の交換機として導入される装置には、所定の技術基準に適合するように、厳しい管理が行われている。一方で、近年では、DSL(Digital Subscriber Line)回線や光回線等の広帯域な伝送路を有するIPネットワークを使用して音声データを送受信する、VoIP(Voice Over Internet Protocol)と称される技術が普及してきている。
上述のようなPSTN用の通信装置(以下、ファクシミリ装置を例に説明する。)をIPネットワークに対して接続し、当該通信装置に接続された電話機でVoIPを使用して音声通信を行う場合には、以下のような問題がある。例えば、当該装置から出力される音声信号を、IPネットワークに適合した形式の信号に変換するインタフェースとして機能するアダプタが必要となる。このようなアダプタは、一般的にVoIPアダプタという名称で呼ばれている。ファクシミリ装置に接続されるアダプタは、PSTNに接続されることは無いため、PSTNに接続するために必要とされる所定の技術基準を満たす必要はない。そのため、PSTNに比べて、大きな電流を流すものや、大きな電圧を印加するものも市場に普及している。他方では、内線同士の通話機能などを有する、ビジネスホンシステムの中に、このVOIPアダプタの機能を主装置側に設けたものが普及している。
特許文献1には、回線上の異常電流を検知する技術として、アクセスゲートウェイ装置を開示している。具体的には、電話機を接続するアクセスゲートウェイ(いわゆるTA=ターミナルアダプタ)でオフフック直後の電流、電圧を検知している。また、サーバで電源異常を検知するものも知られている。
特開2010−74459号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する問題がある。上記従来技術では、FAX装置や電話機等の端末側で、回線側であるアクセスゲートウェイの異常電圧、電流を検知していない。また、その検知後の端末動作に関して検知していない。したがって、端末側で異常を検知し、それに基づいて端末側で回線側を切り離して保護する動作を行った場合、動作情報を収集することができなかった。
そのため、回線側の電圧、電流、電流制限抵抗と端末側の保護機能との不整合が生じた場合、端末側の状態を、認識するという方法がなかった。その結果、端末側で保護機能が働き、通信ができなくなった場合、原因を特定することができないという不具合が発生する。また、端末の提供者側では、回線環境の情報がないため、正確な情報がつかめず、対処に多大な時間と労力を要した。
例えば、上記ビジネスホンシステムの主装置と、そこに接続されるビジネスホンのインタフェース(以下、IFと称する。)は、メーカ独特のもので、従来のPSTNの電気的な規格とは異なる。また、この主装置には、従来のPSTN用の電話機、或いは、FAX装置を接続するためのIFも設けられている場合もある。このPSTN用の電話機、或いは、FAX装置を接続するためのIFは、RJ11という一般的な電話機用のコネクタを使用している。そして、これらビジネスホン用のIFも、このRJ11という一般的なコネクタを使用し、同じ信号ピンを使用しているものも存在する。
このビジネスホン用IFはユーザにとっては、ファクシミリ装置用IFと同じIFのため、誤接続する可能性もあり、誤接続した場合には、ファクシミリ装置に過大電流、過大電圧が印加され、装置にダメージを与えることが考えられる。そこで、ファクシミリ装置に、一般的に過大電流、過大電圧の印加に対して感度良く反応するように作られた保護機能を設けることが必要であった。
しかし、保護機能を設けたファクシミリ装置を、PSTNよりも大きな電流、電圧をファクシミリ装置に印加するターミナルアダプタに接続した場合、当該保護機能が過度に反応して、回線からファクシミリ装置を切り離し、通信ができなくなるという弊害もある。そのため、当該保護機能を、ファクシミリ装置に接続されるターミナルアダプタに適応させることが必要であるが、市場には多数の種類のターミナルアダプタが存在している。そのターミナルアダプタは、集合住宅や雑居ビルの場合、ファクシミリ装置のユーザが普段見ていないところに配置されている場合も多かった。そのため、ターミナルアダプタの種類もわからない場合が多く、特性を調べて、保護機能を最適化させるということが困難であった。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、通信装置に接続された回線環境の異常時において、捕捉している回線を自動的に解放するとともに、当該回線に関するパラメータを通信装置側で履歴情報として記憶する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、通信装置であって、回線を捕捉した後に回線を解放する条件を示す、前記通信装置と接続先の装置との該回線に関するパラメータの第1の閾値を予め記憶する記憶手段と、回線を捕捉した後において、前記通信装置と接続先の装置との該回線に関するパラメータを定期的に検知する検知手段と、前記記憶手段に記憶されているパラメータの前記第1の閾値と、前記検知手段によって検知されたパラメータとを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果に基づき、自動的に回線を解放する制御手段と、前記制御手段によって自動的に回線を解放した場合に、前記検知手段によって検知したパラメータを履歴情報として記憶する履歴手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記通信装置と、該通信装置と通信可能な外部接続機器と、サーバとを含む通信システムであって、前記外部接続機器は、前記自動的に回線を解放した情報と、前記履歴情報と、前記パラメータの閾値とを前記通信装置から取得する取得手段と、予め定められた設定情報に応じて、前記取得手段によって取得した情報を表示する表示手段と、前記予め定められた設定情報に応じて、前記取得手段によって取得した情報を前記サーバに転送する転送手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、通信装置に接続された回線環境の異常時において、捕捉している回線を自動的に解放するとともに、当該回線に関するパラメータを通信装置側で履歴情報として記憶する仕組みを提供できる。
第1の実施形態に係るファクシミリ装置の構成例を示す全体ブロック図。 第1の実施形態に係るビジネスホンシステムの説明図。 第1の実施形態に係るファクシミリ装置にターミナルアダプタが接続されたブロック図。 第1の実施形態に係る直流捕捉回路の内部構成例を示す図。 第1の実施形態に係るファクシミリ装置の情報の流れを示す図。 第1の実施形態に係るファクシミリ装置のSOCメインプログラムのフローチャート。 第1の実施形態に係るファクシミリ装置のモデムDSPプログラムのフローチャート。 第1の実施形態に係る自動オンフック移行した場合のSOCメインプログラムのフローチャート。 第1の実施形態に係る自動オンフック移行時の情報の表示、印字、転送のフローチャート。 第2の実施形態に係る外部接続されたPCの動作フローチャート。 第3の実施形態に係る通信結果レポート印刷時のフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係るファクシミリ装置の全体構成について説明する。本実施形態では、通信装置として、ファクシミリ装置(FAX装置)を一例に説明する。
システム・オン・チップ(SOC)101は、ファクシミリ装置100のシステム全体を制御する。ファクシミリ装置100におけるCPU200は、SOC101上に実装されている。SOC101に接続されたメモリ140は、主記憶装置であり、SOC101のCPU200のシステムワークメモリ、本発明の処理を実行するための制御プログラムを格納するメモリとして機能する。また、メモリ140は、ファクシミリ送信又はファクシミリ受信等の際に、画像データや各種情報を一時的に記憶するためのメモリとしても機能する。また、ユーザが設定した情報を格納する。メモリ140には、SDAAプログラム202が含まれる。SDAAプログラム202は、モデム102に転送され、RAM204に展開された後に、DSP205で実行されるプログラムである。
SOC101には、操作パネル118、読取部121、記録部122、及びインタフェース(IF)部123が接続されている。操作パネル118は、表示器119及びキーボード類120を備え、これらはユーザ・インタフェースとして機能する。表示器119は、装置の状態やメニューに関する表示を行う。また、キーボード類120は、ユーザからの各種の指示の入力を受け付けるボタンやテンキー等のキーボードである。ユーザがこのキーボードを用いて、ユーザ設定情報を入力することが可能である。
読取部121は、原稿から画像を読み取って、画像データを生成する。生成された画像データは、通信回線130を介して相手側装置に対してファクシミリ送信されてもよいし、記録部122で印刷されてもよい。インタフェース(IF)部123は、各種の情報機器が外部から接続される場合のインタフェースとして機能する。
モデム102は、SOC101に接続されており、SOC101による制御に基づいて動作する変復調器である。モデム102は、ファクシミリ送信の対象となる、読取部121で読み取られた画像データを用いた変調処理と、通信回線130を介して受信した信号の復調処理を行う。モデム102は、絶縁素子103を介してSDAA(シリコンDAA)104と接続される。モデム102は、ROM203、RAM204、DSP205、及びレジスタ206を備える。ROM203は、RAM204に展開され、DSP205に実行されるプログラムを格納しているROMである。RAM204は、ホストから転送されるプログラム202とROM203の内容を展開し、DSP205に実行させるためのRAMである。DSP205は、RAM204の内容に基づいてモデム102の動作を制御する。レジスタ206は、SDAA104の状態、又はSOC101からの指示を格納する。
SDAA104は、半導体NCU(ネットワーク制御ユニット)である。SDAA104は、通信回線130と接続されており、ファクシミリ装置100と外部の公衆回線(通信回線)130とのインタフェースとして機能する網制御装置である。また、SDAA104は、通信回線130を介して相手側装置との間で通信を行う際に、回線の接続(捕捉)状態を制御する。通信回線130には、ファクシミリ装置100に外付けされた電話機128も接続される。電話機128は、Hリレー110を介して通信回線130に接続されており、SDAA104は、電話機128と並列に通信回線130に接続されている。SDAA104は、ファクシミリ送受信を行う場合に、回線を捕捉してその通信を制御するだけでなく、電話機128が通信回線130を介して相手側装置との間で音声通信を行う場合にも、回線の捕捉状態を制御する。SDAA104は、これらの制御をSOC101の制御に基づいて実行する。
SDAA104は、回線捕捉部105を使用して回線の直流捕捉状態を制御する。この回線捕捉部105により直流捕捉される場合の直流インピーダンスは可変である。このインピーダンスは、予め設定された、直流的な電圧に対する電流特性(以下、DC−VI特性)により制御されることにより得られる。電圧検知部150は、回線上の電圧をモニタする。電流検知部151は、回線上の電流をモニタする。
ACフィルタ部201は、電圧検知部150又は電流検知部151の前段に接続され、電圧検知部150又は電流検知部151でDC電圧又は電流を検知する場合に、AC成分による誤検知を防ぐためのものである。直流捕捉回路152は、トランジスタなどにより構成される104の周辺回路であり、直流捕捉を行いながら、SDAA104の制御で直流インピーダンスの調整を行う。回線解放状態を作り出したり、回線に対する選択信号の一種であるダイヤルパルス送出にも使用される。241は電流がPSTNから流れこむ線であり、240は電流がPSTNへと帰還する線である。SDAA104は、この線241又は線240の電流値と、線241と線240との間の電圧値を検知可能である。
整流回路155は、ダイオードブリッジ等からなり、回線からの信号を整流して104側へと伝えるものである。受信IF回路153は、通信回線130を介して受信されるファクシミリの受信信号などを受信するためのインタフェース回路である。交流インピーダンス整合回路154は、例えば、日本の場合は、交流インピーダンスを600オームに合わせる。通信中の交流インピーダンスを合わせるための回路である。
ノイズ除去回路156は、通信回線130からの雷サージ、電磁ノイズなどを抑制し、逆に通信回線130を介して、ファクシミリ装置100のノイズが送出されることを防ぐ回路である。CI検知回路108は、通信回線130に接続されており、通信回線130から受信した呼び出し信号(以下では、「CI信号」と称する。)を検知する。CI検知回路108は、通信回線130からのCI信号を検知すると、そのことを示すCI検知信号109をSOC101に対して送信する。SOC101は、CI検知信号109に基づいて、通信回線130からCI信号の着信があったか否かを判断することができる。
Hリレー110は、フック検知回路117を介して接続される外付けの電話機128をDC電源113又は通信回線130に接続するための回路である。Hリレー110は、切替手段の一例であって、外付けの電話機128を通信回線130へ接続した接続状態と、通信回線130から切断した切断状態との間の切り替えを行う。また、Hリレー110は、Hリレー駆動信号111を用いて、SOC101によって制御される。なお、図1に示すようにHリレー110で電話機が通信回線130から切り離されている場合、CI着信しても電話機は鳴動しない。いわゆるファクシミリ装置100の無鳴動着信状態となる。DC電源113は、電流をフック検知回路117に対して供給する回路である。
フック検知回路117は、検知手段の一例であり、電話機128と接続されており、電話機128のオフフック又はオンフックを検知する回路である。フック検知回路117は、電話機128のオフフック又はオンフックの検知結果を、フック検知信号114を用いてSOC101へ伝達する。SOC101は、フック検知信号114に基づいて、電話機128におけるフックの状態を判定することができる。フック検知回路117は、Hリレー110によって、通信回線130に直接接続された場合、及びDC電源113に接続された場合の何れも、電話機128に流れる電流を検知する。これによって、電話機128におけるオフフック又はオンフックの状態を検知する。
擬似CI送出回路116は、擬似CI信号を電話機128に対して送出する回路である。擬似CI信号とは、通信回線130を介して相手側装置からのCI着信があった場合に、回線から切断された状態にある電話機128を鳴動させるために、電話機128に対して送られる信号である。擬似CI送出回路116は、SOC101からの擬似CI駆動信号115による送出指示に応じて、擬似CI信号を電話機128に対して送出する。210は、公衆回線網PSTNである。220は、相手FAXである。230は、ヒューズ等で構成される電流保護素子である。
<ターミナルアダプタへの接続>
次に、図3を参照して、ファクシミリ装置100がターミナルアダプタに接続された際の状態について説明する。305は、直流捕捉回路152に回線側から流れこむ電流を示す。307は、回線側から印加される電圧を、整流回路155で整流した後の直流捕捉回路152に印加される電圧である。
308は、ファクシミリ装置100に接続されるターミナルアダプタ(TA)である。TA308は、制限抵抗309、及び直流印加回路310を備える。制限抵抗309は、直流印加回路310から流れる最大電流値を制限する制限抵抗RBであり、直流印加回路310とファクシミリ装置100の整流回路155とへ接続される。直流印加回路310は、接続されたファクシミリ装置100に対して直流を印加する。311は直流印加回路310の印加する電圧VAを示す。320は、ファクシミリ装置100に接続されるパーソナルコンピュータPCである。321は、PC320上で動作するアプリケーションプログラムである。322は、PC320に接続されるサーバである。また、TA308には、光ネットワーク330が接続される。
<データフロー>
次に、図5を参照して、本実施形態に係るファクシミリ装置における情報の流れについて説明する。メモリ140には、DC−VI特性情報5003、オフフック後オンフック移行条件5004、オフフック後オンフック検知情報5008、自動オンフック移行情報5012、及び第2のオフフック後オンフック移行条件5044が含まれる。オフフック後オンフック移行条件5004は、初期のオフフック後におけるオンフック移行条件である。ビジネスホンIFへの誤接続を想定し、閾値としては厳しい値に設定している。つまり、各パラメータ(電圧値、電流値、制限抵抗値)がこれらの閾値を超えると、ファクシミリ装置100のモデム102は、自動的にオンフック状態に移行する。なお、自動オンフック移行する際は、モデム102は、各パラメータの値を検知し所定の領域に格納する。5005は、制限抵抗閾値である。誤接続を想定して、高めに設定している。5006は、回線電圧閾値である。誤接続を想定して、低めに設定している。5007は、回線電流閾値である。誤接続を想定して、低めに設定している。
オフフック後オンフック検知情報(履歴情報)5008は、モデム102から転送されたデータである。5009は、制限抵抗値である。自動オンフック移行する時の回線側の電流制限抵抗値であり、モデム102で計算してSOC101を介して転送されたものである。5010は、自動オンフック移行する時の、検知された回線側電圧値である。5011は、自動オンフック移行する時の、検知された回線側電流値である。5012は、自動オンフック移行情報である。モデム102から転送された自動オンフック移行したという情報である。
5013は、SOC101が、メモリ140からDC−VI特性情報5003をロードすることを示す矢印である。5014は、SOC101が、メモリ140からオフフック後オンフック移行条件(第1の閾値)5004をロードすることを示す矢印である。5015は、SOC101が、オフフック後オンフック検知情報5008をメモリにストアすることを示す矢印である。5016は、SOC101が、5012をメモリにストアすることを示す矢印である。
5018は、SOC101からDC−VI特性情報5026を転送することを示す矢印である。5019は、SOC101からオフフック後オンフック移行条件(第1の閾値)5027を転送することを示す矢印である。5020は、SOC101へオフフック後オンフック検知情報5031を転送することを示す矢印である。5021は、SOC101へ自動オンフック移行情報5035を転送することを示す矢印である。
5026は、メモリ140から転送されたDC−VI特性情報である。回線捕捉時、モデム102は、この情報に基づいて、所定のインピーダンスになるようにSDAA104を制御する。制御は、SDAA104からの回線電流、回線電圧を検知し、それをフィードバックさせながら行う。5027は、SOCから転送されたオフフック後オンフック移行条件である。5028は、SOCから転送された制限抵抗閾値である。5029は、SOCから転送された回線電圧閾値である。5030は、SOCから転送された回線電流閾値である。
5031は、オフフック後オンフック検知情報(履歴情報)である。自動オンフック移行時の電流、電圧に基づいた情報である。5032は、自動オンフック移行時の電流、電圧に基づいて計算された回線側の電流制限抵抗値である。5033は、SDAA104から転送された回線電圧値である。5034は、SDAA104から転送された回線電流値である。5035は、モデムが、SDAA104の電圧、電流情報に基づいて、オフフック後、自動的にオンフックへ移行した場合に、立つフラグ等の情報である。
5037は、SDAA104からモデム102に対して5039が転送されることを示す矢印である。5039は、オフフック後検知情報である。SDAA104が検知する情報である。5041は、回線電圧値である。5042は、回線電流値である。
5040は、メモリ204、205に格納された第2のオフフック後オンフック移行条件(第2の閾値)である。5044は、メモリ140に格納された第2のオフフック後オンフック移行条件(第2の閾値)である。オフフック後オンフック移行条件5004に対して緩和された条件である。ターミナルアダプタ接続を想定しているものである。5045は、第2の制限抵抗閾値である。5046は、第2の回線電圧閾値である。5047は、第2の回線電流閾値である。5048は、メモリ140からSOC101へ第2のオフフック後オンフック移行条件5044が転送される様子を示す矢印である。5049は、SOC101からモデム102へ第2のオフフック後オンフック移行条件5044が転送される様子を示す矢印である。5050は、第2の制限抵抗閾値である。5051は、第2の回線電圧閾値である。5052は、第2の回線電流閾値である。
<処理手順>
次に、図6を参照して、ファクシミリ装置100のSOC101で実行される処理について説明する。以下で説明する処理は、CPU200がメモリ140に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
まず、S102において、SOC101は、DC−VI特性情報5003を、モデム102に転送する。S103において、SOC101は、制限抵抗閾値5005を、モデムに転送する。S104において、SOC101は、回線電圧閾値5006を、モデム102に転送する。さらに、S105において、SOC101は、回線電流閾値5007を、モデム102に転送する。
S106において、SOC101は、ファクシミリの受信あるいは送信開始等で、別のメインプログラムのタスクから、オフフック処理の要求を受信したかどうかを検知する。オフフック処理の要求を受信していない場合は、S106の判定を定期的に繰り返し、受信するとS107に進む。
S107において、SOC101は、モデム102にオフフックへの移行を指示する。S108において、SOC101は、モデム102が自動オンフック移行したかどうかを検知する。自動オンフック移行を検知した場合はS110に進み、検知していない場合はS109に進む。S109において、SOC101は、別のメインプログラムのタスクから通信/通話終了要求があったかどうかを検知する。通信/通話終了要求を受信していなければS108の処理に戻り、受信していればS111に進む。
S110において、SOC101は、モデム102で検知した制限抵抗値5032、電圧5033、及び電流5034をモデム102から取得し、メモリ140に格納する。続いて、S112において、SOC101は、自動オンフック移行したという情報5012とその時の上記制限抵抗値5009、回線電流値5011、回線電圧値5010と、上記閾値情報5004とを紐付けて、メモリ140に格納し処理を終了する。なお、これらの情報は、外部装置からアクセス可能に制御されることが望ましい。一方、S111において、SOC101は、モデム102にオンフックへの移行を指示して、処理を終了する。
次に、図7を参照して、ファクシミリ装置100のモデム102におけるDSP205の処理について説明する。以下で説明する処理は、DSP205がROM203に格納された制御プログラムをRAM204に読み出して実行することにより実現される。
まず、S202において、DSP205は、初期設定を行い、回線電圧と制限抵抗とを監視する間隔を決める、電圧検知間隔タイマ1のカウンタ閾値Aを設定する。また、回線電流を監視する間隔を決める、電流検知間隔タイマ2の閾値Bを設定する。例えばカウンタ閾値Aは、50msに設定され、カウンタ閾値Bは、200msに設定されている。そして、自動オンフック移行情報5035をリセットする。
S203において、DSP205は、SOC101からモデム102に転送される、DC−VI特性情報5026、制限抵抗閾値5028、回線電圧閾値5029、及び回線電流閾値5030を受信する。S204において、DSP205は、SOC101からのオフフック指示があったかどうかを判断する。オフフック指示が無ければ定期的にS204の判定を繰り返し、オフフック指示があればS205に進む。
S205において、DSP205は、オンフック時の回線電圧検知を行い、直流印加回路310の解放時の電圧311のVAを検知する。回線解放時には電流305が流れないため、整流回路155と制限抵抗309による電圧降下は、ほぼゼロとみなされる。そのため、回線解放時の電圧307を測ることにより、解放時の電圧311のVAを検知することが可能である。
S206において、DSP205は、オフフックへ移行する。続いて、S207において、DSP205は、DC−VI特性情報5026に従って回線捕捉時のインピーダンスを制御する。S208において、DSP205は、所定時間が経過するまで待機する(WAIT)。S209において、DSP205は、不図示の制限抵抗、電圧検知間隔タイマ1を開始させる。さらに、S210において、DSP205は、電流検知間隔タイマ2を開始させる。
S211において、DSP205は、制限抵抗、電圧検知間隔タイマ1の値がA(例えば間隔50mSの時間)に到達したか否かを判定する。タイマ1の値がAに到達していればS216に進み、到達していなければS212に進む。S212において、DSP205は、電流検知間隔タイマ2の値がB(例えば間隔200mSの時間)に到達したか否かを判定する。タイマ2の値がBに到達していればS212に進み、到達していなければS213に進む。S213において、DSP205は、SOC101からオンフックへ移行の指示があったかどうかを判定する。オンフックへの指示があればS214へ進み、オンフックへ移行し、処理を終了する。一方、オンフックの指示が無ければS205の処理に戻る。
タイマ1の値がAに到達している場合、S216において、DSP205は、タイマ1をリセットし、電流305、電圧307を検知し、電流値=IB、電圧値=VBとして制限抵抗を、制限抵抗RB=(VA−VB)/IBとして計算する。S217において、DSP205は、計算した制限抵抗RBが制限抵抗閾値5028以下かどうかを判定する。計算した制限抵抗RBが制限抵抗閾値5028以下であればS213に進み、そうでなければS218へ進む。S218において、DSP205は、オフフック時の電圧307を検知した値であるVBが、回線電圧閾値5029以上かどうかを判定する。電圧値VBが回線電圧閾値5029以上であればS223へ進み、そうでなければS219へ進む。S219において、DSP205は、タイマ1をリスタートする。
タイマ2の値がBに到達している場合、S220において、DSP205は、タイマ2を、リセットし、電流305を検知する。続いて、S221において、DSP205は、検知された電流値が回線電流閾値5030以上かどうかを判定する。検知された電流値が回線電流閾値5030以上であればS223へ進み、そうでなければS222に進む。S222において、DSP205は、タイマ2をリスタートし、S213に進む。S213以降の処理は上述した処理と同様である。
S223において、DSP205は、自動オンフックへ移行し、自動オンフック移行情報5035を設定し、回線電流値5034、回線電圧値5033、及び制限抵抗値5032、即ちIB,VB,RBを、メモリ203、204に記憶し、処理を終了する。
次に、図9を参照して、自動オンフック移行時の情報の表示、印字、転送について説明する。以下で説明する処理は、SOC101がメモリ140に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
まず、S402において、SOC101は、操作パネル118からの表示指示があるかどうかを判定する。表示指示があればS402に進み、表示指示が無ければS404に進む。S403において、SOC101は、自動オンフック移行と電圧閾値、制限抵抗閾値、電流閾値、検知電圧、検知電流、及び計算した制限抵抗を表示器119に表示する。S404において、SOC101は、印刷要求があるかどうかを判定する。印刷要求が有ればS405に進み、印刷要求が無ければS406に進む。S405において、SOC101は、自動オンフック移行と電圧閾値、制限抵抗閾値、電流閾値、検知電圧、検知電流、及び計算した制限抵抗を記録部122で印刷する。
S406において、SOC101は、外部接続機器からのデータ転送要求があるかどうかを判定する。S407において、SOC101は、外部接続機器に自動オンフック移行と電圧閾値、制限抵抗閾値、電流閾値、検知電圧、検知電流、及び計算した制限抵抗情報を転送する。
以上説明したように、本実施形態に係るファクシミリ装置(通信装置)100は、回線を捕捉した後に回線を解放する条件を示す、ファクシミリ装置100と接続先の装置(TA)との回線に関するパラメータの第1の閾値を予め記憶しておく。さらに、ファクシミリ装置100は、回線を捕捉した後において、当該パラメータを定期的に検知し、検知したパラメータと、対応する第1の閾値との比較結果に基づき、自動的に回線を解放する。具体的には、検知された回線電圧の値が対応する第1の閾値以上の場合、又は、検知された回線電流の値が対応する第1の閾値以上の場合、又は、検知された制限抵抗の値が対応する第1の閾値以下の場合に、自動的に回線を解放する。また、ファクシミリ装置100は、自動的に回線を解放した場合に、検知したパラメータを履歴情報として記憶する。
このように、本実施形態によれば、ファクシミリ装置100は、回線側からファクシミリ装置100に対して過大電流、過大電圧が印加された場合に、自動的に回線解放するとともに、回線側からの電流、電圧、回線側の制限抵抗を瞬時に検知し、記憶する。これにより、従来不可能であった、ファクシミリの接続された回線環境のデータを取得することが可能になる。そして、ファクシミリ装置100の提供者側に、回線側の電流、電圧、制限抵抗情報を伝えることが可能になる。その結果、ファクシミリ装置の提供者側で保護機能を最適化することにより、ターミナルアダプタに接続された場合の過度な保護機能による通信エラーを防止することもできる。以下では、過度な保護機能による通信エラーを防止する仕組みとして上述した閾値の変更方法について説明する。
<閾値の変更>
以下では、図2、4、8を参照して、閾値の変更方法について説明する。後述する図2のケーブル2009にファクシミリ装置100が誤接続された場合、図4の直流捕捉トランジスタ3003は、例えば100ms程度の短時間にアバランシェ状態になり、制御不能でONし続ける。そのため、オフフック後オンフック移行条件5027は瞬時に効かせるために厳しい閾値にしている。したがって、図3のようにTAに接続された場合は、逆に通信ができなくなるという悪影響が懸念される。本実施形態では、このような問題を解決するための閾値の変更方法について説明する。
まず、図2を参照して、本実施形態におけるビジネスホンシステム(通信システム)の構成について説明する。2001は、光ネットワークである。2002は、回線終端装置であり、光信号をLANなどの電気信号に変更するユニットである。2003は、ビジネスホンシステムの主装置である。2004は、専用のビジネスホンである。
ビジネスホンシステム主装置2003は、ビジネスホン接続ユニット2006及びFAX/TEL接続ユニット2007を含む。ビジネスホン接続ユニット2006は、専用ビジネスホン2004を接続するための接続ユニットである。FAX/TEL接続ユニット2007は、FAX装置又は電話機を接続するための接続ユニットである。2009は、専用ビジネスホン2004とビジネスホン接続ユニット2006を接続し、信号を伝達するためのケーブルある。2010は、FAX/TEL接続ユニット2007とファクシミリ装置100を接続し、信号を伝達するためのケーブルである。ここで、ケーブル2010とケーブル2009はRJ11という、同じモジュラージャックコネクタ用のケーブルを用いている。また、同じ信号ピンを使用している。ケーブル2010からの電流は、PSTNの技術基準に基づいて約20mA〜120mAの範囲で制限されている一方、ケーブル2009の電流は、そういったPSTNと同様の制限はなく、PSTNの4倍以上の約600mAの電流が流れる場合もある。
次に、図4を参照して、直流捕捉回路152の内部の構成について説明する。直流捕捉回路3001の内部には、直流捕捉時に回線を捕捉する直流抵抗3002を含む。直流抵抗3002の抵抗値は、約50Ω〜300Ωに設定されている。直流捕捉トランジスタ3003は、制御信号により、ベース電流を流し、ON状態、即ち、コレクタ−エミッタ間が飽和して、電圧が0Ωに近くなることにより、直流抵抗3002により、回線を捕捉することが可能である。
次に、図8を参照して、自動オンフック移行した際のSOC101の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、CPU200がメモリ140に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
S302において、SOC101は、自動オンフック時の回線電流値5011、回線電圧値5010、及び制限抵抗値5009を検知する。S303において、SOC101は、回線電流値5011が第2の回線電流閾値5047以下かどうかを判定する。回線電流値5011が第2の回線電流閾値5047以下であればS304に進み、そうでない場合は処理を終了する。
S304において、SOC101は、回線電圧値5010が第2の回線電圧閾値5046以下かどうかを判定する。回線電圧値5010が第2の回線電圧閾値5046以下であればS305に進み、そうでない場合は処理を終了する。S305において、SOC101は、制限抵抗値5009が第2の制限抵抗閾値5045以上かどうかを判定する。制限抵抗値5009が第2の制限抵抗閾値5045であればS306に進み、そうでなければ処理を終了する。
S306において、SOC101は、第2の回線電圧閾値5046、第2の制限抵抗閾値5045、及び第2の回線電流閾値5047をモデム102に設定し、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、自動オンフック時に検知した回線電流値5011、回線電圧値5010、及び制限抵抗値5009と各閾値5045〜5047を比較し、検知された回線電圧値及び回線電流値が一定値以下で、かつ、計算された制限抵抗値が一定値以上の場合に、当該回線電流値、回線電圧値、及び制限抵抗値の閾値を変更することもできる。これにより、ケーブル2009への接続が誤接続ではないと判断された場合、閾値をTA308に合わせて緩和し、過度な保護機能による通信エラーを防ぐことができる。
<第2の実施形態>
以下では、図10を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。端末と回線側の不整合は、装置提供者側から遠い場所で発生する可能性が高い。そのような遠隔地の情報を瞬時に的確に収集する方法が必要とされている。本実施形態では、そのような情報収集を行う、上記第1の実施形態に係るファクシミリ装置100と、ファクシミリ装置100に接続されたPC(外部接続機器)320と、PC320とネットワークで接続されたサーバ322からなる通信システムについて説明する。
図10を参照して、通信可能に接続されたPC320の処理手順について説明する。以下で説明する処理は、PC320のCPUがROM、RAM等に予め格納されている制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S502において、PC320は、アプリケーション321を起動する。続いて、S503において、アプリケーション321は、自動オンフック移行情報5012、回線電流閾値5007若しくは第2の回線電流閾値5047、回線電圧閾値5006若しくは第2の回線電圧閾値5046、制限抵抗閾値5005若しくは第2の制限抵抗閾値5045、検知した回線電流値5011、検知した回線電圧値5010、又は、計算した制限抵抗値5009のデータ転送をファクシミリ装置100に対して要求する。
S504において、アプリケーション321は、ファクシミリ装置100からデータ転送があったかどうかを判定する。データ転送が有ればS505に進み、なければS504の判定を定期的に繰り返す。S505において、アプリケーション321は、PC320に設けられたディスプレイに、転送された情報を表示する設定かどうかを判定する。設定されていればS506に進み、アプリケーション321は、転送されたデータをディスプレイに表示しS507に進む。一方、設定されていなければそのままS507に進む。
S507において、アプリケーション321は、サーバ322にデータを転送する設定かどうかを判定する。設定されていればS508に進み、データをサーバに転送して処理を終了する。一方、設定されていなければそのまま処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、PC320上で動作するアプリケーション321からの指示で、ファクシミリ装置100の自動オンフック移行情報5012と、検知した回線の電圧、電流、又は計算された制限抵抗値(5008)と、自動オンフック移行する電流、電圧、又は制限抵抗の閾値(5004)を、PC320で収集する。なお、収集されたデータは、サーバ322に転送可能である。これにより、装置ユーザ又は装置の供給者で、瞬時にエラー状況を確認可能にし、的確にすばやい対策を可能にすることができる。また、PC320のアプリケーションプログラム側の動作でデータを収集することにより、ファクシミリ装置100に特別なプログラムを必要としない。また、ファクシミリ装置をネットワークに接続する必要もない。よって、この方法でデータを収集する場合、ファクシミリ装置100のコストを下げ、ユーザに安価な装置を提供することができる。
<第3の実施形態>
以下では、図11を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。従来は、通信結果レポートに第1及び第2の実施形態で説明した情報は印字されなかった。そのため、通信エラーが発生しても、端末側と回線側の電流、電圧の不整合の状況を認識することができなかった。そこで、本実施形態では、これらの情報も印字する制御について説明する。図11で説明する処理は、SOC101がメモリ140に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
S602は、SOC101は、自動オンフック移行情報があるかどうかを判定する。当該情報があればS603に進み、無ければ処理を終了する。S603において、SOC101は、自動オンフック移行、回線電流閾値、回線電圧閾値、制限抵抗閾値、検知した回線電流値、検知した回線電圧値、計算した制限抵抗値を記録部122によってレポート上に印字する。なお、これらの情報は、表示器119に表示するようにしてもよいし表示及び印字の両方を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るファクシミリ装置100では、ファクシミリ装置100の通信結果の履歴をまとめた通信結果レポートを印刷する際に、ファクシミリ装置100が自動オンフック移行したという情報と、検知した回線の電圧、電流、計算された制限抵抗と、自動オンフック移行する電流、電圧、制限抵抗の閾値とを、合わせて印刷する。これにより、本実施形態に係るファクシミリ装置100によれば、ユーザは、通信結果レポートを確認することで、迅速かつ的確に端末側と回線側の電流、電圧の不整合の状況を認識することができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. 通信装置であって、
    回線を捕捉した後に回線を解放する条件を示す、前記通信装置と接続先の装置との該回線に関するパラメータの第1の閾値を予め記憶する記憶手段と、
    回線を捕捉した後において、前記通信装置と接続先の装置との該回線に関するパラメータを定期的に検知する検知手段と、
    前記記憶手段に記憶されているパラメータの前記第1の閾値と、前記検知手段によって検知されたパラメータとを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に基づき、自動的に回線を解放する制御手段と、
    前記制御手段によって自動的に回線を解放した場合に、前記検知手段によって検知したパラメータを履歴情報として記憶する履歴手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記回線に関するパラメータは、前記通信装置と接続先の装置との回線における、回線電圧、回線電流、及び制限抵抗を含み、
    前記制御手段は、
    前記検知された回線電圧の値が前記記憶手段に記憶されている、対応する第1の閾値以上の場合、前記検知された回線電流の値が前記記憶手段に記憶されている、対応する第1の閾値以上の場合、又は、前記検知された制限抵抗の値が前記記憶手段に記憶されている、対応する第1の閾値以下の場合に、自動的に回線を解放することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記記憶手段に記憶されているパラメータの第1の閾値を変更する変更手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、さらに、前記第1の閾値を変更する条件を示す、前記通信装置と接続先の装置との該回線に関するパラメータの第2の閾値を予め記憶し、
    前記変更手段は、制御手段によって自動的に回線を解放した場合に、前記検知された回線電圧の値が前記記憶手段に記憶されている、対応する第2の閾値以下であり、かつ、前記検知された回線電流の値が前記記憶手段に記憶されている、対応する第2の閾値以下であり、かつ、前記検知された制限抵抗の値が前記記憶手段に記憶されている、対応する第2の閾値以上であると、前記記憶手段に記憶されているパラメータの第1の閾値を、各検知されたパラメータの値に変更することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記履歴手段は、
    前記履歴手段に記憶されている履歴情報を、表示手段によって表示させるか、又は、印刷手段によって印刷させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記履歴手段は、
    前記通信装置の通信結果レポートとして、自動的に回線を解放した情報と、前記履歴情報と、前記パラメータの閾値とを、表示手段によって表示させるか、又は、印刷手段によって印刷させることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記履歴手段に記憶されている履歴情報は外部装置からアクセス可能であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、ファクシミリ装置であり、
    前記接続先の装置は、ターミナルアダプタであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の通信装置と、該通信装置と通信可能な外部接続機器と、サーバとを含む通信システムであって、
    前記外部接続機器は、
    前記自動的に回線を解放した情報と、前記履歴情報と、前記パラメータの閾値とを前記通信装置から取得する取得手段と、
    予め定められた設定情報に応じて、前記取得手段によって取得した情報を表示する表示手段と、
    前記予め定められた設定情報に応じて、前記取得手段によって取得した情報を前記サーバに転送する転送手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 回線を捕捉した後に回線を解放する条件を示す、通信装置と接続先の装置との該回線に関するパラメータの第1の閾値を予め記憶する記憶手段を備える通信装置の制御方法であって、
    検知手段が、回線を捕捉した後において、前記通信装置と接続先の装置との該回線に関するパラメータを定期的に検知する検知ステップ、
    比較手段が、前記記憶手段に記憶されているパラメータの前記第1の閾値と、前記検知ステップにおいて検知されたパラメータとを比較する比較ステップと、
    制御手段が、前記比較ステップによる比較の結果に基づき、自動的に回線を解放する制御ステップと、
    履歴手段が、前記制御ステップにおいて自動的に回線を解放した場合に、前記検知ステップにおいて検知したパラメータを履歴情報として記憶する履歴ステップと
    を実行することを特徴とする通信装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の通信装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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