JP2002314702A - xDSLモデム - Google Patents

xDSLモデム

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JP2002314702A
JP2002314702A JP2001115864A JP2001115864A JP2002314702A JP 2002314702 A JP2002314702 A JP 2002314702A JP 2001115864 A JP2001115864 A JP 2001115864A JP 2001115864 A JP2001115864 A JP 2001115864A JP 2002314702 A JP2002314702 A JP 2002314702A
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JP
Japan
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signal
subscriber line
modem
line
transmission
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Kosuke Arai
康祐 新井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/24Testing correct operation
    • H04L1/242Testing correct operation by comparing a transmitted test signal with a locally generated replica
    • H04L1/243Testing correct operation by comparing a transmitted test signal with a locally generated replica at the transmitter, using a loop-back

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続される加入者線の特性を、高速通信サー
ビスの開始に先立って自動的に収集可能なxDSLモデ
ムを提供することを目的とする。 【解決手段】 交換機101と加入者端末とを結ぶ加入
者線102によるディジタル通信に用いられ、スプリッ
タ104によってアナログ伝送手段106による電話通
信に用いられる通話信号およびアナログ制御信号から分
離されるデータ信号を用いるディジタル通信を行なうデ
ィジタル伝送手段105を備えたxDSLモデムにおい
て、高速通信サービスの開始に先立って、交換機101
によって加入者線102を介して送信された信号につい
ての受信結果に基づいて、加入者線102の伝送特性を
評価する評価手段111と、該評価手段111によって
得られた伝送特性をアナログ伝送手段106を介してネ
ットワークに送出する報告手段114とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、xDSL(x digit
al subscriber line) 技術を利用した高速通信サービス
を提供する際に、xDSLモデムに接続される電話回線
の諸特性を測定するための回線特性測定システムに関す
るものである。xDSL技術は、既存の電話線などの金
属ケーブルを用いて毎秒数メガビットの高速データ伝送
を行なうことが可能であるため、音声帯域モデムに代わ
る通信方式として注目されている。xDSL技術は、H
DSL(high bit rate DSL),SDSL(single line DS
L)、RADSL(rate adaptive DSL)、VSDL (very
high bit rate DSL)、ADSL(asymmetric DSL)を含
み、中でも、ADSL技術は、その非対称性がインター
ネットアクセスに適している上、技術仕様の標準化が進
んでいることから特に注目されており、ADSLモデム
を利用した高速通信サービスの普及が期待されている。
【0002】
【従来の技術】図10に、ADSLによる高速通信サー
ビスを提供する通信システムの構成例を示す。図10に
おいて、加入者宅に設置されたADSLモデム411お
よび電話機412は、スプリッタ413を介して加入者
線に接続されている。この加入者線は、交換局に設置さ
れたスプリッタ401に接続されており、加入者線を介
して交換局に到達した信号は、このスプリッタ401に
より音声通話に用いられる周波数帯域の信号とxDSL
技術において使用する周波数帯域の信号とに分別され、
通話用の信号は加入者交換機402に渡される。
【0003】また、図10に示した交換局には、ADS
Lによる高速通信サービス(以下、単に高速通信サービ
スと称する)を提供するプロバイダにより、加入者側の
ADSLモデムと対向するADSLモデム403が設置
されている。このADSLモデム403により、上述し
たスプリッタ401によって分離された周波数帯域のア
ナログ変調信号はディジタルデータ信号に変換された後
に、ルータ(またはATM交換機)404に渡され、こ
のルータ404により、所定のデータ通信経路を介して
プロバイダのサーバに渡される。また、プロバイダのサ
ーバから利用者に宛てて送り出されたディジタルデータ
信号は、逆の経路を辿ってルータ404からADSLモ
デム403に渡され、ADSLモデム403によってア
ナログ変調信号に変換された後に、スプリッタ401を
介して加入者線に送出される。
【0004】従来の高速通信サービスでは、NTT電話
回線の加入者と高速通信サービスを提供するプロバイダ
との間で契約が結ばれると、プロバイダからNTTに対
して工事依頼が発行され、この依頼に応じて、NTTに
より、該当する加入者線を音声通話用の加入者交換機4
02からADSLモデム403側に繋ぎかえる局内工事
が行なわれる。次いで、プロバイダによって、そのプロ
バイダによるサービス専用のADSLモデムが加入者宅
に設置され、その後、ADSLモデムの接続テストが行
なわれる。
【0005】この接続テストの結果、加入者宅に接続さ
れた加入者線において良好な通信品質が得られた場合に
は、その加入者は、ADSLモデムを利用して高速通信
サービスの提供を受けることができる。これに対して、
接続された加入者線において所定の通信品質が得られな
かった場合には、プロバイダから派遣された作業者によ
り、改めて、該当する加入者線について、通信品質の劣
化につながる原因を調査するために加入者線の特性を測
定する作業が行なわれる。
【0006】一般に、ADSLモデムにおける通信品質
を劣化させる主な原因として、加入社宅と交換局との間
の加入者線の線路長に比例する伝送損失と、日本国内に
おけるISDNサービスがピンポン方式でデータのやり
取りを行なっていることに伴う周期ノイズが挙げられ
る。したがって、加入者線の伝送損失および周期ノイズ
の有無およびその強度を測定することにより、通信品質
が劣化した原因を特定することが可能となり、特定され
た原因およびその程度に応じて、高速通信サービスの提
供が可能であるか否か、また、可能である場合に必要な
対策を判断することができる。
【0007】上述した回線特性の測定結果に基づいて、
高速通信サービスが可能であると判断された場合には、
プロバイダにより、例えば、NTTに依頼して加入者宅
に引かれた加入者線についての繋ぎ替え工事を行なうな
どの必要な対策が行なわれ、サービスに必要な通信品質
が確保された後に、高速通信サービスの提供が開始され
る。
【0008】これに対して、例えば、該当する加入者線
と同一のカッドを形成している加入者線からの漏話によ
って周期ノイズが発生している場合には、電話回線の繋
ぎ替え工事などによっても通信品質の向上を期待するこ
とができない。このような場合に、プロバイダは顧客と
の間で協議を行ない、伝送能力を限定したサービスを提
供するか、あるいは、高速通信サービスの提供そのもの
を断念するかを決定していた。
【0009】例えば、ADSLとISDNとの共存を図
るための技術としては、国際標準仕様であるG.liteおよ
びG.dmtにITUによる付属勧告Annex.Cを適用して運用
する技術がある。この付属勧告Annex.Cは、G.liteおよ
びG.dmtそれぞれについて、ADSLによる伝送レート
をISDNのクロック(400Hz)と同期して調整する仕
様について規定したものである。Annex.C には、近端漏
話電力が大きい期間で伝送レートを小さくするDBMモ
ードと、近端漏話電力が小さい期間だけを使用して伝送
を行なうFBMモードの2種類が規定されている。いず
れにしても、近端漏話電力が大きい期間における伝送能
力が大幅に制限されるため、全体としての伝送能力が低
下することは避けられないものの、ISDNからの干渉
を最小限に抑えることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、高速
通信サービスを解説する際の従来の手順では、ADSL
モデムを顧客の自宅などに設置して接続テストを行なっ
て初めて、該当する加入者線による通信品質が高速通信
サービスの提供に必要な条件を満たしているか否かが明
らかとなっていた。また、回線特性の測定作業などを行
なって、通信品質を劣化させた原因を特定したとして
も、必ずしもその原因を除去できるとは限らないため、
それまでに支出した費用および工数にかかわらず、サー
ビスの提供に至らない可能性もあった。
【0011】近年では、ADSLモデムを顧客に送付し
て、その設置作業および接続テスト作業を顧客に委ねる
ことにより、設置作業に関わる工数の削減を図っている
例も見られる。しかしながら、この場合にも、顧客が使
用する加入者線によって所定の通信品質が得られなけれ
ば、当然ながら、プロバイダ側から作業員を派遣して回
線特性の測定作業を行なう必要があり、相当の費用およ
び工数が発生してしまう。
【0012】このように、従来の高速通信サービスにお
いては、契約対象のサービスに用いられる加入者線の諸
特性を予め得る方策がないために、サービス契約によっ
て得られる収入のわりに、その開設のためにプロバイダ
が負担するリスクが非常に重くなっており、このこと
が、xDSL技術を利用した高速通信サービスを普及さ
せる上で大きな障害となっていた。
【0013】本発明は、接続される加入者線の特性を、
高速通信サービス開始前に自動的に収集可能なxDSL
モデムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1に、請求項1乃至請
求項5のxDSLモデムの原理ブロック図を示す。
【0015】請求項1の発明は、交換機101によって
加入者線102に送出された信号の受信結果に基づい
て、評価手段111が加入者線における伝送特性を評価
し、得られた伝送特性を、報告手段114がアナログ伝
送手段106の機能を利用してネットワークに送出する
ことを特徴とする。請求項1の発明は、交換機101が
加入者線に送出する信号の受信結果に基づいて、xDS
Lモデム103に備えられた評価手段111により、加
入者線102における伝送特性を、高速通信サービスの
開始に先立って自動的に測定し、更に、報告手段114
によってネットワークに送出することができる。例え
ば、この報告手段114によってネットワークに送出さ
れた伝送特性をプロバイダが受け取れば、サービスの対
象となる加入者線についての伝送特性をサービスの開始
前に知ることができる。これにより、プロバイダ側で
は、高速通信サービスの運用前に、個々の顧客につい
て、該当する加入者線を利用した場合に得られる通信品
質を推定し、高速通信サービスを提供できるか否か、お
よび提供可能なサービスの範囲などを検討することがで
きる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載のxD
SLモデムにおいて、評価手段111に備えられた要求
手段112が、アナログ伝送手段106を介して所定の
要求信号をネットワークに送出し、この要求信号に応じ
て交換機101から返されたアナログ信号についての受
信結果を解析手段113によって解析することにより、
加入者線における伝送特性を表す評価指標を求めること
を特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、プロバイダに対する要
求信号を既存の電話通信に用いられるアナログ信号とし
て送出し、また、この要求信号に応じて交換機101に
よって送信されたアナログ信号に基づいて、加入者線に
ついての伝送特性を表す評価指標を求めることができ
る。ここで、交換機101の仕様などによって、交換機
101が加入者線に送出するアナログ信号の特性が厳密
に規定されていることや、一般に加入者線として利用さ
れている伝送路について、線路長とアナログ信号につい
ての減衰率との関係が既知であることを利用すれば、解
析手段113により、交換機101とxDSLモデム1
03とを結ぶ加入者線102の線路長を精密に推定する
ことが可能である。
【0018】請求項3の発明は、請求項2に記載のxD
SLモデムにおいて、解析手段113に備えられた制御
信号測定手段121により、交換機101によって加入
者線に送出された呼出信号あるいは第2ダイヤルトーン
について受信レベルを測定し、信号損失算出手段122
により、この受信レベルに基づいて加入者線102によ
る伝送損失を算出することを特徴とする。
【0019】請求項3の発明は、制御信号測定手段12
1によって、呼出信号あるいは第2ダイヤルトーン信号
について測定した結果に基づいて、信号損失算出手段1
22により、加入者線102による伝送損失を算出し、
加入者線102における伝送特性を表す評価指標として
出力することができる。なお、請求項2に記載のxDS
Lモデムにおいて、解析手段112に備えた通話信号測
定手段123により、交換機101によって加入者線1
02に送出されるアナログ変調信号について受信レベル
を測定し、信号損失算出手段122により、この受信レ
ベルに基づいて加入者線102による伝送損失を算出す
る構成とすることもできる。
【0020】このような構成を採用した場合は、例え
ば、勧告V.90の規定に従うディジタル変調信号を交
換機101によって変換して得られる300Hz〜3.4
kHz のアナログ変調信号について、通話信号測定手段1
23により受信レベルを測定し、このアナログ変調信号
の受信レベルを信号損失算出手段122による処理に供
することにより、上述したアナログ変調信号の周波数帯
域(300Hz〜3.4kHz)の信号について、加入者線1
02による伝送損失を求めることができる。
【0021】図2に、請求項4および請求項5のxDS
Lモデムの原理ブロック図を示す。請求項4の発明は、
請求項1に記載のxDSLモデムにおいて、評価手段1
11に備えられた電流/電圧測定手段124により、回
線電流あるいはこの回線電流によって生じる撚り線対間
の電位差を測定し、得られた電流値あるいは電圧値に基
づいて、直流損失算出手段125によって、加入者線1
02における伝送損失を算出することを特徴とする。
【0022】請求項4の発明は、オフフック状態におい
て電流/電圧測定手段124によって回線電流あるいは
この回線電流によって生じる撚り線対間の電位差を測定
することにより、この回線電流あるいは電位差に基づい
て、直流損失算出手段125により、直流についての損
失を加入者線102における伝送損失を表す指標として
算出することができる。
【0023】請求項5の発明は、請求項1に記載のxD
SLモデムにおいて、評価手段111に備えられた雑音
検出手段126により、スプリッタ104によってアナ
ログ信号から分離され、ディジタル伝送手段105に入
力されるデータ信号から所定の閾値以上の電力を持つ雑
音を検出し、周期性調査手段127により、検出された
雑音について周期性を調査することを特徴とする。
【0024】請求項5の発明は、雑音検出手段126に
よって検出された雑音について、周期性調査手段127
により、例えば、検出タイミングが所定の同期信号の周
期に相当する周期性があるか否かを調査することによ
り、xDSL方式によるデータ通信に悪影響を及ぼす要
因の一つであるISDN回線からの干渉の程度に関する
評価指標を求めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について詳細に説明する。図3に、本発明のx
DSLモデム装置の実施形態を示す。図3に示したxD
SLモデム装置220は、スプリッタ223およびアナ
ログモデムユニット222を内蔵している。このxDS
Lモデム装置220において、スプリッタ223は、加
入者線を介して受信した信号をディジタルデータ信号と
アナログ音声信号とに分離し、データ信号をxDSLモ
デムユニット221に渡し、アナログ音声信号を網制御
ユニット(NCU)224を介してアナログモデムユニッ
ト222に渡す。また、アナログモデムユニット222
が網制御ユニット224を介して回線に送出するアナロ
グ音声信号およびxDSLモデムユニット221によっ
て回線に送出されるデータ信号は、このスプリッタによ
って混合され、加入者線に送出される。このxDSLモ
デム装置220において、xDSLモデムユニット22
1およびアナログモデムユニット222は、例えば、U
SBインタフェース226を介してパーソナルコンピュ
ータ(PC)230に接続されている。
【0026】また、図3に示したxDSLモデム装置2
20において、回線特性測定部225は、スプリッタ2
23によって分離出力されたアナログ音声信号およびデ
ィジタルデータ信号を監視し、USBインタフェース2
26を介してパーソナルコンピュータ230から受信し
た指示によって指定されたアナログ音声信号およびディ
ジタルデータ信号について後述する測定処理を行ない、
インタフェース226を介して、得られた測定結果をパ
ーソナルコンピュータ230に通知する役割を果たして
いる。
【0027】一方、図3に示したパーソナルコンピュー
タ230において、モデム制御部231は、例えば、x
DSLモデム装置220をパーソナルコンピュータ23
0にインストールした際にセットアップされたプログラ
ムを、パーソナルコンピュータ230に備えられた中央
処理装置(図示せず)が実行することによって実現されて
いる。
【0028】このモデム制御部231に備えられた測定
制御部232は、例えば、入力装置234によって回線
特性の測定処理を開始する旨の指示が入力されたとき
に、入出力制御部235を介してこの指示を受け取り、
この指示に応じて、後述する手順に従って、USBイン
タフェース236を介してxDSLモデム装置220に
回線特性を測定するための指示を送出する。また、この
測定制御部232は、xDSLモデム装置220に備え
られた回線特性測定部225によって測定された結果
を、USBインタフェース236を介して収集する。こ
の測定制御部232によって収集された測定結果に基づ
いて、特性値算出部237は、xDSL技術を用いた通
信サービスの実現性を判定するために必要な回線の特性
値を算出し、得られた特性値を結果報告部233に渡
す。結果報告部233は、特性値算出部237によって
得られた特性値を含む報告用メッセージを作成し、US
Bインタフェース236を介してxDSLモデム装置2
20に備えられたアナログモデムユニット222にこの
報告用メッセージを渡して送信を依頼する。更に、この
結果報告部233により、上述した報告用メッセージを
表示するための表示データを作成し、表示制御部238
に対してこの報告用メッセージの表示を依頼して、ディ
スプレイ装置(DP)239を介して利用者に測定結果に
関する情報を提供してもよい。
【0029】以下の説明において、xDSLモデム装置
220に備えられたUSBインタフェース226および
パーソナルコンピュータ230に備えられたUSBイン
タフェース236を総称する場合には、単に、USBイ
ンタフェースと称する。
【0030】また、図4に、回線特性測定部の詳細構成
を示す。図4に示した回線特性測定部225において、
変調信号測定部241は、USBインタフェース226
を介して受信した指示に応じて、アナログモデムユニッ
ト222によって受信される変調信号の信号レベルを測
定し、USBインタフェース226を介してこの測定結
果をパーソナルコンピュータ230に通知する。また、
図4に示した干渉検出部242において、弁別器243
は、USBインタフェース226を介して受信した指示
に応じて、xDSLモデムユニット221によって受信
される高周波数帯域の信号を監視し、所定の信号レベル
以上の雑音を検出したときに、検出信号を出力して同期
検出部244に通知する。また、同期信号生成部245
は、ISDNによるデータ伝送に用いられる同期信号と
同等の周波数の信号を生成し、同期信号として同期検出
部244に供給する。この同期検出部244は、同期信
号生成部245から受信した同期信号と弁別器243か
ら受信した検出信号とに基づいて、弁別器243によっ
て所定の信号レベル以上の雑音が検出される周期と同期
信号との関係を調べ、USBインタフェース226を介
してその結果をパーソナルコンピュータ230に通知す
る。
【0031】ここで、xDSLモデムユニット221が
上述した付属勧告Annex.C 対応している場合は、日本型
のISDNにおけるピンポン方式によるデータ伝送に用
いられる周波数400Hzの同期信号を生成する素子を備
えているので、この素子を同期信号生成部245として
利用することができる。以下に、図1に示した各手段
と、図3および図4に示した各部との対応関係を示す。
【0032】図1に示したアナログ伝送手段106は、
図3に示したNCU224およびアナログモデムユニッ
ト222によって実現されている。また、図3に示した
xDSLモデムユニット221は、図1に示したディジ
タル伝送手段105に相当するものである。一方、図1
に示した評価手段111の機能は、図3に示したxDS
Lモデム装置220に備えられた回線特性測定部225
が、USBインタフェースを介してパーソナルコンピュ
ータ230に備えられたモデム制御部231との間でデ
ータの授受を行なうことによって実現される。図1に示
した要求手段112の機能は、図3に示したモデム制御
部231に備えられた測定制御部232が、後述する手
順に従って、USBインタフェースを介して、アナログ
モデムユニット222およびNCU224に対して、所
定のメッセージの送信を依頼することによって実現され
る。また、図1に示した解析手段113の機能は、図3
に示したxDSLモデム装置220に備えられた回線特
性測定部225と、パーソナルコンピュータ230のモ
デム制御部231に備えられた特性算出部237とが、
測定制御部232からの指示に応じて動作することによ
って実現される。また、図1に示した報告手段114の
機能は、図3に示した結果報告部233によって作成し
たメッセージを、USBインタフェースを介してxDS
Lモデム装置220に送信し、アナログモデムユニット
222に対してこのメッセージの送信を依頼することに
よって実現される。図1に示した通話信号測定手段12
3は、図4に示した変調信号測定部241に相当し、損
失算出手段122は、図3に示した特性値算出部237
に相当する。また、図4に示した弁別器243は、図2
に示した雑音検出手段126に相当するものであり、ま
た、図4に示した同期信号生成部245および同期検出
部244により、図2に示した周期性調査手段127の
機能が果たされている。
【0033】なお、図1に示した制御信号測定手段12
1については後述する。以下、回線特性を測定する動作
について詳細に説明する。図5に、回線特性測定動作を
説明するシーケンス図を示す。また、図6に、測定動作
を表す流れ図を示す。以下の説明では、この図5および
図6とともに、図3および図4を参照する。
【0034】例えば、図3に示したパーソナルコンピュ
ータ230に備えられた入力装置234を介して所定の
測定開始指示が入力されたときに、モデム制御部231
に備えられた測定制御部232は、USBインタフェー
スを介して、xDSLモデム装置220に備えられたN
CU224にプロバイダが設置している管理センタの電
話番号を渡し、この電話番号に宛てて発呼する旨を指示
する。この発呼指示に応じて、NCU224により、通
常の発呼動作が行なわれ、管理センタとの間に通話路が
形成される(ステップ301、図5参照)。
【0035】ここで、加入者宅に設置されたxDSLモ
デム装置220と交換機との間の伝送路は、一般的な加
入者線、すなわち、2本の銅線を撚って形成されるいわ
ゆる撚り線対(twisted pair cable)である。一方、後述
する手順において、回線特性を測定するための信号とし
て、ITUによる勧告V.90に従うアナログ変調信号
を用いる場合には、この交換機とプロバイダによって設
置されている管理センタとの間に敷設された伝送路は、
ディジタル信号が伝送されるディジタル回線である必要
がある。
【0036】図5に示した通話路形成通知によって通話
路が形成された旨が通知された後に、測定制御部232
は、USBインタフェースを介して、所定の信号要求メ
ッセージをアナログモデムユニット222に渡し、この
メッセージを上述した管理センタに送信する旨を指示す
る。この指示に応じて、アナログモデムユニット222
は、測定制御部232から受け取ったメッセージをアナ
ログ変調信号に変換し、NCU224およびスプリッタ
223を介して加入者線に送出する。このアナログ変調
信号は、上述した信号要求メッセージを表す要求信号と
して、上述した通話路を介して管理センタに伝達される
(図5および図6ステップ302参照)。
【0037】また、このとき、測定制御部232は、変
調信号測定部241に対して、アナログモデムユニット
222に入力されるアナログ変調信号について信号レベ
ルを測定する旨を、USBインタフェースを介して指示
する。一方、上述した要求信号に対する応答信号とし
て、管理センタにより、ITUによる勧告V.90の規
定に従って所定のテストデータを変換して得られるディ
ジタル変調信号が伝送路に送出され、交換機において、
アナログ変調信号に変換された後に、加入者線を介して
xDSLモデム装置220に備えられたアナログモデム
ユニット222に到達する(図5参照)。
【0038】このとき変調信号測定部241は、アナロ
グモデムユニット222に入力されるアナログ変調信号
について信号レベルを測定し(ステップ303)、測定
結果をUSBインタフェースを介して測定制御部232
に通知する(図5参照)。測定制御部232は、変調信
号測定部241から通知された測定結果を特性値算出部
237に渡し、この特性値算出部237により、測定結
果と交換機の仕様に基づく基準値とに基づいて、この加
入者線についての回線特性を示す特性値の算出が行なわ
れる(ステップ304、図5参照)。例えば、測定結果
として受け取った信号レベルの平均値DVAを交換機の仕
様に基づく基準値DVSで除算すれば、加入者線における
伝送損失を示す指標として減衰率を求めることができ
る。また、一般的な加入者線については、アナログ変調
信号の周波数帯域を含む範囲について、信号の減衰率と
線路長との対応関係が知られているので、この対応関係
と上述した手順で得られた減衰率とに基づいて、xDS
Lモデム装置220から交換機までの加入者線の線路長
を求めることができる。
【0039】ここで、上述したディジタル変調信号は、
管理センタから顧客側の交換機までの伝送経路において
はディジタル信号として伝送され、顧客側の交換機にお
いてはじめてアナログ信号に変換され、加入者線を介し
てxDSLモデム装置220に伝達される。したがっ
て、上述したようにして測定される受信レベルは、純粋
に、顧客側の交換機からxDSLモデム装置220まで
の加入者線による伝送損失を反映しているので、アナロ
グ変調信号の信号レベルに基づいて、加入者線による伝
送損失を正確に評価することができる。
【0040】次に、xDSLモデム装置220に接続さ
れた加入者線に他の加入者線から漏洩するノイズに関す
る特性を評価する方法について説明する。例えば、上述
したディジタル変調信号の入力が終了した後に、測定制
御部232は、図4に示した特性測定部225におい
て、干渉検出部242に備えられた弁別器243および
同期検出部244に対して、ノイズレベルの監視を開始
する旨をUSBインタフェースを介して指示する(図5
参照)。この指示に応じて、同期検出部244は、例え
ば、同期信号生成部245から受信した同期信号の位相
を変えながら、同期信号の1周期内において弁別器24
2から受信した検出信号がどのように分布しているかを
調べ(図6のステップ305)、この調査結果をUSBイ
ンタフェースを介してモデム制御部231に備えられた
測定制御部232に通知する(図5参照)。
【0041】特性値算出部237は、測定制御部232
からこの調査結果を受け取り、この調査結果に基づい
て、例えば、上述した同期検出部244において変化さ
せられた各位相について、同期信号の1周期の前半と後
半とにそれぞれ分布する検出信号の比率rを算出し、そ
の最大値Rsを、所定の閾値Th以上の信号電力を持つノ
イズが頻繁に混入するタイミングと同期信号と同期を示
す指標、すなわち、ノイズの周期性を示す指標として、
結果報告部233に通知する(ステップ306)。
【0042】ここで、電話線ケーブルを構成するサブユ
ニットに測定対象となる加入者線とともにISDN回線
が収容されている場合には、ISDN回線の加入者側か
ら交換機に向かう上りデータが伝送されるタイミングに
おいて、周期的に電力の大きいノイズ、すなわち、近端
漏話が発生することが知られている。したがって、上述
した手順によってノイズの周期性を評価することによ
り、測定対象となる加入者線に近接してISDN回線が
収容されているか否かを判定するための指標を得ること
ができる。
【0043】次に、結果報告部233は、ステップ30
4において得られた減衰率および線路長の推定値と上述
したノイズの周期性を示す評価値とを含む報告メッセー
ジを作成し、USBインタフェースを介してアナログモ
デムユニット222にこの報告メッセージの送信を依頼
する(図5参照)。この依頼に応じて、アナログモデムユ
ニット222により、このメッセージはアナログ変調信
号(図5において、結果報告信号として示す)に変換さ
れ、管理センタとの間に設定された通話路を介して伝送
されて(図6のステップ307)、管理センタに通知され
る。
【0044】また、結果報告部233からの依頼に応じ
て、図3に示した表示制御部238が、この報告メッセ
ージをディスプレイ装置239に表示する処理を行なう
ことにより(ステップ308)、測定対象となる加入者
線について得られた回線特性に関する情報を利用者に提
供することができる。一方、上述した結果報告信号に基
づいて報告メッセージを受信した管理センタにおいて
は、報告メッセージに含まれる各データに基づいて、該
当する加入者線を用いた場合に期待できる通信品質が推
定され、この推定結果に基づいて、xDSL方式による
高速通信サービスの可否や、必要な対策および提供可能
なサービスの範囲について、検討が行なわれる。
【0045】また、プロバイダ側において得られた検討
結果は、上述した通話路を介してxDSLモデム装置2
20に送信され、アナログモデムユニット222によっ
て受信された後、更に、モデム制御部231に通知され
る(図5および図6のステップ309参照)。モデム制
御部231により、このようにして通知された検討結果
を入出力制御部235に渡して出力を指示すれば(図6
のステップ310)、この検討結果を利用者に提供する
ことができる。
【0046】その後、モデム制御部231は、USBイ
ンタフェースを介してxDSLモデム装置220に備え
られたNCU224に回線を切断する旨を指示し(ステ
ップ311)、処理を終了すればよい。このようにし
て、xDSL方式による高速通信サービスの運用開始に
先立って、信頼性のある測定結果に基づいて、高速通信
サービスのプロバイダにより上述したようなサービスに
関する検討することを可能とすることにより、回線特性
の測定のために、保守作業者を派遣するために発生する
人件費などを不要とすることができる。したがって、x
DSL方式による高速通信サービスを提供するプロバイ
ダがサービスを開設する際に払うリスクを大幅に削減す
ることができる。
【0047】更に、上述したようにして得られた回線特
性に基づいて、プロバイダにより、提供可能な通信品質
を正確に推定することが可能となるので、必要な対策や
提供可能なサービスの範囲を的確に判断し、個々の顧客
にきめ細かく対応したサービスを提供することができ
る。例えば、上述した回線の伝送特性として、伝送損失
が大きい旨のデータが得られた場合には、サービス提供
のための対策として、より伝送損失の少ない回線への繋
ぎ替えが必要であることを確実に判断することができ
る。また、ISDN機器からの近端漏話による周期ノイ
ズが通信品質を劣化させている主な原因である場合は、
この周期ノイズの影響を避ける技術(ITUによるAD
SL方式に関する国際標準仕様であるG.liteおよびG.dm
tの付属勧告Annex.C 参照)を適用し、例えば、通信速度
を500kbpsまで絞ったサービスを提供することをプロ
バイダから顧客に提案することも考えられる。
【0048】これにより、プロバイダが提供可能なサー
ビスの幅を拡大するとともに、顧客の選択の幅を広げ、
全体として顧客に対するサービス性の向上を図ることが
できる。また、顧客の環境に適した提案およびそれに伴
う費用を、プロバイダ側において行なわれた検討結果と
ともに顧客のxDSLモデム装置220に宛てて送信す
ることにより、サービス提供のための契約に先立って、
プロバイダから顧客に十分な情報を伝えることできるの
で、契約に関わるトラブルを事前に防ぐことが可能であ
る。
【0049】次に、本発明にかかわるxDSLモデムの
別実施形態について説明する。図7に、本発明にかかわ
るxDSLモデムの第2の実施形態を示す。図7に示し
たxDSLモデム装置220において、図3および図4
に示した各部と同等のものについては、同一の符号を付
して示し、説明を省略する。図7に示したxDSLモデ
ム装置220に備えられる回線特性測定部225は、図
4に示した変調信号測定部241の代わりに、呼出信号
測定部246を備えている。
【0050】この呼出信号測定部246は、図1に示し
た制御信号測定手段121に相当するものであり、US
Bインタフェース226を介して受け取った指示に応じ
て、呼出信号、すなわち、交換機から着信側の加入者線
に送出される交流信号であって、所定の電圧値Vr0(A
C75V)を16Hzで変調した信号がNCU224に入
力される際に、この呼出信号の受信レベルを測定し、測
定結果をUSBインタフェース226を介してパーソナ
ルコンピュータ230に備えられたモデム制御部231
に送出する。
【0051】この場合に、モデム制御部231に備えら
れる測定制御部232は、図6に示したステップ302
と同様にして要求信号を送信した後に、USBインタフ
ェースを介してNCU224に回線の切断を指示して一
旦回線を切断する。その後、USBインタフェースを介
して呼出信号測定部246に受信レベルの測定を指示
し、呼出信号の着信を待てばよい。なお、この場合に、
測定制御部232は、顧客の電話番号を含んだ要求信号
を送信し、また、この要求信号に応じて、管理センタに
よって、図5に示したV.90ディジタル変調信号を送
信する動作に代えて、要求信号によって示される電話番
号を指定した発呼動作を行なうことにより、交換機によ
って呼出信号を生成し、該当する加入者線に送出するこ
とができる。
【0052】ここで、交換機から加入者線に送出される
呼出信号の振幅は、非常に厳密に規定されている。した
がって、図6に示したステップ302の代わりに、この
呼出信号の受信レベルDrを測定する手順を実行し、ま
た、ステップ303に代えて、この受信レべルDrを上
述した基準の電圧値Vr0で除算して得られた呼出信号の
減衰率に基づいて、加入者線の線路長を推定する手順を
実行することにより、加入者線の線路長を極めて精密に
推定することができる。
【0053】また、図8に、本発明にかかわるxDSL
モデムの第3の実施形態を示す。図8に示したxDSL
モデム装置220において、図3および図4に示した各
部と同等のものについては、同一の符号を付して示し、
説明を省略する。
【0054】図8に示したxDSLモデム装置220に
備えられる回線特性測定部225は、図4に示した変調
信号測定部241の代わりに、トーン測定部247を備
えている。このトーン測定部247は、図1に示した制
御信号測定手段121に相当するものであり、USBイ
ンタフェース226を介して受け取った指示に応じて、
第2ダイヤルトーン、すなわち、内線番号などを指定す
るために、交換機から着信側の加入者線に送出される交
流信号であって、所定の電圧値Vt0を所定の周波数(例
えば、400Hz)で変調した信号がアナログモデムユニ
ット222に入力される際に、この第2ダイヤルトーン
の受信レベルを測定し、測定結果をUSBインタフェー
ス226を介してパーソナルコンピュータ230に備え
られたモデム制御部231に送出する。
【0055】この場合には、要求信号に応じて、管理セ
ンタにより、図5に示したV.90ディジタル変調信号
に代えて、所定の内線番号を示すディジタル制御信号が
通話路に送出され、このディジタル制御信号に基づい
て、交換機により、この内線番号を示す第2ダイヤルト
ーンが生成されて、加入者線に送出される。上述した呼
出信号と同様に、交換機から加入者線に送出されるこの
第2ダイヤルトーンの振幅もまた非常に厳密に規定され
ている。したがって、図6に示したステップ302の代
わりに、この第2ダイヤルトーンの受信レベルDtを測
定する手順を実行し、また、ステップ303に代えて、
この受信レべルDtを上述した基準の電圧値Vdtで除算
して得られた第2ダイヤルトーンの減衰率に基づいて、
加入者線の線路長を推定する手順を実行することによ
り、対象となる加入者線の線路長を極めて精密に推定す
ることができる。
【0056】なお、図1に示した制御信号測定手段12
1によって測定する制御信号は、呼出信号および第2ダ
イヤルトーンに限らず、交換機が加入者線に送出する際
の振幅が厳密に規定されている信号を用いることができ
る。また、図9に、本発明にかかわるxDSLモデムの
第4の実施形態を示す。
【0057】図9に示したxDSLモデム装置220に
おいて、図3および図4に示した各部と同等のものにつ
いては、同一の符号を付して示し、説明を省略する。図
9に示したxDSLモデム装置220に備えられる回線
特性測定部225は、図4に示した変調信号測定部24
1の代わりに、回線電流測定部248を備えている。
【0058】この回線電流測定部248は、USBイン
タフェース226を介して受け取った指示に応じて、回
線電流、すなわち、ハンドセットをオフフック状態とし
た際に、交換機に備えられた定電圧電源と電話機などの
加入者端末と加入者線とを含む回路に流れる直流電流を
測定し、測定結果をUSBインタフェース226を介し
てパーソナルコンピュータ230に備えられたモデム制
御部231に送出する。
【0059】この場合に、モデム制御部231に備えら
れた測定制御部232(図3参照)は、NCU224に
対してオフフック操作を指示すると同時に、回線電流測
定部248に対して、回線電流値を測定する旨を指示す
る。交換機に備えられた定電圧電源Vsの仕様および加
入者線の終端に用いられる抵抗値は極めて厳密に規定さ
れており、また、一般の加入者線における伝送距離と回
線電流値との関係は既知である。したがって、図6に示
したステップ302の代わりに、この回線電流値Icを
測定する手順を実行し、また、ステップ303に代え
て、特性値算出部237により、この回線電流値Icと
加入者線の終端に用いられる抵抗値Rtとから求めた電
圧降下Vcを電源電圧Vsで除算して減衰率を算出し、
更に、この減衰率に基づいて、加入者線の線路長を推定
する手順を実行することにより、対象となる加入者線の
線路長を極めて精密に推定することができる。
【0060】このように、USBインタフェース226
を介して入力される指示に応じて、NCU224がオフ
フック操作を行なうとともに、回線電流測定部249が
回線電流の電流値を測定することにより、図2に示した
電流/電圧測定手段124の機能が実現されている。ま
た、回線電流測定部249によって得られた電流値に基
づいて、特性値算出部237が、上述した手順にしたが
って減衰率を算出することにより、図2に示した直流損
失算出手段125の機能が実現されている。
【0061】なお、図9に示した回線電流測定部248
に代えて、電圧測定部249を備えて回線特性測定部2
25を構成し、上述したようにして回線電流値を測定す
る代わりに、加入者線を形成している2本の銅線間に生
じる電位差を測定することによって、加入者線の終端抵
抗を回線電流が流れたことによる電圧降下Vcを直接に
測定し、この電圧降下Vcに基づいて、加入者線の線路
長を推定する手順を実行することにより、対象となる加
入者線の線路長を極めて精密に推定することができる。
【0062】以上の説明に関して、更に、以下の各項を
開示する。 (付記1) 交換機と加入者端末とを結ぶ加入者線による
ディジタル通信に用いられ、スプリッタによってアナロ
グ伝送手段による電話通信に用いられる通話信号および
アナログ制御信号から分離されるデータ信号を用いるデ
ィジタル通信を行なうディジタル伝送手段を備えたxD
SLモデムにおいて、前記交換機によって前記加入者線
を介して送信された信号についての受信結果に基づい
て、前記加入者線の伝送特性を評価する評価手段と、該
評価手段によって得られた伝送特性を前記アナログ伝送
手段を介してネットワークに送出する報告手段とを備え
たことを特徴とするxDSLモデム。
【0063】(付記2) 評価手段は、高速通信サービス
の開始に先立って、アナログ伝送手段を介して所定の要
求信号をネットワークに送出する要求手段と、高速通信
サービスを提供するプロバイダによって前記要求信号に
対して返される応答信号に対応して、前記xDSLモデ
ムが直接に接続された前記交換機によって生成されて前
記加入者線を介して送信されるアナログ信号についての
受信結果を解析し、前記加入者線の伝送特性を表す評価
指標を求める解析手段とを備えた構成であることを特徴
とする付記1記載のxDSLモデム。
【0064】(付記3) 解析手段は、交換機から送信さ
れる第2ダイヤルトーンまたは呼出信号について受信レ
ベルを測定するレベル測定手段と、前記受信レベルに基
づいて、交換機と加入者端末との間の金属ケーブルによ
る伝送損失を算出し、前記金属ケーブルの伝送特性を評
価するための指標として出力する信号損失算出手段とを
備えた構成であることを特徴とする付記2記載のxDS
Lモデム。
【0065】(付記4) 解析手段は、ITUによる勧告
V.90の規定に従う所定の変調信号に応じて交換機か
ら送信されたアナログ変調信号について受信レベルを測
定する信号レベル測定手段と、前記受信レベルに基づい
て、交換機とxDSLモデムとの間の加入者線による伝
送損失を算出し、前記加入者線の回線特性を評価するた
めの指標として出力する信号損失算出手段とを備えた構
成であることを特徴とする付記2記載のxDSLモデ
ム。
【0066】(付記5) 評価手段は、高速通信サービス
の開始に先立って、オフフック状態において交換機とx
DSLモデムとの間の加入者線に流れる回線電流あるい
は、前記回線電流が流れている状態において前記加入者
線を形成する2本の銅線間にかかる電圧を測定する電流
/電圧測定手段と、得られた電流値あるいは電圧値に基
づいて、前記加入者線による伝送損失を算出し、前記加
入者線の伝送特性を評価するための指標として出力する
直流損失算出手段とを備えたことを特徴とする付記1記
載のxDSLモデム。
【0067】(付記6) 評価手段は、高速通信サービス
の開始に先立って、スプリッタによってアナログ信号か
ら分離され、xDSLモデムに備えられたディジタル伝
送手段に入力される信号から所定の閾値以上の受信レベ
ルを持つ雑音を検出する雑音検出手段と、前記雑音検出
手段によって検出された雑音について周期性を調査し、
得られた調査結果を前記加入者線についての伝送特性を
評価する指標として出力する周期性調査手段とを備えた
構成であることを特徴とする付記1記載のxDSLモデ
ム。
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、xDSL方式による高速通信サービスの運用
開始に先立って、交換機によって加入者線に送出される
アナログ信号の受信レベルを測定することにより、xD
SLモデムに接続された加入者線の伝送特性として、ア
ナログ信号についての伝送損失を自動的に測定し、測定
結果をネットワークに送出することができる。これによ
り、例えば、プロバイダが設置している管理装置にによ
り、サービスの対象となる加入者線の伝送特性に関する
情報を受信して収集することができる。そして、この測
定されたアナログ信号の伝送損失に基づけば、加入者端
末と交換機と間の線路長を精密に求めることが可能であ
る。ここで、この線路長は、xDSL方式による高速通
信サービスにおける通信品質を推定する上で非常に重要
な指標であり、従来、このような測定作業のために保守
作業者を派遣していたことがプロバイダにとって大きな
負担であったことを考えれば、上述したようにして、x
DSLモデムにより、伝送特性を自動的に測定してネッ
トワークに送出し、プロバイダがサービスの提供が可能
か否かを判断するために必要な情報を自動的に収集する
ことを可能としたことにより、サービスを開設する際
に、プロバイダが負担していたリスクを大幅に軽減する
効果は極めて大きい。そして、これにより、xDSL方
式による高速通信サービスの普及を強力に推進すること
ができる。
【0069】請求項2および請求項3の発明によれば、
交換機の仕様によって厳密に規定されたアナログ信号に
ついて加入者線における伝送損失を評価することによ
り、交換機とxDSLモデムとの間の加入者線の線路長
を精密に推定し、xDSL方式による高速通信サービス
の提供が可能か否かを判定するための重要な指標とする
ことができる。また、勧告V.90の規定に従うアナロ
グ変調信号の受信レベルを測定すれば、幅広い周波数帯
に渡る伝送損失を測定することが可能となるので、該当
する回線において期待し得る通信品質を評価する上で非
常に有用である。
【0070】また、請求項4の発明によれば、xDSL
方式による高速通信サービスの運用開始に先立って、回
線電流あるいは撚り線対間の電圧を測定することによ
り、xDSLモデムに接続された加入者線の伝送特性と
して、アナログ信号についての伝送損失を自動的に測定
することができる。これにより、該当する加入者線につ
いて線路長を推定することができるので、この測定のた
めにプロバイダから作業者を派遣することを不要とし、
サービスを開設する際に、プロバイダが負担していたリ
スクを大幅に軽減することができる。
【0071】また、請求項5の発明によれば、xDSL
方式による高速通信サービスの運用開始に先立って、加
入線の伝送特性として、金属ケーブルに入り込んだ雑音
の強度およびその周期性を自動的に評価することによ
り、ISDN回線からの近端漏話による通信品質への影
響を推定することができる。このISDN回線からの干
渉は、xDSL方式による高速通信サービスにおける通
信品質を推定する上で非常に重要な指標であり、従来、
このような測定作業のために保守作業者を派遣していた
ことがプロバイダにとって大きな負担であったことを考
えれば、上述したようにして、伝送特性を自動的に測定
可能としたことにより、サービスを開設する際に、プロ
バイダが負担していたリスクを大幅に軽減する効果は極
めて大きい。そして、これにより、xDSL方式による
高速通信サービスの普及を強力に推進することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3のxDSLモデムの原理
ブロック図を示す図である。
【図2】請求項4および請求項5のxDSLモデムの原
理ブロック図を示す図である。
【図3】本発明のxDSLモデムの第1実施形態を示す
図である。
【図4】xDSLモデムの詳細構成を示す図である。
【図5】回線特性を測定する動作を説明するシーケンス
図である。
【図6】回線特性を測定する動作を表す流れ図である。
【図7】本発明のxDSLモデムの第2実施形態を示す
図である。
【図8】本発明のxDSLモデムの第3実施形態を示す
図である。
【図9】本発明のxDSLモデムの第4実施形態を示す
図である。
【図10】ADSLによる高速通信サービスを提供する
通信システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
101 交換機 102 加入者線 103、220 xDSLモデム 104、223、401、413 スプリッタ 105 ディジタル伝送手段 106 アナログ伝送手段 111 評価手段 112 要求手段 113 解析手段 114 報告手段 121 制御信号測定手段 122 信号損失算出手段 123 通話信号測定手段 124 電流/電圧測定手段 125 直流損失算出手段 126 雑音検出手段 127 周期性調査手段 220 xDSLモデム装置 221 xDSLモデムユニット 222 アナログモデムユニット 224 網制御ユニット(NCU) 225 回線特性測定部 226,236 USBインタフェース 230、414 パーソナルコンピュータ(PC) 231 モデム制御部 232 測定制御部 233 結果報告部 233 報告作成部 234 入力装置 235 入出力制御部 237 特性値算出部 238 表示制御部 239 ディスプレイ装置(DP) 241 変調信号測定部 242 干渉検出部 243 弁別器 244 同期検出部 245 同期信号生成部 246 呼出信号測定部 247 トーン測定部 248 回線電流測定部 402 加入者交換機 403 ADSLモデム 404 ルータ 411 ADSLモデム 412 電話機
フロントページの続き Fターム(参考) 5K042 AA03 BA08 CA06 CA18 DA13 DA17 EA03 FA29 GA02 HA02 JA02 JA08 5K101 MM05 SS04 UU20 VV03 VV06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機と加入者端末とを結ぶ加入者線に
    よるディジタル通信に用いられ、スプリッタによってア
    ナログ伝送手段による電話通信に用いられる通話信号お
    よびアナログ制御信号から分離されるデータ信号を用い
    るディジタル通信を行なうディジタル伝送手段を備えた
    xDSLモデムにおいて、 高速通信サービスの開始に先立って、前記交換機によっ
    て前記加入者線を介して送信された信号についての受信
    結果に基づいて、前記加入者線の伝送特性を評価する評
    価手段と、 該評価手段によって得られた伝送特性を前記アナログ伝
    送手段を介してネットワークに送出する報告手段とを備
    えたことを特徴とするxDSLモデム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のxDSLモデムにおい
    て、 評価手段は、 アナログ伝送手段を介して所定の要求信号をネットワー
    クに送出する要求手段と、 高速通信サービスを提供するプロバイダによって前記要
    求信号に対して返される応答信号に対応して、前記xD
    SLモデムが直接に接続された前記交換機によって生成
    されて前記加入者線を介して送信されるアナログ信号に
    ついての受信結果を解析し、前記加入者線の伝送特性を
    表す評価指標を求める解析手段とを備えた構成であるこ
    とを特徴とするxDSLモデム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のxDSLモデムにおい
    て、 解析手段は、 交換機から送信される第2ダイヤルトーンまたは呼出信
    号について受信レベルを測定するレベル測定手段と、 前記受信レベルに基づいて、交換機と加入者端末との間
    の金属ケーブルによる伝送損失を算出し、前記金属ケー
    ブルの伝送特性を評価するための指標として出力する信
    号損失算出手段とを備えた構成であることを特徴とする
    xDSLモデム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のxDSLモデムにおい
    て、 評価手段は、 オフフック状態において交換機とxDSLモデムとの間
    の加入者線に流れる回線電流あるいは、前記回線電流が
    流れている状態において前記加入者線を形成する2本の
    銅線間にかかる電圧を測定する電流/電圧測定手段と、 得られた電流値あるいは電圧値に基づいて、前記加入者
    線による伝送損失を算出し、前記加入者線の伝送特性を
    評価するための指標として出力する直流損失算出手段と
    を備えたことを特徴とするxDSLモデム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のxDSLモデムにおい
    て、 評価手段は、 スプリッタによってアナログ信号から分離され、xDS
    Lモデムに備えられたディジタル伝送手段に入力される
    信号から所定の閾値以上の受信レベルを持つ雑音を検出
    する雑音検出手段と、 前記雑音検出手段によって検出された雑音について周期
    性を調査し、得られた調査結果を前記加入者線について
    の伝送特性を評価する指標として出力する周期性調査手
    段とを備えた構成であることを特徴とするxDSLモデ
    ム。
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