JP2005348261A - 通信品質管理装置及び通信品質管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周期的に変化している雑音が突発的に発生している状態において、回線切断を回避し、データ伝送を行う際のリンク速度の再設定を防止する通信品質管理装置を提供する。
【解決手段】 データ伝送を行う際のリンク速度を設定し、該設定したリンク速度によるデータ伝送を行っている際に、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、CRCエラー検出部(314、414)においてエラーが発生したか否かを、CRCエラーカウンタ(316、416)が所定時間監視し、CRCエラーカウンタ(316、416)が所定時間監視した際に発生したエラーの有無を基に、突発的に発生している周期的な雑音周期か否かを周期雑音検出部(317、417)が判定し、突発的に発生している雑音周期であると判定した場合は、回線切断を回避し、周期的な雑音の発生が終了した際に、上記設定したリンク速度によるデータ伝送を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電話線などのメタリックケーブルで数Mビット/秒の高速データ伝送を可能とするxDSL(x Digital Subscriber Line)(xは、A、S、V等の総称)に適用されるマルチキャリア伝送システムに関し、特に、雑音レベルが変化するタイミングが既知の雑音環境下において、データ伝送を行う際のリンク速度の管理を行う通信品質管理装置及び通信品質管理方法に関するものである。
近年、電話線などのメタリックケーブルで、数Mビット/秒の高速データ伝送を可能とするxDSL技術に注目が集まっている。中でも、注目を集めているのが、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)である。このADSLは、上りと下りとで伝送速度が異なっており、この非対称性がインターネットのアクセスに適している。
まず、図6を参照しながら、ADSLサービスの提供を受ける際のADSL伝送装置の構成について説明する。
ADSLサービスの提供を受ける場合には、PC(100)は、ADSLモデム(101)と、スプリッタ(SPL)(102)と、を介してモジュラージャック(MJ)(103)へと接続されることになる。なお、ADSLモデム(101)は、PC(100)によるデジタル信号と、加入者線(メタリックケーブル)を伝送する際のアナログ信号と、の双方向変換を行うための機器である。また、スプリッタ(SPL)(102)は、加入者線(メタリックケーブル)内の通話信号と、ADSLによるデータ信号と、を分離するための装置であり、スプリッタ(SPL)(102)は、通話信号の場合は、電話機側(104)に接続され、ADSLによるデータ信号の場合は、ADSL宅内装置側(101、100)に接続されることになる。
加入者線(メタリックケーブル)は、保安器(105)と、局内のMDF(Main Distribution Frame)(204)と称される分配器と、接続され、そのMDF(204)を介して、局内のスプリッタ(SPL)(203)へと接続されることになる。このスプリッタ(SPL)(203)は、通話信号の場合は、電話交換機側(202)に接続され、ADSL信号の場合は、DSLAM(Digital Subscriber Line Multiplexer)(201)という、局内の多重化装置側に接続され、そのDSLAM(201)を介して、プロバイダからインターネットへと接続されることになる。なお、DSLAM(201)は、アナログ信号として伝送されてきたデータをデジタル信号に変換し、プロバイダへと送信することになる。
ADSL伝送装置は、DMT(Discrete Multi−Tone)と称される変復調方式を用いてデジタル信号をアナログ信号に変換して送信する。DMT方式は、256のキャリアにQAM(Quadrature Amplitude/Phase modulation)による変調処理を行い、その変調したキャリアを、フーリエ逆変換を用いて多重化して送信する。そして、受信側は、多重化された信号から各キャリアを、フーリエ変換を用いて抽出し、QAM変調された信号に復調処理を行い、データの高速伝送を図る方式である。
しかしながら、このADSL伝送装置においては、ADSL用のケーブルがISDN用のケーブルと同一のケーブル束に含まれていると、ISDNケーブルからの影響により、ADSL回線の通信速度を低下させてしまうノイズの原因が複数ある。中でも、ADSL回線への影響が大きいのは、ISDN回線からの漏話雑音である。そこで、ケーブルを選択してISDN用の回線とADSL用の回線とが同一ケーブル束に含まれないように、選択することも可能である。しかし、この場合には、オペレータに対する負担が大きすぎることになる。そこで、ISDN用の回線と、ADSL用の回線と、を同一ケーブルに束に含ませた際に発生する漏話雑音によらず伝送量を確保することが可能となる伝送方法が所望されている。
まず、図7を参照しながら、ADSL回線に隣接する回線に、TCM方式のISDN回線を使用した場合に、ADSL装置に発生する漏話雑音について説明する。なお、図7には、ADSL回線において、下り方向のデータ伝送を行っている時に、TCM−ISDN回線によるデータ伝送によりADSL装置の端末側の装置である、ATU−R(ADSL Transceiver Unit−Remote side)に発生する漏話雑音が示されている。
TCM方式のISDN回線では、1.25msec毎に、上り方向と下り方向とのデータ伝送を交互に行っている。ADSL回線において、下り方向のデータ伝送を行っている時に、TCM−ISDN回線が上り方向のデータ伝送を行うと、TCM−ISDN回線からの減衰前の高出力の信号がADSL回線における減衰した信号に影響を及ぼし、端末ATU−R側に「NEXT」(Near End Cross Talk)、「近端漏話」が発生してしまうことになる。
また、ADSL回線において下り方向のデータ伝送を行っている時に、TCM−ISDN回線が下り方向のデータ伝送を行うと、TCM−ISDN回線の信号が減衰したADSL回線の信号に影響を及ぼし、端末側ATU−R側に「FEXT」(Far End Cross Talk)、「遠端漏話」が発生してしまうことになる。なお、同じ現象は、中央局側の装置であるATU−C(ADSL Tranceiver Unit−Center Side)においても発生することになる。
次に、図8を参照しながら、上述した漏話雑音の雑音量について説明する。なお、図8には、上述した漏話雑音の雑音量が示唆されている。図8に示唆するように、近端漏話発生時の雑音量は、遠端漏話発生時の雑音量よりも多いことになる。これは、TCM−ISDN回線からの減衰前の高出力の信号が、ADSL回線における減衰した信号に影響を及ぼすからである。この雑音量の差に注目し、近端漏話発生時と遠端漏話発生時とでデータの伝送量を切り替えて送信する方式が提案されている。この方式は、デュアルビットマップ方式と呼ばれ、図8に示唆するように、雑音量の少ない遠端漏話「FEXT」の発生時にはデータ量を多く送信し、雑音量の多い近端漏話「NEXT」の発生時にはデータ量を少なく送信することになる。
このように、TCM方式のISDN回線と回線とが隣接するADSL伝送装置においては、雑音量が周期的に変化するため、上り方向と下り方向とで各キャリアのSNR(Signal to Noise Ratio)を測定し、この測定されたSNRに従ってビット配分を求めるようになっている。
次に、図9を参照しながら、従来におけるADSL伝送装置について説明する。
<ATU−C(300)側の構成>
まず、ATU−C(300)の送信部には、上位装置から送られてくるデータに対してCRC(Cyclic Readuancy Check)符号を付加するCRC処理部(315)と、CRC符号を付加したデータに対して、スクランブル処理を施し、リードソロモン方式のエラー訂正符号を付加するスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(301)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じて各キャリアの送信パワー配分、及び、ビット配分を切り替えて、キャリアにビット配分、及び、送信パワー配分をなすマッピング部(302)と、このマッピング出力である多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号を各キャリアで変調多重化するフーリエ逆変換部(303)と、この多重化出力をアナログ化して下りアナログ信号として送信するデジタル/アナログ(D/A)変換部(304)と、を有している。
また、ATU−C(300)の受信部には、ATU−R(400)から伝送されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換部(305)と、このデジタル信号にフーリエ変換を施すフーリエ変換部(306)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じてビット配分と送信パワー配分を切り替えて、伝送されてきた信号を復調するデマッピング部(307)と、スクランブル処理を施し、エラー訂正により正しいデータに戻す処理を行うスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(308)と、予め決定された数式を用いて、データに付加されたCRC符号のチェック処理を行い、CRCエラー検出を行うCRCエラー検出部(314)と、を有している。
<ATU−R(400)側の構成>
ATU−R(400)の送信部には、上位装置から送られてくるデータに対してCRC(Cyclic Readuancy Check)符号を付加するCRC処理部(415)と、CRC符号を付加したデータに対して、スクランブル処理を施し、リードソロモン方式のエラー訂正符号を付加するスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(401)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じて各キャリアの送信パワー配分及びビット配分を切り替えて、キャリアにビット配分及び送信パワー配分をなすマッピング部(402)と、このマッピング出力である多値QAM信号を各キャリアで変調多重化するフーリエ逆変換部(403)と、この多重化出力をアナログ化して上り信号として送信するデジタル/アナログ変換部(404)と、を有している。
また、ATU−R(400)の受信部には、ATU−C(300)から伝送されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換部(408)と、このデジタル信号にフーリエ変換を施すフーリエ変換部(407)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じてビット配分と送信パワー配分を切り替えて、伝送されてきた信号を復調するデマッピング部(406)と、スクランブル処理を施し、エラー訂正により正しいデータに戻す処理を行うスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(405)と、予め決定された数式を用いて、データに付加されたCRC符号のチェック処理を行い、CRCエラー検出を行うCRCエラー検出部(414)と、を有している。
なお、ATU−C(300)、及び、ATU−R(400)には、疑似ランダム信号発生部(310、409)と、ビット・パワー配分計算部(312、410)と、が夫々設けられている。また、図10には、ビット・パワー配分計算部(312)の詳細な構成が示され、図11には、ビット・パワー配分計算部(410)の詳細な構成が示されている。
ISDNの下り方向送信時に、ATU−C(300)には、近端漏話NEXTが生じ、ATU−R(400)には、遠端漏話FEXTが生じる。また、ISDNの上り方向送信時に、ATU−C(300)には、遠端漏話FEXTが生じ、ATU−R(400)には、近端漏話NEXTが生じる。
このような雑音環境下において、データ伝送容量を確保するために、疑似ランダム信号発生部(310、409)は、データ伝送に使用する各キャリアに、予め定められた疑似ランダム列をなすデータを順次割り当てた疑似ランダム信号を発生し、フーリエ逆変換部(303、403)にそれぞれ出力し、対向局に出力される。
ビット・パワー配分計算部(312、410)は、対向局側の疑似ランダム信号発生部(409、310)により発生した疑似ランダム信号を用いてデータ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分、及び、各キャリアに使用する送信パワー配分を、近端漏話発生時と遠端漏話とでそれぞれ求める。
その求められたビット配分、及び、送信パワー配分は、自局側のデマッピング部(307、406)と、対向局側のマッピング部(302、402)と、にそれぞれ記憶される。
以下に、上述したビット配分、及び、送信パワー配分を求める処理フローの詳細な説明を行う。但し、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、では同一の処理を行っているので、下り方向のビット配分、及び、送信パワー配分を求める処理についてのみ説明する。
疑似ランダム信号発生部(310)は、キャリアに割り当てるビット配分、及び、各キャリアに使用する送信パワー配分を算出するトレーニング期間においては、データ伝送に使用する各キャリアの振幅を、予め定められた疑似ランダム列に従って割り当てられる所定データのビットの並びに応じた振幅に変調してフーリエ逆変換部(303)に出力する。
フーリエ逆変換部(303)は、振幅の変調された各キャリアにフーリエ逆変換を施し、各キャリアを足し合わせた、デジタル形式で表される電圧値を出力する。また、デジタル/アナログ(D/A)変換部(304)は、デジタル形式の電圧値を実際の電圧値であるアナログ信号に変換して回線に出力することになる。
ATU−R(400)は、ATU−C(300)より送られたアナログ信号をアナログ/デジタル(A/D)変換部(408)にてデジタル形式で表される電圧値に変換する。そして、フーリエ変換部(407)でデジタル形式の電圧値にフーリエ変換を施し、振幅の変調された各キャリアを取り出すことになる。
フーリエ変換部(407)で取り出された各キャリアは、ビット・パワー配分計算部(410)に出力される。
ビット・パワー配分計算部(410)は、まず、下り方向SNR評価部(414)にて各キャリアのSNR値をNEXT発生時と、FEXT発生時と、でそれぞれ複数算出し、各キャリアのSNRの平均値を算出する。図12に示唆するAには、下り方向SNR評価部(414)にて評価されたFEXT発生時のSNRの平均値、及び、NEXT発生時のSNRの平均値が示されている。下り方向SNR評価部(414)は、算出したNEXT発生時のSNR平均値を、NEXT SNR(415)に、FEXT発生時のSNR平均値を、FEXT SNR(415)に、それぞれ保持する。
ビット・パワー配分テーブル計算部(416)は、測定した各キャリアのSNR平均値により雑音レベル毎に各キャリアのビット配分、及び、送信パワー配分を算出し、その算出したビット配分、及び、送信パワー配分をデマッピング部(406)に出力して記憶する共に、マッピング部(402)に出力する。図12に示唆するBには、下り方向SNR評価部(414)で評価されたSNRの平均値に従って各キャリアのビット配分を決定している状態が概念的に示されている。
マッピング部(402)は、データ伝送に用いるキャリアに割り当てるビット配分、及び、キャリアに使用する送信パワー配分とを算出するトレーニング期間においては、ビット・パワー配分計算部(410)により算出されたビット配分、及び、送信パワー配分の情報を所定のキャリアに所定のビット数ずつ割り当て、フーリエ逆変換部(403)に出力する。
フーリエ逆変換部(403)は、マッピング部(402)から送られた所定のキャリアにフーリエ逆変換を施し、デジタル形式で表された電圧値を出力する。デジタル/アナログ(D/A)変換部(404)は、デジタル形式で表された電圧値により実際の電圧値であるアナログ信号を生成し、回線に出力する。
ATU−C(300)は、ATU−R(400)より送られたアナログ信号をアナログ/デジタル(A/D)変換部(305)にてデジタル形式で表される電圧値に変換する。そして、フーリエ変換部(306)でデジタル形式の電圧値にフーリエ変換を施し、振幅の変調された各キャリアを取り出す。
デマッピング部(307)は、所定のビット数ずつ割り当てられた所定のキャリアからビット配分、及び、送信パワー配分の情報を取り出し、該取り出したビット配分、及び、送信パワー配分の情報をマッピング部(302)に出力して記憶する。
上述した処理により算出された2種類のビット配分、及び、送信パワー配分を用いて、マッピング部(302、402)は、データ伝送時に発生する雑音レベルに応じたビット配分、及び、送信パワー配分を選択し、各キャリアにビット配分、及び、送信パワー配分を行う。また、デマッピング部(307、406)は、対向局で雑音レベルに応じてなされたビット配分、及び、送信パワー配分と同一のビット配分、及び、送信パワー配分を用いて、キャリアに割り当てられたデータを取り出すことになる。
更に、ATU−C(300)は、雑音同期トーン発生部(311)を有し、ATU−R(400)は、クロック検出部(411)と、ビット・パワー配分選択部(412)と、を有する。
ATU−C(300)側のクロックは、雑音レベルの変化するタイミングに同期したクロックであり、この場合、雑音レベルの変化するタイミングは、既知であるとする。例えば、雑音がTCM方式のISDN回線からの漏話である場合、近端漏話と遠端漏話とが1.25msec毎に発生するため、各キャリアのSNRも1.25msec毎に変化する。そのため、ATU−C(300)の送信部では雑音レベルの変化するタイミングに同期した周期1.25msecで振幅に変化するクロックを受けてATU−R(400)の受信部に、当該クロックを送信することが必要となる。そこで、雑音同期トーン発生部(311)で当該クロックに同期して信号レベルを変化させた雑音同期トーン信号を発生させてATU−R(400)に送信している。より詳細には、雑音同期トーン発生部(311)は、雑音レベルの変化するタイミングに同期したクロックにより、所定のキャリアの振幅を、雑音レベルの変化するタイミングに同期して変化させ、フーリエ逆変換部(303)に出力している。
クロック検出部(411)は、フーリエ変換部(407)により取り出された、所定キャリアの振幅の変化により雑音レベルの変化するタイミングを検出し、該検出した雑音レベルの変化するタイミングをビット・パワー配分選択部(412)に送る。
ビット・パワー配分選択部(412)は、クロック検出部(411)からの通知により、雑音レベルの変化するタイミングを認識し、マッピング部(402)に、記憶した2種類のビット配分、及び、送信パワー配分のうち、雑音レベルに応じたデータ伝送を行うために使用するビット配分、及び、送信パワー配分の指定を行う。また、デマッピング部(406)に、記憶した2種類のビット配分、及び、送信パワー配分のうち、データの復調に用いる、ATU−C(300)で雑音レベルに応じて使用されたビット配分、及び、送信パワー配分と同一のビット配分、及び、送信パワー配分の指定を行う。
図13には、345のシンボルからなるハイパーフレームの構成が示されている。図13に示された点線Aより左側のシンボルは、ISDN回線からの漏話雑音が小さく(遠端漏話発生)、キャリアにビットを多く割り当てることができるシンボルである。また、図13に示された点線AとBとに挟まれたシンボルは、ISDN回線からの漏話雑音が大きく(遠端漏話発生)、キャリアに少しのビットしか割り当てることができないシンボルである。
ISDNからの遠端漏話発生タイミングに同期して0シンボルから送信を開始すると、図13に示されるように345番目のシンボルの受信タイミングとISDNからの漏話雑音の切り替わるタイミングとが同期する。従って、次の346番目のシンボルからISDNからの遠端漏話発生タイミングに同期してシンボルの送信を行うことができる。ビット・パワー配分選択部(412)には、シンボルの送信順毎に2種類のビット配分、及び、送信パワー配分のうち、何れのビット配分、及び、送信パワー配分を使用すればよいのかが記憶されている。
また、ATU−C(300)、ATU−R(400)は、共にエコーキャンセラ部(313、413)を有している。データの伝送容量を向上させるためは図14に示されるように、上りと下りとのデータ伝送に使用する周波数帯域を一部重複させることになる。このため、エコーキャンセラ部(313、413)を設け、反射の影響をキャンセルするようにしている。
エコーキャンセラ部(413)は、ATU−R(400)の送信部がATU−C(300)側に送信した信号(下り信号)を取得し、その取得した下り信号を基に、ATU−R(400)側からATU−C(300)側に送信した信号(下り信号)と、ATU−C(300)側からATU−R(400)側に送信した信号(上り信号)と、が混在された信号(混在信号(下り信号+上り信号))から、その取得した下り信号を減算することで「(混在信号)−下り信号=上り信号」、相手側となるATU−C(300)が送信した信号(上り信号)を取得し、ATU−R(400)の受信部に渡すことになる。また、エコーキャンセラ部(313)もエコーキャンセラ部(413)と同様な処理を行い、ATU−R(400)が送信した信号(下り信号)を取得し、ATU−C(300)の受信部に渡すことになる。
なお、フーリエ逆変換部(303)には、疑似ランダム信号発生部(310)と、雑音同期トーン発生部(311)と、マッピング部(302)からの信号が出力されるが、それぞれの装置から出力される信号が同時にフーリエ逆変換部(303)に入力されることはない。即ち、フーリエ逆変換部(303)は、異なる時間で入力される信号にフーリエ逆変換を施し、デジタル/アナログ(D/A)変換部(304)に出力することになる。なお、上述した各装置は図示しないシーケンサにより制御されている。このシーケンサの制御により疑似ランダム信号発生部(310)、雑音同期トーン発生部(311)は、所定の信号出力タイミングとなると、フーリエ逆変換部(303)に信号を出力する。また、フーリエ逆変換部(303)は、シーケンサにより次にどの装置から信号が入力されるのかを認識している。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、xDSL伝送に使用される通信用線路からの周期的に雑音量が変換する雑音を、その雑音の変化の周期に同期して周期毎に測定し、雑音の周波数特性を解析する測定装置と、その測定装置の解析結果によりxDSL伝送速度を解析する分析装置と、を有し、周期的に雑音量が変化する環境下で伝送速度の一方向試験を可能とするxDSL伝送速度測定装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、ADSLデータ通信中にデータエラーが発生した際に、所定時間内にダイヤルパルスを受信しない場合は、所定の電話回線信号を受信した場合に、はじめてファーストリトレーニングシーケンスを実行し、所定時間内にダイヤルパルスを受信した場合は、第2の所定時間内に所定の電話回線信号を受信するか、または、第2の所定時間がタイムアウトするとはじめてファーストリトレーニングシーケンスを実行するようにし、ADSLデータ通信を復旧させるのに要する時間を電話回線、又は、電話機からの制御信号に応じて短縮したファーストリトレーニング方法がある(例えば、特許文献2参照)。
また、加入者線の高周波数帯域を使用して電話と併存しながら、高速データ伝送を行う加入者用伝送方法において、前記加入者線を介して受信した受信信号の中から周期性を有する雑音を含んだ信号品質出力信号を抽出し、該信号品質出力信号を予測フィルタにてサンプリングして平均化することにより、該雑音の振幅と周期を予測するように構成し、周期性を有する雑音の出力波形を自発的に予測し、最適な信号点配置を自動的に選択して最適な伝送を実現する加入者線用伝送方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−23402号公報 特開2000−295364号公報 特開2000−13343号公報
図9に示唆するように、エコーキャンセラ部(313、413)をADSL伝送装置内に搭載すると、同時オーバーラップを実現することが可能となるため、ADSLの高速化や長距離化を図ることが可能となる。
しかしながら、通信回線には、ブリッジタップや分岐点などが存在し、相手側に送信した信号(ATU−R(400)は上り信号、ATU−C(300)は下り信号)が、その通信回線上に存在するブリッジタップや、分岐点で反射して戻ってくることになる。このため、そのブリッジタップや、分岐点で反射して戻ってくる信号成分が、混在信号(下り信号+上り信号)に含まれてしまい、エコーキャンセラ部(313、413)は、上述した減算処理を行っても、正確な結果を算出できず、反射して回り込んで戻ってきた信号成分がノイズとして残ってしまうことになる。また、通信回線にアレスタなどの素子が存在した場合に、その素子の非線形特性により、エコーキャンセラ部(313、413)が、正確な減算処理を行うことができない場合がある。このため、エコーキャンセラ部(313、413)において、ノイズが残ってしまうことになる。従って、エコーキャンセラ部(313、413)における減算処理により、ノイズが残ってしまい、このノイズのために、正常にデータを送信することができず、エラーが発生する場合がある。なお、アレスタは、落雷などにより発生する雷サージ(通電圧)を、電気設備や電気機器の絶縁レベル以下に制御し、機器の絶縁破壊を防止するものである。
また、電話のリンギングにより生じた電圧がアレスタに印可すると、アレスタの容量が変化し、通信回線の特性が変化してしまうことになる。このため、通信回線の伝送特性が変化してしまうことになり、この通信回線の伝送特性の変化により、初期化時(トレーニング時)に決定した、データを伝送する際のリンク速度を使用することができず、エラーが発生してしまい、このエラーが連続して発生すると、回線(リンク)を切断し、データ伝送を行う際のリンク速度の再設定(再初期化)を行うことになる。
このため、電話のリンギングにより生じる信号が、ノイズとして認識されることになり、電話のリンギングが発生している間は、バースト的なノイズが周期的に発生することになる。従って、電話のリンギング等による周期的なノイズの発生に連動して周期的な連続したエラーが発生してしまうことになる。また、ある一定時間以上で連続してエラーが発生した場合は、通信回線の環境が変化したとみなされ、回線(リンク)を切断し、データ伝送を行う際のリンク速度の再設定(再初期化)を行う場合がある。このため、電話のリンギング等による周期的な雑音がバースト的に発生している状態において、回線の環境が変わったとみなされ、回線(リンク)を切断し、リンク速度の再設定(再初期化)をしてしまうことになる。
なお、上記特許文献1は、xDSL伝送に使用される通信用線路からの周期的に雑音量が変換する雑音を、その雑音の変化の周期に同期して周期毎に測定し、雑音の周波数特性を解析するものであるが、この特許文献1は、周期的に雑音量が変化する環境下で伝送速度の一方向試験を可能とすることを目的としており、ADSLデータ通信中の回線切断を回避し、データ伝送を行う際のリンク速度の再設定を防止することを考慮したものではない。
また、上記特許文献2は、ADSLデータ通信中にデータエラーが発生した際に、電話回線からのダイヤルパルスを基に、ファーストリトレーニングシーケンスに移行するか否かを判断しているが、このファーストリトレーニングに移行するための移行基準となるダイヤルパルスをどのように検出するかについては、何ら示唆されていない。
また、上記特許文献3は、加入者線を介して受信した受信信号の中から周期性を有する雑音を含んだ信号品質出力信号を抽出し、該信号品質出力信号を予測フィルタにてサンプリングして平均化することにより、周期性を有する雑音の出力波形を自発的に予測し、最適な信号点配置を自動的に選択して最適な伝送を実現するものであり、リンギング等のようなバースト的に発生する周期ノイズに対する対策を考慮したものではない。このため、特許文献3の技術では、加入者線を介して受信したバースト的に発生する周期ノイズの中から周期性を有する雑音を含んだ信号品質出力信号を抽出し、周期性を有する雑音の出力波形を自発的に予測することは困難となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、周期的に変化している雑音が突発的に発生している状態において、回線切断を回避し、データ伝送を行う際のリンク速度の再設定を防止する通信品質管理装置、通信品質管理方法を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる通信品質管理装置は、データ伝送を行う際のリンク速度の管理を行う通信品質管理装置であって、リンク速度によるデータ伝送を行っている際に、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視し、該監視した際に発生したエラーの有無を基に、突発的に発生している周期的な雑音周期か否かを判定し、突発的に発生している雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理装置は、所定時間監視した際に、エラーの発生の有無が複数ある場合には、雑音周期と判定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理装置は、所定時間監視した際に、エラーの発生の有無が有のみの場合には、雑音周期でないと判定し、回線切断を行い、雑音環境を基にリンク速度を決定し、該決定したリンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理装置は、周期的な雑音周期よりも短い周期で、所定の閾値よりもおおきくなったエラー量を検出した際に、エラーが発生したとみなし、所定の閾値以下となったエラー量を検出した際に、エラーが発生していないとみなすことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理装置において、所定の閾値は0であることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理装置は、所定の閾値を設定する設定手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理装置は、雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、雑音周期の発生が終了した後に、リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理装置において、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視する際の、その周期的に変化する雑音周期は、突発的に発生する雑音周期であることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法は、データ伝送を行う際のリンク速度の管理を行う伝送装置における通信品質管理方法であって、伝送装置において、リンク速度によるデータ伝送を行っている際に、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視し、該監視した際に発生したエラーの有無を基に、突発的に発生している周期的な雑音周期か否かを判定し、突発的に発生している雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法は、所定時間監視した際に、エラーの発生の有無が複数ある場合には、雑音周期と判定することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法は、所定時間監視した際に、エラーの発生の有無が有のみの場合には、雑音周期でないと判定し、回線切断を行い、雑音環境を基にリンク速度を決定し、該決定したリンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法は、周期的な雑音周期よりも短い周期で、所定の閾値よりもおおきくなったエラー量を検出した際に、エラーが発生したとみなし、所定の閾値以下となったエラー量を検出した際に、エラーが発生していないとみなすことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法において、所定の閾値は0であることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法において、所定の閾値を設定する設定工程を伝送装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法において、雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、雑音周期の発生が終了した後に、リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる通信品質管理方法において、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視する際の、その周期的に変化する雑音周期は、突発的に発生する雑音周期であることを特徴とするものである。
本発明にかかる通信品質管理装置及び通信品質管理方法は、データ伝送を行う際のリンク速度を設定し、該設定したリンク速度によるデータ伝送を行っている際に、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視し、該監視した際に発生したエラーの有無を基に、突発的に発生している周期的な雑音周期か否かを判定し、突発的に発生している雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、上記のリンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とするものである。これにより、周期的に変化している雑音が突発的に発生している状態において、回線切断を回避し、データ伝送を行う際のリンク速度の再設定を防止することが可能となる。なお、突発的に発生する周期的な雑音としては、電話のリンギング等が挙げられる。
まず、図1を参照しながら、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムの特徴について説明する。
本発明にかかるマルチキャリア伝送システムは、データ伝送を行う際のリンク速度を設定し、該設定したリンク速度によるデータ伝送を行っている際に、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、CRCエラー検出部(314、414)において、エラーが発生したか否かを、CRCエラーカウンタ(316、416)が所定時間監視し、エラー発生の有無をカウントし、エラーの発生する期間(有)と、エラーの発生しない期間(無)と、の何れかをカウントすることになる。そして、周期雑音検出部(317、417)が、CRCエラーカウンタ(316、416)において所定時間監視した際に発生したエラーの有無を基に、突発的に発生している周期的な雑音周期か否かを判定し、突発的に発生している雑音周期であると、周期雑音検出部(317、417)が判定した場合には、回線切断を回避し、周期的な雑音の発生が終了した際に、上記設定したリンク速度によるデータ伝送を行うことになる。また、突発的に発生している雑音周期でないと、周期雑音検出部(317、417)が判定した場合には、回線切断を行い、雑音環境を基に、リンク速度の再設定を行い、その再設定したリンク速度によるデータ伝送を行うことになる。これにより、突発的に発生している周期的な雑音周期が発生したと周期雑音検出部(317、417)が判定した際は、回線切断を回避することになり、リンク速度の再設定を行わず、突発的に発生している周期的な雑音の発生が終了した際に、データ伝送を行うことが可能となる。
なお、突発的に発生した雑音周期か否かを周期雑音検出部(317、417)が判定するには、CRCエラーカウンタ(316、416)において所定時間監視した際にカウントしたエラーの発生の有無が、複数カウントされたと判定した場合に、周期雑音検出部(317、417)が、突発的に発生している雑音周期と判定することになる。また、CRCエラーカウンタ(316、416)において所定時間監視した際にカウントしたエラーの発生の有無が、有のみがカウントされたと判定した場合に、周期雑音検出部(317、417)が、突発的に発生している雑音周期でないと判定し、連続的な雑音と判定することになる。これにより、簡易なカウンタを用いて、連続的な雑音と、突発的に発生する周期的な雑音と、を識別することが可能となる。
また、CRCエラーカウンタ(316、416)が、CRCエラー検出部(314、414)においてエラーが発生したか否かを判定し、エラー発生の有無をカウントする判断材料としては、周期的な雑音周期よりも短い周期で、所定の閾値よりも大きくなったエラー量を検出した場合に、エラーが発生したとみなし、エラー発生有とカウントすることとする。また、所定の閾値以下となったエラー量を検出した場合に、エラーが発生していないとみなし、エラー発生無とカウントすることとする。この、閾値は、任意に設定可能であり、例えば、この閾値として、0と設定することが可能である。また、周期的な雑音周期よりも短い周期間隔で、所定のエラー量の増減を検出した場合に、エラー発生の有無をカウントすることも可能である。
ADSL伝送装置では、ノイズが入ってくることで、エラーが発生することになる。この時、ADSL伝送装置では、連続したエラーが発生した場合は、一旦、リンクを切断し、再度、各周波数のノイズ状況(雑音環境)を基に、リンク速度を決定することになる。
ADSL伝送装置は、例えば、電話のリンギングなどの突発的に発生する周期的なノイズの発生により、連続的にエラーが発生してしまい、このエラーの発生により、リンク(回線)を切断し、再度、リンク速度を設定(再設定)する場合がある。電話のリンギングは、所定の時間が経過すれば、自動的に終了し、ノイズが発生しなくなり、エラーも発生しなくなる。このため、リンギングなどの周期的なノイズにより、エラーが発生した場合は、そのリンギング等によるノイズが発生している所定期間だけ待機していれば、エラーが発生しなくなる。従って、リンキング等の周期的なノイズが発生し、連続的なエラーが発生した場合は、リンクを切断し、再設定を行わなくても、所定時間が経過すれば、再び、エラー発生前のリンク速度でデータ伝送を行うことができる。従って、上記のように、電話のリンギング等の突発的に発生する周期的ノイズにより、エラーが発生した場合には、リンクの切断を回避し、エラーの発生が終了した際に、リンギングが発生する前のリンク速度を用いて、再び、データ伝送を行うことで、リンギング等の周期的ノイズが発生した際に、リンク速度の再設定を行わず、データ伝送を行うことが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムについて説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムのシステム構成について説明する。
本発明にかかるマルチキャリア伝送システムは、図9に示唆するマルチキャリア伝送システムにおいて、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、の双方に、CRCエラーカウンタ(316、416)と、周期雑音検出部(317、417)と、を新たに具備したシステムである。なお、CRCエラーカウンタ(316、416)に入力されるクロック信号は、クロック信号生成部を新たに搭載し、CRCエラーカウンタ(316、416)にて使用されるクロック信号を発生するように構築したり、既存のクロック信号を分周し、CRCエラーカウンタ(316、416)にて使用されるクロック信号を発生するように構築したりすることが可能である。
CRCエラー検出部(314、414)は、スクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(308、405)において、スクランブル処理を施し、エラー訂正により正しいデータに戻す処理を行ったデータに対して、予め決定された数式を用いて、CRC符号のチェック処理を行い、CRCエラーの発生を検出することになる。このため、CRCエラーカウンタ(316、416)は、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期のクロック信号を基に、CRCエラー検出部(314、414)において、CRCエラーが発生したか否かを所定時間監視し、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期のクロック信号が外部から入力された際に、CRCエラー検出部(314、414)においてCRCエラーが発生した場合に、エラー発生有とカウントし、CRCエラー検出部(314、414)においてCRCエラーが発生していない場合に、エラー発生無とカウントする。このように、CRCエラーカウンタ(316、416)を用いて、CRCエラーの発生の有無をカウントすることで、CRCエラー検出部(314、414)においてエラーの発生する期間と、エラーの発生しない期間と、を識別することが可能となる。
なお、CRCエラーカウンタ(316、416)が、CRCエラー検出部(314、414)においてエラーが発生したか否かを判定し、CRCエラー発生の有無をカウントする判断材料としては、周期的な雑音周期よりも短い周期で、所定の閾値よりも大きくなったエラー量を検出した場合に、エラーが発生したとみなし、エラー発生有とカウントすることとする。また、所定の閾値以下となったエラー量を検出した場合に、エラーが発生していないとみなし、エラー発生無とカウントすることとする。なお、所定の閾値は、任意に設定可能であり、例えば、所定の閾値として、0と設定し、0よりも大きくなったエラー量を検出した場合に、CRCエラーが発生したとみなし、エラー発生有とカウントし、エラー量が0であることを検出した場合に、CRCエラーが発生していないとみなし、エラー発生無とカウントすることも可能である。また、CRCエラーの発生の有無をカウントする判断材料としては、CRCエラー検出部(314、414)において検出するエラー量の傾きを基に、所定のエラー量の増減(周期的な雑音周期とみなすエラー量の増減)を検出した際に、CRCエラーが発生したとみなすことも可能である。
周期雑音検出部(317、417)は、CRCエラーカウンタ(316、416)において所定時間監視した際に発生した、CRCエラー発生の有無のカウントを基に、バースト的に発生する周期的な雑音周期か否かを判定することになり、周期雑音検出部(317、417)は、CRCエラーカウンタ(316、416)において所定時間監視した際に発生した、CRCエラー発生有無のカウント数が、複数発生したと判定した場合に、バースト的に発生する雑音周期と判定することになり、回線切断を回避し、周期的な雑音の発生が終了した際に、予め設定してあるリンク速度によるデータ伝送を行うことになる。これにより、周期雑音検出部(317、417)において、バースト的に発生している雑音周期が発生したと判定した際は、回線切断を回避することが可能となり、リンク速度の再設定を行わず、データ伝送を行うことが可能となる。
また、周期雑音検出部(317、417)は、CRCエラーカウンタ(316、416)において所定時間監視した際に発生した、CRCエラー発生有無のカウントが、CRCエラー発生有のみがカウントされたと判定した場合に、バースト的に発生している雑音周期でない(連続的な雑音)と判定することになり、この場合は、一度回線切断を行い、雑音環境を基に、リンク速度の再設定を行い、その再設定したリンク速度によるデータ伝送を行うことになる。
次に、図2、図3を参照しながら、バースト的に発生している雑音周期が発生した際の処理動作について説明する。なお、以下の処理動作においては、バースト的に発生している雑音周期として、電話のリンギングを例にとり説明する。
電話のリンギングが発生すると、そのリンギングに連動して、周期的なノイズがバースト的に発生することになり、CRCエラー検出部(314、414)は、図2に示唆するような、周期的な雑音周期によるCRCエラーの発生を検出することになる。なお、図2は、スクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(308、405)から受け取ったデータを基に、CRCチェック処理を行い、CRCエラーの発生を検出した際の図である。なお、図2に示唆する横軸は、時間(msec)、を示唆し、縦軸は、エラー発生量、を示唆する。
CRCエラーカウンタ(316、416)は、図3に示唆するように、CRCエラーカウンタ(316、416)に入力されるクロック信号(周期的な雑音よりも短い周期のクロック信号)が入力される度に、CRCエラー検出部(314、414)においてCRCエラーが発生したか否かを判定し、CRCエラー発生の有無をカウントすることになる。
CRCエラー発生の有無をカウントする判断材料としては、周期的な雑音周期よりも短い周期で、エラー発生量が0より大きくなった値を検出した場合に、CRCエラーが発生したとみなし、エラー発生有とカウントし、エラー発生量が0となった値を検出した場合に、CRCエラーが発生していないとみなし、エラー発生無とカウントすることになる。
周期雑音検出部(317、417)は、CRCエラーカウンタ(316、416)において、周期的な雑音周期よりも短い周期でカウントしたCRCエラー発生の有無のカウント数を基に、バースト的に発生している周期的な雑音周期か否かを判定することになり、周期雑音検出部(317、417)は、所定時間監視した際に、周期的な雑音周期よりも短い周期でカウントしたエラー発生の有無が、複数カウントされた場合には、バースト的に発生している雑音周期と判定することになり、回線切断を回避することになる。
また、周期雑音検出部(317、417)は、所定時間監視した際に、周期的な雑音周期よりも短い周期でカウントしたエラー発生の有無が、エラー発生有のみがカウントされた場合には、バースト的に発生している雑音周期でないと判定し、一度回線切断を行い、雑音環境を基に、リンク速度の再設定を行うことになり、その再設定したリンク速度によるデータ伝送を行うことになる。これにより、周期雑音検出部(317、417)において周期的に変化しているバースト的な雑音周期が発生したと判定した際は、回線切断を回避することになり、リンク速度の再設定を行わず、周期的な雑音の発生が終了した際に、データ伝送を行うことになる。
次に、図4を参照しながら、リンギングによる回線切断を回避する際の処理動作について説明する。
リンギングが発生すると、図4に示唆するように、周期的なリンギング波形が検出されることになり(リンギング波形)、そのリンギングの検出に連動して、CRCエラー検出部(314、414)において、CRCエラーを検出することになる(CRC Error)。この時、CRCエラーカウンタ(316、416)は、周期的に発生する雑音周期よりも短い周期で、CRCエラー検出部(314、414)においてCRCエラーが検出されたか否かを所定時間A監視し、CRCエラー発生の有無をカウントすることになる(Polling)。なお、このCRCエラーが発生すると、所定時間B遅延してLCD(Loss of Cell Delineation)/NCD(No Cell Delineation) Errorを検出することになる(LCD/NCD Error)。周期雑音検出部(317、417)は、この、LCD/NCD Errorを検出した後、所定時間C待機し、その後、回線を切断させずに、所定時間A監視した間にカウントしたCRCエラー発生の有無のカウント数を基に、バースト的に発生している雑音周期か否かを判定することになる。そして、CRCエラーカウンタにおいて所定時間A監視した際に発生した、CRCエラー発生有のカウント数が複数発生したと判定した場合に、バースト的に発生している雑音周期と判定し、リンギングが発生したとみなし、回線切断を回避し、LCD/NCD Errorが消えるまで所定時間D待機し、リンギングの発生が終了した際に、予め設定してあるリンク速度によるデータ伝送を行うことになる。これにより、データ伝送を行っている際に、リンギングが発生したと判定した場合は、リンク速度の再設定を行わず、リンギングの発生が終了した際に、データ伝送を行うことが可能となる。
なお、本発明にかかるマルチキャリア伝送システムにおける、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、の具備する送受信部の構成は、特に、限定するものではなく、上記実施例のように、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、の受信部の具備するCRCエラー検出部(314、414)において、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、CRCエラーカウンタ(316、416)が所定時間A監視し、周期雑音検出部(317、417)が、CRCエラーカウンタ(316、416)において所定時間A監視した際に発生したエラー発生の有無を基に、周期的な雑音周期か否かを判定し、周期雑音検出部においてバースト的に発生している雑音周期であると判定した場合には、回線切断を回避し、周期的な雑音の発生が終了した際に、予め設定したリンク速度によるデータ伝送を行い、周期雑音検出部(317、417)においてバースト的に発生している雑音周期でないと判定した場合には、回線切断を行い、雑音環境を基に、リンク速度の再設定を行い、その再設定したリンク速度によるデータ伝送を行うことが、可能な構成であれば、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、の送受信部の構成部分に対し種々の変更を施すことが可能である。
また、図5に示唆するように、ATU−C(300)の送信部の後段、及び、ATU−R(400)の受信部の前段に、下り方向のデータ伝送に用いる周波数帯域から発生するサイドローブを取り除くためにハイパスフィルタを設け、同様に、ATU−C(300)の受信部の前段、及び、ATU−R(400)の送信部の後段に、上り方向のデータ伝送に用いる周波数帯域から発生するサイドローブを取り除くためのローパスフィルタを設けることも可能である。
また、上記実施例においては、エコーキャンセラ(313、413)を搭載したマルチキャリア伝送システムにおける回線切断回避策について説明したが、このエコーキャンセラ(313、413)を搭載しないマルチキャリア伝送システムにおいても、本願発明の回線切断回避策を適用することは可能である。これは、本願発明の回線切断回避策は、エコーキャンセラやアレスタによるエラー発生に限定するものではなく、例えば、保安器など、その他の原因によりバースト的に発生する周期的なエラーを発生する場合にも適用が可能なためである。
なお、上述する実施例は、本発明の好適な実施例であり、上記実施例のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。例えば、上述した説明では、本発明をADSLシステムに適用して説明したが、SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)、HDSL(High speed Digital Subscriber Line)、VDSL(Very high speed Digital Subscriber Line)などへの適用も可能である。また、本発明は、TCM−ISDNが隣接する漏話雑音環境に限定せず、その他の雑音環境下にも適用可能である。なお、本実施例では、エラー発生を基に、リンギング等のバースト的に発生する周期的な雑音周期の発生を識別しているが、電話回線に印可される電圧を基に、バースト的に発生する周期的な雑音を識別することも可能である。
本発明にかかる通信品質管理装置及び通信品質管理方法は、データの通信処理を行うあらゆる通信装置に適用可能である。
本発明にかかるマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示唆するブロック図である。 CRCエラー検出部(314、414)においてCRCチェック処理を行い、CRCエラーの発生を検出した際を示唆する図である。 周期的な雑音よりも短い周期のクロック信号が入力される度に、CRCエラー検出部(314、414)においてCRCエラーが発生したか否かを判定し、CRCエラー発生の有無をカウントする場合を示唆する図である。 リンギング等のバースト的に発生する周期的なノイズが発生した際に、回線切断を回避する際の処理動作を示唆する図である。 本発明にかかるマルチキャリア伝送システムの第2のシステム構成を示唆するブロック図である。 ADSLサービスの提供を受ける際のADSL伝送システムの構成例を示唆する図である。 ISDN回線からの漏話雑音を説明するための図である。 近端漏話と遠端漏話との雑音量を示唆する図である。 従来のマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示唆するブロック図である。 ビット・パワー配分計算部の構成を示唆するブロック図である。 ビット・パワー配分計算部の構成を示唆するブロック図である。 ビット配分の算出方法を模式的に示唆する図である。 ハイパーフレームの構成を示唆する図である。 エコーキャンセラ方式によるデータ伝送に用いられる周波数帯域を示唆する図である。
符号の説明
100 PC
101 ADSLモデム
102、203 SPL
103 MJ
104 電話機
105 保安器
201 DSLAM
202 電話交換機
204 MDF
300 ATU−C
400 ATU−R
301、401、308、405 scram&FEC
302、402 マッピング部
303、403 フーリエ逆変換部
304、404 デジタル/アナログ変換部
305、408 アナログ/デジタル変換部
306、407 フーリエ変換部
307、406 デマッピング部
310、409 疑似ランダム信号発生部
311 雑音同期トーン発生部
312、410 ビット・パワー配分計算部
313、413 エコーキャンセラ部
314、414 CRCエラー検出部
315、415 CRCエラー処理部
316、416 CRCエラーカウンタ
317、417 周期雑音検出部
411 クロック検出部
412 ビット・パワー配分選択部
414 下り方向SNR評価部

Claims (16)

  1. データ伝送を行う際のリンク速度の管理を行う通信品質管理装置であって、
    前記リンク速度によるデータ伝送を行っている際に、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視し、該監視した際に発生した前記エラーの有無を基に、突発的に発生している周期的な雑音周期か否かを判定し、突発的に発生している雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、前記リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とする通信品質管理装置。
  2. 前記所定時間監視した際に、前記エラーの発生の有無が複数ある場合には、雑音周期と判定することを特徴とする請求項1記載の通信品質管理装置。
  3. 前記所定時間監視した際に、前記エラーの発生の有無が有のみの場合には、雑音周期でないと判定し、回線切断を行い、雑音環境を基にリンク速度を決定し、該決定したリンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とする請求項1記載の通信品質管理装置。
  4. 周期的な雑音周期よりも短い周期で、所定の閾値よりもおおきくなったエラー量を検出した際に、前記エラーが発生したとみなし、所定の閾値以下となったエラー量を検出した際に、前記エラーが発生していないとみなすことを特徴とする請求項1記載の通信品質管理装置。
  5. 前記所定の閾値は0であることを特徴とする請求項4記載の通信品質管理装置。
  6. 前記所定の閾値を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項4または5記載の通信品質管理装置。
  7. 前記雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、前記雑音周期の発生が終了した後に、前記リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とする請求項1記載の通信品質管理装置。
  8. 周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視する際の、前記周期的に変化する雑音周期は、突発的に発生する雑音周期であることを特徴とする請求項1記載の通信品質管理装置。
  9. データ伝送を行う際のリンク速度の管理を行う伝送装置における通信品質管理方法であって、
    前記伝送装置において、前記リンク速度によるデータ伝送を行っている際に、周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視し、該監視した際に発生した前記エラーの有無を基に、突発的に発生している周期的な雑音周期か否かを判定し、突発的に発生している雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、前記リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とする通信品質管理方法。
  10. 前記所定時間監視した際に、前記エラーの発生の有無が複数ある場合には、雑音周期と判定することを特徴とする請求項9記載の通信品質管理方法。
  11. 前記所定時間監視した際に、前記エラーの発生の有無が有のみの場合には、雑音周期でないと判定し、回線切断を行い、雑音環境を基にリンク速度を決定し、該決定したリンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とする請求項9記載の通信品質管理方法。
  12. 周期的な雑音周期よりも短い周期で、所定の閾値よりもおおきくなったエラー量を検出した際に、前記エラーが発生したとみなし、所定の閾値以下となったエラー量を検出した際に、前記エラーが発生していないとみなすことを特徴とする請求項9記載の通信品質管理方法。
  13. 前記所定の閾値は0であることを特徴とする請求項12記載の通信品質管理方法。
  14. 前記所定の閾値を設定する設定工程を前記伝送装置が行うことを特徴とする請求項12または13記載の通信品質管理方法。
  15. 前記雑音周期と判定した場合には、回線切断を回避し、前記雑音周期の発生が終了した後に、前記リンク速度によるデータ伝送を行うことを特徴とする請求項9記載の通信品質管理方法。
  16. 周期的に変化する雑音周期よりも短い周期で、エラーが発生したか否かを、所定時間監視する際の、前記周期的に変化する雑音周期は、突発的に発生する雑音周期であることを特徴とする請求項9記載の通信品質管理方法。
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