JP2014215334A - コンピュータ装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係る表示システムの構成を示す。図1に示すように、表示システムは、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報を受信して処理する端末装置(コンピュータ装置)3とを備える。
まず、図1に示す端末装置3のディスプレイ4の表示について説明する。図1に示すディスプレイ4の表示画面は、電子教科書表示エリアA11と、電子ノート表示エリアA21と、関連付け解除ボタン50と、記入関連ボタン51〜58と、録音ボタン60と、再生関連ボタン61〜67とを有する。
次に、図2と図3を参照しながら、DOL40に形成されたアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について説明する。図2は、DOL40に形成されたドットパターンのドットと、そのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組み合わせにより、DOL40上の位置座標が決定されるように構成されている。従って、DOL40には、それぞれ、座標領域が重ならないようドットパターンが形成される。
次に、電子ペン1について図4を用いて説明する。図4は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、ペン部104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。ペン部104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103をディスプレイ4上のDOL40に当接させて、ストローク(手書きストローク)を記入する。ここで、電子ペン1のペン先部103がDOL40に最初に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。
次に、端末装置3について説明する。以下では、端末装置3のディスプレイ4の構成について説明した後、端末装置3の全体構成について説明する。
図5は、ディスプレイ4の構成を示す。図5に示すように、ディスプレイ4は、多層構造を有し、上層から順に、DOL40と、タッチパネル44と、ディスプレイパネル45と、を備える。なお、ディスプレイ4の大きさは、20インチ以上が好ましい。
次に、端末装置3の全体構成について図6を参照して説明する。端末装置3は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、マウスやキーボード、マイク等で構成される。端末装置3は、例えば、ディスプレイ4を表示部として備えるiPad(登録商標)などのタブレットPCやPDA(Personal Data Assistance)等である。端末装置3は、図6に示すように、機能的には、タッチパネル44及びマイク46などの入力手段31、通信手段32、処理手段34、記憶手段35、ディスプレイパネル45などの表示手段36、スピーカなどから構成される音声出力手段37を備える。そして、端末装置3は、電子ペン1から受信した記入情報、及びタッチパネル44から受信した入力情報(「タッチパネル入力情報」とも呼ぶ。)に基づいて所定の処理を行うものである。
次に、関連付け欄G12、G22が有する機能について説明する。後述するように、関連付け欄G12、G22は、関連付け機能及び表示切替機能を有する。
記憶制御手段342は、連続して又は同時に関連付け欄G12と関連付け欄G22とを選択する入力を検知した場合に、電子教科書画像G11が示す電子教科書の頁と電子ノート画像G21が示す電子ノートの頁との関連付けを行う。この具体例について、図7を参照して説明する。
表示制御手段341は、電子ノートの頁番号が表示された関連付け欄G12が選択されたことを検知した場合には当該関連付け欄G12が示す電子ノートの頁を表示させ、電子教科書の頁番号が表示された関連付け欄G22が選択されたことを検知した場合には当該関連付け欄G22が示す電子教科書の頁を表示させる。この具体例について、図9を参照して説明する。
次に、関連付け解除ボタン50の機能について説明する。記憶制御手段342は、関連付け解除ボタン50が選択されたことを検知した場合、アクティブになっている関連付け欄G12、G22に対応する電子教科書の頁と電子ノートの頁とを関連付けた頁番号対応情報を削除する。
次に、再生ボタン61が選択された場合の再生機能について詳しく説明する。再生手段343は、再生ボタン61が選択されたことを検知した場合に、対象録音データVtagが記憶手段35に記憶されているか否か判定する。以下では、対象録音データVtagの有無により場合分けして説明する。
まず、再生ボタン61の選択時に、電子教科書画像G11が示す電子教科書の頁に関連付けられた対象録音データVtagが存在する場合について説明する。
再生手段343は、再生ボタン61が選択されたことを検知したときに、電子教科書表示エリアA11に表示された電子教科書の頁に関連付けられた対象録音データVtagが存在しない場合には、表示された電子教科書の頁に関連付けられた電子ノートに描画されたストロークの再生をストローク単位で行う。
本実施形態の表示システムによれば、端末装置100は、電子教科書画像G11及び関連付け欄G12を電子教科書表示エリアA11に表示させると共に、電子ノート画像G21及び関連付け欄G22を電子ノート表示エリアA21に表示させる。そして、端末装置100は、連続して又は同時に関連付け欄G12と関連付け欄G22とを選択する入力を検知した場合に、電子教科書画像G11が示す電子教科書の頁と電子ノート画像G21が示す電子ノートの頁との関連付けを行う。これにより、端末装置100は、ユーザの入力に基づき、電子教科書の頁と電子ノートの頁との関連付けを好適に実行することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
図7の説明では、記憶制御手段342は、関連付け欄G12、G22への操作に基づき、電子教科書の頁と、電子ノートの頁とを関連付けた。これに代えて、又は、これに加えて、記憶制御手段342は、電子教科書表示エリアA11及び電子ノート表示エリアA21を跨ぐ(通る)ストローク(「関連付けストロークStag」とも呼ぶ。)が電子ペン1により記入されたことを認識した場合に、表示中の電子教科書の頁と電子ノートの頁とを関連付けてもよい。
図1等の例では、表示制御手段341は、1頁分の電子教科書及び電子ノートを画面上に表示させた。これに代えて、表示制御手段341は、複数頁分の電子教科書及び電子ノートを画面上に表示させてもよい。
ディスプレイ4の構造は、図5に示す構造に限定されない。例えば、ディスプレイ4は、DOL40を有しなくともよい。この場合、タッチパネル44は、抵抗膜方式タッチパネル、超音波方式タッチパネル、光学方式タッチパネルなどの種々の方式のタッチパネルであり、スタイラスによる接触を検知する。そして、この場合、端末装置3は、タッチパネル入力情報に基づき、電子ノート上に記入された筆跡を再現したストロークを描画する。
第1実施形態において、電子ペン、ドットパターン(コード化パターン)、記入情報に、アノト方式を用いたが、アノト方式に限られなくともよい。また、ドットパターン(コード化パターン)も、位置座標を示すものに限られず、アイコンを識別するためのコード値や、関連付けエリアを識別するためのコード値を示すものであってもよい。
3…端末装置
4…ディスプレイ
31 入力手段
32…通信手段
34…処理手段
35…記憶手段
36…表示手段
37…音声出力手段
40…DOL
44…タッチパネル
45…ディスプレイパネル
Claims (14)
- 電子教材を画面上における第1エリアに表示させると共に、ストロークを描画するための電子ノートを画面上における第2エリアに表示させる表示制御手段と、
外部入力に基づき、前記第1エリアに表示された電子教材の頁と、前記第2エリアに表示された電子ノートの頁とを関連付けて記憶する記憶制御手段と、
を有することを特徴とするコンピュータ装置。 - 前記記憶制御手段は、
前記第1エリアに別々に表示される前記電子教材の頁の各々と、前記電子ノートの頁とを関連付けて記憶可能であり、かつ、
前記電子教材の頁と、前記第2エリアに別々に表示される前記電子ノートの頁の各々とを関連付けて記憶可能であることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。 - 前記表示制御手段は、前記第1エリアに表示される電子教材の頁に関連付けられた電子ノートの頁番号を表示するための第1の欄と、前記第2エリアに表示される電子ノートの頁に関連付けられた電子教材の頁番号を表示するための第2の欄とをさらに表示することを特徴とする請求項1または2に記載のコンピュータ装置。
- 前記記憶制御手段は、空欄の前記第1の欄と、空欄の前記第2の欄とが連続又は同時に選択されたことを検知した場合、前記第1エリアに表示された電子教材の頁と、前記第2エリアに表示された電子ノートの頁とを関連付けて記憶することを特徴とする請求項3に記載のコンピュータ装置。
- 前記表示制御手段は、電子教材の頁と電子ノートの頁との関連付けを解除するためのボタンをさらに表示し、
前記記憶制御手段は、前記ボタンが選択されたことを検知した場合、指定された第1又は第2の欄に対応する前記電子教材の頁と前記電子ノートの頁との関連付けの情報を消去することを特徴とする請求項3または4に記載のコンピュータ装置。 - 前記表示制御手段は、
前記電子ノートの頁番号を表示した第1の欄が選択された場合、当該第1の欄が示す前記電子ノートの頁を表示させ、
前記電子教材の頁番号を表示した第2の欄が選択された場合、当該第2の欄が示す前記電子教材の頁を表示させることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。 - 前記表示制御手段は、前記第2エリアに表示された電子ノートのストロークのうち、前記第1エリアに表示された電子教材の頁の表示中に入力されたストロークを強調して表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
- 前記記憶制御手段は、前記第1エリアと前記第2エリアとを通るストロークの入力を検知した場合、前記第1エリアに表示された電子教材の頁と、前記第2エリアに表示された電子ノートの頁とを関連付けて記憶することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
- 前記表示制御手段は、
前記第1エリアと前記第2エリアとを通るストロークの前記第1エリアに表示された部分が選択された場合、当該ストロークの入力により前記第1エリアに表示された電子教材の頁に関連付けられた電子ノートの頁を前記第2エリアに表示させ、
前記第1エリアと前記第2エリアとを通るストロークの前記第2エリアに表示された部分が選択された場合、当該ストロークの入力により前記第2エリアに表示された電子ノートの頁に関連付けられた電子教材の頁を前記第1エリアに表示させることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータ装置。 - 前記記憶制御手段は、入力手段により入力された音声の録音データを、前記第1エリアに表示中の電子教材の頁と関連付けて記憶し、
前記第1エリアに表示中の電子教材の頁に関連付けられた録音データが存在するときには、当該録音データと、前記電子ノートに描画するストロークとを、時間を基準として再生し、前記第1エリアに表示中の電子教材の頁に関連付けられた録音データが存在しないときには、前記電子ノートに描画するストロークを、ストローク単位で再生する再生手段
をさらに有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。 - 前記再生手段は、前記録音データの再生の開始時点を、前記第1エリアに表示中の電子教材の頁を基準として決定することを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ装置。
- 前記再生手段は、前記時間を基準として再生する場合、前記録音データの再生と前記ストロークの再生とを同期させる処理を行うことを特徴とする請求項10または11に記載のコンピュータ装置。
- 前記表示制御手段は、前記第1エリアに電子教材の見開き頁を表示させることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
- 請求項1〜13のいずれか一項に記載のコンピュータ装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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