JP5360324B2 - ストローク再生装置及びプログラム - Google Patents
ストローク再生装置及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5360324B2 JP5360324B2 JP2013096215A JP2013096215A JP5360324B2 JP 5360324 B2 JP5360324 B2 JP 5360324B2 JP 2013096215 A JP2013096215 A JP 2013096215A JP 2013096215 A JP2013096215 A JP 2013096215A JP 5360324 B2 JP5360324 B2 JP 5360324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stroke
- reproduction
- display
- playback
- range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Description
前記表示手段の画面上で、ドラッグ操作に応じて再生範囲を指定する範囲指定手段と、
前記範囲指定手段によって指定された範囲におけるユーザの手書きストロークを前記表示手段に再生させるとともに、再生中における再生開始時点からの再生表示済みストローク数を前記表示手段に表示させる処理手段と
を備えることを特徴とする。
前記表示手段の画面上で、ドラッグ操作に応じて再生範囲を指定する範囲指定手段と、
ユーザの手書きストロークに関する情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から前記情報を読み出して、前記範囲指定手段によって指定された範囲におけるユーザの手書きストロークを前記表示手段に再生させるとともに、再生中における再生開始時点からの再生表示済みストローク数を前記表示手段に表示させる処理手段と
を備えることを特徴とする。
[ストローク再生システムのシステム構成]
図1に示すように、本第1実施形態におけるストローク再生システム10は、解答用紙4と、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するストローク再生装置2とから構成される。また、ストローク再生装置2のディスプレイ(表示手段)の画像をプロジェクター3がスクリーンに映し出すこととしてもよい。
まず、解答用紙4について説明する。解答用紙4A,4B(4)には、その略全面に後述するドットパターン(コード化パターン)が印刷され、その上に、所属(クラス)や名前を記入する欄、問題、解答欄が印刷されている。ドットパターンは、赤外線を吸収するカーボンを含んだインキにより印刷され、問題や記入欄などは、赤外域に吸収性を持たないインキにより印刷される。
続いて、解答用紙4に印刷されたドットパターン(コード化パターン)について説明する。図2は、解答用紙4に印刷されたドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、解答用紙4上の位置座標が決定されるよう構成されている。
次に電子ペン1について説明する。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103を解答用紙4に当接させて、所属(クラス)や氏名を記入したり、設問の解答を解答欄に記入したりする。
次に、ストローク再生装置2について説明する。ストローク再生装置2は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成される、パーソナルコンピュータ等で構成される。図5は、ストローク再生装置2の機能ブロック図である。ストローク再生装置2は、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段21、受信手段22、送信手段23、表示手段24、記憶手段25及び処理手段26を備える。そして、ストローク再生装置2は、電子ペン1から受信した記入情報に基づいて所定の処理を行う。
続いて、ストローク再生装置2が電子ペン1から受信した記入情報に基づいて処理する描画アプリ5の表示形態について説明する。
図6は、電子ペン1A(ペンID「pen01」)の記入内容を表示した描画アプリ5の表示形態を示している。ストローク再生装置2で記憶手段25に記入情報として記憶したユーザの手書きストロークは、処理手段26によって、解答用紙4の絵柄の画像情報と共に、描画アプリ5のストローク表示領域501上に描画される。描画するストロークが、拡大表示などでストローク表示領域501よりも大きくなる場合、処理手段26は、横スクロールバー及び縦スクロールバーを有効とし、利用者のマウス操作によってストローク表示領域501をスクロールして、ストローク全体を複数回に分けて表示できるようにしても良い。また、描画アプリ5には、画面右部のユーザ表示リスト502に、電子ペン1で解答用紙4に記入した全ユーザがユーザ別表示ボタン503として表示される。図6の表示例では、ペンID「pen01」の電子ペンを使用するユーザに対応するユーザ別表示ボタン503A及びペンID「pen02」の電子ペンを使用するユーザに対応するユーザ別表示ボタン503Bが表示されている。描画アプリ5には、さらに、画面右上部にアプリ終了ボタン504、画面下部に再生コントローラ6が表示される。再生コントローラ6は、ストロークを動画として再生表示する機能に関する実行ボタンを含むコントローラである。
図9は、図6の表示例から、電子ペン1B(ペンID「pen02」)の記入内容に表示内容を切り替えた場合の描画アプリ5の表示形態を示している。閲覧者がペンID「pen01」のユーザ別表示ボタン503Aを再度選択すると、処理手段26は、ユーザ別表示ボタン503Aを非選択状態にし、ユーザ別表示ボタン503Aの左側の「●」の表示を消して(破線の「○」で表す)、ストローク表示領域501Aに表示していた「pen01」のストロークを画面から消去する。次に、閲覧者がペンID「pen02」のユーザ別表示ボタン503Bを選択すると、処理手段26は、ユーザ別表示ボタン503Bを選択状態にし、ユーザ別表示ボタン503Bの左側に「●」を表示させる。そして、処理手段26は、記憶手段25に記憶されているペンID「pen02」に対応するストローク情報を呼び出し、ストローク表示領域501Bに、ペンID「pen02」のストロークを1度に描画する。また、処理手段26は、再生コントローラ6のストローク数表示610Bに、ペンID「pen02」のストロークの再生開始時点からの経過ストローク数及び再生の対象とするストローク情報の総数を表示させる。このときの経過ストローク数は総数と一致している。
図10は、図6の表示例から、電子ペン1A(ペンID「pen01」)及び電子ペン1B(ペンID「pen02」)の記入内容を同時に表示するように切り替えた場合の描画アプリ5の表示形態を示している。閲覧者が、「pen01」のユーザ別表示ボタン503Aが選択されている状態で、さらに「pen02」のユーザ別表示ボタン503Bを選択すると、処理手段26は、ユーザ別表示ボタン503A及び503Bを両方とも選択状態にし、共に左側に「●」を表示させる。処理手段26は、ペンID「pen01」のストロークを描画したストローク表示領域501Aの画面上の表示位置をずらすと共に、ストローク表示領域501Bに、ペンID「pen02」のストロークを1度に描画する。処理手段26は、再生コントローラ6のストローク数表示610に、ペンID「pen01」のストロークとペンID「pen02」のストロークとを合計したストロークの再生開始時点からの経過ストローク数/再生の対象とするストローク情報の総数を表示させる。
図11は、電子ペン1A(ペンID「pen01」)の記入内容を再生表示している描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。図6に示したような、電子ペン1A(ペンID「pen01」)の記入内容を表示している状態から、閲覧者が再生コントローラ6の再生ボタン603を選択(マウスのクリック操作)すると、処理手段26は、ペンID「pen01」のストローク情報に対応付けられている時刻情報を参照して、ストロークを解答用紙4Aに記入された順にストローク表示領域501Aに再生表示する。処理手段26は、再生コントローラ6のストローク数表示610Aに、ペンID「pen01」のストロークの再生開始時点からの経過ストローク数「59」及び再生の対象とするストローク情報の総数「245」を表示する。即ち、ペンID「pen01」のストロークの再生対象とするストローク情報の総数は245であり、ストローク表示領域501Aには、59個目までのストロークが表示されている。このとき、再生ポインタ602は、再生バー601上で、59/245の位置にある。
図12は、電子ペン1A(ペンID「pen01」)の記入内容に指定範囲505Aを指定し、再生速度等を設定する場合の描画アプリ5の表示形態を示している。閲覧者が、ペンID「pen01」のストロークが表示されているストローク表示領域501A上で、カーソルを移動させてドラッグ操作を行うことにより、任意に、指定範囲505Aを指定する。処理手段26は、指定範囲505Aに対応する座標情報を記憶手段25に記憶させると共に、指定範囲505Aを示す矩形を破線で表して表示手段24に表示させる。ここで、閲覧者が、オプション表示ボタン611を選択すると、処理手段26は、指定範囲の再生設定画面7をポップアップ表示させる。閲覧者は、指定範囲の再生設定画面7により、指定した指定範囲505Aの再生設定(再生速度、再生ストローク色及び再生ストロークサイズ)を変更することができる。具体的に、指定範囲の再生設定を、通常よりやや遅い速度「2」、「あか」色、太さ「14pt」と設定する(図8参照)。なお、指定範囲の再生設定は、指定範囲505Aを指定する前に行っても良い。
図13は、指定範囲505Aが指定され、指定範囲505Aの再生設定が設定された電子ペン1A(pen01)の記入内容を再生表示している描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。閲覧者が再生コントローラ6の再生ボタン603を選択することにより、処理手段26は、ストローク表示領域501Aに、ペンID「pen01」のストロークを記入された順に、通常の再生速度、再生ストローク色及び再生ストロークサイズで再生表示する。ストロークの再生が指定範囲505A内のストロークになると、処理手段26は、指定範囲の再生設定画面7で設定された再生速度、再生ストローク色及び再生ストロークサイズで対象となるストロークを再生させる。具体的に、処理手段26は、指定範囲のストロークを速度「2」、「あか」色及び太さ「14pt」で指定範囲505A内のストロークを再生させる。また、処理手段26は、再生コントローラ6のストローク数表示610Aに、ペンID「pen01」のストロークの再生開始時点からの経過ストローク数/再生の対象とするストローク情報の総数を表示させる。
図14は、指定範囲505A及び505Bが指定され、指定範囲505A及び505Bの再生設定が変更された状態での、電子ペン1A(ペンID「pen01」)及び電子ペン1B(ペンID「pen02」)の記入内容を再生している描画アプリ5のある時点での表示形態を示している。閲覧者が、ペンID「pen01」のストロークが表示されているストローク表示領域501A上で、カーソルを移動させてドラッグ操作を行うことにより、任意に指定範囲505Aを指定すると、処理手段26は、指定範囲505Aに対応する座標情報を記憶手段25に記憶させると共に、指定範囲505Aを破線の矩形で表して表示手段24に表示させる。さらに、処理手段26は、ペンID「pen02」のストロークが表示されているストローク表示領域501B上の同じ範囲を、指定範囲505Bとして自動的に設定して、指定範囲505Bを破線の矩形で表して表示手段24に表示させる。または、閲覧者が新たに任意にドラッグ操作をすることによって指定範囲505Bを指定可能としても良い。閲覧者が再生コントローラ6の再生ボタン603を選択すると、処理手段26は、ストローク表示領域501Aに、ペンID「pen01」のストロークを、ストローク表示領域501Bに、ペンID「pen02」のストロークを、記入された順に通常の再生速度、再生ストローク色及び再生ストロークサイズで再生させる。処理手段26は、ストロークの再生が指定範囲505A内のストロークや505B内のストロークになると、閲覧者が設定した指定範囲の再生速度、再生ストローク色及び再生ストロークサイズで対象となるストロークを再生する。また、処理手段26は、再生コントローラ6のストローク数表示610に、ペンID「pen01」のストロークとペンID「pen02」のストロークとを合計したストロークの再生開始時点からの経過ストローク数、及び再生の対象とするストローク情報の総数を表示させる。
次に、本第1実施形態のストローク再生システム10による再生表示の処理フローを、図15を参照して説明する。
次に、図6に示す表示形態1における再生表示の処理を、図15を参照して説明する。ペンID「pen01」のユーザ別表示ボタン503Aが選択されている状態で、閲覧者が再生ボタン603を選択(マウスのクリック操作)すると、処理手段26は、閲覧者がマウスのドラッグ操作により指定範囲505Aを指定しているか否かを判定する(ステップS101)。このとき、処理手段26は、閲覧者は指定範囲505Aを指定していないと判定し(ステップS101:No)、記憶手段25が記憶している通常の再生設定を読み込む(ステップS102)。処理手段26は、ペンID「pen01」で記入されたストロークを記入時刻順に、読み込んだ再生設定に基づいてストローク表示領域501Aに描画する(ステップS103)。そして、処理手段26は、1個のストロークを描画する毎に次のストロークがあるか否かを判定し(ステップS104)、次のストロークがあると判定した場合(ステップS104:Yes)、処理手段26は、ステップS102に戻り、ステップS102〜S104を繰り返す。このルーチンを全てのストロークを描画するまで245回繰り返し、処理手段26が、次のストロークがないと判定した場合(ステップS104:No)、処理手段26は、処理を終了する。こうして、処理手段26は、ストローク表示領域501AにペンID「pen01」のすべてのストローク245個を連続して描画することで再生表示する。
次に、図9に示す表示形態2における再生表示の処理を、図15を参照して説明する。ペンID「pen02」のユーザ別表示ボタン503Bが選択されている状態で、閲覧者が再生ボタン603を選択すると、処理手段26は、閲覧者がドラッグにより指定範囲505Bを指定しているか否かを判定する(ステップS101)。このとき、処理手段26は、閲覧者は指定範囲505Bを指定していないと判定し(ステップS101:No)、記憶手段25が記憶している通常の再生設定を読み込む(ステップS102)。処理手段26は、ペンID「pen02」で記入されたストロークをストローク表示領域501Bに描画する(ステップS103)。そして、処理手段26は、次のストロークがあるか否かを判定し(ステップS104)、次のストロークがあると判定した場合(ステップS104:Yes)、処理手段26は、ステップS102に戻り、ステップS102〜S104を繰り返す。このルーチンを231回繰り返し、処理手段26が、次のストロークがないと判定した場合(ステップS104:No)、処理手段26は、処理を終了する。こうして、処理手段26は、ストローク表示領域501BにペンID「pen02」で記入されたすべてのストロークを描画する。
次に、図10に示す表示形態3における再生表示の処理を、図15を参照して説明する。ユーザ別表示ボタン503A及びユーザ別表示ボタン503Bが両方選択されている状態で、閲覧者が再生ボタン603を選択すると、処理手段26は、閲覧者がドラッグにより指定範囲505A及び505Bを指定しているか否かを判定する(ステップS101)。このとき、処理手段26は、閲覧者は指定範囲505A及び505Bを指定していないと判定し(ステップS101:No)、記憶手段25が記憶している通常の再生設定を読み込む(ステップS102)。処理手段26は、ペンID「pen01」で記入されたストロークをストローク表示領域501Aに、ペンID「pen02」で記入されたストロークをストローク表示領域501Bに描画する(ステップS103)。そして、処理手段26は、次のストロークがあるか否かを判定し(ステップS104)、次のストロークがあると判定した場合(ステップS104:Yes)、処理手段26は、ステップS102に戻り、ステップS102〜S104を繰り返す。このルーチンをペンID「pen01」で記入されたストロークについて245回、ペンID「pen02」で記入されたストロークについて231回繰り返し、処理手段26が、次のストロークがないと判定した場合(ステップS104:No)、処理手段26は、処理を終了する。こうして、処理手段26は、各ストローク表示領域501にペンID「pen01」及びペンID「pen02」で記入されたすべてのストロークを描画する。
次に、図11に示す表示形態4における再生表示の処理を、図15を参照して説明する。ユーザ別表示ボタン503Aが選択されている状態で、閲覧者が再生ボタン603を選択すると、処理手段26は、閲覧者がドラッグにより指定範囲505Aを指定しているか否かを判定する(ステップS101)。このとき、処理手段26は、閲覧者は指定範囲505Aを指定していないと判定し(ステップS101:No)、記憶手段25が記憶している通常の再生設定を読み込む(ステップS102)。処理手段26は、ペンID「pen01」で記入されたストロークをストローク表示領域501Aに描画する(ステップS103)。そして、処理手段26は、次のストロークがあるか否かを判定し(ステップS104)、次のストロークがあると判定した場合(ステップS104:Yes)、処理手段26は、ステップS102に戻り、ステップS102〜S104を繰り返す。図11は、このルーチンを59回繰り返した時点での描画アプリ5の表示形態を示している。
図12に示す表示形態5では、閲覧者がストローク表示領域501Aでカーソルを移動させてドラッグ操作を行うことによって指定範囲505Aを指定すると、処理手段26は、指定範囲505Aに対応する座標情報を記憶手段25に記憶させると共に、指定範囲505Aを示す矩形を破線で表して表示手段24に表示させる。さらに、閲覧者がオプション表示ボタン611を選択すると、処理手段26は、指定範囲の再生設定画面7をポップアップ表示させる。そして、閲覧者が指定範囲505Aの再生設定(再生速度、再生ストローク色及び再生ストロークサイズ)を必要に応じて変更して確定ボタン704を選択すると、処理手段26は、その設定情報を指定範囲505A内の再生設定として記憶手段25に記憶させ、指定範囲の再生設定画面7を閉じる。
次に、図13に示す表示形態6における再生表示の処理を、図15を参照して説明する。指定範囲505Aが指定されると共に指定範囲505Aの再生設定が設定されている状態で、閲覧者が再生ボタン603を選択すると、処理手段26は、閲覧者がドラッグにより指定範囲505Aを指定しているか否かを判定する(ステップS101)。このとき、処理手段26は、閲覧者は指定範囲505Aを指定していると判定し(ステップS101:Yes)、続いて、現在の描画対象とするストロークが指定範囲505A内のストロークであるか否かを判定する(ステップS105)。このとき、処理手段26は、指定範囲505A内のストロークが描画対象となるまでは現在のストロークは指定範囲505A内のストロークでないと判定し(ステップS105:No)、記憶手段25が記憶している通常の再生設定を読み込み(ステップS108)、ペンID「pen01」で記入された指定範囲505A外のストロークをストローク表示領域501Aに通常の再生設定で描画する(ステップS107)。そして、処理手段26は、次のストロークがあるか否かを判定し(ステップS109)、次のストロークがあると判定した場合(ステップS109:Yes)、処理手段26は、ステップS105に戻り、ステップS105、S108、S107及びS109を繰り返す。
次に、図14に示す表示形態7における再生表示の処理を、図15を参照して説明する。指定範囲505A及び505Bが指定されると共に、指定範囲505A及び505Bの再生設定が設定された状態で、閲覧者が再生ボタン603を選択すると、処理手段26は、図15に示す処理フローに沿って、各ストローク表示領域501A,501Bへの再生表示ごと別々に処理する。すなわち、処理手段26は、閲覧者がドラッグにより指定範囲505A及び505Bを指定しているか否かを各ストローク表示領域501A,501Bについて各別に判定する(ステップS101)。このとき、処理手段26は、閲覧者は指定範囲505A及び505Bを指定していると判定し(ステップS101:Yes)、各ストローク表示領域501A,501Bについて各別に、現在のストロークが指定範囲505A内ないし指定範囲505B内のストロークであるか否かを判定する(ステップS105)。このとき、処理手段26は、指定範囲505A内のストロークないしは指定範囲505B内のストロークが描画対象となるまでは、現在のストロークは指定範囲505Aないし505Bの内側のストロークでないと判定し(ステップS105:No)、記憶手段25が記憶している通常の再生設定を読み込む(ステップS108)。そして、処理手段26は、現在の描画対象とするストロークがペンID「pen01」で記入された指定範囲505A外のストロークであればストローク表示領域501Aに、ペンID「pen02」で記入された指定範囲505B外のストロークであればストローク表示領域501Bに、通常の再生設定で描画する(ステップS107)。そして、処理手段26は、次のストロークがあるか否かを判定し(ステップS109)、次のストロークがあると判定した場合(ステップS109:Yes)、処理手段26は、ステップS105に戻り、ステップS105、S108、S107及びS109を繰り返す。
このストローク再生システム10によれば、閲覧者は、ユーザが電子ペン1で解答用紙4に記入した記入内容を手書きストロークとして再生表示することができ、再生途中で再生速度の設定変更をすることなく、自動的に、任意に指定する範囲に記入されたストロークの再生速度を変更して再生することができる。例えば、閲覧者は、解答用紙4のうち特に注意して確認したい範囲を予め指定して、その範囲にユーザが電子ペン1で記入した内容のストローク再生速度を、通常の再生速度より遅くなるように設定することで、ストロークの再生中に再生速度を変更する操作をしなくても、自動的に指定範囲のストローク再生速度が変更されるため、ストローク再生装置2の操作に気を取られることなく、注意して確認したい範囲をじっくりと分析することができ、利便性が向上する。また、確認したい範囲の内外の再生速度をそれぞれ設定することができるので、迅速に全体の記入過程を追いながら、特に確認したい範囲のみをゆっくりと再生することなどが可能となり、作業効率が向上する。また、このストローク再生システム10によれば、閲覧者は、ユーザの記入過程が分かるので、漢字などの筆順指導をすることもできる。また、予め指定した範囲のストロークについて、表示する色や太さも設定することができるため、閲覧者とって、ストロークを認識しやすくことができる。
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態と第1実施形態とが同様の部分については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。第2実施形態と第1実施形態とはストローク再生システム10による処理フローのみが異なる。
このストローク再生システム10によれば、処理手段26が、はじめに通常の再生設定を読み込み、指定範囲505が指定されている場合はさらに指定範囲505の再生設定を読み込むように構成することで、1個のストロークの描画ごとに通常の又は指定範囲505の再生設定を読み込む必要がないので、処理手段26や記憶手段25の処理負荷を軽くすることが可能である。
上記の実施形態のストローク再生システム10による処理フローでは、指定範囲505を指定あるいは変更したり、指定範囲505の再生設定を設定したりすることは、予め再生表示する前に行うことを前提としていたが、本発明の適用はこれに限られない。閲覧者がストローク再生システム10による処理フローの途中で、ドラッグ操作により指定範囲505を指定したり、又は、オプション表示ボタン611を選択して指定範囲の再生設定画面7をポップアップ表示させ、指定範囲505の再生設定を変更したり、できるようにしてもよい。この場合、例えば、閲覧者によってオプション表示ボタン611が選択されると、処理手段26は、ストロークの再生表示を一旦停止し、指定範囲の再生設定画面7を表示させる。閲覧者が指定範囲505の再生設定を変更し、確定ボタン704を選択すると、処理手段26は、指定範囲505の再生設定を記憶手段25に記憶すると共に、指定範囲の再生設定画面7の表示を消す。そして、処理手段26は、ストロークの再生表示を再開する。このとき、処理手段26は、図15に示す第1実施形態のストローク再生システム10の処理フローではステップS101又はS105に戻り、図16に示す第2実施形態のストローク再生システム10の処理フローではステップS202又はS205に戻り、ストロークの再生を再開することとすればよい。
2…ストローク再生装置
3…プロジェクター
4A,4B(4)…解答用紙
5…描画アプリ
501A,501B(501)…ストローク表示領域
502…ユーザ表示リスト
503A,503B(503)…ユーザ別表示ボタン
505A,505B(505)…指定範囲
6…再生コントローラ
603…再生ボタン
609…再生速度設定リスト
610…ストローク数表示
611…オプション表示ボタン
7…指定範囲の再生設定画面
701…指定範囲の再生速度設定リスト
702…指定範囲の再生ストローク色設定リスト
703…指定範囲の再生ストロークサイズ設定リスト
704…確定ボタン
21…入力手段
22…受信手段
23…送信手段
24…表示手段
25…記憶手段
26…処理手段
Claims (6)
- 手書きストロークを表示手段に再生して表示するストローク再生装置であって、
前記表示手段の画面上で、ドラッグ操作に応じて再生範囲を指定する範囲指定手段と、
前記範囲指定手段によって指定された範囲におけるユーザの手書きストロークを前記表示手段に再生させるとともに、再生中における再生開始時点からの再生表示済みストローク数を前記表示手段に表示させる処理手段と
を備えることを特徴とするストローク再生装置。 - 手書きストロークを表示手段に再生して表示するストローク再生装置であって、
前記表示手段の画面上で、ドラッグ操作に応じて再生範囲を指定する範囲指定手段と、
ユーザの手書きストロークに関する情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から前記情報を読み出して、前記範囲指定手段によって指定された範囲におけるユーザの手書きストロークを前記表示手段に再生させるとともに、再生中における再生開始時点からの再生表示済みストローク数を前記表示手段に表示させる処理手段と
を備えることを特徴とするストローク再生装置。 - 前記処理手段は、さらに、再生させる手書きストローク数を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載のストローク再生装置。
- 前記処理手段は、操作に応じて、ストローク単位で再生表示時点を巻き戻し、又は進めることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のストローク再生装置。
- 前記処理手段は、再生の対象とするストローク数を数直線で示す再生バーと、当該再生バー上に、再生開始時点からの再生表示済みストローク数の位置を示す再生ポインタとを前記表示手段に表示させ、ドラッグ操作による再生ポインタの移動位置に基づき指定された再生状態を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のストローク再生装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載のストローク再生装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013096215A JP5360324B2 (ja) | 2013-05-01 | 2013-05-01 | ストローク再生装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013096215A JP5360324B2 (ja) | 2013-05-01 | 2013-05-01 | ストローク再生装置及びプログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012232728A Division JP5267717B2 (ja) | 2012-10-22 | 2012-10-22 | ストローク再生装置及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013145607A JP2013145607A (ja) | 2013-07-25 |
JP5360324B2 true JP5360324B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
ID=49041317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013096215A Expired - Fee Related JP5360324B2 (ja) | 2013-05-01 | 2013-05-01 | ストローク再生装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5360324B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102286587B1 (ko) * | 2014-10-17 | 2021-08-05 | 주식회사 네오랩컨버전스 | 전자펜 |
KR102337258B1 (ko) * | 2014-10-17 | 2021-12-08 | 주식회사 네오랩컨버전스 | 전자펜, 전자펜과 연동되는 전자기기 및 전자기기의 제어방법 |
JP6562853B2 (ja) * | 2016-02-22 | 2019-08-21 | Dynabook株式会社 | 電子機器及び方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0696279A (ja) * | 1992-09-11 | 1994-04-08 | Canon Inc | 情報処理方法及び装置 |
JPH09222846A (ja) * | 1996-02-15 | 1997-08-26 | Casio Comput Co Ltd | 学習装置 |
JP2844446B2 (ja) * | 1996-03-08 | 1999-01-06 | 株式会社ニィス | 文字情報格納方法、および筆順表示方法、並びに筆順表示装置 |
-
2013
- 2013-05-01 JP JP2013096215A patent/JP5360324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013145607A (ja) | 2013-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5353219B2 (ja) | ボード書き込みシステム、コンピュータ装置及びプログラム | |
JP5560604B2 (ja) | ストローク再生装置及びプログラム | |
JP6044198B2 (ja) | コンピュータ装置、プログラム及び情報処理システム | |
JP5120291B2 (ja) | ストローク再生装置及びプログラム | |
JP5360324B2 (ja) | ストローク再生装置及びプログラム | |
JP5391860B2 (ja) | ストローク表示装置及びプログラム | |
JP6197290B2 (ja) | コンピュータ装置、再生システム、及びプログラム | |
JP5807433B2 (ja) | コンピュータ装置、電子ペンシステム、及びプログラム | |
JP5267717B2 (ja) | ストローク再生装置及びプログラム | |
JP5263439B2 (ja) | ストローク再生装置及びプログラム | |
JP6056263B2 (ja) | 端末装置、電子ペンシステム及びプログラム | |
JP3174897U (ja) | 教材コンテンツ表示システム、そのコンピュータ装置、およびそれに用いるシート | |
JP5943293B2 (ja) | 端末装置、コンテンツ再生システム、及びプログラム | |
JP6019716B2 (ja) | コンピュータ装置、プログラム及び情報処理システム | |
JP2011232952A (ja) | 情報処理システム及びそのプログラム | |
JP5267950B2 (ja) | 情報処理システム及びそのプログラム | |
JP5760887B2 (ja) | 端末装置、電子ペンシステム、及びプログラム | |
JP5540883B2 (ja) | ストローク表示装置及びプログラム | |
JP6241060B2 (ja) | コンピュータ装置及びプログラム | |
JP5862395B2 (ja) | 端末装置、コンテンツ再生システム、及びプログラム | |
JP5703972B2 (ja) | コンピュータ装置及びそのプログラム | |
JP6244647B2 (ja) | コンピュータ装置及びプログラム | |
JP2013182122A (ja) | 電子ペンシステム及びプログラム | |
JP5983136B2 (ja) | 電子ペンシステム及びプログラム | |
JP5370557B2 (ja) | ボード書き込みシステム、コンピュータ装置及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130501 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20130501 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20130521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |