JP5703972B2 - コンピュータ装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
特許文献2の技術を適用して、このことを実現しようとすると、最初に電子ペンで書き込まれた記入情報がファイルに記録された後に、ユーザは、端末装置を操作して、当該ファイルを開くという処理を、予め固定表示されるアイコンに割り当てる必要がある。しかしながら、このような端末装置側の操作は、電子ペンも操作しているユーザにとっては、長時間を要する煩わしい操作になる。さらに、コンピュータの操作を苦手とするユーザにとっては、非常に困難なものとなる。
このため、時間的に離間して電子ペンで書き込まれた記入情報の各々を同一ファイルに一括して記録する仕組みを、電子ペンの操作で構築することが要求されているが、このような要求に応えることができない状況である。
この構成により、ユーザが書き込み媒体のファイル名記入欄に電子ペンで記入すると、ファイル生成手段は、ファイルを生成するとともに、当該ファイルを開いた状態にするので、ファイル状態認識手段により、ファイルは開かれている状態であると認識され、ストローク描画記録手段により、電子ペンの記入に基づくストロークを描画して、ファイルに記録させることができる。
この構成により、ユーザが書き込み媒体のファイル名記入欄に電子ペンで記入すると、ファイル生成手段は、ファイルを生成するとともに、当該ファイルを開いた状態にするので、ファイル状態認識手段により、ファイルは開かれている状態であると認識され、ストローク描画記録手段により、電子ペンの記入に基づくストロークを描画して、ファイルに記録させることができる。
図1は、本実施形態に係る入力システム10の構成を示す。本実施形態に係る入力システム10は、1人の先生が、1人又は複数人の生徒に授業をする教室に設置されているものとする。図1に示すように、本実施形態に係る入力システム10は、ユーザ(生徒)が使用する、電子ペン1と、ドットパターン用紙2A(コード化パターン用紙2A:書き込み媒体)と、ドットパターンノート2Bと、コンピュータ装置3とを有する。
ドットパターン用紙2Aにおいては、従来のルーズリーフのように、複数のドットパターン単位用紙21の各々が分離されて別々に用いられる。一方、ドットパターンノート2Bにおいては、複数のドットパターン単位用紙21の各々が所定の1ページとなり、複数ページが1セットになって用いられる。この場合、ユーザは、ドットパターン用紙2A又はドットパターンノート2B内の任意のドットパターン単位用紙21を記入対象として、任意のタイミングに電子ペン1で記入することができる。
後述するように、ドットパターンは、座標毎にユニークであり、なおかつドットパターン単位用紙21毎にもユニークであるため、任意のドットパターン単位用紙21が任意のタイミングで使われても、ドットパターン用紙2A又はドットパターンノート2B内の何れのドットパターン単位用紙21が使われたのかが正しく認識される。
続いて、ドットパターン単位用紙21に形成されるアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について説明する。図2は、ドットパターン単位用紙21に印刷されるドットパターンのドットと、そのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。即ち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、ドットパターン単位用紙21上の位置座標が決定されるよう構成されている。
次に電子ペン1について説明する。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、インクを備えるペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103をドットパターン単位用紙21上に当接させて、文字等のストローク(手書きストローク)を記入したり、タップ(ペン先部103によるドットパターン単位用紙21への軽叩)したりする。ここで、電子ペン1のペン先部103がドットパターン単位用紙21に最初に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。また、電子ペン1をペンダウンすることでペン先部103からドットパターン単位用紙21上に流出するインクにより、ストロークと略同一軌道の軌跡がドットパターン単位用紙21上に書き込まれる。
なお、前述のドットパターン単位用紙21には、後に図6(B)等を参照して説明するように、書式設定に用いる幾つかのアイコンも印刷されている。電子ペン1によりこれらのアイコンがタップされると、プロセッサ108によって、対応する書式情報が電子ペン1のストローク情報に含められて、コンピュータ装置3へ送信される。このように、電子ペン1によりアイコンをタップすることにより、対応する書式情報を設定し、例えば、ストロークの太さや色等を指定することもできる。
次に、コンピュータ装置3について説明する。コンピュータ装置3は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等により構成されるプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等を含むパーソナルコンピュータ等で構成される。図5は、コンピュータ装置3の機能ブロック図である。コンピュータ装置3は、機能的には、入力手段31、通信手段32、記憶手段33、表示手段34、及び処理手段35を備える。そして、コンピュータ装置3は、電子ペン1から受信した記入情報に基づいて所定の処理を行う。
通信手段32は、アンテナ送受信回路等により構成され、電子ペン1から記入情報を受信し、処理手段35に伝送する。さらに、通信手段32は、電子ペン1と必要に応じて様々な情報の授受をすることができる。なお、電子ペン1とのデータ通信方式は、有線及び無線を含めて様々な手法が利用可能であるが、本実施形態ではBluetooth(登録商標)を用いる通信方式が採用されている。
また、記憶手段33は、後述するファイル生成手段352によって生成されるファイル及び当該ファイルアイコンのデータ等も記憶する。
表示手段34は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段35によって指示された内容を画像として表示する。
以下、図6〜図11の具体例を適宜参照しつつ、処理手段35についてさらに詳しく説明する。
図6〜図11の各々は、入力システム10が設置されている教室において、何日間かにわたって各種授業が行われた場合における、コンピュータ装置3の処理手段35の各種処理結果の具体例をそれぞれ示す図である。
この場合、生徒が、先生の板書にならって、図6(A)に示すように、ドットパターンノート21Bの所定ページに対応する新規のドットパターン単位用紙21−1に対して、電子ペン1で「ことわざ」と記入したものとする。
具体的には、ドットパターン単位用紙21−1を含め全てのドットパターン単位用紙21には、記入領域41と、書式設定に用いる幾つかのアイコンが配置され得るアイコン領域42とが設けられている。記入領域41は、電子ペン1により任意のストロークが記入される領域である。ドットパターン単位用紙21−1の記入領域41には、「ことわざ」が記入されている。なお、アイコン領域42の詳細については後述する。
具体的には、ドットパターン単位用紙21−1に対して電子ペン1で記入が開始されると、電子ペン1からの記入情報が、図5の通信手段32に逐次受信されて処理手段35に供給される。
この場合、処理手段35のファイル状態認識手段351は、ファイルが開いている状態であるか否かを認識する。図6の例では、ファイル状態認識手段351は、ドットパターン単位用紙21−1又はそのページの内容を含むファイルが未だ生成されておらず、その結果当該ファイルが開かれていない状態であると認識する。
すると、ファイル生成手段352は、新たなファイルを記憶手段33に生成し、さらに、当該ファイルを開くためのファイルアイコン51も生成して、図6(B)に示すように、表示手段34に表示させる。
なお、ファイルアイコン51の表示手法は、図6の例のように特にファイル名そのものを表示させる手法に特に限定されず、その他例えば、記入領域41に最初に記入された手書きのストロークが文字認識された後の何文字分かの文字列を表示させる(例えば3文字分ならば「ことわ」等と表示させる)手法や、手書きのストロークをそのまま図柄として表示させる手法を採用することができる。
換言すると、ファイル名は、ファイルアイコン51内の表示と一致させる必要は特にない。例えば手書きのストロークがそのままファイルアイコン51の図柄とされているような場合には、当該ストロークを文字認識した結果得られる文字列をファイル名として採用することもできる。
この間も、記入情報が、電子ペン1から逐次送信され、コンピュータ装置3の通信手段32に受信されて、処理手段35に提供される。
処理手段35のストローク描画記録手段353は、このようにして逐次送信されてくる記入情報に基づいて、「◎塞翁が馬 人生では何が幸せか、不幸せか分からないもの。」というストロークを描画する。そして、ストローク描画記録手段353は、当該ストロークを、ファイル生成手段352により生成されたファイルに記録させると共に、図6(B)に示すように、表示手段34内のファイルアイコン51における右方の領域52に表示させる。なお、以下、当該領域52を、「ファイル内容表示領域52」と呼ぶ。
アイコン領域42には、線種選択アイコン領域421と、色選択アイコン領域422とが設けられている。
線種選択アイコン領域421には、ストロークの太さの種類を選択する複数のアイコンが配置される。図7(A)等の線種選択アイコン領域421には、細い方から順に5つの太さの種類を選択するアイコンがそれぞれ配置されている。
ユーザは、電子ペン1で、線種選択アイコン領域421に配置されている複数のアイコンのうち、所定の太さの種類を選択するアイコンをタップして、それ以降、記入領域41で手書きのストロークを記入すると、当該所定の太さのストロークとしてファイルに格納される。そして、表示手段34には、ストロークは当該所定の太さで表示される。
色選択アイコン領域422には、ストロークの色の種類を選択する複数のアイコンが配置される。図7(A)等の色選択アイコン領域422には、赤(R)、青(B)、黄(Y)の各色の種類を選択するアイコンがそれぞれ配置されている。
ユーザは、電子ペン1で、色選択アイコン領域422に配置されている複数のアイコンのうち、所定の色の種類を選択するアイコンをタップして、それ以降、記入領域41で手書きのストロークを記入すると、当該所定の色のストロークとしてファイルに格納される。そして、表示手段34には、ストロークは当該所定の色で表示される。
なお、電子ペン1は、1種類のペン先部103と、1種類のインクが封入されたインクカートリッジ104とを有しているため、当該電子ペン1で記入領域41に記入される手書きのストローク自体は、略同一の太さで略同一の色になる。
この場合、電子ペン1は、ペンアップされると、その後次の授業等が開始されるまでの間、ペンダウンされないことになる。
そこで、図5のコンピュータ装置3のペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、ペンアップから所定時間(例えば数分〜数十分)経過してもペンダウンが検出されないと、そのペンアップの日時(何年何月何時何分で表現される日時であり、以下、「ペンアップ日時」と呼ぶ)を、記入情報から認識する。この場合、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、ペンアップ情報を含む記入情報の、直前の記入情報からペンアップ日時を認識する。ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、当該ペンアップ日時を示す情報(以下、「ペンアップ日時情報」と呼ぶ)を生成してファイルに格納する。そして、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、図8に示すように、ペンアップ日時61(同図の例では2011年2月10日14時30分)を、表示手段34におけるファイル内容表示領域52内の、最後のストロークの下方に表示させる。さらに、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、区切り線62を生成して、表示手段34におけるファイル内容表示領域52内のペンアップ日時61の下方に表示させる。
なお、区切り線62を示す情報は、ファイルへの格納は可能であるが、ペンアップ日時情報に基づいて表示時に生成可能であるので、ファイルへの格納は特に必須ではない。
その後、ユーザが、ファイル内容表示領域52の上方に表示された「ファイル」というメニューを選択し「閉じる」というメニューを選択する操作をすると、処理手段35は、ファイルを閉じる処理を実行する。この場合、ファイル内容表示領域52は表示手段34から消去されて表示されなくなる。ただし、ファイルアイコン51は、原則として表示手段34に表示され続ける。
この場合、ユーザは、この話の内容を追記すべく、ドットパターンノート2Bのうち、上記の国語の授業に関する内容が記入されたページ、即ち、ドットパターン単位用紙21−1のページを開くと共に、表示手段34に表示されたファイルアイコン51を選択する(クリック操作等をする)ことで、当該国語の授業の内容を含むファイルを開くことができる。
この場合、表示手段34には、図8に示される状態で、ファイルアイコン51と、ファイル内容表示領域52が表示される。
すると、ファイル状態認識手段351は、ファイルが開かれた状態であると判断し、使用用紙/ページ認識手段355は、電子ペン1から送信されてくる記入情報に基づいて、現在電子ペン1により書き込まれているドットパターン単位用紙21は、これまでに電子ペン1によって書き込みに使用されたドットパターン単位用紙21と判断する。
さらに、ストローク描画記録手段353は、電子ペン1から逐次送信されてくる記入情報に基づいて、「◎塞翁が馬 人生では何が幸せか、不幸せか分からないもの。」というストロークの下方に、「先生の実家の馬も、逃げたらしい」という新たなストロークを描画する。そして、ストローク描画記録手段353は、当該ストロークを、ファイル生成手段352により生成されたファイルに記録させると共に、図9(B)に示すように、ファイル内容表示領域52に表示させる。
ここで、ドットパターン単位用紙21−1には、全面にドットパターンが印刷されているので、任意の位置、例えば先の国語の授業で記入されたストロークよりも上方の位置に記入された新たなストロークであっても、ストローク描画記録手段353は、当該新たなストロークをファイルに記録させることができる。例えば、図9(A)に示すように、ドットパターン単位用紙21−1の記入領域41のうち、「◎塞翁が馬 人生では何が幸せか、」というストロークの上方に新たに記入された、矢印のストロークと「まったくそう思う」というストロークとは、ファイルに新たに記録され、図9(B)に示すように、ファイル内容表示領域52内の対応する位置に表示される。
この場合、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、ペンアップから所定時間経過してもペンダウンが検出されないと、最後のペンアップ日時を、記入情報から認識し、当該ペンアップ日時を示すように、ファイルに格納されているペンアップ日時情報を更新する。
そして、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、図9(B)に示すように、更新後のペンアップ日時61−1を、表示手段34のファイル内容表示領域52内に表示させる。この場合、ペンアップ日時61−1は、同図の例では、2011年2月10日14時30分から更新された後の2011年2月10日16時30分になっている。
さらに、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、区切り線62−1を生成して、表示手段34のファイル内容表示領域52内のペンアップ日時61−1の下方に表示させる。
その後、ユーザが、ファイル内容表示領域52の上方に表示された「ファイル」というメニューを選択し「閉じる」というメニューを選択する操作をすると、処理手段35は、ファイルを閉じる処理を実行する。この場合、ファイル内容表示領域52は表示手段34から消去されて表示されなくなる。ただし、ファイルアイコン51は、原則として表示手段34に表示され続ける。
この場合、ユーザ(生徒)は、ドットパターンノート21Bの新たなページに対応するドットパターン単位用紙21−2に対して、別日の国語の授業に関する内容を示す手書きのストロークを、電子ペンで記入することができる。
生徒が所定日の国語の授業と同様の操作をすると、図5のコンピュータ装置3は、所定日に生成した第1ファイルとは別の第2ファイルを新たに生成し、別日の国語の授業に関する内容を示すストロークを第2ファイルに記録させることができる。この場合、第2ファイルを開くための別のファイルアイコンが生成されて、表示手段34に表示される。
一方、生徒が、別日の国語の授業に関する内容を示すストロークも、第1ファイルに蓄積して記録させたいと所望した場合には、表示手段34に表示されたファイルアイコン51を選択する(クリック操作等をする)ことで、当該第1ファイルを開けばよい。
以下の説明では、コンピュータ装置3が、第1ファイルを開いていることを前提とする。
この場合、表示手段34には、図9(B)に示される状態で、ファイルアイコン51と、ファイル内容表示領域52が表示される。
この間、記入情報が、電子ペン1から逐次送信され、コンピュータ装置3の通信手段32に受信されて、処理手段35に提供される。
すると、ファイル状態認識手段351は、ファイルが開かれた状態であると判断し、使用用紙/ページ認識手段355は、電子ペン1から送信されてくる記入情報に基づいて、現在電子ペン1により書き込まれているドットパターン単位用紙21は、これまでに電子ペン1によって書き込みに使用されたドットパターン単位用紙21ではなく、新しいドットパターン単位用紙21であると判断する。
ストローク描画記録手段353は、電子ペン1から逐次送信されてくる記入情報に基づいて、「◎少年老い易く学成り難し 時間をむだにせず学業に精を出す」というストロークを区切り線62−1の下方に描画する。そして、ストローク描画記録手段353は、当該ストロークを、所定日に生成された第1ファイルに追記して記録させる。なお、この場合、第1ファイルにおいては、各ストロークは、どのドットパターン単位用紙21の、どの位置に記入されたものであるのかという情報が第1ファイルにあわせて記録されている。
これにより、各ストロークが、表示手段34のファイル内容表示領域52内で適切な位置に表示される。即ち、所定日の国語の授業に関する内容を示すストローク等、ドットパターン単位用紙21−1に記入されたストロークは、ファイル内容表示領域52のペンアップ日時61−1における上方の領域のうち、ドットパターン単位用紙21−1内の記入位置と対応する位置にそれぞれ表示される。これに対して、別日の国語の授業に関する内容を示すストローク等、ドットパターン単位用紙21−2に記入されたストロークは、ペンアップ日時61−1の下の区切り線62−1における下方の領域のうち、ドットパターン単位用紙21−2内の記入位置と対応する位置にそれぞれ表示される。
この場合、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、最後のペンアップから所定時間経過したことにより、ペンアップ日時を、記入情報から認識し、当該ペンアップ日時を示すペンアップ日時情報を生成してファイル(上述の第1ファイル)に格納する。当該ファイル内に、複数のドットパターン単位用紙21に記入されたストロークが含まれている場合には、複数のドットパターン単位用紙21毎に、最終のペンアップ日時を示すペンアップ日時情報がそれぞれ格納される。図10の例では、ドットパターン単位用紙21−1の最終のペンアップ日時(2011年2月10日16時30分)と、ドットパターン単位用紙21−2の最終のペンアップ日時(2011年2月14日15時00分)とがそれぞれファイルに格納される。
そして、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、図10(B)に示すように、ドットパターン単位用紙21−2の最終のペンアップ日時61−1を、表示手段34のファイル内容表示領域52のうち、ドットパターン単位用紙21−2における最後のストロークの下方に表示させる。
さらに、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、区切り線62−2を生成して、表示手段34のファイル内容表示領域52内のペンアップ日時61−2の下方に表示させる。
その後、ユーザが、ファイル内容表示領域52の上方に表示された「ファイル」というメニューを選択し「閉じる」というメニューを選択する操作をすると、処理手段35は、ファイルを閉じる処理を実行する。この場合、ファイル内容表示領域52は表示手段34から消去されて表示されなくなる。ただし、ファイルアイコン51は、原則として表示手段34に表示され続ける。
なお、このようにして、ファイル内容表示領域52が、複数のドットパターン単位用紙21に対応する表示領域を含むようになると、全表示領域を表示手段34の一画面に同時に表示できなくなる場合がある。このような場合には、ファイル内容表示領域52にはスクロールバー等が設けられ、全表示領域がスクロール操作により表示されるようになる。
この場合、ユーザは、この話の内容を追記すべく、ドットパターンノート2Bのうちドットパターン単位用紙21−1のページを開くと共に、表示手段34に表示されたファイルアイコン54を選択する(クリック操作等をする)ことで、当該国語の授業の内容を含むファイルを開く。
すると、表示手段34には、図10(B)に示される状態で、ファイルアイコン51と、ファイル内容表示領域52が表示される。
この間も、記入情報が、電子ペン1から逐次送信され、コンピュータ装置3の通信手段32に受信されて、処理手段35に提供される。
すると、ファイル状態認識手段351は、ファイルが開かれた状態であると判断し、使用用紙/ページ認識手段355は、電子ペン1から送信されてくる記入情報に基づいて、現在電子ペン1により書き込まれているドットパターン単位用紙21は、これまでに電子ペン1によって書き込みに使用されたドットパターン単位用紙21と判断する。
さらに、ストローク描画記録手段353は、電子ペン1から逐次送信されてくる記入情報に基づいて、「逃げたらしい」というストロークの下方に、「家族の入院で絆が戻った」という新たなストロークを描画する。そして、ストローク描画記録手段353は、当該ストロークを、ファイル生成手段により生成されたファイルに記録させると共に、図11(B)に示すように、ファイル内容表示領域52のうち、区切り線62−1の上方の領域、即ち、ドットパターン単位用紙21−1に対応する表示領域に表示させる。このとき、ストローク描画記録手段353は、ストロークを描写する範囲が広がるため、区切り線62−1を下方に移動させ、ストロークを描画する領域を広げる。
この場合、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、最後のペンアップ日時を、記入情報から認識し、ファイルに格納されたペンアップ日時情報のうち、ドットパターン単位用紙21−1についてのペンアップ日時情報を更新する。
そして、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、図11(B)に示すように、更新後のペンアップ日時61−1を、表示手段34のファイル内容表示領域52内に表示させる。この場合、ペンアップ日時61−1は、同図の例では、2011年2月10日16時30分から更新された後の2011年2月14日15時10分になっている。
その後、ユーザが、ファイル内容表示領域52の上方に表示された「ファイル」というメニューを選択し「閉じる」というメニューを選択する操作をすると、処理手段35は、ファイルを閉じる処理を実行する。この場合、ファイル内容表示領域52は表示手段34から消去されて表示されなくなる。ただし、ファイルアイコン51は、原則として表示手段34に表示され続ける。
このように図6〜図11の具体例を用いて説明した、図5のコンピュータ装置3の処理手段35が実行する一連の処理を、以下、「ストローク描写処理」と呼ぶ。図12を参照して入力システム10によるストローク描写処理の流れについて説明する。
処理手段35は、電子ペン1から送信された記入情報を、通信手段32に受信させて、記憶手段33に記憶させる(ステップS1)。
ファイル状態認識手段351がファイルが開かれた状態であると判断した場合(ステップS2:YES)、使用用紙/ページ認識手段355は、ステップS1の処理で受信された記入情報に基づいて、使用されたドットパターン単位用紙21(即ち、ドットパターン単位用紙21A内の使用された用紙又はドットパターンノート2Bの使用されたノートページ)と同じドットパターン単位用紙21(これまでに電子ペン1により記入されたことのあるドットパターン単位用紙21)にストロークが記入されたか否かを判断する(ステップS3)。
なお、ストロークは、使用されたドットパターン単位用紙21のうちの、記入された位置と対応付けられてファイルに記憶される。したがって、ここでいう「ファイルを上書きする」とは、既存のストロークが消去されて新たなストロークが上書きされることを意味せず、既存のストロークとは別に新たなストロークが含まれるような構成のファイルにして同一ファイル名で上書きすることを意味する。
また、1つのストロークを描画するためには、ペンダウンを含む記入情報からペンアップを含む記入情報までの記入情報群、即ちストローク情報を構成するために必要な記入情報群が、電子ペン1から通信手段32に受信されていることが条件となる。ただし、本フローチャートでは、ステップS4のようにストロークを描画する処理の開始時点では、この条件は満たしているものとする。
ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、ペンアップから所定時間以内にペンダウンがあったと判断した場合(ステップ5:YES)、ストローク描画記録手段353は、最後の区切り線より下方(以降)であって、使用中のドットパターン単位用紙21の記入位置に対応する位置にストロークを描写し、ファイルを上書きする(ステップS4)。
一方で、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354がペンアップから所定時間以内にペンダウンがなかったと判断した場合(ステップS5:NO)、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、最終ペンアップの日時(ペンアップ日時)、及び区切り線を生成して、表示手段34に表示させる(ステップS6)。これにより、ストローク描写処理を終了になる。
これに対して、使用用紙/ページ認識手段355が使用されたドットパターン単位用紙21と同じドットパターン単位用紙21(これまでに電子ペン1により記入されたことのあるドットパターン単位用紙21)にストロークが記入されていると判断した場合(ステップS3:YES)、ストローク描画記録手段353は、ファイルの該当領域、即ち使用中のドットパターン単位用紙21の記入位置に対応する領域にストロークを描写し、当該ファイルを上書きする(ステップS7)。この場合に、ストローク描画記録手段353は、ストロークを描写する範囲が広がる場合には、区切り線62を下方に移動させ、ストロークを描画する領域を広げる。
ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、ペンアップから所定時間以内にペンダウンがあったと判断した場合(ステップS8:YES)、ストローク描画記録手段353は、ファイルの該当領域、即ち使用中のドットパターン単位用紙21の記入位置に対応する領域にストロークを描写し、ファイルを上書きする(ステップS7)。
一方で、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354がペンアップから所定時間以内にペンダウンがなかったと判断した場合(ステップS8:NO)、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、最終ペンアップの日時(ペンアップ日時)、及び区切り線を更新して、表示手段34に表示させる(ステップS6)。これにより、ストローク描写処理を終了になる。
これに対して、ファイル状態認識手段351がファイルが開かれていないと判断した場合(ステップS3:NO)、ファイル生成手段352は、記憶手段33にファイルを生成し、当該ファイルに関するファイルアイコンを生成して、表示手段34に表示させる(ステップS10)。
ストローク描画記録手段353は、その開いたファイルに、使用中のドットパターン単位用紙21の記入位置に対応する位置においてストロークを描写して記録する(ステップS11)。
ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、ペンアップから所定時間以内にペンダウンがあったと判断した場合(ステップ12:YES)、ストローク描画記録手段353は、その開いたファイルに、使用中のドットパターン単位用紙21の記入位置に対応する位置においてストロークを描写して記録する(ステップS11)。
一方で、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354がペンアップから所定時間以内にペンダウンがなかったと判断した場合(ステップS12:NO)、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354は、最終ペンアップの日時(ペンアップ日時)、及び区切り線を更新して、表示手段34に表示させる(ステップS13)。これにより、ストローク描写処理を終了になる。
以上のステップS2においてNOであると判定された後(ファイルが開かれていないと判断された後)の一連の処理、即ち、ステップS10〜S13における処理結果の具体例は、上述した図6〜図8に示されている。
以上説明したように本実施形態のコンピュータ装置3の処理手段35は、主に、ファイル状態認識手段351、ファイル生成手段352、及びストローク描画記録手段353により構成される。
ファイル生成手段352は、ドットパターン単位用紙21に対して電子ペン1が接触して移動されると、ファイルを生成すし、当該ファイルを開くためのファイルアイコン51を生成して表示手段に表示させる。
ストローク描画記録手段353は、ドットパターン単位用紙21に対する電子ペン1の移動に応じてストロークを描画し、ファイル生成手段352により生成されたファイルに記録する。
ファイル状態認識手段351は、ファイルアイコン51が操作されてファイルが開かれている状態か否かを認識する。
ストローク描画記録手段353は、ファイル状態認識手段351によりファイルが開かれている状態と認識されているときに、ドットパターン単位用紙21に対する、電子ペン1の新たな接触及び移動があると、電子ペン1の新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、ファイルに記録させる。
これにより、時間的に離間して電子ペンで書き込まれた記入情報の各々を同一ファイルに一括して記録する仕組みを、電子ペンの操作で構築することができる。
[変形例]
また、ペンアップ日時・区切り線生成表示手段354により、必ずしもペンアップ日時と区切り線の両方を表示することは必須ではなく、設定により、ペンアップ日時と区切り線のいずれ一方だけ表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ストローク描写処理を終了するときに、ファイルは開かれたままとして、ファイルを閉じるのはユーザの自由な操作に委ねてもよいし、それに限られず、終了時に自動的に閉じるようにしてもよい。
2…ドットパターン用紙
3…コンピュータ装置
10…入力システム
31…入力手段
32…通信手段
33…記憶手段
34…表示手段
35…処理手段
351…ファイル状態認識手段
352…ファイル生成手段
353…ストローク描画記録手段
354…ペンアップ日時・区切り線生成表示手段
355…使用用紙/ページ認識手段
Claims (14)
- コード化パターンが印刷された書き込み媒体に対して電子ペンが接触して移動されると、ファイルを生成し、当該ファイルを開くためのアイコンを生成して表示手段に表示させるファイル生成手段と、
前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に応じてストロークを描画し、前記ファイル生成手段により生成された前記ファイルに記録するストローク描画記録手段と、
前記アイコンが操作されて前記ファイルが開かれている状態か否かを認識するファイル状態認識手段と、
を備え、
前記ファイル状態認識手段により前記ファイルが開かれている状態と認識されているときに、前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させる、
ことを特徴とするコンピュータ装置。 - 前記ファイル生成手段は、前記ファイル状態認識手段がファイルは開かれている状態ではないと判断し、新規の書き込み媒体に前記電子ペンが接触して移動されたと判断した場合に、ファイルを生成し開いた状態にする、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。 - コード化パターンが印刷された書き込み媒体のファイル名記入欄に電子ペンで記入されたと判断した場合に、ファイルを生成し、当該ファイルを開くためのアイコンを生成して表示手段に表示させるファイル生成手段と、
前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に応じてストロークを描画し、前記ファイル生成手段により生成された前記ファイルに記録するストローク描画記録手段と、
前記アイコンが操作されて前記ファイルが開かれている状態か否かを認識するファイル状態認識手段と、
を備え、
前記ファイル状態認識手段により前記ファイルが開かれている状態と認識されているときに、前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させる、
ことを特徴とするコンピュータ装置。 - 前記ファイル生成手段は、ファイルを生成するとともに、当該ファイルを開いた状態にする、
ことを特徴とする請求項3に記載のコンピュータ装置。 - 前記表示手段は、前記ファイルが開かれた状態では、前記ファイルに記録されたストロークをさらに表示し、
前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの接触状態から非接触状態への遷移を検出し、前記非接触状態が所定時間以上継続すると、前記非接触状態への遷移を検知した日時、及び/又は区切り線を生成して、前記表示手段のうち前記ストロークの下方の領域に表示させるペンアップ日時・区切り線生成表示手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のコンピュータ装置。 - 相互に異なるコード化パターンが印刷された複数の書き込み媒体が存在し、
ペンアップ日時・区切り線生成表示手段によって、第1の書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に起因して前記区切り線が生成された後に、第2の書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させ、
前記表示手段は、当該新たなストロークを、前記表示手段のうち前記区切り線の下方に表示させ、
前記ペンアップ日時・区切り線生成表示手段は、前記第2の書き込み媒体に対する前記電子ペンの接触状態から非接触状態への遷移を検出し、前記非接触状態が所定時間以上継続すると、前記第2の書き込み媒体についての前記非接触状態への遷移を検知した日時、及び新たな区切り線を生成して、前記表示手段のうち前記区切り線の下方に表示させる、
ことを特徴とする請求項5に記載のコンピュータ装置。 - 相互に異なるコード化パターンが印刷された複数の書き込み媒体が存在し、
前記ペンアップ日時・区切り線生成表示手段によって、所定の書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に起因して前記区切り線が生成された後に、同一の前記所定の書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させ、
前記表示手段は、当該新たなストロークを、前記表示手段のうち前記区切り線の上方に表示させ、
前記ペンアップ日時・区切り線生成表示手段は、前記所定の書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触状態から非接触状態への遷移を検出し、前記非接触状態が所定時間以上継続すると、前記非接触状態への遷移を検知した日時を更新する、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載のコンピュータ装置。 - コンピュータ装置を、
コード化パターンが印刷された書き込み媒体に対して電子ペンが接触して移動されると、ファイルを生成し、当該ファイルを開くためのアイコンを生成して表示手段に表示させるファイル生成手段、
前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に応じてストロークを描画し、前記ファイル生成手段により生成された前記ファイルに記録するストローク描画記録手段、
前記アイコンが操作されて前記ファイルが開かれている状態か否かを認識するファイル状態認識手段、
として機能させ、
前記ファイル状態認識手段として機能する前記コンピュータ装置により前記ファイルが開かれている状態と認識されているときに、前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段として機能する前記コンピュータ装置は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させる、
ことを特徴とするプログラム。 - 前記ファイル生成手段は、前記ファイル状態認識手段がファイルは開かれている状態ではないと判断し、新規の書き込み媒体に前記電子ペンが接触して移動されたと判断した場合に、ファイルを生成し開いた状態にする、
ことを特徴とする請求項8に記載のプログラム。 - コンピュータ装置を、
コード化パターンが印刷された書き込み媒体のファイル名記入欄に電子ペンで記入されたと判断した場合に、ファイルを生成し、当該ファイルを開くためのアイコンを生成して表示手段に表示させるファイル生成手段、
前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に応じてストロークを描画し、前記ファイル生成手段により生成された前記ファイルに記録するストローク描画記録手段、
前記アイコンが操作されて前記ファイルが開かれている状態か否かを認識するファイル状態認識手段、
として機能させ、
前記ファイル状態認識手段として機能する前記コンピュータ装置により前記ファイルが開かれている状態と認識されているときに、前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段として機能する前記コンピュータ装置は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させる、
ことを特徴とするプログラム。 - 前記ファイル生成手段は、ファイルを生成するとともに、当該ファイルを開いた状態にする、
ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。 - 前記表示手段として機能させる前記コンピュータ装置は、前記ファイルが開かれた状態では、前記ファイルに記録されたストロークをさらに表示させ、
前記コンピュータ装置をさらに、
前記書き込み媒体に対する前記電子ペンの接触状態から非接触状態への遷移を検出し、前記非接触状態が所定時間以上継続すると、前記非接触状態への遷移を検知した日時、及び/又は区切り線を生成して、前記表示手段のうち前記ストロークの下方の領域に表示させるペンアップ日時・区切り線生成表示手段、
として機能させることを特徴とする請求項8〜11のうちいずれか一項に記載のプログラム。 - 相互に異なるコード化パターンが印刷された複数の書き込み媒体が存在し、
ペンアップ日時・区切り線生成表示手段として機能する前記コンピュータ装置によって、第1の書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に起因して前記区切り線が生成された後に、第2の書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段として機能する前記コンピュータ装置は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させ、
前記表示手段は、当該新たなストロークを、前記表示手段のうち前記区切り線の下方に表示させ、
前記ペンアップ日時・区切り線生成表示手段として機能する前記コンピュータ装置は、前記第2の書き込み媒体に対する前記電子ペンの接触状態から非接触状態への遷移を検出し、前記非接触状態が所定時間以上継続すると、前記第2の書き込み媒体についての前記非接触状態への遷移を検知した日時、及び新たな区切り線を生成して、前記表示手段のうち前記区切り線の下方に表示させる、
ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。 - 相互に異なるコード化パターンが印刷された複数の書き込み媒体が存在し、
前記ペンアップ日時・区切り線生成表示手段として機能する前記コンピュータ装置によって、所定の書き込み媒体に対する前記電子ペンの移動に起因して前記区切り線が生成された後に、同一の前記所定の書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触及び移動があると、
前記ストローク描画記録手段として機能する前記コンピュータ装置は、前記電子ペンの新たな移動に応じて新たなストロークを描画して、前記ファイルに記録させ、
前記表示手段は、当該新たなストロークを、前記表示手段のうち前記区切り線の上方に表示させ、
前記ペンアップ日時・区切り線生成表示手段として機能する前記コンピュータ装置は、前記所定の書き込み媒体に対する前記電子ペンの新たな接触状態から非接触状態への遷移を検出し、前記非接触状態が所定時間以上継続すると、前記非接触状態への遷移を検知した日時を更新する、
ことを特徴とする請求項12又は13に記載のプログラム。
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