JP2014214721A - 防音型エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】 防音ケースを備えた防音型エンジンにおいて、防音性を損なうことなくメンテナンスの作業性を高めることができるようにする。【解決手段】 エンジン本体とエンジン周辺部品および燃料タンクを収納する防音ケース(15)とを備え、防音ケースの側壁には開口部(15B)が形成され開口部を覆うようにカバー部材(51)が装着されてなる防音型エンジンにおいて、開口部の上縁に防音ケースの側壁上部から上壁にかけて切欠き部(15E)を設け、カバー部材は、前記切欠き部に対応した形状を有する上部カバー(51)と、切欠き部を除く開口部に対応した形状を有する側部カバー(52)とからなり、上部カバー(51)は切欠き部に対して側方から挿入することで係合され、側部カバー(52)は開口部を覆いつつ上縁部が上部カバーの開口側縁部に接合した状態で防音ケースの側壁に固定するようにした。【選択図】 図3

Description

本発明は、防音ケースに収納された防音型エンジンに関し、特に防音ケースにメンテナンス用の開口が形成され該開口をカバーで覆うように構成された防音型エンジン発電機に適用して有効な技術に関する。
近隣に電源のない屋外での活動や停電発生時の活動を支援するため、携帯型のエンジン発電機が提供されている。携帯型のエンジン発電機は様々な用途に使用されるが、例えば停電発生時の電源を確保するために使用される場合には、運転音が静かであることが求められる。そこで、外部へ漏れる運転音を低減することを目的として、エンジンや発電体を防音ケース内に収容した防音型エンジン発電機が実用化されている。
一方、従来の防音型エンジン発電機においては、メンテナンスを容易に行えるようにするため、防音ケースの側壁等に開口部を形成し、該開口部をカバーで覆うように構成することが一般的である。
特許第3955455号公報
ところで、防音ケースに形成した開口部をカバーで覆うように構成した防音型エンジン発電機において、防音性を高めるためには、カバーをネジ止めとしかつできるだけ締結箇所増やすとともに、ケースとカバーとの密着性を高める必要がある。しかし、防音性を高めるためにネジ止めによる締結箇所を増やすと、メンテナンスの際にカバーを取り外す作業が面倒になる。一方、メンテナンス作業を短時間で行えるようにするため、ネジ止めによる締結箇所を少なくすると防音性が低くなってしまうという課題がある。
なお、防音ケース(防音カバー)に開口部を形成し、該開口部をカバー(サイドパネル)で覆うように構成している防音型エンジン発電機としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。
しかし、特許文献1に開示されているエンジン発電機にあっては、詳しい説明はなされていないが図面を参照する限り、開口部を覆うサイドパネルは2本のネジで止めているだけの構造であるため、防音性が充分でない。少なくとも、特許文献1には、防音性を高めるための積極的な工夫については記載されていない。
また、防音カバーの側部に開口部を形成し、該開口部をサイドパネルで覆う構成である特許文献1の防音型エンジン発電機においては、サイドパネルを外せるように構成しただけでは、エンジン上部に設けられる点火プラグ等の修理、点検が困難である。そこで、点火プラグ等の修理、点検を容易に行えるようにするため、特許文献1のものでは、エンジン上方に比較的広い空間を設けている。しかし、エンジン上方に比較的広い空間を確保するためには、防音ケース(防音カバー)の高さを大きくする必要があり、それによって無駄なスペースが多くなり、防音ケースすなわち機器全体が大型化してしまうという課題がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたもので、防音ケースに設けたメンテナンス用の開口部をカバーで覆うようにした防音型エンジンにおいて、防音性を損なうことなくメンテナンスの作業性を高めることができるようにすることを目的とする。
また、本発明の他の目的は、エンジン上部に設けられる点火プラグ等の修理、点検の作業性を向上させつつ防音ケースすなわち機器全体の小型化を図ることができる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
燃料を燃焼させて動力を出力するエンジン本体と、エンジン周辺部品と、燃料を貯留する燃料タンクと、前記エンジン本体とエンジン周辺部品および前記燃料タンクを収納する防音ケースとを備え、前記防音ケースの側壁には開口部が形成され、該開口部を覆うようにカバー部材が装着されてなる防音型エンジンであって、
前記開口部には、前記防音ケースの側壁上部から上壁にかけて切欠き部が設けられ、
前記カバー部材は、
前記切欠き部に対応した形状を有する上部カバーと、前記切欠き部を除く前記開口部に対応した形状を有する側部カバーとからなり、
前記上部カバーは、前記切欠き部に対して側方から挿入することで係合され、
前記側部カバーは、前記開口部を覆いつつ上縁の一部が前記上部カバーの開口側縁部に接した状態で前記防音ケースの側壁に固定されるように構成した。
ここで、上記エンジン周辺部品には、少なくともキャブレタとエアクリーナが含まれる。さらに、マフラー(消音装置)、冷却用ファン、燃料ポンプ等が防音ケースに収納されるエンジン周辺部品に含まれることもある。
上記構成によれば、側部カバーを防音ケースの側壁に装着すると、側部カバーによって上部カバーの開口側縁部(下端)が抑えられるため、専用の固定手段を設けることなく上部カバーが開口部の切欠きから抜け出すのを阻止した状態にすることができる。これにより、メンテナンスを容易にするために設けた切欠き部と、これを閉鎖する上部カバーとを設けたことに伴う部品点数の増加および取付け取り外し作業が複雑化するのを抑えることができる。
また、防音ケースの開口部の上部に切欠き部を設け、該切欠きに対応する形状を有する上部カバーを設けているので、エンジン上方に修理、点検作業ための比較的広い空間を確保する必要がなく、これによって防音ケースの高さを大きくする必要がない。そのため、エンジン上部に設けられる点火プラグ等の修理、点検の作業性を向上させつつ防音ケースすなわち機器全体の小型化を図ることができる。
また、望ましくは、 前記側部カバーの下端にはネジ挿通穴が形成されるとともに、前記ネジ挿通穴に対応して前記防音ケースの側壁の前記開口部下縁近傍にはネジ穴が形成され、
前記側部カバーの上端には所定の間隔をおいて複数の係止片が、また、前記防音ケースの側壁の前記開口部上縁近傍および前記上部カバー開口側縁部には、前記側部カバーの前記複数の係止片に対応する部位に該係止片と係合可能な複数の係合穴が、それぞれ形成され、
前記側部カバーは、前記上部カバーが前記切欠き部に挿入された状態で、前記複数の係止片が前記複数の係合穴にそれぞれ係合されることで上端が前記防音ケースの側壁に係止されるとともに、前記側部カバーの下端のネジ挿通穴にネジが挿通され前記開口部下縁近傍の前記ネジ穴に螺合されることで、前記防音ケースの側壁に固定されるように構成する。
上記構成によれば、側部カバーの上端は複数の係止片が防音ケースの側壁の複数の係合穴に係合することで係止され、側部カバーの下端はネジ挿通穴にネジが挿通され開口部下縁近傍のネジ穴に螺合されることで固定される。そのため、ネジ1本で側部カバーを防音ケースに固定することができ、側部カバーの取付け取外し作業が簡単になりメンテナンスに要する時間を短縮することができる。
また、望ましくは、前記係止片は、前記側部カバーを垂直面に対して傾斜姿勢にした場合に前記係合穴に挿入可能であり、挿入後、前記側部カバーを垂直姿勢にした場合には前記係合穴から抜けない構造であるように構成する。
これにより、側部カバーを防音ケースに取り付ける際には、側部カバーを傾けた姿勢で上端の係止片を防音ケースの側壁の複数の係合穴に係合させた後、側部カバーを垂直な姿勢に回動させてネジ止めするだけでよく、取付け作業を簡単にすることができる。
さらに、望ましくは、前記側部カバーの内面周縁には、縁部に沿って帯状のシール部材を係合可能な係合溝を形成する。
これにより、シール部材が側部カバーの周縁部と防音ケースの側壁との隙間を塞ぐことができるため、エンジンの運転音がケース外部へ漏れにくくすることができる。
また、望ましくは、前記係合溝は前記側部カバーの内面周縁部に沿って形成された二重リブによって構成され、
前記防音ケースの側壁の前記開口部縁部には、
前記係合溝を構成する前記二重リブの内側リブが係合可能なリブと、該リブと共に前記二重リブの外側リブが係合可能な凹部を形成する段差部と、前記二重リブの内側リブの先端と対向する延長片部とを形成する。
これにより、防音ケースの内部から外部へ漏れるエンジン運転音のケース壁面での反射回数を増加させて、漏れ音を減衰させることができる。
さらに、望ましくは、前記側部カバーの内面の所定部位には、複数の係止突起が設けられ、前記防音ケースの側壁の前記係止突起と対向する部位には、当接可能な複数の防振グロメットが組み込まれており、該防振グロメットに前記複数の係止突起を差し込み可能な構成とする。
これにより、防振グロメットによって側部カバーの振動を抑制することができ、エンジンが発する騒音を低減することができる。
本発明によれば、防音ケースに設けたメンテナンス用の開口部をカバーで覆うようにした防音型エンジンにおいて、防音性を損なうことなくメンテナンスの作業性を高めることができる。また、エンジン上部に設けられる点火プラグ等の修理、点検の作業性を向上させつつ防音ケースすなわち機器全体の小型化を図ることができるという効果がある。
図1は本発明の実施形態に係る防音型エンジン発電機の概略を示すもので、(A)はサイドカバーを装着した状態、(B)はサイドカバーを外した状態を示す斜視図である。 図2は防音ケースの側壁の開口部の上端に形成された切欠きと上部カバーとの関係を示すもので、(A)は上部カバーを切欠きから引き抜いた状態、(B)は上部カバーを切欠きへ挿入した状態を示す斜視成図である。 図3はサイドカバーの内面の構造を示す斜視図である。 図4はサイドカバー上端の係止爪と防音ケース側の係止穴との係合のさせ方を示すもので、(A)は係合前の状態、(B)は係止爪を係止穴に係合させた状態を示す断面図である。 図5は防音ケースの側壁の外面縁部とサイドカバーの内面縁部の接合部分の構造を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の一実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明を適用して好適なエンジンの一例としての防音型エンジン発電機を示すもので、(A)はサイドカバーを装着した状態、(B)はサイドカバーを外した状態を示す斜視図である。
図1(B)に示すように、本実施形態の防音型エンジン発電機10は、空冷式ガソリンエンジンのような内燃機関(以下、エンジン本体と称する)11と、該エンジン本体11により回転駆動され発電を行う発電体(図示省略)を有する。また、エンジン発電機10は、エンジン本体11に供給されるガソリンなどの燃料を貯留する燃料タンク13やキャブレタ(気化器)14を有し、これらを収容し覆う筐状の防音ケース15が設けられている。
防音ケース15は、上部に握手部15Aが設けられているとともに、エンジンとその周辺部品の点検や修理等のメンテナンスを容易にするための開口部15Bがケースの側部に形成され、該開口部15Bを閉塞可能なサイドカバー51が設けられている。なお、このサイドカバー(側部カバー)51は防音ケース15に対して、着脱可能に構成されている。
特に限定されるものではないが、この実施形態のエンジン発電機10においては、防音ケース15内部のほぼ中央に、シリンダヘッドが上部に位置する姿勢でエンジン本体11が配置されている。そして、このエンジン本体11の下部に、クランク軸(図示省略)がほぼ水平な姿勢で図の左右方向に配置されている。なお、以下便宜上、図1の右側方向を前方、図1の左側方向を後方と定義して説明する。
エンジン本体11下部のクランク軸の前方側に発電体(図示省略)が装着され、さらにその前方側に冷却用のファン(図示省略)およびリコイルスタータ(図示省略)が装着されている。また、この冷却用のファンの上方に上記燃料タンク13が配置され、エンジン本体11の後方側にマフラー(図示省略)が配置されている。
また、防音ケース15内の、上記燃料タンク13の近傍であって、冷却用のファン(図示省略)の上方側には、燃料をエンジン本体11へ供給する燃料ポンプ17が設けられ、該燃料ポンプ17の後方(図では左方)にキャブレタ14が設けられている。さらに、エンジン本体11の側方であって発電体(図示省略)の後方には、エアクリーナ18が設けられている。
図1に示すように、防音ケース15は、側部に比較的大きな開口部15Bが形成されているとともに、該開口部15Bの上端縁からケース上壁にかけてさらに切欠き15Eが形成されている。そして、この切欠き15Eには、上記サイドカバー51とは別体ものとして形成された上部カバー52が係合可能に構成されている。切欠き15Eは、キャブレタや点火プラグが設けられている部位に対応して形成されており、上部カバー52を外すことでキャブレタや点火プラグの点検、修理、交換等の作業がやり易くなるという利点がある。
より詳細に説明すると、切欠き15E及び上部カバー52は、図2(A)に示すように、湾曲した台形状に形成され、切欠き15Eに上部カバー52を差し込むと、図2(B)に示すように、開口部15Bの上端縁が直線をなすように構成されている。
さらに、上部カバー52の先端側には一対の突起52aが、また上部カバー52の両側部には係合片52bがそれぞれ形成されている。一方、防音ケース15の切欠き15Eの奥部端面には、上記一対の突起52aに対応する位置に一対の係合穴15aが、また上記係合片52bに対応する位置にはスリット15bがそれぞれ設けられている。
そのため、上部カバー52を切欠き15Eへ差し込むように移動させると、一対の係合片52bがスリット15bに案内されるようにして上部カバー52が移動し、先端にある突起52aが切欠き15Eの奥部の係合穴15aに係合される。これにより、切欠き15Eへ差し込まれた上部カバー52は、防音ケース15の上壁と一体になり、上方または下方への力を加えても移動しないように保持される。
さらに、図1(B)に示すように、防音ケース15の側壁の上記切欠き15Eの両側方には係止穴15cがそれぞれ形成され、上部カバー52には、切欠き15Eへ差し込まれた状態で、上記係止穴15cと同一高さ位置に係止穴52cが形成されている。一方、防音ケース15側部の開口部15Bに対応する上記サイドカバー51の上端には、図3に示すように、上記係止穴15cおよび係止穴52cと係合可能な3個の係止爪51cが設けられている。
また、サイドカバー51の下端中央には、コインネジ31を挿通するネジ挿通孔51dが形成され、防音ケース15の底壁側面の、上記ネジ挿通孔51dに対応する位置には、図1(B)に示すように、ネジ穴15dが形成されている。なお、図3は、サイドカバー51を裏面側から見た斜視図である。
そのため、取り付けに際しては、図4(A)に示すように、上記サイドカバー51上端の係止爪51cを、斜め下方から防音ケース15側の上記係止穴15cおよび係止穴52cに挿入し、サイドカバー51を垂直姿勢になるよう回動させる。すると、図4(B)に示すように、サイドカバー51上端の係止爪51cが防音ケース15側の上記係止穴15cおよび係止穴52cにしっかりと係合して、サイドカバー51が防音ケース15の側壁と連続した状態にされる。
この状態で、サイドカバー51の下端中央のネジ挿通孔51dにコインネジ31を挿通して回すと、コインネジ31が防音ケース15の底壁側面のネジ穴15dに螺合してサイドカバー51と防音ケース15を一体化させることができる。また、サイドカバー51を防音ケース15の側壁に装着すると、サイドカバー51の上端によって上部カバー52の下端が抑えられ、上部カバー52が切欠き15Eから抜け出すのを阻止した状態にすることができる。
このように、本実施例においては、コインネジ1個でサイドカバー51を防音ケース15の側壁に固定することができるので、カバーの取外し、装着に要する時間を短縮することができるとともに、ドライバを使用しなくて済むため利便性が向上する。
さらに、本実施例においては、以下に説明するように、防音性能を高める複数の工夫が施されている。
第1に、図3に示すように、サイドカバー51の内面に振動耐性を高めるために格子状のリブ51Dが形成されている。これにより、サイドカバー51がスピーカの振動板のように作用して音を発生してしまうのを回避することができる。また、リブ51Dを設けるによってサイドカバー51の曲げ剛性を高めることができる。
第2に、図1(B)に示すように、防音ケース15の開口縁部にゴム等からなる一対の円筒状の防振用グロメット32が組み込まれているとともに、サイドカバー51の内面の両側部には、防振用グロメットに差し込み可能な一対の突起51bがそれぞれ設けられている。そして、防音ケース15の開口部15Bをサイドカバー51で覆う際に、この突起51bを防振用グロメット32に差し込むことにより、サイドカバー51の振動を抑えることができる。
第3に、サイドカバー51の内面には、図3に示すように、周縁部に沿って帯状のスポンジ製シールを係合させるための係合溝51eが形成されている。このように、周縁部に沿ってシール部材を配設することで、側部カバーの周縁部と防音ケースの側壁との隙間を塞ぐことができるため、エンジンの運転音がケース外部へ漏れにくくすることができる。
第4に、図5(A)に示すように、防音ケース15側壁の開口部15Bの縁部とサイドカバー51の縁部の対向する面には、互いに噛み合い可能な断面F字状の二重リブ15Rと51Rがそれぞれ設けられている。
すなわち、防音ケース15側壁の前記開口部15Bの縁部には、スポンジ製シール33が介在される前記係合溝51eを構成する前記二重リブ51Rの内側リブRiと外側リブRoとの間の凹部に係合可能なリブR1が形成されている。また、該リブR1と共に前記二重リブ51Rの外側リブRoが係合可能な凹部を形成する段差部S1が形成され、防音ケース15側壁の前記開口部15Bの縁部には、前記二重リブ51Rの内側リブRiの先端面と対向する面をなす延長片部E1が形成されている。
図5(B)には従来の構造を示す。図5(B)より、従来構造では、延長片部E1が設けられていないことが分かる。図5(A)と図5(B)を比較すると、図5(B)の従来構造では、内部の音が2回反射で外部へ漏れるのに対し、本実施例における図5(A)の構造では、内部の音が3回反射で外部へ漏れることとなる。そのため、複数のネジを用いてサイドカバー51を固定しなくても、1個のネジによる固定だけで外部への音漏れを抑制することができる。
また、二重リブ51Rの内側リブRiと外側リブRoとの間に形成された係合溝51eにスポンジ製シール33が介在されることで、さらに防音効果が高められるようになる。
なお、上記実施形態では、一例として、本発明を、発電体を備えた防音型エンジン発電機に適用した場合について説明したが、本発明は、エンジン発電機に限定されず、発電体を有しない防音型エンジンにも利用することができる。
10 防音型エンジン発電機
11 内燃機関(エンジン本体)
13 燃料タンク
14 キャブレタ
15 防音ケース
15A 握手部
15B 防音ケース側壁の開口部
15E 開口部の切欠き
17 燃料ポンプ
31 コインネジ
32 防振用グロメット
51 着脱可能なサイドカバー(側部カバー)
52 上部カバー

Claims (6)

  1. 燃料を燃焼させて動力を出力するエンジン本体と、エンジン周辺部品と、燃料を貯留する燃料タンクと、前記エンジン本体とエンジン周辺部品および前記燃料タンクを収納する防音ケースとを備え、前記防音ケースの側壁には開口部が形成され、該開口部を覆うようにカバー部材が装着されてなる防音型エンジンであって、
    前記開口部には、前記防音ケースの側壁上部から上壁にかけて切欠き部が設けられ、
    前記カバー部材は、
    前記切欠き部に対応した形状を有する上部カバーと、前記切欠き部を除く前記開口部に対応した形状を有する側部カバーとからなり、
    前記上部カバーは、前記切欠き部に対して側方から挿入することで係合され、
    前記側部カバーは、前記開口部を覆いつつ上縁の一部が前記上部カバーの開口側縁部に接した状態で前記防音ケースの側壁に固定されることを特徴とする防音型エンジン。
  2. 前記側部カバーの下端にはネジ挿通穴が形成されるとともに、前記ネジ挿通穴に対応して前記防音ケースの側壁の前記開口部下縁近傍にはネジ穴が形成され、
    前記側部カバーの上端には所定の間隔をおいて複数の係止片が、また、前記防音ケースの側壁の前記開口部上縁近傍および前記上部カバー開口側縁部には、前記側部カバーの前記複数の係止片に対応する部位に該係止片と係合可能な複数の係合穴が、それぞれ形成され、
    前記側部カバーは、前記上部カバーが前記切欠き部に挿入された状態で、前記複数の係止片が前記複数の係合穴にそれぞれ係合されることで上端が前記防音ケースの側壁に係止されるとともに、前記側部カバーの下端のネジ挿通穴にネジが挿通され前記開口部下縁近傍の前記ネジ穴に螺合されることで、前記防音ケースの側壁に固定されることを特徴とする請求項1に記載の防音型エンジン。
  3. 前記係止片は、前記側部カバーを垂直面に対して傾斜姿勢にした場合に前記係合穴に挿入可能であり、挿入後、前記側部カバーを垂直姿勢にした場合には前記係合穴から抜けない構造であることを特徴とする請求項2に記載の防音型エンジン。
  4. 前記側部カバーの内面周縁には、縁部に沿って帯状のシール部材を係合可能な係合溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防音型エンジン。
  5. 前記係合溝は前記側部カバーの内面周縁部に沿って形成された二重リブによって構成され、
    前記防音ケースの側壁の前記開口部縁部には、
    前記係合溝を構成する前記二重リブの内側リブが係合可能なリブと、該リブと共に前記二重リブの外側リブが係合可能な凹部を形成する段差部と、前記二重リブの内側リブの先端と対向する延長片部とが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の防音型エンジン。
  6. 前記側部カバーの内面の所定部位には、複数の係止突起が設けられ、
    前記防音ケースの側壁の前記係止突起と対向する部位には、当接可能な複数の防振グロメットが組み込まれており、該防振グロメットに前記複数の係止突起を差し込み可能であることを特徴とする請求項5に記載の防音型エンジン。
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