JP5913278B2 - 携帯型エンジン - Google Patents
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Description
(例えば特許文献1参照)。
エンジン本体と、
前記エンジン本体に供給される燃料を気化するキャブレタと、
前記キャブレタのフロート室を外気に連通させるためのエアベント管と、
前記エンジン本体、前記キャブレタ及び前記エアベント管を収納するケース本体と、
前記ケース本体の一側面を覆うサイドカバーと、を備える携帯型エンジンにおいて、
前記エアベント管の端部は、前記ケース本体における前記サイドカバーにより覆われた領域に形成されていて、
前記ケース本体と、前記ケース本体に取り付けられた前記サイドカバーとが係合することで、前記領域は、前記ケース本体に収納された少なくとも前記エンジン本体とは隔離されており、
当該携帯型エンジンの使用状態における上下方向に従って上下方向を規定する場合、前記領域における下端部のみに外気と連通する連通口が設けられていることを特徴としている。
図1は、本発明を適用して好適なエンジンの一例としての携帯型エンジン発電機の概略を示すもので、(A)はサイドカバーを装着した状態、(B)はサイドカバーを外した状態を示す斜視図である。
図1(B)に示すように、本実施形態の携帯型エンジン発電機10は、空冷式ガソリンエンジンのような内燃機関(以下、エンジン本体と称する)11と、該エンジン本体11により回転駆動され発電を行う発電体(図示省略)を有する。また、エンジン発電機10は、エンジン本体11に供給されるガソリンなどの燃料を貯留する燃料タンク13、エンジンに供給される燃料を気化するキャブレタ14(気化器)等を有し、これらを収容し覆う筐状のケース本体15が設けられている。
特に限定されるものではないが、この実施形態のエンジン発電機10においては、ケース本体15内部のほぼ中央に、シリンダヘッドが上部に位置する姿勢でエンジン本体11が配置されている。そして、このエンジン本体11の下部に、クランク軸(図示省略)がほぼ水平な姿勢で図の左右方向に配置されている。なお、以下便宜上、図1の右側方向を前方、図1の左側方向を後方と定義して説明する。
また、ケース本体15内の、上記燃料タンク13の近傍であってリコイルスタータや冷却用のファンの上方に、燃料をエンジン本体11へ供給する燃料ポンプ17が設けられ、燃料ポンプ17の後方にキャブレタ14が設けられている。そして、燃料タンク13及び燃料ポンプ17の下方には、始端が上記燃料タンク13の底部に結合され、終端が上記燃料ポンプ17に結合され、燃料タンク13から燃料ポンプ17へ燃料を送る燃料パイプ18が設けられている。
また、ケース本体15におけるサイドカバー15Cにより覆われる部分には、その下部領域15Fに、キャブレタ14のフロート室(図示省略)を外気に連通させるためのエアベント管19の端部20が露出して設けられている。
図2に示すように、下部領域15Fは他の部分から内側へと窪んだ凹形状になっている。この下部領域15Fのサイドカバー15Cに対向する面には、エアベント管19の端部20及びサイドカバー15Cを固定するためのネジ穴21が設けられている。下部領域15Fの上部には、外側に向けて突出した凸部22が開口部15Bの前端から後端まで延在している。
図3に示すように、サイドカバー15Cであって、下部領域15Fに対向する部分には、ネジ穴21に連通し、ネジが挿通される貫通孔31が設けられている。また、貫通孔31の上方には、凸部22に係合する溝部32がサイドカバー15Cの前端から後端にかけて形成されている。
図4に示すように、サイドカバー15Cをケース本体15に取り付けた際においては、サイドカバー15Cの溝部32内にケース本体15の凸部22が係合しているため、下部領域15Fと、凸部22よりも上方部分とが隔離されることになる。凸部22よりも上方部分においてはエンジン本体11が配置されているため、下部領域15Fとエンジン本体11とが隔離される。
また、サイドカバー15Cをケース本体15に取り付けた状態であると、サイドカバー15Cの下端部と、ケース本体15との間に隙間23が形成されるようになっている。サイドカバー15Cによって覆われた下部領域15Fにおいても隙間23によって外気と連通することになる。つまり、隙間23が本発明に係る連通口である。
また、下部領域15Fにおける下端部に外気と連通する連通口(隙間23)が設けられているので、連通口への風雨の影響を抑制することができ、下部領域15F内への風雨の侵入を防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
11 エンジン本体(内燃機関)
13 燃料タンク
14 キャブレタ
15 ケース本体
15A 握手部
15B 開口部
15C サイドカバー
15F 下部領域
17 燃料ポンプ
18 燃料パイプ
19 エアベント管
20 端部
22 凸部
23 隙間(連通口)
32 溝部
Claims (1)
- エンジン本体と、
前記エンジン本体に供給される燃料を気化するキャブレタと、
前記キャブレタのフロート室を外気に連通させるためのエアベント管と、
前記エンジン本体、前記キャブレタ及び前記エアベント管を収納するケース本体と、
前記ケース本体の一側面を覆うサイドカバーと、を備える携帯型エンジンにおいて、
前記エアベント管の端部は、前記ケース本体における前記サイドカバーにより覆われた領域に形成されていて、
前記ケース本体と、前記ケース本体に取り付けられた前記サイドカバーとが係合することで、前記領域は、前記ケース本体に収納された少なくとも前記エンジン本体とは隔離されており、
当該携帯型エンジンの使用状態における上下方向に従って上下方向を規定する場合、前記領域における下端部のみに外気と連通する連通口が設けられていることを特徴とする携帯型エンジン。
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