JP2014212298A - 積層型セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層セラミックコンデンサの外部電極を、部品本体の所定の面上に直接めっきを施すことによって形成したとき、外部電極となるめっき膜の部品本体に対する固着力が低いことがある。【解決手段】外部電極16は、複数の内部電極4の露出部によって形成された露出部分布領域18を覆うように、無電解めっきにより部品本体2上に直接形成された第1のめっき層20と、電解めっきにより第1のめっき層20を覆うように形成された第2のめっき層21と、を含む。露出部分布領域18の端縁から第1のめっき層20の端縁までの距離である第1のめっき伸び量E1と、第1のめっき層20の端縁から第2のめっき層21の端縁までの距離である第2のめっき伸び量E2との間で、E1/(E1+E2)≦20%の関係が成り立つようにする。【選択図】図4

Description

この発明は、積層型セラミック電子部品に関するもので、特に、セラミック層に沿って形成された内部電極のような電極層に接続される外部電極がめっき膜を備え、このめっき膜が電極層に直接接続されている、積層型セラミック電子部品に関するものである。
積層型セラミック電子部品の一例としての積層セラミックコンデンサの外部電極は、通常、部品本体の端部に導電性ペーストを塗布し、焼き付けることにより形成されている。しかし、この方法により形成された外部電極は、その厚みが数十μm〜数百μmと大きい。したがって、積層セラミックコンデンサの寸法を一定の規格値に収めるためには、この外部電極の体積を確保する必要が生じる分、不所望にも、静電容量確保のための実効体積を減少させる必要が生じていた。
この問題を解決し得るものとして、複数の内部電極の各引出し端間を互いに接続するように部品本体上にめっき膜を直接析出させ、このめっき膜を外部電極の少なくとも一部とすることが提案されかつ実用化されている。たとえば、特開昭63−169014号公報(特許文献1)には、部品本体の、内部電極が露出した側壁面の全面に対し、側壁面に露出した内部電極が短絡されるように、無電解Niめっきによって導電性金属層を析出させる、外部電極の形成方法が開示されている。このような外部電極の形成方法によれば、外部電極の体積を減じることができ、よって、静電容量確保のための実効体積を増やすことができる。
しかしながら、部品本体の所定の面上への直接のめっきにより形成されためっき膜には、前述した導電性ペーストの焼付けによる電極の場合のようなガラス等を介さないため、めっき膜と部品本体との間での固着力が弱く、めっき膜、すなわち外部電極が剥がれやすいという問題がある。
特開昭63−169014号公報
この発明の目的は、上記のような問題点を解決し得る、すなわち、内部電極のような電極層と直接接続されるめっき膜を含む外部電極の、部品本体に対する固着力が高められた、積層型セラミック電子部品を提供しようとすることである。
この発明は、積層された複数のセラミック層とセラミック層に沿って形成された複数の電極層とを備え、各電極層が所定の面に露出する露出部を有している、部品本体と、各電極層の露出部に電気的に接続されるように、部品本体の所定の面上に形成された、外部電極とを備える、積層型セラミック電子部品に向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
複数の電極層の露出部は、これらが集合することによって、上記所定の面上において、露出部分布領域を形成している。
外部電極は、上記露出部分布領域を覆うように、無電解めっきにより上記所定の面上に直接形成された第1のめっき層と、電解めっきにより第1のめっき層を覆うように形成された第2のめっき層と、を含む。
そして、露出部分布領域の端縁から第1のめっき層の端縁までの距離を第1のめっき伸び量とし、第1のめっき層の端縁から第2のめっき層の端縁までの距離を第2のめっき伸び量としたとき、
(第1のめっき伸び量)/{(第1のめっき伸び量)+(第2のめっき伸び量)}
が20%以下であることを特徴としている。
上述した第1のめっき伸び量と第2のめっき伸び量との関係は、後述する実験例によって求められたものであって、上記伸び量の関係を満たせば、外部電極の、部品本体に対する固着力が高められることがわかった。
上述した電極層は、セラミック層間の界面に沿って形成された内部電極と、部品本体の外表面上においてセラミック層に沿って形成された表面電極とを含むことが好ましい。これにより、露出部分布領域の面積を広げることができ、そのため、外部電極を部品本体上のより広い面にわたって形成することができるとともに、外部電極の部品本体に対する固着力をより高めることができる。
この発明において、好ましくは、第1のめっき層がNi−Pめっき膜を含み、第1のめっき層のPの含有率が9重量%〜13重量%である。これによって、外部電極の固着力をより向上させることができるばかりでなく、耐熱衝撃性および耐湿信頼性の向上にも寄与する。
また、この発明において、好ましくは、第2のめっき層は、複数層のめっき膜を含む。これにより、第2のめっき層において、はんだ濡れ性の向上およびはんだ喰われ防止といった複数の異なる機能をそれぞれ別のめっき膜によって担わせることができる。
この発明によれば、電極層と直接接続されるめっき膜を含む外部電極の、部品本体に対する固着力を高めることができる。
また、この発明において、外部電極の下地層となる第1のめっき層は、無電解めっきにより形成される。無電解めっきは、電気の導通しない面へのめっきも可能であるので、露出部分布領域内であって電極層の露出部以外の部分へのめっきも可能である。
他方、第1のめっき層を覆うように形成される第2のめっき層は、電解めっきにより形成される。電解めっきは無電解めっきよりもめっき成長が速いため、電解めっきにより形成されためっき膜は、無電解めっきにより形成されためっき膜に比べて、セラミック面の凹凸にしっかりと食い込むことができる。そのため、電解めっき膜は、セラミック面に対して、より大きなアンカー効果を期待でき、その結果、より高い接合力を実現することができる。この発明では、電解めっきにより形成される第2のめっき層は、第1のめっき層の周辺部において、つまり外部電極の周縁部において、セラミック面に直接接することになる。したがって、外部電極の周縁部において、セラミック面を与える部品本体に対する接合力をより高くすることができる。このことは、外部電極に剥がれが生じる場合には、外部電極の周縁部から剥がれることが多いといった現象を考慮したとき、剥がれ抑制にとって特に有効であることがわかる。
この発明の第1の実施形態による積層型セラミック電子部品としての2端子型の積層セラミックコンデンサ1の外観を示す斜視図である。 図1に示した積層セラミックコンデンサ1に備える部品本体2の構造を説明するためのもので、(A)は第1の内部電極4が通る面を示し、(B)は第2の内部電極5が通る面を示す。 図1に示した積層セラミックコンデンサ1に備える部品本体2の外観を示す斜視図である。 図1の線L1−L1に沿う拡大断面図である。 図1の線L2−L2に沿う拡大断面図である。 この発明の第2の実施形態による3端子型の積層型セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ31の外観を示す斜視図である。 図6に示した積層セラミックコンデンサ31に備える部品本体32の構造を説明するためのもので、(A)は補助電極36〜39が通る面を示し、(B)は第1の内部電極34が通る面を示し、(C)は第2の内部電極35が通る面を示す。 図6に示した積層セラミックコンデンサ31に備える部品本体32の外観を示す斜視図である。 図6の線L3−L3に沿う拡大断面図である。 この発明の第3の実施形態による8端子型の積層型セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ71の外観を示す斜視図である。 図10に示した積層セラミックコンデンサ71に備える部品本体72の構造を説明するためのもので、(A)は補助電極76〜83が通る面を示し、(B)は第1の内部電極74が通る面を示し、(C)は第2の内部電極75が通る面を示す。 図10に示した積層セラミックコンデンサ71に備える部品本体72の外観を示す斜視図である。
以下、この発明の実施形態の説明を積層セラミックコンデンサについて行なう。
[第1の実施形態]
図1ないし図5は、この発明の第1の実施形態による2端子型の積層セラミックコンデンサ1を説明するためのものである。積層セラミックコンデンサ1は、図3にその外観を示すような部品本体2を備えている。部品本体2は、積層された複数のセラミック層3と、セラミック層3に沿って形成された複数の電極層としての第1および第2の内部電極4および5とを備えている。これら内部電極4および5は、セラミック層3間の界面上に位置している。セラミック層3は、たとえばチタン酸バリウム系誘電体セラミックから構成される。内部電極4および5は、たとえばNiを導電成分として含む。
部品本体2は、セラミック層3の延びる方向に延びる第1および第2の主面6および7と、セラミック層3の積層方向に延びる、第1および第2の側面8および9ならびに第1および第2の端面10および11と、を有する直方体状をなしている。積層セラミックコンデンサ1は、通常、内部電極4および5が実装基板(図示せず。)に対して垂直方向に向けられた状態で実装されるように設計されており、したがって、第1または第2の側面8または9が実装基板側に向けられる。
第1の内部電極4は、図2(A)に示すように、その主要部をなす容量形成部12と引出し部13とを有している。引出し部13は、第1の端面10とこれに隣接する第1および第2の側面8および9の各一部とに露出し、ここに露出部を構成する。これら露出部の形態は、図3にも図示されている。
他方、第2の内部電極5は、図2(B)に示すように、その主要部をなす容量形成部14と引出し部15とを有している。引出し部15は、上述した第1の内部電極4の引出し部13とは逆側に形成される。引出し部15は、第2の端面11とこれに隣接する第1および第2の側面8および9の各一部とに露出し、ここに露出部を構成する。これら露出部の形態は、図3にも図示されている。
上述したような部品本体2は、たとえば、以下のようにして製造される。
セラミック層3となるべき複数のセラミックグリーンシートが用意される。次に、各セラミックグリーンシート上に内部電極4または5となるべき導電性ペースト膜が印刷により形成される。次に、第1の内部電極4と第2の内部電極5とが積層方向に交互に配列されるように、導電性ペースト膜が形成されたセラミックグリーンシートが積層され、かつ、この積層方向の両端部に、導電性ペースト膜が形成されていない適当数のセラミックグリーンシートが外層部をなすように積層され、それによって、部品本体2の生の状態のものが得られる。
なお、上述した積層工程が、複数の部品本体2を取り出すことができるマザー状態のセラミックグリーンシートについて実施され、積層工程の後、カット工程を実施して、個々の部品本体2の生の状態のものを得るようにしてもよい。
次いで、生の状態の部品本体を焼成することが行なわれる。これによって、図3に示す焼結した部品本体2が得られる。部品本体2は、セラミックグリーンシートの焼結によって得られた複数のセラミック層3を備えるとともに、導電性ペースト膜の焼結によって得られた内部電極4および5を備えている。
次に、好ましくは、部品本体2に対して、バレル研磨工程が実施され、それによって、内部電極4および5の露出部をより確実に露出させるようにする。次いで、好ましくは、純水による洗浄工程が実施される。
次に、図1に示した積層セラミックコンデンサ1を得るため、第1の内部電極4の露出部に電気的に接続される第1の外部電極16と、第2の内部電極5の露出部に電気的に接続される第2の外部電極17とが形成される。以下、これら外部電極16および17の構成および形成方法について説明する。
図3に示すように、複数の第1の内部電極4の各露出部は、セラミック層3の積層方向に沿って並び、第1の露出部分布領域18を形成している。第1の露出部分布領域18および後述する第2の露出部分布領域19は、図3において、多数のドットを付すことによって他の領域と区別されて図示されている。すなわち、第1の露出部分布領域18は、複数の第1の内部電極4の各露出部と各露出部に挟まれた複数のセラミック層3の露出する部分とから構成されている。第1の露出部分布領域18は、第1の端面10とこれに隣接する第1および第2の側面8および9の各一部とにわたって延びている。
他方、複数の第2の内部電極5の各露出部は、セラミック層3の積層方向に沿って並び、第2の露出部分布領域19を形成している。第2の露出部分布領域19は、第2の端面11とこれに隣接する第1および第2の側面8および9の各一部とにわたって延びている。
なお、図3において、第1および第2の露出部分布領域18および19内に、それぞれ、内部電極4および5の露出部が図示されているが、図解上の便宜のため、図示された露出部の分布密度は、実際のものより低くされている。このことは、後述する図8および図12についても言える。
第1の外部電極16と第2の外部電極17とは、同時に形成され、かつ互いに同じ断面構造を有しているので、図4および図5に示した第1の外部電極16について、より詳細に説明し、第2の外部電極17については、詳細な説明は省略する。
図4および図5を参照して、第1の外部電極16は、部品本体2の第1の端面10ならびにこれに隣接する第1および第2の側面8および9の各一部上に直接形成される第1のめっき層20と、第1のめっき層20上に形成される第2のめっき層21とを含む。第1のめっき層20は、第1の露出部分布領域18を覆うように、無電解めっきにより形成される。第2のめっき層21は、第1のめっき層20を覆うように電解めっきにより形成される。
ここで、露出部分布領域18の端縁から第1のめっき層20の端縁までの距離を第1のめっき伸び量と定義し、第1のめっき層20の端縁から第2のめっき層21の端縁までの距離を第2のめっき伸び量と定義する。図4および図5において、第1のめっき伸び量がE1で示され、第2のめっき伸び量がE2で示されている。
この発明において、外部電極16および17の部品本体2に対する接合力が高くなり、外部電極16および17の剥がれを抑制し得る効果を奏するためには、上述した第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2について、以下の関係に選ばれなければならないことが、後述する実験例の結果見出された。
E1/(E1+E2)≦20%
なお、図4および図5では、第1のめっき層20が、露出部分布領域18だけでなく、その周辺部をも覆うように形成された状態が図示されているが、露出部分布領域18上にのみ形成される場合、言い換えると、上記第1の伸び量E1が0の場合もあり得る。
第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2は、図4では、第1の内部電極4の面方向に測定された距離として図示され、他方、図5では、第1の内部電極4の厚み方向に測定された距離として図示されている。第1および第2のめっき層20および21を形成するためのめっき工程では、めっき析出は等方的に生じるため、第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2は、図4に現れた距離で測定しても、図5に現れた距離で測定しても、実質的に変動するものではない。
距離の測定は次の方法を用いて行なわれる。すなわち、積層セラミックコンデンサ1を研磨することにより、図4や図5で示されるような部品本体2の中心を通る所定の断面を露出させる。続いて、走査型電子顕微鏡(SEM)に付帯されたエネルギー分散型X線(EDX)分析装置を用いて、露出させた断面の元素マッピングの画像を得る。元素マッピングの画像から、第1のめっき層20と第2のめっき層21とを特定し、第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2を測る。なお、EDXを用いて、第1のめっき層20と第2のめっき層21とに含まれる元素の定量分析を行なうことができる。
外部電極16および17の形成のためのめっき工程は、たとえば、次のように実施される。
第1のめっき層20は、好ましくは、Ni−Pめっき膜を含む。Ni−Pめっき膜のP含有率は2重量%〜18重量%である。無電解めっきの前処理として、好ましくは、Pd触媒を付与する工程および純水による洗浄工程が実施され、その後、無電解Ni−Pめっきが実施され、P含有率がたとえば9重量%以上のNi−Pめっき膜からなる第1のめっき層20が形成される。ここで、第1のめっき層20は、内部電極4および5の各々の隣り合う露出部におけるめっき析出物を物理的に互いに接続した状態としながら、均質で緻密な膜を構成する。
第1のめっき層20のP含有率は、上述のEDXの定量分析を用いて測定される。具体的には、部品本体2の中心を通る所定の断面を露出させ、第1のめっき層20の厚み方向の中央を1箇所代表して測定する。定量分析で選ばれる元素はNiとPであり、P含有率とはNiとPの合計を総量としたときのPの含有率である。
第2のめっき層21より接合力の低い第1のめっき層20の伸び量E1を抑えつつ、部品本体2の内部への水分の浸入を防止する効果を高めるために、第1のめっき層20の厚みを大きくすることが好ましい。すなわち、第1のめっき伸び量E1が第1のめっき層20の厚みより小さくなるように、第1のめっき層20を形成することが好ましい。
なお、上述のPd触媒を付与する工程において、内部電極4および5に含まれるNiがPdに置換され、無電解Ni−Pめっきの還元剤のための触媒能が向上するが、Ni自体に触媒性があるため、Pd触媒を付与する工程を省略することも可能である。
上述の無電解Ni−Pめっき工程の後、純水による洗浄工程が実施される。
その後、熱処理工程が実施されてもよい。熱処理温度としては、たとえば600℃以上、好ましくは800℃以上の温度が採用される。この熱処理によって、内部電極4および5と第1のめっき層20との間で相互拡散が生じる。そして、この相互拡散部分において、金属の体積膨張が起こるため、セラミック層3と内部電極4および5ならびに第1のめっき層20の各々との界面に存在し得る隙間を有利に埋めることができ、その結果、部品本体2の内部への水分の浸入を防止する効果が奏される。
次に、第2のめっき層21が電解めっきにより形成される。第2のめっき層21は、たとえばNiめっき膜を含む。第2のめっき層21は電解めっきにより形成されるので、能率的にこれを形成することができる。
上述の電解Niめっき工程の後、純水による洗浄工程が実施される。
第2のめっき層21を形成した後、さらに他のめっき層を形成する工程が実施されてもよい。たとえば、上記Niめっき膜上にSnめっき膜を形成してもよい。Snめっき膜は、外部電極16および17のはんだぬれ性を向上させるためのものである。Snめっき膜が電解めっきにより形成された後においても、純水による洗浄工程が実施され、次いで、乾燥工程が実施される。
第1のめっき層20よりも接合力の高い第2のめっき層21の伸び量E2を大きくしつつ、電子部品、すなわち積層セラミックコンデンサ1の外形寸法を抑えるために、第2のめっき層21の厚みを抑制することが好ましい。すなわち、第2のめっき伸び量E2が第2のめっき層21の厚みより大きくなるように、第2のめっき層21を形成することが好ましい。
このようにして、図1に示した積層セラミックコンデンサ1が完成される。
上述のように、第1のめっき層20がNi−Pめっき膜を含むと、外部電極16および17の、部品本体2に対する固着力を向上させることができる。特に、P含有率がたとえば9重量%以上というように、P含有率を上げると、めっき膜の硬度が上がる。したがって、Ni−Pめっき膜がセラミックの微細な凹凸に追随したとき、皮膜応力が小さくなることから、アンカー効果が高くなる。よって、内部電極4および5の露出部に対する第1のめっき層20の接合強度が全体的に向上するとともに、第1のめっき層20と内部電極4および5の露出部の周縁部のセラミック部分との界面での剥離も生じにくくなるため、実装時の耐湿信頼性が向上する。十分な耐湿信頼性を得るには、P含有率を9重量%以上とすることが好ましい。
また、P含有率が高いと、めっき膜の耐腐食性が向上する。したがって、第1のめっき層20の耐腐食性が向上し、この点においても、耐湿信頼性を向上させることができる。
第1のめっき層20を構成するNi−Pめっき膜は、非晶質であることがより好ましい。非晶質であれば、前述したようなセラミックの凹凸に対する追随性が良好である。よって、前述のアンカー効果がより高くなり、固着力をより高めることができるとともに、第1のめっき層20と内部電極4および5との間の隙間を実質的になくすことができ、たとえば水蒸気に対するシール性を良好なものとし、耐湿信頼性をより向上させることができる。P含有率が8〜9重量%を超えるとNi−Pめっき膜は非晶質になる。したがって、この点においても、Ni−Pめっき膜は9重量%以上とすることが好ましい。
なお、Ni−Pめっき膜は、前述したように、P含有率が9重量%以上になると非晶質となり、硬度が高くなるので、割れやすいという欠点がある。特に、Ni−Pめっき膜である第1のめっき層20の縁端近傍で割れが発生し、割れた縁端部分が内部電極4または5と接続していない場合、そこを起点に外部電極16または17が剥離しやすい。しかしながら、この欠点は、たとえばNiめっき膜を含む第2のめっき層21によって補うことができる。特にPを含まないNiめっき膜は、比較的柔軟である。そのため、第1のめっき層20を第2のめっき層21によって保護することによって、第1のめっき層20が割れにくくなる。特に、第1のめっき層20を構成するNi−Pめっき膜のP含有率が9重量%以上であっても、E1/(E1+E2)≦20%の関係を満たすように第2のめっき層21を構成するPを含まないNiめっき膜を形成することで、第1のめっき層20の縁端近傍での割れを抑制することができると考えられる。その結果、後述する実験例(P含有率が11重量%、13重量%)のように、外部電極の剥離を抑制できる。
次に、以上説明した第1の実施形態に基づき、第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2と外部電極16および17での剥離発生との関係について調査した実験例1および2について説明する。
[実験例1]
平面寸法が1.0mm×0.5mmの積層セラミックコンデンサ用部品本体であって、セラミック層がチタン酸バリウム系誘電体セラミックからなり、内部電極がNiを主成分とするものを用意した。この部品本体において、内部電極間のセラミック層の各厚みは1μmであり、各内部電極の厚みは1μmであり、内部電極が配置されない各外層部の厚みは50μmであった。また、後述するめっき処理の前処理として、部品本体にはバレル研磨を施し、内部電極の露出部を確実に露出させた状態としておき、次いで、純水による洗浄工程を実施しておいた。
次に、部品本体に対して、Pd触媒付与工程を実施した。Pd触媒付与工程では、Pd濃度:100ppm、pH:2.5、温度:25℃の塩化パラジウム水溶液を用意し、そこに部品本体を3分間浸漬した。浸漬後、部品本体を塩化パラジウム水溶液から取り出し、純水による洗浄を行なった。
次に、ドラム容積:300cc、直径:70mmの回転バレルを用意し、ここに部品本体を20ml投入した。そして、回転バレルを無電解Ni−Pめっき浴に浸漬し、バレル回転速度:20rpmで所定時間、無電解めっき処理を実施した。ここで、P含有率が11重量%となるように、無電解Ni−Pめっき浴のpH、次亜リン酸濃度、温度、無電解Ni−Pめっき浴のNi濃度、クエン酸濃度などを調整した。本実験例においては、硫酸ニッケル:0.1モル/L、次亜リン酸ナトリウム:0.2モル/L、クエン酸:0.5モル/L、および硫酸アンモニウム:0.5モル/Lを含む無電解Ni−Pめっき浴を用いた。また、この無電解Ni−Pめっき浴は、pH調整剤として硫酸および水酸化ナトリウムを用いて、pHを8.0に調整し、浴温を90℃に設定した。上述の無電解Ni−Pめっき処理の後、純水による洗浄を実施した。
このようにして、P含有率が11重量%のNi−Pめっき膜からなる第1のめっき層を形成した。ここで、上述した無電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表1の「E1」の欄に示すように、露出部分布領域の端縁から第1のめっき層の端縁までの距離、すなわち第1のめっき伸び量を変えた。
次に、同じ回転バレルを用い、20mlの部品本体に加えて、直径:0.45mmのSn−Ag−Cu製メディア:40ml、および直径:8.0mmのナイロン被覆鉄球からなる攪拌玉:50ccを回転バレルに投入して、バレル回転速度:20rpmで所定時間、電解Niめっき処理を実施した。ここで、電解Niめっき浴として、pH:4.0、浴温:55℃に設定されたワット浴(硫酸ニッケル:300g/L、塩化ニッケル:45g/L、ホウ酸:40mg/L)を用いた。上述の電解Niめっき処理の後、純水による洗浄を実施した。
このようにして、上記第1のめっき層上に、Pを実質的に含まない電解Niめっき膜からなる第2のめっき層を形成した。ここで、上述した電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表1の「E2」の欄に示すように、第1のめっき層の端縁から第2のめっき層の端縁までの距離、すなわち第2のめっき伸び量を変えた。なお、第1の伸び量E1と第2の伸び量E2との和は、30μmとなるようにした。第1のめっき層と第2のめっき層との合計厚み、すなわち外部電極の厚みは、5〜15μmの範囲となった。
以上のようにして、各試料に係る積層セラミックコンデンサを得た。各試料1000個について、得られた積層セラミックコンデンサの外部電極の端縁が形成された各面の外観を観察することにより、外部電極の剥がれ、すなわち、めっき層が剥がれることによる外部電極の部分的な欠けの有無を調査した。その際、外部電極の部分的な欠けが10μm以上となっている場合に外部電極の剥がれが有ると判定した(以後の実験例についても同様)。その結果が表1の「剥離発生率」の欄に示されている。E1およびE2については、試料の中から5つを選び出し、上述の測定方法に従って各1箇所ずつ測定し、平均をとった。
Figure 2014212298
表1において、試料番号に*を付したものは、この発明の範囲外の比較例である。
表1から、「E1/(E1+E2)×100」の数値が20以下、すなわち、(第1のめっき伸び量)/{(第1のめっき伸び量)+(第2のめっき伸び量)}が20%以下である試料1〜3によれば、外部電極の剥がれが発生しないことがわかった。
[実験例2]
平面寸法が0.6mm×0.3mmの積層セラミックコンデンサ用部品本体であって、セラミック層がチタン酸バリウム系誘電体セラミックからなり、内部電極がNiを主成分とするものを用意した。この部品本体において、内部電極間のセラミック層の各厚みは1μmであり、各内部電極の厚みは0.7μmであり、内部電極が配置されない各外層部の厚みは50μmであった。
以後、実験例1の場合と同様の工程を経て、部品本体上に、P含有率が11重量%のNi−Pめっき膜からなる第1のめっき層を形成した。ここで、第1のめっき層を形成するための無電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表2の「E1」の欄に示すように、露出部分布領域の端縁から第1のめっき層の端縁までの距離、すなわち第1のめっき伸び量を変えた。
次に、実験例1の場合と同様の工程を経て、上記第1のめっき層上に、Pを実質的に含まない電解Niめっき膜からなる第2のめっき層を形成した。ここで、第2のめっき層を形成するための電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表2の「E2」の欄に示すように、第1のめっき層の端縁から第2のめっき層の端縁までの距離、すなわち第2のめっき伸び量を変えた。なお、第1の伸び量E1と第2の伸び量E2との和は、20μmとなるようにした。第1のめっき層と第2のめっき層との合計厚み、すなわち外部電極の厚みは、5〜15μmの範囲となった。
以上のようにして、各試料に係る積層セラミックコンデンサを得た。各試料1000個について、得られた積層セラミックコンデンサの外部電極の端縁が形成された各面の外観を観察することにより、外部電極の剥がれ、すなわち、めっき層が剥がれることによる外部電極の部分的な欠けの有無を調査した。その結果が表2の「剥離発生率」の欄に示されている。
Figure 2014212298
表2において、試料番号に*を付したものは、この発明の範囲外の比較例である。
表2から、「E1/(E1+E2)×100」の数値が20以下、すなわち、(第1のめっき伸び量)/{(第1のめっき伸び量)+(第2のめっき伸び量)}が20%以下である試料11〜13によれば、外部電極の剥がれが発生しないことがわかった。
[第2の実施形態]
次に、図6ないし図9を参照して、この発明の第2の実施形態による3端子型の積層セラミックコンデンサ31について説明する。積層セラミックコンデンサ31は、図8にその外観を示すような部品本体32を備えている。部品本体32は、積層された複数のセラミック層33と、セラミック層33に沿って形成された複数の電極層としての第1および第2の内部電極34および35ならびに第1ないし第4の補助電極36〜39とを備えている。内部電極34および35は、セラミック層33間の界面上に位置している。他方、補助電極36〜39は、セラミック層33間の界面上に位置するものと、部品本体32の外表面上に位置して表面電極となるものとがある。
部品本体32は、セラミック層33の延びる方向に延びる第1および第2の主面40および41と、セラミック層33の積層方向に延びる、第1および第2の側面42および43ならびに第1および第2の端面44および45と、を有する直方体状をなしている。積層セラミックコンデンサ31は、通常、内部電極34および35が実装基板(図示せず。)に対して平行方向に向けられた状態で実装されるように設計されており、したがって、第1または第2の主面40または41が実装基板側に向けられる。
図7(A)を参照して、第1の補助電極36は、第1の端面44側に位置しながら、その端縁が第1の端面44とこれに隣接する第1および第2の側面42および43の各一部とに露出し、ここに露出部を構成する。第2の補助電極37は、第2の端面45側に位置しながら、その端縁が第2の端面45とこれに隣接する第1および第2の側面42および43の各一部とに露出し、ここに露出部を構成する。
第3の補助電極38は、第1の側面42側に位置しながら、その端縁が第1の側面42に露出し、ここに露出部を構成する。第4の補助電極39は、第2の側面43側に位置しながら、その端縁が第2の側面43に露出し、ここに露出部を構成する。
なお、最外層に位置するセラミック層33の外側に向く主面上、すなわち、部品本体32の第1および第2の主面40および41上に位置する表面電極としての補助電極36〜39にあっては、各々の端縁だけでなく、主面全体が露出部を構成する。
これら補助電極36〜39が与える露出部の形態は、図8にも図示されている。
第1の内部電極34は、図7(B)に示すように、その主要部をなす容量形成部46と第1および第2の引出し部47および48とを有している。第1の引出し部47は、第1の端面44とこれに隣接する第1および第2の側面42および43の各一部とに露出し、ここに露出部を構成する。第2の引出し部48は、第2の端面45とこれに隣接する第1および第2の側面42および43の各一部とに露出し、ここに露出部を構成する。露出部の形態は、図8にも図示されている。
第2の内部電極35は、図7(C)に示すように、その主要部をなす容量形成部49と第1および第2の引出し部50および51とを有している。第1の引出し部50は、第1の側面42の一部に露出し、ここに露出部を構成する。第2の引出し部51は、第2の側面43の一部に露出し、ここに露出部を構成する。露出部の形態は、図8にも図示されている。
上述したような部品本体32は、詳細な説明を省略するが、第1の実施形態における部品本体2の場合と同様の積層技術を適用して製造される。第2の実施形態特有の積層態様について説明すると、各々複数の第1および第2の内部電極34および35が交互に積層方向に配列されるように積層されるとともに、その積層方向での両端部に補助電極36〜39が複数層にわたって配置される。また、補助電極36〜39は、部品本体32の両主面40および41上にも位置するようにされる。
部品本体32を得た後、図6に示した積層セラミックコンデンサ31を得るため、第1の内部電極34の第1の引出し部47に電気的に接続される第1の外部電極52と、第1の内部電極34の第2の引出し部48に電気的に接続される第2の外部電極53と、第2の内部電極35の第1の引出し部50に電気的に接続される第3の外部電極54と、第2の内部電極35の第2の引出し部51に電気的に接続される第4の外部電極55とが形成される。以下、これら外部電極52〜55の構成および形成方法について説明する。
図8に示すように、複数の第1の内部電極34の第1の引出し部47および第1の補助電極36が与える露出部は、セラミック層33の積層方向に沿って並び、第1の露出部分布領域56を形成している。第1の露出部分布領域56は、第1の端面44とこれに隣接する第1および第2の主面40および41の各一部ならびに第1および第2の端面44および45の各一部とにわたって延びている。
他方、複数の第1の内部電極34の第2の引出し部48および第2の補助電極37が与える露出部は、セラミック層33の積層方向に沿って並び、第2の露出部分布領域57を形成している。第2の露出部分布領域57は、第2の端面45とこれに隣接する第1および第2の主面40および41の各一部ならびに第1および第2の端面44および45の各一部とにわたって延びている。
また、複数の第2の内部電極35の第1の引出し部50および第3の補助電極38が与える露出部は、セラミック層33の積層方向に沿って並び、第3の露出部分布領域58を形成している。第3の露出部分布領域58は、第1の側面42とこれに隣接する第1および第2の主面40および41の各一部とにわたって延びている。
他方、複数の第2の内部電極35の第2の引出し部51および第4の補助電極39が与える露出部は、セラミック層33の積層方向に沿って並び、第4の露出部分布領域59を形成している。第4の露出部分布領域59は、第2の側面43とこれに隣接する第1および第2の主面40および41の各一部とにわたって延びている。
第1ないし第4の外部電極52〜55は、同時に形成され、かつ互いに同じ断面構造を有している。ここでは、図9に示した第2の外部電極53について、より詳細に説明し、他の外部電極52、54および55については、詳細な説明を省略する。
図9を参照して、第2の外部電極53は、部品本体32の第2の端面45とこれに隣接する第1および第2の主面40および41の各一部ならびに第1および第2の側面42および43の各一部上に直接形成される第1のめっき層60と、第1のめっき層60上に形成される第2のめっき層61とを含む。第1のめっき層60は、第2の露出部分布領域57を覆うように、無電解めっきにより形成される。第2のめっき層61は、第1のめっき層60を覆うように電解めっきにより形成される。
ここで、露出部分布領域57の端縁から第1のめっき層60の端縁までの距離を第1のめっき伸び量と定義し、第1のめっき層60の端縁から第2のめっき層61の端縁までの距離を第2のめっき伸び量と定義する。図9において、第1のめっき伸び量がE1で示され、第2のめっき伸び量がE2で示されている。
この実施形態においても、外部電極52〜55の部品本体32に対する接合力が高くなり、外部電極52〜55の剥がれを抑制し得る効果を奏するためには、上述した第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2について、
E1/(E1+E2)≦20%
の関係に選ばれなければならない。
第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2は、前述した図4および図5では、内部電極4の露出部を起点として測定された距離であったが、図6の線L3−L3に沿う断面を示す図9では、部品本体32の外表面上に位置する補助電極37の端部を起点として測定された距離となっている。もっとも、この第2の実施形態においても、たとえば、図6の線L4−L4に沿う断面をとれば、図4に示したのと実質的の同様の断面が現れる。前述したように、めっき析出は等方的に生じるため、いずれの断面をとっても、第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2は実質的に変動するものではない。
上述のように、外部電極52〜55が形成されたとき、図6に示した積層セラミックコンデンサ31が完成される。なお、第2の実施形態においては説明しなかったが、前述の第1の実施形態において説明した事項であって、第2の実施形態において適用し得るものについては、この第2の実施形態においても当てはまるものと理解すべきである。
次に、以上説明した第2の実施形態に基づき、第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2と外部電極52〜55での剥離発生との関係について調査した実験例3について説明する。
[実験例3]
平面寸法が1.0mm×0.5mmの積層セラミックコンデンサ用部品本体であって、セラミック層がチタン酸バリウム系誘電体セラミックからなり、内部電極がNiを主成分とするものを用意した。この部品本体において、内部電極間のセラミック層の各厚みは1μmであり、各内部電極の厚みは1μmであり、内部電極が配置されない各外層部の厚みは50μmであった。
以後、実験例1の場合と同様の工程を経て、部品本体上に、P含有率が11重量%のNi−Pめっき膜からなる第1のめっき層を形成した。ここで、第1のめっき層を形成するための無電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表3の「E1」の欄に示すように、露出部分布領域の端縁から第1のめっき層の端縁までの距離、すなわち第1のめっき伸び量を変えた。
次に、実験例1の場合と同様の工程を経て、上記第1のめっき層上に、Pを実質的に含まない電解Niめっき膜からなる第2のめっき層を形成した。ここで、第2のめっき層を形成するための電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表3の「E2」の欄に示すように、第1のめっき層の端縁から第2のめっき層の端縁までの距離、すなわち第2のめっき伸び量を変えた。なお、第1の伸び量E1と第2の伸び量E2との和は、30μmとなるようにした。第1のめっき層と第2のめっき層との合計厚み、すなわち外部電極の厚みは、5〜15μmの範囲となった。
以上のようにして、各試料に係る積層セラミックコンデンサを得た。各試料1000個について、得られた積層セラミックコンデンサの外部電極の端縁が形成された各面の外観を観察することにより、外部電極の剥がれ、すなわち、めっき層が剥がれることによる外部電極の部分的な欠けの有無を調査した。その結果が表3の「剥離発生率」の欄に示されている。
Figure 2014212298
表3において、試料番号に*を付したものは、この発明の範囲外の比較例である。
表3から、「E1/(E1+E2)×100」の数値が20以下、すなわち、(第1のめっき伸び量)/{(第1のめっき伸び量)+(第2のめっき伸び量)}が20%以下である試料21〜23によれば、外部電極の剥がれが発生しないことがわかった。
[第3の実施形態]
次に、図10ないし図12を参照して、この発明の第3の実施形態による8端子型の積層セラミックコンデンサ71について説明する。積層セラミックコンデンサ71は、図12にその外観を示すような部品本体72を備えている。部品本体72は、積層された複数のセラミック層73と、セラミック層73に沿って形成された複数の電極層としての第1および第2の内部電極74および75ならびに第1ないし第8の補助電極76〜83とを備えている。内部電極74および75は、セラミック層73間の界面上に位置している。他方、補助電極76〜83は、セラミック層73間の界面上に位置するものと、部品本体72の外表面上に位置して表面電極となるものとがある。
部品本体72は、セラミック層73の延びる方向に延びる第1および第2の主面84および85と、セラミック層73の積層方向に延びる、第1および第2の側面86および87ならびに第1および第2の端面88および89と、を有する直方体状をなしている。積層セラミックコンデンサ71は、通常、内部電極74および75が実装基板(図示せず。)に対して平行方向に向けられた状態で実装されるように設計されており、したがって、第1または第2の主面84または85が実装基板側に向けられる。
図11(A)を参照して、第1ないし第4の補助電極76〜79は、互いに間隔を隔てて、第1の側面86に沿って配列されながら、各々の端縁が第1の側面86に露出し、ここに露出部を構成する。第5ないし第8の補助電極80〜83は、互いに間隔を隔てて、第2の側面87に沿って配列されながら、各々の端縁が第2の側面87に露出し、ここに露出部を構成する。また、最外層に位置するセラミック層73の外側に向く主面上、すなわち、部品本体72の第1および第2の主面84および85上に位置する表面電極となる補助電極76〜83にあっては、各々の端縁だけでなく、主面全体が露出部を構成する。露出部の形態は、図12にも図示されている。
第1の内部電極74は、図11(B)に示すように、その主要部をなす容量形成部90と第1ないし第4の引出し部91〜94とを有している。第1および第2の引出し部91および92は、第1の側面86に露出し、ここに露出部を構成する。第3および第4の引出し部93および94は、第2の側面87に露出し、ここに露出部を構成する。露出部の形態は、図12にも図示されている。
第2の内部電極75は、図11(C)に示すように、その主要部をなす容量形成部95と第1ないし第4の引出し部96〜99とを有している。第1および第2の引出し部96および97は、第1の側面86に露出し、ここに露出部を構成する。第3および第4の引出し部98および99は、第2の側面87に露出し、ここに露出部を構成する。露出部の形態は、図12にも図示されている。
上述したような部品本体72は、詳細な説明を省略するが、第1の実施形態における部品本体2の場合と同様の積層技術を適用して製造される。第3の実施形態特有の積層態様について説明すると、各々複数の第1および第2の内部電極74および75が交互に積層方向に配列されるように積層されるとともに、その積層方向での両端部に補助電極76〜83が複数層にわたって配置される。また、補助電極76〜83は、部品本体72の両主面84および85上にも位置するようにされる。
部品本体72を得た後、図10に示した積層セラミックコンデンサ71を得るため、第1の内部電極74の第1ないし第4の引出し部91〜94にそれぞれ電気的に接続される第1ないし第4の外部電極100〜103と、第2の内部電極75の第1ないし第4の引出し部96〜99にそれぞれ電気的に接続される第5ないし第8の外部電極104〜107とが形成される。以下、これら外部電極100〜107の構成および形成方法について説明する。
図12に示すように、第1の補助電極76および第2の内部電極75の第1の引出し部96が与える露出部は、セラミック層73の積層方向に沿って並び、第1の露出部分布領域108を形成している。第1の露出部分布領域108は、第1の側面86とこれに隣接する第1および第2の主面84および85の各一部とにわたって延びている。
同様に、第2の露出部分布領域109が、第2の補助電極77および第1の内部電極74の第1の引出し部91によって与えられる。第3の露出部分布領域110が、第3の補助電極78および第2の内部電極75の第2の引出し部97によって与えられる。第4の露出部分布領域111が、第4の補助電極79および第1の内部電極74の第2の引出し部92によって与えられる。
他方、第5の補助電極80および第2の内部電極75の第3の引出し部98が与える露出部は、セラミック層73の積層方向に沿って並び、第5の露出部分布領域112を形成している。第5の露出部分布領域112は、第2の側面87とこれに隣接する第1および第2の主面84および85の各一部とにわたって延びている。
同様に、第6の露出部分布領域113が、第6の補助電極81および第1の内部電極74の第3の引出し部93によって与えられる。第7の露出部分布領域114が、第7の補助電極82および第2の内部電極75の第4の引出し部99によって与えられる。第8の露出部分布領域115が、第8の補助電極83および第1の内部電極74の第4の引出し部94によって与えられる。
第1ないし第8の外部電極100〜107は、同時に形成され、かつ互いに同じ断面構造を有している。ここでは図示を省略するが、図12の線L5−L5に沿う断面をとれば、図9に示した断面と実質的に同様の断面が現れる。
たとえば、第1の外部電極100について説明すると、この実施形態においても、第1の外部電極100は、第2の露出部分布領域109を覆うように、無電解めっきにより形成された第1のめっき層と、電解めっきにより第1のめっき層を覆うように形成された第2のめっき層とを備えている。そして、露出部分布領域109の端縁から第1のめっき層の端縁までの距離である第1のめっき伸び量E1と、第1のめっき層の端縁から第2のめっき層の端縁までの距離である第2のめっき伸び量E2との間には、
E1/(E1+E2)≦20%
の関係が成り立つようにされる。
上述のように、外部電極100〜107が形成されたとき、図10に示した積層セラミックコンデンサ71が完成される。なお、第3の実施形態においては説明しなかったが、前述の第1の実施形態において説明した事項であって、第3の実施形態において適用し得るものについては、この第3の実施形態においても当てはまるものと理解すべきである。
次に、以上説明した第3の実施形態に基づき、第1のめっき伸び量E1および第2のめっき伸び量E2と外部電極100〜107での剥離発生との関係について調査した実験例4について説明する。
[実験例4]
平面寸法が2.0mm×1.2mmの積層セラミックコンデンサ用部品本体であって、セラミック層がチタン酸バリウム系誘電体セラミックからなり、内部電極がNiを主成分とするものを用意した。この部品本体において、内部電極間のセラミック層の各厚みは1μmであり、各内部電極の厚みは1μmであり、内部電極が配置されない各外層部の厚みは50μmであった。
以後、実験例1の場合と同様の工程を経て、部品本体上に、P含有率が11重量%のNi−Pめっき膜からなる第1のめっき層を形成した。ここで、第1のめっき層を形成するための無電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表4の「E1」の欄に示すように、露出部分布領域の端縁から第1のめっき層の端縁までの距離、すなわち第1のめっき伸び量を変えた。
次に、実験例1の場合と同様の工程を経て、上記第1のめっき層上に、Pを実質的に含まない電解Niめっき膜からなる第2のめっき層を形成した。ここで、第2のめっき層を形成するための電解めっき処理時間を種々に変えることにより、表4の「E2」の欄に示すように、第1のめっき層の端縁から第2のめっき層の端縁までの距離、すなわち第2のめっき伸び量を変えた。なお、第1の伸び量E1と第2の伸び量E2との和は、20μmとなるようにした。第1のめっき層と第2のめっき層との合計厚み、すなわち外部電極の厚みは、5〜15μmの範囲となった。
以上のようにして、各試料に係る積層セラミックコンデンサを得た。各試料1000個について、得られた積層セラミックコンデンサの外部電極の端縁が形成された各面の外観を観察することにより、外部電極の剥がれ、すなわち、めっき層が剥がれることによる外部電極の部分的な欠けの有無を調査した。その結果が表4の「剥離発生率」の欄に示されている。
Figure 2014212298
表4において、試料番号に*を付したものは、この発明の範囲外の比較例である。
表4から、「E1/(E1+E2)×100」の数値が20以下、すなわち、(第1のめっき伸び量)/{(第1のめっき伸び量)+(第2のめっき伸び量)}が20%以下である試料31〜33によれば、外部電極の剥がれが発生しないことがわかった。
[実験例5]
次に、非晶質で割れやすくなる第1のめっき層20を構成するNi−Pめっき膜のP含有率が9重量%以上の場合に本発明が好適であることを確認するために、第1の実施形態に基づく実験例1の試料2(表1)において、P含有率を変化させた場合の外部電極の剥がれの有無を調査した。P含有率は、無電解Ni−Pめっき浴の条件を変えることによって調整し、外部電極の剥がれの有無の確認方法およびE1、E2の測定方法は、実験例1の場合と同様である。
P含有率を9%とした場合、E1は3μm、E2は27μm、E1/(E1+E2)は10%となり、外部電極の剥がれの発生は0/1000であった。P含有率を13%とした場合、E1は4μm、E2は26μm、E1/(E1+E2)は13%となり、剥離の発生は0/1000であった。すなわち、第1のめっき層20を構成するNi−Pめっき膜のP含有率が9重量%以上および13%重量%以下の範囲においても、E1/(E1+E2)≦20%の関係を満たすように第2のめっき層21を構成するPを含まないNiめっき膜を形成することで、外部電極の剥がれが発生しないことがわかった。
[他の実施形態]
以上説明した積層セラミックコンデンサでは、セラミック層が誘電体セラミックから構成される。しかし、この発明が向けられる積層型セラミック電子部品は、積層セラミックコンデンサに限らず、たとえば、インダクタ、サーミスタ、圧電部品などを構成するものであってもよい。したがって、積層型セラミック電子部品の機能に応じて、セラミック層は、誘電体セラミックの他、磁性体セラミック、半導体セラミック、圧電体セラミックなどから構成されてもよい。
1,31,71 積層セラミックコンデンサ
2,32,72 部品本体
3,33,73 セラミック層
4,5,34,35,74,75 内部電極(電極層)
16,17,52〜55,100〜107 外部電極
18,19,56〜59,108〜115 露出部分布領域
20,60 第1のめっき層
21,61 第2のめっき層
36〜39,76〜83 補助電極(電極層)

Claims (4)

  1. 積層された複数のセラミック層と前記セラミック層に沿って形成された複数の電極層とを備え、各前記電極層が所定の面に露出する露出部を有している、部品本体と、
    各前記電極層の前記露出部に電気的に接続されるように、前記部品本体の前記所定の面上に形成された、外部電極と
    を備え、
    複数の前記電極層の前記露出部は、これらが集合することによって、前記所定の面上において、露出部分布領域を形成し、
    前記外部電極は、
    前記露出部分布領域を覆うように、無電解めっきにより前記所定の面上に直接形成された第1のめっき層と、
    電解めっきにより前記第1のめっき層を覆うように形成された第2のめっき層と、
    を含み、
    前記露出部分布領域の端縁から前記第1のめっき層の端縁までの距離を第1のめっき伸び量とし、前記第1のめっき層の端縁から前記第2のめっき層の端縁までの距離を第2のめっき伸び量としたとき、
    (第1のめっき伸び量)/{(第1のめっき伸び量)+(第2のめっき伸び量)}
    が20%以下である、
    積層型セラミック電子部品。
  2. 前記電極層は、前記セラミック層間の界面に沿って形成された内部電極と、前記部品本体の外表面上において前記セラミック層に沿って形成された表面電極とを含む、請求項1に記載の積層型セラミック電子部品。
  3. 前記第1のめっき層がNi−Pめっき膜を含み、第1のめっき層のPの含有率が9重量%〜13重量%である、請求項1または2に記載の積層型セラミック電子部品。
  4. 前記第2のめっき層は、複数層のめっき膜を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の積層型セラミック電子部品。
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