JP2014207105A - 表示装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を低減することができる表示装置を得る。
【解決手段】互いに離間して配置された複数の発光領域を含むサブ画素を複数有する画素を備える。各サブ画素は、単一の第1の電極と、第1の電極の積層方向に設けられた単一の第2の電極と、各発光領域において、前記第1の電極と前記第2の電極との間に挿設された発光層とを有する。
【選択図】図4

Description

本開示は、電流駆動型の表示素子を有する表示装置、およびそのような表示装置を備えた電子機器に関する。
近年、画像表示を行う表示装置の分野では、発光素子として、流れる電流値に応じて発光輝度が変化する電流駆動型の光学素子、例えば有機EL(Electro Luminescence)素子を用いた表示装置(有機EL表示装置)が開発され、商品化が進められている。発光素子は、液晶素子などと異なり自発光素子であり、別に光源(バックライト)を設ける必要ない。そのため、有機EL表示装置は、光源を必要とする液晶表示装置と比べて画像の視認性が高く、消費電力が低く、かつ素子の応答速度が速いなどの特徴を有する。
表示装置では、一般に高画質が望まれており、画質を改善する様々な技術が開発されている。例えば、特許文献1には、各表示素子の正面に導光部を設け、その導光部の側面で光を反射させることにより、視野角を制限するとともに正面輝度を高める表示装置が開示されている。この表示装置は、例えばモバイル機器に適用されるものであり、意図的に視野角を制限するとともに、正面から観察したときの視認性を高めることにより、画質の改善を図るものである。
特開2007―248484号公報
ところで、電子機器は、一般に低い消費電力が望まれており、表示装置についても、消費電力の低減が期待されている。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、消費電力を低減することができる表示装置および電子機器を提供することにある。
本開示の表示装置は、互いに離間して配置された複数の発光領域を含むサブ画素を複数有する画素を備えている。各サブ画素は、単一の第1の電極と、第1の電極の積層方向に設けられた単一の第2の電極と、各発光領域において、第1の電極と第2の電極との間に挿設された発光層とを有するものである。
本開示の電子機器は、上記表示装置を備えたものであり、例えば、テレビジョン装置、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、ビデオカメラあるいは携帯電話等の携帯端末装置などが該当する。
本開示の表示装置および電子機器では、各サブ画素に、互いに離間して配置された複数の発光領域が形成される。各サブ画素は、単一の第1の電極および単一の第2の電極を有し、各発光領域において、第1の電極と第2の電極との間には、発光層が挿設されている。
本開示の表示装置および電子機器によれば、サブ画素に、互いに離間して配置された複数の発光領域を設けるようにしたので、消費電力を低減することができる。
本開示の実施の形態に係る表示装置の一構成例を表すブロック図である。 第1の実施の形態に係る表示部におけるサブ画素の配置を表す模式図である。 図2に示した表示部の一構成例を表す回路図である。 図2に示した表示部の概略断面構造を表す断面図である。 図2に示した表示部におけるサブ画素の構成を表す説明図である。 図2に示した表示部におけるアノードの配置の一例を表す平面図である。 図2に示した表示部における開口部の配置の一例を表す平面図である。 図7に示した開口部の一構成例を表す断面図である。 図2に示した表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 図8に示した開口部における光線を示す説明図である。 図8に示した開口部における光線を示す他の説明図である。 第1の実施の形態の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る表示部の概略断面構造を表す断面図である。 第1の実施の形態の他の変形例に係る表示部の概略断面構造を表す断面図である。 図18に示した表示部におけるサブ画素の構成を表す説明図である。 第2の実施の形態に係る表示部におけるサブ画素の配置を表す模式図である。 図20に示した表示部におけるアノードの配置の一例を表す平面図である。 図20に示した表示部におけるアノードの配置の他の例を表す平面図である。 図20に示した表示部における開口部の配置の一例を表す平面図である。 第2の実施の形態の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第3の実施の形態に係る表示部におけるサブ画素の配置を表す模式図である。 図27に示した表示部の一構成例を表す回路図である。 図27に示した表示部におけるアノードの配置の一例を表す平面図である。 図27に示した表示部における開口部の配置の一例を表す平面図である。 第2の実施の形態に係る表示装置の一動作例を表すタイミング波形図である。 第2の実施の形態の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 第2の実施の形態の他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 実施の形態に係る表示装置が適用されたテレビジョン装置の外観構成を表す斜視図である。 変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 他の変形例に係る開口部の配置例を表す平面図である。 他の変形例に係るサブ画素の一構成例を表す回路図である。 他の変形例に係るサブ画素の一構成例を表す回路図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.適用例
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、実施の形態に係る表示装置の一構成例を表すものである。表示装置1は、有機EL素子を用いた、アクティブマトリックス方式の表示装置である。
表示装置1は、表示部10と、駆動部20とを備えている。駆動部20は、映像信号処理部21と、タイミング生成部22と、走査線駆動部23と、電源線駆動部26と、データ線駆動部27とを有している。
表示部10は、複数の画素Pixがマトリックス状に配置されたものである。画素Pixは、以下に示すように、赤色、緑色、青色、白色の4つのサブ画素11により構成されるものである。
図2は、表示部10におけるサブ画素11の配置の一例を表すものである。各画素Pixは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、白色(W)の4つのサブ画素11R,11G,11B,11Wを有している。この例では、これらの4つのサブ画素11R,11G,11B,11Wは、画素Pixにおいて2行2列で配置されている。具体的には、画素Pixにおいて、左上に赤色(R)のサブ画素11Rを配置し、右上に緑色(G)のサブ画素11Gを配置し、左下に白色(W)のサブ画素11Wを配置し、右下に青色(B)のサブ画素11Bを配置している。なお、4つのサブ画素11R,11G,11B,11Wの配置は、このような配置が推奨されるが、これに限定されるものではなく、他の配置であってもよい。
図3は、表示部10の回路構成の一例を表すものである。表示部10は、行方向に延伸する複数の走査線WSAL,WSBL、および複数の電源線PLと、列方向に延伸する複数のデータ線DTLとを有している。走査線WSAL,WSBLの一端は走査駆動部23に接続され、電源線PLの一端は電源線駆動部26に接続され、データ線DTLの一端はデータ線駆動部27に接続されている。1つの画素Pixに属するサブ画素11Rとサブ画素11Gは、同じ走査線WSALに接続され、1つの画素Pixに属するサブ画素11Bとサブ画素11Wは、同じ走査線WSBLに接続されている。また、1つの画素Pixに属するサブ画素11Rとサブ画素11Wは、同じ信号線DTLに接続され、1つの画素Pixに属するサブ画素11Gとサブ画素11Bは、同じデータ線DTLに接続されている。また、1つの画素Pixに属する4つのサブ画素11R,11G,11B,11Wは、同じ電源線PLに接続されている。
次に、サブ画素11の回路構成について、サブ画素11Rを例に説明する。なお、サブ画素11G,11B,11Wの回路構成についても同様である。
サブ画素11Rは、書込トランジスタWSTrと、駆動トランジスタDRTrと、容量素子Csと、発光素子19とを備えている。書込トランジスタWSTrおよび駆動トランジスタDRTrは、例えば、NチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)により構成されるものである。サブ画素11Rにおいて、書込トランジスタWSTrは、ゲートが走査線WSALに接続され、ソースがデータ線DTLに接続され、ドレインが駆動トランジスタDRTrのゲートおよび容量素子Csの一端に接続されている。駆動トランジスタDRTrは、ゲートが書込トランジスタWSTrのドレインおよび容量素子Csの一端に接続され、ドレインが電源線PLに接続され、ソースが容量素子Csの他端および発光素子19のアノードに接続されている。容量素子Csは、一端が駆動トランジスタDRTrのゲートおよび書込トランジスタWSTrのドレインに接続され、他端が駆動トランジスタDRTrのソースおよび発光素子19のアノードに接続されている。発光素子19は、有機EL素子を用いて構成され、赤色(R)の光を射出する発光素子であり、アノードが駆動トランジスタDRTrのソースおよび容量素子Csの他端に接続され、カソードには、駆動部20によりカソード電圧Vcathが供給されている。
図4は、表示部10の断面図を表すものである。表示部10は、基板200と、ゲート201と、ポリシリコン203と、アノード212と、絶縁層213と、発光層214と、カソード215と、絶縁層216と、カラーフィルタ218とを有している。
基板200は、表示部10の支持基板であり、例えば、ガラスやプラスチックなどにより構成されている。基板200上には、ゲート201が形成されている。このゲート201は、例えばモリブデン(Mo)などにより構成される。基板200およびゲート201の上には絶縁層202が形成されている。この絶縁層202は、例えば、酸化シリコン(SiO2)や、窒化シリコン(SiNx)などにより構成される。この絶縁層202の上には、ゲート201に対応する領域にポリシリコン203が形成されている。ゲート201およびポリシリコン203は、駆動トランジスタDRTrなどを構成するものである。なお、この例では、ゲート201の上部にポリシリコン203を形成する、いわゆるボトムゲート構造によりトランジスタを構成したが、これに限定されるものではなく、ゲートの下部にポリシリコンを形成する、いわゆるトップゲート構造によりトランジスタを構成してもよい。ポリシリコン203および絶縁層202の上には、絶縁層204が形成されている。この絶縁層204は、例えば絶縁層202と同様の材料により構成される。また、ポリシリコン203が形成された領域の一部には、絶縁層204を貫通するように、コンタクト/配線205が形成されている。配線205は、例えば、チタン(Ti)/アルミニウム(Al)/チタン(Ti)の3層により構成することができる。
絶縁層204の上には、絶縁層211が形成されている。絶縁層211は、例えば、ポリイミドやアクリル樹脂などにより構成される。絶縁層211の上には、アノード212が形成されている。アノード212は、絶縁層211を貫通して、駆動トランジスタDRTrのソースに係るコンタクト/配線205と接続されている。アノード212は、例えば、ITO/Al合金、Al合金、ITO/Ag、ITO/Ag合金などにより構成されている。すなわち、アノード212は、光を反射する性質を有することが望ましい。アノード212および絶縁層211の上には、絶縁層213が形成されている。絶縁層213は、例えば絶縁層211と同様の材料により構成される。この絶縁層213には、アノード212が形成された領域の一部に複数の開口部WINが設けられている。アノード212および絶縁層213の上部には、複数の開口部WINを覆うように、発光層214が形成されている。発光層214は、赤色、緑色、青色、白色の光を発する有機EL層である。具体的には、サブ画素11Rに対応する領域には赤色(R)の光を発する発光層214が形成され、サブ画素11Gに対応する領域には緑色(G)の光を発する発光層214が形成され、サブ画素11Bに対応する領域には青色(B)の光を発する発光層214が形成され、サブ画素11Wに対応する領域には白色(W)の光を発する発光層214が形成されている。絶縁層213および発光層214の上には、カソード215が一様に形成されている。カソード215は、透明または半透明の電極であり、例えば、マグネシウム銀(MgAg)や、IZO(登録商標)により構成することができる。マグネシウム銀で構成した場合には、膜厚を例えば数nm程度にすることにより半透明にすることができる。IZOで構成した場合には、例えば数十nm〜数千nmの膜厚で形成することが望ましい。すなわち、IZOは透明な材料であるため、所望の低いシート抵抗値を実現できるようにやや厚く形成することができる。カソード215の上には、この例では絶縁層216が形成されている。絶縁層216は、例えば窒化シリコン(SiNx)などにより構成される。絶縁層216は、その屈折率が絶縁層213の屈折率と異なるような材料により構成されるものである。具体的には、後述するように、絶縁層213,216の屈折率は、開口部WINを囲う絶縁層213の傾斜部分PSにおいて、絶縁層216側から入射した光が反射されるように設定される。また、この絶縁層216は、発光層214に水分が侵入し、発光効率などの特性が変化するのを防止する機能をも有している。この絶縁層216は、封止用の樹脂である絶縁層217を介して、カラーフィルタ218やブラックマトリクス219が表面に形成された基板220と貼り合わせられている。具体的には、サブ画素11Rに対応する部分には赤色のカラーフィルタ218が形成され、サブ画素11Gに対応する部分には緑色(G)のカラーフィルタ218が形成され、サブ画素11Bに対応する部分には青色(B)のカラーフィルタ218が形成され、サブ画素11Wに対応する部分には白色(W)のカラーフィルタ218が形成されている。
この構成により、発光層214から射出した赤色、緑色、青色および白色の光は、支持基板である基板200とは反対の方向に進む。すなわち、発光素子19は、いわゆるトップエミッション型の発光素子である。そして、この光は、カラーフィルタ218を介して表示面より出力される。具体的には、サブ画素11Rでは、赤色(R)の光の色域が赤色(R)のカラーフィルタ218により調整され、サブ画素11Gでは、緑色(G)の光の色域が緑色(G)のカラーフィルタ218により調整され、サブ画素11Bでは、青色(B)の光の色域が青色(B)のカラーフィルタ218により調整され、サブ画素11Wでは、白色(W)の光の色域が白色(W)のカラーフィルタ218により調整される。なお、画質(色域)に対する要求がさほど高くないアプリケーションなどにおいては、これらのカラーフィルタ218を設けなくてもよい。
図5は、画素Pixにおける4つのサブ画素11の構成を模式的に表すものである。赤色(R)のサブ画素11Rでは、赤色の発光層214から射出した赤色の光が、赤色のカラーフィルタ218を通過する。同様に、緑色(G)のサブ画素11Gでは、緑色の発光層214から射出した緑色の光が、緑色のカラーフィルタ218を通過し、青色(B)のサブ画素11Bでは、青色の発光層214から射出した青色の光が、青色のカラーフィルタ218を通過し、白色(W)のサブ画素11Wでは、白色の発光層214から射出した白色の光が、白色のカラーフィルタ218を通過するようになっている。
図6は、画素Pixにおける、アノード212の配置を表すものである。画素Pixには、4つの回路領域15R,15G,15B,15Wと、4つのアノード212R,212G,212B,212Wが設けられている。
回路領域15Rは、サブ画素11Rにおける発光素子19以外の素子(書込トランジスタWSTr、駆動トランジスタDRTr、および容量素子Cs)が配置される領域である。同様に、回路領域15Gは、サブ画素11Gにおける発光素子19以外の素子が配置される領域であり、回路領域15Bは、サブ画素11Bにおける発光素子19以外の素子が配置される領域であり、回路領域15Wは、サブ画素11Wにおける発光素子19以外の素子が配置される領域である。この例では、回路領域15R,15G,15B,15Wのレイアウトは、走査線WSAL,WSBLおよび電源線PLとの接続部分以外はほぼ同じものである。なお、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、回路領域15R,15Gのレイアウトは、回路領域15B,15Wのレイアウトを上下反転したものであってもよいし、それぞれが全く異なる別のレイアウトであってもよい。このように、同じレイアウトを回転または反転して流用することにより、レイアウト作業の効率を高めることができる。
アノード212Rはサブ画素11Rのアノードであり、アノード212Gはサブ画素11Gのアノードであり、アノード212Bはサブ画素11Bのアノードであり、アノード212Wはサブ画素11Wのアノードである。これらのアノード212R,212G,212B,212Wは、回路領域15R,15G,15B,15Wに形成された駆動トランジスタDRTrのソースと、それぞれコンタクト205を介して接続されている。この例では、コンタクト205は、この例では正方形の形状を有するものであり、アノード212R,212G,212B,212Wの左上に配置されている。
図7は、各アノード212における開口部WINの配置を模式的に表すものである。各アノード212R,212G,212B,212Wは、図6に示したようにそれぞれ離間して形成されるが、この図7では説明の便宜上、これらが隣接するように描いている。この例では、アノード212R,212G,212B,212Wの領域に、それぞれ3つの開口部WINが配置されている。開口部WINは、この例では円形状を有するものである。この例では、3つの開口部WINは、アノード212R,212G,212B,212Wのそれぞれにおいて、右上、左下、および右下に配置されている。すなわち、3つの開口部WINは、コンタクト205が形成された位置と異なる位置にそれぞれ形成されている。
図8は、開口部WINの要部断面構造を表すものである。絶縁層213は、高さHの厚さで形成されており、その絶縁層213の開口部分では、アノード電極212側における直径R1は、表示面側の直径R2よりも小さくなっている。すなわち、絶縁層213には、開口部WINを囲うように、傾斜部分PSが設けられている。これにより、後述するように、開口部WINにおける発光層214から射出し、傾斜部分PSに向かう光は、絶縁層213と絶縁層216の屈折率の違いにより、その傾斜部分PSで反射し、表示面の正面方向に進む。その結果、表示部10では、光の外部への取り出し効率を高めることができるようになっている。
なお、図7に示したように、開口部WINは所定の間隔を隔てて設けられているが、これは、図8に示したように、傾斜部分PSがあるためである。すなわち、開口部WINおよび傾斜部分PSを含む直径R2の円は、互いに重ならないように、デザインルールで定められた所定の間隔だけ隔てて配置されている。
図1等において、映像信号処理部21は、外部から供給される映像信号Sdispに対して、RGB信号からRGBW信号への変換やガンマ変換などの所定の処理を行い、映像信号Sdisp2を生成するものである。
タイミング生成部22は、外部から供給される同期信号Ssyncに基づいて、走査線駆動部23、電源線駆動部26、およびデータ線駆動部27に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する回路である。
走査線駆動部23は、タイミング生成部22から供給された制御信号に従って、複数の走査線WSALに対して走査信号WSAを順次印加するとともに、複数の走査線WSBLに対して走査信号WSBを順次印加することにより、サブ画素11を順次選択するものである。
電源線駆動部26は、タイミング生成部22から供給された制御信号に従って、複数の電源線PLに対して電源信号DSを順次印加することにより、サブ画素11の発光動作および消光動作の制御を行うものである。電源信号DSは、電圧Vccpと電圧Viniとの間で遷移するものである。後述するように、電圧Viniは、サブ画素11を初期化するための電圧であり、電圧Vccpは、駆動トランジスタDRTrに電流を流して発光素子19を発光させるための電圧である。
データ線駆動部27は、映像信号処理部21から供給された映像信号Sdisp2およびタイミング生成部22から供給された制御信号に従って、各サブ画素11の発光輝度を指示する画素電圧Vsig、および後述するVth補正を行うための電圧Vofsを含む信号Sigを生成し、各データ線DTLに印加するものである。
この構成により、駆動部20は、後述するように、サブ画素11に対して駆動トランジスタDRTrの素子ばらつきが画質に与える影響を抑えるための補正(Vth補正およびμ(移動度)補正)を行い、サブ画素11に対して画素電圧Vsigの書込みを行う。そして、その後に、サブ画素11の発光素子19が、書き込まれた画素電圧Vsigに応じた輝度で発光するようになっている。
ここで、アノード212は、本開示における「第1の電極」の一具体例に対応する。カソード215は、本開示における「第2の電極」の一具体例に対応する。絶縁層213は、本開示における「第1の絶縁層」の一具体例に対応する。絶縁層216は、本開示における「第2の絶縁層」の一具体例に対応する。データ線DTLは、本開示における「信号線」の一具体例に対応する。回路領域15は、本開示における「画素回路領域」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の表示装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、表示装置1の全体動作概要を説明する。映像信号処理部21は、外部から供給される映像信号Sdispに対して所定の処理を行い、映像信号Sdisp2を生成する。タイミング生成部22は、外部から供給される同期信号Ssyncに基づいて、走査線駆動部23、電源線駆動部26およびデータ線駆動部27に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する。走査線駆動部23は、タイミング生成部22から供給された制御信号に従って、複数の走査線WSALに対して走査信号WSAを順次印加するとともに、複数の走査線WSBLに対して走査信号WSBを順次印加することにより、サブ画素11を順次選択する。電源線駆動部26は、タイミング生成部22から供給された制御信号に従って、複数の電源線PLに対して電源信号DSを順次印加することにより、サブ画素11の発光動作および消光動作の制御を行う。データ線駆動部27は、映像信号処理部21から供給された映像信号Sdisp2およびタイミング生成部22から供給された制御信号に従って、各サブ画素11の輝度に対応する画素電圧Vsig、およびVth補正を行うための電圧Vofsを含む信号Sigを生成し、各データ線DTLに印加する。表示部10は、駆動部20から供給された走査信号WSA,WSB、電源信号DS、および信号Sigに基づいて表示を行う。
(詳細動作)
次に、1つの画素Pixに属する2つのサブ画素11R,11Wを例に、表示装置1の詳細動作を説明する。
図9は、サブ画素11R,11Wの動作のタイミング図を表すものであり、(A)は走査信号WSAの波形を示し、(B)は走査信号WSBの波形を示し、(C)は電源信号DSの波形を示し、(D)は信号Sigの波形を示し、(E)はサブ画素11Rにおける駆動トランジスタDRTrのゲート電圧Vgの波形を示し、(F)はサブ画素11Rにおける駆動トランジスタDRTrのソース電圧Vsの波形を示し、(G)はサブ画素11Wにおける駆動トランジスタDRTrのゲート電圧Vgの波形を示し、(H)はサブ画素11Wにおける駆動トランジスタDRTrのソース電圧Vsの波形を示す。図9(C)〜(F)では、同じ電圧軸を用いて各波形を示し、同様に、図9(G),(H)では、同じ電圧軸を用いて各波形を示している。なお、説明の便宜上、図9(G),(H)と同じ電圧軸に、電源信号DS(図9(C))および信号Sig(図9(D))の波形と同じものを示している。
駆動部20は、1水平期間(1H)内において、サブ画素11R,11Wの初期化を行い(初期化期間P1)、駆動トランジスタDRTrの素子ばらつきが画質に与える影響を抑えるためのVth補正を行う(Vth補正期間P2)。その後、サブ画素11Rに対して画素電圧VsigRの書込みを行うとともに、Vth補正とは異なるμ(移動度)補正を行い(書込・μ補正期間P3)、サブ画素11Rの発光素子19が、書き込まれた画素電圧VsigRに応じた輝度で発光する(発光期間P4)。その後、同様に、サブ画素11Wに対して画素電圧VsigWの書込みを行うとともに、μ(移動度)補正を行い(書込・μ補正期間P5)、サブ画素11Wの発光素子19が、書き込まれた画素電圧VsigWに応じた輝度で発光する(発光期間P6)。以下に、その詳細を説明する。
まず、電源線駆動部26は、初期化期間P1に先立つタイミングt1において、電源信号DSを電圧Vccpから電圧Viniに変化させる(図9(C))。これにより、サブ画素11R,11Wの駆動トランジスタDRTrがそれぞれオン状態になり、駆動トランジスタDRTrのソース電圧Vsが、電圧Viniにそれぞれ設定される(図9(F),(H))。
次に、駆動部20は、タイミングt2〜t3の期間(初期化期間P1)において、サブ画素11R,11Wを初期化する。具体的には、タイミングt2において、データ線駆動部27が、信号Sigを電圧Vofsに設定し(図9(D))、走査線駆動部23が、走査信号WSA,WSBの電圧を低レベルから高レベルにそれぞれ変化させる(図9(A),(B))。これにより、サブ画素11R,11Wの書込トランジスタWSTrがそれぞれオン状態になり、サブ画素11R,11Wの駆動トランジスタDRTrのゲート電圧Vgがそれぞれ電圧Vofsに設定される(図9(E),(G))。このようにして、サブ画素11R,11Wの駆動トランジスタDRTrのゲート・ソース間電圧Vgs(=Vofs−Vini)は、駆動トランジスタDRTrの閾値電圧Vthよりも大きい電圧にそれぞれ設定され、サブ画素11R,11Wがそれぞれ初期化される。
次に、駆動部20は、タイミングt3〜t4の期間(Vth補正期間P2)において、Vth補正を行う。具体的には、電源線駆動部26が、タイミングt3において、電源信号DSを電圧Viniから電圧Vccpに変化させる(図9(C))。これにより、サブ画素11R,11Wの駆動トランジスタDRTrは飽和領域で動作するようになり、ドレインからソースに電流Idsがそれぞれ流れ、ソース電圧Vsがそれぞれ上昇する(図9(F),(H))。その際、この例では、ソース電圧Vsは発光素子19のカソードの電圧Vcathよりも低いため、発光素子19は逆バイアス状態を維持し、発光素子19には電流は流れない。このようにソース電圧Vsが上昇することにより、ゲート・ソース間電圧Vgsが低下するため、電流Idsは低下する。この負帰還動作により、電流Idsは“0”(ゼロ)に向かって収束していく。言い換えれば、サブ画素11R,11Wの駆動トランジスタDRTrのゲート・ソース間電圧Vgsは、駆動トランジスタDRTrの閾値電圧Vthと等しくなる(Vgs=Vth)ようにそれぞれ収束していく。
次に、走査線駆動部23は、タイミングt4において、走査信号WSA,WSBの電圧を高レベルから低レベルにそれぞれ変化させる(図9(A),(B))。これにより、サブ画素11R,11Wの書込トランジスタWSTrはそれぞれオフ状態になる。これと同時に、データ線駆動部27は、信号Sigを画素電圧VsigRに設定する(図9(D))。
次に、駆動部20は、タイミングt5〜t6の期間(書込・μ補正期間P3)において、サブ画素11Rに対して画素電圧VsigRの書込みを行うとともにμ補正を行う。具体的には、走査線駆動部23が、タイミングt5において、走査信号WSAの電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図9(A))。これにより、サブ画素11Rの書込トランジスタWSTrはオン状態になり、サブ画素11Rの駆動トランジスタDRTrのゲート電圧Vgが、電圧Vofsから画素電圧Vsigに上昇する(図9(E))。このとき、駆動トランジスタDRTrのゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthより大きくなり(Vgs>Vth)、ドレインからソースへ電流Idsが流れるため、駆動トランジスタDRTrのソース電圧Vsが上昇する(図9(F))。このような負帰還動作により、駆動トランジスタDRTrの素子ばらつきの影響が抑えられ(μ補正)、駆動トランジスタDRTrのゲート・ソース間電圧Vgsは、画素電圧Vsigに応じた電圧Vemiに設定される。なお、このようなμ補正の方法については、例えば、特開2006−215213に記載がある。
次に、駆動部20は、タイミングt6以降の期間(発光期間P4)において、サブ画素11Rを発光させる。具体的には、タイミングt6において、走査線駆動部23は、走査信号WSAの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図9(A))。これにより、サブ画素11Rの書込トランジスタWSTrがオフ状態になり、サブ画素11Rの駆動トランジスタDRTrのゲートがフローティングとなるため、これ以後、容量素子Csの端子間電圧、すなわち、駆動トランジスタDRTrのゲート・ソース間電圧Vgsは維持される。そして、駆動トランジスタDRTrに電流Idsが流れるにつれ、駆動トランジスタDRTrのソース電圧Vsが上昇し(図9(F))、これにともなって駆動トランジスタDRTrのゲート電圧Vgも上昇する(図9(E))。そして、駆動トランジスタDRTrのソース電圧Vsが、発光素子19の閾値電圧Velと電圧Vcathの和(Vel+Vcath)よりも大きくなると、発光素子19のアノード・カソード間に電流が流れ、発光素子19が発光する。すなわち、発光素子19の素子ばらつきに応じた分だけソース電圧Vsが上昇し、発光素子19が発光する。
次に、データ線駆動部27は、タイミングt7において、信号Sigを画素電圧VsigWに設定する(図9(D))。
次に、駆動部20は、タイミングt8〜t9の期間(書込・μ補正期間P5)において、サブ画素11Wに対して画素電圧VsigWの書込みを行うとともにμ補正を行う。具体的には、走査線駆動部23が、タイミングt8において、走査信号WSBの電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図9(B))。これにより、書込・μ補正期間P3の場合と同様に、サブ画素11Wに画素電圧VsigWが書込まれるとともに、μ補正が行われる。
次に、駆動部20は、タイミングt9以降の期間(発光期間P6)において、サブ画素11Wを発光させる。具体的には、タイミングt9において、走査線駆動部23は、走査信号WSBの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図9(B))。これにより、発光期間P4の場合と同様に、サブ画素11Wの発光素子19が発光する。
その後、表示装置1では、所定の期間(1フレーム期間)が経過したのち、発光期間P4,P6から書込期間P1に移行する。駆動部20は、この一連の動作を繰り返すように表示部10を駆動する。
(傾斜部分PSについて)
表示装置1では、サブ画素11に、複数の開口部WINを設けるとともに、そのそれぞれを囲うように絶縁層213の傾斜部分PSを設けている。以下に、この傾斜部分PSの作用について詳細に説明する。
図10は、開口部WIN付近における、光線のシミュレーション結果の一例を表すものである。図10は、発光層230(下側)から射出した光が、表示面側(上側)に向かって進む様子を示している。図10に示したように、開口部WINにおける発光層230からは、様々な方向に光が射出される。具体的には、発光層230から射出される光は、例えば、発光層230の法線方向(図10の上方向)に進み、あるいは、発光層230の法線方向からずれた方向に進む。発光層230の法線方向からずれた方向に進む光のうちの一部は、絶縁層213の傾斜部分PSに入射し、そして反射する。すなわち、この傾斜部分PSでは、図8に示したように、互いに異なる屈折率を有する絶縁層213と絶縁層216とが、発光層214およびカソード215を挟んで隣り合っているため、この屈折率の違いにより、光が反射する。そして、この反射した光は、表示面側へ進み、表示部10の外部に取り出される。
このように、表示部10では、開口部WINを囲うように傾斜部分PSを設けたので、光の外部への取り出し効率を高めることができる。すなわち、例えば、傾斜部分PSを設けない場合には、発光層230の法線方向からずれた方向に射出された光は、表示部内で弱められ、またはブラックマトリクス219により遮断されるおそれがある。この場合には、発光層230から射出した光のうち、表示部の外部へ取り出される光の割合が低下し、光の取り出し効率が低下してしまう。一方、表示部10では、傾斜部分PSを設け、この傾斜部分PSにおいて光が反射するようにしたので、光の取り出し効率を高めることができる。
この傾斜部分PSにおいて光を効率よく反射させるには、以下のように各パラメータを設定するのが望ましい。すなわち、絶縁層216の屈折率をn1とし、絶縁層213の屈折率をn2としたとき、これらの屈折率n1,n2は、以下の式を満たすことが望ましい。
1.1≦n1≦1.8 ・・・(1)
n1−n2≧0.20 ・・・(2)
また、高さH、直径R1,R2(図8)は、以下の式を満たすことが望ましい。
0.5≦R1/R2≦0.8 ・・・(3)
0.5≦H/R1≦2.0 ・・・(4)
これらの屈折率n1,n2、高さH、直径R1,R2の各パラメータは、式(1)〜(4)を満たす範囲で、その他の輝度視野角などの仕様を満たすように決定されるのが望ましい。
また、表示部10では、このような開口部WINを複数設け、各開口部WINを囲うように傾斜部分PSをそれぞれ設けたので、複数の開口部WINの傾斜部分PSを有効に使うことができ、光の外部への取り出し効率を高めることができる。
また、表示部10では、このような開口部WINを複数設けるようにしたので、消費電力を低減することができる。すなわち、表示部10では、開口部WINを複数設けることにより、大きい開口部を1つ設ける場合に比べて、開口率が低下するおそれがあるが、そのような場合でも、上述したように光の外部への取り出し効率を高めることにより、サブ画素11の輝度を同等にすることができる。具体的には、例えば、開口部WINを複数設けることにより、開口率が半分になった場合でも、光の取り出し効率を2倍にすることにより、発光層214における電流密度を変えずに、サブ画素11の輝度を同等にすることができる。このように、発光層214における電流密度を維持したまま開口率を下げることにより、消費電力を低減することができる。また、例えば、開口率が半分になった場合でも、光の取り出し効率を2倍より大きくした場合には、発光層214における電流密度を下げても、サブ画素11の輝度を同等にすることができる。この場合には、消費電力のさらなる低減が可能になる。そしてさらに、発光特性の経時劣化(いわゆる焼き付き)を抑えることができる。すなわち、発光層214を構成する有機EL層は、一般に、電流密度が高いほど経時劣化が生じやすいため、このように電流密度を下げることにより、経時劣化が生じにくくなり、画質を高めることができる。
また、表示部10では、開口部WINを複数設けるようにしたので、表示部10をより容易に製造することができる。すなわち、開口部WINを複数設けると、各開口部WINの直径R1を小さくすることができるため、式(4)に示したように、絶縁層213の高さH(厚さ)を低くすることができる。この絶縁層213は、例えば、アクリル、ポリイミド、ノボラックなどのフォトレジスト材料を用いて、フォトリソグラフィにより形成されるため、薄いほど短時間で形成できる。このように、表示部10では、開口部WINを複数設けるようにしたので、絶縁層213をより短い時間で形成することができるため、容易に製造することができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、複数の開口部を設けるとともに、それぞれを囲うように傾斜部分PSを設けたので、光の外部への取り出し効率を高めることができ、消費電力を低減することができる。
本実施の形態では、複数の開口部を設けるようにしたので、絶縁層を薄くすることができるため、表示部をより容易に製造することができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、開口部WINの形状を円形としたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、楕円にしてもよい。これにより、開口部WINの配置の自由度を高めることができる。開口部WINを楕円形にすると効果的な例としては、例えば、円形の開口部WINを配置した場合にはスペースが余ってしまうが、それらの開口部WINを一方向に伸ばして楕円形にすることにより無駄なスペースをなくすことができる場合などが挙げられる。この場合には、開口部WINのそれぞれの面積を大きくすることができるため、開口率を高めることができるとともに、製造工程において、開口部WINにおける発光層214やカソード215の形成をより均一に行うことができる。また、開口部WINを楕円形にすることにより、特定の方向に視野角を広げることができる。すなわち、図11に示すように、短軸方向(図11(A))に比べて長軸方向(図11(B))では、光が法線方向からよりずれた方向に広がるため、開口部WINの向きに応じた方向(長軸方向)に視野角を広げることができる。また、縦長の楕円形の開口部WINと、横長の楕円形の開口部WINの両方を設けてもよい。この場合には、縦方向と横方向の視野角をともに広げることができる。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、各アノード212の領域に開口部WINを3つ設けたが、これに限定されるものではなく、図12A〜12Cに示すように、開口率や、絶縁層213の厚さ(高さH)などを考慮して、任意の個数設けてもよい。具体的には、例えば、開口部WINを1つのみ設けてもよいし(図12A)、8個(図12B)や12個(図12C)設けてもよい。また、図13A〜13Fに示すように、コンタクト205の大きさが上記実施の形態におけるコンタクト205の大きさと異なる場合でも、このコンタクト205との距離についてのデザインルールを満たすように、任意の数の開口部WINを配置することができる。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、開口部WINの形状を円形としたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図14A〜図14Bに示すように、正方形や長方形などの四角形にしてもよい。なお、例えば、この四角形の4つの角を丸くしてもよい。この場合には、式(3),(4)において、直径の代わりに、対向する辺の間の間隔(図14Aのx,y)を用いるのが望ましい。具体的には、アノード電極212側の間隔x1と、表示面側の間隔x2が、以下の式(5),(6)を満たすとともに、アノード電極212側の間隔y1と、表示面側の間隔y2が、以下の式(7),(8)を満たすのが望ましい。
0.5≦x1/x2≦0.8 ・・・(5)
0.5≦H/x1≦2.0 ・・・(6)
0.5≦y1/y2≦0.8 ・・・(7)
0.5≦H/y1≦2.0 ・・・(8)
[変形例1−4]
上記実施の形態では、コンタクト205の形状を正方形としたが、これに限定されるものではなく、図15に示すように、コンタクト205を円形状にするとともに、開口部WINの大きさとほぼ同等の大きさにしてもよい。この場合には、コンタクト205および開口部WINを、限られた面積により効率よく配置することができる。また、図16に示すように、コンタクト205および開口部WINの配置を、いわゆる最密充填配置にしてもよい。この最密充填配置では、例えば3つの開口部WINが互いに隣り合うように配置される。これにより、コンタクト205および開口部WINを、さらに効率よく配置することができる。この場合には、アノード212の輪郭を構成する各辺は、コンタクト205および開口部WINの間の隙間に設けられる。これにより、この例では、アノード212の上辺および下辺は横方向に延びるが、左側の2つの辺および右側の2つの辺は、それぞれアルファベットの“V”の形状になり、各辺は横方向から60度ずれた方向に延びる。
[変形例1−5]
上記実施の形態では、図4に示したように、カソード215の上に絶縁層216を形成したが、これに限定されるものではない。この絶縁層216は、発光層214に水分が侵入し、発光効率などの特性が変化するのを防止する機能を有しているが、この水分の侵入に起因する諸問題が他の技術により解決できる場合には、図17に示すように、絶縁層216を省いてもよい。この例では、カソード215は、封止用の樹脂である絶縁層217Dを介して、カラーフィルタ218やブラックマトリクス219が表面に形成された基板220と貼り合わせられている。絶縁層213,217Dの屈折率は、上記実施の形態における絶縁層213,216と同様に、開口部WINを囲う絶縁層213の傾斜部分PSにおいて、絶縁層217D側から入射した光が反射されるように設定される。具体的には、絶縁層217Dの屈折率をn1とし、絶縁層213の屈折率をn2としたときに、式(1),(2)を満たすことが望ましい。
[変形例1−6]
上記実施の形態では、図4,5に示したように、赤色、青色、緑色、白色の光を発する発光層214を設けたが、これに限定されるものではなく、図18,19に示すように、白色の光を発する発光層320を設けてもよい。発光層320は、黄色発光層314および青色発光層315から構成されるものである。この例では、黄色発光層314はアノード212側に配置され、青色発光層315はカソード215側に配置されている。黄色発光層314は、黄色の光を発する有機EL層であり、青色発光層315は、青色の光を発する有機EL層である。黄色発光層214から射出した黄色の光と、青色発光層215から射出した青色の光は、混ざり合って白色光となる。そして、図19に示したように、サブ画素11R,11G,11Bでは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ218により、この白色光から赤色成分、緑色成分、青色成分がそれぞれ分離され出力される。また、サブ画素11Wでは、白色(W)のカラーフィルタ218により白色光の色域が調整される。なお、この例では、発光層320において、黄色発光層314をアノード212側に配置するとともに、青色発光層315をカソード215側に配置したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、黄色発光層314をカソード215側に配置するとともに、青色発光層315をアノード212側に配置してもよい。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る表示装置2について説明する。本実施の形態は、アノード電極の形状および配置が上記第1の実施の形態の場合と異なるものである。その他の構成は、上記第1の実施の形態(図1)と同様である。なお、上記第1の実施の形態に係る表示装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
表示装置2は、図1に示したように、表示部30を備えている。表示部30の画素Pixは、以下に示すように、赤色、緑色、青色、白色の4つのサブ画素12により構成されるものである。
図20は、表示部30におけるサブ画素12の配置の一例を表すものである。各画素Pixは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、白色(W)の4つのサブ画素12R,12G,12B,12Wを有している。各サブ画素12は、六角形の形状を有するものである。この例では、画素Pixにおいて、サブ画素12Rとサブ画素12Wを、垂直方向(縦方向)に並んで配置し、サブ画素12Gとサブ画素12Bを、垂直方向に並んで配置している。また、垂直方向おいて、サブ画素12R,12Wを、サブ画素12G,12Bと、サブ画素12の半分だけずらして配置している。具体的には、画素Pixにおいて、サブ画素12Gを、サブ画素12Rの右上に配置し、サブ画素12Bをサブ画素12Wの右上に配置している。言い換えれば、表示部30では、3つのサブ画素12が互いに隣り合うように配置されている。
図21は、画素Pixにおける、アノードの配置を表すものである。画素Pixには、4つのアノード312R,312G,312B,312Wが設けられている。アノード312Rはサブ画素12Rのアノードであり、アノード312Gはサブ画素12Gのアノードであり、アノード312Bはサブ画素12Bのアノードであり、アノード312Wはサブ画素12Wのアノードである。これらのアノード312R,312G,312B,312Wは、図20に示したサブ画素12R,12G,12B,12Cと同様に、六角形の形状を有しており、アノード312G,312Bは、垂直方向(縦方向)においてアノード312R,312Wとずれて配置されている。言い換えれば、例えば3つのアノード312が互いに隣り合うように配置されている。なお、例えば、この六角形の6つの角を丸くしてもよい。一方、回路領域15G,15Bは、垂直方向において、回路領域15R,15Wと同じ位置に配置されている。アノード312R,312G,312B,312Wは、回路領域15R,15G,15B,15Wに形成された駆動トランジスタDRTrのソースと、それぞれコンタクト205を介して接続されている。
これらのアノード312は、この例では、正六角形ではなく、水平方向(横方向)に延びた六角形の形状を有している。これにより、アノード312をより大きくすることができる。すなわち、仮にアノード312を正六角形で形成すると、図22に示したように、水平方向(横方向)において、アノード312間の間隔が広くなる。このスペースを有効に利用するためには、図21に示したように、アノード312を、水平方向に延びた六角形にする方が望ましい。その際、正六角形を水平方向にそのまま拡大した形状にするのが好ましい。この場合、六角形の左上辺、左下辺、右上辺、右下辺が、水平方向との間になす角は60度以下になる。また、例えば、上辺および下辺を伸ばすことにより、左上辺、左下辺、右上辺、右下辺が、水平方向との間になす角は60度に維持したまま、正六角形を水平方向に広げてもよい。なお、アノード312を広くする必要が無い場合には、図22に示したような構成にしてもよい。
図23は、各アノード312における開口部WINの配置を模式的に表すものである。各アノード312R,312G,312B,312Wは、図21に示したようにそれぞれ離間して形成されるが、この図23では説明の便宜上、これらが隣接するように描いている。この例では、アノード312R,312G,312B,312Wの上に、それぞれ5つの開口部WINが配置されている。開口部WINは、この例では楕円形状を有するものである。この例では、5つの開口部WINは、アノード212R,212G,212B,212Wのそれぞれにおいて、最密充填配置により配置されている。すなわち、例えば3つの開口部WINが互いに隣り合うように配置されている。これらの開口部WINの周囲には、上記実施の形態の場合と同様に、絶縁層213に傾斜部分PSが設けられている。
このように、表示部30では、アノード312を六角形で構成し、楕円形状の開口部WINを最密充填配置により配置している。言い換えれば、アノード312の形状を、開口部WINの配置に対応した形状にしている。これにより、アノード312の領域に、複数の開口部WINを効率的に配置することができる。その際、アノード312を、正六角形を水平方向にそのまま拡大した形状で構成した場合には、開口部WINの形状を、円形状をアノード312の拡大比率の同じ比率で拡大した楕円形状にすることにより、容易に最密充填配置を得ることができる。
また、表示部30では、各アノード312の形状を水平方向に長い六角形にするとともに、垂直方向において、アノード312G,312Bと、アノード312R,312Wとをずらして配置したので、表示部30において、アノード312を効率よく配置することができる。
以上のように本実施の形態では、各アノードを六角形で構成し、楕円形状の開口部を最密充填配置により配置するようにしたので、アノードを効率よく配置できるとともに、そのアノードの領域に複数の開口部を効率的に配置することができる。その他の効果は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
[変形例2−1]
上記実施の形態では、各アノード312の領域に開口部WINを5つ設けたが、これに限定されるものではなく、図24A〜24Dに示すように、4つ以下、もしくは6つ以上設けてもよい。例えば、図24Dでは、開口部WINを7行分設けている。このように、開口部WINを奇数行分設けた場合には、全ての開口部WINを最密充填配置により配置することができる。なお、例えば、図24B,Cのように、開口部WINを偶数行分設けた場合でも、上半分の開口部WINを最密充填配置により配置するとともに、上半分の開口部WINを最密充填配置により配置することができる。
[変形例2−2]
上記実施の形態では、開口部WINの形状を楕円形としたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図25A〜25Fに示すように、開口部WINの形状を円形にしてもよい。また、図26Aに示すように、楕円形の開口部WINと、円形の開口部WINの両方を設けてもよい。また、図26Bに示すように、縦長の楕円形の開口部WINと、横長の楕円形の開口部WINの両方を設けてもよい。この場合には、左右方向に加え、上下方向の視野角も広げることができる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係る表示装置3について説明する。本実施の形態は、赤色、青色、緑色の3つのサブ画素により画素Pixを構成したものである。なお、上記第1の実施の形態に係る表示装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
表示装置3は、図1に示したように、表示部40と、駆動部50を備えている。表示部40の画素Pixは、以下に示すように、赤色、緑色、青色の3つのサブ画素13により構成されるものである。駆動部50は、映像信号処理部51と、走査線駆動部53と、電源線駆動部56と、データ線駆動部57とを有している。
図27は、表示部40におけるサブ画素13の配置の一例を表すものである。各画素Pixは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3つのサブ画素13R,13G,13Bを有している。各サブ画素13は、画素Pixにおいて、垂直方向に延伸するとともに、水平方向にこの順で並設されている。
図28は、表示部40の回路構成の一例を表すものである。表示部40は、行方向に延伸する複数の走査線WSLを有している。走査線WSLは、上記第1の実施の形態における走査線WSAL,WSBLに対応するものである。走査線WSLの一端は走査駆動部53に接続されている。1つの画素Pixに属するサブ画素13R,13G,13Bは、同じ走査線WSLおよび同じ電源線PLに接続されている。また、1つの画素Pixに属するサブ画素13R,13G,13Bは、互いに異なる信号線DTLに接続されている。
映像信号処理部51は、外部から供給される映像信号Sdispに対して、ガンマ変換などの所定の処理を行い、映像信号Sdisp2を生成するものである。走査線駆動部53は、タイミング生成部22から供給された制御信号に従って、複数の走査線WSLに対して走査信号WSを順次印加することにより、サブ画素13を順次選択するものである。電源線駆動部56は、タイミング生成部22から供給された制御信号に従って、複数の電源線PLに対して電源信号DSを順次印加することにより、サブ画素13の発光動作および消光動作の制御を行うものである。データ線駆動部57は、映像信号処理部51から供給された映像信号Sdisp2およびタイミング生成部22から供給された制御信号に従って、各サブ画素13の発光輝度を指示する画素電圧Vsig、および後述するVth補正を行うための電圧Vofsを含む信号Sigを生成し、各データ線DTLに印加するものである。
図29は、画素Pixにおける、アノードの配置を表すものである。画素Pixには、3つのアノード412R,412G,412Bと、回路領域17R,17G,17Bが設けられている。アノード412Rはサブ画素13Rのアノードであり、アノード412Gはサブ画素13Gのアノードであり、アノード412Bはサブ画素13Bのアノードである。これらのアノード412R,412G,412Bは、図27に示したサブ画素13R,13G,13Bと同様に、垂直方向に延伸するとともに、水平方向にこの順で並設されている。回路領域17Rは、サブ画素13Rにおける発光素子19以外の素子が配置される領域であり、回路領域17Gは、サブ画素13Gにおける発光素子19以外の素子が配置される領域であり、回路領域17Bは、サブ画素13Bにおける発光素子19以外の素子が配置される領域である。これらの回路領域17R,17G,17Bは、アノード412R,412G,412Bと同様に、垂直方向に延伸するとともに、水平方向にこの順で並設されている。アノード412R,412G,412Bは、回路領域17R,17G,17Bに形成された駆動トランジスタDRTrのソースと、それぞれコンタクト205を介して接続されている。
図30は、各アノード412における開口部WINの配置を模式的に表すものである。各アノード412R,412G,412B,412Wは、図29に示したようにそれぞれ離間して形成されるが、この図30では説明の便宜上、これらが隣接するように描いている。この例では、アノード412R,412G,412Bの領域において、それぞれ2つの開口部WINが垂直方向に並設されている。開口部WINは、この例では、長方形の角が丸まった形状を有するものである。これらの開口部WINの周囲には、上記実施の形態の場合と同様に、絶縁層213に傾斜部分PSが設けられている。
図31は、表示装置3における表示動作のタイミング図を表すものであり、(A)は走査信号WSの波形を示し、(B)は電源信号DSの波形を示し、(C)は信号Sigの波形を示し、(D)は駆動トランジスタDRTrのゲート電圧Vgの波形を示し、(E)は駆動トランジスタDRTrのソース電圧Vsの波形を示す。
まず、駆動部50は、上記第1の実施の形態の場合と同様に、タイミングt12〜t13の期間(初期化期間P1)において、サブ画素13を初期化し、タイミングt13〜t14の期間(Vth補正期間P2)において、Vth補正を行う。
次に、走査線駆動部53は、タイミングt14において、走査信号WSの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図31(A))。これにより、書込トランジスタWSTrはオフ状態になる。そして、データ線駆動部57は、タイミングt15において、信号Sigを画素電圧Vsigに設定する(図31(C))。
次に、駆動部50は、タイミングt16〜t17の期間(書込・μ補正期間P13)において、サブ画素13に対して画素電圧Vsigの書込みを行うとともにμ補正を行う。具体的には、走査線駆動部53が、タイミングt16において、走査信号WSの電圧を低レベルから高レベルに変化させる(図31(A))。これにより、上記第1の実施の形態の場合と同様に、サブ画素13に画素電圧Vsigが書込まれるとともに、μ補正が行われる。
次に、駆動部50は、タイミングt17以降の期間(発光期間P14)において、サブ画素13を発光させる。具体的には、タイミングt17において、走査線駆動部53は、走査信号WSの電圧を高レベルから低レベルに変化させる(図31(A))。これにより、上記第1の実施の形態の場合と同様に、サブ画素13の発光素子19が発光する。
以上のように、3つのサブ画素を用いて画素を構成した場合でも、上記第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
[変形例3−1]
上記実施の形態では、各アノード412の領域に開口部WINを2つ設けたが、これに限定されるものではなく、図32A〜32Cに示すように、開口部WINを1つまたは3つ以上設けてもよい。
[変形例3−2]
上記実施の形態では、開口部WINは全て同一の形状を有するものとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、2以上の形状を有していてもよい。具体的には、例えば、図33に示したように、各アノード412に、横長の開口部WINと縦長の開口部WINの両方を設けてもよい。また、例えば、図34に示したように、ある画素Pixでは、横長の開口部WINを複数配置し、その画素Pixの水平方向または垂直方向に隣り合う画素Pixでは、縦長の開口部WINを複数配置するようにしてもよい。
[変形例3−3]
上記実施の形態では、コンタクト205と開口部WINを互いに異なる形状にしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば図35に示したように、コンタクト205と開口部WINを互いにほぼ同じ形状および大きさにしてもよい。この例では、コンタクト205および開口部WINを円形状にしている。この場合には、コンタクト205および開口部WINを、限られた面積により効率よく配置することができる。また、図36A〜36Cに示すように、コンタクト205および開口部WINの配置を、いわゆる最密充填配置にしてもよい。この場合には、アノード412の輪郭を構成する各辺は、コンタクト205および開口部WINの間の隙間に設けられる。これにより、この例では、アノード412の上辺および下辺は横方向に延びるが、左側の複数の辺および右側の複数の辺は、それぞれ、コンタクト205および開口部WINの配置に応じた方向に伸びる。
<4.適用例>
次に、上記実施の形態および変形例で説明した表示装置の適用例について説明する。
図37は、上記実施の形態等の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表すものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル511およびフィルターガラス512を含む映像表示画面部510を有しており、この映像表示画面部510は、上記実施の形態等に係る表示装置により構成されている。
上記実施の形態等の表示装置は、このようなテレビジョン装置の他、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置、携帯型ゲーム機、あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、上記実施の形態等の表示装置は、映像を表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
以上、いくつかの実施の形態および変形例、ならびに電子機器への適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、各サブ画素に1つの開口部WINを設ける場合には、開口部WINを図38,39のように配置することができる。図38は、画素Pixを、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、および白色(W)の4つのサブ画素で構成したものであり、図39は、画素Pixを、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3つのサブ画素で構成したものである。
また、例えば、上記各実施の形態等では、書込トランジスタWSTrおよび駆動トランジスタDRTrをNMOSで構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、これらのトランジスタのうちの一方または双方をPMOSで構成してもよい。
また、例えば、上記各実施の形態等では、サブ画素をいわゆる「2Tr1C」の構成にしたが、これに限定されるものではなく、その他の素子を追加して構成してもよい。具体的には、例えば、図40に示すサブ画素14Aのように、発光素子19と並列接続された容量素子Csubを設け、いわゆる「2Tr2C」の構成にしてもよい。また、例えば、図41に示すサブ画素14Bのように、駆動トランジスタDRTrへの電源信号DSの供給を制御する電源トランジスタDSTrを設け、いわゆる「3Tr1C」の構成にしてもよい。
また、例えば、上記各実施の形態等では、いわゆるトップエミッション型の発光素子19を用いたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、発光層214から射出した光が、支持基板である基板200の方向に進む、いわゆるボトムエミッション型の発光素子を用いてもよい。
また、例えば、上記各実施の形態では、表示装置は、有機EL表示素子を有するものとしたが、これに限定されるものではなく、電流駆動型の表示素子を有するものであれば、どのような表示装置であってもよい。
なお、本技術は以下のような構成とすることができる。
(1)互いに離間して配置された複数の発光領域を含むサブ画素を複数有する画素を備え、
各サブ画素は、
単一の第1の電極と、
前記第1の電極の積層方向に設けられた単一の第2の電極と、
各発光領域において、前記第1の電極と前記第2の電極との間に挿設された発光層と
を有する
表示装置。
(2)各サブ画素は、前記第1の電極の上に、前記発光領域に開口部を有する第1の絶縁層を有し、
少なくとも前記開口部の底部に、前記第2の電極、前記発光層、および前記第2の電極が順次積層されている
前記(1)に記載の表示装置。
(3)各サブ画素は、そのサブ画素の領域全体を覆うように形成され、前記第1の絶縁層の屈折率と異なる屈折率の第2の絶縁層を有し、
前記第2の絶縁層の屈折率n1と、前記第1の絶縁層の屈折率n2とが、次の式(1),(2)を満たす
前記(2)に記載の表示装置。
1.1≦n1≦1.8 ・・・(1)
n1−n2≧0.20 ・・・(2)
(4)前記第1の絶縁層の前記開口部は、前記発光領域において、切頭円錐形をなし、
前記第1の絶縁層の高さHと、前記開口部の底部における開口直径R1と、前記第1の絶縁層の上端における開口直径R2とが、次の式(3),(4)を満たす
前記(2)に記載の表示装置。
0.5≦R1/R2≦0.8 ・・・(3)
0.5≦H/R1≦2.0 ・・・(4)
(5)各発光領域の形状は、円形または楕円形である
前記(1)から(4)に記載の表示装置。
(6)各サブ画素は、長軸方向が互いに異なる2つの楕円形の発光領域を含んでいる
前記(5)に記載の表示装置。
(7)各サブ画素は、3つ以上の前記発光領域を含み、
一のサブ画素に属する全てまたは一部の発光領域は、その全てまたは一部の発光領域のうちの3つの発光領域が互いに隣り合うように配置されている
前記(5)または(6)に記載の表示装置。
(8)前記第1の電極の形状は六角形である
前記(7)に記載の表示装置。
(9)前記第1の電極の6つの辺のうちの対向する1組の辺は、互いに同じ長さであり、
前記1組の辺の他の4つの辺は、互いに同じ長さであり、
前記1組の辺は、前記他の4つの辺よりも長い
前記(8)に記載の表示装置。
(10)第1の方向に延伸する信号線をさらに備え、
前記1組の辺は、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する
前記(9)に記載の表示装置。
(11)前記画素は、4つのサブ画素を有し、
前記4つのサブ画素における4つの第1の電極は、その4つの第1の電極のうちの3つの第1の電極が互いに隣り合うように配置されている
前記(8)から(10)のいずれかに記載の表示装置。
(12)一のサブ画素に属する全ての発光領域は、その全ての発光領域のうちの3つの発光領域が互いに隣り合うように配置され、
前記第1の電極の形状は、前記一のサブ画素における発光領域の配置に対応する多角形である
前記(7)に記載の表示装置。
(13)前記画素は、3つまたは4つのサブ画素を有する
前記(12)に記載の表示装置。
(14)前記複数の発光領域の形状は四角形である
前記(1)から(4)のいずれかに記載の表示装置。
(15)前記発光領域の形状は長方形であり、
各サブ画素は、向きが互いに異なる2つの発光領域を含んでいる
前記(14)に記載の表示装置。
(16)複数の前記画素を備え、
前記発光領域の形状は長方形であり、
一の画素における発光領域の向きは、前記一の画素と隣り合う画素における発光領域の向きと互いに異なる
前記(14)に記載の表示装置。
(17)複数の前記画素と、
第1の方向に延伸する信号線と
をさらに備え、
各サブ画素は、画素回路領域に形成される画素回路をさらに有し、
前記画素回路領域は、前記第1の方向および前記第1の方向に交差する第2の方向に並設されている
前記(1)から(16)のいずれかに記載の表示装置。
(18)一のサブ画素における前記第2の電極は、他のサブ画素における前記第2の電極と互いに接続されている
前記(1)から(17)のいずれかに記載の表示装置。
(19)表示装置と
前記表示装置に対して動作制御を行う制御部と
を備え、
互いに離間して配置された複数の発光領域を含むサブ画素を複数有する画素を備え、
各サブ画素は、
単一の第1の電極と、
前記第1の電極の積層方向に設けられた単一の第2の電極と、
各発光領域において、前記第1の電極と前記第2の電極との間に挿設された発光層と
を有する
電子機器。
1,2,3…表示装置、10,30,40…表示部、11,11R,11G,11B,11W,12,12R,12G,12B,12W,13,13R,13G,13B,13W,14A,14B…サブ画素、15,15R,15G,15B,15W,17,17R,17G,17B…回路領域、19…発光素子、20,50…駆動部、21,51…映像信号処理部、22…タイミング生成部、23,53…走査線駆動部、26,56…電源線駆動部、27,57…データ線駆動部、200…基板、201…ゲート、202…絶縁層、203…ポリシリコン、204…絶縁層、205…コンタクト/配線、211…絶縁層、212,212R,212G,212B,212W…アノード、213…絶縁層、214…発光層、215…カソード、216…絶縁層、217,217D…絶縁層、218…カラーフィルタ、219…ブラックマトリクス、220…基板、312,312R,312G,312B,312W,412,412R,412G,412B…アノード、314…黄色発光層、315…青色発光層、320…発光層、Cs…容量素子、DRTr…駆動トランジスタ、DS…電源信号、DTL…データ線、H…高さ、Pix…画素、PS…傾斜部分、R1,R2…直径、Sdisp,Sdisp2…映像信号、Ssync…同期信号、PL…電源線,Sig…信号、WIN…開口部、WS,WSA,WSB…走査信号、WSTr…書込トランジスタ、WSL,WSAL,WSBL…走査線。

Claims (19)

  1. 互いに離間して配置された複数の発光領域を含むサブ画素を複数有する画素を備え、
    各サブ画素は、
    単一の第1の電極と、
    前記第1の電極の積層方向に設けられた単一の第2の電極と、
    各発光領域において、前記第1の電極と前記第2の電極との間に挿設された発光層と
    を有する
    表示装置。
  2. 各サブ画素は、前記第1の電極の上に、前記発光領域に開口部を有する第1の絶縁層を有し、
    少なくとも前記開口部の底部に、前記第2の電極、前記発光層、および前記第2の電極が順次積層されている
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 各サブ画素は、そのサブ画素の領域全体を覆うように形成され、前記第1の絶縁層の屈折率と異なる屈折率の第2の絶縁層を有し、
    前記第2の絶縁層の屈折率n1と、前記第1の絶縁層の屈折率n2とが、次の式(1),(2)を満たす
    請求項2に記載の表示装置。
    1.1≦n1≦1.8 ・・・(1)
    n1−n2≧0.20 ・・・(2)
  4. 前記第1の絶縁層の前記開口部は、前記発光領域において、切頭円錐形をなし、
    前記第1の絶縁層の高さHと、前記開口部の底部における開口直径R1と、前記第1の絶縁層の上端における開口直径R2とが、次の式(3),(4)を満たす
    請求項2に記載の表示装置。
    0.5≦R1/R2≦0.8 ・・・(3)
    0.5≦H/R1≦2.0 ・・・(4)
  5. 各発光領域の形状は、円形または楕円形である
    請求項1に記載の表示装置。
  6. 各サブ画素は、長軸方向が互いに異なる2つの楕円形の発光領域を含んでいる
    請求項5に記載の表示装置。
  7. 各サブ画素は、3つ以上の前記発光領域を含み、
    一のサブ画素に属する全てまたは一部の発光領域は、その全てまたは一部の発光領域のうちの3つの発光領域が互いに隣り合うように配置されている
    請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記第1の電極の形状は六角形である
    請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記第1の電極の6つの辺のうちの対向する1組の辺は、互いに同じ長さであり、
    前記1組の辺の他の4つの辺は、互いに同じ長さであり、
    前記1組の辺は、前記他の4つの辺よりも長い
    請求項8に記載の表示装置。
  10. 第1の方向に延伸する信号線をさらに備え、
    前記1組の辺は、前記第1の方向と交差する第2の方向に延伸する
    請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記画素は、4つのサブ画素を有し、
    前記4つのサブ画素における4つの第1の電極は、その4つの第1の電極のうちの3つの第1の電極が互いに隣り合うように配置されている
    請求項8に記載の表示装置。
  12. 一のサブ画素に属する全ての発光領域は、その全ての発光領域のうちの3つの発光領域が互いに隣り合うように配置され、
    前記第1の電極の形状は、前記一のサブ画素における発光領域の配置に対応する多角形である
    請求項7に記載の表示装置。
  13. 前記画素は、3つまたは4つのサブ画素を有する
    請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記複数の発光領域の形状は四角形である
    請求項1に記載の表示装置。
  15. 前記発光領域の形状は長方形であり、
    各サブ画素は、向きが互いに異なる2つの発光領域を含んでいる
    請求項14に記載の表示装置。
  16. 複数の前記画素を備え、
    前記発光領域の形状は長方形であり、
    一の画素における発光領域の向きは、前記一の画素と隣り合う画素における発光領域の向きと互いに異なる
    請求項14に記載の表示装置。
  17. 複数の前記画素と、
    第1の方向に延伸する信号線と
    をさらに備え、
    各サブ画素は、画素回路領域に形成される画素回路をさらに有し、
    前記画素回路領域は、前記第1の方向および前記第1の方向に交差する第2の方向に並設されている
    請求項1に記載の表示装置。
  18. 一のサブ画素における前記第2の電極は、他のサブ画素における前記第2の電極と互いに接続されている
    請求項1に記載の表示装置。
  19. 表示装置と
    前記表示装置に対して動作制御を行う制御部と
    を備え、
    互いに離間して配置された複数の発光領域を含むサブ画素を複数有する画素を備え、
    各サブ画素は、
    単一の第1の電極と、
    前記第1の電極の積層方向に設けられた単一の第2の電極と、
    各発光領域において、前記第1の電極と前記第2の電極との間に挿設された発光層と
    を有する
    電子機器。



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