JP2014205461A - 車両用ミラー装置 - Google Patents

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JP2014205461A JP2013085097A JP2013085097A JP2014205461A JP 2014205461 A JP2014205461 A JP 2014205461A JP 2013085097 A JP2013085097 A JP 2013085097A JP 2013085097 A JP2013085097 A JP 2013085097A JP 2014205461 A JP2014205461 A JP 2014205461A
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Takanori Urushibata
貴紀 漆畑
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Abstract

【課題】ミラーの鏡面角度の調整範囲を大きくする。【解決手段】車両用ドアミラー装置10では、鏡面調整装置18において、ミラーホルダ30が傾動されて、ミラー38の鏡面38A角度が調整される。ここで、ミラーホルダ30が傾動される際には、ミラーホルダ30の傾動に伴い中間部材36も傾動されて、ミラーホルダ30がケース20に接近される側において、固定壁24と中間部材36との重合量が大きくなりかつ傾動壁34と中間部材36との重合量が大きくなるまで、ミラーホルダ30が傾動できる。このため、ミラーホルダ30の傾動可能角度を大きくできて、ミラー38の鏡面38A角度の調整範囲を大きくできる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両に設けられるミラーの鏡面角度が調整される車両用ミラー装置に関する。
下記特許文献1に記載の車両用ドアミラー装置では、ミラーが保持されたミラーボルダがケースインナに回動可能に保持されており、ミラーボルダが回動されることで、ミラーの鏡面角度が調整される。さらに、ミラーボルダの回動壁が、ケースインナが固定されたケースの周壁に対し、回動可能にされている。
ところで、この車両用ドアミラー装置では、ミラーボルダの回動壁とケースの周壁との重合量が大きくなって、ミラーボルダとケースとが当接するまで(ミラーボルダの回動壁の先端がケースに当接するまで、又は、ケースの周壁の先端にミラーボルダが当接するまで)、ミラーボルダが回動できる。
ここで、このような車両用ドアミラー装置では、ミラーボルダの回動可能角度を大きくできて、ミラーの鏡面角度の調整範囲を大きくできるのが好ましい。
特開2011−162011号公報
本発明は、上記事実を考慮し、ミラーの鏡面角度の調整範囲を大きくできる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
請求項1の記載の車両用ミラー装置は、車両に設けられるミラーが設けられたミラー体と、前記ミラー体を保持し、前記ミラー体が傾動されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される保持体と、前記ミラー体と前記保持体との間に配置され、前記ミラー体及び前記保持体に対し傾動可能にされた中間体と、を備えている。
請求項2に記載の車両用ミラー装置は、請求項1に記載の車両用ミラー装置において、前記ミラー体が前記保持体に当接するまで傾動可能にされている。
請求項3に記載の車両用ミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ミラー装置において、前記ミラー体が傾動される際に前記ミラー体が前記保持体から離間される位置において前記中間体の前記ミラー体及び前記保持体の少なくとも一方に対する傾動を停止させる停止手段を備えている。
請求項4に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記保持体は、前記中間体を介して前記ミラー体を支持する。
請求項5に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記中間体は、前記ミラー体及び前記保持体の少なくとも一方に対し摺動可能にされている。
請求項6に記載の車両用ミラー装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用ミラー装置において、前記中間体を前記ミラーの周方向全体に配置している。
請求項1の記載の車両用ミラー装置では、ミラー体にミラーが設けられると共に、保持体がミラー体を保持しており、ミラー体が傾動されることで、ミラーの鏡面角度が調整される。
ここで、ミラー体と保持体との間に中間体が配置されており、ミラー体及び保持体に対し中間体が傾動可能にされている。このため、ミラー体と中間体との重合量が大きくなりかつ保持体と中間体との重合量が大きくなるまで、ミラー体が傾動できる。これにより、ミラー体の傾動可能角度を大きくできて、ミラーの鏡面角度の調整範囲を大きくできる。
請求項2に記載の車両用ミラー装置では、ミラー体が保持体に当接するまで傾動可能にされている。このため、ミラー体の傾動を中間体を介して停止させる必要がなく、中間体の強度を低くできる。
請求項3に記載の車両用ミラー装置では、ミラー体が傾動される際に、ミラー体が保持体から離間される位置において、停止手段が中間体のミラー体及び保持体の少なくとも一方に対する傾動を停止させる。このため、中間体とミラー体及び保持体の少なくとも一方との間に隙間ができることを抑制でき、中間体とミラー体及び保持体の少なくとも一方との間への異物の侵入を抑制できる。
請求項4に記載の車両用ミラー装置では、保持体が中間体を介してミラー体を支持する。このため、保持体によるミラー体の支持剛性を高くできる。
請求項5に記載の車両用ミラー装置では、中間体がミラー体及び保持体の少なくとも一方に対し摺動可能にされている。このため、中間体がミラー体及び保持体の少なくとも一方に対し適切に傾動できる。
請求項6に記載の車両用ミラー装置では、中間体をミラーの周方向全体に配置している。このため、ミラー体と保持体との間への異物の侵入を効果的に抑制できる。
本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両後方から見た正面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置の主要部を示す車両右斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両右方から見た断面図(図1の3−3線断面図)である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置におけるミラー最大傾動状態を示す車両右方から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置の主要部を示す車両右方から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ドアミラー装置における鏡面調整装置の中間部材を示す車両後側から見た斜視図である。
図1には、本発明の車両用ミラー装置が適用された実施形態に係る車両用ドアミラー装置10が車両後方から見た正面図にて示されており、図3には、車両用ドアミラー装置10が車両右方から見た断面図(図1の3−3線断面図)にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印WOで示し、上方を矢印UPで示している。
図1及び図3に示す如く、本実施形態に係る車両用ドアミラー装置10は、設置体としてのステー12を備えており、ステー12が車両のドア(フロントサイドドア)に固定されることで、車両用ドアミラー装置10がドアに設置されている。ステー12には、収容体としての略直方体形箱状のバイザ14の車幅方向内側端部が支持されており、バイザ14内は、車両後側に開口されている。バイザ14内には、補強部材(剛性部材)としての金属製板状のブラケット16が固定されており、ブラケット16は、バイザ14に比し剛性が高くされて、バイザ14を補強している。
バイザ14内には、鏡面調整装置18が設けられており、鏡面調整装置18は、ブラケット16の車両後側に配置されている。
図1〜図3に示す如く、鏡面調整装置18には、保持体を構成する本体部としての略半球形容器状のケース20が設けられており、ケース20がブラケット16に固定されることで、鏡面調整装置18がブラケット16に固定されている。ケース20内は、車両後側に開口されると共に、ケース20の底壁22(車両前側壁)は、円形平板状にされており、ケース20の開口(車両後側面)と底壁22とは、平行に配置されている。ケース20の周壁は、略円錐台形筒状の固定壁24(保持壁)にされており、固定壁24の外周面及び内周面は、下記ミラーホルダ30の傾動中心Oを中心とした球面状に湾曲されている。固定壁24の外周面及び内周面の中心軸線は、車両前後方向に平行な傾動軸線Lにされており、傾動軸線Lは、傾動中心Oを通過している。固定壁24の内周面の車両後側端には、全周において、停止手段を構成する第1停止部及び第1摺動部としての円環枠状の固定突起24A(図5参照)が形成されており、固定突起24Aは、固定壁24の径方向内側(下記中間部材36側)に突出されると共に、内周面(突出端面)が傾動中心Oを中心とした球面状に湾曲されている。
ケース20内には、保持体を構成する保持部としての容器状のケースインナ26が配置されており、ケースインナ26は、内部が車両前側に開口されると共に、ケース20の底壁22に固定されている。また、ケースインナ26内には、駆動手段としてのモータ(図示省略)が一対固定されている。
ケースインナ26には、駆動部材(保持部材)としての棒状のロッド28が一対支持されており、ロッド28の軸方向は、車両前後方向に平行に配置されている。一方のロッド28は、傾動軸線Lの上方(下方でもよい)に配置されており、他方のロッド28は、傾動軸線Lの車幅方向内方(車幅方向外方でもよい)に配置されている。ロッド28は、ケースインナ26を貫通しており、各ロッド28は、各モータにそれぞれ連絡されている。これにより、モータが駆動されることで、ロッド28が車両前後方向に移動される。
ケース20の車両後側には、ミラー体を構成する傾動部材としてのミラーホルダ30が設けられている。
ミラーホルダ30には、矩形平板状のホルダ部32が設けられており、ホルダ部32の中心部がケースインナ26に回動可能に保持されることで、ミラーホルダ30がケースインナ26に傾動中心Oを中心として傾動可能に保持されている。ホルダ部32は、ロッド28の車両後側端に回動可能に保持されており、上述の如く、モータ18が駆動されて、ロッド28が車両前後方向へ移動されることで、ミラーホルダ30が傾動される。
ホルダ部32の車両前側には、略円錐台形筒状の傾動壁34が一体に設けられており、ホルダ部32は、傾動壁34の全周において、傾動壁34の径方向外側に突出されている。傾動壁34内は、車両前側に開口されており、傾動壁34は、開口(車両前側面)がホルダ部32に平行に配置されると共に、ケース20の固定壁24の内周側に配置されている。傾動壁34の外周面及び内周面は、傾動中心Oを中心とした球面状に湾曲されており、傾動壁34の外周面及び内周面の中心軸線は、傾動軸線Lと同一直線上に配置されている。傾動壁34の外周面の車両前側端には、全周において、停止手段を構成する第2停止部及び第2摺動部としての円環枠状の傾動突起34A(図5参照)が形成されており、傾動突起34Aは、傾動壁34の径方向外側(下記中間部材36側)に突出されると共に、外周面(突出端面)が傾動中心Oを中心とした球面状に湾曲されている。
ケース20の固定壁24とミラーホルダ30の傾動壁34との間には、中間体としての略円錐台形筒状の中間部材36(図6参照)が設けられている。中間部材36内は、車両前側及び車両後側に開口されており、中間部材36の車両前側の開口と車両後側の開口とは、平行に配置されている。中間部材36は、ケース20の固定壁24の内周側に配置されると共に、ミラーホルダ30の傾動壁34の外周側に配置されている。中間部材36の外周面及び内周面は、傾動中心Oを中心とした球面状に湾曲されており、中間部材36の外周面及び内周面の中心軸線は、傾動軸線Lと同一直線上に配置されている。
図5に詳細に示す如く、中間部材36の外周面の車両前側端には、全周において、停止手段を構成する第3停止部及び第3摺動部としての円環枠状の前突起36Aが形成されており、前突起36Aは、中間部材36の径方向外側(固定壁24側)に突出されると共に、外周面(突出端面)が傾動中心Oを中心とした球面状に湾曲されている。中間部材36の内周面の車両後側端には、全周において、停止手段を構成する第4停止部及び第4摺動部としての円環枠状の後突起36Bが形成されており、後突起36Bは、中間部材36の径方向内側(傾動壁34側)に突出されると共に、内周面(突出端面)が傾動中心Oを中心とした球面状に湾曲されている。
ケース20の固定壁24の固定突起24Aの内周面は、全周において、中間部材36の外周面に摺動可能に面接触されており、中間部材36の前突起36Aの外周面は、全周において、ケース20の固定壁24の内周面に摺動可能に面接触されている。ミラーホルダ30の傾動壁34の傾動突起34Aの外周面は、全周において、中間部材36の内周面に摺動可能に面接触されており、中間部材36の後突起36Bの内周面は、全周において、ミラーホルダ30の傾動壁34の外周面に摺動可能に面接触されている。このため、ケース20の固定壁24が、傾動軸線L周りの全周において、中間部材36を介してミラーホルダ30の傾動壁34を傾動可能に支持している。さらに、ケース20の固定壁24とミラーホルダ30の傾動壁34との間が、傾動軸線L周りの全周において、中間部材36によって閉鎖されている。
ケース20の固定壁24とミラーホルダ30の傾動壁34とは、傾動軸線Lにおける寸法が等しくされており、中間部材36は、ケース20の固定壁24及びミラーホルダ30の傾動壁34に比し傾動軸線Lにおける寸法が僅かに大きくされている。ケース20の固定壁24の固定突起24A(車両後側端)及びミラーホルダ30の傾動壁34の傾動突起34A(車両前側端)は、中間部材36の傾動軸線L方向における中央に配置されており、中間部材36の前突起36A(車両前側端)及び後突起36B(車両後側端)は、それぞれケース20の固定壁24の傾動軸線L方向における中央及びミラーホルダ30の傾動壁34の傾動軸線L方向における中央に配置されている。
図1〜図3に示す如く、ミラーホルダ30のホルダ部32には、車両後側において、ミラー体を構成するミラー38が着脱可能に装着されており、ミラー38は、ミラーホルダ30と一体に傾動可能にされている。ミラー38は、バイザ14の開口部分内に配置されると共に、鏡面38Aが車両後側に向けられており、ミラー38によって車両の乗員が車両後側を視認可能にされている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成の車両用ドアミラー装置10では、鏡面調整装置18において、モータが駆動されて、ロッド28が車両前後方向へ移動されることで、ミラーホルダ30及びミラー38が傾動中心Oを中心として上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において傾動されて、ミラー38の鏡面38Aの角度が上下方向及び車幅方向の少なくとも一方において調整される。
図4に示す如く、ミラーホルダ30が傾動される際には、ミラーホルダ30の傾動に伴い中間部材36も傾動されて、ミラーホルダ30がケース20に接近される側において、ケース20の固定壁24と中間部材36との重合量及びミラーホルダ30の傾動壁34と中間部材36との重合量が増加されると共に、ミラーホルダ30がケース20から離間される側において、固定壁24と中間部材36との重合量及び傾動壁34と中間部材36との重合量が減少される。これにより、ミラーホルダ30がケース20に接近される側において、ミラーホルダ30のホルダ部32が中間部材36に当接されると共に、中間部材36がケース20の底壁22に当接された際、及び、ミラーホルダ30がケース20から離間される側において、傾動壁34の傾動突起34Aが中間部材36の後突起36Bに当接されると共に、中間部材36の前突起36Aが固定壁24の固定突起24Aに当接された際の少なくとも一方の際まで、ミラーホルダ30が傾動可能にされている。
ここで、中間部材36によって固定壁24及び傾動壁34の傾動軸線L方向における寸法が小さくされており、ミラーホルダ30が傾動される際には、ミラーホルダ30がケース20に接近される側において、固定壁24と中間部材36との重合量が大きくなりかつ傾動壁34と中間部材36との重合量が大きくなるまで、ミラーホルダ30が傾動できる。このため、ミラーホルダ30の傾動可能角度を大きくできて、ミラー38の鏡面38A角度の調整範囲を大きくでき、ミラー38による乗員の視認可能範囲を大きくできる。
さらに、中間部材36の傾動軸線L方向における寸法が小さくされており、ミラーホルダ30が傾動される際には、ミラーホルダ30がケース20に接近される側において、固定壁24と傾動壁34と中間部材36とが重合されるまで、ミラーホルダ30が傾動できる。このため、ミラーホルダ30の傾動可能角度を一層大きくできて、ミラー38の鏡面38A角度の調整範囲を一層大きくでき、ミラー38による乗員の視認可能範囲を一層大きくできる。
また、ケース20の固定壁24の固定突起24A及び内周面がそれぞれ中間部材36の外周面及び前突起36Aに接触されて、ケース20が中間部材36を支持すると共に、中間部材36の後突起36B及び内周面がそれぞれミラーホルダ30の傾動壁34の外周面及び傾動突起34Aに接触されて、中間部材36がミラーホルダ30を支持している。このため、ケース20が中間部材36を介してミラーホルダ30を支持することで、ケース20及びケースインナ26によるミラーホルダ30の支持剛性を高くでき、車両の走行時のミラー38のびびりを抑制できる。
さらに、ケース20の固定壁24の固定突起24A及び内周面にそれぞれ中間部材36の外周面及び前突起36Aが接触されると共に、ミラーホルダ30の傾動壁34の外周面及び傾動突起34Aにそれぞれ中間部材36の後突起36B及び内周面が接触されて、中間部材36が固定壁24と傾動壁34との間を閉鎖している。このため、固定壁24と傾動壁34との間から鏡面調整装置18内への異物(埃や水等)の侵入を抑制できる。
しかも、ミラーホルダ30が傾動される際には、少なくとも、ミラーホルダ30がケース20から離間される側において、ミラーホルダ30の傾動壁34の傾動突起34Aが中間部材36の後突起36Bに当接されると共に、中間部材36の前突起36Aがケース20の固定壁24の固定突起24Aに当接されるまでには、ミラーホルダ30の傾動が停止される。このため、ミラーホルダ30の傾動が停止されるまでには、中間部材36の傾動壁34及び固定壁24に対する傾動が停止されて、中間部材36と傾動壁34及び固定壁24との間に隙間ができることが抑制される。これにより、ミラーホルダ30が傾動されても、中間部材36が固定壁24と傾動壁34との間を閉鎖した状態を維持できて、固定壁24と傾動壁34との間から鏡面調整装置18内への異物の侵入を抑制できる。
また、中間部材36の外周面及び前突起36Aがそれぞれケース20の固定壁24の固定突起24A及び内周面に対し摺動可能にされると共に、ミラーホルダ30の傾動壁34の外周面及び傾動突起34Aがそれぞれ中間部材36の後突起36B及び内周面に対し摺動可能にされている。このため、ケース20に対し中間部材36が適切に傾動できると共に、ミラーホルダ30が中間部材36に対し適切に傾動できる。しかも、中間部材36の外周面が固定壁24の内周面に対し摺動されないと共に、傾動壁34の外周面が中間部材36の内周面に対し摺動されないため、中間部材36の固定壁24に対する摺動抵抗及び傾動壁34の中間部材36に対する摺動抵抗を小さくでき、中間部材36、ミラーホルダ30及びミラー38を傾動させるためのモータの駆動力を小さくできる。
さらに、中間部材36が傾動軸線L周りの全周(ミラー38の周方向全体)に配置されている。このため、ケース20が傾動軸線L周りの全周において中間部材36を介してミラーホルダ30を支持できて、ケース20によるミラーホルダ30の支持剛性を効果的に高くできる。さらに、中間部材36が傾動軸線L周りの全周においてケース20の固定壁24とミラーホルダ30の傾動壁34との間を閉鎖できて、固定壁24と傾動壁34との間から鏡面調整装置18内への異物の侵入を効果的に抑制できる。しかも、中間部材36が固定壁24及び傾動壁34に対し適切に摺動でき、ケース20に対し中間部材36が一層適切に傾動できると共に、ミラーホルダ30が中間部材36に対し一層適切に傾動できる。
また、ケース20の固定壁24の内周側に中間部材36が設けられると共に、中間部材36の内周側にミラーホルダ30の傾動壁34が設けられている。このため、固定壁24を弾性縮径させることなく又は中間部材36を弾性拡径させることなく固定壁24に中間部材36を組付ける(挿入する)ことができると共に、中間部材36を弾性縮径させることなく又は傾動壁34を弾性拡径させることなく中間部材36に傾動壁34を組付ける(挿入する)ことができる。これにより、ケース20に中間部材36を容易に組付けることができると共に、中間部材36にミラーホルダ30を容易に組付けることができる。さらに、固定壁24、中間部材36及び傾動壁34が弾性を有する必要をなくすことができ、ケース20によるミラーホルダ30の支持剛性を一層効果的に高くできる。
なお、本実施形態では、ケース20の固定壁24の固定突起24Aを中間部材36に接触させると共に、中間部材36の前突起36Aをケース20の固定壁24に接触させた。しかしながら、ケース20の固定壁24の固定突起24Aを中間部材36に接触させるのみでもよく、また、中間部材36の前突起36Aをケース20の固定壁24に接触させるのみでもよい。
さらに、本実施形態では、ミラーホルダ30の傾動壁34の傾動突起34Aを中間部材36に接触させると共に、中間部材36の後突起36Bをミラーホルダ30の傾動壁34に接触させた。しかしながら、ミラーホルダ30の傾動壁34の傾動突起34Aを中間部材36に接触させるのみでもよく、また、中間部材36の後突起36Bをミラーホルダ30の傾動壁34に接触させるのみでもよい。
また、本実施形態では、ケース20の固定壁24に固定突起24Aを設けると共に、ミラーホルダ30の傾動壁34に傾動突起34Aを設け、かつ、中間部材36に前突起36A及び後突起36Bに設けた。しかしながら、ケース20の固定壁24に固定突起24Aを設けなくてもよく、ミラーホルダ30の傾動壁34に傾動突起34Aを設けなくてもよく、中間部材36に前突起36A及び後突起36Bの少なくとも一方を設けなくてもよい。この場合、中間部材36の周面が固定壁24の周面に面接触されてもよく、傾動壁34の周面が中間部材36の周面に面接触されてもよい。
さらに、本実施形態では、ミラーホルダ30が傾動される際に、少なくとも、ミラーホルダ30がケース20に接近される側において、ミラーホルダ30のホルダ部32が中間部材36に当接されると共に、中間部材36がケース20の底壁22に当接されることで、ミラーホルダ30の傾動が停止される。しかしながら、中間部材36がケース20の固定壁24及びミラーホルダ30の傾動壁34に対し傾動軸線Lにおける寸法を等しく又は小さくされることで、ミラーホルダ30が傾動される際に、ミラーホルダ30がケース20に接近される側において、ミラーホルダ30がケース20に当接されること(ミラーホルダ30(特にホルダ部32)がケース20の固定壁24に当接されるか、ミラーホルダ30の傾動壁34がケース20(特に底壁22)に当接されるか、の少なくとも一方)によって、ミラーホルダ30の傾動が停止されてもよい。これにより、ミラーホルダ30の傾動可能角度を一層大きくできて、ミラー38の鏡面38A角度の調整範囲を一層大きくでき、ミラー38による乗員の視認可能範囲を一層大きくできる。しかも、ミラーホルダ30の傾動を中間部材36を介して停止させる必要がなく、中間部材36の強度を低くできる。
また、本実施形態では、ケース20の固定壁24の内周側に中間部材36を設けると共に、中間部材36の内周側にミラーホルダ30の傾動壁34を設けた。しかしながら、ケース20の固定壁24の外周側に中間部材36を設けると共に、中間部材36の外周側にミラーホルダ30の傾動壁34を設けてもよい。しかも、ケース20の固定壁24の外周側かつミラーホルダ30の傾動壁34の外周側に中間部材36を設けてもよく、ケース20の固定壁24の内周側かつミラーホルダ30の傾動壁34の内周側に中間部材36を設けてもよい。
さらに、本実施形態では、本発明の中間体を1つの中間部材36によって構成した。しかしながら、本発明の中間体を複数の中間部材36によって構成してもよい。この場合、中間部材36を傾動軸線L方向において複数設けて、隣設する中間部材36を互いに重合させる。
また、本実施形態では、ミラーホルダ30及びミラー38をモータの駆動(電動)によって傾動させた。しかしながら、ミラーホルダ30及びミラー38を手動によって傾動させてもよい。
さらに、本実施形態では、本発明を車両用ドアミラー装置10に適用した構成とした。しかしながら、本発明を他の車外や車内のミラー装置に適用した構成としてもよい。
10 車両用ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
20 ケース(保持体)
24A 固定突起(停止手段)
26 ケースインナ(保持体)
30 ミラーホルダ(ミラー体)
34A 傾動突起(停止手段)
36 中間部材(中間体)
36A 前突起(停止手段)
36B 後突起(停止手段)
38 ミラー(ミラー体)
38A 鏡面

Claims (6)

  1. 車両に設けられるミラーが設けられたミラー体と、
    前記ミラー体を保持し、前記ミラー体が傾動されることで前記ミラーの鏡面角度が調整される保持体と、
    前記ミラー体と前記保持体との間に配置され、前記ミラー体及び前記保持体に対し傾動可能にされた中間体と、
    を備えた車両用ミラー装置。
  2. 前記ミラー体が前記保持体に当接するまで傾動可能にされた請求項1記載の車両用ミラー装置。
  3. 前記ミラー体が傾動される際に前記ミラー体が前記保持体から離間される位置において前記中間体の前記ミラー体及び前記保持体の少なくとも一方に対する傾動を停止させる停止手段を備えた請求項1又は請求項2記載の車両用ミラー装置。
  4. 前記保持体は、前記中間体を介して前記ミラー体を支持する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  5. 前記中間体は、前記ミラー体及び前記保持体の少なくとも一方に対し摺動可能にされた請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
  6. 前記中間体を前記ミラーの周方向全体に配置した請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用ミラー装置。
JP2013085097A 2013-04-15 2013-04-15 車両用ミラー装置 Pending JP2014205461A (ja)

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