JP6732478B2 - 車両用サイドミラー - Google Patents
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Description
車体に固定されるミラーベースと、
ミラーを有し、上記ミラーベースに対して上下方向に延びる軸周りに回動可能に取り付けられ、格納状態と使用状態とに切り替えられるミラーヘッドとを備え、
上記ミラーベースと、上記ミラーヘッドが有するアンダーパネルとの間に隙間が形成された車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーベースは、上方へ突出して上記アンダーパネルに形成された挿通孔に挿入される筒部を有する本体部と、該本体部とは別体に構成され、該本体部の一部を覆うカバー部材とを備え、
上記本体部の上部は、上記カバー部材から露出して上記ミラーヘッドの下面と対向するように配置され、
上記筒部は、上記本体部の上部に一体成形され、
上記筒部の外周面における上記挿通孔の内周面と対向する部分には、上記筒部の軸線を中心として円弧状に延びる第1外周面と、上記筒部の軸線を中心とし、かつ、上記第1外周面よりも小さな半径を有する円弧状に延びる第2外周面とが形成されるとともに、上記第1外周面と上記第2外周面との境界部分に段差が形成され、上記筒部の周方向について上記第1外周面の形成範囲は、上記第2外周面の形成範囲よりも広くなっており、
上記第2外周面と上記挿通孔の内周面との間には、上記隙間に流入した風を上記ミラーヘッドの内部に導入するための導入孔が形成されていることを特徴とする。
上記ミラーベースの本体部の上部における周縁部には、上記カバー部材の上縁部が嵌まる段部が形成されていることを特徴とする。
上記ミラーベースの本体部の上部における上記筒部の周りは、平坦面で構成されていることを特徴とする。
上記カバー部材は、上記筒部の径方向に分割された第1カバー構成部材と第2カバー構成部材とを備えており、
上記第1カバー構成部材の上縁部及び上記第2カバー構成部材の上縁部は、互いに連続するとともに、上記ミラーベースの本体部の平坦面を囲むように延びていることを特徴とする。
上記ミラーベースの本体部の上部は、車両前後方向に長く延びる形状であることを特徴とする。
ミラーベース10は、車体としてのドアのアウタパネルP(仮想線で示す)に固定され、ミラーヘッド20を支えるためのものである。ミラーベース10は、図2等に示すように、本体部11と、カバー部材12と、弾性材からなるシール材13とを備えている。本体部11は、例えば樹脂材等で構成されている。本体部11の下部は、車両のアウタパネルPの外面に沿うように延びており、右側へ行くほど上に位置するように傾斜している。この本体部11の下部がアウタパネルPに対して締結固定される。
図2に示すように、ミラーヘッド20は、ミラー21と、ミラーホルダー22と、鏡面調整ユニット23と、バイザー24と、電動格納ユニット25と、ターンランプユニット26と、アッパーパネル27と、アンダーパネル28とを備えている。ミラー21は、ミラーホルダー22に接着されている。鏡面調整ユニット23はバイザー24に取り付けられている。この鏡面調整ユニット23にミラーホルダー22がピボット23aによって連結されている。従って、ミラーホルダー22は、ピボット23a周りに傾動可能となる。鏡面調整ユニット23は、従来から周知のものであり、ミラーホルダー22をピボット23a周りに傾動させることによってミラー21の角度調整を行うためのものである。
次に、実施形態の作用効果について説明する。ミラーヘッド20がミラーベース10に取り付けられると、ミラーベース10の筒部15がミラーヘッド20の挿通孔28aに挿通される。この状態で、筒部15の第2外周面15bが第1外周面15aよりも径方向内方に位置しているので、第2外周面15bと挿通孔28aの内周面との間に隙間Sよりも十分に広い断面積を有する導入孔40が形成される。そして、ミラーベース10とミラーヘッド20との間の隙間Sに例えば横風が流入すると、その横風が導入孔40を通ってミラーヘッド20の内部に導入されるので、隙間Sの近傍において乱流が発生し難くなり、外部に放射される風騒音が低減される。また、導入孔40の内面の一部を構成する第2外周面15bが滑らかに延びているので、このことによっても隙間Sの近傍に乱流が発生し難くなる。これにより、ミラーベース10とミラーヘッド20との隙間Sに吹き込んでくる風による騒音の発生を抑制できる。
10 ミラーベース
11 本体部
11a 平坦面
11b 段部
12 カバー部材
12a 第1カバー構成部材
12b 第2カバー構成部材
15 筒部
20 ミラーヘッド
Claims (5)
- 車体に固定されるミラーベースと、
ミラーを有し、上記ミラーベースに対して上下方向に延びる軸周りに回動可能に取り付けられ、格納状態と使用状態とに切り替えられるミラーヘッドとを備え、
上記ミラーベースと、上記ミラーヘッドが有するアンダーパネルとの間に隙間が形成された車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーベースは、上方へ突出して上記アンダーパネルに形成された挿通孔に挿入される筒部を有する本体部と、該本体部とは別体に構成され、該本体部の一部を覆うカバー部材とを備え、
上記本体部の上部は、上記カバー部材から露出して上記ミラーヘッドの下面と対向するように配置され、
上記筒部は、上記本体部の上部に一体成形され、
上記筒部の外周面における上記挿通孔の内周面と対向する部分には、上記筒部の軸線を中心として円弧状に延びる第1外周面と、上記筒部の軸線を中心とし、かつ、上記第1外周面よりも小さな半径を有する円弧状に延びる第2外周面とが形成されるとともに、上記第1外周面と上記第2外周面との境界部分に段差が形成され、上記筒部の周方向について上記第1外周面の形成範囲は、上記第2外周面の形成範囲よりも広くなっており、
上記第2外周面と上記挿通孔の内周面との間には、上記隙間に流入した風を上記ミラーヘッドの内部に導入するための導入孔が形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。 - 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーベースの本体部の上部における周縁部には、上記カバー部材の上縁部が嵌まる段部が形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。 - 請求項1または2に記載の車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーベースの本体部の上部における上記筒部の周りは、平坦面で構成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。 - 請求項3に記載の車両用サイドミラーにおいて、
上記カバー部材は、上記筒部の径方向に分割された第1カバー構成部材と第2カバー構成部材とを備えており、
上記第1カバー構成部材の上縁部及び上記第2カバー構成部材の上縁部は、互いに連続するとともに、上記ミラーベースの本体部の平坦面を囲むように延びていることを特徴とする車両用サイドミラー。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーベースの本体部の上部は、車両前後方向に長く延びる形状であることを特徴とする車両用サイドミラー。
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