JP7372823B2 - 車両用サイドミラー - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成30年11月28日にロサンゼルスオートショーにて公開 平成31年1月1日にメキシコ国内にて販売開始 平成31年1月11日に東京オートサロンにて公開 平成31年3月1日にアメリカ国内にて販売開始 平成31年3月1日にドイツ国内にて販売開始 令和元年5月24日に日本国内にて販売開始
本発明は、例えば自動車等の車両の側部に設けられる車両用サイドミラーに関し、特に、ミラーヘッドを支持するミラーベースの構造の技術分野に属する。
一般に自動車の側部にはサイドミラーが配設されている。この種のサイドミラーとしては、例えば特許文献1に開示されているものが知られている。特許文献1の車両用サイドミラーは、ミラーが取り付けられたミラーヘッド(バイザー)と、ミラーヘッドをドアに支持するためのミラーベースとを備えている。
ミラーヘッドには、格納装置が設けられている。格納装置は上下方向に延びる軸を備えており、軸の下端部がミラーベースに固定されている。そして、ミラーヘッドは軸回りに回動することによって格納状態となる。
ミラーベースは、格納装置の軸が固定される板状部を有し、板状部には格納装置を取り付けるための締結孔が形成されている。格納装置の軸の下部にも締結孔と一致するようにネジ孔が形成されており、締結孔からネジ孔へ締結部材を螺合させることにより、ミラーヘッド側にミラーベースが固定されるようになっている。
ところで、車両用サイドミラーにおけるネジの締結箇所の中でも、ミラーヘッドとミラーベースとを繋ぐネジ締結部は、鏡面振動性能への寄与度が大きいため、他の締結箇所よりも締結トルクが高く設定されている。
特開2017-213927号公報
このように構成されたミラーベースは、格納装置とミラーベースとを締結させる際の高い締結トルクにより、ミラーベースが締結部材の螺合に連れ回りし、ミラーヘッドに対して位置ずれを生じてしまうという問題があった。
従来、ミラーベースの連れ回りを防止するために、3点設けられた締結孔の外周側においてミラーベース側とミラーヘッド側に互いに係合可能な凹凸部が設けられているものもあったが、このような凹凸部は部品寸法バラツキに適合させるため、ガタつきを多く持たせることが必要であり、連れ回り防止構造としては軟弱であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ミラーベースをミラーヘッド側へ取り付ける際の締結によるミラーベースの連れ回りを防止し、取付精度を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、ミラーベースの取付板部に設けられた挿通孔へ治具と嵌合可能な回転規制部を設けることにより、ミラーベースの回転を規制した。
第1の発明は、
ミラーを有するミラーヘッドと、上記ミラーヘッドを車両の側部に取り付けるためのミラーベースと、を備える車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーベースは、上記ミラーヘッドの基部が締結される取付板部を有し、該取付板部には、挿通孔、及び、該基部と締結させるためのネジが挿入される締結孔が形成され、
上記挿通孔は、上記締結孔から上記基部へ上記ネジを螺合させる際に、上記ミラーベースの連れ回りを防ぐための治具を挿通可能であり、該治具の該挿通孔に挿通されている部分と嵌合する回転規制部を有することを特徴とする。
この構成によれば、挿通孔に治具を挿通させた状態で締結孔からミラーヘッドの基部へネジを螺合させれば、治具が挿通孔の回転規制部と嵌合してミラーベースの回転を規制することができるので、ミラーベースのミラーヘッドへの取付精度を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記挿通孔の外周に複数の上記締結孔が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の締結孔が形成されていても、いずれの締結孔の締結トルクにも挿通孔における回転規制の効果が発揮できるので、効果的にミラーベースの回転を防止できる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
上記挿通孔は、上記締結孔よりも径が大きいことを特徴とする。
この構成によれば、より効果的にミラーベースの回転を防止できる。
第4の発明は、第1から第3の発明のうちいずれか1つにおいて、
上記挿通孔は、内周面に上記回転規制部を有し、
上記回転規制部は、上記締結孔の接線方向に延び、上記治具が上記挿通孔に挿通されている部分と面接触する当接部を有することを特徴とする。
この構成によれば、回転規制部は締結孔の接線方向に延び、治具の挿通孔に挿通されている部分と面接触する当接部を有することにより、締結孔にネジが螺合されてもネジの回転方向にミラーベースが連れ回りし難いため、より効果的にミラーベースの取付精度を向上させることができる。
第5の発明は、第1から第4の発明のうちいずれか1つにおいて、
上記ミラーヘッドの内部に配設された電装部材から引き出され、上記ミラーベースへ挿通されるハーネスをさらに備え、
上記挿通孔は、上記ハーネスを挿通させるためのハーネス挿通孔であることを特徴とする。
この構成によれば、ミラーヘッドの内部に配設された電動格納装置や角度調整ユニット等の電装部材を備える車両用サイドミラーにおいて、該電装部材から引き出されるハーネスを挿通させるためのハーネス挿通孔を、治具を挿通させる挿通孔として利用することにより、ミラーベースの回転を規制することができるので、ミラーベースの金型を複雑化させることなく、コストを掛けず、より効果的に取付精度の向上を実現できる。
本発明に係る車両用サイドミラーによれば、ミラーベースに形成された挿通孔へ治具を挿入可能とし、挿通孔は治具の挿通孔に挿通されている部分と嵌合する回転規制部を有するため、締結孔へネジを螺合させる際のミラーヘッドに対するミラーベースの回転を規制することができ、これにより、ミラーベースの取付精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る車両用サイドミラーの分解斜視図である。 上側ヘッドカバーを外した状態で示す車両用サイドミラーの平面図である。 ベースカバーに覆われた状態で示すミラーベースの平面図である。 ベースカバーを外した状態で示すミラーベースの斜視図である。 ベースカバーを外した状態で示すミラーベースの底面図である。 図2におけるVI-VI線に相当する概略断面図である。 ミラーベースをミラーヘッドへ締結させる手順を示す概略断面図である。 ミラーベースをミラーヘッドへ締結させる手順を示す概略断面図である。 ミラーベースをミラーヘッドへ締結させる手順を示す概略断面図である。 ミラーベースをミラーヘッドへ締結させる手順を示す概略断面図である。 ミラーベースをミラーヘッドへ締結させる手順を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車幅方向左側を単に「左」といい、車幅方向右側を単に「右」というものとする。
図1は、車両の側方のドアに取り付けられる右側の車両用サイドミラー1を車両前方から見た分解斜視図である。車両用サイドミラー1は、主に後方確認用として使用される、いわゆるドアミラーである。この実施形態では、車両の右側に設けられる車両用サイドミラー1について説明するが、図示しない左側に設けられる車両用サイドミラーは、右側のものと左右対称構造であることから説明を省略する。
図1に示すように、車両用サイドミラー1は、ミラー(図示しない)を保持するミラーヘッド2と、ミラーヘッド2を車両の側部に配設されるドアに取り付けるためのミラーベース3とを備えている。ミラーベース3はドアのアウタパネル(図示しない)外面との間に弾性材からなるシール部材4を挟み込んで締結される。シール部材4は、アウタパネルとミラーベース3との間をシールするためのものである。なお、車両用サイドミラー1が取り付けられる位置はドアに限定されることはなく、例えば、ピラーに取り付けられてもよい。
ミラーヘッド2は、後側にミラーを保持するミラー保持部21と、ミラー保持部21から前側に膨出する上側ヘッドカバー22及び下側ヘッドカバー23により覆われている。図2に示すように、ミラーヘッド2の内部には、電装部材として、ミラーの角度を調整するための角度調整ユニット(図示しない)や、ミラーヘッド2を格納状態にするための格納装置5が配設されている。詳細は後述するが、このような電装部材から引き出されたハーネスは下側ヘッドカバー23及びミラーベース3へ挿通させて車体へと引き込まれるようになっている。なお、車両用サイドミラー1は、ミラーヘッド2の内部に電装部材を備えるものには限定されず、例えば、手動でミラーヘッド2を格納させることが可能であり、ハーネスを有しないものであってもよい。
格納装置5は、ミラーヘッド2を使用状態と格納状態とに切り替えるためのものである。この格納装置5は従来から周知のものであるため詳細な説明は省略するが、上下方向に延びる円筒状の軸(図示しない)を備え、ミラーヘッド2が軸周りに回動するようになっている。この格納装置5の軸の基部5aがミラーヘッド2の基部5aとしてミラーベース3へ締結される。また、軸の内部にハーネス6を挿通させてミラーベース3へとガイドする。なお、格納装置5は、モーターや減速歯車等を内蔵した電動格納装置であってもよいし、手動格納装置であってもよい。
ミラーベース3は、樹脂製の上側ベースカバー31及び下側ベースカバー32により覆われている。上側ベースカバー31は、ミラーベース3の円筒部34を挿通させるためのベース挿通孔31aを有し、円筒部34を除くミラーベース3の上方を覆う。下側ベースカバー32は、上側ベースカバー31と嵌合してミラーベース3の下方を覆うものであり、ミラーベース3との間にハーネス6を挿通させることができる。
ミラーベース3は、例えばアルミニウム合金等の金属のダイカストにより形成されたものである。図3~図5に示すように、ミラーベース3の上部には、格納装置5の基部5aが固定される支持部30が設けられ、支持部30の上側に基部5aが配置されてミラーヘッド2が固定されるようになっている。
すなわち、支持部30は、前後方向に延びる取付板部33と、取付板部33の上面から上方へ突出する円筒状の円筒部34とを有している。円筒部34の軸は、格納装置5の軸と略同軸上にあり、円筒部34に基部5aが嵌合する。
円筒部34の内壁には、2つの凸条33cが互いに間隔をあけて形成されている。凸条33cは取付板部33から上方に延び、平面視すると開口が円筒部34の内壁によって塞がれた略コ字形状である。この凸条33cは、基部5aに設けられた凹条(図示しない)と嵌合可能となっており、ミラーベース3とミラーヘッド2を締結させる際の位置決めの役割を担う。
また、円筒部34の内周側において、取付板部33には、格納装置5の基部5aと締結させるための3つの締結孔33bが上下方向(取付板部33の厚み方向)に貫通するように形成されている。3つの締結孔33bの中心を結んだ線分によって略正三角形が描かれるように、締結孔33bが配置されている。
一方、基部5aには、3つの締結孔33bと一致するように3つのネジ孔5bが該軸の下端面に開口するように形成されている(図7)。締結孔33bは、ネジ孔5bよりもやや径の大きい孔である。3つの締結孔33bにそれぞれネジ100の雄ネジ部を下方から挿入して基部5aのネジ孔5bに螺合させることにより、基部5aがミラーベース3の取付板部33へ締結される。
また、図6にも示すように、取付板部33には挿通孔33aが形成されている。詳細は後述するが、この挿通孔33aはミラーベース3とミラーヘッド2とを締結させる際に治具Xを挿通させるためのものである。本実施形態において、この挿通孔33aとして、ミラーヘッド2内の電装部材から引き出されたハーネスを挿通させるためのハーネス挿通孔33aを用いる。
ハーネス挿通孔33aは、円筒部34の内周略中央において、取付板部33を上下方向に貫通するように形成され、ハーネス挿通孔33aの外周に3つの締結孔33bが形成されている。また、ハーネス挿通孔33aは締結孔33bよりも寸法の大きい正六角形状であり、ハーネス挿通孔33aの外接円の径は締結孔33bの径よりも大きい。なお、ハーネス挿通孔33aの外接円の軸は、格納装置5の軸と略同軸上にある。
このハーネス挿通孔33aは、内周面に回転規制部33eを有する。本実施形態において、回転規制部33eは、正六角形状の辺及び角部であり、正六角形状の各辺は、締結孔33bの接線方向に延び、治具Xがハーネス挿通孔33aに挿通されている部分と面接触する当接部33fである。詳細は後述するが、締結孔33bから格納装置5の基部5aへネジ100を螺合させる際に、ミラーベース3の連れ回りを防ぐための治具Xをハーネス挿通孔33aに挿通可能である。その際に、この正六角形状の辺及び角部が回転規制部33eとなって、ミラーベース3の回転を規制する。なお、ハーネス挿通孔33aの形状は正六角形状には限定されず、締結孔33bの接線方向に延びる当接部33fを有し、回転規制部33eとして機能する部分を有するものであれば、どのような形状であってもよい。
支持部30の左側端部には、取付板部33から下方に延びるドア取付部35が形成されている。ドア取付部35は、左側へ延びる2つの位置決めピン35aと、3つのボス35bを有する。位置決めピン35aは、ドアのアウタパネルに形成された2つの位置決め孔にそれぞれ挿入される。ボス35bは、車体側である左側に向けて開口する。具体的には、ボス35bは、左右方向に延びる円筒状をなしており、その内部にはネジ孔が形成されている。位置決めピン35aによって車両用サイドミラー1がドアのアウタパネルに対して位置決めされ、車体側から3つのボス35bへボルトがそれぞれ螺合されることにより、車両用サイドミラー1はアウタパネルへ固定される。なお、3つのボス35bはそれぞれの間に連結リブ35cが形成されることにより連結されており、この連結リブ35cによってドア取付部35が補強されている。
(組立手順)
次に、図7から図11に沿って、ミラーベース3をミラーヘッド2と締結させ、本実施形態の車両用サイドミラー1を組み立てる際の手順を説明する。なお、図7から図11は説明の便宜のため、上下左右方向を図6に倣って示したが、実際は上下方向を逆転させて作業が行われる。
図7に示すように、ミラーベース3は、下側ベースカバー32が取り付けられておらず上側ベースカバー31のみに覆われた状態であり、ミラーヘッド2は、格納装置5等の電装部材が配設され、上側ヘッドカバー22が取り付けられておらず下側ヘッドカバー23のみに覆われた状態である。格納装置5の基部5aは、ミラーベース3の円筒部34と嵌合され、凸条33cによって位置決めされることによって、ネジ孔5bと締結孔33bの位置が一致している。そして、ミラーベース3の連れ回りを防ぐための治具Xが用意されている。治具Xは、ハーネス挿通孔33aへ挿通可能である。治具Xのハーネス挿通孔33aへ挿通される部分の外形は、図5中に二点鎖線で示したように、回転規制部33eと嵌合可能な正六角形状である。
そして、図8に示すように、締結孔33bへネジ100を螺合させる前に、治具Xをハーネス挿通孔33aへ挿通させ、回転規制部33eと嵌合させておく。なお、治具Xはハーネス挿通孔33aに挿通されている部分において、回転規制部33eと嵌合可能であり、当接部33fと面接触する部分を有していればよく、例えば、治具Xとして、正六角形状のハーネス挿通孔33aに対して嵌合可能な寸法の六角棒スパナを用いることができる。
図9に示すように、治具Xをハーネス挿通孔33aへ挿通させた状態で、締結孔33bから基部5aのネジ孔5bへネジ100を螺合させる。3つのネジ100をそれぞれ螺合させた後、治具Xをハーネス挿通孔33aから引き抜いて、図10に示す状態とする。
次いで、ミラーヘッド2内に配設された格納装置5等の電装部材のハーネス6が1つに束ねられた状態で格納装置5の軸内へ挿通され、ハーネス挿通孔33aを通ってミラーベース3側へ引き出され、図11に示す状態となる。その後、ミラーベース3には下側ベースカバー32が取り付けられ、ミラーヘッド2には上側ヘッドカバー22が取り付けられることにより、車両用サイドミラー1の組み立てが完了する。
(実施形態の作用効果)
この実施形態によれば、ミラーベース3側の締結孔33bからミラーヘッド2側のネジ孔5bへネジ100を螺合させる前にハーネス挿通孔33aに治具Xを挿通させ、治具Xをハーネス挿通孔33aに挿通させた状態で締結孔33bから基部5aのネジ孔5bへネジ100を螺合させることにより、治具Xがハーネス挿通孔33aの回転規制部33eと嵌合し、ミラーベース3の回転を規制することができるので、ミラーベース3は位置ずれを生じることなくミラーヘッド2へ精度よく取り付けられる。
ミラーベース3とミラーヘッド2を締結させた後にハーネス6を挿通させるためのハーネス挿通孔33aを利用するので、ミラーベース3の金型を複雑化させることなく、コストを掛けずに取付精度の向上を実現できる。
また、ハーネス挿通孔33aの外周に複数の締結孔33bが形成されているため、いずれの締結孔33bにも、ハーネス挿通孔33aにおける回転規制の効果が発揮でき、効果的にミラーベース3の回転を防止できる。さらに、締結孔33bよりもハーネス挿通孔33aの径を大きくすれば、より確実にミラーベース3の回転を防止できる。
そして、ハーネス挿通孔33aの回転規制部33eは、ハーネス挿通孔33aの内周面に形成され、締結孔33bの接線方向に延び、治具Xがハーネス挿通孔33aに挿通されている部分と面接触する当接部33fを有することにより、締結孔33bにネジ100が螺合されても治具Xと接線方向に面接触する当接部33fが、ネジ100の回転によって締結孔33bの周方向に移動しようとするミラーベース3を規制することができるため、ミラーベース3が連れ回りし難くなり、より効果的にミラーベース3の取付精度を向上させることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1 車両用サイドミラー
2 ミラーヘッド
3 ミラーベース
4 シール部材
5 格納装置(電装部材)
5a 基部
5b ネジ孔
6 ハーネス
33 取付板部
33a ハーネス挿通孔(挿通孔)
33b 締結孔
33e 回転規制部
33f 当接部
100 ネジ
X 治具

Claims (5)

  1. ミラーを有するミラーヘッドと、上記ミラーヘッドを車両の側部に取り付けるためのミラーベースと、を備える車両用サイドミラーにおいて、
    上記ミラーベースは、上記ミラーヘッドの基部が締結される取付板部を有し、該取付板部には、挿通孔、及び、該基部と締結させるためのネジが挿入される締結孔が形成され、
    上記挿通孔は、上記締結孔から上記基部へ上記ネジを螺合させる際に、上記ミラーベースの連れ回りを防ぐための多角形状の治具を挿通可能であり、該治具と嵌合する回転規制部を有し、
    上記回転規制部は、上記挿通孔に挿通されている上記治具の多角形状の外形と面接触して嵌合する辺及び角部であることを特徴とする車両用サイドミラー。
  2. 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記挿通孔の外周に複数の上記締結孔が形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記挿通孔は、上記締結孔よりも径が大きいことを特徴とすることを特徴とする車両用サイドミラー。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記挿通孔は、内周面に上記回転規制部を有し、
    上記回転規制部は、上記締結孔の接線方向に延び、上記治具が上記挿通孔に挿通されている部分と面接触する当接部を有することを特徴とする車両用サイドミラー。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記ミラーヘッドの内部に配設された電装部材から引き出され、上記ミラーベースへ挿通されるハーネスをさらに備え、
    上記挿通孔は、上記ハーネスを挿通させるためのハーネス挿通孔であることを特徴とする車両用サイドミラー。
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