JP2020179810A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】サンバイザ本体の回転位置に係わらず接点荷重が変化せずに、安定した接触抵抗が得られる車両用サンバイザを提供する。【解決手段】車両用サンバイザ1Aは、サンバイザ本体10を支持する支持軸11と、支持軸11を回転自在に支持し、ルーフパネルに取り付けされるブラケット20と、支持軸11と一体に回転する回転体30と、回転体30の回転位置を規制する回転体規制部を有するアンダーハウジング40と、アンダーハウジング40と合体されるアッパーハウジング50と、回転体30の面に回転中心を中心とした円周方向に沿って配置された一対の回転接点32,33と、アッパーハウジング50に固定されて一対の回転接点32,33上を摺動する一対の固定接点60とを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、サンバイザ本体に電装品を有する車両用サンバイザに関する。
従来例の車両用サンバイザが図18及び図19に示されている(特許文献1)。この車両用サンバイザ100は、ランプ(図示せず)を有するサンバイザ本体(図示せず)と、サンバイザ本体を支持する支持軸102と、支持軸102を回転自在に支持されたブラケット110と、ブラケット110に取付けされるコネクタ120とを備えている。
サンバイザ本体(図示せず)は、支持軸102の水平軸周りに回転することによって、フロントウインド又はサイドウインドからの光を遮光する遮光位置と、フロントウインド又はサイドウインドからの光を遮光しない非遮光位置に変位できる。サンバイザ本体(図示せず)は、支持軸102と共に一体に水平方向に回転することによってフロントウインド側のフロント位置と、サイドウインド側のサイド位置に変位できる。
支持軸102内には、一対のサンバイザ側導電体W1が配索されている。各サンバイザ側導電体W1は、一端側がランプ(図示せず)に接続されている。一対のサンバイザ側導電体W1は、他端側が支持軸102の垂直先端部に導かれている。突出している箇所が一対のピン接点105に形成されている。一対のピン接点105の間には、介在部材106が配置されている。
ブラケット110は、ルーフトリム(図示せず)の下面に配置される。ブラケット110は、ボルト(図示せず)によってルーフパネル(図示せず)に取付けされる。ブラケット110の上面側には、コネクタ装着部111が設けられている。コネクタ装着部111に支持軸102の先端部及び一対のピン接点105が配置されている。
コネクタ120は、一対のバネ接点121を有する。一対のバネ接点121には、車体側電線(図示せず)が接続されている。コネクタ120は、ブラケット110のコネクタ装着部111に装着される。
サンバイザ本体(図示せず)がフロント位置に位置する場合には、図19(a)に示すように、一対のバネ接点121と一対のピン接点105が接触状態となる。これで、ランプ(図示せず)に通電可能状態となる。
サンバイザ本体(図示せず)をフロント位置からサイド位置に回転すると、図19(b)に示すように、一対のピン接点105がほぼ90度回転し、一対のバネ接点121と一対のピン接点105が非接触状態となる。これで、ランプに非通電状態となる。
特開2011−230559号公報
しかしながら、前記従来例の車両用サンバイザ100では、一対のバネ接点121と一対のピン接点105の間における接点荷重がバネ接点121のバネ圧によって決定される。例えば、サンバイザ本体(図示せず)をフロント位置からサイド位置に回転すると、一対のピン接点105が一対のバネ接点121より徐々に離れるため、各バネ接点121による接点荷重が下がり、接触抵抗が不安定になるという問題がある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、サンバイザ本体の回転位置に係わらず接点荷重が変化せずに、安定した接触抵抗が得られる車両用サンバイザを提供することを目的とする。
本発明は、電装品を有するサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体を支持する支持軸と、
前記支持軸を回転自在に支持し、車体ボディに取り付けされるブラケットと、前記支持軸と一体に回転する回転体と、前記回転体を収容し、前記回転体の回転位置を規制する回転体規制部を有するアンダーハウジングと、内装材に取り付けされ、前記アンダーハウジングと合体されるアッパーハウジングと、前記電装品からのサンバイザ側導電体が接続され、前記回転体の回転中心を中心とした円周方向に沿って配置された回転接点と、車体側電線が接続され、前記アッパーハウジングに固定されて前記回転接点上を摺動する固定接点とを備えたことを特徴とする車両用サンバイザである。
本発明によれば、サンバイザ本体の回転位置に係わらず接点荷重が変化せずに、安定した接触抵抗が得られる。
本発明の第1実施形態を示し、(a)は車体に取り付けされ、フロント位置の車両用サンバイザの概略図、(b)は車体に取り付けされ、サイド位置の車両用サンバイザの概略図である。 本発明の第1実施形態を示し、上方から見た車両用サンバイザの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、下方(車室側)から見た車両用サンバイザの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は車両用サンバイザの側面図、(b)は(a)のD1矢視図である。 本発明の第1実施形態を示し、図4(a)のA1−A1線断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図4(a)のC1−C1線断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図4(b)のB1−B1線断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図7のE1−E1線断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は回転体の導通・非道通範囲を示し、回転接点と固定接点が接触している状態の平面図、(b)は回転体の導通・非道通範囲を示し、回転接点と固定接点が非接触である状態の平面図である。 本発明の第2実施形態を示し、上方から見た車両用サンバイザの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、下方(車室側)から見た車両用サンバイザの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)は車両用サンバイザの側面図、(b)は(a)のD2矢視図である。 本発明の第2実施形態を示し、図12(a)のA2−A2線断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図12(a)のC2−C2線断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図12(b)のB2−B2線断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図15のE2−E2線断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)、(b)はそれぞれ支持軸の軸ブレを示す斜視図である。 従来例を示し、車両用サンバイザの分解斜視図である。 従来例を示し、(a)はサンバイザ本体がフロント位置にあって、接点間が接触状態を示す図、(a)はサンバイザ本体がサイド位置にあって、接点間が非接触状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図9は本発明の第1実施形態を示す。車両用サンバイザ1Aは、車両の運転席や助手席のフロントウインド上端近くの内装材であるルーフトリム2及び車体ボディであるルーフパネル3に取り付けされる。
ルーフトリム2には、ハウジング取付用の孔2a(図4等に示す)と、ボルト取付用の孔2bが形成されている。ルーフパネル3には、固定ナット6が2箇所に設けられている。
車両用サンバイザ1Aは、サンバイザ本体10と、サンバイザ本体10を支持する支持軸11と、支持軸11を回転自在に支持するブラケット20と、支持軸11と一体に回転する回転体30と、回転体30を収容するアンダーハウジング40と、アンダーハウジング40と合体するアッパーハウジング50とを備えている。
サンバイザ本体10は、遮光部材より形成されている。サンバイザ本体10は、支持軸11の水平軸周りに回転することによって、フロントウインド4又はサイドウインド(図示せず)からの光を遮光する遮光位置と、フロントウインド4又はサイドウインド(図示せず)からの光を遮光しない非遮光位置に変位できる。サンバイザ本体10は、支持軸11と共に一体に水平方向に回転することによってフロントウインド側のフロント位置(図1(a)の位置)と、サイドウインド側のサイド位置(図1(b)の位置)に変位できる。
サンバイザ本体10には、バニティーミラー(図示せず)が設けられている。サンバイザ本体10には、バニティーミラー(図示せず)に光を照射する電装品であるランプ(図示せず)が設けられている。
支持軸11は、途中で直角に折り曲げられた形状である。支持軸11の折り曲げ箇所を境として一方のストレート箇所(車体組付け状態では水平向きの箇所)にサンバイザ本体10が支持されている。支持軸11の折り曲げ箇所を境として他方のストレート箇所(車体組付け状態では垂直向きの箇所)がブラケット20を貫通している。支持軸11は、ブラケット20に軸方向Mに位置決めされた状態で回転自在に支持されている。
尚、以下の説明の便宜上、支持軸11の軸方向M及びその直交方向Nとは、他方のストレート箇所(車体組付け状態ではほほ垂直向きの箇所)の軸方向及びその直交方向を意味するものとする。
支持軸11の垂直先端部には、一対の円弧状接点12が設けられている。一対の円弧状接点12には、サンバイザ側導電体W1の一端側が接続されている。サンバイザ側導電体W1は、バスバーより形成され、支持軸11に一体に形成されている。サンバイザ側導電体W1の他端側がランプ(図示せず)側に接続されている。
ブラケット20には、支持軸11が貫通する支持孔21が設けられている。ブラケット20には、支持孔21を中心とする180度対向位置にボス部22が設けられている。ブラケット20には、各ボス部22内を貫通するボルト挿通孔23が形成されている。
ブラケット20には、支持孔21の外側位置に一対の係止アーム部24が設けられている。ブラケット20には、各係止アーム部24の両外側位置に一対の位置決めロッド26がそれぞれ立設されている。合計4本の位置決めロッド26は、支持孔21、換言すれば支持軸11を中心とする同一円周上に配置されている。
回転体30は、絶縁体の円板状である。回転体30の中心には、貫通孔31が形成されている。貫通孔31には、圧入によって支持軸11が貫通している。回転体30は、支持軸11と一体に回転する。
回転体30には、その上面に一対の回転接点32,33が設けられている。一対の回転接点32,33は、回転体30の回転中心を中心として互いに異なる半径の円周方向に沿って配置されている。外周側の回転接点32は、全周に亘って配置されている。内周側の回転接点33は、全周ではなく、一定の回転角度の領域にのみ配置されている。他の回転角度の領域は、非導通面33a(図9にて一点鎖線で示す領域)に形成されている。回転接点32,33の詳細は、図9に示されている。
回転体30の貫通孔31の周縁には、一対のバネ接点34が突設されている。一対のバネ接点34は、一対の回転接点32,33にそれぞれ接続されている。一対のバネ接点34は、支持軸11の一対の円弧状接点12にバネ圧によって接触している。
アンダーハウジング40は、略四角形の箱形状である。アンダーハウジング40は、本体部41とヒンジ42を介して連結された蓋部43とを有する。アンダーハウジング40には、本体部41と蓋部43の同一位置に貫通孔45が形成されている。この貫通孔45を支持軸11が貫通し、アンダーハウジング40の内部に回転体30が収容されている。本体部41の側面部には、一対の係止孔46がそれぞれ設けられている。本体部41の下面部には、4か所に位置決め用孔41aが設けられている。4か所の位置決め用孔41aは、貫通孔45、ひいては貫通孔45に貫通される支持軸11の中心に対して同一円周上に配置されている。
アンダーハウジング40は、その各位置決め用孔41aにブラケット20の各位置決めロッド26がそれぞれ挿入され、且つ、その各係止孔46の下縁面にブラケット20の各係止アーム部24が係止されることによって、ブラケット20に支持されている。詳細には、アンダーハウジング40の各位置決め用孔41aにブラケット20の各位置決めロッド26がそれぞれ挿入されることにより、アンダーハウジング40は、支持軸11の軸方向Mの直交方向Nに位置決めされた状態でブラケット20に支持されている。
アンダーハウジング40の本体部41には、回転体30の回転位置を規制する回転体規制部47が設けられている(図5参照)。回転体規制部47は、貫通孔45を中心として円周方向に沿って等間隔に立設された規制アーム部48と、貫通孔45の周縁に円周状に設けられた規制ボス部49とを有する。規制アーム部48は、上方への変位を規制する爪部48aを有する。規制アーム部48と規制ボス部49は、回転体30に対し支持軸11の軸方向M及びその直交方向Nの位置を規制している。
アッパーハウジング50は、略四角形状の端子収容部51と、端子収容部51の下方に一体に連接された嵌合部である嵌合枠部57とを有する。端子収容部51は、本体部52とヒンジ53を介して連結された蓋部54とを有する。端子収容部51の底面部には、支持軸11の収容穴51aが形成されている。端子収容部51内には、一対の端子固定用ブロック部55が設けられている(図6参照)。端子収容部51の底面部には、下方に向かって突出する一対の端子ガイド枠56が設けられている(図6参照)。端子収容部51の両端部には、下方に向かって突出する一対の係止アーム部59が設けられている。
嵌合枠部57は、下面を嵌合面とする方形状の枠体である。嵌合枠部57は、アンダーハウジング40の本体部41が隙間なく嵌り込む寸法に形成されている。嵌合枠部57にアンダーハウジング40の本体部41が嵌合する状態、つまり、双方のハウジング40,50の合体状態では、アンダーハウジング40の上面とアッパーハウジング50の端子収容部51の下面とが当接し、アンダーハウジング40の本体部41の全ての側面とアッパーハウジング50の嵌合枠部57の全ての内側面が当接した状態で係止アーム部59がアンダーハウジング40の各係止孔46に係止する。つまり、アッパーハウジング50とアンダーハウジング40は、支持軸11の軸方向M及びその直交方向Nにガタ付きなく合体される。
嵌合枠部57には、180度対向位置の2箇所に挟持部58が設けられている。各挟持部58は、上下2つの挟持片を有し、外側に向かって突出している。アッパーハウジング50は、2つの挟持部58でルーフトリム2の孔2aの周縁を挟み込むことによってルーフトリム2に取り付けられる。
アッパーハウジング50には、一対の固定接点60が固定されている。各固定接点60は、導電性部材より、電線圧接部61とハウジング固定部62とバネ接点部63とを一体に有する。電線圧接部61には、車体側電線W2が圧接接続されている。車体側電線W2は、芯線と芯線の外周を覆う絶縁被覆からなる被覆電線である。
ハウジング固定部62は、端子固定用ブロック部55を挟持している。これによって固定接点60は、アッパーハウジング50に固定されている。各バネ接点部63は、先端で折り返されたロッド形状を有する。各バネ接点部63の先端側は、端子ガイド枠56より下方に突出している。一対のバネ接点部63の各先端は、一対の回転接点32,33にバネ圧によって接触している。内周側のバネ接点部63は、回転体30の回転位置に応じて内周側の回転接点33上若しくは非導通面33a(図9にて一点鎖線で示す領域)上を摺動する。サンバイザ本体10のフロント側の位置では、内周側の回転接点33上に位置し(図9(a)の位置)、サンバイザ本体10のサイド側の位置では、非導通面33a(図9にて一点鎖線で示す)上に位置する(図9(b)の位置)。外周側のバネ接点部63は、回転体30の回転位置に関わらず、外周側の回転接点32上に位置する(図9参照)。
次に、車両用サンバイザ1Aの組付け手順を簡単に説明する。先ず、ルーフモジュールの組付けについて説明する。アッパーハウジング50の蓋部54を開口し、一対の固定接点60を端子固定用ブロック部55に取付ける。車体側電線W2を各固定接点60の電線圧接部61に圧接によって接続し、蓋部54を閉じる。2箇所の挟持部58をルーフトリム2の孔2aの周縁で挟み込むことでアッパーハウジング50をルーフトリム2に取り付ける。
次に、ルーフモジュールの組付け部品自体の組付け、及び、その組付け部品のルーフモジュールへの組付けについて説明する。ブラケット20に支持軸11を圧入する。蓋部43を開口状態としたアンダーハウジング40の貫通孔45に支持軸11の先端部を貫通させる。すると、貫通完了位置では、アンダーハウジング40の各位置決め用孔41aにブラケット20の各位置決めロッド26が入り込む。又、貫通完了位置では、ブラケット20の一対の係止アーム部24がアンダーハウジング40の一対の係止孔46の下縁面に係止する。これで、アンダーハウジング40は、ブラケット20に支持される。
次に、アンダーハウジング40を貫通した支持軸11の先端部に回転体30を圧入する。この圧入過程では、回転体30の周縁部がアンダーハウジング40の各規制アーム部48に干渉するが、各規制アーム部48が外側に弾性撓み変形して回転体30の挿入が許容される。圧入完了位置では、回転体30が規制アーム部48と規制ボス部49に位置規制された状態でアンダーハウジング40内に収容される。圧入完了位置では、支持軸11の一対の円弧状接点12に回転体30の一対のバネ接点34がそれぞれ接触する。その後、アンダーハウジング40の蓋部43を閉じる。これで、支持軸11が支持されたブラケット20にアンダーハウジング40と回転体30が組み付けされる。
次に、支持軸、ブラケット20、回転体30及びアンダーハウジング40の組付構造物をルーフモジュールに組付ける。具体的には、車室側よりアンダーハウジング40をアッパーハウジング50の嵌合枠部57に嵌合する。すると、アッパーハウジング50の一対の係止アーム部59がアンダーハウジング40の一対の係止孔46に係止する。これで、ルーフトリム2に支持されたアッパーハウジング50とアンダーハウジング40が合体する。
最後に、車室側からブラケット20のボルト挿通孔23にボルト5(図1に図示)を挿入し、ボルト5をルーフパネル3の固定ナット6(図1に図示)に螺入する。これで、車両用サンバイザ1Aの組付けが完了する。
サンバイザ本体10を支持軸11と共に回転すると、支持軸11と共に回転体30が一体に回転し、一対の固定接点60が回転体30上を摺動する。そして、サンバイザ本体10がフロントウインド側のフロント位置では、一対の固定接点60が一対の回転接点32,33上に位置し、ランプ(図示せず)に通電可能状態となる(図9(a))。又、サンバイザ本体10がサイドウインド側のサイド位置では、内周側の回転接点33が回転体30の非導通面33a上に位置し、ランプ(図示せず)に非通電状態となる(図9(b)。
以上説明したように、車両用サンバイザ1Aは、ランプ(図示せず)を有するサンバイザ本体10と、サンバイザ本体10を支持する支持軸11と、支持軸11を回転自在に支持し、ルーフパネル3に取り付けされるブラケット20と、支持軸11と一体に回転する回転体30と、回転体30を収容し、回転体30の回転位置を規制する回転体規制部47である規制アーム部48及び規制ボス部49を有するアンダーハウジング40と、ルーフトリム2に取り付けされ、アンダーハウジング40と合体されるアッパーハウジング50と、ランプ(図示せず)からのサンバイザ側導電体W1が接続され、回転体30に回転中心を中心として円周方向に沿って配置された一対の回転接点32,33と、車体側電線W2が接続され、アッパーハウジング50に固定されて一対の回転接点32,33上に摺動する一対の固定接点60とを備えている。
従って、アンダーハウジング40とアッパーハウジング50が合体によって一体化され、アッパーハウジング50に固定接点60が固定され、アンダーハウジング40に回転体30がその回転位置を規制された状態で回転自在に支持されるため、固定接点60と回転接点32,33について支持軸11の軸方向M及びその直交方向Nに対し所定の位置にそれぞれ配置される。そして、支持軸11を回転すると、支持軸11と一体に回転する回転体30に回転接点32,33が配置され、この回転接点32,33上を固定接点60が摺動するため、回転接点32,33と固定接点60間の接点荷重が支持軸11の回転位置によって変化しない。以上より、サンバイザ本体10の回転位置に係わらず接点荷重が変化せずに、安定した接触抵抗が得られる。
回転接点32,33は、回転体30の円周状に配置されるため、接点間の導通範囲・非導通範囲の変更を、内周側の回転接点33を設ける回転角度を変更することで容易に行うことができる。このように接点自由度が高いため、他車種への展開が容易である。尚、支持軸11の回転範囲に関わらず、常時導通状態とする場合には、回転体30の全周囲に亘って一対の回転接点32,33を配置すれば良い。
アンダーハウジング40は、ブラケット20に支持されており、アッパーハウジング50はアンダーハウジング40を介してブラケット20に支持されている。従って、アッパーハウジング50とアンダーハウジング40は、強剛性のルーフパネル3に固定されたブラケット20に支持されるため、支持軸11に軸ブレ方向の外力が作用しても、アッパーハウジング50とアンダーハウジング40が変位しない。これにより、支持軸11の軸ブレを抑制できる。
(第2実施形態)
図10〜図17は、本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態の車両用サンバイザ1Bを前記第1実施形態と比較するに、次の構成が相違する。
つまり、支持軸11の先端部には、先端側の突出する一対のストッパ係止部15が設けられている。ストッパ係止部15は、撓み変形によって支持軸11の径よりも縮径可能に形成されている。回転体30には、貫通孔31の周縁に一対のストッパ被係止部35が突設されている。支持軸11と回転体30の間には、回転体30を先端側に付勢する付勢手段であるコイルバネ36が介在されている。回転体30は、コイルバネ36のバネ力によってストッパ被係止部35が支持軸11のストッパ係止部15に係止されている。これによって、回転体30が支持軸11に一体に回転するよう取り付けされている。
従って、車両用サンバイザ1Bの組付けに際して、支持軸11をコイルバネ36とアンダーハウジング40に組付けた後に、支持軸11の先端より回転体30を挿入する。回転体30は、支持軸11の一対のストッパ係止部15が弾性撓み変形で縮径することによって挿入が許容される。支持軸11に挿入された回転体30は、コイルバネ36のバネ力によって支持軸11の先端側に向かって押圧される。この押圧力によってストッパ係止部15にストッパ被係止部35が係止し、回転体30が組付けされる。従って、支持軸11に回転体30を圧入することなく、回転体30を支持軸11の所定の組付け位置に組付けできる。
アンダーハウジング40は、ブラケット20に対して固定されていない。アッパーハウジング50は、嵌合枠部57によってアンダーハウジング40に固定され、且つ、アンダーハウジング40は、下記する回転体規制部47によって回転体30、ひいては支持軸11に支持されている。つまり、アンダーハウジング40とアッパーハウジング50は、支持軸11に支持されている。アッパーハウジング50はルーフトリム2に取り付けられているが、ルーフトリム2は剛性が弱いためにアッパーハウジング50の変位を弱い力でしか規制できない。
回転体規制部47は、図16にて詳しく示すように、前記第1実施形態と同様な構成の規制アーム部48と貫通孔45を中心として円周方向に沿って等間隔に立設された左右規制ロッド部70と下方規制リブ部71とを有する(図16参照)。左右規制ロッド部70は、規制アーム部48よりも回転体30の側周面に近接する位置に配置されている。下方規制リブ部71も規制ボス部49よりも上方に突出している。
規制アーム部48と下方規制リブ部71は、回転体30に対し、支持軸11の軸方向Mの変位を規制する。左右規制ロッド部70は、回転体30に対し、支持軸11の軸方向Mの直交方向Nの変位を規制する。
第2実施形態では、支持軸11の軸ブレを許容、換言すれば、支持軸11が第1実施形態のものよりも大きく軸ブレするため、アンダーハウジング40に対する回転体30の変位を第1実施形態よりも抑制している。
従って、図17(a)、(b)にように、支持軸11が軸ブレすると、アンダーハウジング40とアッパーハウジング50が回転体30と共に追従して変位する。このようにアンダーハウジング40とアッパーハウジング50が一体となって共に変位するため、回転接点32,33と固定接点60の接触位置がずれず、回転接点32,33と固定接点60の接触位置がずれることによる接触不良が生じない。
つまり、第2実施形態では、支持軸11の軸ブレを許容しつつ回転接点32,33と固定接点60の安定した接触を確保するものである。これに対し、第1実施形態では、支持軸11の軸ブレを極力抑制しつつ回転接点32,33と固定接点60の安定した接触を確保するものである。
他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付して説明を省略する。
この第2実施形態でも、前記第1実施形態と同様な理由によって、サンバイザ本体10の回転位置に係わらず接点荷重が変化せずに、安定した接触抵抗が得られる。
回転接点32,33は、回転体30の円周状に配置されるため、接点間の導通範囲・非導通範囲の変更を、内周側の回転接点33を配置する回転範囲を変更することで容易に行うことができる。このように接点自由度が高いため、他車種への展開が容易である。
前記第1、第2実施形態では、アッパーハウジング50は、端子収容部51と嵌合枠部57が一体に成形されたものであるが、端子収容部51と嵌合枠部57が別体に形成され、不図示の係合手段により一体化されるものであっても良い。
前記第1、第2実施形態では、固定接点60と回転接点32,33は、それぞれ2つであるが、本発明は1つでも、又、3つ以上でも適用できる。
前記第1、第2実施形態では、サンバイザ側導電体W1は、バスバーより形成されているが、これに限定されず、電気を伝送するための線状の部材であれば良い。
前記第1、第2実施形態では、車体側電線W2は、被覆電線であるが、これに限定されず、電気を伝送するための線状の部材であれば良い。
1A,1B 車両用サンバイザ
2 ルーフトリム(内装材)
3 ルーフパネル(車体ボディ)
10 サンバイザ本体
11 支持軸
12 円弧状接点
15 ストッパ係止部
20 ブラケット
30 回転体
32,33 回転接点
34 バネ接点
35 ストッパ被係止部
36 コイルバネ(付勢手段)
40 アンダーハウジング
47 回転体規制部
48 規制アーム部(回転体規制部)
49 規制ボス部(回転体規制部)
50 アッパーハウジング
57 嵌合枠部(嵌合部)
70 左右規制ロッド部(回転体規制部)
71 下方規制リブ部(回転体規制部)
W1 サンバイザ側導電体
W2 車体側電線

Claims (5)

  1. 電装品を有するサンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体を支持する支持軸と、
    前記支持軸を回転自在に支持し、車体ボディに取り付けされるブラケットと、
    前記支持軸と一体に回転する回転体と、
    前記回転体を収容し、前記回転体の回転位置を規制する回転体規制部を有するアンダーハウジングと、
    内装材に取り付けされ、前記アンダーハウジングと合体されるアッパーハウジングと、
    前記電装品からのサンバイザ側導電体が接続され、前記回転体の回転中心を中心とした円周方向に沿って配置された回転接点と、
    車体側電線が接続され、前記アッパーハウジングに固定されて前記回転接点上を摺動する固定接点とを備えたことを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1記載の車両用サンバイザであって、
    前記アンダーハウジングは、前記ブラケットに支持されており、
    前記アッパーハウジングは、前記アンダーハウジングを介して前記ブラケットに支持されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 請求項1記載の車両用サンバイザであって、
    前記アンダーハウジングは、前記ブラケットに対して支持されておらず、
    前記アンダーハウジングと前記アッパーハウジングは、前記ブラケットに対して自由に変位できるよう構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  4. 請求項3記載の車両用サンバイザであって、
    前記支持軸の先端部には、ストッパ係止部が設けられ、
    前記回転体には、ストッパ被係止部が設けられ、
    前記回転体を先端側に付勢する付勢手段が設けられ、
    前記付勢手段の付勢力によって前記ストッパ被係止部が前記ストッパ係止部に係止され、前記回転体が前記支持軸に一体に回転するよう取り付けされていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車両用サンバイザであって、
    前記サンバイザ側導電体と前記回転接点との電気的接続は、前記支持軸内を通って配索された前記サンバイザ側導電体が接続され、前記支持軸の外周面に配置された一対の円弧状接点と、
    前記回転体に設けられ、前記各円弧状接点にバネ力によってそれぞれ接触する一対のバネ接点とによって行われていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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