JP2014202105A - オイルポンプおよびそれを備えた動力伝達装置 - Google Patents

オイルポンプおよびそれを備えた動力伝達装置 Download PDF

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Nobukazu Ike
宣和 池
昌士 鬼頭
Masashi Kito
昌士 鬼頭
祐一 関
Yuichi Seki
祐一 関
佑介 ▲高▼▲橋▼
佑介 ▲高▼▲橋▼
Yusuke Takahashi
修 村井
Osamu Murai
修 村井
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Abstract

【課題】作動油貯留部からの作動油と油圧制御装置からの作動油との衝突に起因した作動油の流れの乱れを良好に低減する。【解決手段】リヤポンプカバー66は、作動油貯留部22aに接続されるリヤ側吸入油路66bと、油圧制御装置90から戻される作動油が流入するリヤ側還流油路66cとを有し、リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとは、作動油貯留部22aからの作動油と油圧制御装置90からの作動油とが衝突するように合流すると共に、ボディ内吸入油路64bを介してフロント側吸入ポート65aと連通し、リヤポンプカバー66には、リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとの合流部66dで油圧制御装置90からの作動油が作動油貯留部22aからの作動油を引き込みながらボディ内吸入油路64bへと向かうように油圧制御装置90からの作動油を指向させる突出部66tが形成される。【選択図】図6

Description

本発明は、オイルポンプおよびそれを備えた動力伝達装置に関する。
従来、作動油を貯留する作動油貯留部に接続された第1油路と、オイルポンプにより吐出された作動油を調圧して出力する油圧制御装置から戻される作動油が流入すると共に第1油路に合流する第2油路とを有するオイルポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、従来、自動変速機の主軸から離間した位置に設けられ、主軸側に設けられたドライブスプロケットからオイルポンプのドリブンスプロケットへとチェーンを介して動力が伝達されることにより駆動されるオイルポンプも知られている(例えば、特許文献2参照)。
米国特許5,878,632号明細書 特開2006−64002号公報
上記特許文献1に記載されたオイルポンプでは、第1油路と第2油路とが互いに鋭角をなすように配設されており、それにより、作動油貯留部からの作動油と油圧制御装置からの作動油とが衝突しないように双方を合流させ、作動油の流れの乱れに起因した作動油吸引量の低下やキャビテーションの発生を抑制することができる。しかしながら、作動油貯留部と油圧制御装置とオイルポンプとの位置関係によっては、作動油貯留部からの作動油と油圧制御装置からの作動油とが衝突するように第1および第2の油路を配設せざるを得ないことがあり、そのような構成では、第1油路と第2油路との合流部での作動油の衝突により作動油の流れの乱れを生じてしまう。そして、特に、特許文献2に記載されたような変速機の主軸から離間した位置に配置されるオイルポンプでは、このような問題が発生しまうおそれが高い。
そこで、本発明は、作動油貯留部からの作動油と油圧制御装置からの作動油との衝突に起因した作動油の流れの乱れを良好に低減することができるオイルポンプの提供を主目的とする。
本発明によるオイルポンプおよびそれを備えた動力伝達装置は、上記主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明によるオイルポンプは、
回転軸と一体に回転する外歯ギヤおよび該外歯ギヤと噛み合う内歯ギヤを収容するギヤ収容室を有するポンプハウジングを含み、作動油を貯留する作動油貯留部から吸入ポートを介して前記ギヤ収容室へと作動油を吸引すると共に、作動油を調圧して出力する油圧制御装置に吐出ポートを介して前記ギヤ収容室から作動油を吐出するオイルポンプにおいて、
前記ポンプハウジングは、前記作動油貯留部に接続される第1油路と、前記油圧制御装置から戻される作動油が流入する第2油路と、前記吸入ポートと連通すると共に前記第1油路を流れる前記作動油貯留部からの作動油と前記第2油路を流れる前記油圧制御装置からの作動油とが合流する合流部とを有し、
前記第1油路と前記第2油路とは、互いに対向するように設けられ、
前記ポンプハウジングの前記合流部には、前記ギヤ収容室側に向けて突出する突出部が形成されることを特徴とする。
このオイルポンプは、回転軸と一体に回転する外歯ギヤおよび外歯ギヤと噛み合う内歯ギヤを収容するギヤ収容室を有するポンプハウジングを含み、当該ポンプハウジングは、作動油貯留部に接続される第1油路と、油圧制御装置から戻される作動油が流入する第2油路と、吸入ポートと連通すると共に第1油路を流れる作動油貯留部からの作動油と第2油路を流れる油圧制御装置からの作動油とが合流する合流部とを有し、上記第1油路と第2油路とは、互いに対向するように設けられる。そして、ポンプハウジングの第1油路と第2油路との合流部には、ギヤ収容室側に向けて突出する突出部が形成される。これにより、突出部によって作動油貯留部からの作動油と油圧制御装置からの作動油とをギヤ収容室側に向かうように指向させることができるため、互いに対向するように設けられる第1および第2油路をそれぞれ流れる作動油同士の衝突を緩和して、両者の衝突による作動油の流れの乱れをより良好に低減することが可能となる。
また、前記吸入ポートは、前記第1油路よりも前記第2油路に近接するように形成された第1吸入ポートと、前記ギヤ収容室を挟んで前記第1吸入ポートとは反対側の位置に形成された第2吸入ポートとを含んでもよく、前記ポンプハウジングには、前記ギヤ収容室を挟んで前記第1および第2油路とは反対側の位置に前記第2吸入ポートと連通する第3油路が形成されてもよく、前記突出部は、前記油圧制御装置からの作動油が前記合流部で前記作動油貯留部からの作動油を引き込みながら前記第3油路へと向かうように該油圧制御装置からの作動油を指向させるものであってもよい。このように、突出部によって油圧制御装置からの作動油を第1油路と第2油路との合流部で作動油貯留部からの作動油を引き込みながら第3油路へと向かうように指向させることで、特に油圧制御装置から第2油路へと戻される作動油の量が多いときに、油圧制御装置からの作動油を第2油路から第1吸入ポートに導くと共に、作動油貯留部からの作動油を油圧制御装置からの作動油と共に第2吸入ポートに導いてオイルポンプの作動油の吸入量(ギヤ収容室への吸入量)をより安定に確保することができ、更に、第1油路から第1吸入ポートに流入しようとする作動油貯留部からの作動油と油圧制御装置からの作動油との衝突を緩和して、両者の衝突による作動油の流れの乱れをより良好に低減することが可能となる。
更に、前記ポンプハウジングは、前記ギヤ収容室を有するポンプボディと、前記第1油路、前記第2油路および前記第1吸入ポートを有すると共に前記ポンプボディの一端を覆う第1カバーと、前記第3油路および前記第2吸入ポートを有すると共に前記ポンプボディの他端を覆う第2カバーとを含んでもよく、前記ポンプボディは、前記第1カバーの前記第2油路よりも前記第1油路に近接して形成されて該第1および第2油路と連通すると共に前記第2カバーの前記第3油路と連通するボディ内油路を有してもよく、前記突出部は、前記油圧制御装置からの作動油が前記合流部で前記作動油貯留部からの作動油を引き込みながら前記ボディ内油路を介して前記第3油路へと供給されるように前記油圧制御装置からの作動油を指向させるものであってもよい。これにより、作動油貯留部からの作動油を油圧制御装置からの作動油と共にスムースに第2吸入ポートに導くことが可能となる。
また、前記第1油路と前記第2油路とは、それぞれの前記ギヤ収容室側と反対側の内壁部が前記外歯ギヤおよび内歯ギヤの径方向に対して平行な同一平面上に位置するように形成されてもよく、前記突出部は、前記内壁部から前記ギヤ収容室側に向けて突出してもよい。これにより、オイルポンプの軸長の短縮化を図ることが可能となる。
本発明によるオイルポンプを備えた動力伝達装置は、
上記オイルポンプと、前記油圧制御装置からの作動油により駆動される油圧機器を含む変速機と、前記作動油貯留部と、前記作動油貯留部と前記オイルポンプとの間に配置されると共に該作動油貯留部から前記オイルポンプにより吸引される作動油を濾過するストレーナと、前記油圧制御装置と、少なくとも前記オイルポンプ、前記変速機および前記ストレーナを収容するケースとを備えた動力伝達装置であって、
前記オイルポンプは、前記ストレーナと前記油圧制御装置との間に配置されることを特徴とする。
この動力伝達装置では、オイルポンプは、作動油貯留部からオイルポンプにより吸引される作動油を濾過するストレーナと油圧制御装置との間に配置される。このように、オイルポンプの一側にストレーナが配置されると共に他側に油圧制御装置が配置される場合、第1および第2油路を互いに対向するように(作動油貯留部からの作動油と油圧制御装置からの作動油とが衝突するように)配設せざるを得なくなることがあるが、本発明によるオイルポンプによれば、このような構成の動力伝達装置においても、油圧制御装置からの作動油と作動油貯留部からの作動油との衝突を緩和して、両者の衝突による作動油の流れの乱れをより良好に低減することが可能となる。
本発明によるオイルポンプ60を含む動力伝達装置20の概略構成図である。 自動変速機25の各変速段とクラッチおよびブレーキの作動状態との関係を示す作動表である。 動力伝達装置20を流体伝動装置23側からみた正面図である。 動力伝達装置20の要部を示す断面図である。 オイルポンプ60をフロントポンプカバー65側からみた正面図である。 図5中のA−A線に沿った断面図である。
次に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明のよるオイルポンプ60を備えた動力伝達装置20の概略構成図である。同図に示す動力伝達装置20は、前輪駆動式の自動車10に搭載される図示しないエンジンのクランクシャフトに接続されると共にエンジンからの動力を左右の駆動輪(前輪)DWに伝達可能なものである。図示するように、動力伝達装置20は、トランスミッションケース22や、流体伝動装置23、トランスミッションケース22内に収容される自動変速機25、ギヤ機構40、差動機構(デファレンシャルギヤ)50、オイルポンプ60、オイルポンプ60により吸引される作動油(ATF)を濾過するストレーナ80(図3参照)、オイルポンプ60から吐出された作動油を調圧して出力する油圧制御装置90等を備える。
流体伝動装置23は、トルク増幅作用を有するトルクコンバータとして構成されており、トランスミッションケース22の一部を構成するコンバータハウジング221内に収容される(図4参照)。流体伝動装置23は、図1に示すように、エンジンのクランクシャフトに接続される入力側のポンプインペラ23pや、自動変速機25の入力軸(入力部材)26に接続される出力側のタービンランナ23t、ポンプインペラ23pおよびタービンランナ23tの内側に配置されてタービンランナ23tからポンプインペラ23pへの作動油(ATF)の流れを整流するステータ23s、ステータ23sの回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチ23o、ロックアップクラッチ23c等を含むものである。
自動変速機25は、6段変速式の変速機として構成されており、図1に示すように、シングルピニオン式遊星歯車機構30や、ラビニヨ式遊星歯車機構35、入力側から出力側までの動力伝達経路を変更するための3つのクラッチC1,C2およびC3、2つのブレーキB1およびB2並びにワンウェイクラッチF1等を含む。シングルピニオン式遊星歯車機構30は、トランスミッションケース22に固定された外歯歯車であるサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置されると共に入力軸26に接続された内歯歯車であるリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリヤ34とを有する。
ラビニヨ式遊星歯車機構35は、外歯歯車である2つのサンギヤ36a,36bと、自動変速機25の出力軸(出力部材)27に固定された内歯歯車であるリングギヤ37と、サンギヤ36aに噛合する複数のショートピニオンギヤ38aと、サンギヤ36bおよび複数のショートピニオンギヤ38aに噛合すると共にリングギヤ37に噛合する複数のロングピニオンギヤ38bと、互いに連結された複数のショートピニオンギヤ38aおよび複数のロングピニオンギヤ38bを自転かつ公転自在に保持すると共にワンウェイクラッチF1を介してトランスミッションケース22に支持されたキャリヤ39とを有する。また、自動変速機25の出力軸27は、ギヤ機構40および差動機構50を介して駆動輪DWに接続される。
クラッチC1は、ピストン、複数の摩擦板や相手板、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、シングルピニオン式遊星歯車機構30のキャリヤ34とラビニヨ式遊星歯車機構35のサンギヤ36aとを締結すると共に両者の締結を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチ(摩擦係合要素)である。クラッチC2は、ピストン、複数の摩擦板や相手板、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、入力軸26とラビニヨ式遊星歯車機構35のキャリヤ39とを締結すると共に両者の締結を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。クラッチC3は、ピストン、複数の摩擦板や相手板、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、シングルピニオン式遊星歯車機構30のキャリヤ34とラビニヨ式遊星歯車機構35のサンギヤ36bとを締結すると共に両者の締結を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。
ブレーキB1は、油圧サーボを含むバンドブレーキあるいは多板摩擦式ブレーキとして構成されており、ラビニヨ式遊星歯車機構35のサンギヤ36bをトランスミッションケース22に固定すると共にサンギヤ36bのトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる油圧ブレーキである。ブレーキB2は、油圧サーボを含むバンドブレーキあるいは多板摩擦式ブレーキとして構成されており、ラビニヨ式遊星歯車機構35のキャリヤ39をトランスミッションケース22に固定すると共にキャリヤ39のトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる油圧ブレーキである。また、ワンウェイクラッチF1は、例えばインナーレースやアウターレース、複数のスプラグ等を含み、インナーレースに対してアウターレースが一方向に回転した際にスプラグを介してトルクを伝達すると共に、インナーレースに対してアウターレースが他方向に回転した際に両者を相対回転させるものである。ただし、ワンウェイクラッチF1は、ローラ式といったようなスプラグ式以外の構成を有するものであってもよい。
これらのクラッチC1〜C3、ブレーキB1およびB2は、油圧制御装置90による作動油の給排を受けて動作する。図2に、自動変速機25の各変速段とクラッチC1〜C3、ブレーキB1およびB2の作動状態との関係を表した作動表を示す。自動変速機25は、クラッチC1〜C3、ブレーキB1およびB2を図2の作動表に示す状態とすることで第1速から第6速の前進段と後進段とを提供する。図2に示すように、自動変速機25の第1速は、クラッチC1が係合した状態でワンウェイクラッチF1が係合することにより形成され、第2速から第4速は、クラッチC1を係合させると共にブレーキB1、クラッチC2およびC3の何れかを係合させることにより形成される。また、自動変速機25の第5速および第6速は、クラッチC2を係合させると共にクラッチC3およびブレーキB1の何れかを係合させることにより形成される。なお、クラッチC1〜C3、ブレーキB1およびB2の少なくとも何れかは、ドグクラッチといった噛み合い係合要素とされてもよい。
ギヤ機構40は、自動変速機25の出力軸27に連結されるカウンタドライブギヤ41と、自動変速機25の入力軸26と平行に延在するカウンタシャフト42に固定されると共にカウンタドライブギヤ41に噛合するカウンタドリブンギヤ43と、カウンタシャフト42に形成(あるいは固定)されたドライブピニオンギヤ(ファイナルドライブギヤ)44と、ドライブピニオンギヤ44に噛合すると共に差動機構50に連結されるデフリングギヤ(ファイナルドリブンギヤ)45とを有する。
続いて、図3および図4を参照しながら、オイルポンプ60、ストレーナ80および油圧制御装置90について説明する。図3は、動力伝達装置20を流体伝動装置23側からみた正面図であり、図4は、動力伝達装置20の要部を示す断面図である。
オイルポンプ60は、トランスミッションケース22内に収容されたギヤポンプであり、ロータ(回転軸)61と、複数の外歯を有すると共にロータ61に固定された(ロータ61と一体に回転する)外歯ギヤ62と、外歯ギヤ62の外歯に噛合する当該外歯の総数よりも1つ多い複数の内歯を有すると共に当該外歯ギヤ62に対して偏心して配置される内歯ギヤ63と、外歯ギヤ62および内歯ギヤ63を収容するギヤ収容室64aを画成するポンプボディ64、当該ポンプボディ64に締結されるフロントポンプカバー65およびリヤポンプカバー66から構成されるポンプハウジング67と、ロータ61にエンジンからの動力を伝達するチェーン駆動機構70とを含む。ただし、ポンプハウジング67は、ポンプボディ64とフロントポンプカバー65とが一体の部材として形成されるものであってもよいし、ポンプボディ64とリヤポンプカバー66とが一体の部材として形成されるものであってもよい。オイルポンプ60は、回転軸としてのロータ61が自動変速機25の入力軸26とは異なる軸上に位置するようにトランスミッションケース22の下部、すなわちギヤ機構40のデフリングギヤ45の側方に配置される。これにより、ロータ61を入力軸26と同軸上に配置する場合に比べて、ロータ61、外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の外径を小さくすることができるため、オイルポンプ60全体の小型化を図ることが可能となる。
フロントポンプカバー65は、ポンプボディ64の流体伝動装置23側(図4中の右側)の一端を覆うフランジ部651と、フランジ部651から軸方向に延出される円筒状のボス部652とを含む。フランジ部651は、複数のボルトによりトランスミッションケース22に締結されると共に、トランスミッションケース22内で上述のコンバータハウジング221と対向するように延在する。また、フランジ部651は、ボス部652から径方向に離間するように形成された貫通孔651oを有しており、当該貫通孔651oには、ブッシュを介してロータ61が回転自在に嵌合される。フロントポンプカバー65のボス部652は、その中心を貫通する貫通孔652oを有し、当該貫通孔652oには、トランスミッションケース22と一体化されて自動変速機25の入力軸26を回転自在に支持する固定軸部28が圧入される。これにより、フロントポンプカバー65は、オイルポンプ60のロータ61が自動変速機25の入力軸26から離間するように複数のボルトおよび固定軸部28を介してトランスミッションケース22により支持される。
リヤポンプカバー66は、ポンプボディ64の流体伝動装置23と反対側(図4中の左側)の一端を覆うと共に、ポンプボディ64とは反対側の端面がトランスミッションケース22に形成された図示しない当接部に当接するように配置される。そして、リヤポンプカバー66は、ポンプボディ64を介してフロントポンプカバー65に複数のボルトにより締結される。これにより、ポンプボディ64、フロントポンプカバー65およびリヤポンプカバー66が一体化されてトランスミッションケース22に固定される。また、リヤポンプカバー66には、ブッシュを介してロータ61を回転自在に支持するロータ支持孔66oが形成されている。
エンジンからの動力をオイルポンプ60のロータ61に伝達するチェーン駆動機構70は、流体伝動装置23のポンプインペラ23pにハブ29を介して連結されたドライブスプロケット71と、ドライブスプロケット71よりも下方に配置されると共にロータ61に取り付けられるドリブンスプロケット72と、ドライブスプロケット71およびドリブンスプロケット72に巻き掛けられるチェーン73とを有する。
ドライブスプロケット71は、外周にギヤ歯が形成された環状のギヤ部材として構成され、当該ギヤ歯を有するディスク部71aと、ディスク部71aから軸方向に延びると共に中心孔71oを有するボス部71bとを含む。ドライブスプロケット71は、ボス部71bの中心孔71oがフロントポンプカバー65のボス部652に回転自在に嵌合される。また、ボス部71bの流体伝動装置23側(図4中右側)の端部には、ハブ29に形成されたスプラインと係合可能なスプラインが形成されており、当該スプラインによってボス部71bとハブ29とが連結されることにより、ドライブスプロケット71がポンプインペラ23pと一体に回転可能となる。
ドリブンスプロケット72は、外周にギヤ歯が形成された環状のギヤ部材として構成される。ドリブンスプロケット72の中心孔72oには、オイルポンプ60のロータ61が固定される。そして、ドライブスプロケット71およびドリブンスプロケット72のそれぞれの外周に形成されたギヤ歯には、チェーン73が巻き掛けられる。これにより、エンジンからの動力をドライブスプロケット71,チェーン73およびドリブンスプロケット72を介してオイルポンプ60のロータ61へと伝達し、外歯ギヤ62および内歯ギヤ63を回転駆動することが可能となる。
ストレーナ80は、トランスミッションケース22の下部に形成された作動油貯留部22a内で開口すると共にオイルポンプ60に接続され、作動油貯留部22aからオイルポンプ60に吸引される作動油(ATF)を濾過する。ストレーナ80は、図3に示すように、オイルポンプ60のデフリングギヤ45側の側方に位置するようにトランスミッションケース22内に配置される。このように、オイルポンプ60およびストレーナ80をデッドスペースとなりがちなデフリングギヤ45の側方のスペースに配置することにより、動力伝達装置20の小型化を図ることが可能となる。
油圧制御装置90は、オイルポンプ60から吐出された作動油を調圧して流体伝動装置23や自動変速機25を作動させるための油圧を生成すると共に、各種軸受といった潤滑冷却対象に潤滑冷却媒体としての作動油を供給する。油圧制御装置90は、オイルポンプ60を介してストレーナ80の反対側に位置するように、トランスミッションケース22の側部に取り付けられる。これにより、オイルポンプ60は、ストレーナ80と油圧制御装置90との間に配置されることになる。油圧制御装置90は、図示しない複数の油路を有するバルブボディや、バルブボディと図示しないスプールやスプリングとにより構成される複数のレギュレータバルブやリレーバルブ、バルブボディに取り付けられて当該バルブボディの油路と共に油圧回路を構成する複数のリニアソレノイドバルブおよびオンオフソレノイドバルブ等(何れも図示省略)を含む。また、油圧制御装置90のバルブボディには、オイルポンプ60からの作動油のうちの流体伝動装置23や自動変速機25、各種潤滑冷却対象に供給されずに余剰となった作動油(ドレン油)をオイルポンプ60に戻すための図示しない還流油路が形成されている。
更に、図5および図6を参照しながら、オイルポンプ60内の油路構造について説明する。図5は、オイルポンプ60をフロントポンプカバー65側からみた正面図であり、図6は、図5中のA−A線に沿った断面図である。ただし、説明の簡単のため、図6においては、ギヤ収容室64a内に収容される外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の記載を省略する。
オイルポンプ60のポンプボディ64は、それぞれギヤ収容室64aの側方(外方)に形成されてオイルポンプ60の軸方向に延びるボディ内吸入油路64b(ボディ内油路)およびボディ内還流油路64cを有する。図5および図6に示すように、ボディ内吸入油路64bは、ギヤ収容室64aの側方でストレーナ80に近接するようにポンプボディ64に形成され、ボディ内還流油路64cは、ギヤ収容室64aの側方で油圧制御装置90に近接するようにポンプボディ64に形成される。
また、オイルポンプ60のフロントポンプカバー65には、略円弧状に延びるフロント側吸入ポート65a(第2吸入ポート)と、略円弧状に延びるフロント側吐出ポート65bと、当該フロント側吐出ポート65bと連通するフロント側吐出油路65cとが形成されている。フロント側吸入ポート65aは、ギヤ収容室64a内で外歯ギヤ62の外歯と内歯ギヤ63の内歯とにより画成される複数の歯間室のうちの外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の回転に伴って膨張する歯間室と連通する。また、フロント側吐出ポート65bは、ギヤ収容室64a内で外歯ギヤ62の外歯と内歯ギヤ63の内歯とにより画成される複数の歯間室のうちの外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の回転に伴って収縮する歯間室と連通する。フロント側吐出油路65cは、フロント側吐出ポート65bからフロントポンプカバー65の油圧制御装置90側の端部まで延在して開口するように形成され、トランスミッションケース22に形成された図示しない油路を介して油圧制御装置90に接続される。
また、フロントポンプカバー65には、フロント側吸入ポート65aおよびポンプボディ64のボディ内吸入油路64bと連通するフロント側吸入油路65d(第3油路)と、ポンプボディ64のボディ内還流油路64cと連通するフロント側還流油路65eとが形成されている。フロント側吸入油路65dは、ボディ内吸入油路64bとの連通部からフロント側吸入ポート65aに向けてオイルポンプ60の径方向に延びるように形成される。フロント側還流油路65eは、ボディ内還流油路64cとの連通部からフロントポンプカバー65の油圧制御装置90側の端部まで延在して開口するように形成され、トランスミッションケース22に形成された図示しない油路を介して油圧制御装置90のバルブボディに形成された還流油路に接続される。これにより、フロント側還流油路65eの内部には、油圧制御装置90からオイルポンプ60に戻される作動油が流入する。
更に、オイルポンプ60のリヤポンプカバー66には、略円弧状に延びるリヤ側吸入ポート66a(第1吸入ポート)と、ストレーナ80の吐出口80oと連通するリヤ側吸入油路66b(第1油路)と、ポンプボディ64のボディ内還流油路64cと連通するリヤ側還流油路66c(第2油路)とが形成されている。リヤ側吸入ポート66aは、ギヤ収容室64aを挟んでフロントポンプカバー65のフロント側吸入ポート65aと対向するように(フロント側吸入ポート65aの反対側に位置するように)形成され、ギヤ収容室64a内で外歯ギヤ62の外歯と内歯ギヤ63の内歯とにより画成される複数の歯間室のうちの外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の回転に伴って膨張する歯間室と連通する。
リヤ側吸入油路66bおよびリヤ側還流油路66cは、ギヤ収容室64aを挟んでフロント側吸入ポート65dの反対側に位置するようにリヤポンプカバー66に形成される。リヤ側吸入油路66bは、ストレーナ80の吐出口80oとの接続部からリヤ側吸入ポート66aに向けてリヤポンプカバー66の径方向に延在し、当該リヤ側吸入油路66bの内部には、ストレーナ80を介してオイルポンプ60により吸引される作動油貯留部22aからの作動油が流入する。また、リヤ側還流油路66cは、ボディ内還流油路64cとの連通部からリヤ側吸入ポート66aおよびリヤ側吸入油路66bに向けてリヤポンプカバー66の径方向に延在し、当該リヤ側還流油路66cの内部には、フロントポンプカバー65のフロント側還流油路65eおよびボディ内還流油路64cを介して油圧制御装置90から戻される作動油が流入する。
そして、リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとは、リヤ側吸入ポート66aおよびポンプボディ64のボディ内吸入油路64bと連通する合流部66dで合流する。この結果、リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとは、当該合流部66dを介してリヤ側吸入ポート66aおよびボディ内吸入油路64bと連通する。本実施形態において、リヤポンプカバー66のリヤ側吸入ポート66aは、図6に示すように、合流部66dよりもリヤ側還流油路66c側に、すなわちリヤ側吸入油路66b(第1油路)よりもリヤ側還流油路66c(第2油路)に近接するようにリヤポンプカバー66に形成される。また、ポンプボディ64のボディ内吸入油路64bは、リヤ側還流油路66cよりもリヤ側吸入油路66bに近接するようにポンプボディ64に形成される。また、図6に示すように、リヤ側吸入油路66bのギヤ収容室64a側(ポンプボディ64側)と反対側の内壁部661bと、リヤ側還流油路66cのギヤ収容室64a側(ポンプボディ64側)と反対側の内壁部661cとは、外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の径方向に対して平行な同一平面上に形成される。これにより、オイルポンプ60の軸長の短縮化を図ることが可能となる。
本実施形態の動力伝達装置20では、上述のように、ストレーナ80がオイルポンプ60の側方(一側)に配置されると共に、油圧制御装置90がオイルポンプ60を介してストレーナ80の反対側(他側)に位置するようにトランスミッションケース22の側部に取り付けられる。このため、ストレーナ80に接続されるリヤ側吸入油路66bと、油圧制御装置90に接続されるリヤ側還流油路66cとは、図6に示すように、互いに対向するよう、すなわち、リヤ側吸入油路66bを流通した作動油貯留部22aからの作動油とリヤ側還流油路66cを流通した油圧制御装置90からの作動油とが合流部66dでほぼ正面から衝突するようにリヤポンプカバー66内に配設される。ここで、「互いに対向するように配設される」には、リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとが同一直線上に配置されて互いに正面から合流する場合のみならず、リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとが所定の角度をもって合流する場合も含むものとし、本実施形態では、リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとは、それぞれを流れる作動油の流通方向が鈍角をなすようにリヤポンプカバー66に形成される。
そして、本実施形態のオイルポンプ60では、リヤ側吸入油路66bを流通した作動油貯留部22aからの作動油とリヤ側還流油路66cを流通した油圧制御装置90からの作動油との衝突を緩和させるべく、図6に示すように、リヤポンプカバー66の合流部66d近傍の内壁部(内壁部661bおよび661c)にギヤ収容室64a側(ポンプボディ64側)に向けて突出する突出部66tが形成される。突出部66tは、合流部66dのリヤ側吸入油路66b側(ストレーナ80の吐出口80o側)に形成されてリヤ側吸入ポート66aおよびリヤ側還流油路66cに近づくにつれてポンプボディ64に近接するように傾斜する第1半部661tと、合流部66dのリヤ側還流油路66c側(リヤ側吸入ポート66a側)に形成されてリヤ側吸入油路66bに近づくにつれてポンプボディ64に近接するように傾斜する第2半部662tとを含む。そして、第2半部662tの傾斜角度は、リヤ側還流油路66c側から合流部66dに流れ込む作動油をボディ内吸入油路64bの外周側に位置するポンプボディ64の壁部へと指向させるように定められる。
次に、上述のように構成されたオイルポンプ60の動作について説明する。
オイルポンプ60を含む動力伝達装置20を搭載した自動車10において、図示しないエンジンが運転される際には、エンジンからの動力が流体伝動装置23のポンプインペラ23p、ハブ29およびチェーン駆動機構70を介してオイルポンプ60のロータ61へと伝達され、ロータ61に固定された外歯ギヤ62が内歯ギヤ63に対して偏心して回転する。これにより、作動油貯留部22aに貯留された作動油がストレーナ80を介してオイルポンプ60のリヤポンプカバー66に形成されたリヤ側吸入油路66bへと吸引される。リヤ側吸入油路66bに吸引された作動油は、リヤ側吸入ポート66aを介してポンプボディ64のギヤ収容室64a内(上述の膨張する歯間室内)に流入すると共に、ポンプボディ64のボディ内吸入油路64b、フロントポンプカバー65のフロント側吸入油路65dおよびフロント側吸入ポート65aを介してギヤ収容室64a内(上述の膨張する歯間室内)に流入する。ギヤ収容室64a内に吸引された作動油は、フロントポンプカバー65のフロント側吐出ポート65b、フロント側吐出油路65c、トランスミッションケース22の図示しない油路を介して油圧制御装置90へと圧送され、油圧制御装置90は、オイルポンプ60からの作動油を調圧して流体伝動装置23や自動変速機25、各種潤滑冷却対象に供給する。
オイルポンプ60から油圧制御装置90に供給された作動油のうち、流体伝動装置23や自動変速機25、各種潤滑冷却対象に供給されずに余剰となった作動油(ドレン油)は、上述のように、バルブボディに形成された図示しない還流油路からオイルポンプ60のフロントポンプカバー65のフロント側還流油路65eへと戻される。こうして油圧制御装置90から戻される作動油は、フロントポンプカバー65のフロント側還流油路65eからポンプボディ64のボディ内還流油路64cを介してリヤポンプカバー66のリヤ側還流油路66cへと流入する。そして、リヤ側還流油路66cに流入した油圧制御装置90からの作動油は、上述の合流部66dで、リヤ側吸入油路66bを流れる作動油貯留部22aからの作動油と合流する。
ここで、油圧制御装置90から戻されてリヤ側還流油路66cへと流入する作動油の流量が少なければ、リヤ側吸入油路66bを流れる作動油貯留部22aからの作動油と、油圧制御装置90からの作動油とは合流部66dでスムースに合流し、リヤ側吸入ポート66aやフロント側吸入ポート65aへと流入する。これに対して、オイルポンプ60の回転数が高く、オイルポンプ60から油圧制御装置90へと供給される作動油の量が多いときには、油圧制御装置90からオイルポンプ60へ戻される作動油量も増加する。そして、何ら対策を施さなければ、リヤ側吸入油路66bを流れる作動油貯留部22aからの作動油と、油圧制御装置90からの作動油とは合流部66dで比較的強く衝突することにより、当該合流部66d付近で作動油の流れの乱れを生じてしまうおそれがある。
これを踏まえて、本実施形態のオイルポンプ60では、上述のように、合流部66dで作動油貯留部22aからの作動油をポンプボディ64のボディ内吸入油路64bへと指向させる突出部66tがリヤポンプカバー66に形成されている。これにより、オイルポンプ60から油圧制御装置90へと供給される作動油の量が多いときには、リヤ側還流油路66cを流通した油圧制御装置90からの作動油がポンプボディ64のボディ内吸入油路64bを介してフロント側吸入油路65dに供給され(図6における太い実線矢印参照)、ボディ内吸入油路64bに近接して配置されたリヤ側吸入油路66bを流通する作動油貯留部22aからの作動油を引き込みながらフロントポンプカバー65のフロント側吸入油路65dへと流入する(図6における破線矢印参照)。この結果、オイルポンプ60では、特に油圧制御装置90からリヤ側還流油路66cへと戻される作動油の量が多いときに、油圧制御装置90からの作動油と作動油貯留部22aからの作動油との衝突を緩和して、両者の衝突による作動油の流れの乱れをより良好に低減することが可能となる。従って、動力伝達装置20では、作動油の流れの乱れに起因したオイルポンプ60の作動油吸引量の低下やキャビテーションの発生を良好に抑制することができる。
また、本実施形態では、ボディ内吸入油路64bは、リヤ側還流油路66cよりもリヤ側吸入油路66bに近接するようにポンプボディ64に形成されている。従って、リヤ側還流油路66cからボディ内吸入油路64bに向かって流れる油圧制御装置90からの作動油によるリヤ側吸入油路66bからの作動油の引き込みを促進させて、作動油貯留部22aからの作動油を油圧制御装置90からの作動油と共にスムースにフロント側吸入ポート65aに導くことができる。
更に、本実施形態では、リヤポンプカバー66のリヤ側吸入ポート66aが合流部66dよりもリヤ側還流油路66c側に、すなわちリヤ側吸入油路66b(第1油路)よりもリヤ側還流油路66c(第2油路)に近接するようにリヤポンプカバー66に形成される。これにより、オイルポンプ60から油圧制御装置90へと供給される作動油の量が多いときには、主に油圧制御装置90からの作動油をリヤ側還流油路66cからリヤ側吸入ポート66aに導くと共に、リヤ側吸入油路66bを流通した作動油貯留部22aからの作動油をリヤ側還流油路66cを流通した油圧制御装置90からの作動油と共にフロント側吸入ポート65aに導いてオイルポンプ60の作動油の吸入量をより安定に確保することができる。また、リヤ側吸入油路66bからリヤ側吸入ポート66aに流入しようとする作動油貯留部22aからの作動油(図6における点線矢印参照)と、リヤ側還流油路66cを流通した油圧制御装置90からの作動油との衝突による作動油の流れの乱れを低減することが可能となる。
以上、説明したように、動力伝達装置20に含まれるオイルポンプ60は、ロータ61と一体に回転する外歯ギヤ62および外歯ギヤ62と噛み合う内歯ギヤ63を収容するギヤ収容室64aを有するポンプハウジング67を含み、当該ポンプハウジング67は、作動油貯留部22aに接続されるリヤ側吸入油路66bと、油圧制御装置90から戻される作動油が流入するリヤ側還流油路66cと、フロント側吸入ポート65aおよびリヤ側吸入ポート66aと連通すると共にリヤ側吸入油路66bを流れる作動油貯留部22aからの作動油とリヤ側還流油路66cを流れる油圧制御装置90からの作動油とが合流する合流部66dとを有し、上記リヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとは、互いに対向するように設けられる。そして、ポンプハウジング67のリヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとの合流部66dには、ギヤ収容室64a側に向けて突出する突出部66tが形成される。これにより、突出部66tによって油圧制御装置90からの作動油と作動油貯留部22aからの作動油とをギヤ収容室64a側に向かうように指向させることができるため、互いに対向するように設けられるリヤ側吸入油路66bおよびリヤ側還流油路66cをそれぞれ流れる作動油同士の衝突を緩和して、両者の衝突による作動油の流れの乱れをより良好に低減することが可能となる。従って、本実施形態の動力伝達装置20では、作動油の流れの乱れに起因したオイルポンプ60の作動油吸引量の低下やキャビテーションの発生を良好に抑制することができる。
また、オイルポンプ60は、リヤ側吸入油路66bよりもリヤ側還流油路66cに近接するように形成されたリヤ側吸入ポート66a(第1吸入ポート)と、ギヤ収容室64aを挟んでリヤ側吸入ポート66aとは反対側の位置に形成されたフロント側吸入ポート65a(第2吸入ポート)とを含み、ポンプハウジング67には、ギヤ収容室64aを挟んでリヤ側吸入油路66bおよびリヤ側還流油路66cとは反対側の位置にフロント側吸入ポート65aと連通するフロント側吸入油路65dが形成され、突出部66tは、油圧制御装置90からの作動油が合流部66dで作動油貯留部22aからの作動油を引き込みながら(ボディ内吸入油路64bを介して)フロント側吸入油路65dへと向かうように油圧制御装置90からの作動油を指向させるものである。このように、突出部66tによって油圧制御装置90からの作動油をリヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとの合流部66dで作動油貯留部22aからの作動油を引き込みながらフロント側吸入油路65dへと向かうように指向させることで、特に油圧制御装置90からリヤ側還流油路66cへと戻される作動油の量が多いときに、油圧制御装置90からの作動油をリヤ側還流油路66cからリヤ側吸入ポート66aに導くと共に、作動油貯留部22aからの作動油を油圧制御装置90からの作動油と共にフロント側吸入ポート65aに導いてオイルポンプ60の作動油の吸入量(ギヤ収容室64aへの吸入量)をより安定に確保することができ、更に、リヤ側吸入油路66bからリヤ側吸入ポート66aに流入しようとする作動油貯留部22aからの作動油と油圧制御装置90からの作動油との衝突を緩和して、両者の衝突による作動油の流れの乱れをより良好に低減することが可能となる。
更に、ポンプハウジング67は、ギヤ収容室64aを有するポンプボディ64と、リヤ側吸入油路66b、リヤ側還流油路66cおよびリヤ側吸入ポート66aを有すると共にポンプボディ64の一端を覆うリヤポンプカバーと、フロント側吸入油路65dおよび第フロント側吸入ポート65aを有すると共にポンプボディ64の他端を覆うフロントポンプカバーとを含み、ポンプボディ64は、リヤポンプカバー66のリヤ側還流油路66cよりもリヤ側吸入油路66bに近接して形成されてリヤ側吸入油路66bおよびリヤ側還流油路66cと連通すると共にフロントポンプカバー65のフロント側吸入油路65dと連通するボディ内吸入油路64bを有し、突出部66tは、油圧制御装置90からの作動油が合流部66dで作動油貯留部22aからの作動油を引き込みながらボディ内吸入油路64bを介してフロント側吸入油路65dへと供給されるように油圧制御装置90からの作動油を指向させるものである。これにより、作動油貯留部22aからの作動油を油圧制御装置90からの作動油と共にスムースにフロント側吸入ポート65aに導くことが可能となる。
また、リヤ側吸入油路66bおよびリヤ側還流油路66cとは、それぞれのギヤ収容室64a側と反対側の内壁部661bおよび661cが外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の径方向に対して平行な同一平面上に位置するように形成され、突出部66tは、上記内壁部661bおよび661cからギヤ収容室64a側に向けて突出する。これにより、オイルポンプ60の軸長の短縮化を図ることが可能となる。
更に、本実施形態のオイルポンプ60を備えた動力伝達装置20では、オイルポンプ60は、作動油貯留部22aからオイルポンプ60により吸引される作動油を濾過するストレーナ80と油圧制御装置90との間に配置される。このように、オイルポンプ60の一側にストレーナ80が配置されると共に他側に油圧制御装置90が配置される場合、リヤ側吸入油路66bおよびリヤ側還流油路66cを互いに対向するように(作動油貯留部22aからの作動油と油圧制御装置90からの作動油とが衝突するように)配設せざるを得なくなることがあるが、本実施形態のオイルポンプ60によれば、このような構成の動力伝達装置20においても、油圧制御装置90からの作動油と作動油貯留部22aからの作動油との衝突を緩和して、両者の衝突による作動油の流れの乱れをより良好に低減することが可能となる。
なお、リヤポンプカバー66に形成される突出部66tは、少なくともリヤ側還流油路66cを流通した油圧制御装置90からの作動油をボディ内吸入油路64b側(ギヤ収容室64a側)へと向かわせることができるものであればよく、リヤ側吸入油路66b側の第1半部661tが平坦に形成されたものであってもよい。また、上述のオイルポンプ60では、フロントポンプカバー65とリヤポンプカバー66との双方、すなわち、リヤポンプカバー66にリヤ側吸入ポート66a(第1吸入ポート)が形成されると共に、フロントポンプカバー65にギヤ収容室64aを挟んでリヤ側吸入ポート66aとは反対側の位置にフロント側吸入ポート65a(第2吸入ポート)が形成されるが、オイルポンプ60からフロント側吸入ポート65aおよびリヤ側吸入ポート66aの何れか一方を省略してもよい。この場合、突出部66tは、油圧制御装置90からの作動油を上述のような合流部で作動油貯留部22aからの作動油を引き込みながらフロント側またはリヤ側に形成された単一の吸入ポートに指向させるように形成されればよい。更に、リヤポンプカバー66に形成されるリヤ側吸入油路66bとリヤ側還流油路66cとは、正面から対向するように形成されてもよいし、それぞれを流れる作動油の流通方向が鋭角をなすようにリヤポンプカバー66に形成されてもよい。また、リヤ側吸入油路66bの内壁部661bとリヤ側還流油路66cの内壁部661cとは、外歯ギヤ62および内歯ギヤ63の径方向に対して平行に形成されるものでなくともよく、同一平面上に形成されるものでなくともよい。
更に、本発明が適用される動力伝達装置20は、ストレーナ80がオイルポンプ60の側方に配置されると共に、油圧制御装置90がオイルポンプ60を介してストレーナ80の反対側に位置するようにトランスミッションケース22の側部に取り付けられるものに限られない。そして、本発明が適用される動力伝達装置20は、トランスミッションケース22の下部に設けられる作動油貯留部22aの代わりに、作動油を貯留するオイルパンを有するものであってもよい。
ここで、上記実施形態等における主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。すなわち、上記実施形態等では、外歯ギヤ62および内歯ギヤ63を収容するギヤ収容室64aを有するポンプハウジング67(ポンプボディ64、フロントポンプカバー65およびリヤポンプカバー66)を含み、作動油を貯留する作動油貯留部22aからフロント側吸入ポート65aおよびリヤ側吸入ポート66aを介してギヤ収容室64aへと作動油を吸引すると共に、作動油を調圧して出力する油圧制御装置90にフロント側吐出ポート65bを介してギヤ収容室64aから作動油を吐出するオイルポンプ60が「オイルポンプ」に相当し、作動油貯留部22aに接続されるリヤ側吸入油路66bが「第1油路」に相当し、油圧制御装置90から戻される作動油が流入するリヤ側還流油路66cが「第2油路」に相当し、リヤポンプカバー66に形成された突出部66tが「突出部」に相当し、リヤ側吸入油路66bおよびリヤ側還流油路66cを有するリヤポンプカバー66が「第1カバー」に相当し、フロントポンプカバー65が「第2カバー」に相当し、リヤ側吸入油路66bよりもリヤ側還流油路66cに近接するようにリヤポンプカバー66に形成されたリヤ側吸入ポート66aが「第1吸入ポート」に相当し、フロントポンプカバー65に形成されたフロント側吸入ポート65aが「第2吸入ポート」に相当し、フロントポンプカバー65に形成されたフロント側吸入油路65dが「第3油路」に相当し、ポンプボディ64に形成されたボディ内吸入油路64bが「ボディ内油路」に相当する。ただし、上記実施形態における主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載された発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載された発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施形態はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、オイルポンプおよびそれを備えた動力伝達装置の製造産業等において利用可能である。
10 自動車、20 動力伝達装置、22 トランスミッションケース、22a 作動油貯留部、221 コンバータハウジング、23 流体伝動装置、23c ロックアップクラッチ、23o ワンウェイクラッチ、23p ポンプインペラ、23s ステータ、23t タービンランナ、25 自動変速機、26 入力軸、27 出力軸、28 固定軸部、29 ハブ、30 シングルピニオン式遊星歯車機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 ピニオンギヤ、34 キャリヤ、35 ラビニヨ式遊星歯車機構、36a,36b サンギヤ、37 リングギヤ、38a ショートピニオンギヤ、38b ロングピニオンギヤ、39 キャリヤ、40 ギヤ機構、41 カウンタドライブギヤ、42 カウンタシャフト、43 カウンタドリブンギヤ、44 ドライブピニオンギヤ、45 デフリングギヤ、50 差動機構、60 オイルポンプ、61 ロータ、62 外歯ギヤ、63 内歯ギヤ、64 ポンプボディ、64a ギヤ収容室、64b ボディ内吸入油路、64c ボディ内還流油路、65 フロントポンプカバー、65a フロント側吸入ポート、65b フロント側吐出ポート、65c フロント側吐出油路、65d フロント側吸入油路、65e フロント側還流油路、651 フランジ部、651o 貫通孔、652 ボス部、652o 貫通孔、66 リヤポンプカバー、66a リヤ側吸入ポート、66b リヤ側吸入油路、66c リヤ側還流油路、66d 合流部、66o ロータ支持孔、66t 突出部、661b,661c 内壁部、661t 第1半部、662t 第2半部、67 ポンプハウジング、70 チェーン駆動機構、71 ドライブスプロケット、71a ディスク部、71b ボス部、71o 中心孔、72 ドリブンスプロケット、72o 中心孔、73 チェーン、80 ストレーナ、80o 吐出口、90 油圧制御装置、B1,B2 ブレーキ、C1,C2,C3 クラッチ、F1 ワンウェイクラッチ。

Claims (5)

  1. 回転軸と一体に回転する外歯ギヤおよび該外歯ギヤと噛み合う内歯ギヤを収容するギヤ収容室を有するポンプハウジングを含み、作動油を貯留する作動油貯留部から吸入ポートを介して前記ギヤ収容室へと作動油を吸引すると共に、作動油を調圧して出力する油圧制御装置に吐出ポートを介して前記ギヤ収容室から作動油を吐出するオイルポンプにおいて、
    前記ポンプハウジングは、前記作動油貯留部に接続される第1油路と、前記油圧制御装置から戻される作動油が流入する第2油路と、前記吸入ポートと連通すると共に前記第1油路を流れる前記作動油貯留部からの作動油と前記第2油路を流れる前記油圧制御装置からの作動油とが合流する合流部とを有し、
    前記第1油路と前記第2油路とは、互いに対向するように設けられ、
    前記ポンプハウジングの前記合流部には、前記ギヤ収容室側に向けて突出する突出部が形成されることを特徴とするオイルポンプ。
  2. 前記吸入ポートは、前記第1油路よりも前記第2油路に近接するように形成された第1吸入ポートと、前記ギヤ収容室を挟んで前記第1吸入ポートとは反対側の位置に形成された第2吸入ポートとを含み、
    前記ポンプハウジングには、前記ギヤ収容室を挟んで前記第1および第2油路とは反対側の位置に前記第2吸入ポートと連通する第3油路が形成され、
    前記突出部は、前記油圧制御装置からの作動油が前記合流部で前記作動油貯留部からの作動油を引き込みながら前記第3油路へと向かうように該油圧制御装置からの作動油を指向させることを特徴とする請求項1に記載のオイルポンプ。
  3. 前記ポンプハウジングは、前記ギヤ収容室を有するポンプボディと、前記第1油路、前記第2油路および前記第1吸入ポートを有すると共に前記ポンプボディの一端を覆う第1カバーと、前記第3油路および前記第2吸入ポートを有すると共に前記ポンプボディの他端を覆う第2カバーとを含み、
    前記ポンプボディは、前記第1カバーの前記第2油路よりも前記第1油路に近接して形成されて該第1および第2油路と連通すると共に前記第2カバーの前記第3油路と連通するボディ内油路を有し、
    前記突出部は、前記油圧制御装置からの作動油が前記合流部で前記作動油貯留部からの作動油を引き込みながら前記ボディ内油路を介して前記第3油路へと供給されるように前記油圧制御装置からの作動油を指向させることを特徴とする請求項2に記載のオイルポンプ。
  4. 前記第1油路と前記第2油路とは、それぞれの前記ギヤ収容室側と反対側の内壁部が前記外歯ギヤおよび内歯ギヤの径方向に対して平行な同一平面上に位置するように形成され、
    前記突出部は、前記第1および第2油路の前記内壁部から前記ギヤ収容室側に向けて突出することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のオイルポンプ。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のオイルポンプと、前記油圧制御装置からの作動油により駆動される油圧機器を含む変速機と、前記作動油貯留部と、前記作動油貯留部と前記オイルポンプとの間に配置されると共に該作動油貯留部から前記オイルポンプにより吸引される作動油を濾過するストレーナと、前記油圧制御装置と、少なくとも前記オイルポンプ、前記変速機および前記ストレーナを収容するケースとを備えた動力伝達装置であって、
    前記オイルポンプは、前記ストレーナと前記油圧制御装置との間に配置されることを特徴とする動力伝達装置。
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