JP2018123857A - 油路構造およびそれを備えた動力伝達装置 - Google Patents

油路構造およびそれを備えた動力伝達装置 Download PDF

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昌士 鬼頭
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Abstract

【課題】カジリの発生を抑制しつつ、筒状部と当該筒状部に対して軸方向に圧入されるシャフトとの間に油路を形成する。【解決手段】筒状部と、先端部が筒状部の一端から突出するように当該筒状部内に軸方向に圧入されるシャフトとの間の油路構造において、当該シャフトは、軸方向に延在して先端部側で開口すると共に筒状部に形成された油路に連通する連通凹部を有し、連通凹部は、シャフトの筒状部内に圧入される圧入面よりも径方向内側で軸方向に延在する底面と、それぞれ軸方向に延在すると共に底面から圧入面まで延びる一対の内側面とにより画成され、連通凹部には、底面の先端部側から当該連通凹部を部分的に2つの油路に分割するように径方向外側に突出する突出部が形成され、2つの油路は、突出部の先端部側とは反対側で合流する。【選択図】図6

Description

本開示は、筒状部と当該筒状部に対して軸方向に圧入されるシャフトとの間の油路構造、およびそれを備えた動力伝達装置に関する。
従来、トルクコンバータや変速機、両者を収容するケースを含む動力伝達装置として、トルクコンバータと変速機との間に位置するようにケースに固定される壁部および当該壁部からトルクコンバータに向けて軸方向に延出された筒状部(第1筒状部)を有する支持部材(フロントサポート)と、当該支持部材の筒状部内に圧入されると共にトルクコンバータのステータに連結されるステータシャフトとを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この動力伝達装置では、トルクコンバータの流体伝動室から流出する作動油が、筒状部とステータシャフトとの径方向における間に画成された油路や支持部材の壁部および筒状部に形成された油路等を介して油圧制御装置へと戻される。また、支持部材の筒状部は、トルクコンバータのポンプインペラに接合されたスリーブ内に挿入され、筒状部の外周面には、シール部材が配置されるシール装着溝が形成されている。これにより、筒状部の外周面とスリーブの内周面との間に配置されるシール部材によって流体伝動室から流出する作動油の支持部材側への漏洩が規制される。
国際公開第2016/129346号
上記従来の動力伝達装置では、シール装着溝を有する筒状部の肉厚の増加を抑制するために、ステータシャフトを部分的に窪ませることにより、筒状部とステータシャフトとの間に油路が画成される。このような場合、ステータシャフトに対して外周部の一部を平坦に加工する、いわゆる、Dカット加工を施し、当該ステータシャフトの断面形状を部分的に略D字状にするのが一般的である。しかしながら、ステータシャフトにDカット加工を施した場合、筒状部内へのステータシャフトの圧入に際して、平坦面(Dカット加工部)のエッジ部に応力が集中することにより当該エッジ部が筒状部の内周面にくいついてしまい、筒状部の内周面が傷付けられたり、削られたりする、いわゆるカジリが発生してしまうおそれがある。
そこで、本開示の発明は、カジリの発生を抑制しつつ、筒状部と当該筒状部に対して軸方向に圧入されるシャフトとの間に油路を形成することを主目的とする。
本開示の油路構造は、筒状部と、先端部が前記筒状部の一端から突出するように該筒状部内に軸方向に圧入されるシャフトとの間の油路構造であって、前記シャフトが、前記軸方向に延在して前記先端部側で開口すると共に前記筒状部に形成された油路に連通する連通凹部を有し、前記連通凹部が、前記シャフトの前記筒状部内に圧入される圧入面よりも径方向内側で前記軸方向に延在する底面と、それぞれ前記軸方向に延在すると共に前記底面から前記圧入面まで延びる一対の内側面とにより画成され、前記連通凹部に、前記底面の前記先端部側から該連通凹部を部分的に2つの油路に分割するように径方向外側に突出する突出部が形成され、前記2つの油路が、前記突出部の前記先端部側とは反対側で合流するものである。
このように、連通凹部の底面に突出部を形成することで、連通凹部の各内側面と圧入面との境界部および突出部と圧入面との境界部に作用する応力を低下(分散)させることができる。従って、この油路構造では、カジリの発生を抑制しつつ、筒状部と当該筒状部に対して軸方向に圧入されるシャフトとの間に油路を形成することが可能となる。
本開示の動力伝達装置を示す概略構成図である。 図1の動力伝達装置に含まれる自動変速機の各変速段とクラッチおよびブレーキの作動状態との関係を示す作動表である。 本開示の動力伝達装置の要部を示す拡大断面図である。 図1の動力伝達装置に含まれるステータシャフトを示す平面図である。 図1の動力伝達装置のステータシャフト周辺の構成を示す断面図である。 図4のステータシャフトの要部を示す拡大図である。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の動力伝達装置20を示す概略構成図である。同図に示す動力伝達装置20は、前輪駆動式の車両に搭載される図示しないエンジンのクランクシャフトに接続されると共にエンジンからの動力を図示しない左右の駆動輪(前輪)に伝達可能なものである。図示するように、動力伝達装置20は、トランスミッションケース22や、トルクコンバータ(発進装置)23、オイルポンプ24、トランスミッションケース22内に収容される自動変速機25、ギヤ機構(ギヤ列)40、デファレンシャルギヤ(差動機構)50等を含む。
トランスミッションケース22は、コンバータハウジング221や、当該コンバータハウジング221に締結(固定)されるトランスアクスルケース222に加えて、コンバータハウジング221とトランスアクスルケース222との間に位置するように当該トランスアクスルケース222に締結(固定)されるフロントサポート(支持部材)223を含む。本実施形態において、コンバータハウジング221およびトランスアクスルケース222は、例えばアルミニウム合金により形成され、フロントサポート223は、鋼材(鉄合金)により形成(鋳造)される。
トルクコンバータ23は、エンジンのクランクシャフトに接続される入力側のポンプインペラ23pや、自動変速機25の入力軸26に接続される出力側のタービンランナ23t、ポンプインペラ23pおよびタービンランナ23tの内側に配置されてタービンランナ23tからポンプインペラ23pへの作動油の流れを整流するステータ23s、ステータ23sの回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチ23o、ロックアップクラッチ23c、ダンパ装置23d等を有する。
オイルポンプ24は、ポンプボディとポンプカバーとを含むポンプアッセンブリ、巻掛け伝動機構240を介してトルクコンバータ23のポンプインペラ23pに連結される外歯ギヤ(インナーロータ)、当該外歯ギヤに噛合する内歯ギヤ(アウターロータ)等を有するギヤポンプとして構成され、自動変速機25の入力軸26とは別軸上に配置される。オイルポンプ24は、巻掛け伝動機構240を介してエンジンからの動力により駆動され、図示しないオイルパンに貯留されている作動油(ATF)を吸引して図示しない油圧制御装置へと圧送する。巻掛け伝動機構240は、図3に示すように、トルクコンバータ23のポンプインペラ23pと一体に回転するドライブスプロケット(第1スプロケット)241と、オイルポンプ24の外歯ギヤと一体に回転する図示しないドリブンスプロケット(第2スプロケット)と、ドライブスプロケット241およびドリブンスプロケットに巻掛けられるチェーン243とを含む。
自動変速機25は、8段変速式の変速機として構成されており、図1に示すように、ダブルピニオン式の第1遊星歯車機構30と、ラビニヨ式の第2遊星歯車機構35と、入力側から出力側までの動力伝達経路を変更するための4つのクラッチC1,C2,C3およびC4、2つのブレーキB1およびB2、並びにワンウェイクラッチF1とを含む。
第1遊星歯車機構30は、外歯歯車であるサンギヤ(固定要素)31と、このサンギヤ31と同心円上に配置される内歯歯車であるリングギヤ32と、互いに噛合すると共に一方がサンギヤ31に、他方がリングギヤ32に噛合する2つのピニオンギヤ33a,33bの組を自転自在(回転自在)かつ公転自在に複数保持するプラネタリキャリヤ34とを有する。図示するように、第1遊星歯車機構30のサンギヤ31は、フロントサポート223を介してトランスミッションケース22に対して回転不能に連結(固定)されており、第1遊星歯車機構30のプラネタリキャリヤ34は、入力軸26に一体回転可能に接続されている。また、第1遊星歯車機構30は、いわゆる減速ギヤとして構成されており、入力要素であるプラネタリキャリヤ34に伝達された動力を減速して出力要素であるリングギヤ32から出力する。
第2遊星歯車機構35は、外歯歯車である第1サンギヤ36aおよび第2サンギヤ36bと、第1および第2サンギヤ36a,36bと同心円上に配置される内歯歯車であるリングギヤ37と、第1サンギヤ36aに噛合する複数のショートピニオンギヤ38aと、第2サンギヤ36bおよび複数のショートピニオンギヤ38aに噛合すると共にリングギヤ37に噛合する複数のロングピニオンギヤ38bと、複数のショートピニオンギヤ38aおよび複数のロングピニオンギヤ38bを自転自在(回転自在)かつ公転自在に保持するプラネタリキャリヤ39とを有する。第2遊星歯車機構35のリングギヤ37は、自動変速機25の出力部材として機能し、入力軸26からリングギヤ37に伝達された動力は、ギヤ機構40、デファレンシャルギヤ50およびドライブシャフト51を介して左右の駆動輪に伝達される。また、プラネタリキャリヤ39は、ワンウェイクラッチF1を介してトランスミッションケース22により支持され、当該プラネタリキャリヤ39の回転方向は、ワンウェイクラッチF1により一方向に制限される。
クラッチC1は、ピストン、複数の摩擦プレートやセパレータプレート、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第1サンギヤ36aとを互いに接続すると共に両者の接続を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。クラッチC2は、ピストン、複数の摩擦プレートやセパレータプレート、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、入力軸26と第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39とを互いに接続すると共に両者の接続を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。クラッチC3は、ピストン、複数の摩擦プレートやセパレータプレート、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、第1遊星歯車機構30のリングギヤ32と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとを互いに接続すると共に両者の接続を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。クラッチC4は、ピストン、複数の摩擦プレートやセパレータプレート、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、第1遊星歯車機構30のプラネタリキャリヤ34と第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bとを互いに接続すると共に両者の接続を解除することができる多板摩擦式油圧クラッチである。
ブレーキB1は、複数の摩擦プレートやセパレータプレート、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、第2遊星歯車機構35の第2サンギヤ36bをトランスミッションケース22に回転不能に固定すると共に第2サンギヤ36bのトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる多板摩擦式油圧ブレーキである。ブレーキB2は、複数の摩擦プレートやセパレータプレート、作動油が供給される油室等により構成される油圧サーボを有し、第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39をトランスミッションケース22に回転不能に固定すると共にプラネタリキャリヤ39のトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる多板摩擦式油圧ブレーキである。
また、ワンウェイクラッチF1は、第2遊星歯車機構35のプラネタリキャリヤ39に連結(固定)されるインナーレースや、アウターレース、複数のスプラグ、複数のスプリング(板バネ)、保持器等を含み、インナーレースに対してアウターレースが一方向に回転した際に各スプラグを介してトルクを伝達すると共に、インナーレースに対してアウターレースが他方向に回転した際に両者を相対回転させるものである。ただし、ワンウェイクラッチF1は、ローラ式といったようなスプラグ式以外の構成を有するものであってもよい。
これらのクラッチC1〜C4、ブレーキB1およびB2は、図示しない油圧制御装置による作動油の給排を受けて動作する。図2に、自動変速機25の各変速段とクラッチC1〜C4、ブレーキB1およびB2、並びにワンウェイクラッチF1の作動状態との関係を表した作動表を示す。自動変速機25は、クラッチC1〜C4、ブレーキB1およびB2を図2の作動表に示す状態とすることで前進1〜8速の変速段と後進1速および2速の変速段とを提供する。なお、クラッチC1〜C4、ブレーキB1およびB2の少なくとも何れかは、ドグクラッチといった噛み合い係合要素とされてもよい。
ギヤ機構40は、自動変速機25の第2遊星歯車機構35のリングギヤ37に連結されるカウンタドライブギヤ41と、自動変速機25の入力軸26と平行に延在するカウンタシャフト42に固定されると共にカウンタドライブギヤ41に噛合するカウンタドリブンギヤ43と、カウンタシャフト42に形成(あるいは固定)されたドライブピニオンギヤ44と、ドライブピニオンギヤ44に噛合すると共にデファレンシャルギヤ50に連結されたデフリングギヤ45とを有する。
続いて、図3から図6を参照しながら、動力伝達装置20におけるコンバータハウジング221やフロントサポート223の周辺の構造について詳細に説明する。図3に示すように、トランスミッションケース22の一部を構成するコンバータハウジング221は、トルクコンバータ23と自動変速機25との軸方向における間で径方向に延在する環状壁部221aと、環状壁部221aの内周部に形成された短尺筒状の支持部221bとを有する。また、トランスミッションケース22の一部を構成するフロントサポート223は、コンバータハウジング221の環状壁部221a(トルクコンバータ23)と自動変速機25との間に位置するようにトランスアクスルケース222に締結(固定)される壁部223aと、当該壁部223aからトルクコンバータ23に向けて軸方向に延出された第1筒状部223bと、壁部223aから自動変速機25に向けて、すなわち第1筒状部223bとは反対側かつ軸方向に延出された第2筒状部223cとを有する。
トルクコンバータ23を構成するポンプインペラ23pは、図3に示すように、フロントカバーに密に固定されるポンプシェルの内周部に溶接により接合されたスリーブ230を有する。スリーブ230は、ポンプシェル等と同様に、鋼材(鉄合金)により形成されており、ポンプシェルの内周部に接合される環状のフランジ部230aと、当該フランジ部230aの内周部から自動変速機25側(図3における左側)に向けて入力軸26の軸方向に延びる筒状部230bとを有する。スリーブ230の筒状部230b内には、フロントサポート223の第1筒状部223bが自動変速機25側(図3における左側)から嵌合(挿入)される。また、スリーブ230の筒状部230bの外周面と、コンバータハウジング221の支持部221bとの間には、ラジアル軸受90が介設される。これにより、スリーブ230すなわちポンプインペラ23pは、コンバータハウジング221およびフロントサポート223すなわちトランスミッションケース22により回転自在に支持される。
更に、スリーブ230の筒状部230bの遊端部(図3における左端部、自動変速機25側の端部)には、複数(例えば2つ)の突出部230cが形成されている。各突出部230cは、巻掛け伝動機構240のドライブスプロケット241のボス部に形成された対応する係合溝に嵌め込まれる。図3に示すように、ドライブスプロケット241は、コンバータハウジング221の支持部221bとフロントサポート223の壁部223aとの軸方向における間に配置され、フロントサポート223の第1筒状部223bにより回転自在に支持される。
これにより、ポンプインペラ23pとドライブスプロケット241とが一体回転可能に連結され、ポンプインペラ23p、スリーブ230、ドライブスプロケット241、チェーン243およびドリブンスプロケット242を介してエンジンからの動力によりオイルポンプ24の外歯ギヤおよび内歯ギヤを回転駆動することが可能となる。また、チェーン243は、図3に示すように、コンバータハウジング221の環状壁部221aとフロントサポート223の壁部223aとの間に配置される。更に、コンバータハウジング221の支持部221bとドライブスプロケット241との軸方向における間には、第1ワッシャ100が配置され、ドライブスプロケット241とフロントサポート223の壁部223aとの軸方向における間には、第2ワッシャ200が配置される。本実施形態において、第1および第2ワッシャ100,200は、例えばナイロン66等を含む樹脂材料により形成されたものである。
図3に示すように、コンバータハウジング221の支持部221bの上部には、当該支持部221bの外周側から内周側に向かうにつれてスリーブ230のフランジ部230aに近接するように斜めに延びる1本の油孔221cが形成されている。油孔221cは、支持部221bの外周面でフロントサポート223の壁部223aに向けて開口する大径の集油孔221dと、集油孔221dに連通すると共に支持部221bの内周面で開口する当該集油孔221dよりも小径の連通孔221eとを含む。更に、コンバータハウジング221の支持部221bとスリーブ230の筒状部230bの外周面との間には、ラジアル軸受90よりもスリーブ230のフランジ部230aに近接するようにオイルシール95が介設される。
油孔221cを構成する連通孔221eは、図示するように、ラジアル軸受90とオイルシール95との間で開口する。そして、油孔221cの集油孔221dには、巻掛け伝動機構240のチェーン243により掻き上げられた作動油が導入され、当該作動油は、集油孔221dおよび連通孔221eからポンプインペラ23pのスリーブ230を支持するラジアル軸受90に潤滑冷却媒体として供給される。これにより、ポンプインペラ23pのスリーブ230を支持するラジアル軸受90を良好に潤滑することが可能となる。
また、トルクコンバータ23のワンウェイクラッチ23oのインナーレースには、中空のステータシャフト235の先端部235aがスプライン嵌合され、ステータ23sは、ワンウェイクラッチ23oを介してステータシャフト235に連結される。本実施形態において、ステータシャフト235は、フロントサポート223を形成する材料よりも硬質の鋼材(鉄合金)により形成されており、入力軸26を包囲するようにフロントサポート223の第1および第2筒状部223b,223c内に圧入される。第2筒状部223cの遊端部(図3における左端部)の内周面には、図示しないセレーションが形成されており、ステータシャフト235の外周面の一部には、第2筒状部223cの遊端部に形成されたセレーションと噛み合うセレーション(図示省略)が形成されている。これにより、ステータシャフト235は、フロントサポート223すなわちトランスミッションケース22に対して回転不能に固定される。更に、ステータシャフト235の内周面と入力軸26の外周面との間には、ブッシュ(軸受)が介設される。
図4に示すように、ステータシャフト235は、フロントサポート223の第1筒状部223b内に圧入される圧入面235bと、先端部235aと圧入面235bとの間に形成された環状の縮径部235cとを有する。圧入面235bは、第1筒状部223bの内径よりも僅かに大径かつ先端部235aのスプラインの歯先よりも大径の円柱面であり、圧入面235bの先端部235a側の端部には、テーパ面が形成されている。縮径部235cは、先端部235aのスプラインの歯底よりも小径に形成されており、先端部235aとフロントサポート223の第1筒状部223bの先端との軸方向における間の空間に連通する。
また、ステータシャフト235の圧入面235bには、軸方向に延在して先端部235a側すなわち縮径部235cで開口する連通凹部235rが形成されている。図4に示すように、連通凹部235rは、圧入面235bよりも径方向内側で軸方向に延在する底面Bと、それぞれ軸方向に延在すると共に底面Bから圧入面235bまで延びる一対の内側面Siとにより画成される。本実施形態において、連通凹部235rの底面Bは、ステータシャフト235の周方向における中央部C(図4参照)で突き当たる2つの平坦な斜面を含む。また、内側面Siは、本実施形態において、それぞれ底面B(対応する斜面)と直交する平坦面である。
更に、連通凹部235rには、底面Bの先端部235a側の中央部から径方向外側に突出するように突出部235pが形成されている。突出部235pは、連通凹部235rよりも短い軸長を有し、連通凹部235rを部分的に2つに分割する。これにより、突出部235pの両側には、図4および図5に示すように、第1および第2油路235r1,235r2が画成され、当該第1および第2油路235r1,235r2は、突出部235pの先端部235a側とは反対側すなわちステータシャフト235の基端側(図4における下側)で合流する。また、突出部235pは、図4に示すように、フロントサポート223の第1筒状部223b内に圧入される外周面Oと、当該外周面Oから底面Bまで延びる一対の側面Sを有する。外周面Oは、第1筒状部223bの内径よりも僅かに大径の円柱面であり、外周面Oの先端部235a側の端部にも、テーパ面が形成されている。突出部235pの側面Sは、本実施形態において、それぞれ底面B(対応する斜面)と直交する平坦面である。
加えて、ステータシャフト235の圧入面235bには、連通凹部235rに連通すると共にフロントサポート223の壁部223aおよび第1筒状部223bに形成された油路223rに連通するように延出油路235eが形成されている。延出油路235eは、連通凹部235rよりも浅底かつ細幅に形成されており、当該連通凹部235rの一方の内側面Siに近接して軸方向に延在する。
ステータシャフト235の縮径部235c、連通凹部235rおよび延出油路235eは、ポンプインペラ23pとタービンランナ23tとによって作動油を介した動力の伝達が行われるトルクコンバータ23の流体伝動室に連通する一連の油路を形成する。トルクコンバータ23の流体伝動室には、フロントサポート223に形成された油路や入力軸26に形成された油路や油孔等を介して図示しない油圧制御装置からの作動油(循環圧)が供給され、流体伝動室を流通した作動油は、縮径部235c、連通凹部235r、延出油路235eおよびフロントサポート223の油路223r等を介して油圧制御装置へと戻される。
また、フロントサポート223の第1筒状部223bの外周面には、シール装着溝が形成されており、当該シール装着溝内には、シールリング等のシール部材99が配置される。これにより、第1筒状部223bのシール装着溝とスリーブ230の筒状部230bの内周面との間に配置されるシール部材99によって、トルクコンバータ23の流体伝動室から流出する作動油が第1筒状部223bとスリーブ230の筒状部230bとの隙間を介してフロントサポート223側に漏洩するのを規制することができる。
図6は、ステータシャフト235の要部を示す拡大図である。同図に示すように、連通凹部235rの各内側面Siは、当該内側面Siと圧入面235bとの境界部Xoとステータシャフト235の軸心Aとを含む平面P1またはP2よりも、底面Bの周方向における中央部Cと反対側に位置するように形成されている。すなわち、各内側面Siは、平面P1またはP2よりも、突出部235pや底面Bの中央部Cからステータシャフト235の周方向に離間しており、各内側面Siと底面Bとの境界部Xiは、平面P1またはP2よりも中央部Cと反対側に位置する。また、突出部235pの各側面Sは、図6に示すように、当該側面Sと外周面Oとの境界部Zoとステータシャフト235の軸心Aとを含む平面P3またはP4よりも、底面Bの中央部C側に位置するように形成されている。すなわち、各側面Sは、平面P3またはP4よりも、対向する内側面Siから周方向に離間しており、各側面Sと底面Bとの境界部Ziは、平面P3またはP4よりも中央部C側に位置する。
このような連通凹部235rや突出部235pを有するステータシャフト235をフロントサポート223の第1筒状部223bに圧入すると、当該連通凹部235rを画成する各内側面Siは、圧入に伴ってステータシャフト235(内側面Siや底面B)に作用する応力(図6における二点鎖線参照)により当該内側面Siと圧入面235bとの境界部Xoが底面Bに向けて倒れ込むように僅かに変形する。また、突出部235pの各側面Sは、圧入に伴ってステータシャフト235(側面Sや底面B)に作用する応力により当該側面Sと圧入面235bとの境界部Zoが底面Bに向けて倒れ込むように僅かに変形する。
これにより、ステータシャフト235を第1筒状部223bに圧入する際に、連通凹部235rの各内側面Siと圧入面235bとの境界部Xoや突出部235pの各側面Sと圧入面235bとの境界部Zoが第1筒状部223bの内周面にくいつくことで当該第1筒状部223bが内側面Siと圧入面235bとの境界部Xoや側面Sと圧入面235bとの境界部Zoによって傷付けられたり、削られたりしてしまうのを抑制することができる。更に、突出部235pを連通凹部235rの底面Bに形成することで、当該連通凹部235rの各内側面Siと圧入面235bとの境界部Xoおよび突出部235pの各側面Sと圧入面235bとの境界部Zoに作用する応力を低下(分散)させることができる。
従って、動力伝達装置20では、カジリの発生を極めて良好に抑制しつつ、フロントサポート223の第1筒状部223bと当該第1筒状部223bに対して軸方向に圧入されるステータシャフト235との間に油路を形成することが可能となる。すなわち、連通凹部235rを含む油路構造は、ステータシャフト235の材料よりも軟質の材料により形成されており、シール装着溝の存在により肉厚を増加させないと油路用の凹部を形成し得ない第1筒状部223bに対して適用されると極めて有用である。また、圧入面235bや突出部235pの先端部235a側の端部にテーパ面が形成することで、第1筒状部223bに対するステータシャフト235の挿入性を向上させて、当該第1筒状部223bにステータシャフト235をスムースに圧入することが可能となる。
なお、連通凹部235rの内側面Siは、その概ね全体が平面P1またはP2よりも底面Bの中央部Cと反対側に位置するのであれば、曲面状に形成されてもよい。同様に、突出部235pの側面Sは、その概ね全体が平面P3またはP4よりも底面Bの中央部C側に位置するのであれば、曲面状に形成されてもよい。また、連通凹部235rの底面Bは、例えば円柱面等の曲面状に形成されてもよい。
以上説明したように、本開示の油路構造は、筒状部(223b)と、先端部(235a)が前記筒状部(223b)の一端から突出するように該筒状部(223b)内に軸方向に圧入されるシャフト(235)との間の油路構造であって、前記シャフト(235)が、前記軸方向に延在して前記先端部(235a)側で開口すると共に前記筒状部(223b)に形成された油路(223r)に連通する連通凹部(235r)を有し、前記連通凹部(235r)が、前記シャフト(235)の前記筒状部(223r)内に圧入される圧入面(235b)よりも径方向内側で前記軸方向に延在する底面(B)と、それぞれ前記軸方向に延在すると共に前記底面(B)から前記圧入面(235b)まで延びる一対の内側面(Si)とにより画成され、前記連通凹部(235r)に、前記底面(B)の前記先端部(235a)側から該連通凹部(235r)を部分的に2つの油路(235r1,235r2)に分割するように径方向外側に突出する突出部(235p)が形成され、前記2つの油路(235r1,235r2)が、前記突出部(235p)の前記先端部(235a)側とは反対側で合流するものである。
このように、連通凹部の底面に突出部を形成することで、連通凹部の各内側面と圧入面との境界部および突出部と圧入面との境界部に作用する応力を低下(分散)させることができる。従って、この油路構造では、カジリの発生を抑制しつつ、筒状部と当該筒状部に対して軸方向に圧入されるシャフトとの間に油路を形成することが可能となる。
また、前記連通凹部(235r)の内側面(Si)は、該内側面(Si)と前記圧入面(235b)との境界部(Xo)と前記シャフト(235)の軸心(A)とを含む平面(P1,P2)よりも、前記底面(B)の前記シャフト(235)の周方向における中央部(C)と反対側に位置するように形成されてもよく、前記突出部(235p)は、前記筒状(223b)に圧入される外周面(O)と、該外周面(O)から前記底面(B)まで延びる一対の側面(S)を有してもよく、前記側面(S)は、該側面(S)と前記外周面(O)との境界部(Zo)と前記シャフト(235)の軸心(A)とを含む平面(P3,P4)よりも、前記底面(B)の前記中央部(C)側に位置するように形成されてもよい。
このようなシャフトを筒状部に圧入すると、当該連通凹部を画成する各内側面は、圧入に伴ってシャフトに作用する応力により当該内側面と圧入面との境界部が底面に向けて倒れ込むように変形する。これにより、シャフトを筒状部に圧入する際に、内側面と圧入面との境界部が筒状部の内周面にくいつくことで当該筒状部がシャフトの内側面と圧入面との境界部によって傷付けられたり、削られたりしてしまうのを抑制することができる。また、突出部の各側面は、圧入に伴ってシャフトに作用する応力により当該側面と圧入面との境界部が底面に向けて倒れ込むように変形する。これにより、シャフトを筒状部に圧入する際に、連通凹部の各内側面と圧入面との境界部や突出部の各側面と圧入面との境界部が筒状部の内周面にくいつくことで当該筒状部が傷付けられたり、削られたりしてしまうのを抑制することができる。従って、この油路構造では、カジリの発生を極めて良好に抑制しつつ、筒状部と当該筒状部に対して軸方向に圧入されるシャフトとの間に油路を形成することが可能となる。
更に、前記筒状部(223r)は、他の筒状部(230b)内に挿入されると共に、該筒状部(223b)と前記他の筒状部(230b)との間をシールするシール部材(99)が配置されるシール装着溝を有するものであってもよい。すなわち、本開示の油路構造は、シール装着溝の存在により肉厚を増加させないと油路用の凹部を形成し得ない筒状部に対して適用されると極めて有用である。
また、前記圧入面(235b)は、前記先端部(235a)よりも大径であってもよく、該圧入面(235b)の前記先端部(235a)側の端部には、テーパ面が形成されてもよい。これにより、筒状部に対するシャフトの挿入性を向上させて、当該筒状部にシャフトをスムースに圧入することが可能となる。
更に、前記筒状部(223r)は、前記シャフト(235)の材料よりも軟質の材料により形成されてもよい。すなわち、本開示の油路構造では、筒状部がシャフトの材料よりも軟質の材料により形成されている場合であっても、カジリにより筒状部が傷付けられたり、削られたりしてしまうのを良好に抑制することが可能となる。
本開示の動力伝達装置は、上記何れかの油路構造と、ポンプインペラ(23p)、タービンランナ(23t)およびステータ(23s)を有するトルクコンバータ(23)と、変速機(25)と、前記トルクコンバータ(23)および前記変速機(25)を収容するケース(22)と、前記トルクコンバータ(23)と前記変速機(25)との間で前記ケース(22)に固定される壁部(223a)を有する支持部材(223)とを含む動力伝達装置(20)において、前記筒状部(223b)が、前記支持部材(223)の前記壁部(223a)から前記トルクコンバータ(23)に向けて軸方向に延出されると共に、前記ポンプインペラ(23p)のスリーブ(230)内に挿入され、前記油路(223r)が、前記壁部(223a)および前記筒状部(223b)に形成され、前記シャフト(235)が、前記ステータ(23s)にワンウェイクラッチ(23o)を介して連結されるステータシャフトであり、前記ステータシャフト(235)が、前記ワンウェイクラッチ(23o)のインナーレースに嵌合される前記先端部(235a)と、該先端部(235a)と前記筒状部(223r)の先端との前記軸方向における間の空間に連通する縮径部(235c)とを含み、前記連通凹部(235r)が、前記縮径部(235c)で開口するものである。かかる動力伝達装置では、カジリの発生を抑制しつつ、ケースに固定される支持部材の筒状部と当該筒状部に対して軸方向に圧入されるステータシャフトとの間に油路を形成することが可能となる。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記発明を実施するための形態は、あくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、動力伝達装置の製造産業等において利用可能である。
20 動力伝達装置、22 トランスミッションケース、23 トルクコンバータ、23c ロックアップクラッチ、23d ダンパ装置、23o ワンウェイクラッチ、23p ポンプインペラ、23s ステータ、23t タービンランナ、24 オイルポンプ、25 自動変速機、26 入力軸、30 第1遊星歯車機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33a,33b ピニオンギヤ、34 プラネタリキャリヤ、35 第2遊星歯車機構、36a 第1サンギヤ、36b 第2サンギヤ、37 リングギヤ、38a ショートピニオンギヤ、38b ロングピニオンギヤ、39 プラネタリキャリヤ、40 ギヤ機構、41 カウンタドライブギヤ、42 カウンタシャフト、43 カウンタドリブンギヤ、44 ドライブピニオンギヤ、45 デフリングギヤ、50 デファレンシャルギヤ、51 ドライブシャフト、90 ラジアル軸受、95 オイルシール、99 シール部材、100 第1ワッシャ、200 第2ワッシャ、221 コンバータハウジング、221a 環状壁部、221b 支持部、221c 油孔、221d 集油孔、221e 連通孔、222 トランスアクスルケース、223 フロントサポート、223a 壁部、223b 第1筒状部、223c 第2筒状部、223r 油路、230 スリーブ、230a フランジ部、230b 筒状部、230c 突出部、235 ステータシャフト、235a 先端部、235b 圧入面、235c 縮径部、235e 延出油路、235p 突出部、235r 連通凹部、235r1 第1油路、235r2 第2油路、240 巻掛け伝動機構、241 ドライブスプロケット、242 ドリブンスプロケット、243 チェーン、A 軸心、B 底面、B1,B2 ブレーキ、C 中央部、C1,C2,C3,C4 クラッチ、F1 ワンウェイクラッチ、O 外周面、P1,P2,P3,P4 平面、S 側面、Si 内側面、Xi,Xo,Zi,Zo 境界部。

Claims (6)

  1. 筒状部と、先端部が前記筒状部の一端から突出するように該筒状部内に軸方向に圧入されるシャフトとの間の油路構造であって、
    前記シャフトは、前記軸方向に延在して前記先端部側で開口すると共に前記筒状部に形成された油路に連通する連通凹部を有し、
    前記連通凹部は、前記シャフトの前記筒状部内に圧入される圧入面よりも径方向内側で前記軸方向に延在する底面と、それぞれ前記軸方向に延在すると共に前記底面から前記圧入面まで延びる一対の内側面とにより画成され、
    前記連通凹部には、前記底面の前記先端部側から該連通凹部を部分的に2つの油路に分割するように径方向外側に突出する突出部が形成され、前記2つの油路は、前記突出部の前記先端部側とは反対側で合流する油路構造。
  2. 請求項1に記載の油路構造において、
    前記連通凹部の前記内側面は、該内側面と前記圧入面との境界部と前記シャフトの軸心とを含む平面よりも、前記底面の前記シャフトの周方向における中央部と反対側に位置するように形成され、
    前記突出部は、前記筒状部に圧入される外周面と、該外周面から前記底面まで延びる一対の側面を有し、前記側面は、該側面と前記外周面との境界部と前記シャフトの軸心とを含む平面よりも、前記底面の前記中央部側に位置するように形成されている油路構造。
  3. 請求項1または2に記載の油路構造において、
    前記筒状部は、他の筒状部内に挿入されると共に、該筒状部と前記他の筒状部との間をシールするシール部材が配置されるシール装着溝を有する油路構造。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の油路構造において、
    前記圧入面は、前記先端部よりも大径であり、該圧入面の前記先端部側の端部には、テーパ面が形成されている油路構造。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の油路構造において、前記筒状部は、前記シャフトの材料よりも軟質の材料により形成される油路構造。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の油路構造と、ポンプインペラ、タービンランナおよびステータを有するトルクコンバータと、変速機と、前記トルクコンバータおよび前記変速機を収容するケースと、前記トルクコンバータと前記変速機との間で前記ケースに固定される壁部を有する支持部材とを含む動力伝達装置において、
    前記筒状部は、前記支持部材の前記壁部から前記トルクコンバータに向けて軸方向に延出されると共に、前記ポンプインペラのスリーブ内に挿入され、
    前記油路は、前記壁部および前記筒状部に形成され、
    前記シャフトは、前記ステータにワンウェイクラッチを介して連結されるステータシャフトであり、
    前記ステータシャフトは、前記ワンウェイクラッチのインナーレースに嵌合される前記先端部と、該先端部と前記筒状部の先端との前記軸方向における間の空間に連通する縮径部とを含み、前記連通凹部は、前記縮径部で開口する動力伝達装置。
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