JP6066098B2 - 自動変速機 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/44—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
- F16H2003/442—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion comprising two or more sets of orbital gears arranged in a single plane
Description
このように構成された本発明においては、オイル貯留部は、非連結型プラネタリギヤセットよりも径方向寸法の小さい連結型プラネタリギヤセットの外周部に配置されるので、自動変速機の軸方向寸法の増大を抑制するためにオイル貯留部をプラネタリギヤセットの外周部に配置しつつ、自動変速機の径方向寸法の大型化も抑制することができる。
このように構成された本発明においては、非連結型プラネタリギヤセットである第2の複数段プラネタリギヤセットの外周部にブレーキが配置されていても、オイル貯留部は、入力軸が延びる方向で見て、少なくとも最外周に位置するブレーキとオーバーラップする位置に配置されているので、オイル貯留部を最外周に位置するブレーキのさらに外周側に配置することによる自動変速機の径方向寸法の大型化を防止することができる。
このように構成された本発明においては、非連結型プラネタリギヤセットである第2の複数段プラネタリギヤセットの外周部にブレーキが配置されていても、オイル貯留部は、入力軸が延びる方向で見て、そのブレーキとオーバーラップする位置に配置されているので、オイル貯留部をブレーキのさらに外周側に配置することによる自動変速機の径方向寸法の大型化を防止することができる。
このように構成された本発明においては、オイル貯留部は、非連結型プラネタリギヤセットよりも径方向寸法の小さい連結型プラネタリギヤセットの外周側且つ連結型プラネタリギヤセットに隣接して配置されたクラッチの外周側に配置されるので、オイル貯留部を、自動変速機の軸方向寸法の増大を抑制するためにプラネタリギヤセットの外周部に配置しつつ、自動変速機の径方向寸法の大型化も抑制することができ、さらに、オイル貯留部をクラッチの近傍に配置したことにより、オイル貯留部と各クラッチの遠心キャンセル室とを連通させる油路の管路抵抗の増大を防止することができる。
まず、図1乃至図4により、本発明の実施形態による自動変速機を適用したパワートレイン構造の全体構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による自動変速機の中心軸線を通る水平断面を上方から見たスケルトン図であり、図2は、図1に示した本発明の実施形態による自動変速機のII−II矢視図であり、図3は、図1に示した本発明の実施形態による自動変速機のIII−III矢視図であり、図4は、図1に示した本発明の実施形態による自動変速機の締結表である。
この車両の動力源であるエンジン2の出力軸4には、自動変速機6が接続されている。この自動変速機6の出力側にはカウンタ機構8が接続されており、自動変速機6からカウンタ機構8を介して出力される動力により、デファレンシャル機構10が駆動される。
また、自動変速機6は、エンジン2の出力軸4から自動変速機6の入力軸12に入力された動力を変速機構14に伝達する第1クラッチ16、第2クラッチ18及び第3クラッチ20を備えている。第2クラッチ18は、入力軸12に入力された動力を変速機構14、第1クラッチ16及び第3クラッチ20に伝達する。第1クラッチ16及び第3クラッチ20は、第2クラッチ18から入力された動力を変速機構14に伝達する。また、自動変速機6は、変速機構14に含まれる回転要素の作動を制限する第1ブレーキ22及び第2ブレーキ24を備えている。
さらに、変速機構14と第2クラッチ18との間に、変速機構14からの動力を出力する出力ギヤ26が配置されている。
また、第1プラネタリギヤセット34は第4プラネタリギヤセット40の外周部に重ねて配置されており、これらの第1プラネタリギヤセット34と第4プラネタリギヤセット40とによって第2の複数段プラネタリギヤセット44が構成されている。
これらのプラネタリギヤセット34、36、38、40は、入力軸12が延びる方向に沿って、エンジン2に近い側から、第2の複数段プラネタリギヤセット44、第1の複数段プラネタリギヤセット42の順に配置されている。
各プラネタリギヤセット34、36、38、40は、それぞれ、外歯車のサンギヤ34a、36a、38a、40aと、このサンギヤ34a、36a、38a、40aに噛み合った複数のプラネタリピニオンと、これらのプラネタリピニオンを支持するキャリヤ34b、36b、38b、40bと、ピニオンに噛み合った内歯車のリングギヤ34c、36c、38c、40cとを備えている。
一方、図1及び図3に示すように、第2の複数段プラネタリギヤセット44は、内周側の第4プラネタリギヤセット40のリングギヤ40cと、外周側の第1プラネタリギヤセット34のサンギヤ34aが連結されていない非連結型プラネタリギヤセットとなっている。この第2の複数段プラネタリギヤセット44(非連結型プラネタリギヤセット)は、入力軸が延びる方向で見て、その最外周に位置する第1プラネタリギヤセット34のリングギヤ34cが、第1の複数段プラネタリギヤセット42(連結型プラネタリギヤセット)の最外周に位置する第2プラネタリギヤセット36のリングギヤ36cよりも外周側に位置している。
また、第2プラネタリギヤセット36のリングギヤ36cは、第1クラッチ16の出力軸16aに連結されており、これにより、第1クラッチ16及び第2クラッチ18を介して入力軸12に断接可能に連結されている。
また、第2プラネタリギヤセット36のサンギヤ36a(即ち、第3プラネタリギヤセット38のリングギヤ38c)は、第3クラッチ20の出力軸20aに連結されており、これにより、第3クラッチ20及び第2クラッチ18を介して入力軸12に断接可能に連結されている。
また、第2ブレーキ24は、第1プラネタリギヤセット34のリングギヤ34cの外周部においてケース部本体30aの内周に固定されており、第1プラネタリギヤセット34のリングギヤ34cと連結されて、このリングギヤ34cの作動を制限する。
上述したように、第1プラネタリギヤセット34の外周部には、第2ブレーキ24のみが配置されているが、この第1プラネタリギヤセット34の外周部に複数のブレーキ(例えば、第1ブレーキ22及び第2ブレーキ24)が配置されるようにしてもよい。
オイル貯留部58は、上方に向かって開口したほぼ直方体形状の箱体であり、その底面が入力軸12とほぼ同じ高さ位置となるように、ケース部本体30aの外周の車両前方側において、ケース部本体30aと一体に設けられている。また、オイル貯留部58には、その上面の開口を覆うカバー58aが設けられている。さらに、オイル貯留部58の上部には、このオイル貯留部58と変速機ケース28の内部とを連通させるように開口58bが形成されており、余剰の作動油がオイル貯留部58からこの開口58bを介して変速機ケース28内に還流可能となっている。
さらに、オイル貯留部58の下端部と、第1クラッチ16及び第3クラッチ20の遠心キャンセル室とを連通させる油路60が、ケース部30のケース部本体30aやエンドカバー30cに形成されている。オイル貯留部58は、油路60の遠心キャンセル室側の出口よりも上方に設けられているので、オイル貯留部58内の作動油は、重力によって遠心キャンセル室に供給される。
2 エンジン
4 出力軸
6 自動変速機
8 カウンタ機構
10 デファレンシャル機構
12 入力軸
14 変速機構
16 第1クラッチ
18 第2クラッチ
20 第3クラッチ
22 第1ブレーキ
24 第2ブレーキ
26 出力ギヤ
28 変速機ケース
34 第1プラネタリギヤセット
36 第2プラネタリギヤセット
38 第3プラネタリギヤセット
40 第4プラネタリギヤセット
34a、36a、38a、40a サンギヤ
34b、36b、38b、40b キャリヤ
34c、36c、38c、40c リングギヤ
42 第1の複数段プラネタリギヤセット
44 第2の複数段プラネタリギヤセット
54、58 オイル貯留部
Claims (4)
- 動力源で生成された動力を変速して出力する自動変速機であって、
上記動力源で生成された動力が入力される入力軸と、
少なくとも2つのプラネタリギヤセットを内外周に重ねて配置して構成された第1の複数段プラネタリギヤセットと、
少なくとも2つのプラネタリギヤセットを内外周に重ねて配置して構成された第2の複数段プラネタリギヤセットと、を有し、
上記第1の複数段プラネタリギヤセット及び上記第2の複数段プラネタリギヤセットのプラネタリギヤセットは、それぞれ、上記入力軸の周りに設けられたサンギヤ、プラネタリピニオン、このプラネタリピニオンを回転自在に支持するキャリア、及び、リングギヤを有し、
さらに、上記動力源から上記入力軸に入力された動力を上記プラネタリギヤセットの上記サンギヤ、上記キャリア、又は、上記リングギヤのいずれかに伝達する1つ又は複数のクラッチであって、締結ピストンと、この締結ピストンの締結を制御するための作動油が供給される締結油圧室と、上記入力軸が延びる方向に沿って、上記締結ピストンに対して上記締結油圧室の反対側に設けられる遠心キャンセル室と、を有するクラッチと、
このクラッチの遠心キャンセル室へ油路を介して供給され又は上記遠心キャンセル室から油路を介して排出される作動油を貯留するオイル貯留部と、を有し、
上記第1の複数段プラネタリギヤセットは、内周側プラネタリギヤセットのリングギヤと、外周側プラネタリギヤセットのサンギヤが連結された連結型プラネタリギヤセットであり、
上記第2の複数段プラネタリギヤセットは、内周側プラネタリギヤセットのリングギヤと、外周側プラネタリギヤセットのサンギヤが連結されていない非連結型プラネタリギヤセットであり、且つ、上記入力軸が延びる方向で見て、その最外周に位置するリングギヤが、上記連結型プラネタリギヤセットの最外周のリングギヤよりも外周側に位置し、
上記オイル貯留部は、上記連結型プラネタリギヤセットの外周部に配置されることを特徴とする自動変速機。 - さらに、上記第2の複数段プラネタリギヤセットの外周部に配置され、上記第1の複数段プラネタリギヤセット及び/又は上記第2の複数段プラネタリギヤセットの上記サンギヤ、上記キャリア、又は、上記リングギヤのいずれかの作動を制限する複数のブレーキを有し、
上記オイル貯留部は、上記入力軸が延びる方向で見て、上記複数のブレーキのうち少なくとも最外周に位置するブレーキとオーバーラップする位置に配置されている請求項1に記載の自動変速機。 - さらに、上記第2の複数段プラネタリギヤセットの外周部に配置され、上記第1の複数段プラネタリギヤセット及び/又は上記第2の複数段プラネタリギヤセットの上記サンギヤ、上記キャリア、又は、上記リングギヤのいずれかの作動を制限する単一のブレーキを有し、
上記オイル貯留部は、上記入力軸が延びる方向で見て、上記単一のブレーキとオーバーラップする位置に配置されている請求項1に記載の自動変速機。 - 上記1つ又は複数のクラッチは、上記連結型プラネタリギヤセットに隣接して配置され、
上記オイル貯留部は、上記連結型プラネタリギヤセットの外周部且つ上記1つ又は複数のクラッチの外周部に配置される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動変速機。
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