JP2014202026A - 換気雨押え構造及び換気雨押え - Google Patents

換気雨押え構造及び換気雨押え Download PDF

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Abstract

【課題】防水紙と外壁との間から、水滴が家屋内に浸入することを防止する。
【解決手段】換気スリット9の上方の外壁7に沿って液密に取り付けられた板状の取付体22と、この取付体22の下端側が屋根材2側に屈曲して形成されるとともに、換気スリット9の上方を覆う排水体23を有する排水部材20と、屋根材2上に設けられ、その内部には、換気スリット9から屋根材2上面に通じる通流路34が形成された換気部31と、板状に形成され、その下端部が換気部31上面に沿って設けられ、その上端部は排水体23の上方に、排水体23から離間しつつ、外壁7側に延設された第1雨押え部32と、第1雨押え部32の上端から、上方に屈曲し、外壁7に沿って形成された板状の第2雨押え部33を有する雨押え部材30と、上端側が外壁7に固定されつつ、外壁7に沿って設けられ、その下端部が取付体22の外壁7とは反対側に接着された防水紙40とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、家屋の外壁と屋根材との間に設けられた換気孔からの雨水の浸入を防ぐ換気雨押え構造及び換気雨押えに関する。
家屋の外壁と屋根材との境界部から、雨水や結露等の水滴が浸入することを防止する方法として、雨押え構造が知られている。
この雨押え構造は、例えば図1に示す家屋1の、壁部3と屋根材2の境界部に設けられる。図9、図10に示すように、壁部3は、ベニヤ板等の外壁91と、外壁91の外側に位置し、風雨を受けるサイディング92とを有している。サイディング92と外壁91の間には防水紙94が設けられている。屋根材2は、外壁91から下方に傾斜して設けられている。
雨押え構造93は、家屋1の壁部3と屋根材2の境界部の上方を覆う位置に設けられ、雨水や結露等の水滴の浸入を防ぐ機能を有している。すなわち、サイディング92が風雨を受けると、雨水はサイディング92上を伝わり、外壁91と屋根材2との境界部に滴下する。雨押え構造93は、この雨水を受けて屋根材2上に案内することで、雨水が家屋内に浸入することを防止する。
サイディング92の内側に雨水が浸入した場合や、結露により水滴が発生する場合であっても、図9、図10に示す防水紙94とサイディング92との間を伝わって雨押え構造93上に流れ落ち、屋根材2上に案内される。
なお、上述した雨押え構造に、家屋内の換気を行う機能を付加した換気雨押え構造も同様に知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。この換気雨押え構造では、屋根材と外壁との境界部に換気スリット等の換気孔が形成されている。換気雨押え構造の内部には、換気スリットから屋根材の上面に通じる通流路が形成されており、家屋内の換気を可能としている。
特開2013−032621号公報 特開2006−063725号公報
上述した換気雨押え構造、及び、換気雨押え構造に用いられる換気雨押えでは、次のような問題があった。すなわち、外壁に窓構造等が設けられている場合、外壁と窓構造との間から、雨水や結露による水滴が防水紙と外壁の間に浸入する虞がある。この水滴は、防水紙と外壁の間を通り、換気スリットから家屋内に浸入する。このため、換気スリットの防水が十分にできない問題があった。
そこで本発明は、防水紙と外壁との間から、水滴が家屋内に浸入することを防止できる換気雨押え構造を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の換気雨押え構造は次のように構成されている。
家屋の外壁と屋根材との間の換気孔に設けられる換気雨押え構造において、前記換気孔の上方の前記外壁に沿って液密に取り付けられた取付体と、この取付体の下端側が前記屋根材に沿って設けられるとともに、前記換気孔の上方を覆う排水体を有する排水部材と、前記屋根材上に設けられ、その内部は、前記換気孔から前記屋根材上面に通じる通流路が形成された換気体と、板状に形成され、その下端部が前記換気体上面に沿って設けられ、その上端部は前記排水体の上方に位置するとともに、前記外壁側に延設された第1雨押え体と、前記第1雨押え体の上端から、上方に屈曲し、前記外壁に沿って形成された板状の第2雨押え体を有する雨押え部材と、上端側が前記外壁に固定されつつ、前記外壁に沿って設けられ、その下端部が前記取付体の前記外壁とは反対側に接着された防水紙とを備えることを特徴とする。
その上面で雨水を案内し、その内部で水滴を案内する換気雨押えにおいて、その内部に通流路が形成された換気体と、その一端側が前記換気体の上部に取り付けられ、その上面で前記雨水を案内する板状の第1雨押え体と、前記第1雨押え体の他端から上方へ屈曲して形成され、前記第1雨押え体の上面に前記雨水を案内する第2雨押え体とを有する雨押え部材と、前記第1雨押え体の下面に、前記第1雨押え体と前記第2雨押え体との境界部に沿って設けられ、前記第1雨押え体の下面側に形成された排水体と、前記第2雨押え体の前記第1雨押え体の上面側とは反対側の面に沿って設けられ、外部との取付けに供される取付体とを有し、前記第2雨押え体の前記取付体側に発生した前記水滴を、前記第2雨押え部と前記取付体との間、及び、前記第1雨押え部と前記排水体との間で、前記通流路に案内する排水部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、防水紙と外壁との間から、水滴が家屋内に浸入することを防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係る換気雨押え構造を有する家屋を示す斜視図。 同換気雨押え構造を一部破断して示す斜視図。 同換気雨押え構造を示す断面図。 同換気雨押え構造の排水部材を示す斜視図。 本発明の第2の実施の形態に係る換気雨押え構造を、一部破断して示す斜視図。 同換気雨押え構造を示す断面図。 本発明の第3の実施の形態に係る換気雨押え構造を、一部破断して示す斜視図。 同換気雨押え構造を示す断面図。 一般的な雨押え構造を一部破断して示す斜視図。 同雨押え構造を示す断面図。
図1は換気雨押え構造(換気雨押え)10が配置される家屋1を示す斜視図、図2は換気雨押え構造10を一部破断して示す斜視図、図3は換気雨押え構造10を示す断面図、図4は排水部材20を示す斜視図である。
図1に示すように、家屋1は、1階部分1aと2階部分1bとを有する2階建構造である。2階部分1bは、垂直に形成された壁部3を有している。1階部分1aの屋根材2は、2階部分1bの壁部3から下方に傾斜して設けられている。屋根材2と壁部3との境界部4(4a,4b)には、図3に示すように、家屋1内部の換気を行う換気スリット9が設けられている。境界部4は、屋根材2の傾斜の上下方向に対し垂直に形成された境界部(平行壁際)4aと、屋根材2の傾斜の上下方向に沿って形成された境界部(流壁際)4bとを有している。
壁部3は、図2に示すように、家屋1の骨組である柱6に固定された外壁7と、柱6に外壁7を介して固定されたサイディング8とを有している。外壁7は、例えば合板等の木製の板材7aと、板材7aの、柱6とは反対側の面に貼り付けられた防水性のルーフィング7bとを有している。
サイディング8は、胴縁8a、後述する防水紙40、外壁7を介し、柱6に固定されている。サイディング8は、風雨を受け、外壁7に直接風雨が当たることを防止する機能を有している。壁部3には、図1に示すように、例えば窓構造5が設けられており、後述する防水紙40は窓構造5まで延設されている。
換気雨押え構造10は、図3に示すように、境界部4に形成された換気スリット9の上方を覆う位置に設けられている。換気雨押え構造10は、換気スリット9の上方に位置しつつ、外壁7に取り付けられた排水部材20と、屋根材2に設けられた雨押え部材30と、外壁7とサイディング8との間に、外壁7に沿って設けられた防水紙40とを備えている。
排水部材20は、例えば金属板を屈曲させて形成されている。排水部材20は、外壁7に取り付けられる取付体22と、この取付体22の下端側が屋根材2側に屈曲して形成される排水体23とを有している。
取付体22の上端には、外壁7及び取付体22の上端に沿って防水テープ26が貼られている。防水テープ26は、防水紙40裏面及び外壁7を伝わる水滴が、取付体22と外壁7との間に浸入することを防止する機能を有している。すなわち、防水テープ26により、取付体22と外壁7との間は液密に形成されている。
排水体23は、換気スリット9の上方を覆いつつ、屋根材2に沿って形成されている。排水体23の下端部は、後述する換気部(換気体)31の内部に位置している。
雨押え部材30は、屋根材2上に取り付けられた換気部31と、この換気部31の上面にその下端部が設けられ、外壁7側にその上端部が延出する第1雨押え部(第1雨押え体)32と、第1雨押え部32の上端から、外壁7に沿って上方に延出する第2雨押え部(第2雨押え体)33とを有している。
換気部31の内部には、換気スリット9から屋根材2上に通じる通流路34が形成されている。通流路34は、家屋1の内部から屋根材2上への換気を可能とする機能を有している。
第1雨押え部32は、換気部31の上面から外壁7側に延設されている。第1雨押え部32は、排水体23の上方に離間して形成されている。第1雨押え部32の上端には、外壁7に沿って上方に延設された第2雨押え部33が設けられている。第2雨押え部33の上端は、サイディング8と外壁7との間に位置している。また、第2雨押え部33のサイディング8側の面には、外壁7に沿って設けられた防水紙40の下端部が貼り付けられている。第2雨押え部33と防水紙40との貼り付けには、防水両面テープ41が用いられている。すなわち、第2雨押え部33と防水紙40との間は液密に形成されている。
上述した換気雨押え構造10は、風雨や結露により発生する水滴を、次のようにして排水する。
弱い風雨が発生している場合は、雨水はサイディング8に当たり、サイディング8の下方の第1雨押え部32に滴下する。この雨水は第1雨押え部32上を通り、屋根材2上に流れる。
強い風雨、例えば、第1雨押え部32の上面、及び、第2雨押え部33の外壁7とは反対側の面を吹き上がる強い風が発生した場合、第1雨押え32に滴下した雨水は、風に吹かれて、第1雨押え32の上面、及び、第2雨押え部33の外壁7とは反対側の面を這い登る。しかしながら、第2雨押え部33のサイディング8側の面と防水紙40の下端部は、防水両面テープ41により、液密に封じられている。このため、雨水がサイディング8の外壁7側に浸入した場合であっても、防水紙40と外壁7との間に浸入することはない。サイディング8と外壁7との間に浸入した雨水は、再び第2雨押え部33の外壁7とは反対側の面、及び、第1雨押え部32上を通り、屋根材2上に流れる。したがって、雨水は換気スリット9を通ることはなく、家屋1内に浸入することもない。
サイディング8と防水紙40との間に結露が発生した場合、この結露により生じる水滴は防水紙40とサイディング8との間を下方に向かって流れ落ち、第1雨押え部32の上面に滴下する。後述する強い風雨が発生していない場合は、第1雨押え部32の上面に滴下した水滴は、第1雨押え部32上を通り、屋根材2上に案内される。
第1雨押え部32の上面、及び、第2雨押え部33の外壁7とは反対側の面を吹き上がる強い風が発生している場合、この風に吹かれ、第1雨押え部材32の上面に滴下した水滴は再びサイディング8の外壁7側に浸入する。しかしながら、第2雨押え部33のサイディング8側の面と防水紙40の下端部が、防水両面テープ41により液密に封じられているため、防水紙40と外壁7との間に浸入することはなく、家屋1内に浸入することもない。
サイディング8の外壁7側に浸入した水滴は、第1雨押え部32に滴下し、屋根材2上に流れる。このため、サイディング8と防水紙40との間に、結露による水滴が発生しても、この水滴が換気スリット9を通ることはなく、家屋1内に浸入することもない。
防水紙40と外壁7との間に、結露による水滴が発生した場合、若しくは、屋根材2と外壁7とのとりあい部や、窓構造5が設けられた位置等から、防水紙40と外壁7との間に雨水等が浸入した場合、結露や雨水による水滴は防水紙40と外壁7との間を下方に流れ落ちる。
防水紙40と外壁7との間の水滴は、防水紙40の下端部が貼り付けられた第2雨押え部33に向かって流れ落ちる。この際、第2雨押え部33と防水紙40との間は液密に形成されているため、水滴は第2雨押え部33と外壁7との間に伝わり、取付体22に向かって流れ落ちる。
取付体22と外壁7との間は防水テープ26によって液密に形成されているため、水滴は取付体22の外壁7とは反対側の面を通り、排水体23上を流れる。排水体23は換気スリット9の上方を覆いつつ、その下端は換気部31の内部に位置している。このため、水滴は排水体22の上面を流れ、換気部31の内部を通り、屋根材2上に案内される。
したがって、防水紙40と外壁7との間に発生した水滴は換気スリット9を通ることはなく、家屋内に浸入することもない。
上述したように、本発明の第1の実施の形態に係る換気雨押え構造10によれば、外壁7と防水紙40との間に結露が発生した場合や、窓構造5等と外壁7との境界から雨水が浸入した場合であっても、排水部材20を設けることで、水滴を屋根材2上に案内することが可能である。このため、この水滴が換気スリット9から家屋1内に浸入することを防止できる。
上述したように、本発明によれば、防水紙と外壁との間から水滴が家屋内に浸入することを防止できる。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る換気雨押え構造10Aを、一部破断して示す斜視図、図6は換気雨押え構造10Aを示す断面図である。なお、図5、図6において、図2〜4と同一機能部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
換気雨押え構造10Aは、換気スリット9の上方に位置しつつ、外壁7に取り付けられた排水部材50と、屋根材2に設けられた雨押え部材30と、外壁7とサイディング8との間に、外壁7に沿って設けられた防水紙40とを備えている。すなわち、換気雨押え構造10Aには、上述した換気雨押え構造10における排水部材20に代わり、排水部材50が設けられている。
排水部材50は、上述した排水部材20と同様に、取付体22、排水体23を有している。排水部材50は更に、排水体23の上部に排水路形成部(排水路形成体)53を有している。排水路形成部53は、排水体23の上面に配置される土台板54と、土台板54上に、外壁7側から離間する方向に沿って形成された仕切板55と、仕切板55上に形成された天板56を有している。天板56、土台板54、仕切板55は、排水路形成部53の内部に、水滴を案内する排水路57を形成している。
このように形成された換気雨押え構造10Aは、風雨や結露により発生する水滴を、上述した換気雨押え構造10と同様に排水することが可能である。さらに、排水路形成部53により、外壁7から伝わる水滴を屋根材2上に確実に案内することが可能である。また、排水路形成部53は、仕切板55により、雨押え部材30を下方から支持している。このため、換気雨押え構造10Aの強度を高めることも可能である。
上述したように、本発明の第2の実施の形態に係る換気雨押え構造10Aによれば、上述した換気雨押え構造10と同様の効果を得ることが可能である。更に、排水路形成部53により、排水体23と第1雨押え部32との間の間隔を確保し、換気雨押え構造10Aの強度も高めることができる。また、排水路57により、外壁7から伝わる水滴を屋根材2上に確実に案内することが可能である。
上述したように、本発明によれば、防水紙と外壁との間から、水滴が家屋内に浸入することを防止できる。
図7は本発明の第3の実施の形態に係る換気雨押え構造10Bを一部破断して示す斜視図、図8は換気雨押え構造10Bを示す断面図である。なお、図7、図8において、図2〜6と同一機能部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。なお、換気雨押え構造10Bでは、排水部材50の排水路57は、図7、図8に示すように、後述する換気部材70、笠木80に沿って延設されている。
換気雨押え構造10Bは、換気スリット9の上方に位置しつつ、外壁7に取り付けられた排水部材50と、排水部材50と屋根材2との間に設けられた換気部材70と、排水部材50の上面に設けられた笠木80と、笠木80の上面に設けられた雨押え部材60とを備えている。
雨押え部材60は、その下部が笠木80の上面に設けられた第1雨押え部61と、第1雨押え部61の上端から上方に延出する第2雨押え部62とを有している。第2雨押え部62は、上述した第2雨押え部33と同様に、防水紙40と外壁7との間に設けられ、防水紙40の下端部と防水両面テープ41で接着されている。第1雨押え部61は、図7、図8に示すように、笠木80に沿って屈曲し、釘材Kによって笠木80に固定されている。
換気部材70の断面形状は、例えば、複数の通気路71を有するハニカム構造である。通気路71は、換気スリット9から屋根材2の上方に通じている。
このように形成された換気雨押え構造10Bは、風雨や結露により発生する水滴を、上述した換気雨押え構造10及び換気雨押え構造10Aと同様に排水することが可能である。また、換気部材70により、家屋1内から屋根材2上への換気も可能である。
上述したように、本発明の第3の実施の形態に係る換気雨押え構造10Bによれば、上述した換気雨押え構造10Aと同様の効果を得ることが可能である。
上述したように、本発明によれば、防水紙と外壁との間から結露が家屋内に浸入することを防止できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、雨押え部材に十分な剛性を付加し、笠木を用いない場合にも、同様に適用できる。また、上述した例では、金属板で形成された排水部材を用いているが、これが樹脂製である場合や、シート状であっても同様に適用できる。排水部材の排水体は、上述した例では、雨押え部材と離間させ、排水を可能としているが、排水体と雨押え部材とを離間させず、排水体に排水を行うための溝を設ける方法でも、同様に適用できる。
更に、上記実施の形態では、家屋の壁部にサイディングを用いているが、これがモルタルや板貼り構造等であっても、同様に適用できるのは勿論である。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
1…家屋、2…屋根材、3…壁部、4…境界部、7,91…外壁、9…換気スリット、10,10A,10B…雨押え構造、20,50…排水部材、22…取付体、23…排水体、26…防水テープ、30,60…雨押え部材、31…換気部、32,61…第1雨押え部、33,62…第2雨押え部、34…通流路、40,94…防水紙、41…防水両面テープ、53…排水路形成部、54…土台板、55…仕切板、56…天板、57…排水路、70…換気部材、71…通気路、80…笠木。

Claims (8)

  1. 家屋の外壁と屋根材との間の換気孔に設けられる換気雨押え構造において、
    前記換気孔の上方の前記外壁に沿って液密に取り付けられた取付体と、この取付体の下端側が前記屋根材に沿って設けられるとともに、前記換気孔の上方を覆う排水体を有する排水部材と、
    前記屋根材上に設けられ、その内部には、前記換気孔から前記屋根材上面に通じる通流路が形成された換気体と、板状に形成され、その下端部が前記換気体上面に沿って設けられ、その上端部は前記排水体の上方に位置するとともに、前記外壁側に延設された第1雨押え体と、前記第1雨押え体の上端から、上方に屈曲し、前記外壁に沿って形成された板状の第2雨押え体を有する雨押え部材と、
    上端側が前記外壁に固定されつつ、前記外壁に沿って設けられ、その下端部が前記取付体の前記外壁とは反対側に位置する防水紙とを備えることを特徴とする換気雨押え構造。
  2. 前記排水体の上面には、前記排水体に配置される土台板と、前記土台板上に、前記外壁側から離間する方向に沿って形成された仕切板と、前記仕切板上に形成された天板とを有する排水路形成体が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の換気雨押え構造。
  3. 前記排水体と前記屋根材との間には、前記排水体に沿って設けられ、前記排水体を支持するとともに、前記換気孔から前記屋根材上方へ通じる通気路を有する換気部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の換気雨押え構造。
  4. 前記天板と前記第1雨押え体との間には、前記天板に沿って形成された笠木を備えることを特徴とする請求項2に記載の換気雨押え構造。
  5. その上面で雨水を案内し、その内部で水滴を案内する換気雨押えにおいて、
    その内部に通流路が形成された換気体と、その一端側が前記換気体の上部に取り付けられ、その上面で前記雨水を案内する板状の第1雨押え体と、前記第1雨押え体の他端から上方へ屈曲して形成され、前記第1雨押え体の上面に前記雨水を案内する第2雨押え体とを有する雨押え部材と、
    前記第1雨押え体の下面に、前記第1雨押え体と前記第2雨押え体との境界部に沿って設けられ、前記第1雨押え体の下面側に形成された排水体と、前記第2雨押え体の前記第1雨押え体の上面側とは反対側の面に沿って設けられ、外部との取付けに供される取付体とを有し、前記第2雨押え体の前記取付体側に発生した前記水滴を、前記第2雨押え部と前記取付体との間、及び、前記第1雨押え部と前記排水体との間で、前記通流路に案内する排水部材とを備えることを特徴とする換気雨押え。
  6. 前記排水体と前記第1雨押え体との間には、前記排水体の上面に配置される土台板と、前記土台板の上面に設けられた仕切板と、前記仕切板の上部に設けられ、前記第1雨押え体に取り付けられる天板とを有する排水路形成体を備えることを特徴とする請求項5に記載の換気雨押え。
  7. 前記排水体の下面側には、その内部に通気路を有する換気部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の換気雨押え。
  8. 前記天板と前記第1雨押え体との間には、前記天板に沿って形成された笠木を備えることを特徴とする請求項6に記載の換気雨押え。
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