JP2014201084A - 振動抑制構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングサポートメンバー、ペダルブラケット、車体などに発生する振動を効果的に抑制し、ステアリング装置の支持剛性及びペダルブラケットの取付剛性を向上させるとともに、簡単かつ軽量な構造を実現することにある。【解決手段】ダッシュパネル2の上方に連続して配置されるカウルアッパーパネル3において、車両幅方向に並んで設けられているペダルブラケット6,7の取付部6a,7a間は、ペダルブラケットリンフォースメント8によって連結されているとともに、ペダルブラケット6,7の取付部6a,7a間に位置するペダルブラケットリンフォースメント8の中間部81cには、ステアリングサポートブラケット10が取付けられ、カウルアッパーパネル3とステアリングサポートメンバー9とは、ペダルブラケットリンフォースメント8及びステアリングサポートブラケット10を介して、互いに連結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ステアリング装置、ペダルブラケット、車体等に発生する振動を抑制する振動抑制構造に関する。
従来から、車両の車体前部には、図6に示すように、エンジンルームEと車室内Rとを隔てるダッシュパネル51が設けられているとともに、該ダッシュパネル51の上方に連続して配置されるカウルアッパーパネル52が設けられている。これらダッシュパネル51及びカウルアッパーパネル52には、車両操作用のブレーキペダル及びクラッチペダルを回動可能に支持する一対のペダルブラケット(図示せず)が取付けられており、各ペダルブラケットの上下取付部には、ペダルブラケットリンフォースメント53a,53bが設けられている。
また、ダッシュパネル51及びカウルアッパーパネル52の車両後方に位置する車室内R側には、ステアリングシャフト等を支持するステアリングサポートメンバー54が車両幅方向に沿って架設されており、該ステアリングサポートメンバー54は、車両幅方向の左右両端が車体側部に取付けられている。そして、このステアリングサポートメンバー54とカウルアッパーパネル52のペダルブラケットリンフォースメント53bとの間には、ステアリングサポートブラケット55が配設されている。
ところで、ペダルブラケットリンフォースメント53a,53bは、ステアリング装置、ペダルブラケット、車体等に発生する振動を抑制するために設けられた補強部材である。このような補強部材の中には、ダッシュパネル51とステアリングサポートメンバー54とを連結するステアリングサポートブラケット55の補強ステーとして構成されているものがあり、当該補強ステーによって、ステアリングサポートメンバー54に発生する振動を抑える構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−14161号公報
しかしながら、上述した従来の振動抑制構造にあっては、ダッシュパネル51上のペダルブラケット取付部周辺のみにペダルブラケットリンフォースメント53a,53bが設けられ、カウルアッパーパネル52に一対のペダルブラケットがそれぞれ個別に取付けられているとともに、ペダルブラケットリンフォースメント53a,53bがステアリングサポートブラケット55がペダルブラケットに固定されて配置されており、ダッシュパネル51とカウルアッパーパネル52との境目の位置で分割されているので、ステアリングサポートメンバー54などに発生した車両前後方向の振動をカウルアッパーパネル52が受けると、図6の鎖線で示すように、当該カウルアッパーパネル52が車両前後方向に揺れてしまい、ステアリング装置の支持剛性及びペダルブラケットの取付剛性の低下を招くとともに、ステアリング装置、ペダルブラケット、車体などに発生した振動の抑制機能を十分に発揮することができないという問題を有している。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ステアリングサポートメンバー、ペダルブラケット、車体などに発生する振動を効果的に抑制し、ステアリング装置の支持剛性及びペダルブラケットの取付剛性を向上させるとともに、簡単かつ軽量な構造を実現することが可能な振動抑制構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、エンジンルームと車室内とを隔てるダッシュパネルと、該ダッシュパネルの上方に連続して配置されるカウルアッパーパネルとが設けられ、これらダッシュパネル及びカウルアッパーパネルには、車両操作用のペダルを回動可能に支持する複数のペダルブラケットが取付けられ、各ペダルブラケットの取付部には、補強部材が設けられている一方、前記ダッシュパネル及び前記カウルアッパーパネルの車両後方に位置する車室内側には、ステアリングサポートメンバーが車両幅方向に沿って架設されており、前記ステアリングサポートメンバーと前記補強部材との間には、ステアリングサポートブラケットが配設されている振動抑制構造であって、前記カウルアッパーパネルにおいて車両幅方向に並んで設けられている前記ペダルブラケットの取付部間は、前記補強部材によって連結されているとともに、前記ペダルブラケットの取付部間に位置する前記補強部材の中間部には、前記ステアリングサポートブラケットが取付けられ、前記カウルアッパーパネルと前記ステアリングサポートメンバーとは、前記補強部材及び前記ステアリングサポートブラケットを介して、互いに連結されている。
また、本発明において、前記カウルアッパーパネルの前記ペダルブラケットの取付部に設けられた前記補強部材と、前記ダッシュパネルの前記ペダルブラケットの取付部に設けられた前記補強部材とが、一枚のパネル部材によって一体的に形成され、かつ前記ダッシュパネルと前記カウルアッパーパネルとの境目を跨いで連続して設けられている。
さらに、本発明において、前記一体的に形成された補強部材の上面には、前記カウルアッパーパネルの前記ペダルブラケットの取付部及び前記ステアリングサポートブラケットの取付部をそれぞれ基点とするビードが、前記ダッシュパネルと前記カウルアッパーパネルとの境目を跨いで形成されている。
そして、本発明において、前記ペダルブラケットと前記補強部材とによって、車両側方視で環状の構造部がそれぞれ形成され、これら環状の構造部と前記カウルアッパーパネルの前記補強部材とが組み合わされることにより、車両下向きに開口部を有するU字状の構造部が形成されている。
また、本発明において、前記カウルアッパーパネル内であって、前記ペダルブラケットの取付部と前記補強部材が設けられている箇所には、仕切り壁によって形成される複数のバルク構造部が設けられている。
上述の如く、本発明に係る振動抑制構造は、エンジンルームと車室内とを隔てるダッシュパネルと、該ダッシュパネルの上方に連続して配置されるカウルアッパーパネルとが設けられ、これらダッシュパネル及びカウルアッパーパネルには、車両操作用のペダルを回動可能に支持する複数のペダルブラケットが取付けられ、各ペダルブラケットの取付部には、補強部材が設けられている一方、前記ダッシュパネル及び前記カウルアッパーパネルの車両後方に位置する車室内側には、ステアリングサポートメンバーが車両幅方向に沿って架設されており、前記ステアリングサポートメンバーと前記補強部材との間には、ステアリングサポートブラケットが配設され、前記カウルアッパーパネルにおいて車両幅方向に並んで設けられている前記ペダルブラケットの取付部間は、前記補強部材によって連結されているので、ペダルブラケットの取付部であるカウルアッパーパネルの剛性及びペダルブラケットの取付剛性を向上させることが可能となり、ブレーキペダルやクラッチペダルなどからの振動を抑制できる。
また、本発明の振動抑制構造において、前記ペダルブラケットの取付部間に位置する前記補強部材の中間部には、前記ステアリングサポートブラケットが取付けられ、前記カウルアッパーパネルと前記ステアリングサポートメンバーとは、前記補強部材及び前記ステアリングサポートブラケットを介して、互いに連結されているので、補強部材により剛性が向上したカウルアッパーパネルと剛性の高いステアリングサポートメンバーとでステアリングサポートブラケットの両端部が支持されることになり、ステアリングサポートブラケットの剛性を向上させることができ、ステアリング装置などで発生した振動を抑制することができる。しかも、この発生した振動を車体側の補強部材がバランスよく受けるようになっているので、より一層効果的に当該振動を抑制できる。
また、本発明において、前記カウルアッパーパネルの前記ペダルブラケットの取付部に設けられた前記補強部材と、前記ダッシュパネルの前記ペダルブラケットの取付部に設けられた前記補強部材とが、一枚のパネル部材によって一体的に形成され、かつ前記ダッシュパネルと前記カウルアッパーパネルとの境目を跨いで連続して設けられているので、ダッシュパネルとカウルアッパーパネルとの境目を補強部材によって補強することができ、車体の剛性向上を図ることができ、車体での振動発生を抑えることができる。これにより、ステアリングサポートブラケットに発生する振動を低減でき、特にステアリング装置及び車両操作用ペダルの振動を抑制することができる。
さらに、本発明において、前記一体的に形成された補強部材の上面には、前記カウルアッパーパネルの前記ペダルブラケットの取付部及び前記ステアリングサポートブラケットの取付部をそれぞれ基点とするビードが、前記ダッシュパネルと前記カウルアッパーパネルとの境目を跨いで形成されているので、ダッシュパネルとカウルアッパーパネルとの境目を跨ぐ補強部材の折れ目を補強することが可能となり、補強部材の変形を抑えることができる。それに加えて、補強部材及び該補強部材を設けた車体の剛性が向上することになるので、車体の振動をさらに抑制し、ステアリング装置及び車両操作用ペダルの振動を低減させることができる。
また、本発明において、前記ペダルブラケットと前記補強部材とによって、車両側方視で環状の構造部がそれぞれ形成されているので、環状の構造部の存在により車体が補強され、車体の剛性が高められることになる。したがって、ペダルブラケットの取付剛性が向上するため、ペダルブラケットなどに発生した振動を抑制できるとともに、ペダル踏み込み時のペダルブラケットの剛性を高めることができる。
しかも、本発明において、これら環状の構造部と前記カウルアッパーパネルの前記補強部材とが組み合わされることにより、車両下向きに開口部を有するU字状の構造部が形成されているので、ステアリングサポートブラケットを効果的に支えることができ、ステアリングサポートブラケットの剛性を向上させることができるとともに、ステアリングサポートメンバーの振動を抑制することができる。さらに、ステアリング装置で発生した振動を車体だけでなく、複数のペダルブラケットでも受けることができ、発生した振動の抑制を容易に行うことができる。それに加えて、振動をコントロールするためのマスダンパーの設置数を少なくすることが可能になるため、軽量化及びコストダウンを図ることができる。
そして、本発明において、前記カウルアッパーパネル内であって、前記ペダルブラケットの取付部と前記補強部材が設けられている箇所には、仕切り壁によって形成される複数のバルク構造部が設けられているので、カウルアッパーパネル及び車体の剛性を高めることが可能となり、ペダルブラケット及びステアリングサポートメンバーの剛性を向上させ、より一層効果的に発生した振動を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る振動抑制構造が適用されたペダルブラケットの取付部周辺を車室内側斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る振動抑制構造を構成するペダルブラケット、ペダルブラケットリンフォースメント、ステアリングサポートブラケット及びステアリングサポートメンバーの配置関係を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る振動抑制構造のペダルブラケットリンフォースメントを車室内側から見た斜視図である。 図1のペダルブラケットの取付部周辺をステアリングサポートブラケットの中心線上で切断して示す概略断面図である。 図1のペダルブラケットの取付部周辺を車両側方から見た側面図である。 従来の振動抑制構造が適用されたペダルブラケットの取付部周辺をステアリングサポートブラケットの中心線上で切断して示す概略断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態に係る振動抑制構造を示すものである。また、図1〜図5において、矢印F方向は車両前方を示している。
車両の車体前部1には、図1〜図5に示すように、エンジンルームEと車室内Rとを隔てるダッシュパネル2と、該ダッシュパネル2の上方に連続して配置されるカウルアッパーパネル3とが設けられている。これらダッシュパネル2及びカウルアッパーパネル3には、車両操作用のクラッチペダル4及びブレーキペダル5を回動可能に支持する左右一対のペダルブラケット6,7が車両幅方向に間隔を空けて並んで取付けられており、各ペダルブラケット6,7の取付部6a,7aには、補強部材のペダルブラケットリンフォースメント8が設けられている。
一方、ダッシュパネル2及びカウルアッパーパネル3の車両後方に位置する車室内R側の上部には、ステアリングシャフト等を支持するパイプ状のステアリングサポートメンバー9が車両幅方向に沿って架設されており、該ステアリングサポートメンバー9は、車両幅方向の左右両端が車体側部に取付けられている。そして、このステアリングサポートメンバー9とカウルアッパーパネル3のペダルブラケットリンフォースメント8との間には、車両前後方向へ延びるステアリングサポートブラケット10が配設されている。
なお、ステアリングサポートメンバー9は、各種の艤装品を設置する大型樹脂成形部品のインストルメントパネル(図示せず)の内部に配置されており、当該インストルメントパネルなどを支持している。また、図1及び図2では、運転席側のステアリングサポートメンバー9のみを示している。
本実施形態のカウルアッパーパネル3の領域において、ペダルブラケット6,7の上側取付部6a,7aの間は、図1及び図2に示すように、ペダルブラケットリンフォースメント8によって連結されている。このため、本実施形態のペダルブラケットリンフォースメント8の上部81は、図3に示すように、車両幅方向に沿って延在する連続した形状を有しており、クラッチペダル4用のペダルブラケット6の上側取付部6aを取付けるために設けられる左側補強部81aと、ブレーキペダル5用のペダルブラケット7の上側取付部7aを取付けるために設けられる右側補強部81bと、これら左右両側の補強部81a,81bを連結する上側中間部81cが一枚のパネル部材によって一体的に形成されている。また、本実施形態のダッシュパネル2の領域において、ペダルブラケット6,7の下側取付部6b,7bの間は、ペダルブラケットリンフォースメント8によって連結されている。このため、本実施形態のペダルブラケットリンフォースメント8の下部82は、車両上下方向及び車両幅方向に沿って展開する連続した形状で、上部81よりも大きな面積を有しており、クラッチペダル4用のペダルブラケット6の下側取付部6bを取付けるために設けられる左側補強部82aと、ブレーキペダル5用のペダルブラケット7の下側取付部7bを取付けるために設けられる右側補強部82bと、これら左右両側の補強部82a,82bを連結し、かつ、これら補強部82a,82bの周囲に配置される下側中間部82cが一枚のパネル部材によって一体的に形成されている。しかも、ペダルブラケットリンフォースメント8は、上部81と下部82とが車両上下方向において連続して形成され、ダッシュパネル2とカウルアッパーパネル3との境目Bを跨いで設けられており、当該境目Bがペダルブラケットリンフォースメント8によって補強されるように構成されている。これによって、車体前部1の剛性向上が図られ、車体前部1での振動発生が抑制されることになる。
したがって、本実施形態の車体前部1の振動抑制構造は、全体が一枚のパネル部材で形成され、上下部81,82の中間部81c,82cがダッシュパネル2及びカウルアッパーパネル3に固着されたペダルブラケットリンフォースメント8によって構成されている。
また、ペダルブラケット6,7の上側取付部6a,7aの間に位置するペダルブラケットリンフォースメント8の上側中間部81cには、図1及び図2に示すように、中央補強部81dが設けられており、この中央補強部81dには、ステアリングサポートブラケット10の前端取付部10aが取付けられている。そのため、ペダルブラケットリンフォースメント8の上部81とステアリングサポートブラケット10とは、組付けられた状態で、平面視でT字型形状に配置されていることになる。そして、ステアリングサポートブラケット10の後端取付部10bは、ステアリングサポートメンバー9に固定されている。すなわち、カウルアッパーパネル3とステアリングサポートメンバー9とは、ペダルブラケットリンフォースメント8及びステアリングサポートブラケット10を介して互いに連結されている。
これによって、ステアリングサポートブラケット10の前後両端取付部10a,10bは、ペダルブラケットリンフォースメント8にて剛性が向上したカウルアッパーパネル3と剛性の高いステアリングサポートメンバー9とで支持されることになり、ステアリングサポートブラケット10の剛性が向上するとともに、ステアリング装置などで発生した振動が抑制されることになる。
さらに、一体に形成されたペダルブラケットリンフォースメント8の上面には、図3に示すように、カウルアッパーパネル3のブレーキペダル5用のペダルブラケット7の上側取付部7aを取付けるために設けられた右側補強部81b及びステアリングサポートブラケット10の前端取付部10aを取付けるために設けられた中央補強部81dをそれぞれ基点とする凸状のビード83,84が、ダッシュパネル2とカウルアッパーパネル3との境目Bを跨いで車両上下方向に沿って形成されている。これらビード83,84の存在によって、ダッシュパネル2とカウルアッパーパネル3との境目Bを跨ぐペダルブラケットリンフォースメント8の折れ目が補強されることになり、外部荷重などが加わった場合のペダルブラケットリンフォースメント8の変形が抑えられるようになっている。しかも、ペダルブラケットリンフォースメント8自体の剛性が向上するとともに、このペダルブラケットリンフォースメント8を設けた車体前部1のダッシュパネル2及びカウルアッパーパネル3の剛性が向上することになる。
また、本実施形態の車体前部1には、図1及び図5に示すように、車両側方視で環状の構造部11,12がそれぞれ設けられており、これら環状の構造部11,12は、一対のペダルブラケット6,7とペダルブラケットリンフォースメント8とによってそれぞれ形成されている。このような環状の構造部11,12を設けることにより、車体前部1の剛性やペダルブラケット6,7の取付剛性が向上し、当該ペダルブラケット6,7などに発生した振動が抑制されるとともに、クラッチペダル4及びブレーキペダル5を踏み込んだ時のペダルブラケット6,7の剛性が高められ、安定したペダル操作感が得られるようになっている。
しかも、車体前部1には、環状の構造部11,12とカウルアッパーパネル3におけるペダルブラケットリンフォースメント8の上部81とが組み合わされることにより、車両後方から見て、車両下向きに開口部を有するU字状(あるいはコ字状)の構造部13が形成されている。このようなU字状の構造部13によって、ステアリングサポートブラケット10が効果的に支えられ、ステアリングサポートブラケット10の剛性が向上し、ステアリングサポートメンバー9の振動が抑制されることになる。また、ステアリング装置で発生した振動を車体前部1のみならず、ペダルブラケット6,7でも受けることが可能となり、発生した振動の抑制が容易となる。さらに、振動をコントロールするためのマスダンパーの設置数が少なくて済み、軽量化及びコストダウンを実現することが可能になる。
一方、本実施形態のカウルアッパーパネル3内において、ペダルブラケット6,7の上側取付部6a,7aとペダルブラケットリンフォースメント8が設けられている箇所には、図2に示すように、仕切り壁によって形成される複数(本実施形態では2つ)のバルク構造部14,15が車両幅方向に間隔を空けて設けられている。これらバルク構造部14,15によって、カウルアッパーパネル3及び車体前部1の剛性やペダルブラケット6,7及びステアリングサポートメンバー9の剛性が高められ、車体前部1に発生した振動が効果的に抑制されることになる。
このように本発明の実施形態に係る振動抑制構造は、一体的に形成されたペダルブラケットリンフォースメント8がダッシュパネル2及びカウルアッパーパネル3に設けられ、車両幅方向に並んで設けられているペダルブラケット6,7の上側取付部6a,7aの間がペダルブラケットリンフォースメント8によって連結されているので、ペダルブラケット6,7の上側取付部6a,7aであるカウルアッパーパネル3の剛性及びペダルブラケット6,7の取付剛性を向上させることができ、クラッチペダル4やブレーキペダル5などからの振動を効果的に抑制できる。
また、本発明の実施形態に係る振動抑制構造では、ペダルブラケット6,7の上側取付部6a,7a間に位置するペダルブラケットリンフォースメント8の上側中間部81cにステアリングサポートブラケット10の前端取付部10aが取付けられ、カウルアッパーパネル3とステアリングサポートメンバー9とがペダルブラケットリンフォースメント8及びステアリングサポートブラケット10を介して、互いに連結されているので、ペダルブラケットリンフォースメント8により剛性が向上したカウルアッパーパネル3と高剛性のステアリングサポートメンバー9とによりステアリングサポートブラケット10の前後取付部10a,10bを支持することが可能になり、ステアリングサポートブラケット10の剛性向上によって、ステアリング装置などで発生した振動を抑制することができる。しかも、この発生した振動を車体側のペダルブラケットリンフォースメント8が全体でバランスよく受けていることから、当該振動の抑制効果を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、ペダルブラケットリンフォースメント8の形状は、既述の実施形態のものに限らず、適応車種などに応じて他の形状に適宜変更しても良い。
1 車体前部
2 ダッシュパネル
3 カウルアッパーパネル
4 クラッチペダル
5 ブレーキペダル
6,7 ペダルブラケット
6a,7a 上側取付部
6b,7b 下側取付部
8 ペダルブラケットリンフォースメント(補強部材)
9 ステアリングサポートメンバー
10 ステアリングサポートブラケット
10a 前端取付部
11,12 環状の構造部
13 U字状の構造部
14,15 バルク構造部
81 ペダルブラケットリンフォースメントの上部
81c 上側中間部
82 ペダルブラケットリンフォースメントの下部
83,84 ビード
B 境目
E エンジンルーム
R 車室内

Claims (5)

  1. エンジンルームと車室内とを隔てるダッシュパネルと、該ダッシュパネルの上方に連続して配置されるカウルアッパーパネルとが設けられ、これらダッシュパネル及びカウルアッパーパネルには、車両操作用のペダルを回動可能に支持する複数のペダルブラケットが取付けられ、各ペダルブラケットの取付部には、補強部材が設けられている一方、
    前記ダッシュパネル及び前記カウルアッパーパネルの車両後方に位置する車室内側には、ステアリングサポートメンバーが車両幅方向に沿って架設されており、前記ステアリングサポートメンバーと前記補強部材との間には、ステアリングサポートブラケットが配設されている振動抑制構造であって、
    前記カウルアッパーパネルにおいて車両幅方向に並んで設けられている前記ペダルブラケットの取付部間は、前記補強部材によって連結されているとともに、前記ペダルブラケットの取付部間に位置する前記補強部材の中間部には、前記ステアリングサポートブラケットが取付けられ、
    前記カウルアッパーパネルと前記ステアリングサポートメンバーとは、前記補強部材及び前記ステアリングサポートブラケットを介して、互いに連結されていることを特徴とする振動抑制構造。
  2. 前記カウルアッパーパネルの前記ペダルブラケットの取付部に設けられた前記補強部材と、前記ダッシュパネルの前記ペダルブラケットの取付部に設けられた前記補強部材とが、一枚のパネル部材によって一体的に形成され、かつ前記ダッシュパネルと前記カウルアッパーパネルとの境目を跨いで連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動抑制構造。
  3. 前記一体的に形成された補強部材の上面には、前記カウルアッパーパネルの前記ペダルブラケットの取付部及び前記ステアリングサポートブラケットの取付部をそれぞれ基点とするビードが、前記ダッシュパネルと前記カウルアッパーパネルとの境目を跨いで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の振動抑制構造。
  4. 前記ペダルブラケットと前記補強部材とによって、車両側方視で環状の構造部がそれぞれ形成され、これら環状の構造部と前記カウルアッパーパネルの前記補強部材とが組み合わされることにより、車両下向きに開口部を有するU字状の構造部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の振動抑制構造。
  5. 前記カウルアッパーパネル内であって、前記ペダルブラケットの取付部と前記補強部材が設けられている箇所には、仕切り壁によって形成される複数のバルク構造部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の振動抑制構造。
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