JP2015020688A - 自動車のカウル構造 - Google Patents

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【課題】安価なコストを維持しつつ高い剛性を得ることができる自動車のカウル構造を提供する。
【解決手段】カウル構造は、車両の車幅方向に沿って延在するダッシュアッパと、車幅方向に沿って延在してダッシュアッパの上部に接合されるカウルトップカバー7と、を備えている。カウルトップカバー7の平面部33は、中央側平面部51、外側平面部53,55および連結部41,43から段差状に形成され、平面部33は縦壁面31に結合しているため、カウルトップカバー7の剛性が向上する。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車のカウル構造に関する。
従来から、車体の前部には、カウルトップが車幅方向に沿って配設されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたカウルトップは、上部が開口した断面U字状のダッシュアッパと、該ダッシュアッパの上部の開口を覆うように配設されたカウルトップカバーと、から構成される。
このカウルトップカバーには、上方に凸の断面逆U字状に形成された凸部が設けられている。従って、障害物がフードの後端部に当たり、このフードの後端部が下方に変形し、カウルトップカバーの凸部が潰れることによって、衝突荷重を吸収することができる。
特開2005−238915号公報
しかしながら、前述したカウルトップカバーの凸部は、断面逆U字状のなだらかな湾曲形状に形成されているため、カウルトップカバーの剛性は低くなっている。このため、車両のエンジンや空調装置等の振動によってカウルトップカバーが共振し、不快な音や振動が車室内に伝達されるおそれがある。
これに対して、支持部材等でカウルトップカバーを車体部材に連結することにより、前記共振を抑制することも考えられるが、部品点数の増加や取付作業工数の増大に伴うコストの上昇が問題となる。
そこで、本発明は、安価なコストを維持しつつ高い剛性を得ることができる自動車のカウル構造を提供することを目的としている。
本発明に係る自動車のカウル構造は、ダッシュアッパとカウルトップカバーとを備える。このカウルトップカバーは、フロントガラスに接合される接合面の後部に配置される本体部を有する。
前記本体部を構成する平面部は、車幅方向の中央側に中央側平面部が配置され、車幅方向外側に前記中央側平面部よりも高い位置に外側平面部が配置され、これらの中央側平面部と外側平面部とを連結部を介して繋いでいる。
本発明に係る自動車のカウル構造によれば、カウルトップカバーの平面部は、段差状に形成されているため、カウルトップカバーの剛性が向上する。従って、別途の部品等を用いないため、安価なコストを維持しつつ高い剛性を得ることができる自動車のカウル構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係るカウルトップおよびフロントガラスを車室内から前方に向けて見た背面図である。 図1の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るカウルトップを斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るカウルトップカバーを斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るカウルトップカバーを後方から見た背面図である。 図5のA−A線による断面図である。 図5のB−B線による断面図である。 図5のC−C線による断面図である。 車幅方向中央部におけるカウルトップカバーと空調装置とを示す一部が断面の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、図面において、車両における前側をFRとし、後側をRRとする。また、車幅方向の右側をRHとし、左側をLHとする。さらに、車両の上方をUPRとし、下方をLWRとする。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るカウルトップ1は、車幅方向に沿って長尺状に延在し、このカウルトップ1にフロントガラス3が接合されている。
前記カウルトップ1は、側面視がL字状に形成されたダッシュアッパ5と、該ダッシュアッパ5の上部に、例えばスポット溶接等で接合されたカウルトップカバー7と、から構成される。
具体的には、前記ダッシュアッパ5は、車幅方向かつ前後方向に沿って水平状に延在する横壁9と、該横壁9における後端から屈曲して上方に延びる縦壁11と、から一体形成されている。また、車幅方向中央部における横壁9と縦壁11との角部13には、車幅方向に所定間隔をおいて複数のビード15が形成されている。このビード15によって、ダッシュアッパ5の剛性が向上する。そして、ダッシュアッパ5の縦壁11の上端17は、カウルトップカバー7の後端19に沿った形状に形成されており、ダッシュアッパ5の縦壁11の上端17にカウルトップカバー7の後端19が接合される。
図4〜図8に示すように、前記カウルトップカバー7は、前端部に配置された接合面21と、該接合面21の後側に配置された本体部23と、から構成される。
前記接合面21は、車幅方向に沿って延在すると共に、後方に行くに従って斜め上方に延在する平面部である。矩形状に形成されたフロントガラス3の前端部25(図2参照)がカウルトップカバー7の接合面21に接合される。従って、フロントガラス3は、カウルトップカバー7の接合面21から後方に行くに従って斜め上方に向けて延在している(図2参照)。
前記本体部23は、前記接合面21の後端から屈曲して下方に向けて延在する縦壁面31と、該縦壁面31の下端から屈曲して後方に延在する平面部33と、からなる。
前記縦壁面31は、図4に示すように、車幅方向の中央側に配置される中央側縦壁面35と、該中央側縦壁面35の車幅方向外側に配置される外側縦壁面37,39と、に分けた場合、図5〜図8に示すように、中央側縦壁面35の高さ寸法が外側縦壁面37の高さ寸法よりも高く設定されている。カウルトップカバー7における車幅方向中央の中央側縦壁面35の高さをH1とし、外側縦壁面37,39における中央側縦壁面35と外側縦壁面37,39との境界部分に配置された連結部41,43の高さをH2とし、外側縦壁面37,39における車幅方向端部の高さをH3とする。この場合、H1>H2>H3の大小関係になっている。
また、図5に示すように、前記平面部33は、前記中央側縦壁面35に対応した位置に配置される中央側平面部51と、前記外側縦壁面37,39に対応した位置に配置される外側平面部53,55と、これらの中央側平面部51および外側平面部53,55を繋ぐ連結部41,43と、からなる。
前記外側平面部53は、前記中央側平面部51よりも高い位置に配置され、前記連結部41,43は、背面視で車幅方向外側に行くに従って斜め上方に延在しているため、当該平面部33は、全体として段差状に形成されている。即ち、カウルトップカバー7を背面から見た場合、車幅方向に沿った接合面21の高さは一定であるため、車幅方向の中央部は、中央側縦壁面35の高さが高いため、中央側平面部51が低くなっている。また、車幅方向の外側部は、外側縦壁面37,39の高さが低いため、中央側平面部51よりも外側平面部53,55が高くなっている。
また、図4に示すように、カウルトップカバー7の平面部33には、複数のビードが形成されている。縦壁面31と平面部33との境界部分(角部)には、車幅方向に沿って所定間隔をおいて3つの補強ビード57,59,61が形成されている。そして、平面部33には、前側に車幅方向に沿って所定間隔をおいて断続的に配列された4つの凹状ビード63と、これらの凹状ビード63の後側に配置されて車幅方向に沿って延在する1つの長い凹状ビード65と、が配設されている。なお、平面部の後端には、屈曲して下方に延びるフランジ67が車幅方向に沿って延在している。
さらに、図9に示すように、カウルトップカバー7の後方には、室内部品である空調ダクト71が配設されている。この空調ダクト71は、前側壁73と後側壁75との間に送風路77が形成され、それぞれの上端にはフランジ79が形成されている。これらのフランジ79の上には、デフロスター81が配設されており、空調ダクト71の上部開口83およびデフロスター81の吹出口85は、空調ダクト71の送風路77に連通している。
ここで、空調ダクト71の前側壁73の上部は、カウルトップカバー7に近接して配置されている。しかし、図9に示すように、カウルトップカバー7の中央側縦壁面35の高さ寸法が大きいため、カウルトップカバー7と空調ダクト71の前側壁73との間の室内空間87が大きく形成されている。
以下に、本発明の実施形態による作用効果を説明する。
(1)本発明の実施形態に係る自動車のカウル構造は、車両の車幅方向に沿って延在するダッシュアッパ5と、車幅方向に沿って延在して前記ダッシュアッパ5の上部に接合されるカウルトップカバー7と、を備えている。
前記カウルトップカバー7は、フロントガラス3の前端部25に接合される接合面21と、該接合面21の後部に配置される本体部23と、から構成される。
前記本体部23は、前記接合面21の後端から屈曲して下方に向けて延在する縦壁面31と、該縦壁面31の下端から屈曲して後方に延在する平面部33と、からなる。
前記平面部33は、後方から見たときに、車幅方向の中央側に配置される中央側平面部51と、該中央側平面部51よりも車幅方向外側に配置されると共に前記中央側平面部51よりも高い位置に配置される外側平面部53,55と、これらの中央側平面部51と外側平面部53,55とを繋ぐ連結部41,43と、を有する。
カウルトップカバー7の平面部33は、中央側平面部51、外側平面部53,55および連結部41,43から段差状に形成され、前記平面部33は縦壁面31に結合しているため、カウルトップカバー7の剛性が向上する。従って、エンジンや空調機等からの振動がダッシュアッパ5に伝わっても、カウルトップカバー7によって当該振動による共振を抑制するため、不快な音や振動が車室内に伝達されることを効果的に防止することができる。
また、カウルトップカバー7の形状を変更するという簡易な構造であるため、共振を抑制するための部材等が不要になり、部品点数の増加や取付作業工数の増大を抑制できるので、安価なコストで高い剛性のカウルトップカバー7を得ることができる。
(2)前記カウルトップカバー7における縦壁面31について、前記中央側平面部51に接続される中央側縦壁面35が、前記外側平面部53,55に接続される外側縦壁面37,39よりも、上下方向の高さ寸法が大きく設定される。
中央側縦壁面35が外側縦壁面37,39よりも上下方向の高さ寸法が大きいため、車幅方向中央部の室内空間が大きくなる。従って、車両の前面衝突時に、カウルトップカバー7に衝突荷重が入力してカウルトップカバー7が変形しても、カウルトップカバー7と室内部品(例えば、空調ダクト71)等との干渉を避けることができる。
また、車幅方向中央部の室内空間87が大きくなるため、カウルトップカバー7の本体部23に遮音材を配設するスペースを設けることができる。
5 ダッシュアッパ
7 カウルトップカバー
21 接合面
23 本体部
31 縦壁面
33 平面部
35 中央側縦壁面
37,39 外側縦壁面
41,43 連結部
51 中央側平面部
53 外側平面部

Claims (2)

  1. 車両の車幅方向に沿って延在するダッシュアッパと、
    車幅方向に沿って延在して前記ダッシュアッパの上部に接合されるカウルトップカバーと、を備え、
    前記カウルトップカバーは、フロントガラスの前端部に接合される接合面と、該接合面の後部に配置される本体部と、から構成され、
    前記本体部は、前記接合面の後端から屈曲して下方に向けて延在する縦壁面と、該縦壁面の下端から屈曲して後方に延在する平面部と、からなり、
    前記平面部は、後方から見たときに、車幅方向の中央側に配置される中央側平面部と、該中央側平面部よりも車幅方向外側に配置されると共に前記中央側平面部よりも高い位置に配置される外側平面部と、これらの中央側平面部と外側平面部とを繋ぐ連結部と、を有することを特徴とする自動車のカウル構造。
  2. 前記カウルトップカバーにおける縦壁面について、前記中央側平面部に接続される中央側縦壁面が、前記外側平面部に接続される外側縦壁面よりも、上下方向の高さ寸法が大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載の自動車のカウル構造。
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