JPWO2012090750A1 - 車体前部の構造 - Google Patents

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Abstract

本発明は、車両前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバ11,12が、車体1の前部に配設され、一対のフロントサイドメンバ11,12の前端部11a,12aが、車幅方向に延在する前部フレーム13によって連結され、前部フレーム13には、ホーン19が取付けられている車体前部の構造において、ホーン19は、前部フレーム13において一対のフロントサイドメンバ11,12のいずれか一方の前端部11aの近傍に配置され、ホーン19の取付位置が、車両前後方向においてフロントサイドメンバ11の前端部11aよりも後方に位置している。

Description

本発明は、車体前部の構造に関し、詳しくは、左右一対のフロントサイドメンバを連結する前部フレームに車両用のホーンを取付けるための構造に関する。
従来より、自動車の車体前部には、左右一対のフロントサイドメンバが配設され、一対のフロントサイドメンバは、ラジエータ等の車両部品を支持する前部フレームによって連結されている。特許文献1には、前部フレームに車両用のホーンを取付ける構造が開示されている。
特開2009−6899号公報
特許文献1の車体前部の構造では、前部フレームには、車幅方向に延在するフロントバンパメンバが取付けられており、車両用のホーンは、車両前後方向においてフロントバンパメンバよりも後方側に位置している。したがって、特許文献1の構造では、車体前部が歩行者と衝突した場合、フロントバンパメンバが歩行者と接触するため、歩行者に車両用のホーンが直接接触する可能性が低かった。
しかしながら、近年、ラジエータ等の車両部品を支持する前部フレームにフロントバンパメンバを設けない車体も提案されている。このような構成では、車体前部が歩行者と衝突した場合、車両用のホーンが直接歩行者に接触し、ホーンを取付けるための締結部材(ボルト)等の硬い部品が歩行者に過度な衝撃を与える場合がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、車体前部が歩行者と衝突し、車両用ホーンが直接歩行者に接触した場合でも、歩行者にかかる衝撃を抑制することが可能な車体前部の構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明によれば、車両前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバが、車体前部に配設され、前記一対のフロントサイドメンバの前端部が、車幅方向に延在する前部フレームによって連結され、前記前部フレームには、ホーンが取付けられている車体前部の構造において、前記ホーンは、前記前部フレームにおいて前記一対のフロントサイドメンバのいずれか一方の前端部の近傍に配置され、前記ホーンの取付位置が、車両前後方向において前記フロントサイドメンバの前記前端部よりも後方に位置している。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記ホーンは、締結部材により前記前部フレームに取付けられ、前記締結部材の前端部が、車両前後方向において前記フロントサイドメンバの前記前端部と略同じ位置に配置されている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記ホーンは、板状部材を介して前記前部フレームに片持ちの状態で取付けられ、前記板状部材の一端に前記ホーンが取付けられ、前記板状部材の他端が、前記前部フレームに取付けられている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記ホーンの下方には、ホーン配線保護カバーが配置されており、該ホーン配線保護カバーは、車両前後方向において前記ホーンよりも後方の位置で前記前部フレームに取付けられている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記ホーン配線保護カバーの一部は、前記ホーンの前方に延びており、前記ホーン配線保護カバーの前記一部と前記ホーンの一部とが、車両前後方向において重なり合うように配置されている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記前部フレームにおける前記ホーンの取付位置には、ホーン取付用ブラケットが設けられ、前記ホーンは、前記ホーン取付用ブラケットを介して前記前部フレームに取付けられている。
また、本発明の別の実施態様によれば、前記ホーン取付用ブラケットは、車幅方向に沿って延びるフランジ部を備え、前記ホーンが、前記フランジ部に取付けられている。
本発明に係る車体前部の構造によれば、車両前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバが、車体前部に配設され、前記一対のフロントサイドメンバの前端部が、車幅方向に延在する前部フレームによって連結され、前記前部フレームには、ホーンが取付けられている車体前部の構造において、前記ホーンは、前記前部フレームにおいて前記一対のフロントサイドメンバのいずれか一方の前端部の近傍に配置され、前記ホーンの取付位置が、車両前後方向において前記フロントサイドメンバの前記前端部よりも後方に位置しているので、車体前部が歩行者と衝突し、車両用のホーンが直接歩行者に接触した場合でも、ホーンの取付位置にある硬い部品等が歩行者に接触することがなくなり、歩行者に過度な衝撃がかかることを防ぐことができる。
また、本発明に係る車体前部の構造によれば、前記ホーンは、締結部材により前記前部フレームに取付けられ、前記締結部材の前端部が、車両前後方向において前記フロントサイドメンバの前記前端部と略同じ位置に配置されているので、ホーンを締結部材を用いて取付けた場合でも、車体前部が歩行者と衝突した際にホーンの取付位置にある締結部材が歩行者に接触することがない。したがって、この構成によれば、締結部材によって歩行者に衝撃がかかることを防ぐことができる。
また、本発明に係る車体前部の構造によれば、前記ホーンは、板状部材を介して前記前部フレームに片持ちの状態で取付けられ、前記板状部材の一端に前記ホーンが取付けられ、前記板状部材の他端が、前記前部フレームに取付けられているので、車体前部が歩行者と衝突し、車両用のホーンが直接歩行者に接触した場合、板状部材が車両前方側からの衝撃に対して後方側に撓むことになる。したがって、衝撃荷重が板状部材によって吸収されるので、歩行者に対する衝撃を抑制することができる。
また、本発明に係る車体前部の構造によれば、前記ホーンの下方には、ホーン配線保護カバーが配置されており、該ホーン配線保護カバーは、車両前後方向において前記ホーンよりも後方の位置で前記前部フレームに取付けられているので、車体前部が歩行者と衝突し、ホーン配線保護カバーが直接歩行者に接触した場合、ホーン配線保護カバーの取付位置にある硬い部品等が歩行者に接触することがない。また、ホーン配線保護カバーが直接歩行者に接触した際に、特殊な形状をしたホーン配線保護カバー自体が変形することにより歩行者に対する衝撃を抑制することができる。
また、本発明に係る車体前部の構造によれば、前記ホーン配線保護カバーの一部は、前記ホーンの前方に延びており、前記ホーン配線保護カバーの前記一部と前記ホーンの一部とが、車両前後方向において重なり合うように配置されているので、車体前部が歩行者と衝突し、ホーン配線保護カバーが直接歩行者に接触した場合、ホーン配線保護カバーとホーンとが一緒に後方側に撓むことになる。したがって、衝撃荷重がホーンとホーン配線保護カバーの両方によって吸収されるので、歩行者に対する衝撃をより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係る車体前部の構造によれば、前記前部フレームにおける前記ホーンの取付位置には、ホーン取付用ブラケットが設けられ、前記ホーンは、前記ホーン取付用ブラケットを介して前記前部フレームに取付けられているので、車両用のホーンの取付けのために前部フレームやフロントサイドメンバの断面形状を変更する必要がなく、前部フレームやフロントサイドメンバの剛性を維持しながら、ホーンの取付が可能となる。
また、本発明に係る車体前部の構造によれば、前記ホーン取付用ブラケットは、車幅方向に沿って延びるフランジ部を備え、前記ホーンが、前記フランジ部に取付けられているので、車体前部が歩行者と衝突し、車両用のホーンが直接歩行者に接触した場合、ホーン取付用ブラケットのフランジ部が車両前方側からの衝撃に対して後方側に撓むことになる。したがって、衝撃荷重がホーン取付用ブラケットのフランジ部によって吸収されるので、歩行者に対する衝撃をより効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車体前部の構造が適用される自動車前部の斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の右側部分における拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の右側部分をエンジンルーム側から見た側面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の右側部分をエンジンルーム側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の右側部分を正面から見た図であり、ホーンを取付ける前の状態を示した図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の右側部分を正面から見た図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の右側部分を車幅方向外側から見た側面図である。 本発明の実施形態に係る車体前部の右側部分をエンジンルーム側から見た斜視図であり、ホーン配線保護カバーを取付ける前の状態を示した図である。
以下、本発明の実施形態に係る車体前部の構造を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る車体前部の構造が適用される自動車前部の斜視図である。図2は、本実施形態に係る車体前部の斜視図であり、図3は、本実施形態に係る車体前部の右側部分における拡大斜視図である。図4及び図5は、車体前部の右側部分をエンジンルーム側から見た側面図及び斜視図である。図6は、車体前部の右側部分を正面から見た図であり、ホーンを取付ける前の状態を示している。一方、図7は、車体前部の右側部分を正面から見た図であり、ホーンを取付けた状態を示している。図8は、車体前部の右側部分を車幅方向外側から見た側面図であり、図9は、車体前部の右側部分をエンジンルーム側から見た斜視図であり、ホーン配線保護カバーを取付ける前の状態を示している。
図1に示すように、車体1の前部には、車幅方向に延在するフロントバンパ2が配設されている。また、車体1の車幅方向両端部には、フロントバンパ2の車幅方向の側縁部から車両後方に延在するフェンダーパネル3が設けられている。
図1に示すように、フロントバンパ2には、車幅方向に沿ってフロントグリル4が設けられており、フロントグリル4は、車幅方向を長手方向とする略長方形状に形成されている。また、フロントグリル4の車幅方向の側縁部の近傍には、一対のヘッドランプ5が設けられ、フロントグリル4の上方には、エンジンルームを覆うボンネットフード6が開閉自在に配設されている。
図2は、図1のフロントバンパ2等を除いた状態を示している。図2に示すように、車体1の前部には、車両前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバ11,12が配設されている。一対のフロントサイドメンバ11,12の前端部11a,12aは、ラジエータ7等の車両部品を支持する前部フレーム13によって連結されている。
図2に示すように、前部フレーム13は、車幅方向に延在するアッパメンバ14及びロアメンバ15と、上下方向に延在し且つアッパメンバ14及びロアメンバ15の車幅方向の両端部を連結する一対のサイドブレース16,17と、上下方向に延在し且つアッパメンバ14及びロアメンバ15の車幅方向中央部を連結するセンタブレース18とから構成されている。図2に示すように、本実施形態の前部フレーム13は、フロントバンパメンバを備えていない構成となっている。
本実施形態では、図2に示すように、一対のフロントサイドメンバ11,12の前端部11a,12aは、前部フレーム13のサイドブレース16,17にそれぞれ連結されている。図2及び図3に示すように、車両用のホーン19は、前部フレーム13の右側のサイドブレース16において、右側のフロントサイドメンバ11の前端部11aの近傍に配置されている。図3ないし図5に示すように、ホーン19は、音を発生させるダイヤフラム、コイル(図示せず)等を内蔵したホーン本体20を備えており、ホーン本体20は、板状部材21及びホーン取付用ブラケット22を介して右側のサイドブレース16に取付けられている。
図4及び図5に示すように、ホーン取付用ブラケット22は、右側のサイドブレース16の下方に配設されている。図6に示すように、ホーン取付用ブラケット22は、車幅方向に延在するフランジ部23を備えており、フランジ部23には、挿通孔24が設けられている。
図7に示すように、ホーン本体20は、板状部材21を介してホーン取付用ブラケット22のフランジ部23に片持ちの状態で取付けられている。
図4及び図7に示すように、板状部材21の一端21aには、ホーン本体20が取付けられ、板状部材21の他端21bは、ボルト25及びナット26によりホーン取付用ブラケット22のフランジ部23の挿通孔24に取付けられているので、車両前方側からの衝撃に対して後方側に撓んで、衝撃荷重を吸収するようになっている。
図4及び図8に示すように、本実施形態の特徴として、ホーン19の取付位置であるホーン取付用ブラケット22は、車両前後方向において右側のフロントサイドメンバ11の前端部11aよりも後方に位置している。加えて、図4に示すように、ボルト25の先端部(車両前方側の端部)25aは、車両前後方向において右側のフロントサイドメンバ11の前端部11aと略同じ位置に配置されている。
すなわち、本実施形態では、ホーン19の取付位置及びホーン取付用のボルト25の先端部25aが、右側のフロントサイドメンバ11よりも前方に露出しないような構成となっている。
また、図9に示すように、ホーン本体20の背面には、ハーネス27がコネクタ28を介して接続されている。ハーネス27は、ホーン本体20の背面から下向きに延在した後、車室(図示せず)側に向かって配線されている。
本実施形態では、図3ないし図8に示すように、ホーン本体20の下方には、ハーネス27及びコネクタ28(図9参照)を覆うためのホーン配線保護カバー29が配設されている。図4ないし図8に示すように、ホーン配線保護カバー29は、前壁部30(図5ないし図7参照)と、後壁部31(図8参照)と、前壁部30と後壁部31との間に延在する側壁部32(図4及び図5参照)と、前壁部30の下端と後壁部31の下端との間に延在する底壁部33(図5及び図8参照)とを備えている。このように、ホーン配線保護カバー29は、ボックス形状で形成されている。
図4及び図5に示すように、ホーン配線保護カバー29の側壁部32は、上方に延在する上側フランジ部34を有し、ホーン配線保護カバー29の底壁部33は、下方に延在する下側フランジ部35を有している。図4に示すように、これら上側フランジ部34及び下側フランジ部35は、車両前後方向においてホーン19よりも後方に位置している。図4及び図5に示すように、ホーン配線保護カバー29は、上側フランジ部34及び下側フランジ部35にボルト36,37を挿通することにより右側のサイドブレース16の内側側面16aに取付けられている。
このように、ホーン配線保護カバー29は、車両前後方向においてホーン19よりも後方の位置(本実施形態では、ホーン19の取付位置よりも更に後方の位置)で右側のサイドブレース16に取付けられている。
また、図5及び図8に示すように、ホーン配線保護カバー29の前壁部30は、車両前後方向においてホーン本体20よりも前方に位置している。図4ないし図8に示すように、ホーン配線保護カバー29の前壁部30は、ホーン本体20の前方に延出する延出部30aを有しており、ホーン配線保護カバー29の延出部30aとホーン本体20の一部とは、車両前後方向において重なり合うように配置されている。
以上のように、フロントバンパメンバを備えていない車体前部の構造において、ホーン19の取付位置及びホーン配線保護カバー29の取付位置が、フロントサイドメンバ11の前端部11aよりも前方側に露出しないようになっている。
このように本実施形態に係る車体前部の構造によれば、ホーン19は、前部フレーム13において右側のフロントサイドメンバ11の前端部11aの近傍に配置され、ホーン19の取付位置が、車両前後方向においてフロントサイドメンバ11の前端部11aよりも後方に位置しているので、車体1の前部が歩行者と衝突し、車両用のホーン19が直接歩行者に接触した場合でも、ホーン19の取付位置にあるボルト25が歩行者に接触することがなくなり、歩行者に過度な衝撃がかかることを防ぐことができる。
また、本実施形態に係る車体前部の構造によれば、ホーン19のホーン本体20は、板状部材21を介して前部フレーム13の右側のサイドブレース16に片持ちの状態で取付けられ、板状部材21は、板状部材21の一端21aにホーン19のホーン本体20が取付けられ、板状部材21の他端21bが、前部フレーム13の右側のサイドブレース16に取付けられているので、車体1の前部が歩行者と衝突し、ホーン19が直接歩行者に接触した場合、板状部材21が、車両前方側からの衝撃に対して後方側に撓むことになり、歩行者に対する衝撃を抑制することができる。
また、本実施形態に係る車体前部の構造によれば、前部フレーム13におけるホーン19の取付位置には、ホーン取付用ブラケット22が設けられ、ホーン取付用ブラケット22は、車幅方向に沿って延びるフランジ部23を備え、板状部材21の他端21bが、ボルト25によりホーン取付用ブラケット22のフランジ部23に取付けられているので、ホーン19の取付けのために前部フレーム13のサイドブレース16やフロントサイドメンバ11の断面形状を変更する必要がなく、前部フレーム13やフロントサイドメンバ11の剛性を維持しながら、ホーン19の取付が可能となる。しかも、車体1の前部が歩行者と衝突し、車両用のホーン19が直接歩行者に接触した場合、ホーン取付用ブラケット22のフランジ部23が、車両前方側からの衝撃に対して後方側に撓むことになる。したがって、衝撃荷重がホーン取付用ブラケット22のフランジ部23によって吸収されるので、歩行者に対する衝撃をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態に係る車体前部の構造によれば、ホーン19のホーン本体20の下方には、ホーン配線保護カバー29が配置されており、ホーン配線保護カバー29は、車両前後方向においてホーン本体20よりも後方の位置(上側フランジ部34及び下側フランジ部35)で右側のサイドブレース16に取付けられているので、車体1の前部が歩行者と衝突し、ホーン配線保護カバー29が直接歩行者に接触した場合でも、ホーン配線保護カバー29の取付位置にあるボルト36,37が歩行者に接触することがない。また、ホーン配線保護カバー29が直接歩行者に接触した際に、ボックス形状のホーン配線保護カバー29自体が変形して衝撃荷重を吸収するので、歩行者に対する衝撃を効果的に抑制することができる。
また、ホーン配線保護カバー29の前壁部30は、ホーン本体20の前方に延びる延出部30aを備え、ホーン配線保護カバー29の延出部30aとホーン本体20の一部とが、車両前後方向において重なり合うように配置されているので、ホーン配線保護カバー29とホーン19のホーン本体20とが一緒に後方側に撓むことになる。したがって、衝撃荷重が、ホーン配線保護カバー29とホーン19の両方によって吸収されるので、歩行者に対する衝撃をより効果的に抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
上述の実施形態では、ホーン取付用ブラケット22は、右側のサイドブレース16に取付けられているが、ホーン取付用ブラケット22は、フロントサイドメンバ11の前端部11aの近傍に配置されていればよく、フロントサイドメンバ11に直接取付けられていてもよい。
1 車体
2 フロントバンパ
3 フェンダーパネル
4 フロントグリル
5 ヘッドランプ
6 ボンネットフード
7 ラジエータ
11,12 フロントサイドメンバ
13 前部フレーム
14 アッパメンバ
15 ロアメンバ
16,17 サイドブレース
18 センタブレース
19 ホーン
20 ホーン本体
21 板状部材
22 ホーン取付用ブラケット
23 フランジ部
24 挿通孔
25,36,37 ボルト
26 ナット
27 ハーネス
28 コネクタ
29 ホーン配線保護カバー
30 ホーン配線保護カバーの前壁部
30a 前壁部の延出部
31 ホーン配線保護カバーの後壁部
32 ホーン配線保護カバーの側壁部
33 ホーン配線保護カバーの底壁部
34 上側フランジ部
35 下側フランジ部

Claims (7)

  1. 車両前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバが、車体前部に配設され、前記一対のフロントサイドメンバの前端部が、車幅方向に延在する前部フレームによって連結され、前記前部フレームには、ホーンが取付けられている車体前部の構造において、
    前記ホーンは、前記前部フレームにおいて前記一対のフロントサイドメンバのいずれか一方の前端部の近傍に配置され、前記ホーンの取付位置が、車両前後方向において前記フロントサイドメンバの前記前端部よりも後方に位置していることを特徴とする車体前部の構造。
  2. 前記ホーンは、締結部材により前記前部フレームに取付けられ、前記締結部材の前端部が、車両前後方向において前記フロントサイドメンバの前記前端部と略同じ位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部の構造。
  3. 前記ホーンは、板状部材を介して前記前部フレームに片持ちの状態で取付けられ、前記板状部材の一端に前記ホーンが取付けられ、前記板状部材の他端が、前記前部フレームに取付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車体前部の構造。
  4. 前記ホーンの下方には、ホーン配線保護カバーが配置されており、該ホーン配線保護カバーは、車両前後方向において前記ホーンよりも後方の位置で前記前部フレームに取付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の車体前部の構造。
  5. 前記ホーン配線保護カバーの一部は、前記ホーンの前方に延びており、前記ホーン配線保護カバーの前記一部と前記ホーンの一部とが、車両前後方向において重なり合うように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車体前部の構造。
  6. 前記前部フレームにおける前記ホーンの取付位置には、ホーン取付用ブラケットが設けられ、前記ホーンは、前記ホーン取付用ブラケットを介して前記前部フレームに取付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車体前部の構造。
  7. 前記ホーン取付用ブラケットは、車幅方向に沿って延びるフランジ部を備え、前記ホーンが、前記フランジ部に取付けられていることを特徴とする請求項6に記載の車体前部の構造。
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