JP2014200221A - 収穫機 - Google Patents

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博昭 松下
Hiroaki Matsushita
博昭 松下
大樹 古木
Taiki Furuki
大樹 古木
靖 成田
Yasushi Narita
靖 成田
裕介 舘野
yusuke Tateno
裕介 舘野
文里 中川
Fumisato NAKAGAWA
文里 中川
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【課題】変速操作具の操作を行い易くしながら、床面レベルでの運転部スペースを広くできる収穫機を提供する【解決手段】運転座席60の横側方に、サイドケース及びサイドケースの上端部に配備されたサイドパネル61を設けてある。運転部の床面34aを運転部の全幅にわたって設けて、運転座席60及びサイドパネル61の前方に運転部の全幅にわたって位置する通路部64を形成してある。サイドパネル61のうちの前端寄りの部位に、走行用の変速操作具75を設けてある。【選択図】図6

Description

本発明は、前記走行車体の前部に連結された収穫装置と、前記走行車体に設けられた運転部と、前記運転部に設けられた運転座席と、を備えた収穫機に関する。
従来、たとえば特許文献1に示される収穫機としてのコンバインがあった。このコンバインでは、運転座席の横側方に、サイドケースとしてのサイドフレームが設けられ、サイドフレームの上端部に、変速レバーを備えたサイドパネルが設けられている。
特開2011−21号公報
従来の技術を適用して運転部を構成した場合、サイドパネルが運転座席から前方に長く突出し、サイドフレームも運転座席から前方に長く突出することにより、運転座席に対してサイドパネルが位置する側における床面横端が、運転座席の付近に位置して、運転部の横端まで至らず、運転座席の前方における床面レベルでの運転部スペースの横幅が狭くなる。
本発明の目的は、変速操作具の操作を行い易くしながら、床面レベルでの運転部スペースを広くできる収穫機を提供することにある。
本発明による収穫機は、
前記走行車体の前部に連結された収穫装置と、
前記走行車体に設けられた運転部と、
前記運転部に設けられた運転座席と、を備え、
前記運転座席の横側方に、サイドケース及びサイドケースの上端部に配備されたサイドパネルを設け、
前記運転部の床面を前記運転部の全幅にわたって設けて、前記運転座席及び前記サイドパネルの前方に前記運転部の全幅にわたって位置する通路部を形成し、
前記サイドパネルのうちの前端寄りの部位に、走行用の変速操作具を設けてあること特徴とする。
本構成によると、運転座席に対してサイドパネルが位置する側における床面横端が、サイドパネルが位置する箇所を超えて、運転部の横端又はほぼ横端まで至り、運転座席の前方における床面レベルでの運転部スペースの横幅を従来よりも広くできる。
運転座席の前方における床面レベルでの運転部スペースの横幅が広くするように、床面を運転部の全幅にわたって設けると、サイドパネルを運転座席から前方に突出させることができないとか、あまり長く突出させることができない。しかし、サイドパネルのうちの前端寄りの部位に変速操作具を設けてあるから、変速操作具を運転座席の前端寄りの箇所に位置させて、運転座席に着座した状態での変速操作具の取り扱いを容易にできる。
従って、本発明によると、変速操作具を容易に操作して走行変速をスムーズにできるものでありながら、運転座席の前方における床面レベルでの運転部スペースの横幅が広く、楽に居住できて軽快に運転できるとか、運転部スペースを補助作業者の搭乗に利用できるなど有利である。
本発明において、前記変速操作具を、前記サイドパネルのうちの前記運転座席寄りの部位に設けると好適である。
本構成によると、変速操作具が運転座席に着座した作業者により近付き、運転座席に着座した作業者の変速操作具の取り扱いをより容易にできる。
従って、本発明によると、変速操作具をより容易に操作して走行変速をよりスムーズにできる。
本発明において、前記変速操作具が走行車体前後方向に揺動操作自在に支持され、前記変速操作具の握り部が、揺動支点となる基部に対して運転座席側に偏倚している構成にすると好適である。
本構成によると、運転座席から比較的離れて広い作業用スペースを確保し易い箇所で変速操作具を支持させることができながら、変速操作具の握り部を運転座席に着座した作業者に近付けて、着座状態の作業者の変速操作具の取り扱いを容易にできる。
従って、本発明によると、変速操作具の組付けや保守を広い作業用スペースにおいて容易にできるのみならず、変速操作具を容易に操作して走行変速をスムーズにできる。
本発明において、前記変速操作具が、前記握り部側ほど前記運転座席に近づく傾斜姿勢で支持される構成にすると好適である。
本構成によると、変速操作具の形状を曲がりや屈曲が無い簡素な形状にしながら、運転座席から比較的離れて広い作業用スペースを確保し易い箇所で変速操作具を支持させることができ、かつ変速操作具の握り部を運転座席に着座した作業者に近付けて、着座状態の作業者の変速操作具の取り扱いを容易にできる。
従って、本発明によると、変速操作具の組付けや保守を広い作業用スペースにおいて容易にでき、かつ着座状態での変速操作具の操作が容易にできてスムーズに変速操作できるのみならず、変速操作具の簡素な形状によって安価に得られる。
本発明において、前記サイドケースの走行車体前方側部における上端側部分が下端側部分よりも前方側に膨出している構成にすると好適である。
本構成によると、床面のサイドケースが位置する部位での車体前後方向長さを狭くせずに、サイドケースの上端側部分を極力前方側に位置させて、サイドパネルの前端側の部位を極力前方側に位置させ、着座状態での変速操作具の取り扱いがより容易になるように、変速操作具をより前方側に配備できる。
従って、本発明によると、通路部のサイドケース付近での移動を床面の広さによって容易にできながら、着座状態での変速操作具の操作を容易に行って走行変速をスムーズにできる。
本発明において、前記サイドパネルの前端における左右角部を、平面視で円弧形状に形成すると好適である。
本構成によると、通路部のサイドパネル付近を移動する際、サイドパネルの前端における左右角部の円弧形状により、サイドパネルの左右角部に当たり難い。
従って、本発明によると、通路部を移動する際、サイドパネル付近であっても、サイドパネルの左右角部に当たり難くて移動し易い。
本発明において、前記サイドパネルのうち、前記変速操作具に対して前記運転座席が位置する側とは反対側の部位に、エンジン用のアクセル操作具を設けると好適である。
本構成によると、アクセル操作具が変速操作具と同様にサイドパネルの前端寄りの部位に位置することにより、着座状態でのアクセル操作具の操作を行い易い。アクセル操作具が変速操作具に対して運転座席が位置する側とは反対側に位置することにより、変速操作具を操作する際、アクセル操作具に触れにくい。
従って、本発明によると、着座状態でのアクセル操作具の操作を行い易くて、エンジンの回転数調節をスムーズにできるのみならず、変速操作具を操作する際、アクセル操作具が付いて動いてエンジン回転数が変化する不測な事態の発生を回避し易い。
本発明において、前記変速操作具として主変速操作具を備え、前記サイドパネルのうちの前記主変速操作具よりも後方に位置する部位に、走行用の副変速操作具を設けると好適である。
本構成によると、主変速操作具及び副変速操作具がサイドパネルに前後に分かれて位置することにより、主変速操作具と副変速操作具との一方から他方に手を前後にわずかに移動させるだけで、主変速操作及び副変速操作を行うことができる。
従って、本発明によると、副変速操作と主変速操作とによる走行速度の設定を迅速に行うことができる。
本発明において、前記サイドパネルのうちの前記変速操作具よりも後方に位置する部位に、前記収穫装置の駆動操作及び停止操作のための作業クラッチ操作具を設けると好適である。
本構成によると、変速操作具及び作業クラッチ操作具がサイドパネルに前後に分かれて位置することにより、変速操作具と作業クラッチ操作具との一方から他方に手を前後にわずかに移動させるだけで、変速操作、収穫装置の駆動操作及び停止操作を行うことができる。
従って、本発明によると、旋回走行における走行速度の変更と、収穫装置の駆動及び停止とを迅速に行って能率よく作業できる。
本発明において、前記変速操作具として主変速操作具を備え、前記サイドパネルのうちの前記変速操作具よりも後方に位置する部位に、走行用の副変速操作具を設け、前記作業クラッチ操作具が、前記副変速操作具に対して前記運転座席が位置する側とは反対側に位置している構成にすると好適である。
本構成によると、主変速操作具及び副変速操作具がサイドパネルに前後に分かれて位置することにより、主変速操作具と副変速操作具との一方から他方に手を前後にわずかに移動させるだけで、主変速操作及び副変速操作を行うことができる。
本構成によると、主変速操作具及び作業クラッチ操作具がサイドパネルに前後に分かれて位置することにより、主変速操作具と作業クラッチ操作具との一方から他方に手を前後にわずかに移動させるだけで、主変速操作、収穫装置の駆動操作及び停止操作を行うことができる。
従って、本発明によると、副変速操作と主変速操作とによる走行速度の設定を迅速に行って、かつ旋回走行における走行速度の変更と、収穫装置の駆動及び停止とを迅速に行って能率よく作業できる。
本発明において、前記変速操作具として主変速操作具を備え、前記サイドパネルの走行車体後方側の部位の上面を、前記サイドパネルの走行車体前方側の部位の上面よりも高く設定し、前記走行車体前方側の部位に、前記主変速操作具を設け、前記走行車体後方側の部位に、前記収穫装置の駆動操作及び停止操作のための作業クラッチ操作具を走行車体前後方向に揺動操作自在に設け、走行車体前方側に揺動操作した前記作業クラッチ操作具の握り部が前記走行車体前方側の部位の上方に位置するように構成すると好適である。
作業クラッチ操作具の長さを長くし、かつ作業クラッチ操作具の操作ストロークを大きくすることにより、作業クラッチが備える抵抗及びストロークにかからず、収穫装置を駆動操作及び停止操作するための作業クラッチ操作具の操作が容易になる。本構成によると、サイドパネルの走行車体後方側の部位の上面が、サイドパネルの走行車体前方側の部位の上面よりも高く、走行車体前方側に揺動操作した作業クラッチ操作具の握り部が走行車体前方側の部位の上方に位置することにより、作業クラッチ操作具の長さを長くし、かつ作業クラッチ操作具の操作ストロークを大きくしても、サイドパネルに備えるべき前後方向長さを短く済ませることができる。
従って、本発明によると、作業クラッチ操作具の長さを長くし、かつ作業クラッチ操作具の操作ストロークを大きくして、収穫装置の駆動操作及び停止操作を軽く行えるようにできる。そして、サイドパネルを前後方向長さが短いコンパクトなものにできる。
本発明において、前記走行車体前方側の部位に、エンジン用のアクセル操作具を設けると好適である。
本構成によると、アクセル操作具を運転座席の前端寄りの箇所に位置させて、運転座席に着座した状態でのアクセル操作具の取り扱いを容易にできる。
従って、本発明によると、アクセル操作具を容易に操作してエンジンの回転数調節をスムーズにできる。
本発明において、前記走行車体後方側の部位に、走行用の副変速操作具を設けると好適である。
本構成によると、副変速操作具がサイドパネルのうちの主変速操作具あるいはアクセル操作具に対して後方側の部位に位置することにより、副変速操作具と主変速操作具あるいはアクセル操作具との一方から他方に手を前後にわずかに移動させるだけで、副変速操作及び主変速操作あるいはアクセル操作を行うことができる。
従って、本発明によると、副変速操作と主変速操作とによる走行速度の設定を迅速に行うとか、副変速操作とエンジンの回転数調節とを迅速に行って能率よく作業できる。
本発明において、前記変速操作具によって走行用の静油圧式無段変速装置を変速操作するように構成し、前記変速操作具のレバーガイドを、前側の前進高速操作域と後側の前進低速操作域とが走行車体横方向に位置ずれする状態で連続するように構成し、前記前進高速操作域のうちの前記前進低速操作域側とは反対の端縁と、前記前進低速操作域の前記前進高速操作域側の端縁とを連結する部位を、後方側ほど前記前進低速操作域に近づく傾斜形状に形成すると好適である。
本構成によると、主変速操作具を前進高速操作域から前進低速操作域に移動操作する際、主変速操作具を走行車体後方側に移動操作するだけで、主変速操作具は、前記部位の傾斜形状による移動案内を受けて、前進低速操作域にスムーズに移動する。
従って、本発明によると、主変速操作具を走行車体後方側に移動操作するだけで操作簡単に、静油圧式無段変速装置を前進高速状態から前進低速状態にスムーズに変速させて、走行速度をスムーズに減速できる。
本発明において、前記サイドケースに対して前記運転座席が位置する側とは反対側に、制御装置を設けると好適である。
本構成によると、運転部に搭乗した作業者や運転部に持ち込まれた物品を制御装置に触れ難くするガード機能をサイドケースに備えさせることができる。
従って、本発明によると、サイドケースをガード手段に利用して安価に制御装置を保護できる。
本発明において、前記運転部の床面と後壁部とによって形成される隅部に、前記制御装置を配備すると好適である。
本構成によると、制御装置が前記隅部に位置することにより、運転部に搭乗した作業者や運転部に持ち込まれた物品が制御装置に当たることを回避し易い。
従って、本発明によると、隅部をガード手段に利用して安価に制御装置を保護できる。
本発明において、前記制御装置の運転部内側を覆うカバーを設けると好適である。
本構成によると、運転部に搭乗した作業者や運転部に持ち込まれた物品が制御装置に当たることをカバーによって回避し易い。
従って、本発明によると、作業者や物品の接触や当たりによる制御装置の破損や故障を回避し易い。
本発明において、前記運転部を覆う運転キャビンを設けると好適である。
本構成によると、雨天であっても、運転キャビンによる運転部の覆いによって濡れないように運転部に居住できる。
従って、本発明によると、雨天でも濡れずに快適に作業できる。
収穫機の全体を示す左側面図である。 収穫機の全体を示す平面図である。 収穫機の全体を示す右側面図である。 収穫機の全体を示す正面図である。 運転部を示す正面図である。 運転部を示す平面図である。 運転部を示す側面図である。 上前照灯、作業灯及びメータパネルの支持構造を示す側面図である。 下前照灯の支持構造を示す側面図である。 上前照灯、作業灯、別の作業灯及び後作業灯の照明状態を示す平面図である。 上前照灯、作業灯、別の作業灯、下前照灯及び後作業灯の照明状態を示す側面図である。 サイドパネルを示す平面図である。 運転パネルを示す平面図である。 主変速連係機構及び副変速連係機構を示す正面図である。 主変速連係機構及び副変速連係機構を示す側面図である。 主変速連係機構及び副変速連係機構を示す斜視図である。 レバーガイドを示す平面図である。 メータパネル及びサンバイザーが設けられた運転部の部位を示す後面図である。 メータパネルを示す後面図である。 制御装置が設けられた運転部の部位を示す縦断側面図である。 制御装置を示す横断平面図である。 別の実施構造を備えた収穫機を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る収穫機の全体を示す左側面図である。図2は、本発明の実施例に係る収穫機の全体を示す平面図である。図3は、本発明の実施例に係る収穫機の全体を示す右側面図である。図4は、本発明の実施例に係る収穫機の全体を示す正面図である。図1〜4に示すように、本発明の実施例に係る収穫機は、左右一対の駆動自在な前車輪1,1と左右一対の操向操作自在な後車輪2,2とによって自走するよう構成した走行車体と、走行車体の前部に連結された収穫装置6と、走行車体の後部に設けた収穫物回収タンク7と、収穫装置6の後部と収穫物回収タンク7の上方とにわたって設けた搬送装置8と、走行車体の前後輪間の部位に昇降操作自在に支持された細断装置9とを備えている。
走行車体は、前車輪1と後車輪2との間に設けられ、前車輪1、収穫装置6及び搬送装置8それぞれの駆動力を出力するエンジン4を備えている。走行車体は、車体前部に設けられ、かつ運転キャビン30によって覆われた運転部3を備え、運転部3に搭乗して運転するように乗用型に構成してある。運転キャビン30の出入口の横外側に乗降ステップ3aを設けてある。乗降ステップ3aに対する乗り降りに使用する階段3bを、前車輪1の横外側に位置した使用状態と、前車輪1の後側に格納した格納状態とに揺動切換え自在に構成してある。収穫装置6は、昇降シリンダ5により、デバイダ11の先端側が圃場面近くに下降した下降作業状態と、デバイダ11の先端側が圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作されるように構成してある。
収穫機は、収穫装置6を下降作業状態にして走行車体を走行させることにより、収穫装置6によってトウモロコシ植物体のうちのトウモロコシ(種子が棒状に連なって房になっている部位)を収穫し、収穫装置6からのトウモロコシを搬送装置8によって走行車体後方側に搬送し、搬送装置8からのトウモロコシを収穫物回収タンク7に回収して貯留していく。収穫装置6は、トウモロコシ植物体のうちのトウモロコシを収穫した茎稈を圃場に植立状態で残していく。細断装置9は、収穫装置6が圃場に残した茎稈を細断して圃場に放出していく。搬送装置8は、運転キャビン30の下方を通るように配備してある。搬送装置8の搬送終端部には、搬送装置8から収穫物回収タンク7に供給されるトウモロコシに選別風を供給するファン装置8a、搬送装置8によって搬送されるトウモロコシに混入した茎稈や葉を除去する除去装置8bを設けてある。
収穫装置6について説明する。
図1,2,4に示すように、収穫装置6は、3列の収穫経路12と、収穫経路12の後側に駆動回動自在に設けられ、各収穫経路12からのトウモロコシを走行車体横方向に搬送して搬送装置8の前方に寄せ集める回転オーガ14と、回転オーガ14の左右の螺旋搬送板14a,14aの間の部位に一体回転自在に設けられ、トウモロコシを搬送装置8の入口に掻き込む掻込羽根15とを備えている。各収穫経路12は、両横側に駆動回動自在に設けられた無端回動収穫チェーン16、及び無端回動収穫チェーン16の下方に走行車体前後向きの軸芯まわりに駆動回動自在に設けられた収穫ロール16aを備え、無端回動収穫チェーン16及び収穫ロール16aにより、デバイダ11から送り込まれたトウモロコシ植物体を後方に移送しながら、トウモロコシ植物体のうちのトウモロコシを茎稈から引き離して収穫する。3列の収穫経路12のうちの走行車体横方向での両横端の収穫経路12それぞれの横外側に縦壁部17を立設してある。左右の縦壁部17は、無端回動収穫チェーン16などを覆うケース18から走行車体上方向きに突設されており、収穫経路12から収穫装置6の横外側へこぼれ出ようとするトウモロコシを受け止めて、トウモロコシのこぼれ出しを防止する。
収穫物回収タンク7について説明する。
以下、収穫物回収タンク7を回収タンク7と略称する。回収タンク7は、回収タンク7の前後側に振り分け配置して車体フレーム10に立設された前後一対のタンク支柱22,22に一本の支軸23を介して揺動自在に支持されている。前後のタンク支柱22,22にわたって一対の補強杆26,26を連結してある。一方の補強杆26は、前のタンク支柱22の上端部と後のタンク支柱22の下端部とに連結してあり、他方の補強杆26は、前のタンク支柱22の下端部と後のタンク支柱22の上端部とに連結してある。回収タンク7は、前後のタンク支柱22と回収タンク7とに連結してある昇降シリンダ24より、支軸23の軸芯で成る走行車体前後向きの揺動軸芯まわりに貯留姿勢と排出姿勢とに揺動切換えできる。回収タンク7は、貯留姿勢に切換えると、回収タンク7の上端部に設けてあるトウモロコシ出入口7aが搬送装置8の排出口の下方に走行車体上方向きに位置し、搬送装置8から送り出されるトウモロコシを回収して貯留する。回収タンク7は、排出姿勢に切換えると、トウモロコシ出入口7aが走行車体左横外向きになり、貯留していたトウモロコシをトウモロコシ出入口7aから走行車体の左横外側に自然落下によって排出する。
運転キャビン30について説明する。
図1〜5に示すように、運転キャビン30は、車体フレーム10の前部に設けられた運転部支持フレーム10aに支持されたキャビンフレーム40と、キャビンフレーム40に支持された前壁部31、左右の横壁部32、後壁部33、床部34及びルーフ部35とを備えて構成してある。
運転キャビン30は、運転キャビン30の左側に設けてある乗降ステップ3a、及び運転キャビン30で成る横幅が走行車体の横幅と同じ又はほぼ同じになるように、走行車体に対して右側に偏倚する状態で走行車体に支持されている。従って、運転キャビン30の走行車体横方向中心Cが走行車体の横方向での中心Bに対して位置ずれしている。具体的には、運転キャビン30の走行車体横方向中心Cが走行車体の横方向での中心Bよりも走行車体右側に位置している。
前壁部31は、前壁部31のうちの下端から上端近くまでのほぼ全体にわたる部分を形成するフロントガラス31aと、前壁部31のうちのフロントガラス31aよりも上方に位置する部分を形成する上壁板部31b(図8参照)とを備えて構成してある。フロントガラス31aは、運転キャビン30の前端側の下部に走行車体横向きに設けられてキャビンフレーム40を構成している横向きの下フレーム41、運転キャビン30の前端側の両横端部に走行車体上下向きに設けられてキャビンフレーム40を構成して左右一対の縦フレーム42に支持されている。図8に示すように、上壁板部31bは、ルーフ部35の前端部から下方向きに延出する状態でルーフ部35に一体形成されている。上壁板部31bは、運転キャビン30の前端側の上部に走行車体横向きに設けられてキャビンフレーム40を構成している横向きの上フレーム43にルーフ部35を介して支持されている。
左右の横壁部32に、ドア32aによって開閉自在な出入口を設けてある。左右の出入口のドア32aは、透明なガラス板によって構成してある。左右のドア32aは、前端側に位置する走行車体上下向きの開閉軸芯まわりでの揺動によって開閉するように揺動ドアに構成してある。後壁部33の上部にガラス窓33a(図5参照)を設けてある。
図2に示すように、ルーフ部35の上面に、複数の走行車体前後向きの凹入溝35a、及び走行車体前後向きの凹入溝35aに連通した複数の走行車体横向きの凹入溝35bを設けてある。走行車体前後向きの凹入溝35a、及び走行車体横向きの凹入溝35bは、排水用の樋機能を備えている。ルーフ部35は、前記横向きの上フレーム43に支持される他、運転キャビン30の上端部の両横側に走行車体前後向きに設けられてキャビンフレーム40を構成している前後向きの上フレーム44(図6,8参照)に支持されている。
床部34は、前記横向きの下フレーム41に支持される他、運転キャビン30の下端部に走行車体前後向きに設けられてキャビンフレーム40を構成している前後向きの下フレーム45(図7,9参照)に支持されている。
照明について説明する。
図1,4に示すように、運転キャビン30の前部の上端側に、左右一対の上前照灯50,50及び左右一対の作業灯51,51を設けてある。運転キャビン30の上端部の両横側に、前記左右一対の作業灯51,51とは別の作業灯52(以下、別作業灯52と呼称する。)を設けてある。運転キャビン30の前部の下端側に、4個の下前照灯53,54を設けてある。運転キャビン30の後部に後作業灯55を設けてある。
図4,8に示すように、左右一対の上前照灯50,50及び左右一対の作業灯51,51の上方が、運転キャビン30の上端側に設けられた上フロントカバー部35cによって覆われている。
左の上前照灯50及び左の作業灯51は、運転キャビン30の左横端寄りの部位に配備してある。左の上前照灯50と左の作業灯51とは、走行車体横方向に並んでいる。左の上前照灯50は、左の作業灯51よりも走行車体左横外側に位置している。左の別作業灯52は、左の上前照灯50の走行車体左横外側に配置してある。左の別作業灯52は、左の上前照灯50よりも下方に配置してある。
右の上前照灯50及び右の作業灯51は、運転キャビン30の右横端寄りの部位に配備してある。右の上前照灯50と右の作業灯51とは、走行車体横方向に並んでいる。右の上前照灯50は、右の作業灯51よりも走行車体右横外側に位置している。右の別作業灯52は、右の上前照灯50の走行車体右横外側に配置してある。右の別作業灯52は、右の上前照灯50よりも下方に配置してある。
左右の上前照灯50及び左右の作業灯51は、ルーフ部35を支持する横向きの上フレーム43に支持されている。
具体的には、図6,8に示すように、横向きの上フレーム43に、左右一対のステーを取り付けて構成した左右一対のランプ支持部43a,43aを備えてある。左右のランプ支持部43aは、前壁部31のフロントガラス31aと上壁板部31bとの間を通って運転キャビン30の外部に突出している。上前照灯50は、後部に設けてある連結部が横外側のランプ支持部43aに連結ボルトによって連結されることにより、上フレーム43に支持されるようになっている。作業灯51は、後部に設けてある連結部が横内側のランプ支持部43aに連結ボルトによって連結されることにより、上フレーム43に支持されるようになっている。
左右の別作業灯52は、前壁部31を支持する縦フレーム42に支持されている。
具体的には、図5,6に示すように、縦フレーム42の所定箇所にステーを取付けて構成した作業灯支持部42aを備えてある。作業灯支持部42aは、横壁部32に設けた孔を通って運転キャビン30の外部に突出している。別作業灯52は、後部に設けてある連結部を作業灯支持部42aに連結ボルトによって連結されることにより、縦フレーム42に支持されるようになっている。
4個の下前照灯53,54のうちの左側の2個の下前照灯53,54は、運転キャビン30の左横端寄りの部位に配備してある。4個の下前照灯53,54のうちの右側の2個の下前照灯53,54は、運転キャビン30の右横端寄りの部位に配備してある。左横端寄りの2個の下前照灯53,54、及び右横端寄りの2個の下前照灯53,54は、走行車体横方向に一列又はほぼ一列に並んでいる。図1,9に示すように、4個の下前照灯53,54は、運転キャビン30の下端側に設けられた下フロントカバー36が備える投光孔36aの後方に位置している。
下前照灯53,54は、前壁部31を支持する横向きの下フレーム41に支持されている。
具体的には、図5,9に示すように、下フレーム41の所定箇所に、ステーを取付けて構成した作業灯支持部41aを備えてある。各下前照灯53,54は、後部に設けられた連結部が作業灯支持部41aに連結ボルトによって連結されることにより、下フレーム41に支持されるようになっている。
図10,11は、上前照灯50、作業灯51、別作業灯52、及び後作業灯55の照明状態を示す平面図である。図10,11に示す照射範囲50Lは、左の上前照灯50の照射範囲であり、図10,11に示す照射範囲50Rは、右の上前照灯50の照射範囲である。図10,11に示すように、左の上前照灯50は、収穫装置6の上方を通して走行車体前方に照明光を照射するように、かつ左側の縦壁部17の上方を通して走行車体前左横外方に照明光を照射するように構成してある。右の上前照灯50は、収穫装置6の上方を通して走行車体前方に照明光を照射するように、かつ右側の縦壁部17の上方を通して走行車体前右横外方に照明光を照射するように構成してある。従って、上前照灯50及び下前照灯53,54により、走行車体の直前方を照明しながら、かつ、走行車体前方における収穫装置6の左横外側及び右横外側も縦壁部17の存在にかかわらず照明しながら走行できる。
図10,11に示す照明範囲51Lは、左の作業灯51の照明範囲であり、図10に示す照明範囲51Rは、右の作業灯51の照明範囲である。図10,11に示す照明範囲52Lは、左の別作業灯52の照明範囲であり、図10,11に示す照明範囲52Rは、右の別作業灯52の照明範囲である。図10,11に示すように、左右の作業灯51は、収穫装置6に照明光を照射するように構成してある。左の別作業灯52は、収穫装置6よりも走行車体左横外側に照明光を照射するように構成してある。右の別作業灯52は、収穫装置6よりも走行車体右横外側に照明光を照射するように構成してある。従って、左右の作業灯51及び左右の別作業灯52により、収穫装置6を照明しながら、かつ収穫装置6及び走行車体の左横外側及び右横外側の地面やトウモロコシ植物体を照明しながら作業走行できる。
図10,11に示す照射範囲55Aは、後作業灯55の照射範囲である。図10,11に示すように、後作業灯55は、運転キャビン30よりも走行車体後方側に設けてある作業台20、搬送装置8の後部及び回収タンク7を照明し、ファン装置8a及び除去装置8bなどを点検や修理するとか、回収タンク7の内部を観察するなどの作業を容易にする。
図11に示す照射範囲54Dは、左横端寄りの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横内側の下前照灯54、及び右横端寄りの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横内側の下前照灯54の照射範囲である。図11に示す照射範囲53Uは、左横端寄りの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横外側の下前照灯53、及び右横端寄りの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横外側の下前照灯53の照射範囲である。図11に示すように、左横端寄り及び右横端寄りの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横内側の下前照灯54は、前方照明を下向き照射状態で行うように構成してあり、照明光を前下向きに照射する。左横端寄り及び右横端寄りの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横外側の下前照灯53は、前方照明を上向き照射状態で行うように構成してあり、走行車体横内側の下前照灯54による照明光の照射方向よりも上向きの照射方向に照射光を照射する。
運転部3について説明する。
図5は、運転部3を示す正面図である。図6は、運転部3を示す平面図である。図5,6に示すように、運転部3には、運転キャビン30の内部の走行車体横方向での中央部に設けた運転座席60、運転座席60の右横側方に設けたサイドパネル61、運転座席60の前方に設けた操縦塔62、操縦塔62に支持された操向操作具63、運転座席60及びサイドパネル61の前方に設けた通路部64を備えてある。操縦塔62の右横側方に、ブレーキペダル65及びアクセルペダル66を設けてある。運転座席60の前方に、メータパネル67及びサンバイザー68を通路部64の上方に配置して設けてある。運転座席60の前方に、左右一対の足載せ台69,69を設けてある。
運転座席60は、運転キャビン30の走行車体横方向中心Cに対して走行車体左横側に偏倚する状態で設けてある。
通路部64は、床面34aを運転部3の全幅にわたって設けて形成してある。従って、通路部64は、床面34aの上を移動して、かつ運転座席60及びサイドパネル61と操縦塔62との間を移動して運転部3の全幅にわって移動できるように、運転部3の全幅にわたって位置させてある。
床面34aを運転部3の全長にわたって設けるとともに、運転座席60のサイドパネル61が位置する側とは反対側(運転座席60の左横側)、サイドパネル61の運転座席60が位置する側とは反対側(サイドパネル61の右横側)、及び操縦塔62の両横側に、通路部64と連なる空間Sを設けてある。従って、運転座席60の横側の空間S、サイドパネル61の横側の空間S、及び操縦塔62の両横側の空間Sを、補助作業者や荷物の搭乗や積み込みなどに利用することが可能である。
図6,12に示すように、サイドパネル61の前端における左右の角部61aを、平面視で円弧形状に形成してある。図5,7に示すように、サイドパネル61は、運転座席60の横側に立設されたサイドケース70の上端部に配備されている。サイドケース70は、走行車体前方側部における上端側部分70aが下端側部分70bよりも前方側に膨出した形状に形成してある。従って、サイドケース70の上端側部分70aの下方に床面34aを入り込ませながら、サイドパネル61の前端を運転座席60の前端寄りに位置させることができる。従って、通路部64を移動する作業者は、サイドケース70の付近の床面34aが広いことにより、サイドパネル61の左の角部61a及び右の角部61aに当たり難いことにより、移動し易い。
操縦塔62に支持された操向操作具63は、操縦塔62にハンドル軸63a(図13参照)を介して回転操作自在に支持されたステアリングホイールによって構成してある。以下、操向操作具63をステアリングホイール63と呼称する。ステアリングホイール63は、左右一対の後車輪2,2の操向操作部に連係されたステアリングシリンダの操作バルブに連係されている。ステアリングホイール63は、回転操作されることにより、ステアリングシリンダを駆動操作することで、左右一対の後車輪2,2を操向操作する。
図7に示すように、操縦塔62にチルト機構71を内装してある。チルト機構71にペダルアーム72aが連係されたチルトペダル72を、運転座席60の前方下方に、操縦塔62の下部の後側に位置させて設けてある。チルト機構71は、操縦塔62のうちのステアリングホイール63を支持している上側塔部62aを床部34に固定された下側塔部62bに対して走行車体前後方向に揺動させることにより、ステアリングホイール63の角度調節を行う。チルト機構71は、チルトペダル72が踏込み操作されることによってロック解除状態に切り換え操作され、チルトペダル72の踏込み操作が解除されることによってロック状態に切り換え操作されるように構成してある。
従って、チルト機構71は、チルトペダル72の踏込み操作の維持によってロック解除状態に維持されながら、ステアリングホイール63の移動操作によって上側塔部62aが走行車体前後方向に揺動操作されることにより、ステアリングホイール63の取付角度を前後に変更調節する。チルト機構71は、チルトペダル72の踏込み操作が解除されてロック状態に切り換え操作されることにより、ステアリングホイール63の取付角を変更調節した取付角に固定する。
図13に示すように、チルトペダル72の走行車体横方向幅72Wを、チルトペダル72が操縦塔62の走行車体横方向での中心Tよりも走行車体左横外側方に位置する箇所と、操縦塔62の走行車体横方向での中心Tよりも走行車体右横外側方に位置する箇所とにわたって位置する幅に設定してある。
従って、運転座席60のサイドパネル側とは反対側の横側方箇所からこの横側方箇所とは反対側に通路部64を移動する際も、サイドパネル61の運転座席側とは反対側の横側方箇所からこの横側方箇所とは反対側に通路部64を移動する際も、チルトペダル72に足が届き易くてチルトペダル72を操作し易い。つまり、チルト機構71を容易に操作し、ステアリングホイール63と運転座席60及びサイドパネル61との間を通り易いように、ステアリングホイール63を走行車体前方側に移動させることができる。
図7,12に示すように、サイドパネル61に、主変速操作具75、アクセル操作具76、副変速操作具77及び作業クラッチ操作具78を設けある。
主変速操作具75及びアクセル操作具76は、サイドパネル61のうちの車体前方側の部位61F(前端寄りの部位)に設けてある。主変速操作具75は、サイドパネル61の車体前方側の部位61Fのうち、運転座席寄りの部位に設け、アクセル操作具76は、サイドパネル61の車体前方側の部位61Fのうち、主変速操作具75に対して運転座席60が位置する側とは反対側の部位に設けてある。
副変速操作具77及び作業クラッチ操作具78は、サイドパネル61のうちの主変速操作具75よりも後方に位置する部位に設けてある。副変速操作具77及び作業クラッチ操作具78は、サイドパネル61のうちの車体後方側の部位61Rに設けてある。作業クラッチ操作具78は、サイドパネル61の車体後方側の部位61Rのうち、副変速操作具77に対して運転座席60が位置する側とは反対側の部位に設けてある。
図14,15,16に示すうように、主変速操作具75は、サイドケース70の上端側部分70aの内部において支持部材80に中継部材81を介して支持されている。中継部材81は、支持部材80に対して走行車体横向きの第1揺動軸芯P1まわりに揺動自在に連結されている。中継部材81は、主変速操作具75の基部75aを第1揺動軸芯P1と異なる方向の第2揺動軸芯P2まわりに揺動自在に支持している。従って、主変速操作具75は、第1揺動軸芯P1まわりに走行車体前後方向に揺動操作することができ、第2揺動軸芯P2まわりに走行車体横方向に揺動可能である。
主変速操作具75は、前輪駆動装置82(図1参照)に設けられた静油圧式無段変速装置83(図1参照)の変速操作部に連係されている。以下、静油圧式無段変速装置83を無段変速装置83と略称する。主変速操作具75は、サイドケース70の内部及びサイドパネル61に設けてあるレバーガイド84に案内されて走行車体前後方向に揺動操作されることにより、無段変速装置83を変速操作することによって、左右一対の前車輪1,1を前進側と後進側とに切り換えて駆動操作し、かつ左右一対の前車輪1,1の前進側及び後進側の駆動速度を無段階に変速操作する。
詳述すると、図17に示すように、レバーガイド84に設けた一つの屈曲形状のガイド溝により、前進高速操作域FHと前進低速操作域FLと中立操作域Nと後進操作域Rとを走行車体前後方向に連続して並ぶ状態で形成してある。ガイド溝の屈曲により、前進高速操作域FHと前進低速操作域FLとを走行車体横方向に位置ずれして連続する状態で形成してある。前進高速操作域FHのうちの前進低速操作域側とは反対の端縁84a(前進高速操作域FHの両横端のうちの前進低速操作域FLに対して遠い側の横端の縁)と、前進低速操作域FLの前進高速操作域側の端縁84b(前進低速操作域FLの両横端のうちの前進高速操作域FHに近い側の横端の縁)とを連結する部位84c(以下、部位84cを連結部位84cと呼称する。)を、後方側ほど前進低速操作域FLに近づく傾斜形状に形成してある。
主変速操作具75を前進高速操作域FHに操作することにより、無段変速装置83が移動走行用の前進高速の駆動状態になる。主変速操作具75を前進低速操作域FLに操作することにより、無段変速装置83が作業走行用の前進低速の駆動状態になる。主変速操作具75を中立操作域Nに操作することにより、無段変速装置83が中立状態になる。主変速操作具75を後進操作域Rに操作することにより、無段変速装置83が後進走行用の駆動状態になる。
主変速操作具75は、無段変速装置83を中立状態に操作した際、前輪駆動装置82に設けられた走行ブレーキを入り状態に切り換え操作することで左右一対の前車輪1,1にブレーキを掛けるように、走行ブレーキに連係されている。
前進高速操作域FHから前進低速操作域FLに操作される主変速操作具75は、連結部位84cの傾斜形状による案内を受け、途中で停止することなく前進低速操作域FLにスムーズに移動する。従って、走行車体を停止操作する際、主変速操作具75を前進高速操作域FHから中立操作域Nにスムーズに切換え操作することができ、無段変速装置83を中立状態にスムーズに変速でき、かつ前車輪1にブレーキをスムーズに掛けることができる。
図14に示すように、主変速操作具75は、支持部材80とレバーガイド84との位置関係の設定により、前進高速操作域FH、前進低速操作域FL、中立操作域N及び後進操作域Rのいずれに操作された状態においても、第2揺動軸芯P2まわりに運転座席側に傾斜した傾斜姿勢、すなわち握り部側ほど運転座席60に近づく傾斜姿勢で支持される。従って、主変速操作具75は、握り部75bが揺動支点となる基部75aに対して運転座席側に偏倚した状態で支持される。
図15、16に示すように、副変速操作具77は、サイドケース70の後部内に設けた支持部材86に走行車体前後方向及び走行車体横方向に揺動自在に支持されている。副変速操作具77は、前輪駆動装置82に設けられたギヤトランスミッションで成る副変速装置87(図1参照)の変速操作部に連係されている。副変速操作具77は、サイドケース70の内部及びサイドパネル61に設けてあるレバーガイド88によって案内されて走行車体前後方向に揺動操作されることにより、副変速装置87を高速、中速、低速の三段階に変速操作して、左右一対の前車輪1,1の駆動速度の副変速を行う。
アクセル操作具76は、サイドケース70の上端側部分70aの内部において支持部材80に走行車体前後方向に揺動自在に支持されている。アクセル操作具76は、走行車体前後方向に揺動操作することにより、エンジン4に設けられたアクセル装置を変速操作してエンジン4の回転速度を変更調節するように、アクセル装置に連係されている。アクセル操作具76は、任意の操作位置に摩擦機構によって保持され、エンジン4を調節した回転速度に保持する。
図15,16に示すように、作業クラッチ操作具78は、サイドケース70の後部内において支持部材85に走行車体前後方向に揺動自在に支持されている。作業クラッチ操作具78は、エンジン4の出力を収穫装置6、搬送装置8及び細断装置9に伝達する主クラッチの操作部に連係されている。作業クラッチ操作具78は、走行車体前後方向に揺動操作されることにより、主クラッチを入り状態と切り状態とに切換え操作して、収穫装置6を駆動操作及び停止操作する。
図7に示すように、サイドパネル61のうちの作業クラッチ操作具78を設けてある走行車体後方側の部位61Rの上面61RUを、走行車体前方側の部位61Fの上面61FUよりも高く設定してある。作業クラッチ操作具78は、走行車体前方側に揺動操作した場合、(収穫装置6を駆動操作した場合)、握り部78aがサイドパネル61の走行車体前方側の部位61Fの上方に位置するように構成してある。
アクセルペダル66は、エンジン4のアクセル装置を調速操作することによってエンジン4の回転数を変更調節するように、アクセル装置に連係されている。
ブレーキペダル65は、踏込操作されることにより、前輪駆動装置82に設けられた走行ブレーキ89(図1参照)を入り状態と切り状態に切り換え操作して、左右一対の前車輪1,1を制動状態と制動解除状態とに切換え操作するように、走行ブレーキ89に連係されている。ブレーキペダル65を踏込操作すると、検出スイッチが作用して、走行車体の後部の左右に設けてあるブレーキランプが点灯される。
左右一対の足載せ台69,69は、操縦塔62の両横側の夫々に一つずつ位置するように配置してある。左右の足載せ台69は、運転座席60に着座した運転者が前屈み体勢を採る際、使用されることにより、踏ん張りを効かせて前屈み姿勢を採り易くする。左右の足載せ台69は、下向きに開口するU字状に形成されたロッド部材によって構成してある。
図8,18に示すように、メータパネル67は、運転キャビン内のうちの運転キャビン30の前壁部31の上端側に、計器盤91に設けたメータ支持部91aに支持された状態で設けてある。計器盤91は、前壁部31を支持する横向きの上フレーム43の所定箇所にステーを取付けて設けられた計器盤支持部43bに支持されている。
メータパネル67は、運転キャビン30の前壁部31を構成するフロントガラス31aの上端31tよりも上方に位置している。メータパネル67は、運転キャビン30の走行車体横方向中心Cに対して走行車体右横外側方に偏倚している。メータパネル67が運転キャビン30の走行車体横方向中心Cに対して偏倚している方向は、運転座席60が運転キャビン30の走行車体横方向中心Cに対して偏倚している方向とは逆方向になっている。メータパネル67は、運転キャビン30の走行車体横方向中心Cに対し、運転座席60の主変速操作具75が位置する側に偏倚している。
図19は、メータパネル67を示す後面図である。図19に示すように、メータパネル67は、エンジン4の回転数を表示する回転メータ部92、エンジン4の稼働時間及びエンジン燃料の残量を表示する液晶表示部93、バッテリーの充電に関する警告を表示し、かつエンジン4の稼働に関する警告を表示する警告灯部94、及び方向指示の表示灯95を備えている。
計器盤91のメータ支持部91aに、ワイパースイッチ97及び作業灯スイッチ98を含んだ第1スイッチ群S1をメータパネル67に隣接させて設けてある。第1スイッチ群S1は、メータパネル67の車体横方向中央側に隣接している。
ワイパースイッチ97は、運転キャビン30の前外上部に設けたワイパー99(図4参照)を駆動する電動モータを駆動操作及び停止操作することにより、ワイパー99を駆動操作及び停止操作するように構成してある。作業灯スイッチ98は、左右一対の作業灯51,51及び左右の別作業灯52を点灯操作及び消灯操作するように構成してある。
図8,18に示すように、サンバイザー68は、前壁部31の上端部の内側に上フレーム43に支持させて設けてある。サンバイザー68は、支軸68aの軸芯まわり上下に揺動操作することにより、下降使用姿勢と上昇格納姿勢とに切り換えることができる。
図7,13に示すように、操縦塔62の上部に運転パネル100を設けてある。運転パネル100に、エンジンスタータスイッチ101、ホーンスイッチ102、方向指示灯スイッチ103及び前照灯スイッチ104を含む第2スイッチ群S2を設けてある。運転パネル100のうち、ハンドル軸63aに対して主変速操作具75が位置する側とは反対側の部位に、上面視でステアリングホイール63の外周の下方箇所近傍まで延出した延出部100aを設けてある。この延出部100aに、第2スイッチ群S2のうちの方向指示灯スイッチ103及び前照灯スイッチ104を設けてある。
エンジンスタータスイッチ101は、エンジンキーを差し入れて操作されることにより、エンジンスタータ装置を駆動操作することによってエンジン4を始動させるように、エンジンスタータ装置の駆動回路に連係させてある。
ホーンスイッチ102は、入り操作されることによって警報ホーンを作動操作するように、ホーン制御器113(図21参照)に連係させてある。
方向指示灯スイッチ103及び前照灯スイッチ104は、コンビネーションスイッチによって構成してある。方向指示灯スイッチ103は、操作レバー103aの揺動操作によって切換え操作されることにより、左右の方向指示灯のうち、操作レバー103aの操作方向に対応した方向指示灯を点灯操作するように、方向指示灯の制御ユニット112(図21参照)に連係させてある。
前照灯スイッチ104は、操作部104aの回転操作によって消灯位置、下向き点灯位置及び上向き点灯位置の三位置に切換え自在なスイッチによって構成してある。
前照灯スイッチ104は、下向き点灯位置に操作されることにより、左横端端寄り及び右横端寄りそれぞれの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横内側の下前照灯54を点灯操作するように構成してある。従って、この場合、4個の下前照灯53,54で成る下前照灯全体としては、下向き照射状態になる。前照灯スイッチ104による左横端端寄り及び右横端寄りそれぞれの車体横内側の下前照灯54の点灯操作によって左右一対の上前照灯50,50が点灯操作されるように構成してある。従って、前照灯スイッチ104を下向き点灯位置に操作することにより、左横端端寄り及び右横端寄りそれぞれの下前照灯54及び左右一対の上前照灯50,50を点灯させることができる。
前照灯スイッチ104は、上向き点灯位置に操作されることにより、左横端端寄り及び右横端寄りそれぞれの2個の下前照灯53,54のうちの走行車体横外側の下前照灯53を点灯操作するように構成してある。従って、この場合、4個の下前照灯53,54で成る下前照灯全体としては、上向き照射状態になる。前照灯スイッチ104による左横端端寄り及び右横端寄りそれぞれの走行車体横外側の下前照灯53の点灯操作によって左右一対の上前照灯50,50が点灯操作されるように構成してある。従って、前照灯スイッチ104を上向き点灯位置に操作することにより、左横端端寄り及び右横端寄りそれぞれの下前照灯53及び左右一対の上前照灯50,50を点灯させることができる。
図5,6に示すように、サイドケース70に対して運転座席60が位置する側とは反対側に、制御装置106を設けてある。具体的には、図20に示すように、制御装置106は、サイドケース70に対して運転座席60が位置する側とは反対側において床面34aと後壁部33とによって形成される隅部107に、支持台108に支持された状態で設けてある。隅部107のうちの支持台108よりも下方の部位に、後壁部33の下端部33bを支持台108の支持台本体部108aに平行な傾斜姿勢で配備してある。制御装置106の運転部内側をカバー109によって覆ってある。
図20に示すように、支持台108は、制御装置106を載置されて支持する支持台本体部108aと、支持台本体部108aから前方に延出した前取付部108bと、支持台本体部108aから後方に延出した後取付部108cとを備えている。支持台108は、前取付部108bを床面34aに当て付けて連結ネジによって連結し、後取付部108cを後壁部33に当て付けて連結ネジによって連結することによって支持されている。支持台本体部108aの取付姿勢が後端側ほど高くなる傾斜状態の取付姿勢になっている。
カバー109は、制御装置106の上方に支持台本体部108aと平行又はほぼ平行に位置する上カバー部109aと、上カバー部109aの両横端部から支持台108に向かって延出した横カバー部109bとを備えている。カバー109は、左右の横カバー部109bを支持台108に連結ネジによって連結することによって支持されている。
図21は、制御装置106を示す横断平面図である。図21に示すように、制御装置106は、支持台本体部108aに固定されるケース111と、ケース111に収容された方向指示灯の制御ユニット(フラッシャユニット)112と、ホーン制御器113と、油圧駆動の電子制御ユニット114と、リレー回路装置115とを備えている。
図14は、主変速操作具75と無段変速装置83とを連係する主変速連係機構120、及び副変速操作具77と副変速装置87とを連係する副変速連係機構130を示す正面図である。図15は、主変速連係機構120及び副変速連係機構130を示す側面図である。図16は、主変速連係機構120及び副変速連係機構130を示す斜視図である。
図14,15,16に示すように、主変速連係機構120は、主変速操作具75と支持部材80とを連結する中継部材81に第1揺動軸芯P1まわりに一体揺動自在に設けたレバー側揺動アーム121と、無段変速装置83(図1参照)の操作部に連係された回転連動軸122に一体回動自在に設けた軸側揺動アーム123と、この軸側揺動アーム123とレバー側揺動アーム121とを連結する連動ロッド124とを備えている。
図14,15,16に示すように、副変速連係機構130は、副変速操作具77と支持部材86とを連結する中継部材131に一体回動自在に設けたレバー側揺動アーム132と、副変速装置87(図1参照)の操作部に連係された連動筒軸133に一体回転自在に設けた軸側揺動アーム134と、この軸側揺動アーム134とレバー側揺動アーム132とを連結する連動ロッド135とを備えている。連動筒軸133と回転連動軸122とは、連動筒軸133が回転連動軸122に相対回転自在に外嵌した二重軸に構成してある。
副変速連係機構130が備える連動ロッド135の長さを、主変速連係機構120が備える連動ロッド124の長さよりも長く設定してある。レバー側揺動アーム121及びレバー側揺動アーム132に、連動ロッド124,135の誤った連結向きでの連結を防止するストッパー121a,132aを設けてある。軸側揺動アーム123とレバー側揺動アーム132とを通る直線上に、レバー側揺動アーム132に対する誤った連動ロッドの連結を防止するストッパー136を設けてある。ストッパー136は、支持部材137を介して支柱138に固定してある。
従って、主変速操作具75が副変速装置87に誤って連係される誤作業、及び副変速操作具77が無段変速装置83に誤って連係される誤作業を回避できるようになっている。
つまり、レバー側揺動アーム121にあっては、連動ロッド124のジョイント124aを矢印125で示す連結方向から連結するべきであるのに、反対の連結方向から連結しようとすると、ジョイント124aがストッパー121aに当たって受け止められることにより、連結できない。レバー側揺動アーム132にあっては、連動ロッド135のジョイント135aを矢印139で示す連結方向から連結するべきであるのに、反対の連結方向から連結しようとすると、ジョイント135aがストッパー132aに当たって受け止められることにより、連結できない。
主変速連係機構120のための連動ロッド124を、主変速連係機構120の軸側揺動アーム123に連結した後、副変速連係機構130のレバー側揺動アーム132に連結しようとしても、連動ロッド124の長さが短過ぎることによって連結できない。副変速連係機構130のための連動ロッド135を、副変速連係機構130の軸側揺動アーム134に連結した後、主変速連係機構120のレバー側揺動アーム121に連結しようとしても、連動ロッド135の長さが長過ぎることによって連結できない。
副変速連係機構130のための連動ロッド135を、副変速連係機構130のレバー側揺動アーム132に連結した後、主変速連係機構120の軸側揺動アーム123に連結しようとすると、連動ロッド135がストッパー136に当接して受け止められて軸側揺動アーム123に連結できない。
副変速連係機構130のための連動ロッド135を、副変速連係機構130のレバー側揺動アーム132に連結した後、副変速連係機構130の軸側揺動アーム134に連結しようとした際、この軸側揺動アーム134に主変速連係機構120のための連動ロッド124が既に連結されていると、連動ロッド135を軸側揺動アーム134に連結できるにもかかわらず、連動ロッド124が既に連結していることにより、この連動ロッド124の連結が誤りであることを認識できる。
〔別実施形態〕
図22は、別の実施構造を備えた収穫機を示す側面図である。別の実施構造を備えた収穫機は、稲、麦など植立穀稈を収穫装置6によって刈取るように構成し、収穫装置6から搬送装置8によって搬送された刈取り穀稈を脱穀処理する脱穀装置141、及び脱穀装置141からの脱穀粒を貯留する穀粒タンク142を備えている。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、副変速装置87を設けた例を示したが、副変速装置87を設けずに実施してもよい。この場合、上記した実施で示した主変速操作具75を変速操作具として備えることになる。
(2)上記した実施例では、運転キャビン30を設けた例を示したが、運転キャビン30を設けないで実施してもよい。また、運転キャビン30に替え、運転部3を囲う枠体を設けて実施してもよい。
(3)上記した実施例では、収穫したトウモロコシを収穫物回収タンク7に貯留するよう構成した例を示したが、収穫したトウモロコシを脱穀するように構成して、あるいは収穫したトウモロコシを車体外に放出しながら作業するように構成して実施してもよい。
本発明は、トウモロコシ、稲及び麦を収穫対象とする収穫機の他、ニンジン、サトウキビ、大豆など各種の作物を収穫対象とする収穫機に利用できる。
3 運転部
6 収穫装置
30 運転キャビン
34a 床面
60 運転座席
61 サイドパネル
61F 走行車体前方側の部位
61FU 上面
61R 走行車体後方側の部位
61RU 上面
61a 角部
64 通路部
70 サイドケース
70a 上端側部分
70b 下端側部分
75 変速操作具(主変速操作具)
75a 基部
75b 握り部
76 アクセル操作具
77 副変速操作具
78 作業クラッチ操作具
78a 握り部
83 静油圧式無段変速装置
84 レバーガイド
84a 端縁
84b 端縁
84c 部位
106 制御装置
107 隅部
109 カバー
FH 前進高速操作域
FL 前進低速操作域

Claims (18)

  1. 前記走行車体の前部に連結された収穫装置と、
    前記走行車体に設けられた運転部と、
    前記運転部に設けられた運転座席と、を備え、
    前記運転座席の横側方に、サイドケース及びサイドケースの上端部に配備されたサイドパネルを設け、
    前記運転部の床面を前記運転部の全幅にわたって設けて、前記運転座席及び前記サイドパネルの前方に前記運転部の全幅にわたって位置する通路部を形成し、
    前記サイドパネルのうちの前端寄りの部位に、走行用の変速操作具を設けてある収穫機。
  2. 前記変速操作具を、前記サイドパネルのうちの前記運転座席寄りの部位に設けてある請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記変速操作具が走行車体前後方向に揺動操作自在に支持され、
    前記変速操作具の握り部が、揺動支点となる基部に対して運転座席側に偏倚している請求項1又は2に記載の収穫機。
  4. 前記変速操作具が、前記握り部側ほど前記運転座席に近づく傾斜姿勢で支持されている請求項3に記載の収穫機。
  5. 前記サイドケースの走行車体前方側部における上端側部分が下端側部分よりも前方側に膨出している請求項1〜4のいずれか一項に記載の収穫機。
  6. 前記サイドパネルの前端における左右角部を、平面視で円弧形状に形成してある請求項1〜5のいずれか一項に記載の収穫機。
  7. 前記サイドパネルのうち、前記変速操作具に対して前記運転座席が位置する側とは反対側の部位に、エンジン用のアクセル操作具を設けてある請求項1〜6のいずれか一項に記載の収穫機。
  8. 前記変速操作具として主変速操作具を備え、
    前記サイドパネルのうちの前記変速操作具よりも後方に位置する部位に、走行用の副変速操作具を設けてある請求項1〜7のいずれか一項に記載の収穫機。
  9. 前記サイドパネルのうちの前記変速操作具よりも後方に位置する部位に、前記収穫装置の駆動操作及び停止操作のための作業クラッチ操作具を設けてある請求項1〜8のいずれか一項に記載の収穫機。
  10. 前記変速操作具として主変速操作具を備え、
    前記サイドパネルのうちの前記主変速操作具よりも後方に位置する部位に、走行用の副変速操作具を設け、
    前記作業クラッチ操作具が、前記副変速操作具に対して前記運転座席が位置する側とは反対側に位置している請求項9に記載の収穫機。
  11. 前記変速操作具として主変速操作具を備え、
    前記サイドパネルの走行車体後方側の部位の上面を、前記サイドパネルの走行車体前方側の部位の上面よりも高く設定し、
    前記走行車体前方側の部位に、前記主変速操作具を設け、
    前記走行車体後方側の部位に、前記収穫装置の駆動操作及び停止操作のための作業クラッチ操作具を走行車体前後方向に揺動操作自在に設け、
    走行車体前方側に揺動操作した前記作業クラッチ操作具の握り部が前記走行車体前方側の部位の上方に位置するように構成してある請求項1〜10のいずれ一項に記載の収穫機。
  12. 前記走行車体前方側の部位に、エンジン用のアクセル操作具を設けてある請求項11に記載の収穫機。
  13. 前記走行車体後方側の部位に、走行用の副変速操作具を設けてある請求項11又は12に記載の収穫機。
  14. 前記変速操作具によって走行用の静油圧式無段変速装置を変速操作するように構成し、
    前記変速操作具のレバーガイドを、前側の前進高速操作域と後側の前進低速操作域とが走行車体横方向に位置ずれする状態で連続するように構成し、
    前記前進高速操作域のうちの前記前進低速操作域側とは反対の端縁と、前記前進低速操作域の前記前進高速操作域側の端縁とを連結する部位を、後方側ほど前記前進低速操作域に近づく傾斜形状に形成してある請求項1〜13のいずれか一項に記載の収穫機。
  15. 前記サイドケースに対して前記運転座席が位置する側とは反対側に、制御装置を設けてある請求項1〜14のいずれか一項に記載の収穫機。
  16. 前記運転部の床面と後壁部とによって形成される隅部に、前記制御装置を配備してある請求項15に記載の収穫機。
  17. 前記制御装置の運転部内側を覆うカバーを設けてある請求項15又は16に記載の収穫機。
  18. 前記運転部を覆う運転キャビンを設けてある請求項1〜17のいずれか一項に記載の収穫機。
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