JP2014197316A - 与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】与薬インシデント発生時に、数ある注射指示情報の中から該当注射指示情報を特定し、インシデントレポートを簡便に作成する。【解決手段】医師看護師用端末5のデータ変換部54は、注射指示情報ファイル2に登録されている注射指示情報に含まれる注射指示情報キーをバーコードに変換し、バーコードラベル印刷部8を用いてバーコードラベルを印刷する。移動端末15の注射指示取得部20は、バーコード読取部18を用いてバーコードを読み取って注射指示情報キーを取得し、取得した注射指示情報キーに基づいて注射指示情報ファイル2から注射指示情報を取得する。移動端末15のインシデントレポート作成部19は、取得した注射指示情報に対応する与薬インシデントに関する情報を受け付けてインシデント情報を作成する。病院情報システム処理装置1のインシデント情報登録部13は、作成されたインシデント情報をインシデント情報ファイル3に登録する。【選択図】図1

Description

本発明は、注射時にインシデントが発生した場合に、簡潔にインシデントの発生源入力を可能とする与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムに関する。
近年、医療事故に関する報道が多くなされるようになり、医療事故の防止のための取り組みに関心が寄せられている。医療現場においては、インシデントレポートなどの報告をもとに、医療事故を防止するため医療事故に関する様々な取り組みが行われている。「インシデント」とは、事故になりかけた事例を指し、メディアや医療現場では「ヒヤリハット」と呼ばれることも多い。
財団法人・日本医療機能評価機構のまとめによると、調査対象となった全国の国立病院や大学病院など約250の医療施設で、ヒヤリハット事例が、1年間に約18万件報告されている(日経新聞2006年8月10日報道)。その中でも、注射業務は多種多様かつ循環に影響する「与薬」を扱う点で、ヒヤリハットの発生する確率が高い業務である。
これらインシデント防止には、インシデントレポートによる原因追究と対策の検討が必須である。ハインリッヒの法則によれば、「一つの重大な事故の背景には、軽い事故が29件あり、その背後には300件のヒヤリハットがある」といわれており、重大な事故へとつながる前に、多くのヒヤリハットの内容を検討し対処していくことが重要である。
特許文献1に記載のインシデントレポート作成システムは、蓄積された過去のインシデント情報から医療行為又はその作業手順の問題点の発見を支援し、作業手順の評価に関するレポートを作成することを可能としている。
特開2008−165680号公報
しかしながら、インシデントレポートは医療従事者が通常業務の中で作成しなければならず、特に与薬に関するインシデントは発生件数が多く、時間的な制約から、発生したインシデントに対して網羅的な記載が困難である。また、患者にとっては、医療従事者がインシデントレポート作成にかける時間的な割合の増加に従い、相対的に患者と接する時間が減少するため、患者サービスの低下という不利益を被ることとなる。
特許文献1に記載のインシデントレポート作成システムは、過去の蓄積されたインシデントより将来的な事故発生予測を行いレポートの作成支援を行っているが、インシデントの効率的な収集方法については現場の医療従事者による人的労力に依存している。
本発明の目的は、医師の注射指示に対して、与薬インシデント発生時に、数ある注射指示情報の中から該当注射指示情報を容易に特定し、インシデントレポートを簡便に作成することができる与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムは、
注射指示識別情報を含む注射指示情報が登録される注射指示情報ファイルと、
注射時に発生した与薬インシデントを示すインシデント情報が登録されるインシデント情報ファイルと、
前記注射指示情報ファイルに登録されている注射指示情報に含まれる注射指示識別情報をバーコード形式に変換してバーコードを表示するバーコードラベルを印刷するバーコードラベル印刷手段と、
前記バーコードラベルから前記バーコードを読み取って前記注射指示識別情報を取得し、当該取得した注射指示識別情報に基づいて前記注射指示情報ファイルから注射指示情報を取得する注射指示情報取得手段と、
前記注射指示情報取得手段によって取得された注射指示情報に対応する与薬インシデントに関する情報を受け付けてインシデント情報を作成するインシデント情報作成手段と、
前記インシデント情報作成手段によって作成されたインシデント情報を前記インシデント情報ファイルに登録するインシデント情報登録手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムは、
前記注射指示情報取得手段によって取得された注射指示情報を画面に表示する注射指示情報表示手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムは、
前記インシデント情報作成手段が、前記注射指示情報に紐付けられたインシデント情報を作成することを特徴とする。
本発明によれば、医師の注射指示に対して、与薬インシデント発生時に、数ある注射指示情報の中から該当注射指示情報を容易に特定し、インシデントレポートを簡便に作成することができる。
本発明の実施形態に係る与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムの構成の一例を示す図である。 注射指示情報ファイルに格納される注射指示情報の構成の一例を示す図である。 バーコードラベル印刷部によって印字されるバーコードラベルのデータの構成の一例を示す図である。 移動端末の表示部に表示されるメニュー画面の表示の一例を示す図である。 移動端末による注射指示情報表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 インシデント情報ファイルに格納されるインシデント情報の構成の一例を示す図である。 移動端末によるインシデントレポート入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。 インシデントサマリー入力画面の一例を示す図である。 インシデント詳細入力画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムについて、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムの構成の一例を示す。
本与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システムは、図1に示すように、病院情報システム処理装置1と、医師看護師用端末5と、移動端末15とにより構成されている。病院情報システム処理装置1は、専用の設置室に配置され、医師看護師用端末5は診察室や病棟ナースセンターなど医療従事者が医療行為を行う場所に配置され、移動端末15は病棟勤務の看護師が携帯している。
通信回線4は、院内におけるローカルエリアネットワークを構築し、病院情報システム処理装置1と、医師看護師用端末5と、無線通信装置10とを接続するために用いられる。無線回線14は、病棟における無線ローカルエリアネットワークを構築し、無線通信装置10と移動端末15とを接続するために用いられる。よって、移動端末15は、通信回線4と無線回線14を介して、病院情報システム処理装置1や医師看護師用端末5と相互に通信が可能である。
病院情報システム処理装置1には、注射指示情報ファイル2とインシデント情報ファイル3を記録したハードディスク等の記録媒体が接続されている。
また、病院情報システム処理装置1は、注射指示登録部11と、注射指示送付部12と、インシデント情報登録部13とを備えている。
注射指示登録部11は、医師看護師用端末5から送信される注射指示情報を注射指示情報ファイル2に登録する。
注射指示送付部11は、医師看護師用端末5または移動端末15から送信される注射指示情報要求に応答して注射指示情報要求に含まれる注射指示情報キーにより注射指示情報ファイル2を検索し、注射指示情報を注射指示情報ファイル2から読み出して医師看護師用端末5または移動端末15に送信する。
インシデント情報登録部12は、医師看護師用端末5または移動端末15から送信されるインシデント情報をインシデント情報ファイル3に登録する。
医師看護師用端末5は、入力部6と、表示部7と、バーコードラベル印刷部8と、バーコード読取部9とを備えている。
入力部6は、キーボード、マウス等によって実現される。操作者は、入力部6を用いて注射指示受付部50、注射指示送信部51、注射指示取得部52、注射指示表示部53、データ変換部54、インシデントレポート作成部55(以下、図1の説明において「各部」と総称する)に各種の情報を入力することができる。
表示部7は、液晶モニタ等のディスプレイによって実現される。表示部7は各部の操作を行うために必要な情報や各部の処理結果等を表示する。
バーコードラベル印刷部8は、ラベルプリンタ、レーザープリンタ等によって実現される。バーコードラベル印刷部8は、データ変換部54によりバーコード形式に変換されたバーコードラベルを印刷するための装置である。バーコードラベルは注射指示情報ファイル2に含まれる注射指示情報の注射指示情報キーと1対1に対応する。バーコードラベル印刷部8により印刷されたバーコードラベルを薬剤に貼付し、看護師が患者へ注射の施術を行う際、移動端末15によってバーコードを読み取り、注射指示情報と照合することで指示漏れや薬剤誤りを検知する。なお、バーコードは、一次元バーコードに限らず二次元バーコードであってもよい。
バーコード読取部9は、バーコードスキャナやカメラ等で実現される。バーコード読取部9は、バーコードラベル印刷部8によって印刷されたバーコードを読み取るための手段である。
また、医師看護師用端末5は、注射指示受付部50と、注射指示送信部51と、注射指示取得部52と、注射指示表示部53と、データ変換部54と、インシデントレポート作成部55とを備えている。
注射指示受付部50は、注射指示者が入力部50を用いて入力した注射指示情報を受け付ける。注射指示送信部51は、注射指示受付部50によって受け付けられた注射指示情報を病院情報システム処理装置1に送信する。
注射指示取得部52は、バーコード読取部9を用いてバーコードを読み取り、そのバーコードを注射指示情報キーに変換して注射指示情報キーを含む注射指示情報要求を病院情報システム処理装置1に送信し、病院情報システム処理装置1から注射指示情報を受信する。
注射指示表示部53は、注射指示取得部52によって受信された注射指示情報を表示部7に表示する。
データ変換部54は、注射指示受付部50によって受け付けられた注射指示情報に含まれる注射指示情報キーをバーコード形式に変換し、バーコードを表示するバーコードラベルを作成し、バーコードラベル印刷部8にそのバーコードラベルを印刷させる。
インシデント情報作成部55は、後述するように、注射指示取得部52によって受信された注射指示情報に対応する与薬インシデントに関する情報を受け付けてインシデントレポートを作成して病院情報システム処理装置1に送信する。
移動端末15は、入力部16と、表示部17と、バーコード読取部18とを備えている。なお、看護師が携帯することを想定する上で、移動端末15の本体機能として入力部16と表示部17とバーコード読取部18を備えていることで、より利便性を高めることができる。
入力部16は、移動端末15に付属するテンキーやタッチパネル等で実現される。操作者は、入力部16を用いてインシデントレポート作成部19に情報を入力することができる。
表示部17は、移動端末15に付属する液晶ディスプレイ等で実現される。表示部17は、インシデントレポート作成操作を行うために必要な情報やインシデントレポート作成部19の処理結果等を表示する。
バーコード読取部18は、医師看護師用端末5と同様に、バーコードスキャナやカメラ等で実現される。バーコード読取部18は、バーコードラベルからバーコードを読取るための手段である。
また、移動端末15は、インシデントレポート作成部19と、注射指示取得部20と、注射指示表示部21とを備えている。
インシデントレポート作成部55は、医師看護師用端末5と同様に、注射指示取得部20によって受信された注射指示情報に対応する与薬インシデントに関する情報を受け付けてインシデントレポートを作成して病院情報システム処理装置1に送信する。
注射指示取得部20は、医師看護師用端末5と同様に、バーコード読取部18を用いてバーコードを読み取り、そのバーコードを注射指示情報キーに変換して注射指示情報キーを含む注射指示情報要求を病院情報システム処理装置1に送信し、病院情報システム処理装置1から注射指示情報を受信する。
注射指示表示部21は、医師看護師用端末5と同様に、注射指示取得部20によって受信された注射指示情報を表示部17に表示する。
図2は、注射指示情報ファイル2に格納される注射指示情報の構成の一例を示す。
注射指示情報は、患者番号201と、オーダ番号202と、注射手技通番203と、時間帯通番204と、注射手技205と、時間帯206と、薬品210と、数量220と、単位230と、投与速度240と、薬品コメント情報250とを含む。その内、患者番号201とオーダ番号202と注射手技通番203と時間帯通番204とを注射指示情報キー200と総称する。
注射指示情報キー200は、注射指示情報ファイル2に記録された複数の注射指示情報を一意に識別するためのキー項目である。即ち、注射指示情報ファイル2には、注射指示情報キー200が異なる1以上の注射指示情報が記録されている。逆に、どの注射指示情報についても、注射指示情報キー200が同一となる他のレコードは存在しない。なお、注射指示情報キー200は本発明の注射指示識別情報の一例である。
患者番号201には、当該注射指示情報が対象としている診療行為がいずれの患者に対して行われたものかを示すため、当該患者の患者番号が設定される。なお、患者番号は、原則として1患者に対して1つだけ付与され、かつ患者ごとに異なっているものとする。
オーダ番号202には、患者番号201ごとに注射指示の通番が設定される。そのため、異なる患者番号201では同一のオーダ番号が存在する。
注射手技通番203には、オーダ番号202ごとに注射手技の通番が設定される。患者番号201またはオーダ番号202が異なれば、オーダ番号202は同一であってもよい。
時間帯通番204には、注射手技通番203ごとに時間帯の通番が設定される。時間帯通番204は注射指示の最小単位である。患者番号201とオーダ番号202と注射手技通番203のいずれかが異なれば時間帯通番204は同一であってもよい。
注射手技205には、当該注射指示に含まれる手技情報が設定される。注射手技205には、例えば、静脈内注射、中心静脈注射、皮下注射等が設定される。
時間帯206には、当該注射指示に含まれる時間帯情報が設定される。時間帯206には、例えば、16:00、23:00、朝食後、就寝前等が設定される。
薬品210と数量220と単位230には、当該注射指示情報が対象としている注射指示の薬品情報が設定される。具体的には、薬品210には薬品名や規格が設定される。数量220には薬品ごとの投与量が設定される。単位230には薬品ごとの単位(mg、g、瓶、パック等)が設定される。
投与速度240には、20mL/h、1mg/h、100mEq/h等のように、薬品210を投与する際の投与速度が設定される。
薬品コメント情報250には、薬品210に対する任意の文字列情報が設定される。例えば薬品投与中の速度変更や残量に関する扱いなど、注射指示者が実施者に対するコメント登録に用いる。
図3は、バーコードラベル印刷部8によって印字されるバーコードラベルのデータの構成の一例を示す。
バーコードのデータは、患者番号300と、オーダ番号310と、注射手技通番320と、時間帯通番330とを含む。バーコードラベルのデータは注射指示情報ファイル2の注射指示情報キー200と同一の構成であり、注射指示情報とバーコードラベルは1対1に対応する。
図4は、移動端末15の表示部17に表示されるメニュー画面の表示の一例を示す。
メニュー画面には、バーコード読取りボタン400と、終了ボタン401と、注射指示情報表示欄402と、サマリ入力ボタン403と、詳細入力ボタン404とが表示される。
操作者は移動端末15の入力部16を使用してバーコード読取りボタン400と、終了ボタン401と、サマリ入力ボタン403と、詳細入力ボタン404とを選択する。これらのボタンの使用法については図5と図7を参照しながら後で説明する。
注射指示情報表示欄402には、病院情報システム処理装置1から受信した注射指示情報が表示される。
図5は、移動端末15による注射指示情報表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
操作者が移動端末15を起動させると、表示部17に図4のメニュー画面が表示され(S501)、操作者からの操作を待つ。
操作者が終了ボタン401をクリックするなどの操作を行う(S502:YES)と、注射指示取得部20は、メニュー画面を閉じ、処理を終了する。
操作者がバーコード読取りボタン400をクリックするなどの操作を行うと(S503:YES)、注射指示取得部20は、バーコード読取処理を起動し(S504)、バーコード読取部18により、移動端末15でバーコードスキャンが可能となる。
注射指示取得部20は、バーコード読取部18によりバーコードラベルのバーコードが読み取れたかどうかを判定し(S505)、読み取れた場合(S505:YES)は図3の患者番号300、オーダ番号310、注射手技通番320、および時間帯通番330(注射指示情報キー)を含む注射指示情報要求を病院情報システム処理装置1に送信する(S506)。病院情報システム処理装置1の注射指示送付部11は、移動端末15から送信された注射指示情報要求に含まれる注射指示情報キーにより注射指示情報ファイル2を検索し、注射指示情報を注射指示情報ファイル2から読み出して移動端末15に送信する。
注射指示表示部21は、病院情報システム処理装置1から注射指示情報を受信できたかどうかを判定し(S508)、正常に受信できた場合(S508:YES)は図4の注射指示情報表示欄402に注射指示情報を表示し(S509)、ステップS502に戻る。
バーコード読取り判定(S505)にてエラーと判定された場合(S505:NO)、または注射指示情報を受信できなかった場合(S508:NO)、注射指示表示部21はバーコード読取りエラーであることを表示する(S507)。
図6は、インシデント情報ファイル3に格納されるインシデント情報の構成の一例を示す。
インシデント情報は、インシデント管理番号600と、患者番号611と、オーダ番号612と、発生年月日613と、時間帯614と、薬品615と、発生場所620と、患者氏名631と、性別632と、来院区分633と、心身状態634と、第一発見者640と、発生状況650と、障害度660とを含む。
インシデント管理番号600は、インシデント情報を一意に識別するためのキー項目である。また、患者番号611と、オーダ番号612と、発生年月日613と、時間帯614と、薬品615とを注射指示情報610と総称する。患者番号611およびオーダ番号612には図3のバーコードラベルに含まれる患者番号300およびオーダ番号310と同じ内容を設定する。注射指示情報610に図3の注射手技通番320と時間帯通番330を含んでいないのは、インシデントが1回の投与実施中に複数回発生する、もしくは1件の注射指示情報に同一手技が指示されるためである。
発生場所620にはインシデントの発生場所を示す情報を設定する。本システムは主に病棟での利用を想定しているが、外来や検査室等も含めることで将来的な拡張性を持たせている。
患者氏名631と、性別632と、来院区分633とは図示していない別のファイルに記録されている患者氏名と、性別と、入院時の来院区分とを参照し、設定するものである。心身状態634は、インシデント発生後の患者状態について設定する。また患者氏名631と、性別632と、来院区分633と、心身状態634とを患者情報630と総称する。
第一発見者640は、インシデントの発見者を示す情報として当事者本人、同職種者、患者本人、家族等を設定する。
発生状況650は、インシデントの発生状況、要因として過剰与薬、誤薬、処方量監査エラー等を設定する。
障害度660は、インシデントの発生状況に応じたレベル情報を設定する。例えば、レベル0は「誤った医療行為が実施される前に発見された」状況を示し、レベル1は「誤った医療行為が実施されたが障害はなかった」状況を示し、レベル2は「誤った医療行為が実施され、障害が発生した」状況を示す。
図7は、移動端末15によるインシデントレポート入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7には、図5の注射指示情報表示処理にて、バーコードの読取りに成功して注射指示情報表示欄402に注射指示情報が表示され、ステップS502に戻ってからの処理を記載している。
移動端末15の表示部17はメニュー画面を表示し(S701)、操作者からの操作を待つ。メニュー画面の表示例は図4で先に説明した通りである。操作者が終了ボタン401をクリックするなどの操作を行う(S702:YES)と、メニュー画面を閉じ、処理を終了する。
操作者が図4のメニュー画面のサマリ入力ボタン403、詳細入力ボタン404をクリックするなどの操作を行うと、どちらのボタンをクリックされたかの判定処理を行う(S703、S704)。
サマリ入力ボタン403が選択された場合(S703:YES)、インシデントレポート作成部19は、図8に示すインシデントサマリー入力画面を表示部17に表示する(S705)。この時、図5のバーコード読取り結果に応じて、図8の注射指示情報欄に予め該当注射指示情報を表示させる。サマリ入力画面はより簡易に素早く入力することを目的とするため、図8のインシデントレポート(サマリ)入力欄はスクロールをさせず、インシデント入力に最低限必要な情報のみを表示する。
詳細入力ボタン404が選択された場合(S704:YES)、インシデントレポート作成部19は、図9に示すインシデント詳細入力画面を表示する(S706)。同様に、図5のバーコード読取り結果に応じて、図9の注射指示情報欄に予め該当注射指示情報を表示させる。またインシデントの入力項目が増えるため、図9インシデントレポート(詳細)入力欄はスクロール表示可能とする。
インシデントレポート入力後、操作者が図8、図9の登録ボタンをクリックするなど操作を行わない場合(S707:NO)、インシデントレポート作成部19は、ステップS701に戻り、ステップS509において注射指示情報を表示した直後の状態のメニュー画面に戻す。
インシデントレポート入力後、操作者が図8、図9の登録ボタンをクリックするなど操作を行う(S707:YES)と、インシデントレポート作成部19は、病院情報システム処理端末1へインシデントレポートから抽出したインシデント情報を送信する(S708)。病院情報システム処理端末1のインシデント情報登録部13は、受信したインシデント情報をインシデント情報ファイル3に格納する。
病院情報システム処理端末1のインシデント情報登録部13がインシデント情報登録処理成功を返信してきた場合(S709:YES)、インシデントレポート作成部19は、ステップS701に戻り、ステップS509において注射指示情報を表示した直後の状態のメニュー画面に戻す。
病院情報システム処理端末1のインシデント情報登録部13がインシデント情報登録処理失敗を返信してきた場合(S709:NO)、インシデントレポート作成部19は、ステップS707に戻り、登録ボタンが操作されるのを待つ。
なお、医師看護師用端末5の注射指示取得部52と注射指示表示部53とインシデントレポート作成部55とは、それぞれ移動端末15の注射指示取得部20と注射指示表示部21とインシデントレポート作成部19と同一の機能を有しており、医師看護師用端末5を用いても、移動端末15と同様に、注射指示情報表示処理(図5)とインシデント情報入力処理(図7)を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、発生した与薬インシデントについてレポートを作成するにあたり、携帯端末にインシデントレポートの作成画面を表示させることにより、医療従事者がナースセンターや医務室に戻って固定端末から入力する煩わしさから解放し、発生現場で与薬インシデントの発生源入力を行えるようになる。
また、注射指示に紐付けたインシデントレポートを作成する機能を提供することにより、どの指示に対してのインシデントであるか医療従事者が考慮することなく、自動的に注射指示との関連性を持ったインシデントレポートを作成することができる。
更に、患者にとっては、医療従事者のインシデントレポートに割く時間を削減することで、患者と接する時間が相対的に増え、患者サービスの向上というメリットがある。
1…病院情報システム処理装置、2…注射指示情報ファイル、3…インシデント情報ファイル、4…通信回線、5…医師看護師用端末装置、8…バーコードラベル印刷部、9…バーコード読取部、10…無線通信装置、11…注射指示登録部、12…注射指示送付部、13…インシデント情報登録部、14…無線回線、15…移動端末、18…バーコード読取部、19…インシデントレポート作成部、20…注射指示取得部、21…注射指示表示部、50…注射指示受付部、51…注射指示送信部、52…注射指示取得部、53…注射指示表示部、54…データ変換部、55…インシデントレポート作成部

Claims (3)

  1. 注射指示識別情報を含む注射指示情報が登録される注射指示情報ファイルと、
    注射時に発生した与薬インシデントを示すインシデント情報が登録されるインシデント情報ファイルと、
    前記注射指示情報ファイルに登録されている注射指示情報に含まれる注射指示識別情報をバーコード形式に変換してバーコードを表示するバーコードラベルを印刷するバーコードラベル印刷手段と、
    前記バーコードラベルから前記バーコードを読み取って前記注射指示識別情報を取得し、当該取得した注射指示識別情報に基づいて前記注射指示情報ファイルから注射指示情報を取得する注射指示情報取得手段と、
    前記注射指示情報取得手段によって取得された注射指示情報に対応する与薬インシデントに関する情報を受け付けてインシデント情報を作成するインシデント情報作成手段と、
    前記インシデント情報作成手段によって作成されたインシデント情報を前記インシデント情報ファイルに登録するインシデント情報登録手段と、
    を備えることを特徴とする与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システム。
  2. 前記注射指示情報取得手段によって取得された注射指示情報を画面に表示する注射指示情報表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システム。
  3. 前記インシデント情報作成手段が、前記注射指示情報に紐付けられたインシデント情報を作成することを特徴とする請求項1または2に記載の与薬インシデントのヒヤリハット登録支援システム。
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JP2004355168A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Hitachi Ltd 病院リスクマネジメント支援システム
JP2005063269A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Minolta Co Ltd 医療支援システム
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