JP2014195593A - 包丁差し - Google Patents
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Abstract
【課題】収納できる包丁の数を減らさずに、包丁差しの奥行を小さくして引出しの収納量を確保することができる包丁差しを提供すること。【解決手段】この包丁差し2は、手前側保持部120b,120dと奥側保持部120a,120cとは間口方向にずらして配置されており、手前側保持部120bの刃ガイドの一部と奥側保持部120aの刃ガイドの一部とが一枚の板状部材を共用するように形成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、システムキッチンにおけるキャビネットにおける引出しの前板の裏面に取付けて使用する包丁差しに関するものである。
従来、システムキッチンにおいてキャビネット引出し前板の裏面に取り付けられ、包丁を収納するための包丁差しが知られている。この包丁差しは、包丁を垂下させて収納するものと、包丁を斜めに収納するものとが知られている。包丁を垂下させて収納するものは、収納スペースとして包丁の長さ分の高さを必要とする。一方、包丁を斜めに収納するものは、包丁を斜めにして収納することで、高さが比較的小さい引出しの前板にも取り付けることができる(例えば、特許文献1参照)。
下記特許文献1に記載された包丁差しでは、包丁を斜めに保持するための保持部を備えている。保持部は、包丁の刃を差し込むための差込口と、この差込口を介して刃の差し込まれた包丁の柄に当接して包丁を斜めに保持するための当接部とを有する。引出しの前板の裏面に、このような包丁差しを取付けることで、包丁を複数収納することができる。
ところで、調理の種類によって包丁を使い分ける必要があるため、包丁差しは一般的に4個の差込口が設けられている。上記特許文献1に記載の包丁差しでは、4個の差込口を2つのグループに分けて、一つのグループでは、引出し前板の手前側から奥側の方向へ並列して2個の差込口を配置している。2個の差込口を奥行き方向に並列配置しているため、それら差込口相互の間隔は、収納する包丁の柄の太さや包丁の柄を握って取り出す使用者の指の太さを考慮し、奥側に収納した包丁も手前側に収納した包丁も他の包丁に干渉することなく取り出すことができるように定められる。包丁差しをキャビネットにおける引出しの前板の裏面に取り付けることを考慮すれば、包丁差しの奥行きは極力短いことが好ましい。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、収納できる包丁の数を減らさずに、包丁差しの奥行を小さくして引出しの収納量を確保することができる包丁差しを提供することにある。
本発明に係る包丁差しでは、キャビネットにおける引出しの前板の裏面に取付けて使用する包丁差しであって、引出しの間口方向に沿って配置され、間口方向長さよりも奥行き方向長さが短く、上部に開口部が形成されてなる箱体と、箱体の開口部に被せられる蓋体と、を備える。蓋体は、包丁を間口方向に沿わせ前板に近い位置で保持する手前側保持部と、包丁を間口方向に沿わせ手前側保持部よりも前板から離れた位置で保持する奥側保持部とを有する。箱体は、包丁の刃が格納される空洞部を有する。手前側保持部は、包丁を水平面に対して斜めに保持するため、包丁の柄の刃側端面が当接する第1受け面及び包丁の柄の長手方向に沿った長手面が当接する第2受け面がそれぞれ交差するように斜めに形成されると共に、第1受け面にその少なくとも一部がかかるものであって包丁の刃が差し込まれる差込口が形成され、更に、差込口に差し込まれた包丁の刃に沿うように裏面に突出する板状の刃ガイドが形成されている。奥側保持部は、包丁を水平面に対して斜めに保持するため、包丁の柄の刃側端面が当接する第1受け面及び包丁の柄の長手方向に沿った長手面が当接する第2受け面がそれぞれ交差するように斜めに形成されると共に、第1受け面にその少なくとも一部がかかるものであって包丁が差し込まれる差込口が形成され、更に、差込口に差し込まれた包丁の刃に沿うように裏面に突出するように板状の刃ガイドが形成されている。手前側保持部と奥側保持部とは間口方向にずらして配置されており、手前側保持部の刃ガイドの一部と奥側保持部の刃ガイドの一部とが一枚の板状部材を共用するように形成されている。
本発明では、包丁を差し込む差込口を引出しの手前側と奥側で前後二列に形成するように手前側保持部及び奥側保持部を配置し、手前側保持部と奥側保持部とを間口方向にずらして配置している。手前側保持部と奥側保持部とを間口方向にずらすことで、収納される包丁の柄が重なり合うことを回避し、手前側保持部と奥側保持部との間の前後方向の寸法を小さくすることができる。そして、手前側保持部の刃ガイドの一部と奥側保持部の刃ガイドの一部とは、一枚の板状部材を共用するように形成されている。手前側と奥側とで異なる差込口に設けられる刃ガイドを、一枚の板状部材を共用するように構成することで、奥行寸法を小さくすることができる。このように構成することにより、従来の包丁差しと同じ数の包丁を収納することができる状態で、包丁差しの奥行寸法を小さくすることができる。その結果、引出し内で包丁差しが占めるスペースを削減でき、引出しの収納量を増やすことができる。また、差込口を前後二列に形成することにより、差込口を全て左右方向に並べて形成した場合よりも、包丁差しの間口寸法を抑えることができる。このため、間口寸法が狭い引出しにも取り付けることができる。
また本発明に係る包丁差しでは、手間側保持部と奥側保持部とは、間口方向に等間隔をあけて設けられていることも好ましい。
この好ましい態様では、手前側保持部と奥側保持部とが間口方向に等間隔をあけて設けられているので、手前側保持部に差し込まれた包丁の柄と奥側保持部に差し込まれた包丁の柄との間隔を十分に確保することが可能になり、どの差込口に差し込んだ包丁も容易につかむことができる。このため、包丁の出し入れをしやすくすることができる。
また本発明に係る包丁差しでは、蓋体は、箱体とは反対側に突出する突出部を複数有しており、突出部は、互いに逆方向に傾斜する一対の傾斜面を間口方向に沿って有し、第1受け面は、第1突出部の一方の傾斜面に形成され、第2受け面は、第1突出部に隣接する第2突出部の他方の傾斜面に形成されてなることも好ましい。
この好ましい態様では、一対の傾斜面を有する突出部を複数設け、隣接する一方の突出部である第1突出部の一方の傾斜面に第1受け面を形成し、他方の突出部である第2突出部の他方の傾斜面に第2受け面を形成することで、手前側保持部又は奥側保持部を形成している。従って、一対の傾斜面を有する突出部を複数連ねて設けることで、簡易に複数の手前側保持部及び奥側保持部を形成することができる。
また本発明に係る包丁差しでは、手前側保持部の差込口は、第1突出部の一方の傾斜面から他方の傾斜面、更に第1突出部の他方の傾斜面に対向する第2突出部の一方の傾斜面にかけて形成され、奥側保持部の差込口は、少なくとも第2突出部の一方の傾斜面から他方の傾斜面にかけて形成され、手間側保持部の差込口のみが形成されてなる第1突出部の他方の傾斜面及び奥側保持部の差込口のみが形成されてなる第2突出部の他方の傾斜面の少なくとも一方に、その傾斜面に沿って摺動して手前側保持部の差込口又は奥側保持部の差込口の一部を塞ぐ状態と開放する状態とに切り替えることが可能なカバー部材を設けてなることも好ましい。
この好ましい態様では、カバー部材を差込口の一部を開放する状態に配置し、差込口に包丁を差し込んでから、カバー部材を差込口の一部を塞ぐ状態に移動させることで、包丁を取り出そうとしてもカバー部材に刃がかかって取り出せなくなり、例えば子供が観点に包丁を引き抜けないようにすることができる。カバー部材は、一つの差込口のみが形成されている傾斜面に設けられ、その傾斜面に沿って摺動するので、傾斜面からはみ出さずに差込口の一部を塞ぐことができる。このように、カバー部材は、カバー部材が設けられた傾斜面内をスライドするように構成されているので、カバー部材が包丁差しの外郭から飛び出ないようにすることができる。その結果、突き出たカバー部材に物を引っ掛けて破損することを防ぐことができる。
また本発明に係る包丁差しでは、カバー部材が手前側保持部の差込口又は奥側保持部の差込口を塞ぐ状態か開放する状態かが視認可能なように、カバー部材及びカバー部材が覆う他方の傾斜面の少なくとも一部のいずれかに標識を設けてなることも好ましい。
このようにカバー部材そのものや、カバー部材が覆う他方の傾斜面の少なくとも一部に、カバー部材が差込口を塞ぐ状態か開放する状態かのいずれの状態になっているかを視認可能なように標識を設けているので、カバー部材によってロックがかかった状態か否かを明確に判断することができる。標識は、他の部分と色を違えるようなものでも、文字が浮き出すように加工するものでも構わず、使用者が状態を視認可能であれば足りるものである。
本発明によれば、収納できる包丁の数を維持した状態で、包丁差しの奥行寸法を小さくすることができ、引出し内部の収納量を確保することができる。また、包丁差しの間口寸法を抑えることができる。さらに、包丁差しの奥行寸法を小さくしたにもかかわらず、包丁差しの出し入れをしやすくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符合を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態である包丁差し2が取り付けられたフロアキャビネット1を備えたシステムキッチンの構成を示す斜視図である。フロアキャビネット1は、収納スペースとして機能する複数の収納庫(キャビネット)を備えている。フロアキャビネット1に向かって右側から順に、シンクキャビネット10、ベースキャビネット20、レンジキャビネット30が設けられている。シンクキャビネット10、ベースキャビネット20及びレンジキャビネット30は、その高さ及び奥行を等しくして設けられている。また、シンクキャビネット10、ベースキャビネット20及びレンジキャビネット30には、それぞれ高さが等しいスライド式の引出しを上下2つずつ備えている。本発明の実施形態における包丁差し2は、シンクキャビネット10の上段に位置する引出し11の前板12の裏面12aに取付けられている。なお、包丁差し2は、ベースキャビネット20やレンジキャビネット30における上下の引出しに取付けることも可能である。
図2は、包丁差し2が引出し11における前板12の裏面12aに取り付けられている様子を示す側面図である。包丁差し2は、例えばビスのような締結手段によって引出し11の前板12の裏面12aに取り付けられる。包丁差し2の底面は、引出し11の底に当接された状態となっている。なお、包丁差し2の底面は、引出し11の底から引出し11の高さ方向に所定間隔離れた状態で、裏面12aに取付けてもよい。このように包丁差し2を取り付けることで、引出し11内部における包丁差し2の下方にスペースをつくり、引出し11の収納スペースを広げることができる。
続いて、図3を参照しながら、包丁差し2の箱体50と蓋体60について更に説明する。図3は、本発明の実施形態における包丁差し2の斜視図である。包丁差し2は、箱体50と、蓋体60とから構成されている。
箱体50は、引出し11の間口方向に沿って配置され、間口方向長さよりも奥行方向長さが短く、上部に開口部を有している。また、箱体50は、包丁90の刃を格納する空洞部を有している。蓋体60は、箱体50の開口部に被せるように設けられる。蓋体60は、突出部61,62,63,64,65を有している。包丁差し2は、図3において手前側に見えている面を引き出しの内部に向かわせ、対向する裏面(図3においては明示されていない)を引き出しの前板12に当接させて取り付けられるものである。
突出部61〜65は、箱体50とは反対側に突出して複数形成されている。本実施形態では、間口方向に沿って例えば5つ形成されている。突出部61は、互いに逆方向に間口方向に沿って傾斜する一対の傾斜面61a,61bを有している。同様に、突出部62は、一対の傾斜面62a,62bを、突出部63は、一対の傾斜面63a,63bを、突出部64は、一対の傾斜面64a,64bを、突出部65は、一対の傾斜面65a,65bを、それぞれ有している。
傾斜面61b(第1受け面)から傾斜面62a(第2受け面)、傾斜面62bにかけて差込口70aが形成されている。傾斜面62b(第1受け面)から傾斜面63a(第2受け面)、傾斜面63bにかけて差込口70bが形成されている。傾斜面63b(第1受け面)から傾斜面64a(第2受け面)、傾斜面64bにかけて差込口70cが形成されている。傾斜面64b(第1受け面)から傾斜面65a(第2受け面)、傾斜面65bにかけて差込口70dが形成されている。
差込口70a,70cは奥側に配置され、差込口70b,70dは手前側に配置されており、差込口70a,70b,70c,70dは互い違いに配置されている。従って、差込口70a及びその周囲の傾斜面61b,62a,62bは、奥側保持部120aとして形成されている。同様に、差込口70b及びその周囲の傾斜面62b,63a,63bは、手前側保持部120bとして、差込口70c及びその周囲の傾斜面63b,64a,64bは、奥側保持部120cとして、差込口70d及びその周囲の傾斜面64b,65a,65bは、手前側保持部120dとして、それぞれ形成されている。
傾斜面62aには、カバー部材81aが設けられている。傾斜面63aには、カバー部材81bが設けられている。傾斜面64aには、カバー部材81cが設けられている。傾斜面65aには、カバー部材81dが設けられている。
カバー部材81aは、奥側保持部120aの差込口70aのみが形成されている傾斜面62aの、残余の領域に設けられている。カバー部材81aは、傾斜面62aに沿ってスライドさせることが可能なように構成されており、傾斜面62aに形成されている差込口70aの一部を閉塞することができる。カバー部材81bは、手前側保持部120bの差込口70bのみが形成されている傾斜面63aの、残余の領域に設けられている。カバー部材81bは、傾斜面63aに沿ってスライドさせることが可能なように構成されており、傾斜面63aに形成されている差込口70bの一部を閉塞することができる。カバー部材81c及びカバー部材81dも同様に、差込口70c及び差込口70dの一部を閉塞することができるように構成されている。
差込口70a〜70dに包丁を刺して保持している状態を、差込口70d(手前側保持部120d)を一例として説明する。図4は、差込口70d(手前側保持部120d)の周辺を拡大して示す図である。図4の(A)は、カバー部材81dを開放位置に配置した状態を示し、図4の(B)は、カバー部材81dを閉鎖位置に配置した状態を示している。
包丁90を差込口70dに差し込むと、第1受け面として機能する傾斜面64bに包丁90の柄の刃側端面が当接し、第2受け面として機能する傾斜面65aに包丁90の柄の長手方向に沿った長手面が当接して保持される。包丁90を差込口70dに差し込んだ後、カバー部材81dを図4(B)に示すようにスライドさせて、差込口70dの一部を閉塞することで、包丁90が取り出せないようにロックをかけることができる。
カバー部材81dは、傾斜面65aに形成された案内部82dに沿ってスライドすることができるように構成されている。案内部82dは、カバー部材81dを、差込口70dの一部を塞ぐ位置と開放する位置との間でスライドさせるように案内する部材である。案内部82dの摺動面82daは、蓋体60のその他の部分とは異なる色に着色されて標識となっている。あるいは、摺動面82daに識別可能な文字が記載されて標識となっている。従って、カバー部材81dを、図4(A)のように開放位置にすると摺動面82daが見えず、図4(B)のように閉塞状態にすると摺動面82daが視認でき、ロックがかかっているか否かを明確に把握することができる。
カバー部材81dを差込口70dの一部を開放する状態に配置し、差込口70に包丁90を差し込んでから、カバー部材81dを差込口70dの一部を塞ぐ状態に移動させることで、包丁90を取り出そうとしてもカバー部材81dに刃がかかって取り出せなくなり、例えば子供が簡単に包丁90を引き抜けないようにすることができる。カバー部材81dは、一つの差込口70dのみが形成されている傾斜面65aに設けられ、その傾斜面65aに沿って摺動するので、傾斜面65aからはみ出さずに差込口70dの一部を塞ぐことができる。このように、カバー部材81dは、カバー部材81dが設けられた傾斜面65a内をスライドするように構成されているので、カバー部材81dが包丁差し2の外郭から飛び出ないようにすることができる。その結果、突き出たカバー部材81dに物が引っ掛かってカバー部材81dが破損することを防ぐことができる。
続いて、図5を参照しながら、蓋体60の裏面の状態について説明する。図5は、蓋体60の裏面を示す斜視図である。図5に示すように、蓋体の裏面側には、刃ガイド110a,110b,110c,110dが設けられている。刃ガイド110a〜110dは、蓋体60の裏面から突出する板状のリブとして形成されている。
刃ガイド110aは、差込口70aの周縁に沿って、蓋体60の裏面に突出するリブとして形成されている。差込口70aに包丁を差し込むと、刃ガイド110aに沿って包丁の刃がガイドされ、隣接する差込口70b等に差し込んだ包丁と干渉しないように形成されている。また、包丁を引き抜くときには、刃ガイド110aに沿って包丁の刃がガイドされ、包丁のあごが差込口70aに引っ掛からずに引き抜くことができる。同様に、刃ガイド110b,110c,110dは、差込口70b,70c,70dの周縁に沿って、蓋体60の裏面に突出するリブとして形成されている。
刃ガイド110aと刃ガイド110bとは、互いに隣接する部分110abを共有している。同様に、刃ガイド110bと刃ガイド110cとは互いに隣接する部分110bcを共有し、刃ガイド110cと刃ガイド110dとは互いに隣接する部分110cdを共有している。従って、刃ガイド110a〜110dを、共有部分を設けないで形成した場合に比較して、包丁差し2の奥行き寸法を小さくすることができる。
続いて、図6を参照しながら、差込口70に差し込まれたときの隣り合う包丁90の柄の間隔について更に説明する。図6は、包丁差し2に包丁90が収納された状態を示す斜視図である。
手前側保持部120b、120dの差込口70b、70dと、奥側保持部120a、120cの差込口70a、70cは、包丁の柄と柄の間が等間隔(距離D)となるように、包丁差し2の間口方向に等間隔をあけてずらして設けられている。手前側保持部120b、120dと奥側保持部120a、120cとを間口方向にずらすことで、収納される包丁90の柄が重なり合うことを回避し、手前側保持部120b、120dと奥側保持部120a、120cとの間の前後方向の寸法を小さくすることができる。また、間口方向にずらすことで、どの差込口70a〜70dに差し込まれた包丁90も容易につかむことができるので、包丁90の出し入れをしやすくすることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発
明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の実施例でも実
施することが可能である。
明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の実施例でも実
施することが可能である。
1:フロアキャビネット
2:包丁差し
11:引出し
12:前板
50:箱体
60:蓋体
61、62、63、64、65:突出部
61a、61b、62a、62b、63a、63b 、64a、64b、65a、65b:傾斜面
70a、70b、70c、70d:差込口
81a、81b、81c、81d:カバー部材
82d:案内部
90:包丁
110 :刃ガイド
120a、120c:奥側保持部
120b、120d:手前側保持部
2:包丁差し
11:引出し
12:前板
50:箱体
60:蓋体
61、62、63、64、65:突出部
61a、61b、62a、62b、63a、63b 、64a、64b、65a、65b:傾斜面
70a、70b、70c、70d:差込口
81a、81b、81c、81d:カバー部材
82d:案内部
90:包丁
110 :刃ガイド
120a、120c:奥側保持部
120b、120d:手前側保持部
Claims (5)
- キャビネットにおける引出しの前板の裏面に取付けて使用する包丁差しであって、
前記引出しの間口方向に沿って配置され、間口方向長さよりも奥行き方向長さが短く、上部に開口部が形成されてなる箱体と、前記箱体の前記開口部に被せられる蓋体と、を備え、
前記蓋体は、包丁を間口方向に沿わせ前板に近い位置で保持する手前側保持部と、包丁を間口方向に沿わせ前記手前側保持部よりも前板から離れた位置で保持する奥側保持部とを有し、
前記箱体は、包丁の刃が格納される空洞部を有し、
前記手前側保持部は、包丁を水平面に対して斜めに保持するため、包丁の柄の刃側端面が当接する第1受け面及び包丁の柄の長手方向に沿った長手面が当接する第2受け面がそれぞれ交差するように斜めに形成されると共に、前記第1受け面にその少なくとも一部がかかるものであって包丁の刃が差し込まれる差込口が形成され、更に、前記差込口に差し込まれた包丁の刃に沿うように裏面に突出する板状の刃ガイドが形成され、
前記奥側保持部は、包丁を水平面に対して斜めに保持するため、包丁の柄の刃側端面が当接する第1受け面及び包丁の柄の長手方向に沿った長手面が当接する第2受け面がそれぞれ交差するように斜めに形成されると共に、前記第1受け面にその少なくとも一部がかかるものであって包丁の刃が差し込まれる差込口が形成され、更に、前記差込口に差し込まれた包丁の刃に沿うように裏面に突出する板状の刃ガイドが形成され、
前記手前側保持部と前記奥側保持部とは間口方向にずらして配置されており、前記手前側保持部の刃ガイドの一部と前記奥側保持部の刃ガイドの一部とが一枚の板状部材を共用するように形成されていることを特徴とする包丁差し。 - 前記手前側保持部と前記奥側保持部とは、間口方向に等間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包丁差し。
- 前記蓋体は、前記箱体とは反対側に突出する突出部を複数有しており、
前記突出部は、互いに逆方向に傾斜する一対の傾斜面を間口方向に沿って有し、
前記第1受け面は、第1突出部の一方の傾斜面に形成され、前記第2受け面は、前記第1突出部に隣接する第2突出部の他方の傾斜面に形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の包丁差し。 - 前記手前側保持部の差込口は、前記第1突出部の一方の傾斜面から他方の傾斜面、更に前記第1突出部の前記他方の傾斜面に対向する前記第2突出部の一方の傾斜面にかけて形成され、
前記奥側保持部の差込口は、少なくとも前記第2突出部の一方の傾斜面から他方の傾斜面にかけて形成され、
前記手間側保持部の差込口のみが形成されてなる前記第1突出部の前記他方の傾斜面及び前記奥側保持部の差込口のみが形成されてなる前記第2突出部の前記他方の傾斜面の少なくとも一方に、その傾斜面に沿って摺動して前記手前側保持部の差込口又は前記奥側保持部の差込口の一部を塞ぐ状態と開放する状態とに切り替えることが可能なカバー部材を設けてなることを特徴とする請求項3に記載の包丁差し。 - 前記カバー部材が前記手前側保持部の差込口又は前記奥側保持部の差込口を塞ぐ状態か開放する状態かが視認可能なように、前記カバー部材及び前記カバー部材が覆う前記他方の傾斜面の少なくとも一部のいずれかに標識を設けてなることを特徴とする請求項4に記載の包丁差し。
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