JP2014194987A - 樹脂筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂成型性を高めて反り等の変形を防止した、樹脂筐体を提供する。
【解決手段】樹脂ケースと、樹脂ケースに装着される樹脂カバー3と、を備える樹脂筐体である。樹脂カバー3の天板部5には、その外面と内面とにそれぞれ複数の凹部9が形成されている。凹部9は、外面と内面とに対して、平面視した状態で所定方向に沿って外面と内面とに交互に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂筐体に関する。
各種の電子機器などでは、これを構成する電子部品や電子回路、電子装置がプリント回路基板に組み込まれて構成され、樹脂ケースと樹脂カバーとからなる樹脂筐体に収容されている。例えば電子機器としての電子制御ユニットを樹脂筐体に収容する場合、電子制御ユニットの基板面積が大きくなると樹脂カバーの天板部の面積もその分大きくなり、したがって樹脂カバーの面積が大きくなる分、樹脂カバーの強度を大きくする必要がある。
このような背景のもとに従来では、樹脂カバーの裏面に、該樹脂カバーの長辺方向および短辺方向に沿う中央部および両端部の配置密度を、それ以外の部分の配置密度よりも大とした格子状のリブが一体に突設された構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−173465号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された構造では、樹脂カバーの裏面(内面)のみにリブを設けているので、樹脂カバーの表裏間、すなわち外面側と内面側との間で強度が大きく異なる。そのため、成型時において樹脂が硬化した際に、樹脂カバーの両端部(長方形の短辺側)が外側に反りやすくなる。
また、樹脂カバーの裏面に格子状のリブを設けているため、リブを立てた部分やリブ同士の交差部の肉厚が厚くなり、カバーの厚みにばらつきが多くなる。このように厚みにばらつきが多くなると、金型による成型時に樹脂の流動性が悪くなり、樹脂硬化時に反りや凹みなどといった変形が発生し易くなる。特に、樹脂カバーの強度を高めるためグラスファイバを添加した樹脂によって成型した場合、前記の厚みのばらつきによってグラスファイバの流動性が損なわれることから、前記の反りや凹みなどといった変形がより発生し易くなる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、樹脂筐体の剛性を確保しつつ、樹脂成型性を高めて反り等の変形を防止した、樹脂筐体を提供することである。
本発明の樹脂筐体は、樹脂ケースと、前記樹脂ケースに装着される樹脂カバーと、を備える樹脂筐体において、前記樹脂カバーの天板部と前記樹脂ケースの底板部とのいずれか一方もしくは両方には、その外面と内面とにそれぞれ複数の凹部が形成され、前記凹部は、前記外面と内面とに対して、平面視した状態で所定方向に沿って前記外面と内面とに交互に配置されていることを特徴とする。
また、前記樹脂筐体において、前記凹部は、前記樹脂カバーの天板部の辺方向、又は前記樹脂ケースの底板部の辺方向に沿って直線状に配置されていることが好ましい。
また、前記樹脂筐体において、前記樹脂カバーの天板部及び前記樹脂ケースの底板部は平面視略長方形であり、前記樹脂カバーの天板部と前記樹脂ケースの底板部とのいずれか一方もしくは両方には、同一面側にて前記天板部又は前記底板部の短辺方向に沿って隣り合う前記凹部間に、前記天板部又は前記底板部の長辺方向に沿うリブ形状部が形成されていることが好ましい。
本発明の樹脂筐体によれば、前記樹脂カバーの天板部と前記樹脂ケースの底板部とのいずれか一方もしくは両方に、その外面と内面とにそれぞれ複数の凹部を形成し、前記凹部を、前記外面と内面とに対して、平面視した状態で所定方向に沿って前記外面と内面とに交互に配置しているので、前記凹部が前記外面と内面とにほぼ同等に分散した状態で形成配置されたものとなる。したがって、樹脂カバーの天板部又は樹脂ケースの底板部の強度を高めつつその外面側と内面側との間で強度がほぼ同じになるため、樹脂筐体の剛性を確保しつつ、成型時において樹脂を硬化させた際に、外面側と内面側との間の強度差に起因する反りの発生を防止することができる。
また、前記凹部を、前記外面と内面とに交互に配置し、これによって前記外面と内面とにほぼ同等に分散した状態で前記凹部を形成配置しているので、樹脂カバーの天板部又は樹脂ケースの底板部の厚さのばらつきを少なくすることができる。これにより、金型による成型時に樹脂の流動性を良好にし、樹脂硬化時に反りや凹みなどといった変形が発生するのを防止することができる。
本発明の樹脂筐体の第1実施形態の概略構成を示す斜視図である。 図1に示した樹脂カバーを示す図であり、(a)は表面(外面)側を示す斜視図、(b)は裏面(内面)側を示す斜視図である。 図1に示した樹脂カバーを示す図であり、(a)は表面(外面)側を示す平面図、(b)は裏面(内面)側を示す平面図、(c)は(a)のA−A線矢視断面図、(d)は(b)のB−B線矢視断面図、(e)は(b)のC−C線矢視断面図である。 (a)は本発明の樹脂筐体の第2実施形態における樹脂カバーの天板部の斜視図、(b)は本発明の樹脂筐体の第3実施形態における樹脂カバーの天板部の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明に係る樹脂筐体を詳しく説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に係る樹脂筐体の第1実施形態の概略構成を示す斜視図であり、図1中符号1は、自動車用の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)用の樹脂筐体、すなわち電子制御ユニットを収容するための樹脂筐体である。
この樹脂筐体1は、回路基板(図示せず)を収納保持する樹脂製のケース(樹脂ケース)2と、該ケース2に装着される樹脂製のカバー(樹脂カバー)3とを備えて構成されている。
ケース2は、平面視略矩形(略長方形)の底板部(図示せず)を有する箱状のもので、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂に補強材としてグラスファイバが添加された樹脂配合物が用いられ、金型成型によって成型されているものであり、その中央部の内側(内部)に回路基板を収納保持する収納部(図示せず)を有し、この収納部内に回路基板を保持するように構成されたものである。また、このケース2には、その側板部にコネクタの開口を外部に向けたコネクタ用開口部4が複数形成されている。
カバー3は、ケース2の平面視形状に対応した略矩形の天板部5を有し、該ケース2の開口を閉塞するように形成されたものである。すなわち、このカバー3は、その表面(外面)側を示す斜視図である図2(a)、及び裏面(内面)側を示す斜視図である図2(b)に示すように、天板部5の周辺部に複数(本実施形態では九つ)の嵌合片6を有したものである。これら嵌合片6は、図2(b)に示すように天板部5の周縁部に設けられた側壁部7に一体に形成され、図1に示したケース2の側壁部に形成された嵌合凸部8に嵌合するように形成されている。これにより、カバー3はケース2の開口を閉塞した状態でケース2に保持固定されるようになっている。
天板部5には、図2(a)、(b)に示すように、その表面(外面)及び裏面(内面)の両方に、凹部9が形成されている。
凹部9は、カバー3の表面(外面)側を示す平面図である図3(a)、及び裏面(内面)側を示す平面図である図3(b)に示すように、その開口形状が矩形、すなわち正方形に近い矩形に形成されている。このような凹部9はそれぞれの面において、天板部5の短辺の長さ方向(短辺方向)に沿って複数が所定間隔をあけて直線状に配列され、さらにこのように配列された凹部列10は、天板部5の長辺の長さ方向に沿って複数配置されている。
また、このように天板部5の長辺の長さ方向に配置された各凹部列10は、天板部5の表面と裏面との間で、平面視した状態で長辺の長さ方向(所定方向)に沿って前記表面と裏面とに交互に配置されている。つまり、表面の凹部9(凹部列10)と裏面の凹部9(凹部列10)とは、図3(b)のC−C線矢視断面図である図3(e)に示すように、平面視した状態で互いに重なり合うことなく形成配置されている。したがって、各凹部9の裏側は、図3(a)のA−A線矢視断面図である図3(c)、及び図3(b)のB−B線矢視断面図である図3(d)に示すように、それぞれの面における平面部となっている。
このようにほぼ同形状の凹部9が天板部5の表面と裏面とに交互にかつ規則的に配置されていることにより、天板部5には図3(a)、(b)に示すようにその表面と裏面とにほぼ同等に分散した状態で、凹部9が形成配置されている。
また、凹部9は、前記したように天板部5の短辺の長さ方向(短辺方向)に沿って複数が所定間隔をあけて直線状に配列されており、これによって短辺方向に隣り合う凹部9、9間に、天板部5の長辺方向に沿う直線状(線分状)のリブ形状部11が形成されている。
リブ形状部11は、図3(c)、(d)に示すように凹部9の深さ分に相当する高さに形成されたものである。このようなリブ形状部11も、凹部9が天板部5の表面と裏面との間で交互に配置されていることにより、平面視した状態で天板部5の長辺の長さ方向(所定方向)に沿って表面と裏面とに交互に配置されたものとなっている。
このような構成からなるカバー3は、本実施形態ではPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂に補強材としてグラスファイバが添加された樹脂配合物が用いられ、金型成型によって成形されている。
本実施形態の樹脂筐体1にあっては、カバー3の天板部5に、その表面と裏面とにそれぞれ複数の凹部9を形成し、これら凹部9を、表面と裏面とに対して、平面視した状態で長辺方向に沿って表面と裏面とに交互に配置し、これによって表面と裏面とにほぼ同等に分散した状態で凹部9を形成配置しているので、カバー3の天板部5全体がほぼ均一な厚さとなり、したがって、カバー3の強度を高めつつ、その表面側と裏面側との間で強度がほぼ同じになる。よって、樹脂筐体1の剛性を確保しつつ、成型時において樹脂を硬化させた際に、表面側と裏面側との間の強度差に起因する反りの発生を防止することができる。
また、前記凹部9を、表面と裏面とに交互に配置し、これによって表面と裏面とにほぼ同等に分散した状態で凹部9を形成配置しているので、カバー3の天板部5の厚さのばらつきを少なくすることができる。これにより、金型による成型時に樹脂の流動性を良好にし、樹脂硬化時に反りや凹みなどといった変形が発生するのを防止することができる。
特に、本実施形態ではカバー3の強度を高めるため、補強材としてグラスファイバを添加した樹脂配合物を用いて金型成型でカバー3を形成しており、したがってグラスファイバの添加によって成型時における樹脂の流動性が低くなっている。しかし、前記したようにカバー3の天板部5の厚さのばらつきを少なくしたことにより、金型による成型時における樹脂の流動性を良好にし、樹脂硬化時に反りや凹みなどといった変形が発生するのを確実に防止することができる。
また、凹部9を、カバー3の天板部5の短辺方向に沿って直線状に配置しているので、凹部9の形状を単純化することができ、したがって成型時における樹脂の流動性をより良好にし、樹脂成型性を向上させることができる。
さらに、短辺方向に隣り合う凹部9、9間に、天板部5の長辺方向に沿う直線状(線分状)のリブ形状部11を形成しているので、天板部5の剛性を高めることができ、特に長方形の天板部5の長辺方向両端部(長方形の短辺側)が外側や内側に反るといった変形を防止することができる。
また、このように長方形の天板部5の剛性が相対的に低くなる長辺方向のみにリブ形状部11を設けているので、リブ形状部を格子状に形成した従来に比べてリブを減らし、リブ同士の交差部を無くすことができるため、成型時における樹脂の流動性をさらに良好にし、樹脂成型性を向上させることができる。
なお、前記第1実施形態では、カバー3の天板部5に凹部9を形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、ケース2の底板部に、図2(a)、(b)、図3(a)〜(e)に示した形態の凹部9を形成してもよい。さらに、カバー3の天板部5とケース2の底板部の両方に、前記凹部9を形成してもよい。
図4(a)は、本発明の樹脂筐体の第2実施形態における樹脂カバーの天板部の斜視図である。図4(a)中符号5Aはカバー(樹脂カバー)の天板部であり、この天板部5Aは正方形状に形成されている。なお、図示しないものの、この天板部5Aを有したカバーにも、図2(a)、(b)に示したような嵌合片6が形成されている。また、このカバーが被着されるケース(樹脂ケース)は、カバーに対応してその底板部が正方形状に形成されている。
この天板部5Aでは、複数の凹部9aが正方形状に形成されており、これら凹部9aは、表面(外面)と裏面(内面)とに対して、平面視した状態で所定方向に沿って表面と裏面とに交互に配置されている。
すなわち、凹部9aは、表面、裏面のそれぞれにおいて千鳥状に配置されており、したがって天板部5Aにおける縦方向、横方向のいずれにおいても、凹部9aは平面視した状態で表面と裏面とに交互に配置されている。
このような構成の天板部5Aを有するカバーを備えた樹脂筐体にあっても、凹部9aを天板部5Aの表面と裏面とに交互に配置し、これによって表面と裏面とにほぼ同等に分散した状態で凹部9aを形成配置しているので、天板部5A全体がほぼ均一な厚さとなり、したがって、カバーの強度を高めつつ、その表面側と裏面側との間で強度がほぼ同じになる。よって、樹脂筐体の剛性を確保しつつ、成型時において樹脂を硬化させた際に、表面側と裏面側との間の強度差に起因する反りの発生を防止することができる。
また、前記凹部9aを、表面と裏面とに交互に配置し、これによって表面と裏面とにほぼ同等に分散した状態で凹部9aを形成配置しているので、カバーの天板部5Aの厚さのばらつきを少なくすることができる。これにより、金型による成型時における樹脂の流動性を良好にし、樹脂硬化時に反りや凹みなどといった変形が発生するのを防止することができる。特に、本実施形態では同一面においてリブ形状部を介して凹部9aを隣り合わせることなく、したがって表面にも裏面にもリブ形状部を形成していないので、カバーの天板部5Aの厚さのばらつきをほぼ無くすことができ、これによって成型時における樹脂の流動性をさらに良好にすることができる。
図4(b)は、本発明の樹脂筐体の第3実施形態における樹脂カバーの天板部の斜視図である。図4(b)中符号5Bはカバー(樹脂カバー)の天板部であり、この天板部5Bも正方形状に形成されている。なお、図示しないものの、この天板部5Bを有したカバーにも、図2(a)、(b)に示したような嵌合片6が形成されている。また、このカバーが被着されるケース(樹脂ケース)は、カバーに対応してその底板部が正方形状に形成されている。
この天板部5Bでも、複数の凹部9aが正方形状に形成されており、これら凹部9aは、表面(外面)と裏面(内面)とに対して、平面視した状態で所定方向に沿って表面と裏面とに交互に配置されている。
すなわち、凹部9aは、表面、裏面のそれぞれにおいて波紋状に形成されており、中心から各辺に向かって四方に行くに連れて、平面視した状態で表面と裏面とに交互に配置されている。
なお、本実施形態においては、縦方向又は横方向において中心からずれた位置では、外周部を除いて、一つ又は複数の凹部9aからなる凹部の組が、平面視した状態で表面と裏面とに交互に配置されている。したがって、このように複数の凹部9aからなる組も一つの凹部と見なすことにより、本実施形態は、凹部が表面(外面)と裏面(内面)とに対して、平面視した状態で所定方向に沿って表面と裏面とに交互に配置されたものとなっている。そして、特に複数の凹部9aからなる組は、同一面にて隣り合う凹部9a、9a間に、天板部5Bの辺方向、すなわち縦方向の辺あるいは横方向の辺に沿う直線状(線分状)のリブ形状部11が形成されている。
このような構成の天板部5Bを有するカバーを備えた樹脂筐体にあっても、凹部9aを平面視した状態で所定方向に沿って天板部5Bの表面と裏面とに交互に配置し、これによって表面と裏面とにほぼ同等に分散した状態で凹部9aを形成配置しているので、天板部5B全体がほぼ均一な厚さとなり、したがって、カバーの強度を高めつつ、その表面側と裏面側との間で強度がほぼ同じになる。よって、樹脂筐体の剛性を確保しつつ、成型時において樹脂を硬化させた際に、表面側と裏面側との間の強度差に起因する反りの発生を防止することができる。
また、前記凹部9aを、表面と裏面とに交互に配置し、これによって表面と裏面とにほぼ同等に分散した状態で凹部9aを形成配置しているので、カバーの天板部5Bの厚さのばらつきを少なくすることができる。これにより、金型による成型時における樹脂の流動性を良好にし、樹脂硬化時に反りや凹みなどといった変形が発生するのを防止することができる。
さらに、辺方向に隣り合う凹部9a、9a間にリブ形状部11を形成しているので、天板部5Bの剛性を高めることができ、したがって反り等の変形を防止することができる。
なお、前記第2実施形態、第3実施形態でも、カバーの天板部5A(5B)に凹部9aを形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、ケース2の正方形状の底板部に、図4(a)、(b)に示した形態の凹部9aを形成してもよい。さらに、カバーの天板部5A(5B)とケース2の底板部の両方に、前記凹部9aを形成してもよい。
また、前記実施形態では、電子制御ユニットを収容するための樹脂筐体に本発明の樹脂筐体を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、種々のものを収容する樹脂筐体に適用可能である。
1…樹脂筐体、2…ケース(樹脂ケース)、3…カバー(樹脂カバー)、5、5A、5B…天板部、9、9a…凹部、10…凹部列、11…リブ形状部

Claims (3)

  1. 樹脂ケースと、前記樹脂ケースに装着される樹脂カバーと、を備える樹脂筐体において、
    前記樹脂カバーの天板部と前記樹脂ケースの底板部とのいずれか一方もしくは両方には、その外面と内面とにそれぞれ複数の凹部が形成され、
    前記凹部は、前記外面と内面とに対して、平面視した状態で所定方向に沿って前記外面と内面とに交互に配置されていることを特徴とする樹脂筐体。
  2. 前記凹部は、前記樹脂カバーの天板部の辺方向、又は前記樹脂ケースの底板部の辺方向に沿って直線状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂筐体。
  3. 前記樹脂カバーの天板部及び前記樹脂ケースの底板部は平面視略長方形であり、前記樹脂カバーの天板部と前記樹脂ケースの底板部とのいずれか一方もしくは両方には、同一面側にて前記天板部又は前記底板部の短辺方向に沿って隣り合う前記凹部間に、前記天板部又は前記底板部の長辺方向に沿うリブ形状部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂筐体。
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