JP2014190741A - 雷電流計測装置及び雷電流計測方法 - Google Patents

雷電流計測装置及び雷電流計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大電流と小電流とを含む高いダイナミックレンジの直流成分の雷電流を計測することを目的とする。
【解決手段】雷電流計測装置10は、センサファイバ14からの出力光を偏波面が互いに直交する水平成分と垂直成分に分離する偏光分離素子18、偏光分離素子18によって分離された後に光電気変換により信号に変換された水平成分と垂直成分の差分であってデジタル化された信号を、逆正弦処理することでファラデー回転角を算出するファラデー回転角算出部46A、偏光分離素子18によって分離された後に光電気変換により信号に変換された水平成分と垂直成分とを増幅する増幅器42x,42y、増幅された水平成分と垂直成分の差分であってデジタル化された信号に基づいてファラデー回転角を算出するファラデー回転角算出部46B、算出されたファラデー回転角から電流値を換算する電流値換算部48A,48Bを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、雷電流計測装置及び雷電流計測方法に関するものである。
各種機器(例えば航空機、風車、自動車等)や建築物等は、落雷を受ける場合がある。落雷を受けた場合に生じる電流(以下、「雷電流」という。)や電流分布の計測は、対雷設計上非常に重要である。
雷電流は、例えばSAE規格ARP5412.revAで規定されているように(図7参照)、最大ピークが100kA以上(航空機の主翼先端では200kA程度、主翼中央では100kA程度)であって立ち上りから500μsecまでのパルス波形の大電流(図7の領域A)と、平均が2kAであって5msec程度まで徐々に減少する電流(図7の領域B)と、平均が400Aであって1sec程度で持続する小電流(図7の領域C)とを含む。このように、雷電流は、継続時間は短いものの高ダイナミックレンジであり時間帯域も広い電流波形であり、対雷設計のためにもその電流値を正確に計測することが求められる。
雷電流を計測するための一般的な手段として、変流器(Current Transformer)やロゴスキーコイルのように磁束の時間変化によるループ端での起電力を計測する手段がある。
しかし、上記手段では、磁束の時間変化によるループ端での起電力を計測しているため低周波成分及び直流成分を計測できない。また、ロゴスキーコイルで計測する場合、被落雷物への施工状況によっては容量結合するため、落雷による本来の信号に対して誤差が重畳することとなる。また、雷電流のような高電圧かつ高電流場での計測は、計測手段に対する絶縁処置やノイズ対策が重要となるが、容易ではない。さらに、上記計測手段では、電流を計測するためのセンサの寸法が十数mm〜数十mm以上と大きく、センサの形状を大きくかえることができず、数mm程度の狭歪部の計測が困難であるため、詳細な雷電流の経路の評価が困難であった。
そこで、狭歪部の計測が可能な光ファイバ電流センサを用いて電流を計測する手段がある。光ファイバ電流センサは、光磁気効果を利用して電流が発生させる磁場を計測し、電流値を求めるものであり、ファイバ光の光磁気効果によるファラデー回転角の変化を評価することによって電流値を求める。
光ファイバ電流センサの一例として、サニャック効果と呼ばれる円形光路における光位相差の変化を求めることによって、電流の直流成分を計測するシステムが開発されている。
また、特許文献1には、被落雷物に設置した光磁界センサに計測光を供給し、その計測光の偏波面の回転角を光磁界センサにおいて、被落雷物に流れる雷電流の回りに発生する磁界変化に伴って変化させ、その光磁界センサから出力される計測光の回転角を光強度に置き換え、その光強度を計測することにより雷電流を計測する雷電流計測方法が開示されている。
さらに、特許文献2には、センサファイバからの出力光を偏波面が互いに直交する2つの偏光成分に分離する偏光分離素子と、分離された2つの偏光成分を光電気変換によりそれぞれ第1信号Px及び第2信号Pyに変換し、信号処理部によって第1信号Pxの直流成分と交流成分の比Sx及び第2信号Pyの直流成分と交流成分の比Syに異なる係数を乗じてその差分値を算出するファイバ電流センサが開示されている。
特開平7−43392号公報 特開2009−122095号公報
しかしながら、サニャック効果を用いたシステムでは、電流の直流成分しか検出できない。また、特許文献1に開示されている雷電流計測方法では、具体的な計測方法について言及されていない。さらに、特許文献2に開示されているファイバ電流センサでは、送電線等の導体に流れる電流を被計測電流としており、雷電流を計測対象とはしておらず商用電源を対象としているので、図7の領域Cのような雷電流に含まれる小電流である低周波成分を計測できず、かつ被計測電流は交流電流とされ、信号処理部において光源のリップル等を削減するために直流成分と交流成分の比をとっているので直流成分を評価できない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、大電流と小電流とを含む高いダイナミックレンジの直流成分の雷電流を計測できる、雷電流計測装置及び雷電流計測方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の雷電流計測装置及び雷電流計測方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る雷電流計測装置は、センサファイバを備え、該センサファイバに直線偏光を入力し、該センサファイバの周囲に設置された導体を流れる被計測電流により生じる磁界によって前記直線偏光に付与されるファラデー回転の大きさを検出することで、前記被計測電流を計測する雷電流計測装置であって、前記センサファイバからの出力光を偏波面が互いに直交する水平成分と垂直成分に分離する偏光分離手段と、前記変更分離手段によって分離された後に光電気変換により信号に変換された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号を、逆正弦処理することでファラデー回転角を算出する第1算出手段と、前記変更分離手段によって分離された後に光電気変換により信号に変換された前記水平成分と前記垂直成分とを増幅する増幅手段と、前記増幅手段によって増幅された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号に基づいてファラデー回転角を算出する第2算出手段と、前記第1算出手段によって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する第1換算手段と、前記第2算出手段によって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する第2換算手段と、を備える。
本発明によれば、雷電流計測装置は、センサファイバを備え、該センサファイバに直線偏光を入力し、該センサファイバの周囲に設置された導体を流れる被計測電流により生じる磁界によって直線偏光に付与されるファラデー回転の大きさを検出することで、被計測電流を計測する。雷電流計測装置は、センサファイバを用いることによって、被計測電流が流れる導体が太い導体、複雑な形状、狭い場所に設置されている等しても、電流を計測することができる。
そして、被計測電流により生じる磁界によってファラデー回転角が変化した出力光は、偏光分離手段によって、偏波面が互いに直交する水平成分と垂直成分に分離される。
水平成分と垂直成分に分離された出力光は、光電気変換により信号に変換される。
被計測電流である雷電流は、例えば100kAから100Aで変化し、雷電流が小さい場合はファラデー回転角が小さく、雷電流が大きい場合はファラデー回転角が大きくなる。このように、雷電流は、その変動量が大きいため、雷電流の計測装置には高ダイナミックレンジが要求される。
ここで、ファラデー回転角が小さい場合は、光強度の水平成分と垂直成分の差分とファラデー回転角の関係は略比例する一方、ファラデー回転角が大きい場合は、光強度の水平成分と垂直成分の差分とファラデー回転角の関係は正弦関数で表わされる。
そのため、雷電流計測装置は、第1算出手段によって光強度の水平成分と垂直成分の差分であってデジタル化された信号を逆正弦処理することでファラデー回転角を算出し、第1換算手段によってファラデー回転角から電流値を換算するので、雷電流に含まれる大電流を精度よく計測できることとなる。
また、雷電流計測装置は、増幅手段によって光強度の水平成分と垂直成分の信号を増幅し、第2算出手段によって増幅した光強度の水平成分と垂直成分の差分であってデジタル化された信号に基づいてファラデー回転角を算出し、第2換算手段によってファラデー回転角から電流値を換算するので、雷電流に含まれる小電流を精度よく計測できることとなる。なお、第2算出手段では、光強度の水平成分と垂直成分の差分とファラデー回転角が比例関係であるとしてファラデー回転角を算出してもよいし、正弦関数で表わされる関係であるとしてファラデー回転角を算出してもよい。
以上のように、雷電流計測装置は、大電流に対応した処理と小電流に対応した処理とを同時に行うため、大電流と小電流とを含む高いダイナミックレンジの直流成分の雷電流を計測できる。
また、本発明の雷電流計測装置は、前記被計測電流を計測しない状態におけるファラデー回転角のオフセット量に基づいて、前記変更分離手段によって分離された前記水平成分と前記垂直成分のオフセットを調整するオフセット調整手段を備え、前記第2算出手段は、前記オフセット調整手段によってオフセットが調整されると共に前記増幅手段によって増幅された前記水平成分と前記垂直成分の差分に基づいてファラデー回転角を算出してもよい。
本発明によれば、小電流に応じたファラデー回転角を算出する第2算出手段に入力される信号のオフセットを調整するので、ファラデー回転の温度依存や光源のリップル成分等の影響を除去でき、雷電流に含まれる小電流をより精度高く計測することができる。
また、本発明の雷電流計測装置は、前記信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する過程で、前記オフセット調整手段によってオフセットが調整されると共に前記増幅手段によって増幅された前記水平成分と前記垂直成分の信号を、前記増幅手段による増幅率で割り戻す割戻手段を備え、前記第2算出手段は、前記割戻手段によって割り戻された前記水平成分と前記垂直成分の差分に基づいてファラデー回転角を算出してもよい。
本発明によれば、小電流に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換する過程で、増幅した信号を増幅に用いた増幅率で割り戻すので、量子化誤差を小さくすることができる。
また、本発明の雷電流計測装置は、前記第1算出手段に入力される前記水平成分を示す信号及び前記垂直成分を示す信号は、第1サンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、前記第2算出手段に入力される前記水平成分を示す信号及び前記垂直成分を示す信号は、第2サンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、前記第1サンプリング周波数は、前記第2サンプリング周波数よりも速くてもよい。
雷電流は、パルス状の大電流と該大電流に比べ長い時間持続する小電流とが含まれる。すなわち、大電流は高周波数であり、小電流は大電流に比べ低周波数である。
そこで、本発明によれば、大電流に応じたファラデー回転角を算出する第1算出手段に入力される信号をデジタル信号に変換するための第1サンプリング周波数を、小電流に応じたファラデー回転角を算出する第2算出手段に入力される信号をデジタル信号に変換するための第2サンプリング周波数よりも速くする。これにより、本発明は、雷電流に含まれる大電流及び小電流に応じた、より精度の高い計測が可能となる。
また、本発明の雷電流計測装置は、前記第1換算手段によって換算された電流の波形と前記第2換算手段によって換算された電流の波形を、予め定められた閾値に基づいて結合する結合手段、を備えてもよい。
本発明によれば、第1換算手段によって換算された電流の波形と第2換算手段によって換算された電流の波形が、予め定められた閾値に基づいて結合されるので、雷電流の高周波数領域から低周波数領域に至るまでの波形が簡易に生成できる。
一方、本発明に係る雷電流計測方法は、センサファイバに直線偏光を入力し、該センサファイバの周囲に設置された導体を流れる被計測電流により生じる磁界によって前記直線偏光に付与されるファラデー回転の大きさを検出することで、前記被計測電流を計測する雷電流計測方法であって、前記センサファイバからの出力光を偏波面が互いに直交する水平成分と垂直成分に分離する第1工程と、前記第1工程によって分離された後に光電気変換により信号に変換された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号を、逆正弦処理することでファラデー回転角を算出すると共に、前記第1工程によって分離された後に光電気変換により信号に変換され、増幅された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号に基づいてファラデー回転角を算出する第2工程と、前記第2工程によって算出したファラデー回転角から電流値を換算する第3工程と、を含む。
本発明によれば、大電流と小電流とを含む高いダイナミックレンジの直流成分の雷電流を計測できる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る雷電流計測装置の構成図である。 光強度の水平成分Px及び垂直成分Pyを示した図である。 光強度の水平成分Pxと垂直成分Pyの差分とファラーデー回転角との関係を示した図である。 本実施形態に係る小電流処理の流れを示したフローチャートである。 本実施形態に係る小電流処理による信号Px,Pyの変化を示した図である。 変形例に係る雷電流計測装置の構成図である。 雷電流の大きさを示す図である。
以下に、本発明に係る雷電流計測装置及び雷電流計測方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る雷電流計測装置10の構成図である。
図1に示されるように、雷電流計測装置10は、光源12、センサファイバ14、光サーキュレータ16、偏光分離素子18、ファラデー回転子20、信号処理部22、及び信号解析部24を備えている。
センサファイバ14は、計測しようとしている被計測電流が流れる導体26の周囲を周回するようにして配置される。このセンサファイバ14として、好適にはファラデー効果の大きさを決めるベルデ定数が大きい特性を持った光ファイバである、鉛ドープされた鉛ガラスファイバを用いることができる。なお、導体26としては、例えば航空機の主翼が用いられる。また、柔軟性のあるセンサファイバ14を用いることによって、被計測電流が流れる導体が、太い導体、複雑な形状、狭い場所(例えば数mm以下の狭歪部)に設置されている等しても、電流を計測することができる。
センサファイバ14の一端にはファラデー回転子20が取り付けられ、他端には金属薄膜の蒸着等によって反射部(ミラー)28が形成されている。ファラデー回転子20と偏光分離素子18、偏光分離素子18と光サーキュレータ16はそれぞれ光ファイバで接続され、光サーキュレータ16は、光源12から送光ファイバ30を通じて供給される光がセンサファイバ14側へ透過する向きに接続される。
信号処理部22は入力部として2つの受光素子32x,32yを有し、その1つの受光素子32xは受光ファイバ34xにより光サーキュレータ16のセンサファイバ14側からの透過光が出力される端子に接続され、もう1つの受光素子32yは受光ファイバ34yにより偏光分離素子18に接続される。
そして、光源12から発せられた光は、送光ファイバ30および光サーキュレータ16を介して偏光分離素子18へ入射される。この光は、偏光分離素子18によって電界の振動方向が一方向(偏光分離素子18の主軸方向)にそろった直線偏光に変換されて、ファラデー回転子20へ入力される。ファラデー回転子20は、永久磁石と該永久磁石によって磁気飽和させられた強磁性体結晶である強磁性ガーネットとからなり、強磁性ガーネットを通過する光に片道22.5度のファラデー回転を付与する。ファラデー回転子20を出た直線偏光は、センサファイバ14へ入力され、センサファイバ14の周回部分において、導体26を流れる被計測電流の周囲に生じた磁界によってファラデー回転を受け、その偏波面が磁界の大きさに比例したファラデー回転角だけ回転する。
センサファイバ14を伝搬する光は、さらに反射部28で反射されて再び周回部分を通りファラデー回転を受け、ファラデー回転子20へ入力される。ファラデー回転子20を再び通過することでさらに22.5度のファラデー回転が与えられるので、このファラデー回転子20により、往復で合計45度のファラデー回転が与えられることになる。即ち、この雷電流計測装置10では、光学バイアスが45度に設定されている。ファラデー回転子20を通過した光は、再び偏光分離素子18へと導かれ、偏光方向の互いに直交(偏光分離素子18の主軸方向とそれに垂直な方向)する2つの偏光成分である水平成分と垂直成分に分離される(図2参照)。
分離された水平成分の光は光サーキュレータ16と受光ファイバ34xを介して受光素子32xによって受光され、光電気変換によって水平成分の光強度に比例した信号Px(アナログ信号)に変換される。また、垂直成分の光は受光ファイバ34yを介して受光素子32yによって受光され、光電気変換によって垂直成分の光強度に比例した信号Py(アナログ信号)に変換される。
信号処理部22は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器36x1,36y1、及び小電流処理部38x,38yを備える。
受光素子32xから出力された信号Pxは、A/D変換器36x1及び小電流処理部38xへ入力される。小電流処理部38xは、オフセット部40x、増幅器42x、A/D変換器36x2、及び割戻部44xを備える。
A/D変換器36x1は、第1サンプリング周波数で信号Pxをアナログ信号からデジタル信号へ変換する。A/D変換器36x1によってデジタル信号に変換された信号Pxは、信号解析部24が備えるファラデー回転角算出部46Aへ入力される。
小電流処理部38xへ入力された信号Pxは詳細を後述する小電流処理が行われると共に、A/D変換器36x2によって第2サンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号へ変換された後、信号解析部24が備えるファラデー回転角算出部46Bへ入力される。
受光素子32yから出力された信号Pyは、A/D変換器36y1及び小電流処理部38yへ入力される。小電流処理部38yは、オフセット部40y、増幅器42y、A/D変換器36y2、及び割戻部44yを備える。
A/D変換器36y1は、第1サンプリング周波数で信号Pyをアナログ信号からデジタル信号へ変換する。A/D変換器36y1によってデジタル信号に変換された信号Pyは、信号解析部24が備えるファラデー回転角算出部46Aへ入力される。
小電流処理部38yへ入力された信号Pyは後述する小電流処理が行われると共に、A/D変換器36y2によって第2サンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号へ変換された後、信号解析部24が備えるファラデー回転角算出部46Bへ入力される。
ファラデー回転角算出部46Aは、信号Pxにより示される光強度の水平成分と信号Pyにより示される光強度の垂直成分の差分を、逆正弦処理することでファラデー回転角を算出する。そして、電流値換算部48Aは、ファラデー回転角算出部46Aによって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する。
ファラデー回転角算出部46Bは、小電流処理が行われた信号Pxにより示される光強度の水平成分と小電流処理が行われた信号Pyにより示される光強度の垂直成分の差分に基づいて、ファラデー回転角を算出する。そして、電流値換算部48Bは、ファラデー回転角算出部46Bによって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する。
さらに、信号解析部24が備える波形結合部50は、電流値換算部48Aによって換算された電流の波形と電流値換算部48Bによって換算された電流の波形を、予め定められた閾値に基づいて結合する。
次に、雷電流計測装置10の作用について説明する。
なお、雷電流計測装置10による計測は、例えば、実際の雷が発生すると共に生じる外部磁場を検出した場合をトリガとし、実験により雷を発生させる場合は、雷を模擬して放電させるタイミングをトリガとする。
ここで、被計測電流である雷電流は、例えば100kAから100Aで変化し、雷電流が小さい場合はファラデー回転角が小さく、雷電流が大きい場合はファラデー回転角が大きくなる。
図3に示されるように、ファラデー回転角が小さい場合は、光強度の水平成分と垂直成分の差分とファラデー回転角の関係は略比例(破線)する一方、ファラデー回転角が大きい場合は、光強度の水平成分と垂直成分の差分とファラデー回転角の関係は正弦関数(実線)で表わされる。
すなわち、雷電流に含まれる大電流を計測するには、光強度の水平成分と垂直成分の差分が逆正弦処理することによって電流値を求めることが好ましい。
具体的には、電界をEとし、ファラデー回転角をθとすると、信号Pxで示される水平成分の光強度は、下記(1)式で表わされ、信号Pyで示される垂直成分の光強度は、下記(2)式で表わされる。光強度の水平成分と垂直成分の差分Sは、下記(3)式で表わされる。
Figure 2014190741
Figure 2014190741
Figure 2014190741
ファラデー回転角θは、(3)式に基づいて下記(4)式で表わされる。
Figure 2014190741
そして、雷電流Iは、ファラデー回転角θFを用いて(5)式で表わされる。
Figure 2014190741
(5)式におけるIOは、所定のファラデー回転角における基準となる電流であり、光ファイバの性質によって特定され、例えば鉛ドープ光ファイバではファラデー回転角が45°の場合に電流値が100kAとなる。
このように、雷電流計測装置10は、(1)式から(4)式を用いてファラデー回転角算出部46Aによって光強度の水平成分と垂直成分の差分が逆正弦処理されることでファラデー回転角を算出し、電流値換算部48Aによって算出したファラデー回転角から電流値を換算するので、雷電流に含まれる大電流を精度よく計測できることとなる。
次に、雷電流に含まれる小電流を精度よく計測するために行われる小電流処理について図4,5を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係る小電流処理の流れを示したフローチャートであり、小電流処理部38x,38yで行われる小電流処理は各々同様である。図5は、小電流処理による信号Px,Pyの変化を示した図である。
小電流処理部38xに信号Pxが入力されると、まずステップ100では、オフセット部40xによって信号Pxからオフセット量となるPxベースライン(Pxb)を減算することによって、信号Pxのオフセットを除去する(図5(b))。Pxベースラインとは、図5(a)に示されるように、雷電流が発生する前の基準レベルである。これにより、ファラデー回転子20の温度依存性や光源12のリップル成分等を除去できる。
次のステップ102では、増幅器42xによって、下記(6)式に示されるようにオフセット除去された信号Pxを所定の増幅率Gainで増幅し、信号Fxとする(図5(c))。なお、増幅器42x,42yとしては、増幅可能な帯域が広帯域(0.1Hz〜数10MHz)の増幅器が用いられている。
Figure 2014190741
次のステップ104では、A/D変換器36x2によって信号Fxをアナログ信号からデジタル信号へ変換する。
次のステップ106では、割戻部44xによって、下記(7)式に示されるようにデジタル信号とされた信号Fxを増幅率Gainで除算し、PxベースラインPxbを加算する割り戻しによって、微小変化量Px’を算出する(図5(d))。
Figure 2014190741
このように、小電流処理は、小電流に応じたアナログ信号をデジタル信号に変換する過程で、小電流に応じたアナログ信号を増幅し、デジタル信号に変換した後に、増幅に用いた増幅率で割り戻すので、量子化誤差を小さくすることができる。
次のステップ108では、割戻部44xによって、下記(8)式に示されるように算出した微小変化量Px’をPxベースラインPxbで除算することによって規格化(図5(e))し、規格化した後の信号Pxをファラデー回転角算出部46Bへ出力し、小電流処理を終了する。
Figure 2014190741
(8)式に示されるような規格化を行うことによって、雷電流が生じていない初期状態を“1”として、ファラデー回転角がどの程度変化しているのかを明確にすることができる。
なお、信号Pyに対する小電流処理は、信号Pxに対する小電流処理と同様であり、オフセット部40yによって信号Pyからオフセット量となるPyベースライン(Pyb)を減算した後に、増幅部42yによって所定の増幅率で増幅させる。そして、信号Pyに対する小電流処理は、A/D変換器36y2によってA/D変換を行った後に、割戻部44yによって微小変化量Py’を算出すると共に微小変化量Py’をPxベースラインPxbで除算することによって規格化した信号Pyをファラデー回転角算出部46Bへ出力する。
以上のような小電流処理が信号Px,Pyに行われることによって、ファラデー回転角の変位量が小さい小電流のファラデー回転角も精度よく計測できるようになる。
そして、雷電流計測装置10は、ファラデー回転角算出部46Bによって、小電流処理が行われた光強度の水平成分と垂直成分の差分に基づいてファラデー回転角を算出し、電流値換算部48Bによってファラデー回転角から電流値を換算するので、雷電流に含まれる小電流を精度よく計測できることとなる。
なお、ファラデー回転角算出部46Bでは、光強度の水平成分と垂直成分の差分とファラデー回転角が比例関係であるとしてファラデー回転角を算出してもよいし、正弦関数で表わされる関係であるとしてファラデー回転角を算出してもよい。
比例関係であるとしてファラデー回転角を算出する場合は、光強度の水平成分と垂直成分の差分に所定の係数を乗算することによってファラデー回転角を算出する。一方、正弦関数で表わされる関係であるとしてファラデー回転角を算出する場合は、(1)式から(4)式を用いてファラデー回転角を算出する。
また、雷電流は、上述したように、パルス状の大電流と該大電流に比べ長い時間持続する小電流とが含まれる。すなわち、大電流は高周波数であり、小電流は低周波数である。
そこで、雷電流計測装置10は、大電流に対応することとなるファラデー回転角算出部46Aに入力される信号をデジタル化するための第1サンプリング周波数を、小電流に対応することとなるファラデー回転角算出部46Bに入力される信号をデジタル化するための第2サンプリング周波数よりも速くする。すなわち、A/D変換器36x1,y1の第1サンプリング周波数が、A/D変換器36x2,y2の第2サンプリング周波数よりも速く、高周波数の大電流を計測するための要求時間分解能を満たすものとされる。
これにより、雷電流計測装置10は、雷電流に含まれる大電流及び小電流に応じた、より精度の高い計測が可能となる。
また、波形結合部50によって、電流値換算部48Aで換算された電流の波形と電流値換算部48Bで換算された電流の波形が、予め定められた閾値に基づいて結合される。
電流値換算部48Aで換算された電流の波形は、雷電流に含まれる大電流に応じた処理によって得られた波形であるため、電流値換算部48Aで換算された電流の波形のうち、小電流に対応する波形の精度は大電流に対応する波形の精度に比べて高くない。一方、電流値換算部48Bで換算された電流の波形は、雷電流に含まれる小電流に応じた処理によって得られた波形であるため、電流値換算部48Bで換算された電流の波形のうち、大電流に対応する波形の精度は小電流に対応する波形の精度に比べて高くない。
そのため、電流値換算部48Aによって換算された電流の波形と電流値換算部48Bによって換算された電流の波形が、予め定められた閾値に基づいて結合されることによって、雷電流の高周波数領域から低周波数領域に至るまでの波形が簡易に生成できる。
なお、予め定められた閾値は、例えば電流値や時間によって定められ、大電流と小電流との間の電流値(例えば1kA)や、大電流と小電流との間の時間(例えば5msec)等である。
以上説明したように、本実施形態に係る雷電流計測装置10は、センサファイバ14からの出力光を偏波面が互いに直交する水平成分と垂直成分に分離する偏光分離素子18と、偏光分離素子18によって分離された後に光電気変換により信号に変換された水平成分と垂直成分の差分であってデジタル化された信号を、逆正弦処理することでファラデー回転角を算出するファラデー回転角算出部46Aと、偏光分離素子18によって分離された後に光電気変換により信号に変換された水平成分と垂直成分とを増幅する増幅器42x,42yと、増幅器42x,42yによって増幅された水平成分と垂直成分の差分であってデジタル化された信号に基づいてファラデー回転角を算出するファラデー回転角算出部46Bと、ファラデー回転角算出部46Aによって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する電流値換算部48Aと、ファラデー回転角算出部46Bによって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する電流値換算部48Bと、を備える。
従って、雷電流計測装置10は、大電流に対応した処理と小電流に対応した処理とを同時に行うため、大電流と小電流とを含む高いダイナミックレンジの直流成分の雷電流を計測できる。
下記表1に、既存の電流計測装置と本実施形態に係る雷電流計測装置10との比較を示す。
Figure 2014190741
表1に示されるように、既存の各電流計測装置では、雷電流の計測を目的とした場合、各々不適な項目があるが、本実施形態に係る雷電流計測装置10では、各項目を満たし、雷電流の計測に適している。
〔変形例〕
図6に雷電流計測装置10の変形例を示す。
図6に示されるように雷電流計測装置10は、受光素子32x,32yの下流側にA/D変換器36x,36yを備える。これによって、雷電流計測装置10の構成がより簡素化される。
また、雷電流計測装置10は、ファラデー回転角算出部46Aへ入力される信号Px,Py、すなわち大電流に対応した信号に対しても、小電流処理部38x,38yで行うオフセット除去と同様の処理が行われてもよい。
以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、導体26を航空機とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、導体26として自動車、風力発電装置、電線、及びビル等とする形態としてもよい。
10 雷電流計測装置
14 センサファイバ
18 偏光分離素子
26 導体
36x1 A/D変換器
36x2 A/D変換器
36y1 A/D変換器
36y2 A/D変換器
40x オフセット部
40y オフセット部
42x 増幅器
42y 増幅器
46A ファラデー回転角算出部
46B ファラデー回転角算出部
48A 電流値換算部
48B 電流値換算部

Claims (6)

  1. センサファイバを備え、該センサファイバに直線偏光を入力し、該センサファイバの周囲に設置された導体を流れる被計測電流により生じる磁界によって前記直線偏光に付与されるファラデー回転の大きさを検出することで、前記被計測電流を計測する雷電流計測装置であって、
    前記センサファイバからの出力光を偏波面が互いに直交する水平成分と垂直成分に分離する偏光分離手段と、
    前記変更分離手段によって分離された後に光電気変換により信号に変換された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号を、逆正弦処理することでファラデー回転角を算出する第1算出手段と、
    前記変更分離手段によって分離された後に光電気変換により信号に変換された前記水平成分と前記垂直成分とを増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段によって増幅された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号に基づいてファラデー回転角を算出する第2算出手段と、
    前記第1算出手段によって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する第1換算手段と、
    前記第2算出手段によって算出されたファラデー回転角から電流値を換算する第2換算手段と
    を備えた雷電流計測装置。
  2. 前記被計測電流を計測しない状態におけるファラデー回転角のオフセット量に基づいて、前記変更分離手段によって分離された前記水平成分と前記垂直成分のオフセットを調整するオフセット調整手段を備え、
    前記第2算出手段は、前記オフセット調整手段によってオフセットが調整されると共に前記増幅手段によって増幅された前記水平成分と前記垂直成分の差分に基づいてファラデー回転角を算出する請求項1記載の雷電流計測装置。
  3. 前記信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する過程で、前記オフセット調整手段によってオフセットが調整されると共に前記増幅手段によって増幅された前記水平成分と前記垂直成分の信号を、前記増幅手段による増幅率で割り戻す割戻手段を備え、
    前記第2算出手段は、前記割戻手段によって割り戻された前記水平成分と前記垂直成分の差分に基づいてファラデー回転角を算出する請求項2記載の雷電流計測装置。
  4. 前記第1算出手段に入力される前記水平成分を示す信号及び前記垂直成分を示す信号は、第1サンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、
    前記第2算出手段に入力される前記水平成分を示す信号及び前記垂直成分を示す信号は、第2サンプリング周波数でアナログ信号からデジタル信号に変換され、
    前記第1サンプリング周波数は、前記第2サンプリング周波数よりも速い請求項1から請求項3の何れか1項記載の雷電流計測装置。
  5. 前記第1換算手段によって換算された電流の波形と前記第2換算手段によって換算された電流の波形を、予め定められた閾値に基づいて結合する結合手段を備えた請求項1から請求項4の何れか1項記載の雷電流計測装置。
  6. センサファイバに直線偏光を入力し、該センサファイバの周囲に設置された導体を流れる被計測電流により生じる磁界によって前記直線偏光に付与されるファラデー回転の大きさを検出することで、前記被計測電流を計測する雷電流計測方法であって、
    前記センサファイバからの出力光を偏波面が互いに直交する水平成分と垂直成分に分離する第1工程と、
    前記第1工程によって分離された後に光電気変換により信号に変換された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号を、逆正弦処理することでファラデー回転角を算出すると共に、前記第1工程によって分離された後に光電気変換により信号に変換され、増幅された前記水平成分と前記垂直成分の差分であってデジタル化された信号に基づいてファラデー回転角を算出する第2工程と、
    前記第2工程によって算出したファラデー回転角から電流値を換算する第3工程と
    を含む雷電流計測方法。
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