JP2014189572A - 光硬化樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウレタンアクリレートと(メタ)アクリレートモノマーと光開始剤を含む光硬化樹脂組成物で、硬化収縮性を低下させ、透明性を有し、靭性を有する光硬化樹脂組成物の提供。
【解決手段】 ウレタンアクリレートと(メタ)アクリレートモノマーと光開始剤を含む光硬化樹脂組成物であって、架橋性アクリル重合体粒子を含み、(メタ)アクリレートモノマーが炭素数18以下のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、脂環基を有する(メタ)アクリレート、炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートから選択される一以上を含む光硬化樹脂組成物で、架橋性アクリル重合体粒子が、懸濁重合により、単官能(メタ)アクリレート95〜60重量%と架橋性多官能モノマー5〜40重量%から調成されたもので、単官能(メタ)アクリレートがn−ブチルメタクリレートである光硬化樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、有機微粒子を含む光硬化樹脂組成物に関するものである。
光硬化樹脂は無溶剤、硬化速度で、電子関係部品、実装等に用いられている。しかし、不飽和重合性化合物による光硬化樹脂は硬化速度が大きい反面、硬化収縮が大きく、その緩和に、充填剤が用いられている。これらの充填剤は、組成物の分離沈降、樹脂硬化物の脆化や不透明化を招くものであった。
特許文献1の発明は、(A)(メタ)アクリレートオリゴマー、(B)(A)成分以外の(メタ)アクリレート、(C)光重合開始剤及び(D)平均粒径0.1〜50μmの球状シリカ粒子を必須成分として含有する光硬化性組成物、(A)成分はウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーであり、(D)成分の含有率は40〜85質量%であり、比表面積は100m/g以下、はヒュームドシリカ微粒子又は/及び破砕型シリカ粒子をさらに含有することで、硬化収縮率が低く、かつ接着性、硬化性及び保存安定性に優れることを開示している。
特許文献2の発明は、略球形状の粒子からなるフィラーと、破砕形状の粒子からなるフィラーとが共存するように配合し、略球形状の粒子からなるフィラーにより接着剤の流動性を高め、フィラーの添加量を増大しても適正な粘度を維持させてフィラーの添加量を増大可能としたものであって、形状保持性を維持しつつ、極めて良好な高透過性、低収縮性、及び高温安定性が得られるように構成した接着剤で、光学素子を固定部材から離して接着固定する場合であっても、接着剤に剥離や強度低下を発生することのない光学装置となることを開示している。
特許文献3の発明は、半導体素子を支持体に接着する際に用いるもので、少なくとも1種の熱硬化性樹脂と、充填材とを含有する樹脂組成物の硬化物を、ASTM D3433に規定する破壊エネルギー測定法により測定したとき、測定雰囲気の温度150℃における破壊靭性値が5.0J/m以上であることで、凝集力に優れ、内部において剥離の発生が防止または抑制される層を形成し得る樹脂組成物、信頼性の高い半導体装置となることを開示さしている。
特許文献1〜3で使用される充填剤の微粒子は、珪酸系微粒子では樹脂組成物との比重差のため、沈降を招き、有機充填剤微粒子では組成物と相溶性や屈折率の差による硬化物の透明性の低下を招き、使途によっては使えないことがあった。
特開2002−194039号公報 特開2003−337269号公報 特開2009−13294号公報
解決しようとする課題は、ウレタンアクリレートと(メタ)アクリレートモノマーと光開始剤を含む光硬化樹脂組成物で、硬化収縮性を低下させ、透明性を有し、靭性を有する光硬化樹脂組成物を提供する。
請求項1の発明は、ウレタンアクリレートと(メタ)アクリレートモノマーと光開始剤を含む光硬化樹脂組成物であって、架橋性アクリル重合体粒子を含む光硬化樹脂組成物で、組成物の液安定性が高く、硬化収縮が少なく、透明性の硬化物が得られ、組成物の脆化が抑えられる効果がある。
請求項2の発明は、炭素数18以下のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、脂環基を有する(メタ)アクリレート、炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートから選択される一以上を含む請求項1の光硬化樹脂組成物で、前記アクリレートの効果に加えて硬化収縮と透明性に優れる。
請求項3の発明は、架橋性アクリル重合体粒子が、懸濁重合により、単官能(メタ)アクリレート95〜60重量%と架橋性多官能モノマー5〜40重量%から調成されたことを特徴とする請求項1乃至2いずれかに記載の光硬化樹脂組成物で上記の効果が増長される。
請求項4の発明は、単官能(メタ)アクリレートがn−ブチルメタクリレートである請求項3に記載の光硬化樹脂組成物で、上記の効果を有し、組成物の液安定性が優れ、組成物の硬化物の弾性率を抑えられる。
本発明は脆化しない、硬化収縮が低い光硬化樹脂組成物で組成物の液安定性有する効果を有する。
ラジカル重合性光硬化樹脂は、一般にラジカル重合性モノマーとラジカル重合性オリゴマーの組み合わせで適度な硬化速度が得られる。ラジカル重合性オリゴマーはビニル重合性官能基をオリゴマーの末端に2以上有し、オリゴマー主鎖に導入される骨格や主鎖の高分子化で、柔軟性や硬化時の収縮は小さくなる反面、オリゴマー単独或いは配合比率が高い状態では一般に硬化速度は小さく、粘度は高く、目的の用途に使えないことが多く、更には残存不飽和結合を無くすことができない。このため、基礎的な配合を組んでおき、これに、基本的に反応しない充填剤を配合することは収縮を抑える有効な手段となる。しかし、反応や溶解することがない無機系充填剤は、樹脂と相溶することはなく、硬質なため、組成物が脆いものとなる。一方有機系充填剤、高分子ポリマー系は、分散が前提となり、溶解するものは硬化速度の低下を招く。また、一般に、屈折率が異なり、不透明なものとなる。ラジカル重合性光硬化性樹脂に架橋性アクリル重合体粒子を配合することで、透明性を損なわず、組成物の硬化物の弾性率の改良(低下)、硬化収縮を低減でき、組成物の液の安定性も維持できことで、発明に到った。
本発明のラジカル重合性光硬化性樹脂組成物で液の安定性を損なう可能性が生じるのは単官能モノマー、例えば、イソステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート等の、炭素数18以下のアルキル基や脂環基、炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を有する単官能(メタ)アクリレートが含有する場合、液の安定性を損なう可能性が大きい、逆に、これらの単官能(メタ)アクリレートは組成物の硬化物の柔軟性や、組成物の被着体への密着性、組成物の粘度低減に寄与する。
ラジカル重合性光硬化樹脂脂組成物はウレタンアクリレート(ウレタン系ラジカル重合性オリゴマー)とラジカル重合性モノマーと光重合性開始剤から構成される。本願発明はラジカル重合性光硬化樹脂脂組成物に架橋性アクリル重合体粒子を配合するものである。
架橋性アクリル重合体粒子はアルキル(メタ)アクリレート、分子内に2個以上のビニル基を有する多官能性モノマーを共重合させることにより得られる。アルキル(メタ)アクリレートとしてはメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、n−ブチルメチクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、ヘキサクロロブチルメタクリレート等を挙げることができる。本発明に用いる架橋性アクリル重合体粒子にはアルキル(メタ)アクリレートのうち、アルキル基の炭素数が1〜5のものが好ましく、特に炭素数4のものが好ましい。分子内に2個以上のビニル基を有する多官能性モノマーとしてはエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、オリゴエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のアルカンポリオールポリ(メタ)アクリレート等を挙げることができ、5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%の範囲で用いられる。共重合の方法は、乳化重合、懸濁重合、分散重合等の方法が用いられ、好ましくは懸濁重合による。懸濁重合は先に述べたモノマー混合物、分散安定剤、油溶性ラジカル重合開始剤を用いて行われる。
分散安定剤としては、ゼラチン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸塩、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコールの部分ケン化物等の水溶性高分子、リン酸三カルシウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、二酸化珪素等の無機物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル等のノニオン界面活性剤等を1種類または2種類以上使用できる。
油溶性ラジカル開始剤としてはベンゾイルパーオキサイド、o−メトキシベンゾイルパーオキサイド、o−クロロベンゾイルパーオキサイド、o−クロロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド等の有機過酸化物、2,2−アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ系化合物を1種類または2種類以上使用できる。重合により得られた架橋性アクリル重合体粒子は重合反応液から既知の操作により、粉体として取り出し使用される。
懸濁重合による架橋性アクリル重合体粒子は、平均粒子径が大きくできる特徴を有し、光硬化樹脂脂組成物を低粘度配合ができ、さらに、それぞれの効果、機能を有する単官能(メタ)アクリレートが架橋性アクリル重合体への影響を低くするのに好都合となる。平均粒子径3〜 85μmとなり好ましい。
本発明に使用するウレタン(メタ)アクリレートはポリエステルジオール、ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトンジオール等のエステル構造を有するジオールやポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、末端に水酸基が導入されたポリブタジエンジオールと水酸基を有する(メタ)アクリレートとポリイソシアネートから調成したものである。目的に応じて選択される。一構造単位(オリゴマー)当たり、2以上の(メタ)アクリロイル基を有するものを使用する。市販品例として、紫光UV−3000B、UV−3200B(日本合成化学工業(株)、商品名)、UN−7600(根上工業(株)、商品名)、RX8−22(亜細亜工業(株)、商品名)等がある。
長鎖炭化水素系(メタ)アクリレートモノマーはエステルに炭素数8〜18の炭化水素を有するもので、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなどがあげられる。さらに炭素数10〜12が、組成物の粘度低下、硬化性、硬化物の柔軟性に寄与することで有用となる。
脂環(メタ)アクリレートはエステルに脂環を有する(メタ)アクリレートモノマーで、ジシクロペンタニル基、ジシクロペンテニル基、イソボルニル基、アダマンタニル基、テトラヒドロフラニル基、シクロヘキサニル基を有するもので、ジシクロペンテニルアクリレ−ト、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレ−ト、ジシクロペンタニルアクリレ−ト、イソボルニルアクリレート、アダマンタニルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、シクロヘキシルアクリレートなどが挙げられる。中でもジシクロペンタニルアクリレ−ト、イソボルニルアクリレートが低粘度で、相溶性、硬化性、硬化物の物性に優れ有用となる。
ヒドロキシアルキル基を有する単官能(メタ)アクリレートは水酸基を有するアルコールとのエステルで、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレートがあげられ、中でも 4−ヒドロキシブチルアクリレート相溶性と密着性が優れ有用となる。
光開始剤は、可視光や紫外線でラジカルを生じる、汎用される光重合開始剤で良く、エネルギーが高い紫外線が多く用いられる。ラジカル重合性成分に対して、1〜6重量%配合することが好ましい。光開始剤として、2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、4'−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2‐メチル‐1‐[4‐(メチルチオ)フェニル]‐2‐モルホリノプロパン‐1‐オン、フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、フェニル(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィン酸エチルを上げることができる。
ラジカル重合性モノマーは上記 単官能性(メタ)アクリレートモノマーの他、ラジカル重合性モノマーであれば、単官能、多官能いずれであっても必要に応じて用いることができる。
その他、添加剤として汎用の添加剤の他、アルコキシシラン含有アクリルモノマーを添加することができる。
その他、無機系充填剤を配合することができる。本願発明は無機系充填剤に比べ、比重差による組成物の沈降は少ないものの組成物の目的として硬さの調節には一般的に無機系充填剤が硬く、本願の架橋性アクリル重合体粒子と併用することにより、幅広い硬化物設定ができ有用となる。
本願で透明性と記し、以下 実施例・比較例では屈折率で透明性を表現している。これは、可視光レベルでの硬化エネルギ−で、深部まで、減衰が少なく、硬化性が高いことを示すものである。また、紫外光、短波長側では一般に屈折率が大きくなり、差が顕著になり、本願発明の硬化性にも有用なものとなる。
以下実施例で、詳細に説明する。なお、室温は25℃相対湿度65%で行った。
架橋性アクリル重合体粒子合成例
架橋性アクリル重合体粒子1
脱イオン水190重量部、ポリビニルアルコール(クラレポバール205、(株)クラレ製)2重量部、ラウリル硫酸ナトリウム(エマールO、(株)花王製)0.1重量部を溶解させた水溶液に、メチルメタクリレート55重量部、エチレングリコールジメタクリレート(EGDMAと略す)5重量部、ラウロイルパーオキサイド0.5重量部の混合液を加えた。これをホモミキサーを用いて撹拌し、モノマー混合液の分散溶液を調整した。この分散液を撹拌機、還流冷却器、温度計、窒素吹き込み口を備えた4つ口フラスコに移し、窒素気流下で撹拌しながら、70℃に昇温し、3時間保持、ついで90℃で1時間重合反応を行った。得られた懸濁液を室温まで冷却し、濾過、洗浄、乾燥することにより平均粒子径4.1μmの球状の架橋性アクリル重合体粒子1を得た。
架橋性アクリル重合体粒子2
架橋性アクリル重合体粒子1のメチルメタクリレートを42重量部、EGDMAを18重量部に変えた以外同じに行い、平均粒子径4.3μmの球状の架橋性アクリル重合体粒子2を得た。
架橋性アクリル重合体粒子3
架橋性アクリル重合体粒子1のメチルメタクリレートを36重量部、EGDMAを24重量部に変えた以外同じに行い、平均粒子径5.6μmの球状の架橋性アクリル重合体粒子3を得た。
架橋性アクリル重合体粒子4
架橋性アクリル重合体粒子1のメチルメタクリレートをエチルメタクリレート48重量部、EGDMAを12重量部に変えた以外同じに行い、平均粒子径7.5μmの球状の架橋性アクリル重合体粒子4を得た。
架橋性アクリル重合体粒子5
架橋性アクリル重合体粒子1のメチルメタクリレートをイソブチルメタクリレート48重量部、EGDMA12重量部に変えた以外同じに行い、平均粒子径5.3μmの球状の架橋性アクリル重合体粒子5を得た。
架橋性アクリル重合体粒子6
架橋性アクリル重合体粒子1のメチルメタクリレートをn−ブチルメタクリレート48重量部、EGDMA12重量部に変えた以外同じに行い、平均粒子径4.9μmの球状の架橋性アクリル重合体粒子6を得た。
UN−9200A(根上工業(株)、商品名、カーボネート構造を主鎖に持つウレタンアクリレート)22重量部、ライトアクリレートIB−XA(共栄社化学(株)、商品名、イソボルニルアクリレート)22重量部、ISTA(大阪有機化学工業(株)、商品名、イソステアリルアクリレート)11重量部、4HBA(大阪有機化学工業(株)、商品名、 4-ヒドロキシブチル アクリレート)11重量部、イルガキュア184(BASFジャパン、商品名、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)1.1重量部、架橋性アクリル重合体粒子6を33重量部を混合撹拌して、実施例1の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6を架橋性アクリル重合体粒子5に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例2の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6を架橋性アクリル重合体粒子4に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例3の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6を架橋性アクリル重合体粒子1に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例4の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6を架橋性アクリル重合体粒子2に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例5の光硬化樹脂組成物とした。
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6を架橋性アクリル重合体粒子3に変えた以外、実施例1と同じく行い実施例6の光硬化樹脂組成物とした。
比較例1
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6をフロービーズHE−3040(住友精化(株)、商品名、高密度ポリエチレン真球状粒子、平均粒子径11μm)に変えた以外、実施例1と同じく行い比較例1の光硬化樹脂組成物とした。
比較例2
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6をKTL−8N((株)喜多村、商品名、ポリテトラフルオロエチレン粉末、球形に近い粒子形状、平均粒子径3.72μm)に変えた以外、実施例1と同じく行い比較例2の光硬化樹脂組成物とした。
比較例3
実施例1の架橋性アクリル重合体粒子6をKTL−10N((株)喜多村、商品名、ポリテトラフルオロエチレン粉末、球形に近い粒子形状、平均粒子径9.35μm)に変えた以外、実施例1と同じく行い比較例3の光硬化樹脂組成物とした。
UN−7700(根上工業(株)、商品名、ポリエステル構造を主鎖に持つウレタンアクリレート)40重量部、GE−610(三菱瓦斯化学(株)、商品名、メタクリル酸2-ヒドロキシエチル)30重量部、イルガキュア184(BASFジャパン、商品名、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)2重量部、架橋性アクリル重合体粒子6を30重量部混合撹拌して、実施例7の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のGE−610を4HBAに変えた以外、実施例7と同じく行い実施例8の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のGE−610をL−A(共栄社化学(株)、商品名、ラウリルアクリレート)に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例9の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のGE−610を30重量部を、GE−610を15重量部とライトアクリレートIB−XAを15重量部に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例10の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のGE−610を30重量部を、4HBAを15重量部とファンクリルFA−513M(日立化成(株)、商品名、ジシクロペンタニルメタクリレート)を15重量部に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例11の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のGE−610を30重量部を、4HBAを15重量部とL−Aを15重量部に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例12の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のUN−7700をUN−9200Aに変えた以外、実施例7と同じく行い実施例13の光硬化樹脂組成物とした。
実施例8のUN−7700をUN−9200Aに変えた以外、実施例8と同じく行い実施例14の光硬化樹脂組成物とした。
実施例10のUN−7700をUN−9200Aに変えた以外、実施例10と同じく行い実施例15の光硬化樹脂組成物とした。
実施例11のUN−7700をUN−9200Aに変えた以外、実施例11と同じく行い実施例16の光硬化樹脂組成物とした。
実施例12のUN−7700をUN−9200Aに変えた以外、実施例12と同じく行い実施例17の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のUN−7700をRX8−22(亜細亜工業(株)、商品名、ポリプロピレングリコール構造を主鎖に持つウレタンアクリレート)に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例18の光硬化樹脂組成物とした。
実施例8のUN−7700をRX8−22に変えた以外、実施例8と同じく行い実施例19の光硬化樹脂組成物とした。
実施例9のUN−7700をRX8−22に変えた以外、実施例9と同じく行い実施例20の光硬化樹脂組成物とした。
実施例10のUN−7700をRX8−22に変えた以外、実施例10と同じく行い実施例21の光硬化樹脂組成物とした。
実施例11のUN−7700をRX8−22に変えた以外、実施例11と同じく行い実施例22の光硬化樹脂組成物とした。
実施例12のUN−7700をRX8−22に変えた以外、実施例12と同じく行い実施例23の光硬化樹脂組成物とした。
実施例7のUN−7700をNISSO−PB TE2000(日本曹達(株)、商品名、末端アクリル基導入ポリブタジエン ウレタン結合型)に変えた以外、実施例7と同じく行い実施例24の光硬化樹脂組成物とした。
実施例9のUN−7700をTE2000に変えた以外、実施例9と同じく行い実施例25の光硬化樹脂組成物とした。
実施例10のUN−7700をTE2000に変えた以外、実施例10と同じく行い実施例26の光硬化樹脂組成物とした。
実施例11のUN−7700をTE2000に変えた以外、実施例11と同じく行い実施例27の光硬化樹脂組成物とした。
実施例12のUN−7700をTE2000に変えた以外、実施例12と同じく行い実施例28の光硬化樹脂組成物とした。
Figure 2014189572
透明性評価:実施例1〜6、比較例1〜3に使用した微粒子の屈折率(メーカー測定値、公表値*P)から微粒子を配合しない組成物を測定した屈折率1.4689を引き(*D=*P−1.4689) *Dの絶対値が0.035以下を○、0.1以上を×、前記以外を△とした。なお、組成物の屈折率はデジタル屈折計RX−7000α((株)アタゴ製)で、25±1℃で測定した。

Figure 2014189572
初期粘度:実施例1〜6、比較例1〜3を配合後、粘度を測定した。単位はPa・s
熱履歴変化率:実施例1〜6、比較例1〜3の配合物を撹拌機RW28B(IKA製)に40×20×2の長手中心に軸がついたものをはねとし1200rpmで80℃2時間熱履歴を加え、初期粘度からの変化率を求めた。熱履歴変化率=測定粘度/初期粘度。単位は%
なお、粘度測定はコーン型粘度計RE−550(東機産業製)でコーン角3°R14(28φ)で、25±1℃、25Pa・s以下は5rpm、超えた場合は2rpmで180秒後の値を測定値とした。本願の測定はすべて、この条件で行った。
経時変化率:実施例1〜6、比較例1〜3の配合物を前記80℃2時間熱履歴を加えたあと、温度を60℃として、19時間行い、80℃後の粘度からの変化率を求めて、組成物の安定性の指標とした。単位は%
Figure 2014189572
透明性評価:実施例7〜28の架橋性アクリル重合体粒子6を配合しない組成物の屈折率を測定し(*1)、架橋性アクリル重合体粒子6の屈折率1.4877から*1を引き(*2=1.4877−*1) *2の絶対値が0.035以下を○とした。

Figure 2014189572
初期粘度:実施例7〜28を配合後、粘度を測定した。単位はPa・s
熱履歴変化率:表1の熱履歴変化率と同じく実施例7〜28を同様に80℃2時間熱履歴を加え、初期粘度からの変化率を求めた。熱履歴変化率=測定粘度/初期粘度。単位は%
経時変化率:表1の経時変化率と同じく実施例7〜28を同様に60℃として、19時間行い、80℃後の粘度からの変化率を求めて、組成物の安定性の指標とした。単位は%
本願発明は、アクリル樹脂系光硬化樹脂組成物において、架橋性アクリル重合体粒子を用いることで、硬化収縮の低減、組成物の液安定性、硬化物の弾性率低減に応用でき、接着剤やコーティング剤に使用でき、また、従来の充填剤と併せて、硬化物の調成が容易となり、多方面に応用可能性を有する。

Claims (4)

  1. ウレタンアクリレートと(メタ)アクリレートモノマーと光開始剤を含む光硬化樹脂組成物であって、架橋性アクリル重合体粒子を含む光硬化樹脂組成物。
  2. 炭素数18以下のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、脂環基を有する(メタ)アクリレート、炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートから選択される一以上を含む請求項1の光硬化樹脂組成物。
  3. 架橋性アクリル重合体粒子が、懸濁重合により、単官能(メタ)アクリレート95〜60重量%と架橋性多官能モノマー5〜40重量%から調成されたことを特徴とする請求項1乃至2いずれかに記載の光硬化樹脂組成物。
  4. 単官能(メタ)アクリレートがn−ブチルメタクリレートである請求項3に記載の光硬化樹脂組成物。
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