JP2014185806A - 自動製氷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来の噴射式製氷機では、除氷運転中に下方へ傾動して製氷室を開放している水皿が、何等かの原因で上昇し始めたり、上昇した後に再下降に転じる等の挙動を示すことがある。このような場合に、貯氷室中に氷塊が偏在状態で堆積していると、水皿の上昇により氷塊と接触して、水皿や下方のドレンパンへ氷塊を移載してしまうことがある。この状態で水皿が上昇すれば、製氷室との間で氷噛みを生じ、また再下降に転じると、ドレンパンとの間で氷噛みを生じる不都合があった。
【解決手段】
除氷運転中に貯氷室の氷塊が満杯になっていることを確認すると、製氷機の運転を停止する。これにより除氷運転で下降した水皿が上昇開始したり、上昇から再下降へ転じたりすることがなくなり、氷噛みが確実に回避される。
【選択図】図2

Description

この発明は、製氷室の下面を閉塞した水皿から製氷水を供給して氷塊を生成する製氷運転と、前記水皿を製氷室から開放して氷塊を貯氷室へ放出する除氷運転とを反復する自動製氷機において、前記除氷運転で開放した水皿や、ドレンパンに載り移った氷塊を水皿の復帰上昇または再下降動作により所謂氷噛みが生ずるのを確実に防止し得る自動製氷機に関するものである。
自動製氷機で氷塊を自動的に生成する方式は、縦に配置した製氷板に製氷水を流下させて氷結させる流下式や、製氷室の下方に傾動自在に配置した水皿が、該製氷室を下から閉塞して水を噴射供給する噴射式や、冷凍シリンダ中でオーガを回転させて氷を削り取るオーガ式等に分類できる。本発明は、噴射式製氷機(例えば特許文献1参照)に関するものであるので、図7および図8を参照して噴射式製氷機の概略を説明する。
図7は、従来技術に係る噴射式自動製氷機の縦断側面図で、水皿が製氷部を下方から閉塞した製氷運転中の状態を示している。図8は、図7に示す製氷機において、前記水皿が製氷部から斜め下方へ開放し、生成した氷塊を貯氷室へ放出する除氷運転中の状態を示している。図7の自動製氷機10は、筐体12の内部が製氷機構部14と、該製氷機構部14から放出される氷塊Mを貯留する貯氷室16とに上下に分かたれている。製氷機構部14には、下向きに開口する製氷室18を碁盤目状に多数画成した製氷部20が水平に配設され、前記製氷部20の上面には冷凍系(図示せず)に接続する蒸発管22が蛇行状に密着配置されている。
前記製氷部20の各製氷室18は、夫々の製氷室18に対応する噴射孔(図示せず)を多数開設した水皿24により下方から閉塞されて、前記噴射孔から各製氷室18へ製氷水が噴射供給される。前記水皿24の下部には、外部水道系から供給される製氷水を貯留する製氷水タンク26が一体的に設けられ、該製氷水タンク26の側部に設けた循環ポンプ28が前記製氷水をホース30を介して前記水皿24へ循環供給するようになっている。前記水皿24および製氷水タンク26は、前記製氷室18を支持している支持体32の側部に軸34で枢支されている。そして、図示しないアクチュエータにより正逆駆動されて、前記製氷部20を水皿24で閉塞する製氷姿勢(図7)と、斜め下方へ傾動して前記水皿24を前記製氷部20から開放する除氷姿勢(図8)とを取るようになっている。
前記製氷水タンク26の直下には、所要のスペースを空けてドレンパン36が水平に配設され、除氷運転で傾動した前記製氷水タンク26から放出される製氷水を該ドレンパン36で受けて、ドレン管38から外部へ放出するようになっている。前記貯氷室16には、貯氷検出手段として例えば貯氷検知スイッチ40が設けられ、前記製氷室18から放出されて該貯氷室16に貯留された氷塊Mの量が所定レベルに達したのを検知して、図示しない制御回路へ信号を送るようになっている。また製氷部20には、サーミスタ等の温度センサ42が設けられて該製氷部20の温度を監視し、製氷運転中は製氷完了温度を検出して製氷運転の終了信号を、また除氷運転中は貯氷完了温度を検出して除氷運転の終了信号を、前記制御回路へ送るようになっている。
前述した噴射式自動製氷機では、製氷運転と除氷運転とが反復されて貯氷室16に多数の氷塊Mが貯留されて一定レベルに達すると、前記貯氷検知スイッチ40が氷塊Mの満杯を検知してON状態になる。しかし貯氷検知スイッチ40がON状態になっても、直ちに満氷として前記制御回路により除氷運転を終了させるのではなく、タイマによる所定時間を経過した後に満氷検知を行うようになっている。すなわち製氷運転から除氷運転に切り替わって、前記水皿24が斜め下方へ傾動して製氷室18を開放した後に、貯氷室16における氷塊Mの満杯を前記貯氷検知スイッチ40が検知してON動作すると、制御回路におけるタイマが所定の設定時間(例えば10秒)のカウントを開始する。そしてタイマが所定のカウントを終了してタイムアップすると、貯氷検知スイッチ40の誤検知ではないと判断して(貯氷の満杯を確認)、除氷運転を停止させる。このように水皿24の完全下降を確認するのは、該水皿24が何等かの理由、例えば下降途中で停止すると、氷塊Mが該水皿24に残留してしまうことがあるからである。
なお、図示していないが、前記水皿24の下降および上昇は、前記製氷部20に設けたアクチュエータモータの正転・逆転により実行される。そして、図示しないセンサにより前記アクチュエータモータの回転位置を検出し、これにより前記水皿24の位置を間接的に検知することで、該水皿24が完全に下降したことを検出する。
なお、貯氷検知スイッチ40のONによりタイマが所定時間をカウントしている間に、前記製氷部20に設けた温度センサ42が除氷完了温度を検知すると、製氷運転に向けて該水皿24は上昇し始める。ここで前記タイマがタイムアップすると、上昇中であった前記水皿24は再下降に切り替わり、前記水皿24は完全に下方へ開いた状態で除氷運転を停止させる。
特開平4−60361号公報
従来の噴射式製氷機における前記タイマは、除氷運転により水皿24が完全に下降してから所定時間のカウントを開始する。しかし諸般の状況によっては、前記水皿24が下降し切った状態で、前記タイマがタイムアップする前に、前記温度センサ42が前記水皿24の除氷完了温度を検出して、前記水皿24を上昇させ始めることがある。この場合は、前記タイマが所定時間をタイムアップした時点で、前記水皿24を再下降させた後に除氷運転を停止させる。
しかしながら、除氷運転中で下降していた前記水皿24が上昇し始めたことで、前記貯氷室16に堆積した氷塊Mの一部が該水皿24に載ってしまったり、前記ドレンパン36の側に崩れて該ドレンパン36の上に載ってしまったりすることがある。例えば、図8に示すように、水皿24が斜め下方へ傾動して製氷室18を開放し、該製氷室18の氷塊Mが貯氷室16に偏在的に堆積してしまった場合に、何等かの理由により前記水皿24が、図9に示すように上昇し始めることがある。この場合に、上昇に転じた水皿24が貯氷室16に堆積している氷塊Mに接触して、一部の氷塊Mが前記水皿24に載り移ってしまうことがあり得る。このように一部の氷塊Mを載せたまま水皿24が上昇すると、該水皿24と製氷部20との間で氷塊Mを挟んでしまい(氷噛み)、アクチュエータに過負荷を生じたり、製氷部20や水皿24を損傷する。すなわち水皿24に氷塊Mが移載されたまま上昇すると、前記タイマがカウントアップする前に前記貯氷検知スイッチ40の除氷温度検知が解除された場合、該水皿24は下降することなく上昇してしまい、前記のように製氷部20との間で氷噛みを生じてしまう危険性がある。
また、図8に示すように、貯氷室16に多量の氷塊Mが堆積している状態で水皿24が突如上昇すると、図9に示すように該水皿24が氷塊Mに接触し、一部の氷塊Mがドレンパン36の上に載り移ってしまうことがある。このように一部の氷塊Mがドレンパン36に載った状態で、前記水皿24が再下降すると、該水皿24の下部に設けた製氷水タンク26の裏面が前記ドレンパン36上に散乱している氷塊Mを挟んでしまい、前記ドレンパン36に割れを生じたり破砕したりする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、下向きに開口する多数の製氷室を有する製氷部と、前記製氷室の夫々を下方から開閉自在に開塞する水皿と、前記水皿の下に設けた製氷水タンクと、前記製氷水タンクに貯留した製氷水を前記製氷室に循環供給する循環ポンプと、前記製氷水タンクの下方に位置して、該タンクの開放動作時に放出される製氷水を回収するドレンパンと、前記製氷部から放出される氷塊を貯留する貯氷室と、前記貯氷室の貯氷満杯を検知する貯氷検知手段とからなり、前記製氷部で氷塊を生成する製氷運転と、前記製氷部での製氷完了を検知して前記水皿を開放し、該製氷部から氷塊を放出させる除氷運転とを反復する自動製氷機において、
前記除氷運転中であり、かつ前記貯氷検知手段が前記貯氷室の貯氷の満杯を確認したことを条件として前記製氷機の運転を停止し、開放中の前記水皿が前記製氷室へ復帰するのを禁止することを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、除氷運転中であって、かつ貯氷室中の貯氷が満杯であることを確認すると、製氷機の運転を停止させるために、除氷運転中に下降している水皿が上昇することがない。従って、前述した氷噛みは確実に回避される。
請求項2に記載の発明は、前記製氷運転から前記除氷運転に移行して、前記水皿が開放動作を開始した後に、前記貯氷検知手段が氷塊の満杯を検知すると、貯氷検知タイマがN秒のカウントを開始し、
前記貯氷検知タイマがカウントアップすると、前記水皿が完全に開放しているかを確認し、次いで前記貯氷検知手段が引続き氷塊の満杯を検知していれば、前記貯氷室での貯氷の満杯を確認して前記製氷機の運転を停止することを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、除氷運転に入って水皿が下降中に貯氷の満杯が検知されても、タイマが所定の時限をカウントする。そして前記タイマがタイムアップしても、水皿が下降中は下降し切るまで待機した後に製氷機を停止する。これにより、前述した氷噛みは確実に回避される。
請求項3に記載の発明は、前記製氷運転から前記除氷運転に移行して、前記水皿が開放動作を開始した後に、前記貯氷検知手段が氷塊の満杯を検知すると、貯氷検知タイマがN秒のカウントを開始し、
前記水皿の完全開放を確認した後、前記貯氷検知タイマがカウントアップし、次いで前記貯氷検知手段が引続き氷塊の満杯を検知していれば、前記貯氷室での貯氷の満杯を確認して前記製氷機の運転を停止することを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、除氷運転に入って水皿が下降中に貯氷の満杯が検知されるとタイマが所定の時限をカウントする。そしてタイマがカウントアップする前に前記水皿が下降し切ってもそのまま待機させ、前記タイマのカウントアップを待って製氷機の運転を停止させる。これにより、前述した氷噛みは確実に回避される。
請求項4に記載の発明は、前記製氷運転から前記除氷運転に移行して、前記水皿が開放し切った時に、前記貯氷検知手段が氷塊の満杯を検知すると、貯氷検知タイマがN秒のカウントを開始し、前記貯氷検知タイマがカウントアップすると、前記貯氷室での貯氷の満杯を確認して前記製氷機の運転を停止することを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、除氷運転に入って水皿が下降し切った時点に同期して貯氷の満杯が検知された場合は、タイマが所定の時限のカウントを開始する。そして前記タイマがカウントアップすると製氷機の運転を停止させる。これにより、前述した氷噛みは確実に回避される。
請求項5に記載の発明は、前記除氷運転中に、前記製氷室の温度が上昇し所定の除氷完了温度に達していれば、該製氷室から氷塊が離脱したと判断して、前記製氷機の運転を停止することを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、第2実施例および第3実施例において製氷室が除氷完了温度に達していない場合は、当該温度に達するまで製氷機の除氷運転を継続する。従って、製氷室の除氷が不完全なままで製氷機を停止して、除氷運転を途中で打ち切ってしまうということがない。
本発明によれば、貯氷庫における貯氷の満杯の確認は、必ず水皿が下降し切っている状態の下でなされ、かつ製氷機の運転が停止されるため、前記水皿が何等かの条件で上昇復帰したり、再下降したりする恐れが全くなくなる。従って、貯氷室に偏在的に氷塊が堆積していても、これら氷塊の一部が崩れて水皿やドレンパンに載り移ることがなく、氷噛み現象を確実に防止することができる。
本実施例に係る自動製氷機の第1実施例のフローチャートである。 第1実施例のタイミングチャートである。 本実施例に係る自動製氷機の第2実施例のフローチャートである。 第2実施例のタイミングチャートである。 本実施例に係る自動製氷機の第3実施例のフローチャートである。 第3実施例のタイミングチャートである。 従来技術に係る噴射式自動製氷機の縦断側面図である。 図7に示す製氷機において、水皿が製氷部から傾動して開放し、氷塊を貯氷室へ放出する除氷運転の状態を示している。 図8に示す状態から水皿が上昇復帰する場合に製氷部との間で氷噛みを生じ、また前記水皿が再下降する場合にドレンパンとの間で氷噛みを生じる状態を示す説明図である。
本発明に係る自動製氷機について、第1実施例〜第3実施例を挙げて以下に説明する。なお、本発明は製氷機に関するものであるから、各実施例が適用される噴射式製氷機の構成に関しては、図7および図8で述べた前記説明を援用する。
〔第1実施例〕
第1実施例に係る製氷機について、その運転方法を、図1のフローチャートおよび図2のタイミングチャートを参照して説明する。噴射式製氷機10を図1のステップS1で起動すると、ステップS2で製氷機10の運転が開始される。製氷機10では、前述したように製氷運転と除氷運転とのサイクルが反復され、次第に貯氷室16に氷塊Mが貯留される。すなわち製氷部20に設けた温度センサ42は、該製氷部20の温度を監視しており、ステップS3で製氷室18の温度が製氷完了温度に達したことを確認(YES)すると、ステップS4で製氷運転を終了し、ステップS5で除氷運転を開始する。そして製氷室18を閉塞していた水皿24は下方へ傾動して該水皿24を開放する。
前記水皿24が開放されると、製氷室18に形成された多数の氷塊Mは落下して前記貯氷室16に貯留される。前記製氷室18は、氷塊との融解を促進するため蒸発管22を介してホットガスにより加温され、また前記氷塊Mの放出により熱負荷を失って該製氷室18の温度は上昇する。前記温度センサ42は製氷室18の温度上昇を検知し、ステップS6で除氷完了温度に達したことを確認(YES)すると、第1条件としての信号を図示しない制御回路に送る。
前記ステップS5で除氷運転の開始が確認されると、前記ステップS6と並行に走るフローチャートが機能を開始し、ステップS7で貯氷室16中の貯氷検知スイッチ40がONしたか(貯氷を検知したか)を確認する。ステップS7で貯氷検知スイッチ40のON動作が確認(YES)されると、ステップS8に進んで前記制御回路に内蔵したタイマのカウントを開始する。前記タイマには、N秒(例えば10秒)の時限が設定してあるので、次のステップS9でタイマがN秒をカウントしたか否かを確認する。ステップS9の確認が肯定(YES)されると、ステップS10で除氷運転中の水皿24が開放し切っているか否かを確認する。
ステップS10で完全開放が確認(YES)されるとステップS11に進み、先のステップS7でON動作を確認した貯氷検知スイッチ40が、引続きON状態になっているか否かを確認する。このステップS11において、貯氷検知スイッチ40がON状態に引続きなっていることを確認(YES)すると、第2条件としての信号を前記制御回路に送る。
前記制御回路では、先にステップS6から入力された第1信号と、ステップS11から入力された前記第2信号とによりアンド条件を成立させ、ステップS12で貯氷室16における貯氷の満杯を確認し、ステップS13で製氷機の運転を停止させる。
なお、前記ステップS6が除氷完了温度への到達を確認(YES)して前記第1信号が出されても、貯氷検知スイッチ40側のフローから前記第2信号が得られない場合は、アンド条件の不成立、すなわち貯氷が満杯になっていないということになる。従ってこの場合は、前記水皿24を上昇復帰させて製氷室18を閉塞し、再びステップS2からの製氷運転を開始する。これは、第2実施例および第3実施例の場合も同様である。
前記製氷機における一連の運転方法を、図2のタイミングチャートで追認する。製氷室18の温度を監視する前記温度センサ42が、製氷完了温度を検出すると製氷運転が終了し、前記製氷室18を閉塞していた前記水皿24は下降を開始する。前記水皿24の開放により前記製氷室18から氷塊Mが放出されて、貯氷室16の貯氷量が更に上昇すると、前記貯氷検知スイッチ40がON動作する。これと同期して、例えば10秒に予め設定した前記タイマがカウントを開始し、10秒がタイムアップすると、前記下降中の水皿24は強制的に引続き下降させるよう前記制御回路に指令を与える。すなわち前記水皿24は、斜め下方へ傾動し切って、前記水皿24を完全開放して製氷機10の運転停止を待機する。
開放した前記製氷室18は、氷塊Mの放出により温度上昇をし始め、所定の除氷完了温度に達すれば、前記制御回路へ貯氷完了の信号を送って製氷機10の運転を停止させる。なお、除氷完了温度にまで達していない場合は、その温度に達するまで製氷機10の除氷運転を行う。このように、水皿24の下降中に貯氷検知スイッチ40が動作するとタイマを動作させ、設定時限が経過してから製氷機10を停止させるため、該水皿24の上昇を確実に阻止することができる。従って、水皿24に氷塊Mが載って上昇したり、ドレンパンへ氷塊が移載されることがなく、氷噛み現象を有効に回避することができる。
〔第2実施例〕
第2実施例を、図3のフローチャートおよび図4のタイミングチャートを参照して説明する。なお、第2実施例は、水皿24の下降を開始して貯氷検知スイッチ40がON動作した後で、タイマがN秒をタイムアップする前に、該水皿24が完全開放した場合の例であり、その他の進行は第1実施例と同じである。すなわち、図3において左側のステップS1〜S6を経て第1信号を制御回路に入力することは、前述した第1実施例と同じである。
図3のステップS5で除氷運転が開始されると、ステップS6に並行に走るフローチャートのステップS7で貯氷検知スイッチ40がON動作したかを確認する。ステップS7で貯氷検知スイッチ40のON動作が確認(YES)されると、ステップS8に進んで前記タイマにおけるN秒(例えば10秒)のカウントを開始する。前記タイマのカウント中に、ステップS9で前記傾動中の水皿24が下降し切ったかを確認し、これが確認(YES)されるとステップS10に進んで、タイマのカウントがN秒を経過したかを確認する。N秒のカウントアップが確認(YES)されるとステップS11に進み、先のステップS7でON動作していることを確認した貯氷検知スイッチ40が引続きON状態になっているかを確認する。このステップS11において、貯氷検知スイッチ40がON状態に引続きなっていることを確認(YES)すると、第2条件としての信号を前記制御回路に送る。前記制御回路では、先にステップS6から入力された第1信号と、ステップS11から入力された第2信号とによりアンド条件を成立させ、ステップS12で貯氷室16における貯氷の満杯を確認し、ステップS13で製氷機10の運転を停止させる。
図4のタイミングチャートで、図3の流れを追認する。前記温度センサ42が製氷室18の温度が製氷完了温度に達したことを検出すると、前記水皿24が傾動して下降を開始し、該製氷室18から貯氷室16へ氷塊Mが放出される。これにより前記貯氷室16の貯氷量が更に上昇すると、前記貯氷検知スイッチ40がON動作して前記タイマがN秒(例えば10秒)のカウントを開始する。
前記タイマのカウント中(10秒に達していない)に、前記傾動中であった水皿24が完全に下降し切ってしまい、前記製氷室18が除氷完了温度に達すると、これを監視していた前記温度センサ42は前記第1の信号を前記制御回路に送る。また前記タイマが10秒のカウントをアップすると、前記第2の信号を前記制御回路に送って、両信号のアンド条件成立により製氷機10は運転を停止する。
なお、製氷室18の温度が除氷完了温度に達していない場合は、図4で破線で示すように、当該温度に到達するまで製氷機10の除氷運転を継続し、除氷が完了するまで水皿24は下方で待機させておく。そして、製氷室18が除氷完了温度に達すると、貯氷の満杯を確認して製氷機10を停止させる。
〔第3実施例〕
第3実施例を、図5のフローチャートおよび図6のタイミングチャートを参照して説明する。この第3実施例は、水皿24が完全に下降し切った時点で貯氷検知スイッチ40がON動作した場合に、N秒(例えば10秒)だけ遅延させてから製氷機10の運転を停止させるものである。図5において、左側のステップS1〜S6を経て前記第1信号を制御回路に入力することは、前述した第1実施例と同じである。
ステップS5で除氷が確認されると、ステップS6と並行に走るフローチャートのステップS7で水皿24が完全に下降し切ったかを確認する。それが肯定(YES)されれば、ステップS8で貯氷検知スイッチ40がON動作しているかを確認する。このステップS8で貯氷検知スイッチ40のON動作が確認(YES)されると、ステップS9で前記タイマのカウントを開始する。ここでタイマの設定時限はN秒(例えば10秒)である。次にステップS10で、タイマが前記N秒をカウントしたかを確認し、そのカウントアップが確認されると、第2条件としての信号を前記制御回路に送る。
前記制御回路では、先にステップS6から入力された第1信号と、ステップS11から入力された第2信号とによりアンド条件を成立させ、ステップS11で貯氷室16における貯氷の満杯を確認し、ステップS12で製氷機10の運転を停止させる。
図6のタイミングチャートで、図5の流れを追認する。前記温度センサ42が製氷室18の製氷完了温度を検出すると、前記製氷室18を閉塞していた前記水皿24は下降を開始し、生成された氷塊を貯氷室16へ放出する。この水皿24が完全に下降し切ったタイミングで、前記貯氷室16に堆積した氷塊Mのピークを前記貯氷検知スイッチ40が検出してON動作すると、前記タイマがカウントを開始する。前記タイマが所定の時限N秒(例えば10秒)を経過すると、前記制御回路に信号を与えて製氷機10の運転を停止する。このため前記水皿24は、下降し切ったままで開放状態を維持する。
なお、製氷室18の温度が除氷完了温度に達していない場合は、図6に破線で示すように、当該温度に到達するまで製氷機10を除氷運転するが、除氷が完了するまで水皿24は下方で強制待機させておく。そして、製氷室18が除氷完了温度に達すると、貯氷の満杯を確認して製氷機10を停止させる。
10 自動製氷機,16 貯氷室,18 製氷室,20 製氷部,24 水皿,
26 製氷水タンク,28 循環ポンプ,36 ドレンパン,
40 貯氷検知手段(貯氷検知スイッチ),M 氷塊

Claims (5)

  1. 下向きに開口する多数の製氷室(18)を有する製氷部(20)と、前記製氷室(18)の夫々を下方から開閉自在に開塞する水皿(24)と、前記水皿(24)の下に設けた製氷水タンク(26)と、前記製氷水タンク(26)に貯留した製氷水を前記製氷室(18)に循環供給する循環ポンプ(28)と、前記製氷水タンク(26)の下方に位置して、該タンク(26)の開放動作時に放出される製氷水を回収するドレンパン(36)と、前記製氷部(20)から放出される氷塊(M)を貯留する貯氷室(16)と、前記貯氷室(16)の貯氷満杯を検知する貯氷検知手段(40)とからなり、前記製氷部(20)で氷塊(M)を生成する製氷運転と、前記製氷部(20)での製氷完了を検知して前記水皿(24)を開放し、該製氷部(20)から氷塊(M)を放出させる除氷運転とを反復する自動製氷機(10)において、
    前記除氷運転中であり、かつ前記貯氷検知手段(40)が前記貯氷室(16)の貯氷の満杯を確認したことを条件として前記製氷機(10)の運転を停止し、開放中の前記水皿(24)が前記製氷室(18)へ復帰するのを禁止する
    ことを特徴とする自動製氷機。
  2. 前記製氷運転から前記除氷運転に移行して、前記水皿(24)が開放動作を開始した後に、前記貯氷検知手段(40)が氷塊(M)の満杯を検知すると、貯氷検知タイマがN秒のカウントを開始し、
    前記貯氷検知タイマがカウントアップすると、前記水皿(24)が完全に開放しているかを確認し、
    次いで前記貯氷検知手段(40)が引続き氷塊(M)の満杯を検知していれば、前記貯氷室(16)での貯氷の満杯を確認して前記製氷機(10)の運転を停止する請求項1記載の自動製氷機。
  3. 前記製氷運転から前記除氷運転に移行して、前記水皿(24)が開放動作を開始した後に、前記貯氷検知手段(40)が氷塊(M)の満杯を検知すると、貯氷検知タイマがN秒のカウントを開始し、
    前記水皿(24)の完全開放を確認した後、前記貯氷検知タイマがカウントアップし、
    次いで前記貯氷検知手段(40)が引続き氷塊(M)の満杯を検知していれば、前記貯氷室(16)での貯氷の満杯を確認して前記製氷機(10)の運転を停止する請求項1記載の自動製氷機。
  4. 前記製氷運転から前記除氷運転に移行して、前記水皿(24)が開放し切った時に、前記貯氷検知手段(40)が氷塊(M)の満杯を検知すると、貯氷検知タイマがN秒のカウントを開始し、
    前記貯氷検知タイマがカウントアップすると、前記貯氷室(16)での貯氷の満杯を確認して前記製氷機(10)の運転を停止する請求項1記載の自動製氷機。
  5. 前記除氷運転中に、前記製氷室(18)の温度が上昇し所定の除氷完了温度に達していれば、該製氷室(18)から氷塊(M)が離脱したと判断して、前記製氷機(10)の運転を停止する請求項3または4記載の自動製氷機。
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