JP2017029398A - 洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯タンクに配置されたヒータを有効に活用することにより、洗浄室に供給する水の温度を高めることができる洗浄機を提供する。【解決手段】食器洗浄機1は、貯湯タンク18に貯留される水が定水位H1であることを検知する定水位スイッチ71と、貯湯タンクに貯留される水が定水位よりも高いオーバフロー水位H2であることを検知するオーバフロースイッチ72と、定水位スイッチ71における検知の有無に基づいて、貯湯タンク18に貯留される水を加熱する濯ぎ水ヒータ22と、貯湯タンクの水が定水位以上ある場合に、濯ぎ工程の開始を可能とする第一モードと、貯湯タンクの水がオーバフロー水位以上ある場合に初期給湯工程の開始を可能とする第二モードとを切り替えるモード切替部61と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、洗浄タンクに貯留された水を用いて被洗浄物を洗浄する洗浄機に関する。
被洗浄物の洗浄を行う前に、濯ぎポンプによって貯湯タンク内の水を洗浄タンクに供給し、洗浄タンク内の水量を規定水位にする初期給湯工程を有する食器洗浄機(例えば、特許文献1)が知られている。同種の食器洗浄機として、洗浄タンク内の水を保温する洗浄水ヒータと、貯湯タンク内の水を保温する貯湯水ヒータと、貯湯タンク内の水が規定水位に到達したことを検知する定水位スイッチと、貯湯タンクに水を供給するウォータバルブ等の故障により発生し得る異常を検知(異常水位に到達したことを検知)するオーバフロースイッチと、を備えているものがある。
このような食器洗浄機では、初期給湯において、貯湯タンク内の定水位スイッチが水を検知する(定水位スイッチON)と、濯ぎポンプが作動して貯湯タンクの水を洗浄タンクに供給する。また、これと同時にウォータバルブが開かれて定水位スイッチがONになるまで貯湯タンクに水が供給される。貯湯水ヒータは、空焚き防止のため定水位スイッチがONの時にのみ作動するように制御され、洗浄水ヒータは、初期給湯が完了するまでは作動しないように制御される。
特開平11−318796号公報
しかしながら、上記従来の食器洗浄機では、濯ぎポンプの作動頻度が高くなる、例えば初期給湯時においては、定水位スイッチがONになったと同時に濯ぎポンプが作動するので、定水位スイッチはすぐにOFFになる。すなわち、貯湯水ヒータが作動する時間はほとんどない。このため、初期給湯時においては、貯湯タンクに貯湯水ヒータが備えられているにもかかわらず、貯湯タンクの水を加熱することはほとんどない。この結果、洗浄タンクに備えられた洗浄水ヒータのみで所定温度まで洗浄水を昇温することとなり、洗浄開始までに時間を要していた。
そこで、本発明の目的は、貯湯タンクに配置されたヒータを有効に活用することにより、洗浄室に供給する水の温度を高めることができる洗浄機を提供することにある。
本発明の洗浄機は、濯ぎポンプを作動させることにより貯湯タンクの水を洗浄タンクに供給する初期給湯工程と、洗浄タンクに貯留された水を用いて洗浄室内に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄工程と、貯湯タンクに貯留された水を用いて被洗浄物を濯ぐ濯ぎ工程と、を有する洗浄機であって、貯湯タンクに貯留される水が第一水位であることを検知する第一検知部と、貯湯タンクに貯留される水が第一水位よりも高い第二水位であることを検知する第二検知部と、第一検知部における検知の有無に基づいて、貯湯タンクに貯留される水を加熱するヒータと、貯湯タンクの水が第一水位以上ある場合に、濯ぎ工程の開始を可能とする第一モードと、貯湯タンクの水が第二水位以上ある場合に初期給湯工程の開始を可能とする第二モードとを切り替える制御部と、を備える。
この構成の洗浄機では、第一モードから第二モードに切り換えれば、第一水位から第二水位になるまでの間、濯ぎポンプが作動しなくなる。これにより、貯湯タンクの水位が第一水位から第二水位に到達するまで、ヒータが作動するようになる。また、貯湯タンクの水位が第二水位に到達し、初期給湯工程が開始された後も、貯湯タンクの水位が第二水位から第一水位に低下するまでヒータが作動するようになる。このように、第一モードから第二モードに切り換えることにより、ヒータが作動する時間が長くなる。この結果、貯湯タンクに配置されたヒータを有効に活用することにより、洗浄室に供給する水の温度を高めることができる。
本発明の洗浄機では、貯湯タンクに水を供給する供給部に異常があることを報知する報知部を更に備え、制御部は、第一モードにおいては、貯湯タンクの水が第二水位に到達した場合には、報知部に異常を報知させ、第二モードにおいては、貯湯タンクの水が第二水位に到達した場合であっても報知部には異常を報知させないようにしてもよい。
洗浄機の中には、第一水位よりも高い第二水位を検知する検知部が設けられ、この検知部が水位を検知した場合には、貯湯タンクに水を流入させるウォータバルブ等が故障して貯湯タンクへの水の供給が制御不能になっていると判断して、異常を報知する機能を有するものがある。この構成の洗浄機では、ウォータバルブ等の異常を検知するための検知部を第二検知部として利用することができるので安価に実現することができる。
本発明の洗浄機では、洗浄タンクの貯留される水が規定水位以上あることを検知する第三検知部を更に備え、制御部は、第三検知部による検知が無い場合に、初期給湯工程を実行してもよい。
この構成の洗浄機では、適切なタイミングで洗浄タンクに水を供給することができる。
本発明の洗浄機では、初期給湯工程は、濯ぎポンプを複数回作動させることによって実行されてもよい。
ここでいう1回の濯ぎポンプの作動とは、濯ぎポンプが所定時間作動することをいい、当該所定時間とは、濯ぎ工程1回が行われる場合に濯ぎポンプが作動する時間をいう。この構成の洗浄機では、容易な制御により洗浄タンクに水を貯留することが可能になる。
本発明の洗浄機では、制御部は、濯ぎポンプの複数回の作動における最後の作動を開始した後、第二検知部が水を検知しなくなったときに、第二モードから第一モードに切り換えてもよい。
この構成の洗浄機では、適切なタイミングでスムーズに第二モードから第一モードに切り換えることができる。
本発明の洗浄機では、制御部は、濯ぎポンプが作動している場合において、第一検知部が水を検知しなくなってから所定時間経過後に、ヒータの作動を停止させてもよい。
この構成の洗浄機では、貯湯タンクに貯留される水の水位が低下していく状態において、第一水位になってもすぐにヒータの作動が停止されることがない。これにより、ヒータの作動時間を更に長くすることができる。
本発明の洗浄機では、制御部は、第二モードにおいて初期給湯工程が開始され始めてから第一水位にまで水位が下がる時間を計測し、当該計測した時間に基づいて、第一水位からヒータを空焚きしないための水位である保安水位にまで水位が下がるのに要する時間を予測し、当該予測した時間に基づいて、ヒータの作動を停止させるタイミングを判定してもよい。
濯ぎポンプによる洗浄タンクへの単位時間当たりの給水量は、水源から貯湯タンクへの単位時間当たりの給水量よりも大きいため、貯湯タンクから洗浄室に水を供給する場合には、貯湯タンクの水位は徐々に低下する。この構成の洗浄機では、第二水位から第一水位まで水位が下がるのに実際に要する時間を計測しているので、ヒータによる空焚きが発生することを回避できる。また、水源からの給水圧が設置場所によって異なる場合であっても、機器等の特性(例えば、単位時間当たりの給水量)に基づいて、第二水位から第一水位まで水位が下がるのに要する時間を算出するのではなく、実際に要する時間に基づいて算出されるので、保安水位にまで水位が下がるのに要する時間が正確に算出される。
本発明によれば、本発明の目的は、貯湯タンクに配置されたヒータを有効に活用することにより、洗浄室に供給する水の温度を高めることができる。
一実施形態に係る食器洗浄機の概略構成を示す図である。 図1の食器洗浄機の機能構成を示す機能ブロック図である。 一実施形態に係る食器洗浄機の初期給湯モードにおける一連の動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る食器洗浄機の通常モードにおける一連の動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る食器洗浄機の濯ぎ水ヒータの制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して一実施形態に係る食器洗浄機(洗浄機)について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、必ずしも一致していない。
図1に示される食器洗浄機1は、いわゆるドア型食器洗浄機である。ドア型食器洗浄機には、本体部の前面側にドアが設けられたアンダーカウンタ式の食器洗浄機、ドア部が上下に開閉するタイプの食器洗浄機などが含まれる。食器洗浄機1は、ステンレス製の本体ケース2を有する。本体ケース2の内部は、食器(被洗浄物)Dを収容して洗浄を行うための洗浄室Rとして機能する。
本体ケース2には、操作パネル3が設けられている。操作パネル3は、使用者が運転モードや設定を入力するための操作を行うことができる。操作パネル3には、ブザー(報知部)3Aが設けられている。ブザー3Aは、例えば、貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2に到達した時に、作動(報知)するように設けられている。
本体ケース2には、洗浄室R内に食器Dを出し入れするためのドア4が取り付けられている。洗浄室R内には、ラックレール(図示せず)が設けられ、このラックレール上に、食器Dが並べられた食器ラック(図示せず)が載置される。
洗浄室R内の上部には、放射状に延びる3本のアームからなる上側洗浄ノズル5と、2本のアームからなる上側濯ぎノズル6とがそれぞれ回転自在に配置されている。同様に、洗浄室R内の下部には、放射状に延びる3本のアームからなる下側洗浄ノズル7と、2本のアームからなる下側濯ぎノズル8とがそれぞれ回転自在に配置されている。これにより、食器ラックに並べられた食器Dには、洗浄工程において上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7によって上下から洗浄水が噴射され、濯ぎ工程において上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8によって上下から濯ぎ水が噴射されるため、食器Dの洗浄及び濯ぎが効率良く行われる。
このように構成された洗浄室Rの下方には、洗浄水を貯留する洗浄タンク9が形成されている。洗浄タンク9には、洗浄水の水位を検知するための水位検知スイッチ(水位検知部)10が設けられている。水位検知スイッチ(第三検知部)10は、洗浄タンク9内の水位が安全水位(規定水位)以上の場合にONとなり、安全水位未満の場合にOFFとなるスイッチである。水位検知スイッチ10の例には、フロートスイッチ、及び電極センサなどのセンサが含まれる。
洗浄タンク9の底面9aには、オーバフロー管53が接続されている。オーバフロー管53は、オーバフロー水位を超えた場合に、余剰な洗浄水を外部に排出する。オーバフロー管53の上部先端部からオーバフロー管53内に流入した洗浄水は、外部に排出される。洗浄タンク9内の洗浄水は、規定水位に保たれる。
洗浄タンク9の側面には、洗浄水吸込管13を介して洗浄ポンプ14が接続されている。洗浄タンク9の洗浄水吸込管13が取り付けられた部分には、ポンプフィルター12が設けられている。洗浄ポンプ14の吐出口には洗浄水吐出管15が接続されている。洗浄水吐出管15は、第1洗浄水吐出管16と第2洗浄水吐出管17とに分岐している。第1洗浄水吐出管16は、上側洗浄ノズル5に接続されている。第2洗浄水吐出管17は、下側洗浄ノズル7に接続されている。
洗浄タンク9には、洗浄能力及び殺菌能力を向上させるために洗浄水を加熱する洗浄水ヒータ11が設置されている。
食器洗浄機1は、濯ぎ水が貯留される貯湯タンク18を有している。貯湯タンク18には、外部の給湯器(図示せず)から給湯管21を介して濯ぎ水が供給される。給湯管21には、ストレーナ19及びウォータバルブ(供給部)20が設けられている。ストレーナ19は、ウォータバルブ20に異物が流入することを防止するために設けられている。ウォータバルブ20は、給湯管21に流れる水の流量を調整する。すなわち、貯湯タンク18へ流入する水の流量を調整する。
貯湯タンク18には、濯ぎ水吸込管24を介して濯ぎポンプ25が接続されている。この濯ぎポンプ25の吐出口には濯ぎ水吐出管26が接続されている。濯ぎ水吐出管26は、第1濯ぎ水吐出管27と第2濯ぎ水吐出管28とに分岐している。第1濯ぎ水吐出管27は、上側濯ぎノズル6に接続されている。第2濯ぎ水吐出管28は下側濯ぎノズル8に接続されている。
貯湯タンク18の内部には、濯ぎ水ヒータ22と、水温センサ23と、定水位スイッチ(第一検知部)71と、オーバフロースイッチ(第二検知部)72と、が設けられている。
濯ぎ水ヒータ22は、貯湯タンク18に貯留された水を加熱する。水温センサ23は、貯湯タンク18に貯留された水の温度を検知する。濯ぎ水ヒータ22及び水温センサ23は、信号線によりマイコン60に接続されている。マイコン60は、水温センサ23からの検出信号を受けて貯湯タンク18内の水温を検出する。マイコン60は、当該水温に基づいて、濯ぎ水ヒータ22を作動させるための昇温信号を、濯ぎ水ヒータ22に出力する。昇温信号が入力された濯ぎ水ヒータ22は、貯湯タンク18に貯留された水を加熱する。なお、濯ぎ水ヒータ22には、短い時間間隔で繰り返し作動させることによる故障等を防止するために、信号の入力後、所定時間経過してから作動するものがあったり、また、制御部によって時間間隔をおいて作動させられたりする場合がある。本実施形態では、このようなヒータが適用されてもよい。
定水位スイッチ71は、定水位(第一水位)H1に達する貯湯タンク18内の水を検知する。オーバフロースイッチ72は、定水位H1よりも水位が高いオーバフロー水位(第二水位)H2に達する貯湯タンク18内の水を検知する。定水位スイッチ71は、信号線によりマイコン60に接続されている。定水位スイッチ71は、貯湯タンク18内の水位が定水位H1に達したとき、その検知信号をマイコン60に出力する。マイコン60は、定水位スイッチ71からの検知信号を受けて貯湯タンク18内の水位が定水位H1に達しているか否かを判定する。同様に、オーバフロースイッチ72は、信号線によりマイコン60に接続されている。オーバフロースイッチ72は、貯湯タンク18内の水位がオーバフロー水位H2に達したとき、その検知信号をマイコン60に出力する。マイコン60は、オーバフロースイッチ72からの検知信号を受けて貯湯タンク18内の水位がオーバフロー水位H2に達しているか否かを判定する。
食器洗浄機1には、外付け用の洗剤供給ポンプ32が取り付けられている。洗剤供給ポンプ32は、洗剤タンク33内に貯留された洗剤を洗浄室Rに供給するためのベローズポンプである。洗剤供給ポンプ32は、洗浄室Rの側壁に接続された洗剤吐出管34と接続され、信号線によりマイコン60に接続されている。洗剤供給ポンプ32は、マイコン60から出力される信号に応じて動作し、接続された洗剤吸込管35から洗剤タンク33内の洗剤を吸い込み、洗剤吐出管34へ所定量の洗剤を吐出する。この洗剤は、洗剤吐出管34の先端に設けられ、洗浄室Rと洗剤吐出管34とを接続する洗剤吐出口36から洗浄室R内に吐出される。洗浄室R内に吐出された洗剤は、洗浄室Rの下方の洗浄タンク9内に流れ込み洗浄水と混入される。
食器洗浄機1には、外付け用のリンス剤供給ポンプ37が取り付けられている。リンス剤供給ポンプ37は、リンス剤タンク38内に貯留されたリンス剤を濯ぎ水路に供給するためのものである。リンス剤供給ポンプ37は、第1濯ぎ水吐出管27と連通するリンス剤吐出管39に接続され、信号線によりマイコン60に接続されている。リンス剤供給ポンプ37は、マイコン60から出力される信号に応じて動作し、接続されたリンス剤吸込管40からリンス剤タンク38内のリンス剤を吸い込み、リンス剤吐出管39へリンス剤を吐出する。リンス剤は、リンス剤供給ポンプ37によってリンス剤吐出管39から濯ぎ水吐出管26内の濯ぎ水路へ吐出され、濯ぎ水に混入される。
食器洗浄機1には、食器洗浄機1における動作全般を制御するマイコン60が内蔵された電装ボックス60Aが設けられている。マイコン60は、集積回路に実装されたコンピュータシステムあるいはプロセッサである。マイコン60は、食器洗浄機1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)など、相互に接続されている。図2に示されるように、マイコン60は、食器洗浄機1における各種制御処理を実行する概念的な部分としてのモード切替部61と、給水制御部62と、ヒータ制御部63と、を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行される。
モード切替部61は、貯湯タンク18の水を洗浄室Rに供給する場合の各部の制御方法について、通常モード(第一モード)と、初期給湯モード(第二モード)とを切り替える。本実施形態では、モード切替部61は、電源投入時において洗浄タンク9に洗浄水を貯留させるために貯湯タンク18の水が洗浄タンク9に供給される初期給湯時に、通常モードから初期給湯モードへ切り替える。モード切替部61は、初期給湯が終われば、元の通常モードに切り替える。
ここで、通常モードは、貯湯タンク18の水が定水位H1以上ある場合に、濯ぎ工程の開始を可能とし、貯湯タンク18の水がオーバフロー水位H2に到達した場合には、ブザー3Aに報知させるモードである。初期給湯モードは、貯湯タンク18の水が定水位H1以上ある場合であっても初期給湯工程の開始を可能とせず、貯湯タンク18の水がオーバフロー水位H2に到達した場合に、初期給湯工程の開始を可能とし、また、貯湯タンク18の水がオーバフロー水位H2に到達した場合であってもブザー3Aには報知させないモードである。
給水制御部62は、モード切替部61によって設定されたモード(通常モード又は初期給湯モード)と、定水位スイッチ71及びオーバフロースイッチ72における検知とに基づいて、濯ぎポンプ25と、ウォータバルブ20と、ブザー3Aとを制御する。
ヒータ制御部63は、定水位スイッチ71における検知の有無に基づいて、貯湯タンク18に貯留される水を加熱する濯ぎ水ヒータ22の作動を制御する。本実施形態では、ヒータ制御部63は、定水位スイッチ71が水を検知している場合に濯ぎ水ヒータ22を作動させ、定水位スイッチ71が水を検知していない場合には濯ぎ水ヒータ22を作動させない。
次に、本実施形態における洗浄室Rへの水の供給動作について、主に、図3を参照しながら説明する。食器洗浄機1では、食器Dの洗浄工程及び濯ぎ工程を1サイクルとする洗浄運転が行われる。最初に、初期給湯工程における洗浄室Rへの水の供給動作について説明する。
使用者により食器洗浄機1の電源が投入される(ステップS1)。食器洗浄機1は、電源投入の時点では、給水制御方法が「通常モード」に設定されている。次に、給水制御部62は、洗浄タンク9に配置される水位検知スイッチ10が水を検知しているか否かを確認する(ステップS2)。ここで、水位検知スイッチ10が水を検知している場合には、そのまま通常モードを維持する(ステップS2:NO)。
ここで、水位検知スイッチ10が水を検知していない場合には、モード切替部61は、給水制御方法を「初期給湯モード」に切り替える(ステップS3)。次に、給水制御部62は、オーバフロースイッチ72の検知の有無に基づいて、貯湯タンク18の水がオーバフロー水位H2にあるか否かを判定する(ステップS4)。ここで、貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2に満たないと給水制御部62が判定すると(ステップS4:NO)、ウォータバルブ20を制御して、貯湯タンク18へ水を供給する(ステップS5)。なお、電源の投入と同時に、給水制御部62は、ウォータバルブ20を制御して、貯湯タンク18に水を供給するようにしてもよい。
一方、貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2にある(定水位スイッチ71がON状態にある)と判定されると(ステップS4:YES)、給水制御部62は、ウォータバルブ20の貯湯タンク18への水の供給を停止させる。すなわち、給水制御部62は、ウォータバルブ20の弁を閉じるよう制御する(ステップS6)。なお、初期給湯モードでは、給水制御部62によってオーバフロー水位H2にあると判定されても、ブザー3Aによる警報音の報知は行わない。
また、貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2にある(定水位スイッチ71がON状態にある)と判定されると(ステップS4:YES)同時に、給水制御部62は、初期給湯工程の開始、言い換えれば、濯ぎポンプ25の作動開始を可能とする。すなわち、給水制御部62は、1回分の濯ぎ工程を実行させる濯ぎ開始信号を送出可能とする。濯ぎ開始信号が入力された濯ぎポンプ25は始動を開始する(ステップS7)。これにより、貯湯タンク18内に貯留された濯ぎ水は、第1及び第2濯ぎ水吐出管27,28を介して上下の濯ぎノズル6,8に圧送されて、各濯ぎノズル6,8から洗浄室R内に向けて噴射される。洗浄室R内に噴射された濯ぎ水(例えば、2Lの濯ぎ水)は、洗浄室Rの下方に流れて洗浄タンク9内に供給される。
ステップS7において濯ぎポンプ25による洗浄室Rへの水の供給が開始されると、貯湯タンク18内の水量が減り、オーバフロースイッチ72が水を検知しなくなる。すなわち、給水制御部62は、貯湯タンク18の水の量がオーバフロー水位H2より低下したと判定すると、再び、ウォータバルブ20の弁を開き、貯湯タンク18への水の供給を開始させる。なお、濯ぎポンプ25による水の供給量と比べて、ウォータバルブ20による水の供給量は少ない。このため、ステップS7以降においてウォータバルブ20及び濯ぎポンプ25の両方が作動する場合には、貯湯タンク18内の水は減少していく。
次に、ステップS7における濯ぎポンプの作動が停止すると、給水制御部62は、濯ぎポンプ25の作動回数が、初期給湯工程としての回数(例えば、28回)に到達したか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、給水制御部62は、濯ぎポンプ25の作動回数が、初期給湯工程としての回数に到達していないと判定すると(ステップS8:NO)、ステップS4に戻り、濯ぎポンプ25の作動回数が、初期給湯工程としての回数に到達するまで、ステップS4〜ステップS7を繰り返す。一方、給水制御部62は、濯ぎポンプ25の作動回数が、初期給湯工程としての回数に到達したと判定すると(ステップS8:YES)、モード切替部61は、オーバフロースイッチ72が水を検知していないことを確認して(ステップS9:YES)、給水制御方法を「初期給湯モード」から「通常モード」に切り替える(ステップS10)。
具体的には、モード切替部61は、初期給湯工程として最後の濯ぎポンプ25の作動を開始させた後、オーバフロースイッチ72の検知の有無を監視し、貯湯タンク18の水位がオーバフロー水位H2よりも下がるのを待って、すなわち、オーバフロースイッチ72が水を検知しなくなるのを待って、給水制御方法を「初期給湯モード」から「通常モード」に切り替える。ステップS1〜ステップS10を実行することにより、初期給湯時における給水処理が終了する。
次に、食器Dを洗浄した後の濯ぎ工程における洗浄室Rへの水の供給動作について、主に図4を参照しながら説明する。食器洗浄機1は、初期給湯工程以外は、給水制御方法が「通常モード」に設定されている。したがって、濯ぎ工程における洗浄室Rへの水の供給動作は、「通常モード」で実行される。
通常モードにおいて、給水制御部62は、貯湯タンク18に貯留される水が定水位H1にあるか否かを判定する(ステップS21)。貯湯タンク18に貯留される水が定水位H1にないと判定された場合には(ステップS21:NO)、ウォータバルブ20を制御して、貯湯タンク18に水を供給する(ステップS22)。一方、貯湯タンク18に貯留される水が定水位H1にあると判定された場合には(ステップS21:YES)、ウォータバルブ20を制御して、貯湯タンク18への水の供給を停止する(ステップS23)。
また、通常モードにおいては、給水制御部62は、貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2に到達していないかを常に監視しており(ステップS24)、オーバフロースイッチ72からの検知信号に基づいて、貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2に到達したと判定した場合には(ステップS24:YES)、ブザー3Aに異常を報知させて(ステップS27)、一連の処理を終了する。
貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2に到達していない場合には(ステップS24:NO)、給水制御部62は、濯ぎ運転信号の入力の有無を監視する(ステップS25)。ここで、濯ぎ運転信号の入力が無い場合には(ステップS25:NO)ステップS21に戻り、給水制御部62は、次の濯ぎ運転信号の入力があるまで待機させる。濯ぎ運転信号の入力を待機している途中に電源が落とされると、そのまま一連の処理を終了する。
濯ぎ運転信号の入力があった場合には(ステップS25:YES)、給水制御部62は、濯ぎ工程の開始、言い換えれば、濯ぎポンプ25の作動開始を可能とする(ステップS29)。具体的には、給水制御部62は、濯ぎポンプ25を作動させて、洗浄室Rに貯湯タンク18に貯留された水を供給する。これにより、貯湯タンク18内に貯留された濯ぎ水は、第1及び第2濯ぎ水吐出管27,28を介して上下の濯ぎノズル6,8に圧送されて、各濯ぎノズル6,8から食器Dに向けて噴射される。食器Dに噴射された濯ぎ水(例えば、2Lの濯ぎ水)は、洗浄室Rの下方に流れて洗浄タンク9内に供給される。そのご、給水制御部62は、次の濯ぎ運転信号の入力があるまで待機させる。濯ぎ運転信号の入力を待機している途中に電源が落とされると、そのまま一連の処理を終了する。
次に、上記食器洗浄機1における濯ぎ水ヒータ22の制御について、主に、図5を参照しながら説明する。濯ぎ水ヒータ22は、「初期給湯モード」であっても、「通常モード」であっても、一律に同様の制御がなされる。ヒータ制御部63は、定水位スイッチ71における水の検知の有無を監視している(ステップS41)。ヒータ制御部63は、定水位H1まで水を貯留していない場合、すなわち、定水位スイッチ71が水を検知しない場合(ステップS41:NO)、濯ぎ水ヒータ22を作動させない(ステップS42)。一方、ヒータ制御部63は、少なくとも定水位H1まで水を貯留している場合、すなわち、定水位スイッチ71が検知している場合(ステップS41:YES)、濯ぎ水ヒータ22を作動させると共に、貯湯タンク18の水を濯ぎ水として洗浄室Rに供給するための温度に維持するように制御する(ステップS43)。
ヒータ制御部63は、食器洗浄機1の電源が投入されてから電源が落とされるまで(ステップS44:NO)、ステップS41〜ステップS43までの制御が行われる。食器洗浄機1の電源が落とされると(ステップS44:YES)、一連の処理を終了する。
次に、上記実施形態の食器洗浄機1の作用効果について説明する。上記実施形態の食器洗浄機1では、通常モードから初期給湯モードに切り換えれば、定水位H1からオーバフロー水位H2になるまでの間、初期給湯工程が開始されなくなる。これにより、貯湯タンク18の水位が定水位H1からオーバフロー水位H2に到達するまでの時間が濯ぎ水ヒータ22によって加熱されるようになる。また、オーバフロー水位に到達し、濯ぎポンプ25による水の供給が開始された後も、オーバフロー水位H2から定水位H1に低下するまでの時間が濯ぎ水ヒータ22によって加熱されるようになる。このように、通常モードから初期給湯モードに切り換えることにより、濯ぎ水ヒータ22によって加熱される時間が長くなる。この結果、貯湯タンク18に配置された濯ぎ水ヒータ22を有効に活用することにより、洗浄室Rに供給する水の温度を高めることができる。
また、このような食器洗浄機では、濯ぎ水ヒータ22の空焚きを防止するために、定水位H1よりも低い水位である保安水位を検知する保安水位スイッチ等を新たに設けることによって、濯ぎ水ヒータ22の作動時間を長くすることも考えられる。本実施形態の食器洗浄機1では、このような保安水位スイッチ等を別途設けることなく、濯ぎ水ヒータ22の作動時間を長くすることができるので、安価に構成することができる。
更に、上記実施形態では、ウォータバルブ20の異常を検知するためのオーバフロースイッチ72を第二検知部として利用しているので、安価に装置を構成することができる。
上記実施形態では、給水制御部62は、初期給湯時における濯ぎポンプ25の複数回の作動のうち最後の作動を開始した後に、オーバフロー水位H2でなくなったことを確認して、初期給湯モードから通常モードに切り換えている。すなわち、最後の濯ぎポンプ25の作動以後は、オーバフロースイッチ72が水を検知しなくなっても、ウォータバルブ20を開かないように制御し、濯ぎ水ヒータ22は、定水位スイッチ71が水を検知している場合にのみ作動するように制御する。これにより、適切なタイミングでスムーズに初期給湯モードから通常モードに切り換えることができる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
<変形例1>
上記実施形態の食器洗浄機1では、初期給湯モードにおいて、定水位スイッチ71が水が無いことを検知すると、すぐに濯ぎ水ヒータ22の作動を停止する制御を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、給水制御部62は、初期給湯モードで濯ぎポンプ25が作動している場合、定水位スイッチ71が水を検知しなくなってから所定時間経過後に、濯ぎ水ヒータ22の作動を停止させるように制御してもよい。
なお、当該所定時間は、「濯ぎポンプ25による洗浄室Rへの単位時間当たりの給水量と貯湯タンク18への水の供給量との差」と、「濯ぎ水ヒータ22を空焚きしないための水位である保安水位と定水位H1との水位差」とから算出される、定水位H1から保安水位にまで水位が下がるのに要する予測時間に基づいて算出してもよい。
上記実施形態の食器洗浄機1では、貯湯タンク18の水位が定水位H1よりも低下すると、ウォータバルブ20より水が供給される。このとき、1回の濯ぎポンプ25による運転(6秒)により2Lの水が貯湯タンク18から出ていき、定水位H1から保安水位までの容量が3Lあるとする。この場合、給水制御部62は、定水位H1まで水が溜まった状態から濯ぎポンプ25を1回作動させても、貯湯タンク18内の水が保安水位まで下がることはないと判定して、濯ぎ水ヒータ22の作動を停止する制御はしなくてもよい。
また、同様に、1回の濯ぎポンプ25による運転(12秒)によって4Lの水が貯湯タンク18から出ていき、定水位から保安水位までの容量が3Lあるとする。この場合、給水制御部62は、定水位H1まで水が溜まった状態から濯ぎポンプ25を1回作動させると、貯湯タンク18内の水が保安水位より下がると判定する。そこで、給水制御部62は、定水位H1まで水が溜まった状態から3L(すなわち、9秒)を洗浄室Rに供給するまでは、濯ぎ水ヒータ22の作動を停止させず、これ以上の水を洗浄室Rに供給すると(すなわち、9秒以上)、貯湯タンク18内の水は保安水位より下がると判定して、濯ぎ水ヒータ22の作動を停止する。その後、給水制御部62は、ウォータバルブ20よる水の供給によって、貯湯タンク18内の水が定水位H1にまで水位が回復するまで、濯ぎ水ヒータ22の作動を停止する。
このような制御により、貯湯タンク18に貯留される水の水位が低下していく状態において、定水位H1になってもすぐに濯ぎ水ヒータ22の作動が停止されることがない。これにより、濯ぎ水ヒータ22による加熱時間を長くすることができる。
<変形例2>
変形例1において、給水制御部62は、初期給湯モードにおいて初期給湯工程が開始され始めてから定水位H1にまで水位が下がる時間を計測し、当該計測した時間に基づいて、定水位H1から濯ぎ水ヒータ22を空焚きしないための水位である保安水位にまで水位が下がるのに要する時間を予測し、当該予測した時間に基づいて、濯ぎ水ヒータ22の作動を停止させるタイミングを判定してもよい。時間の計測は、タイマ等を設ければよい。
このような制御により、給水制御部62は、オーバフロー水位H2から定水位H1にまで水位が下がるのに要する実際の計測時間に基づいて、定水位H1から保安水位にまで水位が下がるのに要する時間を予測するので、濯ぎ水ヒータ22による空焚きが発生することを確実に回避できる。また、貯湯タンク18に水を供給する場合の水源からの給水圧は、設置場所によって変化することがある。変形例2では、実際の水位低下時間に基づいて上記予測時間が算出されるので、上記給水圧が変化しても予測時間を正確に算出することができ、濯ぎ水ヒータ22による空焚きが発生することを確実に回避できる。
<その他の変形例>
上記実施形態及び変形例では、初期給湯工程において、オーバフロー水位H2に到達するのを待って2回目以降の濯ぎポンプ25の作動を行う例を挙げて説明したが、2回目以降の濯ぎポンプ25の作動は、保安水位以上又は定水位以上あれば、オーバフロー水位H2に到達しない状態で行ってもよい。なお、保安水位への到達は、別途保安水位を検知する検知部を設けることにより検知してもよいし、上記変形例のように保安水位への到達時間を算出すること検知してもよい。
また、保安水位への到達を検知した場合、給水制御部62は、貯湯タンク18に貯留される水がオーバフロー水位H2まで上昇するまで濯ぎポンプ25の作動を停止してもよいし、濯ぎポンプの作動間隔を長くすることにより、貯湯タンク18に貯留される水の量を増やしてもよい。
上記実施形態及び変形例では、洗浄運転開始前の水位を制御する場面として、電源スイッチがONされたときの初期給湯を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、洗浄タンク9内の洗浄水が汚れ過多となった場合などに実施される洗浄タンク9内の洗浄水の入替時に適用してもよい。この場合、オーバフロー管53を洗浄タンク9から抜き、洗浄タンク9に貯留された水を全部排出し、例えば、操作パネル3に配置された入替スイッチ等を押下することにより、初期給湯工程と同様の動作が行われる。
上記実施形態及び変形例では、洗浄タンク9からオーバフロー管53を介して外部に排出される例を挙げて説明したが、例えば、マイコン60によって制御される排水ポンプによって排出されたり、洗浄タンク9の底面に接続される排出管に配置される、マイコン60によって弁の開閉がなされる排水用電磁弁によって排出されたりしてもよい。
上記実施形態及び変形例では、いわゆるドア型食器洗浄機を例に挙げて説明したが、本願発明は、食器Dを収容するためのラックを搬送しながら洗浄を行うコンベアタイプの食器洗浄機に適用することも可能である。
本発明は、上記実施形態及びその他の変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…食器洗浄機、3…操作パネル、3A…ブザー、9…洗浄タンク、18…貯湯タンク、20…ウォータバルブ、22…濯ぎ水ヒータ、23…水温センサ、25…濯ぎポンプ、53…オーバフロー管、60…マイコン、60A…電装ボックス、61…モード切替部、62…給水制御部、71…定水位スイッチ(第一検知部)、72…オーバフロースイッチ(第二検知部)、D…食器(被洗浄物)、R…洗浄室、H1…定水位(第一水位)、H2…オーバフロー水位(第二水位)。

Claims (7)

  1. 濯ぎポンプを作動させることにより貯湯タンクの水を洗浄タンクに供給する初期給湯工程と、前記洗浄タンクに貯留された水を用いて洗浄室内に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄工程と、前記貯湯タンクに貯留された水を用いて前記被洗浄物を濯ぐ濯ぎ工程と、を有する洗浄機であって、
    前記貯湯タンクに貯留される水が第一水位であることを検知する第一検知部と、
    前記貯湯タンクに貯留される水が前記第一水位よりも高い第二水位であることを検知する第二検知部と、
    前記第一検知部における検知の有無に基づいて、前記貯湯タンクに貯留される水を加熱するヒータと、
    前記貯湯タンクの水が前記第一水位以上ある場合に、前記濯ぎ工程の開始を可能とする第一モードと、前記貯湯タンクの水が前記第二水位以上ある場合に前記初期給湯工程の開始を可能とする第二モードとを切り替える制御部と、
    を備える、洗浄機。
  2. 前記貯湯タンクに水を供給する供給部に異常があることを報知する報知部を更に備え、
    前記制御部は、前記第一モードにおいて、前記貯湯タンクの水が前記第二水位に到達した場合には、前記報知部に異常を報知させ、前記第二モードにおいて、前記貯湯タンクの水が前記第二水位に到達した場合であっても前記報知部には異常を報知させない、請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記洗浄タンクの貯留される水が規定水位以上あることを検知する第三検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記第三検知部による検知が無い場合に、前記初期給湯工程を実行する、請求項1又は2記載の洗浄機。
  4. 前記初期給湯工程は、前記濯ぎポンプを複数回作動させることによって実行される、請求項1〜3の何れか一項記載の洗浄機。
  5. 前記制御部は、前記濯ぎポンプの複数回の作動における最後の作動を開始した後、前記第二検知部が前記水を検知しなくなったときに、前記第二モードから前記第一モードに切り換える、請求項4記載の洗浄機。
  6. 前記制御部は、前記濯ぎポンプが作動している場合において、前記第一検知部が水を検知しなくなってから所定時間経過後に、前記ヒータの作動を停止させる、請求項1〜5の何れか一項記載の洗浄機。
  7. 前記制御部は、前記第二モードにおいて前記初期給湯工程が開始され始めてから前記第一水位にまで水位が下がる時間を計測し、当該計測した時間に基づいて、前記第一水位から前記ヒータを空焚きしないための水位である保安水位にまで水位が下がるのに要する時間を予測し、当該予測した時間に基づいて、前記ヒータの作動を停止させるタイミングを判定する、請求項6記載の洗浄機。
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