JP2006247182A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯水タンクを具備し、洗浄槽の内部から水位検知手段を撤去することを可能にする食器洗浄機を提供する。
【解決手段】 食器洗浄機100は、本体1、給水パイプ4、洗浄水12を貯水タンク10から洗浄槽9に供給(給水)する給水ポンプ17、給水路18、洗浄ポンプ20、排水ポンプ23、排水路24、および制御手段を有し、貯水タンク10には第1水位13aと第2水位13bとを検知する水位センサ13が設置されている。制御手段は、第1回目の給水において、洗浄水12の水位が第1水位13aから第2水位13bに到達するまで給水ポンプ17を回転駆動する給水モータを回転させ、第2回目の給水において、前記給水モータを所定の回転数でもって所定の供給時間だけ回転させ、さらに、最終回の給水において、前記給水モータを前記所定の回転数より小さい回転数でもって前記所定の給水時間より長い時間だけ運転させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、食器類を洗浄する食器洗浄機に関するものである。
一般に、食器洗浄機は、洗浄槽内に供給された所定の量の洗浄水を、洗浄槽内に収納された食器類に向けて繰り返し噴射して、食器類に付着した汚れを除去するものである。特に、一般家庭で使用される卓上タイプの食器洗浄機は、キッチンのカウンタートップに設置され、主に食後に主婦等によって使用されるため、設置の容易化、操作の容易化さらに洗浄時間の短縮化が図られている。
例えば、水道水栓に簡易な分岐機構を設置することによって配管工事を不要にしたり、食器洗浄機に貯水タンクを設置して、貯水タンク内の水をヒータ等によって予め加熱し、高い温度の水(湯)による洗いやすすぎによって洗浄時間(以下、洗い工程、すすぎ工程、および乾燥工程の各時間を合計した時間に同じ)を短縮しようとしたりする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−57956号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、前記特許文献1に開示された食器洗浄機は、洗浄槽に供給される洗浄水の量を検知する目的で洗浄槽の内部にフロート式の水位検知手段が設置されているところ、食器類に付着していた油類や食べ物のカスは、食器類から除去された後に洗浄槽内を循環するため、該循環の途中で前記水位検知手段に付着して、前記水位検知手段が誤動作を起こしたり、あるいは動作不能になったりするという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解消するためになされたもので、洗浄槽の内部から水位検知手段を撤去することを可能にする食器洗浄機を提供することを目的とする。
本発明に係る食器洗浄機は、洗浄される食器を収納する洗浄槽と、洗浄水を貯蔵する貯水タンクと、該貯水タンク内に貯蔵された洗浄水の水位が第1水位または第2水位にあることを検知する水位検知手段と、前記貯水タンク内に貯蔵された洗浄水を前記洗浄槽に複数回に分けて供給する洗浄水供給手段と、該洗浄水供給手段を回転駆動する洗浄水供給モータと、該洗浄水供給モータを回転制御する制御手段と、を有し、
該制御手段は、第1回目の洗浄水の供給において、前記貯水タンクに貯蔵された洗浄水の水位が第1水位から第2水位に到達するまで前記洗浄水供給モータを回転させることを特徴とする。
本発明に係る食器洗浄機は、貯水タンク内に水位検知手段が設置されているから、食器類に付着していた油類や食べ物のカスが付着することがなく長期間にわたって正確に動作する。
また、貯水タンク内に貯蔵された洗浄水を貯水タンクから洗浄槽に複数回に分けて供給する際、第1回目の洗浄水の供給において、貯水タンクに貯蔵された洗浄水の水位が第1水位から第2水位に到達するまで洗浄水供給モータを回転させるから、正確な量の洗浄水を洗浄槽に供給することができる。すなわち、貯水タンク内に注入された直後の気泡を含んでいる洗浄水を、洗浄水供給モータの回転数および回転時間の制御によって洗浄槽に供給すると、いわゆるエアー噛みによって供給量が変動するところ、供給量(貯水タンクの貯蔵する洗浄水の減少量に同じ)を水位検知手段によって直接検知するから、正確な量を供給することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において同じ部分または相当する部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る食器洗浄機の設置状態の一例を示す設置状態図である。図1において、食器洗浄機100は、洗浄に供する水または熱水(以下まとめて「洗浄水」と称す)を内部に一旦貯蔵し、その洗浄水を設定されている所定温度(以下「洗浄温度」と称す、例えば、90℃)に加熱し、その加熱した洗浄水で食器を所定時間洗い、洗いが終了すると食器のすすぎを行い、最後に食器を乾燥させるものである。なお、この加熱、洗い、すすぎ、乾燥の一連の工程をまとめて「全洗浄工程」と称する。
食器洗浄機100の本体1は、キッチンのカウンタートップ200に設置されており、本体1の前面に扉3と操作部2とが設けられている。また、本体1には、蛇口202から供給される水あるいは図示しない給湯器から熱水を受水する受水口5を具備する給水パイプ4と、シンク201に排水する排水ホース6とが備えられている。
(本体)
図2は、図1に示す食器洗浄機の本体の内部構成を示す概略断面図である。
図2において、食器洗浄機100の本体1には、所定量の洗浄水12(例えば、6リットル)を一旦貯蔵する貯水タンク10と、洗浄水12を蛇口202(図1参照)から貯水タンク10に供給する給水パイプ4と、洗浄される食器を収納する洗浄槽9と、洗浄水12を貯水タンク10から洗浄槽9に給水する給水路18と、洗浄槽9で使用された洗浄水12を排出する排水ホース6に連結される排水路24とが設置されている。また、本体1には、図示しない制御手段(これについては別途詳細に説明する)が設けられている。
なお、以下の説明を明瞭にするため、貯水タンク10に洗浄水12を入れることを「注水」と、貯水タンク10から洗浄槽9に洗浄水12を入れることを「給水」と、洗浄槽9の外部に洗浄水12を出すことを「排水」と称す。
(給水パイプ)
給水パイプ4は、洗浄水12を蛇口202から貯水タンク10に流入させるものである。また、給水パイプ4の先端には受水口5が設けられ、蛇口202からの洗浄水12の流入を容易にしている。なお、受水口5は水道水栓からの流水を受け止めるものが例示されているが、本発明はこれに限定するものではなく、使用者はやかんやポット、バケツ等から冷水や熱水を受水口5に注いでもよく、あるいは、水道水栓等や給湯器の給湯管(図示しない)を受水口5に直接または接続管を介して接続してもよい。
(貯水タンク)
貯水タンク10は、1回の全洗浄工程に必要な洗浄水12を貯蔵できる大きさ(例えば、6リットル程度)に形成されているのが望ましい。貯水タンク10には、貯蔵された洗浄水12の水位を検知する水位センサ13や、貯蔵された洗浄水12を洗浄温度に加熱する加熱手段であるヒータ16が設置されている。
なお、ヒータ16が貯水タンク10内部に組み込まれている場合を例示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、貯水タンク10の外部に備えられてもよい。また、洗浄水12の温度、すなわち、ヒータ16の起動/停止は、図示しない温度センサ(例えば、サーミスタ等で構成されている)の検知結果に基づいて制御手段(図示しない)によって制御される。
(水位センサ)
貯水タンク10には水位センサ13が備えられ、水位センサ13は第1水位13a(満水位14に同じ)と第2水位13bとを検知するものである。なお、第1水位13aと第2水位13bとの間に貯蔵される洗浄水12の量は、第1回目の洗浄槽9への洗浄水12の供給(以下「第1回目給水」と称す)において供給される量に同じである。
すなわち、第1回目給水によって第1回目の洗い工程が実行され、第2回目の洗浄槽9への洗浄水12の供給(以下「第2回目給水」と称す)によって、第1回目のすすぎ工程が実行される場合は、第2水位13bは、すすぎ工程を開始する際の洗浄水12の水面に一致するから、以下、第2水位13bを「すすぎ水位15」と称する。
なお、満水位14は、満水位14にある洗浄水12が通常の選択モードの洗浄に好適な量であることを示すものであって、貯水タンク10が貯蔵する最大容量は、洗浄水がオーバーフローするオーバーフロー口11の位置(満水位14よりも高い位置にある)によって決定される。そして、洗浄水12が貯水タンク10に過剰に注入され、満水位14を超えてオーバーフロー口11に到達した場合は、オーバーフローして排水路24に流れ込むことになる。
(給水ポンプ)
貯水タンク10内に貯蔵された洗浄水12は、洗浄水供給手段である給水ポンプ17によって洗浄槽9に供給される。すなわち、制御手段(図示しない)が給水ポンプ17に起動信号を発すると、給水ポンプ17は運転を開始して、貯水タンク10内に貯蔵された洗浄水12は給水路18を経由して給水口19から洗浄槽9に供給される。
(洗浄槽)
洗浄槽9は、洗浄される食器が収納されるものであり、実際に食器の洗浄が実行される所である。洗浄槽9の底部には洗浄ポンプ20および排水ポンプ23が、天井部には送風ファン25が、それぞれ設置されている。すなわち、洗浄ポンプ20によって洗い工程やすすぎ工程が、送風ファン25によって乾燥工程が実行される。
(洗浄ポンプ)
洗浄ポンプ20は、洗浄槽9の底部に溜まった洗浄水12を吸引して加圧するものであって、加圧された洗浄水12は洗浄ノズル21から食器(図示しない)に向けて噴射される。なお、洗浄ノズル21は洗浄ポンプ20に連結された配管の複数箇所に設置され、それぞれが所定の噴射パターンで所定量を噴射するものである。また、かかる配管は一部が回転するもの、樹枝状に分岐するものであってもよい。
洗浄槽9の底部には循環水路22が形成され、洗浄ノズル21から噴射した洗浄水12を洗浄ポンプ20に循環させる水路として機能している。すなわち、洗浄水12を洗浄槽9内で循環させて繰り返し使用するようになっているのである。
(送風ファン)
送風ファン25は、すすぎ工程の後に食器を乾燥させるためのものである。送風ファン25は洗浄槽9の天井部に設けられ、送風口26を介して洗浄槽9に連通している。なお、送風ファン25を天井部とは別の場所に設置して、配管を経由して送風口26に向けて風を送ってもよい。また、乾燥を促進するため送風エアーを加熱してもよい。
(排水ポンプ)
排水ポンプ23は洗浄水12を洗浄槽9の外部に排出するためのものであって、洗浄槽9の底部に設けられている。すなわち、制御手段27が排水ポンプ23を起動させると、洗浄に供した洗浄水12は洗浄槽9から排水路24および排水ホース6を介してシンク201に排水される。なお、排水路24は分岐しており、オーバーフロー口11を介して貯水タンク10に連通している。
(制御手段)
図3は、図1に示す食器洗浄機の電気的な構成を示すブロック図である。図3において、食器洗浄機100を制御する制御手段27は、操作部2に入力された操作信号によって起動され、予め記憶された洗浄モード情報や、水位センサ13から送られる検知情報(水位情報)および図示しない温度センサから送られる検知情報(温度情報)に基づいて、ヒータ16や給水ポンプ17、洗浄ポンプ20、排水ポンプ23、送風ファン25(図2参照)等を制御するものである。なお、制御手段27はマイクロコンピュータで構成されているが、本発明はこれに限定するものではなく、所望の制御が実行されるものであれば何れのものであってもよい。
すなわち、制御手段27は、水位センサ13が第1水位13a(満水位14に同じ)を検知するとヒータ16を起動させたり、洗浄水12が洗浄温度になったところでヒータ16を停止させたり、給水ポンプ17を起動して洗浄水12の水位が第2水位(すすぎ水位15に同じ)に到達したところで給水ポンプ17を停止したりする(これについては別途詳細に説明する)。また、制御手段27は、使用者に所定の情報を知らせる情報表示部(図示しない)を制御したり、電源スイッチ(図示しない)のオートOFF制御をしたりする。
(制御フロー)
次に、本体1の動作処理を説明する。図4は、図1に示す食器洗浄機の制御手段が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図4において、制御手段27は電源スイッチがONされて電源が供給されると、全洗浄工程を開始する(ステップ30、図中「S30」にて示す、以下、同様に「ステップ」を「S」と表示する)。
(注水加熱工程)
そして、使用者によって貯水タンク10に洗浄水(水道水からの水や給湯器からの湯等)が注入され(S31)、水位センサ13によって検知された洗浄水12の水位が第1水位13aに到達しているか否か判断され(S32)、洗浄水12の水位が第1水位13aに到達したと判断したとき(図中「第1水位ON」にて示す)、ヒータ16を起動する(図中「ヒータON」にて示す、S33)。
次に、洗浄水12の温度が洗浄温度に到達したか否か判断(S34)して、洗浄水12の温度が洗浄温度に到達したところでヒータ16を停止する(図中「ヒータOFF」にて示す、S35)。そうすると、洗浄工程(第1回目洗い工程と、第1回目すすぎ工程と、第2回目すすぎ工程からなる洗浄の場合を例示する)に入ることができる。
(第1回目洗い工程)
まず、給水ポンプ17を回転駆動する給水モータ(図示しない)を起動し(図中「供給ポンプON」にて示す、S36)、貯水タンク10に貯蔵された洗浄水12の水位を検知する(S37)。そして、洗浄水12の水位が第2水位に到達したところで前記給水モータを停止する(図中「供給ポンプOFF」にて示す、S38)。
このとき、第1水位と第2水位との間に貯蔵される洗浄水12の量が、第1回目の洗い工程に供される量に設定されているから、正確な量の洗浄水を洗浄槽に供給することができる。すなわち、洗浄水12が貯水タンク10に注入された直後の気泡を含んでいる場合でも、給水モータの回転数および回転時間によって給水量を制御するわけではないので、いわゆるエアー噛みが発生しても供給量が変動することがない。なお、この間、前記給水モータは、特段の制御がされないで負荷によって回転数が変動しても、一定の回転数に制御されてもよい。
次に、洗浄ポンプ20を回転駆動する洗浄モータ(図示しない)を起動して、所定の洗い時間(T1時間)の間運転する(図中「洗浄ポンプON」にて示す、S39)。
すなわち、T1時間の洗い工程の間、洗浄ポンプ20によって加圧された洗浄水12は洗浄ノズル21から収納されている食器類(図示しない)に向けて噴射され、食器類の洗浄に供し、その後、洗浄槽9の底に流れ落ちた洗浄水12は循環水路22を経由して洗浄ポンプ20に吸引され、再度噴射されるものである。
そして、T1時間の洗い工程(S39)が終了したところで、所定の排水時間(T2時間)の排水工程に進む。すなわち、排水ポンプ23を回転駆動する排水モータ(図示しない)を起動して、T2時間の間運転する(図中「排水ポンプON」にて示す、S40)。このとき、洗浄槽9の底に溜まっていた洗浄水12(食器類の洗浄に供した後)は、排水ポンプ23によって排水路24に送り出され、排水ホース6を経由してシンク201に流れ出すことになる。
(第1回目すすぎ工程)
さらに、第1回目洗い工程が終了した後は、引き続き第1回目すすぎ工程に進む。前記給水モータを起動し、所定の一定の初回回転数(RPM3)で、所定の初回すすぎ時間(時間T3)の間運転する(S41)。
このとき、前記給水モータは回転数と運転時間とが制御されるため、予定された正確な量の洗浄水12が給水されることになる。なお、貯水タンク10に貯蔵された洗浄水12は、注水の後、既に第1回目洗い工程の時間が経過しているから、気泡は消失しているため、給水ポンプ17にいわゆるエアー噛みが発生することがない。
次に、洗浄ポンプ20を回転駆動する洗浄モータ(図示しない)を起動して、所定のすすぎ時間(T4時間)の間運転する(S42)。すなわち、T4時間のすすぎ工程の間、洗浄ポンプ20によって加圧された洗浄水12は洗浄ノズル21から収納されている食器類(図示しない)に向けて噴射され、食器類のすすぎに供し、その後、洗浄槽9の底に流れ落ちた洗浄水12は循環水路22を経由して洗浄ポンプ20に吸引され、再度噴射されるものである。
そして、T4時間のすすぎ工程(S42)が終了したところで、所定の排水時間(T5時間)の排水工程に進む。すなわち、排水ポンプ23を回転駆動する排水モータ(図示しない)を起動して、T5時間の間運転する(S43)。このとき、洗浄槽9の底に溜まっている洗浄水12(食器類のすすぎに供した後)は、排水ポンプ23によって排水路24に送り出され、排水ホース6を経由してシンク201に流れ出すことになる。
(第2回目すすぎ工程)
さらに、第1回目すすぎ工程が終了した後は、引き続き第2回目すすぎ工程に進む。前記給水モータを起動し、所定の一定の最終回転数(RPM6)で、所定の最終すすぎ時間(時間T6)の間運転する(S41)。
このとき、第2回目すすぎ工程における最終回転数RPM6は第1回目すすぎ工程における初回回転数RPM3より小さく(より低速回転に同じ)、第2回目すすぎ工程における最終すすぎ時間T6は第1回目すすぎ工程における初回すすぎ時間T3より長くなっている(より長時間運転に同じ)。
したがって、洗浄水12の水位が貯水タンク10の底に近い場合でも、水面の踊り(乱れ)が最小に抑えられるからスムースな吸引によって、エアー噛みが防止される。すなわち、正確な量の洗浄水12を給水すること、および貯水タンク10の最終的な残存量を最小にすることが可能になる。また、このような給水モータの制御によって正確な量の洗浄水12が供給されるから、貯水タンク10の底近くにある水位を検知するために特別の水位検知手段を設置する必要がない。
次に、洗浄ポンプ20を回転駆動する洗浄モータ(図示しない)を起動して、所定のすすぎ時間(T7時間)の間運転する(S45)。すなわち、第1回目すすぎ工程(S42)と同様に、T7時間のすすぎ工程が実行され、食器類から分離した油類や食べ物のカスは食器類からより完全に洗い流されることになる。
そして、T7時間のすすぎ工程(S45)が終了したところで、所定の排水時間(T8時間)の排水工程に進む。すなわち、排水ポンプ23を回転駆動する排水モータ(図示しない)を起動して、T8時間の間運転する(S43)。そして、洗浄槽9の底に溜まっている洗浄水12が排出されたところで、全洗浄工程を終了する(S47)。なお、通常は、洗浄水12が排出された後、きれいになった食器類を乾燥する乾燥工程が実行されるものであるが、かかる乾燥工程は慣用される工程であるため、記載を省略している。
以上、第1回目洗い工程と、第1回目すすぎ工程と、第2回目すすぎ工程とからなる洗浄の場合を例に説明しているが、本発明はこれに限定するものではなく、複数回の洗い工程、あるいは3回以上のすすぎ工程からなる洗浄の場合であってもよい。このとき、第2回目洗い工程を前記第1回目すすぎ工程(S41〜S43)と、最終すすぎ工程を前記第2回目すすぎ工程(S44〜S46)と読み替えるものとする。
本発明の実施の形態に係る食器洗浄機の設置状態の一例を示す設置状態図。 図1に示す食器洗浄機の本体の内部構成を示す概略断面図。 図1に示す食器洗浄機の電気的な構成を示すブロック図。 図1に示す食器洗浄機の制御手段が実行する処理のフローチャート。
符号の説明
1 本体、2 操作部、3 扉、4 給水パイプ、5 受水口、6 排水ホース、9 洗浄槽、10 貯水タンク、11 オーバーフロー口、12 洗浄水、13 水位センサ、13a 第1水位、13b 第2水位、14 満水位、15 すすぎ水位、16 ヒータ、17 給水ポンプ、18 給水路、19 給水口、20 洗浄ポンプ、21 洗浄ノズル、22 循環水路、23 排水ポンプ、24 排水路、25 送風ファン、26 送風口、27 制御手段、100 食器洗浄機、200 カウンタートップ、201 シンク、202 蛇口。

Claims (5)

  1. 洗浄される食器を収納する洗浄槽と、
    洗浄水を貯蔵する貯水タンクと、
    該貯水タンク内に貯蔵された洗浄水の水位が第1水位または第2水位にあることを検知する水位検知手段と、
    前記貯水タンク内に貯蔵された洗浄水を前記洗浄槽に複数回に分けて供給する洗浄水供給手段と、
    該洗浄水供給手段を回転駆動する洗浄水供給モータと、
    該洗浄水供給モータを回転制御する制御手段と、を有し、
    該制御手段は、第1回目の洗浄水の供給において、前記貯水タンクに貯蔵された洗浄水の水位が第1水位から第2水位に到達するまで前記洗浄水供給モータを回転させることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 洗浄される食器を収納する洗浄槽と、
    洗浄水を貯蔵する貯水タンクと、
    該貯水タンク内に貯蔵された洗浄水の水位が第1水位または第2水位にあることを検知する水位検知手段と、
    前記貯水タンク内に貯蔵された洗浄水を前記洗浄槽に3回以上に分けて供給する洗浄水供給手段と、
    該洗浄水供給手段を回転駆動する洗浄水供給モータと、
    該洗浄水供給モータを回転制御する制御手段と、を有し、
    該制御手段は、第2回目以降の洗浄水の供給において、前記洗浄水供給モータを所定の給水回転数で起動し所定の給水時間だけ回転させることを特徴とする食器洗浄機。
  3. 前記制御手段は、最終回の洗浄水の給水において、前記洗浄水供給モータを前記所定の給水回転数より小さい回転数で起動し前記所定の給水時間より長い時間だけ回転させることを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 前記貯水タンクに、貯蔵された洗浄水を加熱する加熱手段と該洗浄水の温度を検知する温度検知手段とが設置され、
    前記制御手段は、前記温度検知手段の検知結果に基づいて前記加熱手段を制御して、前記洗浄水を所定の温度に加熱することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の食器洗浄機。
  5. 前記洗浄槽に供給された洗浄水を収納されている食器に向けて噴射する洗浄水噴射手段と、該洗浄水噴射手段を回転駆動する洗浄水噴射モータと、該食器の洗浄に供した洗浄水を前記洗浄槽の外に排出する洗浄水排出手段と、該洗浄水排出手段を回転駆動する洗浄水排出モータと、が設置され、
    前記制御手段は、前記洗浄水供給モータを回転させた後、前記洗浄水噴射モータを所定の洗浄時間だけ回転させ、さらに引き続き、前記洗浄水排出モータを所定の排出時間だけ回転させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の食器洗浄機。
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