JPH0824195A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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Publication number
JPH0824195A
JPH0824195A JP18524494A JP18524494A JPH0824195A JP H0824195 A JPH0824195 A JP H0824195A JP 18524494 A JP18524494 A JP 18524494A JP 18524494 A JP18524494 A JP 18524494A JP H0824195 A JPH0824195 A JP H0824195A
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JP
Japan
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water level
water
rinse
pump
rinsing
Prior art date
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Pending
Application number
JP18524494A
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English (en)
Inventor
Katsumi Maekawa
勝美 前川
Hiromi Saito
博実 齋藤
Eiji Saito
英二 斉藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0824195A publication Critical patent/JPH0824195A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した効率の良いすすぎ運転を実現するこ
とができる食器洗浄機を提供する。 【構成】 食器洗浄機1は、洗浄室3と、この洗浄室3
内に設けられたノズル4〜7と、すすぎ水を貯留するブ
ースタタンク15と、このブースタタンク15内にすす
ぎ水を供給する給湯弁22、給湯装置27と、ブースタ
タンク15内のすすぎ水をすすぎノズル5、7に給送し
て噴射させるすすぎポンプ16を備える。ブースタタン
ク15内の水位が満水位W1に達した段階で給湯弁22
により給湯装置27からのすすぎ水の供給を停止すると
共に、満水位W1から低水位W2に低下するまですすぎ
ポンプ16を運転し、すすぎポンプ16の運転停止後、
ブースタタンク15内の水位が満水位W1に達するまで
給湯装置27からすすぎ水を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄室内にて被洗浄物
の洗浄を行う食器洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄室の上下に洗浄ノズル(洗浄
噴射ノズル)とすすぎノズル(すすぎ噴射ノズル)をそ
れぞれ回転自在に配設し、これらの間に設置した皿等の
被洗浄物の洗浄とすすぎを行う食器洗浄機は、例えば実
公平1−35706号公報(A47L15/42)に示
されている。
【0003】即ち、この種食器洗浄機は洗浄タンク内の
洗浄水を洗浄ポンプによって洗浄室の上下の洗浄ノズル
に循環し、上部に設けた洗浄ノズルから下向きに噴射さ
れる洗浄水と、下部に設けた洗浄ノズルから上向きに噴
射される洗浄水によって被洗浄物の洗浄運転を行う。
【0004】その後、ブースタタンク内のすすぎ水を、
すすぎポンプによって同じく洗浄室上下に設けたすすぎ
ノズルに給送し、上部に設けたすすぎノズルから下向き
に噴射されるすすぎ水と、下部に設けたすすぎノズルか
ら上向きに噴射されるすすぎ水によって被洗浄物に付着
した洗剤を含む洗浄水を洗い流すすすぎ運転を行って一
サイクルの動作を終了する。そして、すすぎノズルから
噴射されたすすぎ水は洗浄水として洗浄タンクに回収す
るものである。
【0005】この場合、ブースタタンク内のすすぎ水の
温度は、被洗浄物の殺菌と仕上げ後の自然乾燥効果を得
るためにできるだけ高温(例えば+80℃程)とする必
要がある。そのため、ブースタタンクには瞬間湯沸器や
給湯器等の給湯装置から給湯弁を介して熱湯を供給して
いる。また、すすぎポンプは給湯装置からの供給量(単
位時間当たり)以上の量(単位時間当たり)のすすぎ水
をすすぎノズルに給送する関係上、すすぎポンプの運転
開始に伴ってブースタタンク内の水位は必ず低下する
が、すすぎポンプの空気吸引を防止するためにはブース
タタンク内に必ずすすぎ水を残留させて置く必要があ
る。
【0006】このため、従来では給湯装置からブースタ
タンクにすすぎ水を供給して満水とした状態で給水を停
止し、一定期間(ブースタタンクが空にならない期間。
例えば10秒間)すすぎポンプの運転を行うことにより
すすぎ運転を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、すすぎ
ポンプの能力には個々にばらつきがあると共に、摺動部
分(インペラ等)の磨耗によってもすすぎノズルへの単
位時間当たりの給送水量は変化する。そのため、一定時
間のすすぎ運転で噴射されるすすぎ水の量が一定となら
ず、個々に異なって来ることにより、最適量のすすぎ水
を効率良く使用することができなくなる。
【0008】また、すすぎノズル等の目詰まりが発生し
た場合にはすすぎ水の量が減少してしまうため、何れの
場合にも安定したすすぎ運転を実現できなくなる問題が
あった。
【0009】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、安定した効率の良いすす
ぎ運転を実現することができる食器洗浄機を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の食器洗浄機は、
洗浄室と、この洗浄室内に設けられたノズルと、すすぎ
水を貯留するブースタタンクと、このブースタタンク内
にすすぎ水を供給する給湯手段と、ブースタタンク内の
すすぎ水をノズルに給送して噴射させるポンプと、ブー
スタタンク内の満水位及びこの満水位よりも低い所定の
低水位を検知する水位検知手段と、この水位検知手段に
基づいてポンプ及び給湯手段を制御する制御装置とを備
えており、この制御装置は、ブースタタンク内の水位が
前記満水位に達した段階で給湯手段からのすすぎ水の供
給を停止すると共に、前記満水位から前記低水位に低下
するまでポンプを運転し、当該ポンプの運転停止後、ブ
ースタタンク内の水位が前記満水位に達するまで給湯手
段からすすぎ水を供給するものである。
【0011】また、請求項2の発明の食器洗浄機は、上
記に加えて制御装置は、ポンプが運転を開始してから停
止するまでの時間を積算する時限手段と、警報手段とを
備えており、時限手段の積算値に基づき、所定時間以上
ポンプを運転している場合には、警報手段を動作させる
ものである。
【0012】
【作用】本発明の食器洗浄機では、ブースタタンク内の
満水位及びこの満水位よりも低い所定の低水位を検知す
る水位検知手段を設け、ブースタタンク内の水位が前記
満水位に達した段階で給湯手段からのすすぎ水の供給を
停止すると共に、前記満水位から前記低水位に低下する
までポンプを運転し、ポンプの運転停止後に、ブースタ
タンク内の水位が前記満水位に達するまで給湯手段から
すすぎ水を供給するようにしたので、個々のポンプの能
力のばらつきや摺動部の磨耗等が生じても、常にブース
タータンクの前記満水位から低水位までの一定量のすす
ぎ水をノズルに給送して噴射させることができる。従っ
て、常に最適量のすすぎ水をノズルに給送して、安定し
た効率の良いすすぎ運転を実現することが可能となる。
【0013】また、請求項2の発明の食器洗浄機では、
上記に加えてポンプが運転を開始してから停止するまで
の時間を積算し、所定時間以上ポンプを運転している場
合には警報手段を動作させるようにしたので、ノズルの
目詰まり等によって円滑にすすぎ水が噴射されず、ブー
スタタンク内の水位低下が緩慢となっていることを的確
に検知し、使用者に報知して迅速な掃除作業等を促すこ
とができるようになる。
【0014】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の食器洗浄機1の縦断側面図、図2は
本発明の食器洗浄機1の制御装置26の電気回路のブロ
ック図である。各図において、食器洗浄機1の本体ケー
ス2内には洗浄室3が区画形成されており、この洗浄室
3の前面は図示しない扉によって開閉される。洗浄室3
の上部には洗浄水を下向きに噴射する複数の洗浄ノズル
口4A・・を有する上洗浄ノズル4が回転可能に配設さ
れると共に、この上洗浄ノズル4の若干下位には上洗浄
ノズル4と同心上で回転する上すすぎノズル5が配設さ
れている。この上すすぎノズル5はすすぎ水を下向きに
噴射する複数のすすぎノズル口5A・・を有している。
【0015】また、洗浄室3の下部には洗浄水を上向き
に噴射する複数の洗浄ノズル口6A・・を有する下洗浄
ノズル6が回転可能に配設され、この下洗浄ノズル6の
若干上位にはすすぎ水を上向きに噴射する複数のすすぎ
ノズル口7A・・を有する下すすぎノズル7が下洗浄ノ
ズル6と同心上で回転可能に配設されている。
【0016】一方、洗浄室3の下方には図示しないフィ
ルタによって洗浄室3と区画された比較的(後述するブ
ースタタンク15に比較して)容量の大きい洗浄タンク
12が設けられている。この洗浄タンク12内にはオー
バーフロー管13が立設されており、洗浄タンク12の
洗浄水面を所定水位に規制する位置にて、洗浄タンク1
2内に開口している。
【0017】他方、上下洗浄ノズル4、6と洗浄タンク
12の間には、洗浄タンク12に貯留される洗剤が混入
した+60℃程の洗浄水を、洗浄配管18を介して上下
洗浄ノズル4、6に循環するための洗浄ポンプ14が配
設されている。また、本体ケース2には更に+80℃程
の高温のすすぎ水を貯留するためのブースタタンク15
が並設されている。このブースタタンク15は前記洗浄
タンク12に比較して小さい容量のものであり、このブ
ースタタンク15と上下すすぎノズル5、7の間には、
ブースタタンク15に貯留せる前記すすぎ水を、すすぎ
配管19を介して上下すすぎノズル5、7に給送するた
めのすすぎポンプ16が配設されている。
【0018】このブースタタンク15にもその所定水位
を規制するオーバーフロー管21が立設されている。ま
た、ブースタタンク15には瞬間湯沸器等から成る給湯
手段としての給湯装置27から配管28を介して前記す
すぎ水が供給(給湯)されると共に、配管28には同じ
く給湯手段を構成する電磁弁から成る給湯弁22が設け
られている。
【0019】次に、図2において制御装置26は汎用の
マイクロコンピュータ31にて構成されており、このマ
イクロコンピュータ31の入力には前記洗浄タンク12
の所定の満水位(オーバーフロー管13の上端よりも低
い水位)を検知する水位検知器32が接続されている。
更に、マイクロコンピュータ31の入力には前記ブース
タタンク15の所定の満水位W1(オーバーフロー管2
1の上端よりも低い水位)を検知する水位検知手段とし
ての水位検知器33と、この満水位よりも低い所定の低
水位(すすぎポンプ16が存在する位置より上の渇水
位)W2を検知する水位検知手段としての水位検知器3
5が接続されている。
【0020】また、マイクロコンピュータ31の出力に
は前記洗浄ポンプ14とすすぎポンプ16が接続される
と共に、前記給湯弁22も接続されている。更に、マイ
クロコンピュータ31の出力には警報手段としての警報
ブザー(ランプでも良い)34が接続されている。
【0021】尚、すすぎポンプ16は運転されて、給湯
装置27からの供給量(単位時間当たり)より多い量の
すすぎ水をブースタタンク15からすすぎ管19に給送
する。そして、正常状態では給湯弁22が閉じた状態で
すすぎポンプ16が運転されると、ブースタタンク15
内の水位は約10秒程で満水位W1から前記低水位W2
より低い値まで低下するものとする。
【0022】以上の構成で次に図4のフローチャートを
参照しながら、本発明の食器洗浄機1の動作を説明す
る。尚、上下すすぎノズル5、7(上下洗浄ノズル4、
6)間の洗浄室3内に皿等の食器から成る図示しない被
洗浄物を収納する。そして、電源が投入されると、制御
装置26のマイクロコンピュータ31は先ず、洗浄タン
ク12に洗浄水を貯留するための給湯を開始する。
【0023】この給湯運転では、マイクロコンピュータ
31は先ず給湯弁22を開き、ブースタタンク15への
すすぎ水の供給を開始する。この給湯弁22が開放され
ると、給湯装置27に水が流れるため、給湯装置27は
点火される。この給湯装置27にて加熱された熱湯(+
80℃以上)は配管28を通ってブースタタンク15内
に流入するため、ブースタタンク15内には高温のすす
ぎ水が貯留されて行く。
【0024】そして、ブースタタンク15内の水位が前
記満水位W1に達すると、水位検知器33が満水を検知
するので、マイクロコンピュータ31はそれに基づいて
給湯弁22を閉じると共に、すすぎポンプ16の運転
(動作)を開始する。すすぎポンプ16が運転を開始す
ると、ブースタタンク15内の高温(+80℃)のすす
ぎ水はすすぎ管19より上下すすぎノズル5、7に給送
される。給送されたすすぎ水は上すすぎノズル5のすす
ぎノズル口5A・・から下向きに噴射されると共に、下
すすぎノズル7のすすぎノズル口から上向きに噴射され
る。そして、噴射されたすすぎ水は落下して前記フィル
タを通って洗浄タンク12内に回収され、貯留される。
【0025】すすぎポンプ16の運転によってブースタ
タンク15内のすすぎ水がすすぎ管19に給送されて行
くと、ブースタタンク15内の水位は低下して行きやが
て前記低水位W2まで降下すると、水位検知器35が係
る水位の低下を検知する。マイクロコンピュータ31
は、これに基づいてすすぎポンプ16の運転を停止し、
給湯弁22を開放してブースタタンク15へのすすぎ水
の供給を再開する。以後これを繰り返して洗浄タンク1
2への給湯を行い、数回(例えば8回程)繰り返された
段階で水位検知器32に基づき洗浄タンク12内が満水
となったら、マイクロコンピュータ31は洗浄タンク1
2への給湯運転を終了する。
【0026】このような給湯運転が終了すると、次にマ
イクロコンピュータ31は洗浄運転を開始する。この洗
浄運転においては、マイクロコンピュータ31は洗浄ポ
ンプ14を運転して洗浄タンク12に貯留されている洗
浄水を洗浄管18より上下洗浄ノズル4、6に循環す
る。循環された洗浄水は上洗浄ノズル4の洗浄ノズル口
4A・・から下向きに噴射されると共に、下洗浄ノズル
6の洗浄ノズル口から上向きに噴射され、被洗浄物に吹
き付けられてそれらを洗浄すると共に、一部は上下洗浄
ノズル4、6の回転推進力となるので、上下洗浄ノズル
4、6は回転する。噴射された洗浄水は洗浄タンク12
内に回収されて再び上下洗浄ノズル4、6に循環され
る。
【0027】係る洗浄運転を例えば90秒間実行する
と、マイクロコンピュータ31は洗浄ポンプ14を停止
して洗浄運転を停止し、引き続いてすすぎ運転を開始す
る。このすすぎ運転でマイクロコンピュータ31は基本
的には前述の給湯運転と同様の制御を行うが、先ず、ス
テップS1で現在すすぎ運転中か否か判断し、すすぎ運
転に入ったからステップS2に進み、次にすすぎポンプ
16が運転(動作)中か否か判断する。この時点では動
作していないから、マイクロコンピュータ31はステッ
プS11に進み、水位検知器33基づいてブースタタン
ク15内の水位が満水位W1となっているか判断する。
【0028】ここでは満水でないものとすると(実際に
は前記給湯運転後に満水とされる)、マイクロコンピュ
ータ31はステップS16に進んで給湯弁22を開放
し、ステップS17に進む。ここで、マイクロコンピュ
ータ31はその機能として有するブースタ給湯カウンタ
により給湯弁22が開放してからの経過時間である給湯
時間をカウントしており、ステップS17では当該給湯
時間が3分以上経過しているか否か判断して、否であれ
ば再び他の処理に進んでステップS1に戻る。
【0029】ステップS16で給湯弁22が開放される
と、前述の如く給湯装置27に水が流れるため、給湯装
置27は点火される。この給湯装置27にて加熱された
熱湯(+80℃以上)は配管28を通ってブースタタン
ク15内に流入する。以後、これを繰り返してブースタ
タンク15内に高温のすすぎ水を貯留して行く。
【0030】ここで、給湯装置27に断水或いは水圧低
下等の異常が発生しており、単位時間当たりの給湯量が
著しく少ない(0を含む)場合は、ブースタタンク15
内の水位は上昇しないか、上昇が著しく緩慢となる。係
る状態となると給湯弁22が開放されてから3分経過し
てもブースタタンク15は満水位W1とならなくなるの
で、マイクロコンピュータ31はステップS17からス
テップS18に進んで断水警報をセットし、前記警報ブ
ザー34を鳴動させると共に、ステップS19にてすす
ぎポンプ16等を含む食器洗浄機1の運転を停止する。
【0031】従って、係る異常発生時におけるすすぎポ
ンプ16等の空気吸引の発生を防止し、故障を未然に解
消することができるようになると共に、異常の発生を使
用者に報知して、迅速且つ的確な対処が施されるように
することができる。
【0032】次に、係る異常が無く給湯装置27から正
常に給湯されてブースタタンク15内の水位が満水位W
1に達すると、水位検知器33が満水を検知するので、
マイクロコンピュータ31はそれに基づいてステップS
11からステップS12に進んで給湯弁22を閉じると
共に、ステップS13で前記ブースタ給湯カウンタをク
リア(0)する。次に、ステップS14ですすぎポンプ
16の運転(動作)を開始する。
【0033】次に、ステップS1に戻りステップS2に
進むと、すすぎポンプ16は運転(動作)中であるから
ステップS3に進み、水位検知器35に基づきブースタ
タンク15内の水位が前記低水位W2以上か否か判断す
る。ここではすすぎポンプ16が動作開始した当初であ
るから水位は高く、ステップS7に進んでマイクロコン
ピュータ31がその機能として有するすすぎ時間カウン
タを積算(カウントアップ)する。そして、ステップS
8で当該すすぎ時間カウンタの積算値に基づき、すすぎ
時間、即ち、すすぎポンプ16が運転を開始してからの
時間が20秒以上となっているか否か判断し、ここでは
運転開始当初であるからステップS1に戻る。
【0034】前記ステップS14ですすぎポンプ16が
運転(動作)を開始すると、前述同様ブースタタンク1
5内の高温(+80℃)のすすぎ水をすすぎ管19より
上下すすぎノズル5、7に給送する。給送されたすすぎ
水は上すすぎノズル5のすすぎノズル口5A・・から下
向きに噴射されると共に、下すすぎノズル7のすすぎノ
ズル口から上向きに噴射され、被洗浄物に吹き付けられ
てそれらのすすぎを行うと共に、一部は上下すすぎノズ
ル5、7の回転推進力となるので、上下すすぎノズル
5、7は回転する。
【0035】噴射されたすすぎ水は同様に洗浄タンク1
2内に回収される。また、このすすぎ水は洗浄水に追加
されるかたちとなるため、洗浄タンク12内の洗浄水位
は上昇するが、オーバーフロー管13の上端よりも高く
なると、洗浄水はオーバーフロー管13内に流入して外
部に排出される。これによって、洗浄タンク12内の水
位は一定値に規制される。
【0036】すすぎポンプ16の運転によってブースタ
タンク15内のすすぎ水がすすぎ管19に給送されて行
くと、ブースタタンク15内の水位は低下して行く。そ
して、正常であればすすぎポンプ16の運転開始から約
10秒が経過すると、ブースタタンク15内の水位は前
述の如くW2より低くなる。マイクロコンピュータ31
は水位検知器35に基づき、ブースタタンク15内の水
位が低水位W2より低くなるとステップS3からステッ
プS4に進んですすぎポンプ16の運転(動作)を停止
させてすすぎ運転を終了し、ステップS5で給湯弁22
を開き、ステップS6で前記すすぎ時間カウンタをクリ
ア(0)する。
【0037】すすぎ運転が終了すると、マイクロコンピ
ュータ31は今度はステップS1からステップS15に
進み、水位検知器33に基づいてブースタタンク15内
の水位が満水位W1となっているか否か判断する。そし
て、否であればステップS16に進み給湯弁22を開放
し続け、ステップS17〜ステップS19の前述同様の
動作を実行する。これを繰り返してブースタタンク15
内の水位が満水位W1まで上昇すると、マイクロコンピ
ュータ31は水位検知器33に基づきステップS15か
らステップS20に進んで給湯弁22を閉じ、ステップ
S21で前記ブースタ給湯カウンタをクリア(0)す
る。
【0038】このように本発明では、ブースタタンク1
5内の水位が満水位W1に達した段階で給湯弁22を閉
じ、給湯装置27からのすすぎ水の供給を停止すると共
に、すすぎ運転では満水位W1から低水位W2に低下す
るまですすぎポンプ16を運転し、すすぎポンプ15の
運転停止後に、ブースタタンク15内の水位が満水位W
1に達するまで給湯弁22を開いて給湯装置27からす
すぎ水を供給するようにしたので、個々のすすぎポンプ
16の能力のばらつきや摺動部の磨耗等が生じても、常
にブースタータンク15の満水位W1から低水位W2ま
での一定量のすすぎ水を上下すすぎノズル5、7に給送
して噴射させることができる。従って、常に最適量のす
すぎ水を上下すすぎノズル5、7に給送して、安定した
効率の良いすすぎ運転を実現できる。
【0039】ここで、例えば上下すすぎノズル5、7の
すすぎノズル口5A、7Aに目詰まりが生じたり、すす
ぎポンプ16に故障が発生する等により、上下すすぎノ
ズル5、7のすすぎノズル口5A、7Aから円滑にすす
ぎ水が噴射されなくなると、すすぎポンプ16が運転を
開始した後もブースタタンク15内のすすぎ水量の低下
は緩慢となり、若しくは低下しなくなる。
【0040】一方、マイクロコンピュータ31は前記す
すぎ時間カウンタにてすすぎポンプ16の運転開始から
の時間であるすすぎ時間を積算しており、前述のような
不都合によってすすぎポンプ16の運転開始から20秒
経過すると、ステップS8からステップS9に進んです
すぎ異常警報をセットし、前記警報ブザー34を鳴動さ
せると共に、ステップS10にてすすぎポンプ16等を
含む食器洗浄機1の運転を停止する。従って、係るすす
ぎ力の低下を使用者に報知し、掃除等の迅速且つ的確な
対処を施すように促すことができる。
【0041】尚、上記実施例では二個の水位検知器3
3、35にて満水位W1と低水位W2を検知したが、そ
れに限らず、ブースタタンク15内の二点の水位を検知
する単一の水位検知器を用いても差し支えない。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、ブー
スタタンク内の満水位及びこの満水位よりも低い所定の
低水位をそれぞれ検知する複数の水位検知手段を設け、
ブースタタンク内の水位が前記満水位に達した段階で給
湯手段からのすすぎ水の供給を停止すると共に、前記満
水位から前記低水位に低下するまでポンプを運転し、ポ
ンプの運転停止後に、ブースタタンク内の水位が前記満
水位に達するまで給湯手段からすすぎ水を供給するよう
にしたので、個々のポンプの能力のばらつきや摺動部の
磨耗等が生じても、常にブースタータンクの前記満水位
から低水位までの一定量のすすぎ水をノズルに給送して
噴射させることができる。従って、常に最適量のすすぎ
水をノズルに給送して、安定した効率の良いすすぎ運転
を実現することが可能となるものである。
【0043】また、請求項2の発明によれば、上記に加
えてポンプが運転を開始してから停止するまでの時間を
積算し、所定時間以上ポンプを運転している場合には警
報手段を動作させるようにしたので、ノズルの目詰まり
等によって円滑にすすぎ水が噴射されず、ブースタタン
ク内の水位低下が緩慢となっていることを的確に検知
し、使用者に報知して迅速な掃除作業等を促すことがで
きるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗浄機の縦断側面図である。
【図2】本発明の食器洗浄機の制御装置の電気回路のブ
ロック図である。
【図3】本発明の食器洗浄機のブースタタンク部分の拡
大縦断側面図である。
【図4】本発明の食器洗浄機の制御装置を構成するマイ
クロコンピュータのすすぎ運転に関するプログラムを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 食器洗浄機 3 洗浄室 4 上洗浄ノズル 5 上すすぎノズル 6 下洗浄ノズル 7 下すすぎノズル 12 洗浄タンク 15 ブースタタンク 16 すすぎポンプ 22 給湯弁 26 制御装置 27 給湯装置 31 マイクロコンピュータ 33、35 水位検知器 34 警報ブザー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室と、この洗浄室内に設けられたノ
    ズルと、すすぎ水を貯留するブースタタンクと、このブ
    ースタタンク内にすすぎ水を供給する給湯手段と、前記
    ブースタタンク内のすすぎ水を前記ノズルに給送して噴
    射させるポンプと、前記ブースタタンク内の満水位及び
    この満水位よりも低い所定の低水位を検知する水位検知
    手段と、この水位検知手段に基づいて前記ポンプ及び給
    湯手段を制御する制御装置とを備え、 この制御装置は、前記ブースタタンク内の水位が前記満
    水位に達した段階で前記給湯手段からのすすぎ水の供給
    を停止すると共に、前記満水位から前記低水位に低下す
    るまで前記ポンプを運転し、当該ポンプの運転停止後、
    前記ブースタタンク内の水位が前記満水位に達するまで
    前記給湯手段からすすぎ水を供給することを特徴とする
    食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 制御装置は、ポンプが運転を開始してか
    ら停止するまでの時間を積算する時限手段と、警報手段
    とを備え、前記時限手段の積算値に基づき、所定時間以
    上前記ポンプを運転している場合には、前記警報手段を
    動作させることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10161711A (ja) * 1996-11-28 1998-06-19 Harman Co Ltd プログラム制御機器
KR100314869B1 (ko) * 1999-12-20 2001-11-22 강성모 식기세척기용 부스터로의 헹굼수 공급장치 및 그 방법
JP2006247182A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Mitsubishi Electric Corp 食器洗浄機
JP2009072353A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗浄機
KR20180077754A (ko) * 2016-12-29 2018-07-09 린나이코리아 주식회사 식기세척기 시스템

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