JP2950389B2 - 食器洗浄機及びその制御方法 - Google Patents

食器洗浄機及びその制御方法

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JP2950389B2
JP2950389B2 JP18415692A JP18415692A JP2950389B2 JP 2950389 B2 JP2950389 B2 JP 2950389B2 JP 18415692 A JP18415692 A JP 18415692A JP 18415692 A JP18415692 A JP 18415692A JP 2950389 B2 JP2950389 B2 JP 2950389B2
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茂 中村
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗浄機、特に業務用
等の大型の食器洗浄機及びその制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機は、ラック等を用いて食器洗
浄室内に収納した食器に、洗浄ノズルから洗浄湯を噴射
して洗浄を行った後、すすぎノズルからすすぎ湯を噴射
してすすぎを行う構成であり、この際、洗浄湯の温度
は、タンパク質に対する洗浄力の低下を防ぐために余り
高くしないで60〜65℃程度にし、一方、すすぎ湯は、食
器の殺菌と余熱による乾燥を行うために80〜85℃程度の
高温としている。また洗浄湯は洗浄湯槽に溜めたものを
循環使用すると共に、すすぎ湯は高温の湯を溜めるすす
ぎ湯槽の湯を1回のみ使用し、洗浄湯槽を経て捨ててい
る。従って食器洗浄機では2種類の湯が必要である。
【0003】従来の食器洗浄機、特に業務用等の大型の
食器洗浄機では、洗浄湯槽は食器洗浄室の下方に設けた
収納室内にポンプ等の機材と共に収納し、ここに一般給
湯用として厨房に設置されている湯沸器からの湯を供給
するように構成している。この一般給湯用の湯沸器の湯
はそのままではすすぎ湯として使用するには温度が低い
ので、すすぎ湯槽は別体として構成したブースタに収納
し、湯沸器から供給された湯をガスバーナ等により昇温
してすすぎノズルに供給するように構成している。従っ
て、従来の食器洗浄機は洗浄機本体と、ブースタと、一
般給湯用の湯沸器を構成要素としている。
【0004】図4、図5はこのような食器洗浄機の従来
例を示すもので、符号1は洗浄機本体、2はブースタ、
3は一般給湯用として設置されている湯沸器である。洗
浄機本体1は上部の食器洗浄室4と下部の収納室5とか
ら構成しており、食器洗浄室4には上部及び下部位置の
夫々に洗浄用ノズル6とすすぎ用ノズル7を設置してい
る。また収納室5には上部が開口している洗浄湯槽8を
設置して食器洗浄室4から落下してくる湯を受ける構成
としており、この洗浄湯槽8内には電気ヒータ9とオー
バーフロー管10を設けている。そして洗浄湯槽8と洗
浄用ノズル6とを配管で接続し、適所に洗浄用ポンプ1
1を設置している。また収納室5内にはすすぎ用ポンプ
12を設置し、このすすぎ用ポンプ12の吐出側を配管
を介してすすぎ用ノズル7に接続すると共に、吸込側を
配管を介してブースタ2に設けたすすぎ湯槽13に接続
している。すすぎ用ポンプ12の吐出側の配管には、リ
ンス、洗剤供給装置14,15からの配管を合流させ、
洗剤供給装置14は、配管を介して洗浄湯槽8にも接続
している。そしてリンス、洗剤供給装置14,15は夫
々配管を介してリンス容器16、洗剤容器17に接続す
る構成としている。
【0005】一方、ブースタ2にはすすぎ湯槽13内の
湯を昇温するバーナ18を設置すると共にすすぎ湯槽1
3の湯入口にはボールタップ19を設け、このボールタ
ップ19は湯沸器3の出湯部に第1弁20を介して配管
に接続している。この第1弁20の下流側と上記洗浄湯
槽8を第2弁21を介して配管で接続している。またす
すぎ湯槽13には湯温センサ23を備えた湯温調節装置
を設け、湯温が所定の温度以下に低下した場合にバーナ
18を自動的にONとするように制御を行っている。
尚、符号22は排気筒である。
【0006】以上の構成に於ける運転動作を次に説明す
る。まず運転開始時には、湯沸器3に点火した後、第1
弁20を開とすることにより湯沸器3の通常の温度、例
えば40〜60℃の湯をボールタップ19を介してすすぎ湯
槽13に供給して所定量を溜める。次いで第2弁21を
開とすることにより湯沸器3の湯を洗浄湯槽8に供給
し、所定量溜ったら第2弁21を閉とする。次いで操作
スイッチをONとすることによりブースタ2のバーナ1
8に点火してすすぎ湯槽13内の湯を所定温度、例えば
80〜85℃程度まで昇温する動作を開始すると共に、湯温
調節装置により、洗浄湯槽8内の湯を所定温度、例えば
60〜65℃程度に保温または昇温する動作が開始し、以上
により運転開始時の初期動作が完了する。尚、この初期
動作に於いては、適量の洗剤を手動にて洗浄湯槽8内に
供給する。
【0007】このように初期動作が完了した状態に於い
て、食器洗浄室4の扉を開いて食器を装着したラックを
所定位置に設置し、扉を閉じると洗浄用ポンプ11がO
Nとなって洗浄動作が開始する。洗浄動作の開始によ
り、洗浄湯槽8内の湯は洗浄用ポンプ11により昇圧さ
れて洗浄用ノズル6から噴出し、食器の汚れを除去して
落下してフィルタを通って洗浄湯槽8に回収され、循環
使用される。
【0008】このようにして所定の洗浄時間が経過する
と洗浄用ポンプ11がOFFとなり、所定の休止時間経
過後、すすぎ用ポンプ12がONとなり、今度はすすぎ
湯槽13内の高温の湯、例えば80〜85℃の湯がすすぎ用
ノズル7から噴出して所定時間すすぎ動作が行われる。
このすすぎ動作に於いては、リンス、洗剤供給装置1
4,15によりリンスや洗剤が適宜供給される。このす
すぎ動作に於ける高温の湯により食器は殺菌され、すす
ぎ動作が停止して所定時間が経過すると食器は余熱によ
り乾燥される。そしてすすぎ用ノズル7から噴出してす
すぎに供された湯は、洗浄湯槽8に回収され、増えた湯
はオーバーフロー管10を経て排出される。またすすぎ
湯槽8内には、すすぎ用ポンプ12で排出される分の湯
がボールタップ19を介して湯沸器3から補充される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の食
器洗浄機では次のような課題がある。 すすぎ湯槽とバーナを装置したブースタは洗浄機本
体とは別体に構成して隣接して設置するようにしている
ので、設置スペースが大きい。 放熱源となるブースタが洗浄機の足元にあるため作
業に際して暑く、室内環境を悪くしている。 ブースタの点火操作が面倒である。 一般給湯用の湯沸器を他の設備と共用して用いるた
め、給湯温度が変動しやすく、所定の洗浄湯温が得られ
ないことも多く、安定した洗浄性能が得られない。 上記の理由から、すすぎ湯槽への給湯温度も変動し
やすく、しかも湯温調節装置の制御精度が一般的に悪い
ことから、給湯温度によってすすぎ湯槽内の湯温が変動
するため、安定したすすぎ性能が得られない。 本発明は、このような課題を解決することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、まず洗浄ノズルとすすぎノズルを
設けた食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ
湯槽を収納した洗浄機本体と、すすぎ湯に対応する高温
の湯の供給が可能な湯沸器とから構成し、すすぎ湯槽の
湯入口にはボールタップを設け、湯沸器の給湯配管を分
岐させて、夫々洗浄湯槽、すすぎ湯槽の湯入口及び排水
管に至る分岐給湯配管を構成すると共に、分岐給湯配管
とは別に洗浄湯槽に至る給水配管を構成し、前記分岐給
湯配管に夫々第1、第2及び第3の電動弁を設けると共
に、排水管に至る分岐給湯配管またはその上流側の給湯
配管に湯温センサを設け、前記洗浄湯槽、すすぎ湯槽か
ら夫々前記洗浄ノズル、すすぎノズル間にポンプを備え
た給湯配管を構成した食器洗浄機を提案する。
【0011】また本発明は、上記の電動弁を電磁弁に代
えた構成を提案するものであるが、この構成の場合に
は、給湯配管の適所に圧力吸収装置を設置する。
【0012】また本発明は以上の食器洗浄機に於いて、
洗浄機運転開始後に於けるすすぎ湯槽への給湯に際して
は、まず第3の電動弁または電磁弁を開として給湯配管
内の湯を排水管に排出し、しかる後、湯温センサが所定
温度以上の湯温を検知した場合に、第3の電動弁または
電磁弁を閉とすると共に、第2の電動弁または電磁弁を
開とする制御方法を提案する。
【0013】更に、本発明は以上の食器洗浄機に於い
て、洗浄機運転開始時に於ける洗浄湯槽への給湯に際し
ては、第1の電動弁または電磁弁を開として所定時間経
過した時点の湯温を湯温センサで検知し、湯温が所定温
度以下の場合には第1の電動弁または電磁弁を閉として
洗浄湯槽への給湯を停止する制御方法を提案する。
【0014】
【作用】湯沸器から分岐給湯配管を経て洗浄湯槽に供給
した湯は、分岐給湯配管とは別に構成した給水配管を経
て供給した水により所定温度に低下させて洗浄に使用
し、また湯沸器から分岐給湯配管を経てすすぎ湯槽に供
給した湯は、そのまますすぎに使用することができる。
【0015】従って、湯沸器から供給された湯を昇温す
る手段としてのブースタは必要でなくなる。そして湯沸
器は室内の壁に設置したり、室外に設置する等、設置の
自由度が大きい。
【0016】洗浄湯槽への給湯は、洗浄機の運転開始時
にのみ、または必要に応じて随時、洗浄湯槽への分岐給
湯配管に設けた第1の電動弁または電磁弁を開として行
う。電磁弁が開となり流水を検出すると湯沸器は、バー
ナに点火して給湯動作を開始するのであるが、点火が行
われないと給湯配管内の湯温が上昇しない。従って、洗
浄機の運転開始時の洗浄湯槽への給湯に際して、湯温セ
ンサにより湯温を監視し、所定時間経過した時点で所定
の湯温に上昇していない場合はバーナが不点火であると
判断し、第1の電動弁または電磁弁を閉として給湯を停
止する。このような動作により湯沸器の異常を検出する
ことができると共に、無駄な給水を防止することができ
る。
【0017】洗浄機運転開始後は、湯沸器はすすぎ湯の
供給時にのみバーナに点火して給湯動作を行うので、給
湯動作の当初は、ポストパージ等により冷却された湯沸
器内の保有水が給湯配管を流れる。そこで、すすぎ湯槽
への給湯に際して、湯温センサにより湯温を検知し、湯
温が所定の温度以下の場合には、まず第3の電動弁また
は電磁弁を開として、冷却された湯を排水管に排出し、
しかる後、湯温センサが所定温度以上の湯温を検知した
場合に第3の電動弁または電磁弁を閉とすると共に第2
の電動弁または電磁弁を開とすることにより、所定の高
温の湯のみをすすぎ湯槽に供給することができる。また
上記給湯に際して、湯温センサにより検知した湯温が所
定温度を越えている場合には、第2の電動弁または電磁
弁を開としてすすぎ湯槽への給湯を行う。この給湯動作
中も湯温センサにより常時湯温を監視しており、湯温が
所定の温度よりも低くなった場合には、上記のように第
2の電動弁または電磁弁を閉とすると共に、第3の電動
弁または電磁弁を開として、排水管により低い温度の湯
を排水する。こうしてすすぎ湯槽には、所定の高温の湯
のみを供給することができる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を図1,図2,図3につ
いて説明する。図に於いて、符号101は洗浄機本体で、
この洗浄機本体101は食器洗浄室102と、その下方の収納
室103とから構成している。食器洗浄室102には上部及び
下部位置の夫々に洗浄用ノズル104とすすぎ用ノズル105
を設置している。また収納室103には、上部106を横方向
に突出させて広い開口部を構成した洗浄湯槽107を設置
して食器洗浄室102から落下してくる湯を受ける構成と
すると共に、この横方向に突出した上部106の下方にす
すぎ湯槽113を設置しており、すすぎ湯槽113は適宜の保
温構造としている。洗浄湯槽107には電気ヒータ108と湯
温センサ109を備えた湯温調節装置を設けると共に、オ
ーバーフロー管110を設けている。このオーバーフロー
管110は排水管117に接続している。そして洗浄湯槽107
と洗浄用ノズル104とを洗浄用ポンプ111を備えた配管で
接続している。また、すすぎ湯槽113とすすぎ用ノズル1
05とをすすぎ用ポンプ112を設けた配管で接続してい
る。そしてすすぎ湯槽113には、湯入口にボールタップ1
14を設けると共に、電気ヒータ125と湯温センサ126を備
えた湯温調節装置を設けている。また図示は省略してい
るが、洗浄機本体101の適所には、従来の洗浄機と同様
に適宜のリンス、洗剤供給装置を設置する。
【0019】符号115は湯沸器であり、この湯沸器115
は、流水を検知してバーナに点火することによりすすぎ
湯に対応する高温、例えば80〜85℃程度の湯を給湯配管
116を介して供給可能に構成している。
【0020】そしてこの給湯配管116は分岐させて、夫
々洗浄湯槽107、すすぎ湯槽113のボールタップ114及び
排水管117に至る分岐給湯配管116a,116b,116cを構
成している。そして図2の構成では、これらの分岐給湯
配管116a,116b,116cに夫々第1、第2及び第3の
電動弁118a,118b,118cを設けており、また図3の
構成では、これらの分岐給湯配管116a,116b,116c
に夫々第1、第2及び第3の電磁弁119a,119b,119
cを設けると共に、給湯配管116に圧力吸収装置120aを
設けている。また図2、図3の構成共に給湯配管116の
分岐部に湯温センサ121を設けている。この湯温センサ1
21は、後述するように分岐給湯配管116cを介して排水
している場合に、上流側から湯が流れてくる個所であれ
ば、給湯配管116または分岐給湯配管116b等の適所に設
置することができる。尚、符号122は湯温センサ121から
の湯温信号を入力して前記電動弁118や電磁弁119等を制
御する制御手段である。また図2、図3の構成に於いて
符号123は適宜の弁124を設けた給水配管であり、この給
水配管123は、下流側を上記分岐給湯配管116aの下流側
に合流させて、洗浄湯槽107に給水する構成としてお
り、上流側に圧力吸収装置120bを設けている。尚、洗
浄湯槽107への給水配管は、この他適宜に構成すること
ができる。
【0021】次に図2の構成の運転動作を説明する。運
転開始時には、まず湯温センサ121により湯温を検知
し、所定の湯温(例えば70℃)以下の場合には、第3の
電動弁118cを開いて配管内の低温の湯を分岐給湯配管1
16cから配水管117を経て排水する。その後、配管内の
湯温が上昇して上記所定の温度以上になった時点で第1
の電動弁118aを開とすると共に第3の電動弁118cを閉
として洗浄湯槽107への給湯を行う。このようにして洗
浄湯槽107に所定量の湯を供給したら第1の電動弁118a
を閉とすると共に弁124を開として、洗浄湯槽107に給水
配管123から水を供給して洗浄に適する湯温、例えば60
〜65℃になるようにうめる。
【0022】以上の動作に於いて制御手段122は第1の
電動弁118aを開としてからの湯温の推移を湯温センサ1
21により監視し、所定時間経過後に設定温度、例えば80
℃に上昇していない場合には湯沸器115のバーナが不点
火であると判断して、第1の電動弁118aを閉として給
湯動作を停止すると共に異常警報信号を発する。このた
め湯沸器115の異常を検出することができると共に、無
駄な給水の継続を防止することができる。
【0023】上述した動作により洗浄湯槽107に所定の
給湯がなされると、これと相前後して第2の電動弁118
bを開として、湯沸器115からの湯を給湯配管116、分岐
給湯配管116b、そしてボールタップ114を介してすすぎ
湯槽113に供給する。洗浄湯槽107への給湯を開始してか
ら時間が経過すると、給湯配管116を流れる湯はすすぎ
湯として適切な所定の温度、例えば80〜85℃となってい
るので、上記動作によりすすぎ湯槽113にはこの所定温
度の湯のみがボールタップ114で設定される量だけ供給
されて溜められ、以上により初期動作が完了し、流水を
検知しなくなった湯沸器115はバーナを消火して、ポス
トパージ等の所定の待機動作を行う。
【0024】このように初期動作が完了した状態に於い
て、食器洗浄室102の扉を開いて食器を装着したラック
を所定位置に設置し、扉を閉じると洗浄用ポンプ111が
ONとなって洗浄動作が開始し、洗浄湯槽107内の60〜6
5℃程度の湯が洗浄用ノズル104から噴出し、食器の汚れ
を除去して落下し、適宜フィルタを通って開口している
上部106から洗浄湯槽107に回収され、循環使用される。
【0025】このようにして所定の洗浄時間が経過する
と洗浄用ポンプ111がOFFとなり、所定の休止時間経
過後、すすぎ用ポンプ112がONとなり、今度はすすぎ
湯槽113内の高温の湯、例えば80〜85℃の湯がすすぎ用
ノズル105から噴出して所定時間すすぎ動作が行われ
る。このすすぎ動作に於いては、リンス、洗剤供給装置
によりリンスや洗剤が適宜供給される。このすすぎ動作
に於ける高温の湯により食器は殺菌され、すすぎ動作が
停止して所定時間が経過すると食器は余熱により乾燥さ
れる。そしてすすぎ用ノズル105から噴出してすすぎに
供された湯は、洗浄湯槽107に回収され、増えた湯はオ
ーバーフロー管110を経て排出される。このようにして
今回の食器洗浄が完了した後、洗浄湯槽107内の洗浄湯
は、湯温調節装置により次回の食器洗浄まで上述した洗
浄に適する湯温に維持される。そして次回の食器洗浄に
於いては、湯沸器115はすすぎ動作に対応してのみ動作
して高温の湯をすすぎ湯槽113に供給する。
【0026】上述した通り、初期動作が完了して流水を
検知しなくなった湯沸器115はバーナを消火して、ポス
トパージ等の所定の待機動作を行うため、湯沸器115内
の湯(保有水)は冷却され、また給湯配管116内の湯も
冷める。従って、次回の食器洗浄に於けるすすぎ動作に
際して、直ちに第2の電動弁118bを開としてすすぎ湯
槽113への給湯を行うと冷めた湯も供給されてしまい、
結局、湯沸器115からの高温の湯がすすぎ湯槽113内に於
いてうめられてしまう。
【0027】そこで本発明では、すすぎ湯槽113への給
湯に際しては、湯温センサ121により給湯配管116または
分岐給湯配管116b内の湯温を検知し、この湯温が所定
の温度、例えば70℃以下の場合には、制御手段122が第
3の電動弁118cを開として、給湯配管116を流れてくる
湯を、暫くは分岐給湯配管116cから排水管117に流して
捨ててしまう。この排水動作は湯温センサ121により湯
温を監視しながら行い、湯温が所定の温度に達した場合
に第3の電動弁118cを閉とすると共に第2の電動弁118
bを開としてすすぎ湯槽113への給湯を行う。また上記
給湯に際して、給湯配管116または分岐給湯配管116b内
の湯温が所定の温度、例えば70℃を越えている場合は、
第2の電動弁118bを開としてすすぎ湯槽113への給湯を
行う。この給湯動作も湯温センサ121により湯温を監視
しながら行い、給湯の途中で湯温が所定の温度よりも低
くなった場合には、第2の電動弁118bを閉とすると共
に、第3の電動弁118cを開として、低い温度の湯を配
水管117により排水する。このような動作により、すす
ぎ湯槽113には常時所定の高温の湯のみが供給され、す
すぎ動作を確実に行うことができる。
【0028】以上の動作は、図3の構成に於いても同様
に行われる。但し、図3の構成では、電磁弁119の閉動
作に伴うウォーターハンマーの発生を圧力吸収装置120
aにより防止することができる。尚、符号120bは弁124
が電磁弁であった場合に、上記ウォーターハンマーの発
生を防止する圧力吸収装置である。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、以下に
示すような効果がある。 バーナを備えたブースタを必要とせず、すすぎ湯槽
を洗浄機本体の収納室内に収納することができるので、
洗浄機の設置スペースを大幅に低減することができる。 湯沸器は設置に自由度があり、洗浄機本体近傍の足
元に設置する必要がないので作業に際して暑くなく、屋
外に設置すれば厨房室内への放熱がなくなるので、室内
環境を改善することができると共に、室内への燃料ガス
の配管が不要となるので、施工性が向上する。 給湯のための弁を開とするだけで点火動作が行える
瞬間湯沸器を用いることにより、ブースタのような点火
操作が不要となり、操作が簡単になる。 湯沸器に於けるバーナの不点火を自動的に検出する
ことができ、無駄な給水を防ぐこともできる。 すすぎ湯槽には、常時所定の高温のすすぎ湯を溜め
ることができ、食器の殺菌、乾燥を確実に行うことがで
きる。 一般給湯用とは独立した専用の湯沸器を用いること
により、給湯温度が安定するため、洗浄に必要な所定湯
温が常に得られ、洗浄性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗浄機の実施例の外観を表した斜
視図である。
【図2】本発明の食器洗浄機の第1実施例の構成を表し
た系統図である。
【図3】本発明の食器洗浄機の第2実施例の構成を表し
た系統図である。
【図4】従来の食器洗浄機の一例の外観を表した斜視図
である。
【図5】従来の食器洗浄機の一例の外観を表した系統図
である。
【符号の説明】
101 洗浄機本体 102 食器洗浄室 103 収納室 104 洗浄用ノズル 105 すすぎ用ノズル 106 洗浄湯槽の上部 107 洗浄湯槽 108 電気ヒータ 109 湯温センサ 110 オーバーフロー管 111 洗浄用ポンプ 112 すすぎ用ポンプ 113 すすぎ湯槽 114 ボールタップ 115 湯沸器 116 給湯配管 116(a,b,c) 分岐給湯配管 117 排水管 118(a,b,c) 電動弁 119(a,b,c) 電磁弁 120a,120b 圧力吸収装置 121 湯温センサ 122 制御手段 123 給水配管 124 弁 125 電気ヒータ 126 湯温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 15/42,15/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ノズルとすすぎノズルを設けた食器
    洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ湯槽を収納
    した洗浄機本体と、すすぎ湯に対応する高温の湯の供給
    が可能な湯沸器とから構成し、すすぎ湯槽の湯入口には
    ボールタップを設け、湯沸器の給湯配管を分岐させて、
    夫々洗浄湯槽、すすぎ湯槽の湯入口及び排水管に至る分
    岐給湯配管を構成すると共に、分岐給湯配管とは別に洗
    浄湯槽に至る給水配管を構成し、前記分岐給湯配管に夫
    々第1、第2及び第3の電動弁を設けると共に、排水管
    に至る分岐給湯配管またはその上流側の給湯配管に湯温
    センサを設け、前記洗浄湯槽、すすぎ湯槽から夫々前記
    洗浄ノズル、すすぎノズル間にポンプを備えた給湯配管
    を構成したことを特徴とする食器洗浄機
  2. 【請求項2】 洗浄ノズルとすすぎノズルを設けた食器
    洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ湯槽を収納
    した洗浄機本体と、すすぎ湯に対応する高温の湯の供給
    が可能な湯沸器とから構成し、すすぎ湯槽の湯入口には
    ボールタップを設け、湯沸器の給湯配管を分岐させて、
    夫々洗浄湯槽、すすぎ湯槽の湯入口及び排水管に至る分
    岐給湯配管を構成すると共に、分岐給湯配管とは別に洗
    浄湯槽に至る給水配管を構成し、前記分岐給湯配管に夫
    々第1、第2及び第3の電磁弁を設けると共に、排水管
    に至る分岐給湯配管またはその上流側の給湯配管に湯温
    センサを設けると共に適所に圧力吸収装置を設置し、前
    記洗浄湯槽、すすぎ湯槽から夫々前記洗浄ノズル、すす
    ぎノズル間にポンプを備えた給湯配管を構成したことを
    特徴とする食器洗浄機
  3. 【請求項3】 請求項1の食器洗浄機に於いて、洗浄機
    運転開始後に於けるすすぎ湯槽への給湯に際しては、ま
    ず第3の電動弁を開として給湯配管内の湯を排水管に排
    出し、しかる後、湯温センサが所定温度以上の湯温を検
    知した場合に、第3の電動弁を閉とすると共に、第2の
    電動弁を開とすることを特徴とする食器洗浄機の制御方
  4. 【請求項4】 請求項2の食器洗浄機に於いて、洗浄機
    運転開始後に於けるすすぎ湯槽への給湯に際しては、ま
    ず第3の電磁弁を開として給湯配管内の湯を排水管に排
    出し、しかる後、湯温センサが所定温度以上の湯温を検
    知した場合に、第3の電磁弁を閉とすると共に、第2の
    電磁弁を開とすることを特徴とする食器洗浄機の制御方
  5. 【請求項5】 請求項1の食器洗浄機に於いて、洗浄機
    運転開始時に於ける洗浄湯槽への給湯に際しては、第1
    の電動弁を開として所定時間経過した時点の湯温を湯温
    センサで検知し、湯温が所定温度以下の場合には第1の
    電動弁を閉として洗浄湯槽への給湯を停止することを特
    徴とする食器洗浄機の制御方法
  6. 【請求項6】 請求項2の食器洗浄機に於いて、洗浄機
    運転開始時に於ける洗浄湯槽への給湯に際しては、第1
    の電磁弁を開として所定時間経過した時点の湯温を湯温
    センサで検知し、湯温が所定温度以下の場合には第1の
    電磁弁を閉として洗浄湯槽への給湯を停止することを特
    徴とする食器洗浄機の制御方法
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