JPH07330A - 食器洗浄機における給湯制御方法 - Google Patents

食器洗浄機における給湯制御方法

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Publication number
JPH07330A
JPH07330A JP14321693A JP14321693A JPH07330A JP H07330 A JPH07330 A JP H07330A JP 14321693 A JP14321693 A JP 14321693A JP 14321693 A JP14321693 A JP 14321693A JP H07330 A JPH07330 A JP H07330A
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JP
Japan
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hot water
valve
temperature
washing
water supply
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JP14321693A
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English (en)
Inventor
Nobuo Otake
信男 大竹
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】業務用等の大型の食器洗浄機の設置スペースを
小さくし、厨房室環境を向上すると共に操作の自動化を
図り、また洗浄、乾燥性能を安定化する。 【構成】食器洗浄室102の下方の収納室103内に洗浄湯槽
107とすすぎ湯槽108を収納した洗浄機本体101と、湯沸
器119とから構成し、湯沸器の給湯配管121から分岐して
夫々洗浄湯槽、すすぎ湯槽、排水管に至る第1、第2、
第3の分岐給湯配管121a,121b,121c、分岐給湯配
管に夫々第1、第2、第3の弁122a,122b,122cを
設け、給湯配管の適所に湯温センサ124を設ける。第2
の弁の開動作は湯温センサにより検出した湯温が設定温
度に到達していることを条件とし、設定温度以下の場合
には第3の弁を開として給湯配管内の湯を第3の分岐配
管から排水管を経て排出することにより湯沸器を動作さ
せ、湯温が設定温度に到達した時点で第3の弁を閉とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗浄機、特に業務用
等の大型の食器洗浄機における給湯制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機は、ラック等を用いて食器洗
浄室内に収納した食器に、洗浄用ノズルから洗浄湯を噴
射して洗浄を行った後、すすぎ用ノズルからすすぎ湯を
噴射してすすぎを行う構成であり、この際、洗浄湯の温
度は、タンパク質に対する洗浄力の低下を防ぐために余
り高くしないで60〜65℃程度にしているが、すすぎ湯の
温度は、食器の殺菌と余熱による乾燥を行うために80〜
85℃程度の高温としている。尚、この高温の湯は、ガラ
ス製や塗物の食器に対しての使用には好ましくなく、こ
れらの食器に対しては洗浄湯と同程度の温度の湯をすす
ぎ湯として使用するのが好ましい。
【0003】洗浄湯は洗浄湯槽に溜めたものを循環使用
すると共に、すすぎ湯は高温の湯を溜めるすすぎ湯槽の
湯を1回のみ使用し、洗浄湯槽を経て捨てている。従っ
て食器洗浄機では少なくとも2種類の温度の湯が必要で
ある。
【0004】従来の食器洗浄機、特に業務用等の大型の
食器洗浄機では、洗浄湯槽は食器洗浄室の下方に設けた
収納室内にポンプ等の機材と共に収納し、ここに一般給
湯用として厨房に設置されている湯沸器からの湯を供給
するように構成している。この一般給湯用の湯沸器の湯
はそのままではすすぎ湯として使用するには温度が低く
過ぎるで、すすぎ湯槽は別体として構成したブースタに
収納し、湯沸器から供給された湯をガスバーナ等により
昇温してすすぎ用ノズルに供給するように構成してい
る。従って、従来の食器洗浄機は洗浄機本体と、ブース
タと、一般給湯用の湯沸器を構成要素としている。
【0005】図3、図4はこのような食器洗浄機の従来
例を示すもので、符号1は洗浄機本体、2はブースタ、3
は一般給湯用として設置されている湯沸器である。洗浄
機本体1は上部の食器洗浄室4と下部の収納室5とから構
成しており、食器洗浄室4には上部及び下部位置の夫々
に洗浄用ノズル6とすすぎ用ノズル7を設置している。ま
た収納室5には上部が開口している洗浄湯槽8を設置して
食器洗浄室4から落下してくる湯を受ける構成としてお
り、この洗浄湯槽8内には電気ヒータ9とオーバーフロー
管10を設けている。そして洗浄湯槽8と洗浄用ノズル6と
を配管で接続し、適所に洗浄用ポンプ11を設置してい
る。また収納室5内にはすすぎ用ポンプ12を設置し、こ
のすすぎ用ポンプ12の吐出側を配管を介してすすぎ用ノ
ズル7に接続すると共に、吸込側を配管を介してブース
タ2に設けたすすぎ湯槽13に接続している。すすぎ用ポ
ンプ12の吐出側の配管には、リンス、洗剤供給装置14,
15からの配管を合流させ、洗剤供給装置14は、配管を介
して洗浄湯槽8に接続している。そしてリンス、洗剤供
給装置14,15は夫々配管を介してリンス容器16、洗剤容
器17に接続する構成としている。
【0006】一方、ブースタ2にはすすぎ湯槽13内の湯
を昇温するバーナ18を設置すると共にすすぎ湯槽13の湯
入口にはボールタップ19を設け、このボールタップ19は
湯沸器3の出湯部に第1弁20を介して配管に接続してい
る。またこの第1弁20の下流側と上記洗浄湯槽8を第2
弁21を介して配管で接続している。またすすぎ湯槽13に
は湯温センサ23を備えた湯温調節装置を設け、湯温が所
定の温度以下に低下した場合にバーナ18を自動的にON
とするように制御を行っている。尚、符号22は排気筒で
ある。
【0007】以上の構成に於ける運転動作を次に説明す
る。まず運転開始時には、湯沸器3に点火した後、第1
弁20を開とすることにより湯沸器3の通常の温度、例え
ば40〜60℃の湯をボールタップ19を介してすすぎ湯槽13
に供給して所定量を溜める。次いで第2弁21を開とする
ことにより湯沸器3の湯を洗浄湯槽8に供給し、所定量溜
ったら第2弁21を閉とする。次いで操作スイッチをON
とすることによりブースタ2のバーナ18に点火してすす
ぎ湯槽13内の湯を所定温度、例えば80〜85℃程度まで昇
温する動作を開始すると共に、湯温調節装置により、洗
浄湯槽8内の湯を所定温度、例えば60〜65℃程度に保温
または昇温する動作が開始し、以上により運転開始時の
初期動作が完了する。尚、この初期動作に於いては、適
量の洗剤を手動にて洗浄湯槽8内に供給する。
【0008】このように初期動作が完了した状態に於い
て、食器洗浄室4の扉を開いて食器を装着したラックを
所定位置に設置し、扉を閉じると洗浄用ポンプ11がON
となって洗浄動作が開始する。洗浄動作の開始により、
洗浄湯槽8内の湯は洗浄用ポンプ11により昇圧されて洗
浄用ノズル6から噴出し、食器の汚れを除去して落下し
てフィルタを通って洗浄湯槽8に回収され、循環使用さ
れる。
【0009】このようにして所定の洗浄時間が経過する
と洗浄用ポンプ11がOFFとなり、所定の休止時間経過
後、すすぎ用ポンプ12がONとなり、今度はすすぎ湯槽
13内の高温の湯、例えば80〜85℃の湯がすすぎ用ノズル
7から噴出して所定時間すすぎ動作が行われる。このす
すぎ動作に於いては、リンス、洗剤供給装置14,15によ
りリンスや洗剤が適宜供給される。このすすぎ動作に於
ける高温の湯により食器は殺菌され、すすぎ動作が停止
して所定時間が経過すると食器は余熱により乾燥され
る。そしてすすぎ用ノズル7から噴出してすすぎに供さ
れた湯は、洗浄湯槽8に回収され、増えた湯はオーバー
フロー管10を経て排出される。またすすぎ湯槽8内に
は、すすぎ用ポンプ12で排出される分の湯がボールタッ
プ19を介して湯沸器3から補充される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の食
器洗浄機では次のような課題がある。 すすぎ湯槽とバーナを装置したブースタは洗浄機本
体とは別体に構成して隣接して設置するようにしている
ので、設置スペースが大きい。 放熱源となるブースタが洗浄機の足元にあるため作
業に際して暑く、室内環境を悪くしている。 ブースタの操作が面倒である。 初期動作時に於ける洗浄湯槽及びすすぎ湯槽への貯
湯は、給湯弁の開閉を手動操作にて行うため面倒であ
る。 一般給湯用の湯沸器を他の設備と共用して用いるた
め、給湯温度が変動しやすく、所定の洗浄湯温が得られ
ないことも多く、安定した洗浄性能が得られない。 上記の理由から、すすぎ湯槽への給湯温度も変動し
やすく、しかも湯温調節装置の制御精度が一般的に悪い
ことから、給湯温度によってすすぎ湯槽内の湯温が変動
するため、安定したすすぎ性能が得られない。 本発明は、このような課題を解決することを目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、まず洗浄用ノズルとすすぎ用ノズ
ルを設けた食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とす
すぎ湯槽を収納した洗浄機本体と、すすぎ湯に対応する
高温の湯の供給が可能な流水検出動作の湯沸器とから構
成し、湯沸器の給湯配管から分岐して夫々洗浄湯槽、す
すぎ湯槽、排水管に至る第1、第2、第3の分岐給湯配
管を構成すると共にこれらの分岐給湯配管に夫々第1、
第2、第3の弁を設け、給湯配管の適所に湯温センサを
設けると共に洗浄湯槽に至る給水配管を設けた食器洗浄
機において、第2の弁の開動作は湯温センサにより検出
した湯温が設定温度に到達していることを条件とし、洗
浄用ノズルによる洗浄動作の開始に連動して湯温センサ
により給湯配管内の湯温の監視を開始し、設定温度以下
の場合には第3の弁を開として給湯配管内の湯を第3の
分岐配管から排水管を経て排出することにより湯沸器を
動作させ、湯温が設定温度に到達した時点で第3の弁を
閉とするようにした食器洗浄機における給湯制御方法を
提案する。
【0012】また本発明では、前記の方法において、第
2の弁の開または閉動作条件と、第3の弁の閉または開
動作条件を同時に満たしている場合には、閉状態の一方
側の弁を開動作した後に、開状態の他方側の弁を閉動作
することを提案する。
【0013】次に本発明では、洗浄用ノズルとすすぎ用
ノズルを設けた食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽
とすすぎ湯槽を収納した洗浄機本体と、洗浄湯とすすぎ
湯に対応する温度の湯を選択して供給が可能な給水検出
動作の湯沸器とから構成し、湯沸器の給湯配管から分岐
して夫々洗浄湯槽、すすぎ湯槽、排水管に至る第1、第
2、第3の分岐給湯配管を構成すると共にこれらの分岐
給湯配管に夫々第1、第2、第3の弁を設け、給湯配管
の適所に湯温センサを設けた食器洗浄機において、第2
の弁の開動作は湯温センサにより検出した湯温が設定温
度に到達していることを条件とし、洗浄用ノズルによる
洗浄動作の開始に連動して湯温センサにより給湯配管内
の湯温の監視を開始し、設定温度以下の場合には第3の
弁を開として給湯配管内の湯を第3の分岐配管から排水
管を経て排出することにより湯沸器を動作させ、湯温が
設定温度に到達した時点で第3の弁を閉とするようにし
た食器洗浄機における給湯制御方法を提案する。
【0014】また本発明では、前記の方法において、第
2の弁の開または閉動作条件と、第3の弁の閉または開
動作条件を同時に満たしている場合には、閉状態の一方
側の弁を開動作した後に、開状態の他方側の弁を閉動作
することを提案する。
【0015】また本発明では、前記の方法において、湯
温の設定温度は、高温のすすぎ湯に対応する温度と洗浄
湯に対応する温度に切換自在とすることを提案する。
【0016】
【作用】すすぎ湯槽への給湯を制御する第2の弁は、湯
温センサにより検出した湯温が設定温度に到達している
ことを条件とし、それ以下の温度の給湯配管内の湯は第
3の弁を開として第3の分岐給湯配管から排水管に排出
するので、すすぎ湯槽に設定温度以下の湯が供給される
のを防止することができる。
【0017】第2の弁と第3の弁を同時に開閉制御する
場合においては、閉状態の一方側の弁を開動作した後に
開状態の他方側の弁を閉動作することにより、一方側が
閉状態において他方側が閉となることがなく、水撃の発
生並びにそれによる誤動作を防止することができる。
【0018】湯温センサによる湯温の監視、そしてそれ
による湯の昇温は洗浄用ノズルによる洗浄動作の開始に
連動して開始して、それ以降、給湯配管内の湯を随時設
定温度に維持しておくことにより、すすぎ湯槽への給湯
動作を必要に応じて迅速に行うことができる。
【0019】洗浄湯とすすぎ湯に対応する温度の湯を選
択して供給が可能な湯沸器を用いた構成においては、す
すぎ湯槽に供給する湯の温度を、洗浄湯の温度と同程度
にすることができ、この場合には、ガラス製や塗物の食
器に対してのすすぎ湯として利用することができる。
【0020】
【実施例】次に本発明の実施例を図1,図2について説
明する。図1,図2に於いて符号101は洗浄機本体で、
この洗浄機本体101は食器洗浄室102と、その下方の収納
室103を主要な構成要素としている。食器洗浄室102には
上部及び下部位置の夫々に洗浄用ノズル104とすすぎ用
ノズル105を設置している。また収納室103には、上部10
6を横方向に突出させて広い開口部を構成した洗浄湯槽1
07を設置して食器洗浄室102から落下してくる湯を受け
る構成とすると共に、横方向に突出した上部106の下方
にすすぎ湯槽108を設置しており、すすぎ湯槽108は適宜
の保温構造としている。
【0021】洗浄湯槽107には電気ヒータ109と湯温セン
サ110を備えた湯温調節装置を設けると共にオーバーフ
ロー管111を設けている。そして、このオーバーフロー
管111は排水管112に接続している。更に洗浄湯槽107に
は水位検出手段113を設けており、この水位検出手段113
は2つの水位を検出可能な3つの電極E1,E2,E3を設け
ている。またすすぎ湯槽108には洗浄湯槽107と同様に電
気ヒータ114と湯温センサ115を備えた湯温調節装置を設
けると共に2つの水位を検出可能な3つの電極F1,F2,
F3を備えた水位検出手段116を設けている。尚、E3,F3
は共通のアース電極である。
【0022】洗浄湯槽107と洗浄用ノズル104とを洗浄用
ポンプ117を備えた配管で接続すると共に、すすぎ湯槽1
08とすすぎ用ノズル105とをすすぎ用ポンプ118を設けた
配管で接続している。また図示は省略しているが、洗浄
機本体101の適所には、従来の洗浄機と同様に適宜のリ
ンス、洗剤供給装置を設置する。
【0023】符号119、120は湯沸器であり、図1の湯沸
器119はすすぎ湯に対応する温度(例えば80℃〜85℃)
の湯を供給する構成であり、また図2の湯沸器120は、
この高温の湯は勿論のこと、すすぎ湯に対応する温度
(例えば60℃〜65℃)の湯を選択して供給が可能な構成
である。そしてこれらのいずれの湯沸器119、120も流水
を検知してバーナに点火する構成である。
【0024】図1、図2のいずれの構成においても、給
湯配管121は分岐させ、夫々洗浄湯槽107、すすぎ湯槽10
8に至る第1、第2の分岐給湯配管121a,121bを構成
しており、これらの分岐給湯配管121a,121bに夫々遠
隔操作可能な第1、第2の弁122a,122bを設けてい
る。更に、上記給湯配管121は、上記第1、第2の分岐
給湯配管121a,121bと共に、前記排水管112に至る第
3の分岐給湯配管121cを分岐構成しており、分岐給湯
配管121cに遠隔操作可能な第3の弁122cを設けてい
る。これらの弁122a、122b、122cは電磁弁、電動弁
を用いることができ、給湯配管121には水撃防止用の圧
力吸収装置123を設置している。そして給湯配管121には
湯温センサ124を設置し、これらの要素を制御する制御
手段125を設けている。
【0025】図1の構成の場合には、湯沸器119への給
水管126から分岐して洗浄湯槽107に至る給水配管127を
構成しており、この給水配管127に給水弁128を設けると
共に、その上流側に圧力吸収装置129を設けている。ま
たこの給水配管127の下流側は第1の分岐給湯配管121a
の下流側に合流させており、第1の分岐給湯配管121a
の上流側には逆止弁130を設けている。尚、図1、図2
において符号130は排水弁、131は逆止弁である。
【0026】運転開始における湯張り操作において、ま
ず図1の構成では第1の弁122aを開として分岐給湯配
管121aから洗浄湯槽107に高温の湯を所定量供給した
後、給水弁128を開として給水配管127から洗浄湯槽107
に所定量の給水を行って混合し、うめることにより洗浄
に適する温度(例えば60〜65℃)の湯を貯めることがで
きる。湯と水の混合は洗浄用ポンプ117を運転して洗浄
動作により行うことができる。また給湯、給水量の制御
は水位検出手段113の水位信号を制御手段125に入力して
弁122a、128を開閉制御することにより行うことができ
る。
【0027】以上の動作による洗浄湯槽107への湯張り
動作と相前後して、第2の弁122bを開とすることによ
り、分岐給湯配管121bからすすぎ湯槽108に、水位検出
手段116により水位を監視して所定量の給湯を行うこと
ができる。洗浄湯槽107への給湯を開始してから時間が
経過すると、給湯配管121を流れる湯はすすぎ湯として
適切な所定の温度、例えば80〜85℃となっているので、
すすぎ湯槽113にはこの所定温度の湯のみが水位検出手
段116で設定される量だけ供給されて貯められ、以上に
より初期動作が完了し、流水を検知しなくなった湯沸器
115はバーナを消火して、ポストパージ等の所定の待機
動作を行う。
【0028】このように初期動作が完了した状態に於い
て、食器洗浄室102の扉を開いて食器を装着したラック
を所定位置に設置し、扉を閉じて洗浄用ポンプ117をO
Nとすることにより洗浄動作を開始する。従って洗浄湯
槽107内の60〜65℃程度の湯が洗浄用ノズル104から噴出
し、食器の汚れを除去して落下し、適宜フィルタを通っ
て開口している上部106から洗浄湯槽107に回収され、循
環使用される。
【0029】上述したように洗浄用ポンプ117をONと
する動作に連動して制御手段125は湯温センサ115により
給湯配管121内の湯温の監視を開始する。即ち、湯温が
上記設定温度70℃以上であった場合には、そのままの状
態を保持する。一方、時間の経過により湯温が設定温度
以下となった場合には第3の弁122cを開とし、給湯配
管121内の湯を第3の分岐給湯配管121cから排水管112に
排出すると、この動作により生じる流水により湯沸器11
5に点火されて昇温動作が開始する。そして湯温が設定
温度に到達した場合には第3の弁122cを閉としてすす
ぎ湯槽108への給湯待機状態となる。
【0030】このような給湯待機運転が行われている間
に、所定の洗浄時間が経過して洗浄用ポンプ117がOF
Fとなると、それから所定の休止時間経過後にすすぎ用
ポンプ112をONとして、今度はすすぎ湯槽108内の高温
の湯、例えば80〜85℃の湯がすすぎ用ノズル105から噴
出して所定時間すすぎ動作が行われる。このすすぎ動作
に於いては、リンス、洗剤供給装置によりリンスや洗剤
が適宜供給される。このすすぎ動作に於ける高温の湯に
より食器は殺菌され、すすぎ動作が停止して所定時間が
経過すると食器は余熱により乾燥される。そしてすすぎ
用ノズル105から噴出してすすぎに供された湯は洗浄湯
槽107に回収され、増えた湯はオーバーフロー管111を経
て排出される。このようにして今回の食器洗浄が完了し
た後、洗浄湯槽107内の洗浄湯は湯温調節装置により次
回の食器洗浄まで上述した洗浄に適する湯温に維持され
る。そして次回の食器洗浄に於いては、湯沸器119はす
すぎ動作に対応してのみ動作して高温の湯をすすぎ湯槽
108に供給する。
【0031】上述したすすぎ動作によりすすぎ湯槽108
内の水位が所定以下となると、制御手段125は水位検出
手段116の信号により第2の弁122bを開として第2の分
岐給湯配管121bからすすぎ湯槽108内に高温の湯の補給
を行う。かかる補給動作が行われるための水位検出手段
116の信号と、給湯待機動作が行われるための湯温セン
サ124の信号は同時に発生する場合があり、この場合に
は給湯待機動作を優先して制御を行う。即ち、この場合
には、まず第3の弁122cを開として給湯待機動作を行っ
た後に、第3の弁122cを閉、第2の弁122bを開として
補給動作を行う。かかる動作においては、第2の弁122
bを開とする動作を、第3の弁122cを閉とする動作に
先立って行うことにより水撃の発生を防ぐことができ
る。
【0032】以上に述べたように図1の構成において
は、運転開始時における洗浄湯槽107への給湯は、第1
の分岐給湯配管121aから高温の湯を所定量供給した
後、給水配管127から水を所定量供給して混合すること
により、洗浄に適した温度の湯を洗浄湯槽に貯めている
が、図2の構成、即ち、洗浄湯とすすぎ湯に対応する温
度の湯を選択して供給が可能な湯沸器120を用いた構成
においては、制御手段125により湯沸器120の出湯温度を
洗浄湯に対応する温度に設定して第1の弁122cを開と
することにより第1の分岐給湯配管121aから洗浄に適
する温度の湯を供給して水位検出手段116により自動的
に所定量を洗浄湯槽107に貯めることができる。そして
洗浄湯槽107への給湯完了後、湯沸器120の出湯温度を高
温に設定して第2の弁122bを開とすることにより、通
常のすすぎ湯に対応する高温の湯をすすぎ湯槽108に供
給して貯めることができる。
【0033】また湯沸器120を洗浄湯に対応した温度に
設定して第2の弁122bを開とすることにより、この温
度の湯をすすぎ湯槽108に供給して貯めることができ、
この場合には、ガラス製や塗物の食器のすすぎに利用す
ることができ、以ってこれらの食器の自動洗浄を行うこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、以下に
示すような効果がある。 ブースタを必要とせず、すすぎ湯槽を小型化して洗
浄機本体の収納室内に収納することができるので、洗浄
機の設置スペースを大幅に低減することができる。 湯沸器は設置に自由度があり、洗浄機本体近傍の足
元に設置する必要がないので作業に際して暑くなく、屋
外に設置すれば厨房室内への放熱がなくなるので、室内
環境を改善することができると共に、室内への燃料ガス
の配管や排気筒が不要となるので、施工性が向上する。 流水を検知することにより点火動作が行える湯沸器
を用いることにより、ブースタのような点火操作が不要
となるばかりでなく、洗浄湯槽及びすすぎ湯槽への給湯
を自動的に行うことができ、操作が非常に簡単で省力化
になる。 洗浄湯槽とすすぎ湯槽内の湯温を安定させ、安定し
た洗浄性能と乾燥性能が得られる。 通常のすすぎ湯に対応する高温の湯と、洗浄湯に対
応する中温の湯を選択的に出湯可能な湯沸器を用いるこ
とにより、従来は食器洗浄機での自動洗浄ができなかっ
たガラス製や塗物の食器も適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯方法を適用する食器洗浄機の第1
の実施例の全体構成と動作を表わした系統図である。
【図2】本発明の給湯方法を適用する食器洗浄機の第2
の実施例の全体構成と動作を表わした系統図である。
【図3】図2の第2の実施例の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の食器洗浄機の一例の外観を示す斜視図で
ある。
【図5】従来の食器洗浄機の一例の系統図である。
【符号の説明】
101 洗浄機本体 102 食器洗浄室 103 収納室 104 洗浄用ノズル 105 すすぎ用ノズル 106 上部 107 洗浄湯槽 108 すすぎ湯槽 109 電気ヒータ 110 湯温センサ 111 オーバーフロー管 112 排水管 113 水位検出手段 114 電気ヒータ 115 湯温センサ 116 水位検出手段 117 洗浄用ポンプ 118 すすぎ用ポンプ 119 湯沸器 120 湯沸器 121 給湯配管 121a 第1の分岐給湯配管 121b 第2の分岐給湯配管 121c 第3の分岐給湯配管 122a 第1の弁 122b 第2の弁 122c 第3の弁 123 圧力吸収装置 124 湯温センサ 125 制御手段 126 給水管 127 給水配管 128 給水弁 129 圧力吸収装置 130 逆止弁 131 排水弁 132 逆止弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄用ノズルとすすぎ用ノズルを設けた
    食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ湯槽を
    収納した洗浄機本体と、すすぎ湯に対応する高温の湯の
    供給が可能な流水検出動作の湯沸器とから構成し、湯沸
    器の給湯配管から分岐して夫々洗浄湯槽、すすぎ湯槽、
    排水管に至る第1、第2、第3の分岐給湯配管を構成す
    ると共にこれらの分岐給湯配管に夫々第1、第2、第3
    の弁を設け、給湯配管の適所に湯温センサを設けると共
    に洗浄湯槽に至る給水配管を設けた食器洗浄機におい
    て、第2の弁の開動作は湯温センサにより検出した湯温
    が設定温度に到達していることを条件とし、洗浄用ノズ
    ルによる洗浄動作の開始に連動して湯温センサにより給
    湯配管内の湯温の監視を開始し、設定温度以下の場合に
    は第3の弁を開として給湯配管内の湯を第3の分岐配管
    から排水管を経て排出することにより湯沸器を動作さ
    せ、湯温が設定温度に到達した時点で第3の弁を閉とす
    ることを特徴とする食器洗浄機における給湯制御方法
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、第2の弁の開
    または閉動作条件と、第3の弁の閉または開動作条件を
    同時に満たしている場合には、閉状態の一方側の弁を開
    動作した後に、開状態の他方側の弁を閉動作することを
    特徴とする食器洗浄機における給湯制御方法
  3. 【請求項3】 洗浄用ノズルとすすぎ用ノズルを設けた
    食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ湯槽を
    収納した洗浄機本体と、洗浄湯とすすぎ湯に対応する温
    度の湯を選択して供給が可能な給水検出動作の湯沸器と
    から構成し、湯沸器の給湯配管から分岐して夫々洗浄湯
    槽、すすぎ湯槽、排水管に至る第1、第2、第3の分岐
    給湯配管を構成すると共にこれらの分岐給湯配管に夫々
    第1、第2、第3の弁を設け、給湯配管の適所に湯温セ
    ンサを設けた食器洗浄機において、第2の弁の開動作は
    湯温センサにより検出した湯温が設定温度に到達してい
    ることを条件とし、洗浄用ノズルによる洗浄動作の開始
    に連動して湯温センサにより給湯配管内の湯温の監視を
    開始し、設定温度以下の場合には第3の弁を開として給
    湯配管内の湯を第3の分岐配管から排水管を経て排出す
    ることにより湯沸器を動作させ、湯温が設定温度に到達
    した時点で第3の弁を閉とすることを特徴とする食器洗
    浄機における給湯制御方法
  4. 【請求項4】 請求項3の方法において、第2の弁の開
    または閉動作条件と、第3の弁の閉または開動作条件を
    同時に満たしている場合には、閉状態の一方側の弁を開
    動作した後に、開状態の他方側の弁を閉動作することを
    特徴とする食器洗浄機における給湯制御方法
  5. 【請求項5】 請求項3の方法において、湯温の設定温
    度は、高温のすすぎ湯に対応する温度と洗浄湯に対応す
    る温度に切換自在としたことを特徴とする食器洗浄機に
    おける給湯制御方法
JP14321693A 1993-06-15 1993-06-15 食器洗浄機における給湯制御方法 Pending JPH07330A (ja)

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