JPH07333A - 食器洗浄機における給湯機構 - Google Patents

食器洗浄機における給湯機構

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JPH07333A
JPH07333A JP14321993A JP14321993A JPH07333A JP H07333 A JPH07333 A JP H07333A JP 14321993 A JP14321993 A JP 14321993A JP 14321993 A JP14321993 A JP 14321993A JP H07333 A JPH07333 A JP H07333A
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JP
Japan
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hot water
washing
water tank
rinsing
water supply
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Application number
JP14321993A
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English (en)
Inventor
Nobuo Otake
信男 大竹
Osamu Nagata
修 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】業務用等の大型の食器洗浄機の設置スペースを
小さくし、厨房室環境を向上すると共に操作の自動化を
図り、また洗浄、乾燥性能を安定化する。 【構成】洗浄用ノズル104とすすぎ用ノズル105を設けた
食器洗浄室102の下方の収納室103内に洗浄湯槽107とす
すぎ湯槽108を収納した洗浄機本体101と、すすぎ湯に対
応する高温の湯の供給が可能な湯沸器109とから構成す
る食器洗浄機において、湯沸器の給湯側からすすぎ湯槽
に至る給湯経路110と、すすぎ湯槽から湯沸器の給水側
に至る還流経路111とから高温湯循環系統113を構成し、
適所に循環ポンプ112を構成すると共に、還流経路から
分岐してすすぎノズルに至るすすぎ湯供給経路118と、
すすぎ湯槽に至る給水経路117と、洗浄湯槽から洗浄用
ノズルに至る洗浄湯供給経路122を構成すると共に、洗
浄湯槽内の湯とすすぎ湯槽内の湯の温度調節手段を構成
したことを特徴とする食器洗浄機における給湯機構であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗浄機、特に業務用
等の大型の食器洗浄機における給湯機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機は、ラック等を用いて食器洗
浄室内に収納した食器に、洗浄用ノズルから洗浄湯を噴
射して洗浄を行った後、すすぎ用ノズルからすすぎ湯を
噴射してすすぎを行う構成である。この際、洗浄湯の温
度は、タンパク質に対する洗浄力の低下を防ぐために余
り高くしないで60〜65℃程度にしているが、すすぎ湯の
温度は、殺菌と余熱による乾燥を行うために80〜85℃程
度の高温としている。尚、この高温の湯は、ガラス製や
塗物の食器に対しての使用は好ましくない。
【0003】そして洗浄湯は洗浄湯槽に溜めたものを循
環使用すると共に、すすぎ湯は高温の湯を溜めるすすぎ
湯槽の湯を1回のみ使用し、洗浄湯槽を経て捨ててい
る。従って食器洗浄機では少なくとも2種類の温度の湯
が必要である。
【0004】従来の食器洗浄機、特に業務用等の大型の
食器洗浄機では、洗浄湯槽は食器洗浄室の下方に設けた
収納室内にポンプ等の機材と共に収納し、ここに一般給
湯用として厨房に設置されている湯沸器からの湯を供給
するように構成している。この一般給湯用の湯沸器の湯
はそのままではすすぎ湯として使用するには温度が低い
ので、すすぎ湯槽は別体として構成したブースタに収納
し、湯沸器から供給された湯をガスバーナ等により昇温
してすすぎ用ノズルに供給するように構成している。従
って、従来の食器洗浄機は洗浄機本体と、ブースタと、
一般給湯用の湯沸器を構成要素としている。
【0005】図2、図3はこのような食器洗浄機の従来
例を示すもので、符号1は洗浄機本体、2はブースタ、3
は一般給湯用として設置されている湯沸器である。洗浄
機本体1は上部の食器洗浄室4と下部の収納室5とから構
成しており、食器洗浄室4には上部及び下部位置の夫々
に洗浄用ノズル6とすすぎ用ノズル7を設置している。ま
た収納室5には上部が開口している洗浄湯槽8を設置して
食器洗浄室4から落下してくる湯を受ける構成としてお
り、この洗浄湯槽8内には電気ヒータ9とオーバーフロー
管10を設けている。そして洗浄湯槽8と洗浄用ノズル6と
を配管で接続し、適所に洗浄用ポンプ11を設置してい
る。また収納室5内にはすすぎ用ポンプ12を設置し、こ
のすすぎ用ポンプ12の吐出側を配管を介してすすぎ用ノ
ズル7に接続すると共に、吸込側を配管を介してブース
タ2に設けたすすぎ湯槽13に接続している。すすぎ用ポ
ンプ12の吐出側の配管には、リンス、洗剤供給装置14,
15からの配管を合流させ、洗剤供給装置15は、配管を介
して洗浄湯槽8に接続している。そしてリンス、洗剤供
給装置14,15は夫々配管を介してリンス容器16、洗剤容
器17に接続する構成としている。
【0006】一方、ブースタ2にはすすぎ湯槽13内の湯
を昇温するバーナ18を設置すると共にすすぎ湯槽13の湯
入口にはボールタップ19を設け、このボールタップ19は
湯沸器3の出湯部に第1弁20を介して配管に接続してい
る。またこの第1弁20の下流側と上記洗浄湯槽8を第2弁2
1を介して配管で接続している。またすすぎ湯槽13には
湯温センサ23を備えた湯温調節装置を設け、湯温が所定
の温度以下に低下した場合にバーナ18を自動的にONと
するように制御を行っている。尚、符号22は排気筒であ
る。
【0007】以上の構成に於ける運転動作を次に説明す
る。まず運転開始時には、湯沸器3に点火した後、第1弁
20を開とすることにより湯沸器3の通常の温度、例えば4
0〜60℃の湯をボールタップ19を介してすすぎ湯槽13に
供給して所定量を溜める。次いで第2弁21を開とするこ
とにより湯沸器3の湯を洗浄湯槽8に供給し、所定量溜っ
たら第2弁21を閉とする。次いで操作スイッチをONと
することによりブースタ2のバーナ18に点火してすすぎ
湯槽13内の湯を所定温度、例えば80〜85℃程度まで昇温
する動作を開始すると共に、湯温調節装置により、洗浄
湯槽8内の湯を所定温度、例えば60〜65℃程度に保温ま
たは昇温する動作が開始し、以上により運転開始時の初
期動作が完了する。尚、この初期動作に於いては、適量
の洗剤を手動にて洗浄湯槽8内に供給する。
【0008】このように初期動作が完了した状態に於い
て、食器洗浄室4の扉を開いて食器を装着したラックを
所定位置に設置し、扉を閉じると洗浄用ポンプ11がON
となって洗浄動作が開始する。洗浄動作の開始により、
洗浄湯槽8内の湯は洗浄用ポンプ11により昇圧されて洗
浄用ノズル6から噴出し、食器の汚れを除去して落下し
てフィルタを通って洗浄湯槽8に回収され、循環使用さ
れる。
【0009】このようにして所定の洗浄時間が経過する
と洗浄用ポンプ11がOFFとなり、所定の休止時間経過
後、すすぎ用ポンプ12がONとなり、今度はすすぎ湯槽
13内の高温の湯、例えば80〜85℃の湯がすすぎ用ノズル
7から噴出して所定時間すすぎ動作が行われる。このす
すぎ動作に於いては、リンス、洗剤供給装置14,15によ
りリンスや洗剤が適宜供給される。このすすぎ動作に於
ける高温の湯により食器は殺菌され、すすぎ動作が停止
して所定時間が経過すると食器は余熱により乾燥され
る。そしてすすぎ用ノズル7から噴出してすすぎに供さ
れた湯は、洗浄湯槽8に回収され、増えた湯はオーバー
フロー管10を経て排出される。またすすぎ湯槽8内に
は、すすぎ用ポンプ12で排出される分の湯がボールタッ
プ19を介して湯沸器3から補充される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の食
器洗浄機では次のような課題がある。 すすぎ湯槽とバーナを装置したブースタは洗浄機本
体とは別体に構成して隣接して設置するようにしている
ので、設置スペースが大きい。 放熱源となるブースタが洗浄機の足元にあるため作
業に際して暑く、室内環境を悪くしている。 ブースタの操作が面倒である。 初期動作時に於ける洗浄湯槽及びすすぎ湯槽への給
湯は、給湯弁を手動操作により開閉して行うため面倒で
ある。 一般給湯用の湯沸器を他の設備と共用して用いるた
め、給湯温度が変動しやすく、所定の洗浄湯温が得られ
ないことも多く、安定した洗浄性能が得られない。 上記の理由から、すすぎ湯槽への給湯温度も変動し
やすく、しかも湯温調節装置の制御精度が一般的に悪い
ことから、給湯温度によってすすぎ湯槽内の湯温が変動
するため、安定したすすぎ性能が得られない。 本発明は、このような課題を解決することを目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、洗浄用ノズルとすすぎ用ノズルを
設けた食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ
湯槽を収納した洗浄機本体と、すすぎ湯に対応する高温
の湯の供給が可能な湯沸器とから構成する食器洗浄機に
おいて、湯沸器の給湯側からすすぎ湯槽に至る給湯経路
と、すすぎ湯槽から湯沸器の給水側に至る還流経路とか
ら高温湯循環系統を構成し、適所に循環ポンプを構成す
ると共に、還流経路から分岐してすすぎノズルに至るす
すぎ湯供給経路と、すすぎ湯槽に至る給水経路と、洗浄
湯槽から洗浄用ノズルに至る洗浄湯供給経路を構成しす
ると共に、洗浄湯槽内の湯とすすぎ湯槽内の湯の温度調
節手段を構成した食器洗浄機における給湯機構を提案す
る。
【0012】また本発明では、上記構成において、洗浄
湯槽内に熱交換パイプを設けると共に、すすぎ湯供給経
路から分岐し、熱交換パイプを経てすすぎ湯槽に至る洗
浄湯加熱経路を構成することを提案する。
【0013】また本発明では、上記構成において、給水
経路は、還流経路に合流させる構成とすることを提案す
る。
【0014】更に本発明では、上記構成において、循環
ポンプは還流経路に設け、この循環ポンプの下流側にお
いてすすぎ湯供給経路を分岐させることを提案する。
【0015】
【作用】給水経路からすすぎ湯槽内に所定量の給水を行
った後、循環ポンプを動作させて給湯経路と還流経路を
経て水を循環させながら湯沸器を動作させることによ
り、すすぎ湯槽内の湯の温度をすすぎ湯に対応する設定
温度まで上昇させる。
【0016】次いですすぎ湯供給経路を動作させ、すす
ぎ湯槽内の高温の湯を食器洗浄室のすすぎノズルから噴
出させる。噴出した高温の湯は放熱により温度が低下
し、収納室内の洗浄湯槽に落下して溜る。
【0017】このようにすすぎノズルを介して洗浄湯槽
に湯を供給することにより、すすぎ湯槽内の湯量が所定
量以下となった場合には、再び上述した動作によりすす
ぎ湯槽への給水と昇温を行い、その後、洗浄湯槽への湯
の供給を再開する。
【0018】以上の動作を適宜回数繰り返して洗浄湯槽
内の湯量と湯温が所定の状態となった後に、洗浄湯槽内
の湯を洗浄湯供給経路の動作により洗浄用ノズルから噴
出して食器の洗浄を行う。また洗浄後は、すすぎ湯供給
経路を動作させて、すすぎ湯槽内に貯められているすす
ぎ湯をすすぎノズルから噴出させることにより、食器の
すすぎを行うことができる。
【0019】上述したように洗浄湯槽には、すすぎ湯槽
内の高温の湯がすすぎノズルを介して供給されるのであ
るが、この湯はすすぎノズルから噴出して洗浄湯槽内に
落下するまでに放熱するため、洗浄湯槽内ではほぼ洗浄
に適する温度となる。
【0020】しかしながら、洗浄湯槽内の湯が所定の温
度よりも低い場合には温度調節手段の動作により設定温
度まで上昇させる。この温度調節手段の加熱源は、電気
ヒータを用いることもできるが、すすぎ湯槽内の湯を加
熱源とすることができる。即ち、洗浄湯加熱経路を動作
させてすすぎ湯槽内の湯を、洗浄湯槽内に構成した熱交
換パイプに供給することにより洗浄湯槽内の湯を昇温す
ることができる。
【0021】また、もし洗浄湯槽内の湯が所定の温度よ
りも高い場合には、洗浄湯供給経路の動作により、洗浄
湯槽内の湯を洗浄ノズルから噴出させて放熱することに
より温度を低下させることができる。
【0022】すすぎ湯槽への給水は、給水源から直接に
行う他、湯沸器を介して行うこともでき、この場合は、
湯沸器により昇温した湯をすすぎ湯槽に供給することが
できる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を図1〜図3について説
明する。図に於いて、符号101は洗浄機本体で、この洗
浄機本体101は食器洗浄室102と、その下方の収納室103
とから構成している。食器洗浄室102には上部及び下部
位置の夫々に洗浄用ノズル104とすすぎ用ノズル105を設
置している。また収納室103には、上部106を横方向に突
出させて広い開口部を構成した洗浄湯槽107を設置して
食器洗浄室102から落下してくる湯を受ける構成とする
と共に、この横方向に突出した上部106の下方にすすぎ
湯槽108を設置しており、すすぎ湯槽108は適宜の保温構
造としている。
【0024】符号109は湯沸器であり、この湯沸器109
は、流水を検知してバーナに点火することにより高温の
すすぎ湯に対応する温度、例えば80〜85℃程度の温度に
設定された湯を給湯配管を介して供給可能に構成してい
る。
【0025】この湯沸器109の給湯側からすすぎ湯槽108
に至る給湯経路110を構成すると共に、すすぎ湯槽108か
ら湯沸器109に至る還流経路111を構成しており、そして
還流経路111には循環ポンプ112を設けて、これらにより
高温湯循環系統113を構成している。
【0026】すすぎ湯槽108には温度調節手段としての
温調器114と、水位検出手段としてのフロートスイッチ1
15,116が設けられている。また上水道等の給水源に連
なる給水経路117がすすぎ湯槽108へと設けられており、
この給水経路117には電磁弁118を設けている。
【0027】還流経路111の循環ポンプ112の下流側に
は、すすぎノズル105に至るすすぎ湯供給経路120が分岐
している。この分岐位置には三方弁121を設置して還流
経路111の下流側とすすぎ湯供給経路120を切り替える構
成としている。
【0028】一方、洗浄湯槽107の底部から洗浄ノズル1
04に至る洗浄湯供給経路122が構成されており、この洗
浄湯供給経路122には洗浄ポンプ123を設けている。また
洗浄湯槽107内には湯温調節手段としての温調器124と、
水位検出手段としてのフロートスイッチ125と、排水経
路126に連なるオーバーフロー管127が設けられている。
さらに洗浄湯槽107内には熱交換パイプ128が設置されて
おり、この熱交換パイプ128の上流側は定流量オリフィ
ス129と三方弁130を介してすすぎ湯供給経路120に接続
すると共に下流側はすすぎ湯槽108に接続して、すすぎ
湯供給経路120の下流側と切り替える洗浄湯加熱経路131
を構成している。
【0029】以上の構成において洗浄機の運転の開始に
際しては、まず洗浄湯槽107及びすすぎ湯槽108への給
湯、いわゆる湯張り操作を行う。この湯張り操作におい
ては、まず電磁弁118を開として給水経路117からすすぎ
湯槽108内に給水を行う。この給水はフロートスイッチ1
15により設定される満水まで行う。
【0030】すすぎ湯槽108が満水となると電磁弁118が
閉となり、次いで三方弁121が還流経路111側に切り替わ
っている状態において循環ポンプ112を運転する。こう
してすすぎ湯槽108内の水は、図1中に経路に沿って表
わした矢印に示すように循環ポンプ112により還流経
路111を通って湯沸器109に至り、給湯経路110を通って
すすぎ湯槽108に戻る循環を行う。この循環における流
水により湯沸器109が点火され、循環水の温度が次第に
上昇する。そしてすすぎ湯槽108内の湯温が設定温度、
例えば80〜85℃となると温調器114が信号を発し、循環
ポンプ112を一時停止させて三方弁121を切り替える。
【0031】三方弁121の切替動作と共に循環ポンプ112
を再び運転すると、すすぎ湯槽108内の湯は、矢印に
示すように三方弁121を経てすすぎ湯供給経路120に流入
し、すすぎノズル105から噴出する。噴出した高温の湯
は放熱により温度が低下しながら洗浄湯槽107内に落下
し、ほぼ所定の温度となって洗浄湯槽107内に溜る。
【0032】このようにすすぎ湯供給経路120を経て洗
浄湯槽107内に湯を供給することにより、すすぎ湯槽108
内の湯量がフロートスイッチ116によって設定する水位
以下になった場合には、循環ポンプ112を一時停止して
三方弁121を切り替え、次いで上述と同様に給水経路117
からの給水後、循環ポンプ112を動作させて循環により
すすぎ湯槽108内の湯を所定温度まで上昇させた後、再
びすすぎ湯供給経路120を経て洗浄湯槽107への給湯を行
う。
【0033】以上の動作を適宜回数繰り返すことにより
洗浄湯槽107内の湯の水位がフロートスイッチ125により
設定する満水となったら循環ポンプ112を停止する。そ
して洗浄槽107内の湯は温調器124により制御されて設定
温度に調節される。即ち、上述した動作により供給され
て洗浄湯槽107内に溜った湯の温度が設定温度、例えば6
5℃よりも低い場合には、三方弁121をすすぎ湯供給経路
118側に、三方弁130側を洗浄湯加熱経路131側に切り替
えて循環ポンプ112を運転する。この運転においてはす
すぎ湯槽108内の高温の湯は、図中矢印に示すよう
に、すすぎ湯供給経路118から三方弁130を経て洗浄湯加
熱経路131に流入し、熱交換パイプ128を通る間に洗浄湯
槽107内の湯を昇温した後、すすぎ湯槽108内に還流す
る。こうして洗浄湯槽107内の湯が設定温度になると温
調器124が信号を発し、循環ポンプ112、三方弁121、130
を適宜に制御して洗浄湯加熱経路131への湯の供給を停
止する。
【0034】夏期等での使用において、もし洗浄湯槽10
7内に貯められた湯の温度が設定温度よりも高い場合に
は、洗浄ポンプ123を運転して洗浄湯槽107内の湯を洗浄
ノズル104から噴出して洗浄湯供給経路122を経て循環さ
せ、放熱により温度を低下させることができる。
【0035】このようにして洗浄湯槽107内の湯温を設
定温度とした状態において、洗浄ポンプ123を動作させ
ることにより、洗浄湯槽107内の湯を洗浄湯供給経路122
の動作により洗浄用ノズル104から噴出して食器の洗浄
を行うことができる。そして洗浄が完了した場合には、
三方弁121、130をすすぎ湯供給経路118側に切り替えて
循環ポンプ112を運転することにより、すすぎ湯槽108内
に貯められているすすぎ湯をすすぎノズル105から噴出
させて食器のすすぎを行うことができる。
【0036】すすぎ湯槽108内の湯の水位と温度は、フ
ロートスイッチ125、126と温調器114の信号により上述
と同様に制御して、給水経路117からの所定量の給水動
作と、循環による所定温度までの上昇動作により設定値
に調節される。
【0037】この際、すすぎ湯槽108内の湯温は上述し
た80〜85℃程度の温度でなく、65℃程度に設定すること
が可能なように構成することができ、このような温度の
すすぎ湯では、ガラス製や塗物の食器のすすぎを行うこ
とができるようになる。
【0038】以上の実施例では給水経路117は実線で図
示しているようにすすぎ湯槽108に接続して、ここに直
接に冷水を供給する構成としているが、図中仮想線で示
すように湯沸器109の給水側、即ち、上記還流経路111に
逆止弁119を介して合流させるように構成することもで
きる。この場合には、給水経路117からの給水において
湯沸器109を点火することにより、すすぎ湯槽108に湯を
供給することができる。
【0039】また以上の実施例では洗浄槽107内の湯の
加熱手段は、すすぎ湯供給経路118から分岐して洗浄槽1
07内の熱交換パイプ128を通りすすぎ湯槽108に至る洗浄
湯加熱経路131として構成しているが、この他、電気ヒ
ータにより構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、以下に
示すような効果がある。 ブースタを必要とせず、すすぎ湯槽を洗浄機本体の
収納室内に収納することができるので、洗浄機の設置ス
ペースを大幅に低減することができる。 湯沸器は設置に自由度があり、洗浄機本体近傍の足
元に設置する必要がないので作業に際して暑くなく、屋
外に設置すれば厨房室内への放熱がなくなるので、室内
環境を改善することができると共に、室内への燃料ガス
の配管や排気筒が不要となるので、施工性が向上する。 流水を検知することにより点火動作が行える瞬間湯
沸器を用いることにより、ブースタのような点火操作が
不要となるばかりでなく、洗浄湯槽及びすすぎ湯槽への
給湯を自動的に行うことができ、操作が非常に簡単で省
力化になる。 洗浄湯槽とすすぎ湯槽内の湯温を安定させ、安定し
た洗浄性能と乾燥性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯機構を適用した食器洗浄機の実施
例の全体構成と動作を表わした系統図である。
【図2】従来の食器洗浄機の一例の外観を示す斜視図で
ある。
【図3】従来の食器洗浄機の一例の系統図である。
【符号の説明】
101 洗浄機本体 102 食器洗浄室 103 収納室 104 洗浄用ノズル 105 すすぎ用ノズル 106 上部 107 洗浄湯槽 108 すすぎ湯槽 109 湯沸器 110 給湯経路 111 還流経路 112 循環ポンプ 113 高温湯循環系統 114 温調器 115,116 フロートスイッチ 117 給水経路 118 電磁弁 119 逆止弁 120 すすぎ湯供給経路 121 三方弁 122 洗浄湯供給経路 123 洗浄ポンプ 124 温調器 125 フロートスイッチ 126 排水経路 127 オーバーフロー管 128 熱交換パイプ 129 定流量オリフィス 130 三方弁 131 洗浄湯加熱経路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄用ノズルとすすぎ用ノズルを設けた
    食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ湯槽を
    収納した洗浄機本体と、すすぎ湯に対応する高温の湯の
    供給が可能な湯沸器とから構成する食器洗浄機におい
    て、湯沸器の給湯側からすすぎ湯槽に至る給湯経路と、
    すすぎ湯槽から湯沸器の給水側に至る還流経路とから高
    温湯循環系統を構成し、適所に循環ポンプを構成すると
    共に、還流経路から分岐してすすぎノズルに至るすすぎ
    湯供給経路と、すすぎ湯槽に至る給水経路と、洗浄湯槽
    から洗浄用ノズルに至る洗浄湯供給経路を構成すると共
    に、洗浄湯槽内の湯とすすぎ湯槽内の湯の温度調節手段
    を構成したことを特徴とする食器洗浄機における給湯機
  2. 【請求項2】 請求項1の給湯機構において、洗浄湯槽
    に熱交換パイプを設けると共に、すすぎ湯供給経路から
    分岐し、熱交換パイプを経てすすぎ湯槽に至る洗浄湯加
    熱経路を構成したことを特徴とする食器洗浄機における
    給湯機構
  3. 【請求項3】 請求項1または2の給湯機構において、
    給水経路は還流経路に合流させる構成としたことを特徴
    とする食器洗浄機における給湯機構
  4. 【請求項4】 請求項1または2の給湯機構において、
    循環ポンプは還流経路に設け、この循環ポンプの下流側
    においてすすぎ湯供給経路を分岐させたことを特徴とす
    る食器洗浄機における給湯機構
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7727171B2 (en) 2005-01-19 2010-06-01 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seats with plurality of pneumatic massaging elements
CN102345851A (zh) * 2011-10-28 2012-02-08 封海涛 快速节能蒸汽发生器

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