JPH0630875A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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Publication number
JPH0630875A
JPH0630875A JP18415892A JP18415892A JPH0630875A JP H0630875 A JPH0630875 A JP H0630875A JP 18415892 A JP18415892 A JP 18415892A JP 18415892 A JP18415892 A JP 18415892A JP H0630875 A JPH0630875 A JP H0630875A
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JP
Japan
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hot water
washing
rinsing
water supply
valve
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Application number
JP18415892A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakamura
茂 中村
Nobuo Otake
信男 大竹
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】業務用等の大型の食器洗浄機の設置スペースを
小さくし、厨房室環境を向上すると共に、操作の自動化
を図る。 【構成】洗浄ノズルとすすぎノズルを設けた食器洗浄室
の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ湯槽を収納した洗
浄機本体と、洗浄湯とすすぎ湯に対応する温度の湯を選
択して供給が可能な瞬間式の湯沸器とから構成し、湯沸
器の給湯配管を分岐させて、夫々洗浄湯槽及びすすぎ湯
槽に至る第1、第2の分岐給湯配管を構成すると共に、
これらの分岐給湯配管に夫々遠隔操作可能な第1、第2
の弁を設けると共に、前記洗浄湯槽及びすすぎ湯槽に
は、湯沸器からの湯の所定の供給量に対応する水位での
動作により夫々上記第1、第2の弁を閉として給湯を停
止するための水位検出手段を設け、前記洗浄湯槽、すす
ぎ湯槽から夫々前記洗浄ノズル、すすぎノズル間にポン
プを備えた給湯配管を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗浄機、特に業務用
等の大型の食器洗浄機及びその制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機は、ラック等を用いて食器洗
浄室内に収納した食器に、洗浄ノズルから洗浄湯を噴射
して洗浄を行った後、すすぎノズルからすすぎ湯を噴射
してすすぎを行う構成であり、この際、洗浄湯の温度
は、タンパク質に対する洗浄力の低下を防ぐために余り
高くしないで60〜65℃程度にし、一方、すすぎ湯は、食
器の殺菌と余熱による乾燥を行うために80〜85℃程度の
高温としている。また洗浄湯は洗浄湯槽に溜めたものを
循環使用すると共に、すすぎ湯は高温の湯を溜めるすす
ぎ湯槽の湯を1回のみ使用し、洗浄湯槽を経て捨ててい
る。従って食器洗浄機では2種類の湯が必要である。
【0003】従来の食器洗浄機、特に業務用等の大型の
食器洗浄機では、洗浄湯槽は食器洗浄室の下方に設けた
収納室内にポンプ等の機材と共に収納し、ここに一般給
湯用として厨房に設置されている湯沸器からの湯を供給
するように構成している。この一般給湯用の湯沸器の湯
はそのままではすすぎ湯として使用するには温度が低い
ので、すすぎ湯槽は別体として構成したブースタに収納
し、湯沸器から供給された湯をガスバーナ等により昇温
してすすぎノズルに供給するように構成している。従っ
て、従来の食器洗浄機は洗浄機本体と、ブースタと、一
般給湯用の湯沸器を構成要素としている。
【0004】図3、図4はこのような食器洗浄機の従来
例を示すもので、符号1は洗浄機本体、2はブースタ、
3は一般給湯用として設置されている湯沸器である。洗
浄機本体1は上部の食器洗浄室4と下部の収納室5とか
ら構成しており、食器洗浄室4には上部及び下部位置の
夫々に洗浄用ノズル6とすすぎ用ノズル7を設置してい
る。また収納室5には上部が開口している洗浄湯槽8を
設置して食器洗浄室4から落下してくる湯を受ける構成
としており、この洗浄湯槽8内には電気ヒータ9とオー
バーフロー管10を設けている。そして洗浄湯槽8と洗
浄用ノズル6とを配管で接続し、適所に洗浄用ポンプ1
1を設置している。また収納室5内にはすすぎ用ポンプ
12を設置し、このすすぎ用ポンプ12の吐出側を配管
を介してすすぎ用ノズル7に接続すると共に、吸込側を
配管を介してブースタ2に設けたすすぎ湯槽13に接続
している。すすぎ用ポンプ12の吐出側の配管には、リ
ンス、洗剤供給装置14,15からの配管を合流させ、
洗剤供給装置14は、配管を介して洗浄湯槽8に接続し
ている。そしてリンス、洗剤供給装置14,15は夫々
配管を介してリンス容器16、洗剤容器17に接続する
構成としている。
【0005】一方、ブースタ2にはすすぎ湯槽13内の
湯を昇温するバーナ18を設置すると共にすすぎ湯槽1
3の湯入口にはボールタップ19を設け、このボールタ
ップ19は湯沸器3の出湯部に第1弁20を介して配管
に接続している。またこの第1弁20の下流側と上記洗
浄湯槽8を第2弁21を介して配管で接続している。ま
たすすぎ湯槽13には湯温センサ23を備えた湯温調節
装置を設け、湯温が所定の温度以下に低下した場合にバ
ーナ18を自動的にONとするように制御を行ってい
る。尚、符号22は排気筒である。
【0006】以上の構成に於ける運転動作を次に説明す
る。まず運転開始時には、湯沸器3に点火した後、第1
弁20を開とすることにより湯沸器3の通常の温度、例
えば40〜60℃の湯をボールタップ19を介してすすぎ湯
槽13に供給して所定量を溜める。次いで第2弁21を
開とすることにより湯沸器3の湯を洗浄湯槽8に供給
し、所定量溜ったら第2弁21を閉とする。次いで操作
スイッチをONとすることによりブースタ2のバーナ1
8に点火してすすぎ湯槽13内の湯を所定温度、例えば
80〜85℃程度まで昇温する動作を開始すると共に、湯温
調節装置により、洗浄湯槽8内の湯を所定温度、例えば
60〜65℃程度に保温または昇温する動作が開始し、以上
により運転開始時の初期動作が完了する。尚、この初期
動作に於いては、適量の洗剤を手動にて洗浄湯槽8内に
供給する。
【0007】このように初期動作が完了した状態に於い
て、食器洗浄室4の扉を開いて食器を装着したラックを
所定位置に設置し、扉を閉じると洗浄用ポンプ11がO
Nとなって洗浄動作が開始する。洗浄動作の開始によ
り、洗浄湯槽8内の湯は洗浄用ポンプ11により昇圧さ
れて洗浄用ノズル6から噴出し、食器の汚れを除去して
落下してフィルタを通って洗浄湯槽8に回収され、循環
使用される。
【0008】このようにして所定の洗浄時間が経過する
と洗浄用ポンプ11がOFFとなり、所定の休止時間経
過後、すすぎ用ポンプ12がONとなり、今度はすすぎ
湯槽13内の高温の湯、例えば80〜85℃の湯がすすぎ用
ノズル7から噴出して所定時間すすぎ動作が行われる。
このすすぎ動作に於いては、リンス、洗剤供給装置1
4,15によりリンスや洗剤が適宜供給される。このす
すぎ動作に於ける高温の湯により食器は殺菌され、すす
ぎ動作が停止して所定時間が経過すると食器は余熱によ
り乾燥される。そしてすすぎ用ノズル7から噴出してす
すぎに供された湯は、洗浄湯槽8に回収され、増えた湯
はオーバーフロー管10を経て排出される。またすすぎ
湯槽8内には、すすぎ用ポンプ12で排出される分の湯
がボールタップ19を介して湯沸器3から補充される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の食
器洗浄機では次のような課題がある。 すすぎ湯槽とバーナを装置したブースタは洗浄機本
体とは別体に構成して隣接して設置するようにしている
ので、設置スペースが大きい。 放熱源となるブースタが洗浄機の足元にあるため作
業に際して暑く、室内環境を悪くしている。 ブースタの点火操作が面倒である。 初期動作時に於ける洗浄湯槽及びすすぎ湯槽への貯
湯は、給湯弁の開閉を手動操作にて行うため面倒であ
る。 一般給湯用の湯沸器を他の設備と共用して用いるた
め、給湯温度が変動しやすく、所定の洗浄湯温が得られ
ないことも多く、安定した洗浄性能が得られない。 上記の理由から、すすぎ湯槽への給湯温度も変動し
やすく、しかも湯温調節装置の制御精度が一般的に悪い
ことから、給湯温度によってすすぎ湯槽内の湯温が変動
するため、安定したすすぎ性能が得られない。 本発明は、このような課題を解決することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、まず洗浄ノズルとすすぎノズルを
設けた食器洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ
湯槽を収納した洗浄機本体と、洗浄湯とすすぎ湯に対応
する温度の湯を選択して供給が可能な瞬間式の湯沸器と
から構成し、湯沸器の給湯配管を分岐させて、夫々洗浄
湯槽及びすすぎ湯槽に至る第1、第2の分岐給湯配管を
構成すると共に、これらの分岐給湯配管に夫々遠隔操作
可能な第1、第2の弁を設けると共に、前記洗浄湯槽及
びすすぎ湯槽には、湯沸器からの湯の所定の供給量に対
応する水位での動作により夫々上記第1、第2の弁を閉
として給湯を停止するための水位検出手段を設け、前記
洗浄湯槽、すすぎ湯槽から夫々前記洗浄ノズル、すすぎ
ノズル間にポンプを備えた給湯配管を構成した食器洗浄
機を提案する。
【0011】また本発明は、以上の構成に於いて、給湯
配管には、更に排水管に至る第3の分岐給湯配管を分岐
構成して、この分岐給湯配管に遠隔操作可能な第3の弁
を設けると共に、この分岐給湯配管またはその上流側の
給湯配管に湯温センサを設けた食器洗浄機を提案する。
【0012】
【作用】運転開始時には、洗浄に適する温度の出湯が行
われるように湯沸器を設定して、第1の弁を開とするこ
とにより、洗浄湯槽に洗浄に適する温度の湯を供給する
ことができる。所定量の供給は水位検出手段により検出
することができ、所定の水位に湯が供給されたら第1の
弁を閉とする。
【0013】次いで、すすぎに適する高温の出湯が行わ
れるように湯沸器を設定して、第2の弁を開とすること
により、すすぎ湯槽にすすぎに適する温度の湯を供給す
ることができる。このすすぎ湯槽でも、所定量の供給は
水位検出手段により検出することができ、所定の水位に
湯が供給されたら第2の弁を閉とする。
【0014】従って、湯沸器から供給された湯を昇温す
る手段としてのブースタは必要でなくなる。そして湯沸
器は室内の壁に設置したり、室外に設置する等、設置の
自由度が大きい。
【0015】洗浄湯槽への給湯は、洗浄機の運転開始時
にのみ、または必要に応じて随時行うのであるが、洗浄
機運転開始後は、湯沸器はすすぎ湯の供給時にのみバー
ナに点火して給湯動作を行うので、各回の給湯動作の当
初はポストパージ等により冷却された湯沸器内の保有水
等が給湯配管を流れる。そこで、給湯配管に、更に排水
管に至る第3の分岐給湯配管を分岐構成して、この分岐
給湯配管に遠隔操作可能な第3の弁を設けると共に適所
に湯温センサを設けた構成とすれば、すすぎ湯槽への給
湯に際して、湯温センサにより湯温を検知し、湯温が所
定の温度以下の場合には、まず第3の弁を開として、冷
却された湯を排水管に排出し、しかる後、湯温センサが
所定温度以上の湯温を検知した場合に、第3の弁を閉と
すると共に、第2の弁を開とすることにより、所定の高
温の湯のみをすすぎ湯槽に供給することができる。また
上記給湯に際して、湯温センサにより検知した湯温が所
定温度を越えている場合には、第2の弁を開としてすす
ぎ湯槽への給湯を行う。この給湯動作中も湯温センサに
より常時湯温を監視しており、湯温が所定の温度よりも
低くなった場合には、上記のように第2の弁を閉とする
と共に第3の弁を開として、排水管により低い温度の湯
を排水する。こうしてすすぎ湯槽には、所定の高温の湯
のみを供給することができる。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図1,図2について説
明する。図に於いて、符号101は洗浄機本体で、この洗
浄機本体101は食器洗浄室102と、その下方の収納室103
とから構成している。食器洗浄室102には上部及び下部
位置の夫々に洗浄用ノズル104とすすぎ用ノズル105を設
置している。また収納室103には、上部106を横方向に突
出させて広い開口部を構成した洗浄湯槽107を設置して
食器洗浄室102から落下してくる湯を受ける構成とする
と共に、この横方向に突出した上部106の下方にすすぎ
湯槽108を設置しており、すすぎ湯槽108は適宜の保温構
造としている。洗浄湯槽107には電気ヒータ109と湯温セ
ンサ110を備えた湯温調節装置を設けると共に、オーバ
ーフロー管111を設けている。そして、このオーバーフ
ロー管111は排水管112に接続している。更に洗浄湯槽10
7には水位検出手段113を設けており、この水位検出手段
113は2つの水位を検出可能な3つの電極E1,E2,
E3を設けている。更にすすぎ湯槽108には、洗浄湯槽1
07と同様に、電気ヒータ114と湯温センサ115を備えた湯
温調節装置を設けると共に2つの水位を検出可能な3つ
の電極F1,F2,F3を備えた水位検出手段116を設
けている。尚、E3,F3は共通のアース電極である。
そして洗浄湯槽107と洗浄用ノズル104とを洗浄用ポンプ
117を備えた配管で接続すると共に、すすぎ湯槽108とす
すぎ用ノズル105とをすすぎ用ポンプ118を設けた配管で
接続している。また図示は省略しているが、洗浄機本体
101の適所には、従来の洗浄機と同様に適宜のリンス、
洗剤供給装置を設置する。
【0017】符号119は瞬間式の湯沸器であり、この湯
沸器119は、流水を検知してバーナに点火する構成で、
出湯温度は洗浄湯に対応する温度、例えば60〜65℃程度
と、すすぎ湯に対応する高温、例えば80〜85℃程度の湯
を給湯配管120を介して供給可能に構成している。この
ような湯沸器は、例えば出湯温度をフィードバック制御
により設定温度に制御可能な湯沸器を利用し、この設定
温度を制御手段121により上記2種類の温度に選択する
ようにして構成することができる。
【0018】給湯配管120は分岐させ、夫々洗浄湯槽10
7、すすぎ湯槽108に至る第1、第2の分岐給湯配管120
a,120bを構成しており、これらの分岐給湯配管120
a,120bに夫々遠隔操作可能な第1、第2の弁122a,
122bを設けている。更に、上記給湯配管120は、上記第
1、第2の分岐給湯配管120a,120bと共に、前記排水
管112に至る第3の分岐給湯配管120cを分岐構成してお
り、分岐給湯配管120cに遠隔操作可能な第3の弁122c
を設けている。この実施例に於いては上記第1、第2、
第3の弁121(a,b,c)は電磁弁により構成してお
り、従って給湯配管120にはウオーターハンマー防止用
に圧力吸収装置123を設けている。これらの電磁弁は電
動弁に代えることができ、この場合には圧力吸収装置12
3は不要となる。また給湯配管120の分岐部には湯温セン
サ124を設けている。この湯温センサ124は後述するよう
に分岐給湯配管120cを介して排水している場合に、上
流側から湯が流れてくる個所であれば適所に設置するこ
とができる。そして符号121は前述したように、湯沸器1
19の出湯湯温を選択したり、前記各水位検出手段113,1
16や湯温センサ124からの信号を入力として前記弁122
(a,b,c)を制御する制御手段である。尚、符号12
5は逆止弁、126は排水用電磁弁ある。
【0019】次に図2の構成の運転動作を説明する。ま
ず運転開始時には、制御手段121は洗浄に適する温度の
出湯が行われるように湯沸器119の出湯湯温を設定し、
この状態で第1の弁122aを開とする。この動作により
流水を検知すると湯沸器119のバーナが点火し、設定さ
れた温度の出湯が行われる。即ち、湯沸器119からの洗
浄に適する温度の湯は、給湯配管120、第1の分岐給湯
配管120aを通って洗浄湯槽107に供給される。
【0020】この給湯により洗浄湯槽107の水位が上が
り、第1の電極E1に対応する水位に至ると水位検出手
段113が制御手段121に信号を発し、制御手段121はこの
信号を受けて第1の弁122aを閉として、給湯を停止す
る。
【0021】以上の動作に於いて制御手段121は第1の
弁122aを開としてからの湯温の推移を湯温センサ124に
より監視し、所定時間経過後に設定温度、例えば60℃に
上昇していない場合には湯沸器119のバーナが不点火で
あると判断して、第1の弁122aを閉として給湯動作を
停止すると共に異常警報信号を発することができ、この
場合には湯沸器119の異常を検出することができると共
に、無駄な給水の継続を防止することができる。
【0022】上述した動作により洗浄湯槽107に所定の
給湯がなされた後、制御手段121は湯沸器119の設定温度
としてすすぎに適する高温側を選択する。そしてこれと
共に第2の弁122bを開として、湯沸器119からの湯を給
湯配管120、分岐給湯配管120bを介してすすぎ湯槽108
に供給する。そしてすすぎ湯槽108内の湯の水位が第1
の電極F1に対応する水位に達すると水位検出手段116
が制御手段121に信号を発して第2の弁122bを閉とし、
給湯を停止する。以上により初期動作が完了し、流水を
検知しなくなった湯沸器119はバーナを消火して、ポス
トパージ等の所定の待機動作を行う。
【0023】このように初期動作が完了した状態に於い
て、食器洗浄室102の扉を開いて食器を装着したラック
を所定位置に設置し、扉を閉じると洗浄用ポンプ117が
ONとなって洗浄動作が開始し、洗浄湯槽107内の60〜6
5℃程度の湯が洗浄用ノズル104から噴出し、食器の汚れ
を除去して落下し、適宜フィルタを通って開口している
上部106から洗浄湯槽107に回収され、循環使用される。
【0024】このようにして所定の洗浄時間が経過する
と洗浄用ポンプ117がOFFとなり、所定の休止時間経
過後、すすぎ用ポンプ118がONとなり、今度はすすぎ
湯槽108内の高温の湯、例えば80〜85℃の湯がすすぎ用
ノズル105から噴出して所定時間すすぎ動作が行われ
る。このすすぎ動作に於いては、リンス、洗剤供給装置
によりリンスや洗剤が適宜供給される。このすすぎ動作
に於ける高温の湯により食器は殺菌され、すすぎ動作が
停止して所定時間が経過すると食器は余熱により乾燥さ
れる。そしてすすぎ用ノズル105から噴出してすすぎに
供された湯は、洗浄湯槽107に回収され、増えた湯はオ
ーバーフロー管111を経て排水管112に排出される。この
ようにして今回の食器洗浄が完了した後、洗浄湯槽107
内の洗浄湯は、湯温調節装置により次回の食器洗浄まで
上述した洗浄に適する湯温に維持される。そして次回か
らの食器洗浄に於いては、制御手段121は湯沸器119の出
湯設定温度を高温側に設定し、従って湯沸器はすすぎ動
作に対応してのみ動作して高温の湯をすすぎ湯槽108に
供給する。
【0025】上述した通り、初期動作が完了して流水を
検知しなくなった湯沸器119はバーナを消火して、ポス
トパージ等の所定の待機動作を行うため、湯沸器119内
の湯(保有水)は冷却され、また給湯配管120内の湯も
冷める。従って、次回からの食器洗浄に於けるすすぎ動
作に際して、直ちに第2の弁122bを開としてすすぎ湯
槽108への給湯を行うと冷めた湯も供給されてしまい、
結局、湯沸器119からの高温の湯がすすぎ湯槽108内に於
いてうめられてしまう。
【0026】そこで、すすぎ湯槽108への給湯に際して
は、湯温センサ124により給湯配管120または分岐給湯配
管120b内の湯温を検知し、この湯温が所定の温度、例
えば70℃以下の場合には、制御手段121はまず第3の弁1
22cを開として、給湯配管120を流れてくる湯を、暫く
は分岐給湯配管120cから排水管112に流して捨ててしま
う。この排水動作は湯温センサ124により湯温を監視し
ながら行い、湯温が所定の温度に達した場合に第3の弁
122cを閉とすると共に第2の弁122bを開としてすすぎ
湯槽108への給湯を行う。また上記給湯に際して、給湯
配管120または分岐給湯配管120b内の湯温が所定の温
度、例えば70℃を越えている場合は、第2の弁118bを
開としてすすぎ湯槽113への給湯を行う。この給湯動作
も湯温センサ124により湯温を監視しながら行い、給湯
の途中で湯温が所定の温度よりも低くなった場合には、
第2の弁118bを閉とすると共に、第3の弁118cを開と
して、低い温度の湯を配水管117により排水する。この
ような動作によりま、すすぎ湯槽108には常時所定の高
温の湯のみが供給され、すすぎ動作を確実に行うことが
できる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、以下に
示すような効果がある。 ブースタを必要とせず、すすぎ湯槽を洗浄機本体の
収納室内に収納することができるので、洗浄機の設置ス
ペースを大幅に低減することができる。 湯沸器は設置に自由度があり、洗浄機本体近傍の足
元に設置する必要がないので作業に際して暑くなく、屋
外に設置すれば厨房室内への放熱がなくなるので、室内
環境を改善することができると共に、室内への燃料ガス
の配管や排気筒が不要となるので、施工性が向上する。 給湯のための弁を開とするだけで点火動作が行える
瞬間湯沸器を用いることにより、ブースタのような点火
操作が不要となるばかりでなく、洗浄湯槽及びすすぎ湯
槽への給湯の自動化を図ることができ、操作が非常に簡
単になる。 すすぎ湯槽には、常時所定の高温のすすぎ湯を溜め
ることができ、食器の殺菌、乾燥を確実に行うことがで
きる。 一般給湯用とは独立した専用の湯沸器を用いること
により、給湯温度が安定するため、洗浄に必要な所定湯
温が常に得られ、洗浄性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗浄機の実施例の外観を表した斜
視図である。
【図2】本発明の食器洗浄機の実施例の構成を表した系
統図である。
【図3】食器洗浄機の従来例の外観を表した斜視図であ
る。
【図4】食器洗浄機の従来例の構成を表した系統図であ
る。
【符号の説明】
101 洗浄機本体 102 食器洗浄室 103 収納室 104 洗浄用ノズル 105 すすぎ用ノズル 106 上部 107 洗浄湯槽 108 すすぎ湯槽 109,114 電気ヒータ 110,115 湯温センサ 111 オーバーフロー管 112 排水管 113,124 水位検出手段 117 洗浄用ポンプ 118 すすぎ用ポンプ 119 湯沸器 120 給湯配管 120(a,b,c) 分岐給湯配管 121 制御手段 122(a,b,c) 遠隔操作可能な弁 123 圧力吸収装置 124 湯温センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ノズルとすすぎノズルを設けた食器
    洗浄室の下方の収納室内に洗浄湯槽とすすぎ湯槽を収納
    した洗浄機本体と、洗浄湯とすすぎ湯に対応する温度の
    湯を選択して供給が可能な瞬間式の湯沸器とから構成
    し、湯沸器の給湯配管を分岐させて、夫々洗浄湯槽及び
    すすぎ湯槽に至る第1、第2の分岐給湯配管を構成する
    と共に、これらの分岐給湯配管に夫々遠隔操作可能な第
    1、第2の弁を設けると共に、前記洗浄湯槽及びすすぎ
    湯槽には、湯沸器からの湯の所定の供給量に対応する水
    位での動作により夫々上記第1、第2の弁を閉として給
    湯を停止するための水位検出手段を設け、前記洗浄湯
    槽、すすぎ湯槽から夫々前記洗浄ノズル、すすぎノズル
    間にポンプを備えた給湯配管を構成したことを特徴とす
    る食器洗浄機
  2. 【請求項2】 請求項1の食器洗浄機に於いて、夫々の
    弁は電磁弁として構成し、給湯配管及び給水配管に圧力
    吸収装置を設けたことを特徴とする食器洗浄機
  3. 【請求項3】 請求項1の食器洗浄機に於いて、夫々の
    弁は電動弁として構成したことを特徴とする食器洗浄機
  4. 【請求項4】 請求項1の食器洗浄機に於いて、給湯配
    管には、排水管に至る第3の分岐給湯配管を分岐構成し
    て、この分岐給湯配管に遠隔操作可能な第3の弁を設け
    ると共に、この分岐給湯配管またはその上流側の給湯配
    管に湯温センサを設けたことを特徴とする食器洗浄機
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Citations (4)

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JPS506968B1 (ja) * 1969-05-09 1975-03-19
JPS62213724A (ja) * 1986-03-14 1987-09-19 松下電器産業株式会社 食器洗い機
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