JP2012132611A - 自動製氷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】氷噛み等の異常時においても水皿の動作を確実に検知することができる自動製氷機を提供する。
【解決手段】水皿18が閉成位置となる製氷運転では、押圧部58が回転軸36の周面に押されて押ボタン60がONする状態となり、水皿18が傾動して開放位置となる除氷運転では、押圧部58が回転した回転軸36の切欠き部39内に入り込むことで押圧部58の押圧が解除されて押ボタン60がOFFする状態となることで水皿18の位置を検知する。
【選択図】図3
【解決手段】水皿18が閉成位置となる製氷運転では、押圧部58が回転軸36の周面に押されて押ボタン60がONする状態となり、水皿18が傾動して開放位置となる除氷運転では、押圧部58が回転した回転軸36の切欠き部39内に入り込むことで押圧部58の押圧が解除されて押ボタン60がOFFする状態となることで水皿18の位置を検知する。
【選択図】図3
Description
この発明は、一側が開口する複数の製氷小室を画成した製氷室と、一側が傾動自在に配置され、製氷小室の開口を閉成する閉成位置と製氷小室の開口を開放する開放位置との間で傾動するようにした水皿とを備えた自動製氷機に関するものである。
従来、下向きに開口した製氷室に内部画成された多数の製氷小室の下方を水皿で閉成した状態で製氷水を噴射供給して多数の氷塊を生成する製氷運転と、水皿を下方に傾動して製氷小室を開放した状態で製氷室を加熱し、製氷小室から落下させた氷塊を水皿上を滑落させて貯氷庫に案内して貯留する除氷運転とを繰り返す所謂クローズドセルタイプの自動製氷機が知られている。
このタイプの自動製氷機は、図7及び図8に示すように、筐体2の内部に画成された貯氷室4の内部上方に製氷機構6が配設されている。製氷機構6は、筐体2の上部に架設した矩形板状の機構枠8の下面に取り付けられている。製氷機構6を構成する製氷室12は下方に開口しており、機構枠8の下側に取付部材10を介して配設され、製氷室12内には縦横に配設した複数の仕切板によって多数の製氷小室12aが画成されている。製氷室12の上面には、図示しない冷凍装置に接続された蒸発器14が密着的に蛇行配置され、製氷運転に際して蒸発器14に供給される冷媒を気化させて各製氷小室12aを強制冷却するようになっている。
製氷室12の下方には、所定量の製氷水を貯留する製氷水タンク16を下方に一体的に組み付けた水皿18が配設され、該水皿18は軸支部材19に取り付けられた回転軸20が機構枠8の下面に配置された軸受部材22に回転可能に取り付けられることで一側が傾動自在に配設されている。水皿18は、アクチュエータモータ24等からなる水皿傾動機構26により回転軸20を中心にして傾動可能となっており、製氷運転時には製氷小室12aの下方に近接して図8に実線で示す水平位置に配置され、製氷運転中は製氷小室12aを閉成したこの閉成位置に保持される。そして、除氷運転時には回転軸20を中心に製氷室12から離間する方向に傾動し、図8に点線で示す製氷小室12aを開放する開放位置に保持されるようになっている。更に、製氷水タンク16の底部外方には、ポンプモータ28が取付けられ、このポンプモータ28により吸入された製氷水は、水皿18に吐出供給されると共に、この水皿18に穿設した噴水孔30から、各製氷小室12a内に噴射供給されるようになっている。
このような自動製氷機では、特許文献1及び特許文献2に示すように水皿の位置を検知するための水皿位置検知手段が設けられており、水皿位置検知手段が水皿が閉成位置又は開放位置に到達したことを制御手段に送信することで製氷運転及び除氷運転時の水皿の駆動を制御するようになっている。
しかしながら特許文献1の水皿位置検知手段は、アクチュエータモータに水皿位置検知手段を配置してモータの軸の動きを検知することで、間接的に水皿の位置を検知するようにしているため、モータの動きと水皿の動きが必ずしも一致していないことがあった。詳述すると、水皿を閉めようとした際に除氷不良等により水皿と製氷小室との間に氷が挟まってしまった場合、氷を挟んでいるために水皿は閉成位置に到達しないが、モータは水皿を吊っているバネを無理やりに引き伸ばしながら回転してしまうため、水皿が閉成位置に到達していないにも係らず水皿位置検知手段は水皿が閉成位置に到達したものと誤検知してしまうことがあった。また、特許文献2の水皿位置検知手段は、水皿上面や製氷室、又は水皿傾動機構に磁石等を配置することで位置を検知するようにしているため、磁石等の各部材の位置関係の調整が難しく、組み立て時の調整作業に時間がかかる上に、取り付け位置が悪いとうまく検知できないことがあった。
そこで本発明では、前述した従来の技術に内在している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、氷噛み等の異常時においても水皿の動作を確実に検知することができる自動製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る自動製氷機は、
一側が開口する複数の製氷小室を画成した製氷室と、回転軸により一側が傾動自在に配置された水皿とを備え、前記水皿が前記製氷小室の開口を閉成する閉成位置と製氷小室の開口を開放する開放位置との間で傾動するようにし、
前記水皿に設けられた回転軸の回転を検知することで水皿の位置を検知する水皿位置検知手段を設けたことを特徴とする。
一側が開口する複数の製氷小室を画成した製氷室と、回転軸により一側が傾動自在に配置された水皿とを備え、前記水皿が前記製氷小室の開口を閉成する閉成位置と製氷小室の開口を開放する開放位置との間で傾動するようにし、
前記水皿に設けられた回転軸の回転を検知することで水皿の位置を検知する水皿位置検知手段を設けたことを特徴とする。
本発明に係る自動製氷機によれば、異常時においても水皿動作を確実に検知することができ、水皿動作の検知精度を向上させることができる。
本発明に係る自動製氷機につき、好適な実施例を挙げて、図面を参照しながら以下説明する。なお、以下の説明における上下左右の方向については、図7のポンプモータ28が配置された側を前方とし、前方から製氷機構6を見たときの上下左右の方向とする。また、図7及び図8で説明した製氷機構の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、実施例1の製氷機構30は、上面が開放された箱状に形成された機構枠8の下方に配置される。製氷機構30は水皿18と図示を省略した製氷室12とを備えており、水皿18の左側端面には、前後方向に離間する一対の軸支部材32、34が取り付けられている。軸支部材32、34は、水皿18の上面から上方へ突き出すように矩形板状に形成され、前側の軸支部材32の上端部には前方へ突出する回転軸36が一体的に突設されており、後側の軸支部材34の上端部には同じく前方へ突出する回転軸38が一体的に突設されている。前側の回転軸36には図2に示すように、突出端面側から所定寸法分だけ奥側へ向けて回転軸36の下側部分を一部切り欠くことで切欠き部39が形成されている。また、後側の軸支部材34の回転軸38には、前端部分に雄ネジ38aが形成されている。更に、機構枠8の下面側には、回転軸36、38を軸支するために一対の軸受部材40が設けられており、軸受部材40は回転軸36、38にそれぞれ対応するように前後方向に離間して配置されている。軸受部材40は、機構枠8に配設した際に、機構枠8の下面に当接する当接片40aと、この当接片40aの前縁から鉛直に垂下した延出片40bとから断面L字状に形成されている。当接片40aには、左右方向に離間して穿設した一対の貫通孔(図示せず)が設けられており、機構枠8の上面に開設した通孔41と共通的にネジ43を下方から挿通して、機構枠8の上方に突出した各ネジ43の先端部にナット44を螺合することで機構枠8の下面に軸受部材40が締着されている。また、延出片40bには、回転軸36、38を挿通させるための挿通孔46が設けられている。
以上のように構成された水皿18の前側の回転軸36を前側の軸受部材40の挿通孔46に後側から挿通させると共に、後側の回転軸38を後側の軸受部材40の挿通孔46に挿通させることで、水皿18は機構枠8の下方に取り付けられる。この状態で後側の回転軸38の先端に設けられた雄ネジ38aに、ワッシャ48を介して延出片40bの前後に僅かな隙間ができるように袋ナット50を螺合することで、水皿18の前後方向への移動を規制したうえで、水皿18は回転軸36、38を中心として一側(右側)が傾動自在に取り付けられる。
機構枠8の前面板8aの前面側には、マイクロスイッチ52が、前側の回転軸36の先端部分に対応するように取り付けられている。マイクロスイッチ52は、図3(a)、(b)に示すようにケース本体54の右側面上端部から右斜め下方へ向けてスイッチレバー56が設けられており、該スイッチレバー56は、下端に設けられた半円形状の押圧部58が押されることで上端部を基点に傾動可能となっている。そして、ケース本体54の右側面下端部近傍には押ボタン60が配置されており、押圧部58が押されてスイッチレバー56が傾動することで押ボタン60が押されてONすると、自動製氷機に設けられた図示しない制御手段にON信号が送信されるようになっている。マイクロスイッチ52は、水皿18が閉成位置となる製氷運転では、図3(a)に示すように、押圧部58が回転軸36の周面に押されて押ボタン60がONする状態となり、水皿18が傾動して開放位置となる除氷運転では、図3(b)に示すように、押圧部58が回転した回転軸36の切欠き部39内に入り込むことで押圧部58の押圧が解除されて押ボタン60がOFFするように取り付けられている。
以上のように構成された実施例1の自動製氷機の動作について説明する。なお、製氷開始時は水皿18は閉成位置にあるものとする。製氷運転を開始すると、冷凍装置から蒸発器14に冷媒が供給されて製氷室12が冷却されると共に、ポンプモータ28が駆動され、製氷水タンク16に貯留されている製氷水が噴水孔30から噴射されて製氷水は製氷小室12a内に供給される。製氷小室12aは、蒸発器14により冷却されているので、噴射された製氷水は製氷小室12aの内壁に接触して冷却される。製氷小室12aの内壁と接触した後の製氷水は落下して製氷水タンク16に回収され、再びポンプモータ28により製氷小室12aに噴射されるという循環を繰り返すことで次第に冷却されて0℃に近づいていき、除々に製氷小室12aの内壁に氷が生成されていく。このとき、マイクロスイッチ52の押圧部58は、図3(a)に示すように、回転軸36の円周面に当接して押ボタン60はON状態となっており、水皿18が製氷小室12aを下側から閉成した閉成位置にあることを制御手段に送信している。そして、製氷運転が進んで製氷小室12a内に氷塊が生成され、製氷室12が製氷完了温度となったことが図示しない温度センサで検知されると、製氷運転が終了し除氷運転に切り替えられる。
除氷運転に切り替わると、冷凍装置からホットガスが蒸発器14へ供給されて製氷室12が加熱されると共に、水皿傾動機構26により水皿18が下方へ傾動される。水皿18が下方へ傾動すると、回転軸36も回転し、切欠き部39も時計周りに回転する。切欠き部39が回転すると、押圧部58が回転軸36の円周面から切欠き部39内へと入り込むことでスイッチレバー56が右側へと傾動し、押ボタン60がOFFとなる。押ボタン60がOFFすると、制御手段が信号がOFFとなったことを検知して、制御手段内に設けられた図示しないタイマーがスタートし、水皿18が製氷小室12aを開放する開放位置に到達したと見なされる時間が経過したことを計測すると、水皿傾動機構26のモータ24を停止させて水皿18の傾動を停止させる。そして、除氷運転により製氷室12が加熱されて氷塊の製氷小室12aとの氷結面が融解されると、氷塊は自重により製氷小室12aから剥離落下し、水皿18上を滑落して下方に位置する貯氷室4に放出されて貯留される。その後、製氷室12の温度が上昇して温度センサが除氷完了温度を検知すると、蒸発器14へのホットガスの供給が停止されると共に、水皿傾動機構26により水皿18が上方へ傾動される。このとき、押圧部58及び切欠き部39は上記と逆の動作を行い、押圧部58が切欠き部39内から離脱して回転軸36の円周面に当接し、スイッチレバー56を傾動させて押ボタン60をONさせると、制御手段にON信号が送信されて水皿傾動機構26のモータ24を停止させ水皿18の上方への傾動を停止する。このような製氷運転と除氷運転とが繰り返されることで、貯氷室4に所定量の氷塊が貯留される。以上のようにマイクロスイッチ52と回転軸36の切欠き部39とにより実施例1の水皿位置検知手段は構成され、水皿18の位置を検知するようになっている。なお、制御手段には水皿18の傾動開始と同時にスタートするタイマーが設けられており、水皿18の傾動開始から所定時間経過しても水皿位置検知手段が水皿18の到達又は傾動を開始したことが検知できない場合に氷噛み等の異常と判断し、機械を停止させるようになっている。
以上のように実施例1に係る自動製氷機によれば、水皿の動きと連動する回転軸の回転を位置検知部材(マイクロスイッチ)で検知することで水皿の位置を検知するようにしたので、水皿が閉じる際の動きを精度良く検知することができ、除氷不良等により水皿と製氷小室との間に氷が挟まってしまった場合でも誤検知することなく水皿の動きを確実に検知することができる。また、回転するのみで位置は動かない回転軸を検知するようにしたので、各部材の位置関係の調整が簡単にでき、製品の組み立て時の調整作業の時間を短縮することができる。
実施例2では、水皿位置検知手段の構成が実施例1とは異なっている。図4に示すように、実施例2の製氷機構70は、水皿18の左側端面に、前後方向に離間する一対の軸支部材72、74が取り付けられている。軸支部材72、74は、水皿18の上面から上方へ突き出すように矩形板状に形成され、前側の軸支部材72の上端部には、後側のみ開口した軸孔76が設けられた保持部78が一体的に設けられており、後側の軸支部材74の上端部には、前後に貫通した軸孔80が設けられた保持部82が一体的に設けられている。機構枠8の下面側には、前記保持部78、82の軸孔76、80に挿通される支持軸84、86がそれぞれ設けられた軸受部材88、90が前後方向に離間して配置されている。軸受部材88、90は、機構枠8に配設した際に、機構枠8の下面に当接する当接片88a、90aと、この当接片88a、90aの後縁から鉛直に垂下した延出片88b、90bとから断面L字状に形成され、延出片88b、90bの前側の面から支持軸84、86が突設されている。後側の支持軸86の前端部分には雄ネジ86aが形成されており、前側の支持軸84よりも長く形成されている。軸受部材88、90の機構枠8に対する取付構造は実施例1と同様のため説明は省略する。
以上のように構成された水皿18の前側の保持部78の軸孔76に支持軸84を後側から挿入させると共に、後側の保持部82の軸孔80に支持軸86を後側から挿通させることで、水皿18は機構枠8の下方に取り付けられる。この状態で保持部82の軸孔80から前方へ突出した支持軸86の先端に設けられた雄ネジ86aに、ワッシャ48を介して保持部82の前後に僅かな隙間ができるように袋ナット50を螺合することで、水皿18の前後方向への移動を規制したうえで、水皿18は保持部78、82を中心として一側(右側)が傾動自在に取り付けられる。実施例2においては、この保持部78、82が回転軸に相当する。
前側の保持部78の前面には、縦長楕円形状のカム92が取り付けられており、カム92の下端側背面を保持部78の前面に取り付けることで、水皿18が傾動して保持部78が回転すると、カム92の下端側を中心として上端側が傾動するようになっている。また、機構枠8の前面板8aの前面側には、マイクロスイッチ52が、カム92に対応するように取り付けられている。マイクロスイッチ52は、実施例1と同一構成であるが、スイッチレバー56、押圧部58、押ボタン60が下側に位置する向きで取り付けられている。このように構成することで、水皿18が閉成位置となる製氷運転においては図5(a)に示すように、カム92の上側の周面が押圧部58を下側から押すことで押ボタン60がONされて制御手段にON信号が送信され、水皿18が傾動して開放位置となる除氷運転においては図5(b)に示すように、カム92が傾動して押圧部58の押圧が解除されて押ボタン60がOFFするようになっている。マイクロスイッチ52と保持部78の前面に取り付けられたカム92とにより実施例2の水皿位置検知手段は構成され、水皿18の位置を検知するようになっている。なお、製氷運転と除氷運転の切り替えタイミングや水皿傾動機構26の駆動タイミング等は実施例1と同一であるため詳細な説明は省略する。
以上のように実施例2に係る自動製氷機によれば、実施例1と同様に水皿が閉じる際の動きを精度良く検知することができ、除氷不良等により水皿と製氷小室との間に氷が挟まってしまった場合でも誤検知することなく水皿の動きを確実に検知することができる。また、カムを介して保持部(回転軸)の回転を検知するようにしたので、回転軸の回転を大きな動作範囲で検知できるようになるため、より正確に回転軸の回転を検知することができる。
実施例3では、実施例1、2とは異なり、水皿が閉成位置に到達した際の検知だけではなく、水皿が開放位置に到達した際も水皿位置検知手段で検知できるようにしている。なお、実施例3は軸支部材、保持部、軸受部材、支持軸等の水皿位置検知手段以外の構成は実施例2と同一のため、実施例2と異なる部分のみ説明する。
図6(a)及び(b)に示すように、前側の保持部78の前面には、縦長楕円形状のカム94が下端側を中心として上端側が傾動するように取り付けられており、該カム94の上端部近傍には、磁石96が内設されている。また、機構枠8の前面板8aの前面側には、前記カム94の移動軌跡と対応するように基板98が取り付けられ、図示しない導線により制御手段に接続されている。基板98の前面とカム94の背面とは、僅かに離間した位置関係となるように配設されており、カム94は基板98の前面から僅かに浮かせて非接触状態で傾動するようになっている。基板98には、左右方向に所定間隔離間して一対の磁気センサ100、102が内設されており、左側に位置する磁気センサ100は図6(a)に示すように、水皿18が閉成位置となったときに磁石96と相対する位置に設けられ、右側に位置する磁気センサ102は図6(b)に示すように、磁気センサ100よりも下方に配置することで水皿18が開放位置となったときに磁石96と相対するように設けらている。
以上のように構成された実施例3の自動製氷機の動作について、水皿位置検知動作を主に説明する。製氷開始時は、図6(a)に示すように、磁石96が磁気センサ100と相対する位置にあるため、磁気センサ100が磁石96の磁力を検知することで検知信号が制御手段に送信される。制御手段は、磁気センサ100からの信号により水皿18が閉成位置にあると判断して製氷運転を開始する。その後、製氷運転が終了し除氷運転に切り替わると、水皿傾動機構26により水皿18が下方へ傾動され、それに伴いカム94及び磁石96も傾動するため、磁石96が磁気センサ100の検知範囲から外れて磁気センサ100から出力されていた検知信号も停止される。そして、水皿18が開放位置に到達すると、図6(b)に示すように、磁石96は磁気センサ102と相対する位置に到達し、磁気センサ102が磁石96の磁力を検知することで検知信号が制御手段に送信される。制御手段は、磁気センサ102からの信号により水皿18が開放位置に到達したと判断して水皿傾動機構26のモータ24を停止させ水皿18の下方への傾動を停止させる。その後、製氷室12の温度が上昇して温度センサが除氷完了温度を検知すると除氷が完了したと判断され、水皿傾動機構26により水皿18が上方へ傾動されると、磁石96が磁気センサ102の検知範囲から外れて磁気センサ102から出力されていた検知信号も停止される。そして、水皿18が閉成位置に到達すると、磁気センサ100が磁石96の磁力を検知することで水皿18が閉成位置に到達したと判断して水皿傾動機構26のモータ24を停止させ水皿18の上方への傾動を停止させる。以上のように磁気センサ100、102が設けられた基板98と保持部78の前面に取り付けられたカム94に設けられた磁石96とにより実施例2の水皿位置検知手段は構成され、水皿18の位置を検知するようになっている。
以上のように実施例3に係る自動製氷機によれば、水皿の閉成位置と開放位置に対応する磁気センサを設けた基板と、保持部78(回転軸に相当)に取り付けられたカムに配置された磁石とで水皿の位置を検知するようにしたので、水皿が閉成位置に到達した際の検知だけではなく、水皿が開放位置に到達した際も水皿位置検知手段で検知できるようになるため、水皿の動きを更に精度良く検知することができ、除氷不良等により水皿と製氷小室との間に氷が挟まってしまった場合でも誤検知することなく水皿の動きを確実に検知することができる。また、磁石と磁気センサとは非接触状態で検知するため、位置検知部品が接触により磨耗することはなく耐久性を向上させることができる。
本発明では、前述の実施例に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例においては、下向きに開口した製氷室の下方を水皿で開閉する下向き製氷室タイプの自動製氷機としたが、横向きに開口した製氷室の側方を水皿で開閉する横向き製氷室タイプの自動製氷機に本発明を採用してもよい。
(2)水皿位置検知手段は実施例の構造に限定されるものではなく、要は回転軸の回転を検知できるものであれば、他の構造としてもよい。
(1)実施例においては、下向きに開口した製氷室の下方を水皿で開閉する下向き製氷室タイプの自動製氷機としたが、横向きに開口した製氷室の側方を水皿で開閉する横向き製氷室タイプの自動製氷機に本発明を採用してもよい。
(2)水皿位置検知手段は実施例の構造に限定されるものではなく、要は回転軸の回転を検知できるものであれば、他の構造としてもよい。
8 機構枠、 12 製氷室、
18 水皿、 36 回転軸、
39 切欠き部、 52 マイクロスイッチ、
78 保持部、 92、94 カム、
96 磁石、 98 基板、
100、102 磁気センサ
18 水皿、 36 回転軸、
39 切欠き部、 52 マイクロスイッチ、
78 保持部、 92、94 カム、
96 磁石、 98 基板、
100、102 磁気センサ
Claims (1)
- 一側が開口する複数の製氷小室を画成した製氷室と、回転軸により一側が傾動自在に配置された水皿とを備え、前記水皿が前記製氷小室の開口を閉成する閉成位置と製氷小室の開口を開放する開放位置との間で傾動するようにした自動製氷機において、
前記水皿に設けられた回転軸の回転を検知することで水皿の位置を検知する水皿位置検知手段を設けたことを特徴とする自動製氷機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014185806A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 自動製氷機 |
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