JP2014181261A - 抗微生物剤と香料を含有する経時的な色調変化が抑制された組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】含窒素化合物を含む抗微生物剤と、アルデヒド系香料、アルコール系香料、ラクトン系香料及び/又はケトン系香料とを含む芳香性組成物において、有機酸を配合することにより、当該芳香性組成物の色調変化を抑制でき、色調を長期間安定に保持できる。
【選択図】なし
Description
項1.(i)含窒素化合物を含む抗微生物剤、
(ii)アルデヒド系香料、アルコール系香料、ラクトン系香料及びケトン系香料からなる群より選択される少なくとも1種の香料、並びに
(iii)有機酸及び/又はその塩
を含有することを特徴とする芳香性組成物。
項2.前記含窒素化合物が、グアニジン骨格を有する化合物、イソチアゾリン骨格を有する化合物、ベンゾイソチアゾリン骨格を有する化合物、ピリジン骨格を有する化合物、及び第4級アンモニウム塩からなる群より選択される少なくとも1種である、項1に記載される芳香性組成物。
項3.前記含窒素化合物が、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、ナトリウムピリチオン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4イソチアゾリン−3−オン、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、パルミチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・PTS塩、オクチルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート、ラウリルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート、N−ヒドロキシエチルプロピルアルキルアマイドナイトレート、及びポリヘキサメチレングアニジンヒドロクロライド(PHMG)からなる群より選択される少なくとも1種である、項1又は2に記載の芳香性組成物。
項4.前記香料が、アルデヒド系香料及び/又はアルコール系香料である、項1〜3のいずれかに記載の芳香性組成物。
項5.前記香料が、シトラール、ヘキシルシナミックアルデヒド、バニリン及びオイゲノールからなる群より選択される少なくとも1種である、項1〜4のいずれかに記載の芳香性組成物。
項6.前記有機酸がヒドロキシ酸、ジカルボン酸及びアミノポリカルボン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、項1〜5のいずれかに記載される芳香性組成物。
項7.前記有機酸がリンゴ酸及び/又はクエン酸である、項1〜6のいずれかに記載の芳香性組成物。
項8.トイレ用洗浄剤又は除菌スプレーである、項1〜7のいずれかに記載の芳香性組成物。
項9.芳香剤又は消臭剤である、項1〜7のいずれかに記載の芳香性組成物。
本発明の組成物は、(i)含窒素化合物を含む抗微生物剤、(ii)アルデヒド系香料、アルコール系香料、ラクトン系香料、及びケトン系香料からなる群より選択される少なくとも1種の香料、並びに(iii)有機酸を含有することを特徴とする。以下、本発明の組成物について説明する。
本発明の組成物に使用される抗微生物剤は、含窒素化合物を有効成分とするものである。抗微生物剤として使用される含窒素化合物については、化合物中に窒素原子を含み、対象物から雑菌を除いて減らす作用を備えることを限度として特に制限されず、従来抗微生物剤として公知の含窒素化合物を使用することができる。本明細書において、抗微生物剤とは、対象物から雑菌を除いて減らす目的で使用されるものを意味し、殺菌剤、消毒剤、防カビ剤、防腐剤、除菌剤も包含する概念である。
アミン基とは、アンモニアの水素原子の1個、2個又は3個をそれぞれ1個、2個又は3個のアルキル基又はアリール基で置換して得られる基を指す。本発明において、抗微生物剤として使用できるアミン基を有する化合物としては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド、ラウリルジエチルアミンオキシド等の炭素数8〜18のアルキル基を有するアルキルジメチルアミンオキシド;ビス(3−アミノプロピル)デシルアミン(一般名 トリアルキルトリアミン)等のアミン化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるイミド基を有する化合物としては、例えば、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N,N−ジメチル−N−(フルオロジクロロメチルチオ)−N−フェニルスルファミド等のイミド系化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるシアノ基を有する化合物としては、例えば、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、5−クロロ−2,4,6−トリフロロイソフタロニトリル、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン等のニトリル系化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるニトロ基を有する化合物としては、例えば、3−(5−ニトロフルフリリデンアミノ)−4,5−ジヒドロオキサゾール−2(3H)−オン(一般名 フラゾリドン)、3−[[(5−ニトロ−2−フリル)メチレン]アミノ]−2,5−ジオキソイミダゾリジン(一般名 ニトロフラントイン)、3−(ヒドロキシメチル)−1−[[(5−ニトロ−2−フラニル)メチレン]アミノ]−2,4−イミダゾリジンジオン(一般名 ニフルトイノール)等のニトロフラン系化合物;トリスヒドロキシメチルニトロメタン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,−3−ジオールが挙げられる。
抗微生物剤として使用できるスルファミド基を有する化合物としては、例えば、4−アミノ−N−アセチルベンゼンスルホンアミド(一般名 スルファセタミド)、4−アミノ−N−ピリミジン−2−イル−ベンゼンスルホンアミド(一般名 スルファジアジン)、4−アミノ−N−(5,6−ジメトキシ−4−ピリミジニル)ベンゼンスルホンアミド(一般名 スルファドキシン)、4−アミノ−N−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(一般名 スルファメチゾール)、N−(5−メチルイソオキサゾール−3−イル)−4−アミノベンゼンスルホンアミド(一般名 スルファメトキサゾール)、p−アミノベンゼンスルホンアミド(一般名 スルファニルアミド)、N,N−ジメチル−N’−(フルオロジクロメチルチオ)−N’’−フェニルスルファミド(一般名 ジクロフルアニド)、N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’(一般名 トリフルアニド)等のスルファミド系化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるイソチオシアネート基を有する化合物としては、例えば、アリルイソチオシアネート、ベンジルイソチオシアネート等が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるカルバメート基を有する化合物としては、例えば、マンガンエチレンビスジチオカルバメート(一般名 マネブ)、エチレンビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛(一般名 ジネブ)、(1−メチル−1,2−エタンジイル)ビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛(一般名 プロピネブ)、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフィド(一般名 チラム)、鉄ジメチルジチオカルバメート(一般名 ファーバム)、ナトリウムN−メチルジチオカルバメート(一般名 メタム)等のジチオカルバメート系化合物;3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートが挙げられる。
抗微生物剤として使用できるグアニジン骨格を有する化合物としては、例えば、グルコン酸クロルヘキシジン、ポリアミノプロピルビグアニド、クロルヘキシジン塩酸塩、ポリヘキサメチレンビグアナイド、ポリビグアナイド塩酸塩等のビグアニド系化合物;N,N’’’−[イミノビス(8,1−オクタンジイル)]ビスグアニジン・3酢酸(一般名 イミノクタジントリアセテート)、1,1−イミニオジ(オクタメチレン)ジグアニジウム=トリス(アルキルベンゼンスルホナート)(一般名 イミノクタジンアルベシル酸塩)、ポリヘキサメチレングアニジンヒドロクロライド(PHMG)等のグアニジン系化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるイソチアゾリン骨格を有する化合物としては、具体的には、下記一般式(1)で示される化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるベンゾイソチアゾリン骨格を有する化合物としては、具体的には、下記一般式(2)で示される化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるピリジン骨格を有する化合物としては、具体的には、ピリチオン、ピリチオンの金属塩、1−アルキルピリジニウム塩等が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるオキサゾール骨格を有する化合物としては、例えば、(‐)−N−[[(S)−3−(3−フルオロ−4−モルフォリノフェニル)−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(一般名 リネゾリド)、4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリジン等のオキサゾリジノン系化合物が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるキノリン骨格を有する化合物としては、例えば、2,2’−ヘキサデカメチレンジイソキノリニウムジクロリド、8−ヒドロキシキノリン、キノリン銅等が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるイミダゾール骨格を有する化合物としては、例えば、メチル 2−ベンゾイミダゾールカルバメート、エチル2−ベンゾイミダゾールカルバメート、および2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール等のベンゾイミダゾール系化合物、メトロニダゾール、チニダゾール等のニトロイミダゾール系化合物等が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるトリアジン骨格を有する化合物としては、例えば、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ビス(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール(一般名 フルコナゾール)、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(ヒドロキシヘチル)−S−トリアジン(一般名 トリアジン)、α−[2−(4−クロロフェニルエチル)−α−(1,1−ジジメチルエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール(一般名 デブコナゾール)等が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるトリアゾール骨格を有する化合物としては、例えば、2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,3−ビス(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール(一般名 フルコナゾール)、(2R,3S)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(5−フルオロピリミジン−4−イル)−2−ブタノール(一般名 ボリコナゾール)等が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるヒダントイン骨格を有する化合物としては、例えば、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントインや、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン(DMDMヒダントイン)、1,3−ビス−(ヒドロキシメチル)−5,5‘−ジメチル ヒダントイン(一般名 グライダント)等が挙げられる。
抗微生物剤として使用できるピロリドン骨格を有する化合物としては、例えば、ポリビニルピロリドンとヨウ素等のハロゲンとの錯体化合物(例えば、ポビドンヨード)が挙げられる
抗微生物剤として使用できる第4級窒素原子を有する化合物としては、第4級アンモニウム塩が挙げられる。本発明において抗微生物剤として使用される第4級アンモニウム塩としては、特に制限されないが、例えば、テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム塩、テトラプロピルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩等のテトラ短鎖(炭素数1〜4のアルキル)アンモニウム塩;オクチルトリメチルアンモニウム塩、デシルトリメチルアンモニウム塩、ドデシルトリメチルアンモニウム塩、テトラデシルトリメチルアンモニウム塩、ラウリルトリメチルアンモニウム塩、セチルトリメチルアンモニウム塩、パルミチルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、オクチルジメチルエチルアンモニウム塩、デシルジメチルエチルアンモニウム塩、ドデシルジメチルエチルアンモニウム塩、テトラデシルジメチルエチルアンモニウム塩、ラウリルジメチルエチルアンモニウム塩、セチルジメチルエチルアンモニウム塩、ステアリルジメチルエチルアンモニウム塩、オクチルジエチルメチルアンモニウム塩、デシルジエチルメチルアンモニウム塩、ドデシルジエチルメチルアンモニウム塩、テトラデシルジエチルメチルアンモニウム塩、セチルジエチルメチルアンモニウム塩、ステアリルジエチルメチルアンモニウム塩等の長鎖(炭素数8〜18のアルキル)トリ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩;ジオクチルジメチルアンモニウム塩、ジデシルジメチルアンモニウム塩、ジドデシルジメチルアンモニウム塩、ジテトラデシルジメチルアンモニウム塩、ジセチルジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、ジオクチルメチルエチルアンモニウム塩、ジデシルメチルエチルアンモニウム塩、ジドデシルメチルエチルアンモニウム塩、ジテトラデシルメチルエチルアンモニウム塩、ジセチルメチルエチルアンモニウム塩、ジステアリルメチルエチルアンモニウム塩等のジ長鎖(炭素数8〜18のアルキル)ジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)アンモニウム塩;ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム等の長鎖(炭素数8〜18のアルキル)ジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)ヒドロキシアルキル(炭素数1又は2)アンモニウム塩;[3(トリメトキシシリル)]プロピル(ジメチル)オクタデシルアンモニウム塩等のトリアルコキシシリルアルキル基(炭素数4〜10)を有するジ短鎖(炭素数1又は2のアルキル)長鎖(炭素数8〜18のアルキル)アンモニウム塩;アミンナイトレート;ベンジルトリメチルアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩等が挙げられる。
抗微生物剤として使用されるアミン塩型カチオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート等の脂肪族アミン酢酸塩が挙げられる。
抗微生物剤として使用されるアミノ酸型両性界面活性剤としては、例えば、炭素数8〜20のアルキル基を有するアルキルジアミノエチルグリシンが挙げられる。なお、アルキルジアミノエチルグリシンとしては、その塩酸塩やナトリウム塩等の塩を用いてもよい。
抗微生物剤として使用されるベタイン型両性界面活性剤としては、例えば、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、デシルジヒドロキシプロピルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の脂肪酸アミドプロピルベタイン挙げられる。
本発明の芳香性組成物は、香料として、アルデヒド系香料、アルコール系香料、ラクトン系香料、及びケトン系香料よりなる群から選択される少なくとも1種が使用される。
本発明の芳香性組成物は、前記抗微生物剤及び香料に加えて、有機酸及び/又はその塩を含有する。このように有機酸及び/又はその塩を含有することによって、特定の抗微生物剤と特定の香料との共存によって生じる経時的な色調変化を抑制することが可能になる。
本発明の芳香性組成物は、その用途に応じて、各種添加剤を含有することができる。例えば、本発明の芳香性組成物を洗浄剤として使用する場合であれば、界面活性剤を含有することが望ましい。
本発明の芳香性組成物は、香料によって香気を付与しつつ、抗微生物剤による除菌作用を発揮できるので、除菌作用を発揮させる製品、例えば、洗浄剤、除菌スプレー等として好適に使用される。
抗微生物剤及び香料の併用により生じる変色が、有機酸を添加することによって抑制されるかどうかを評価するため下記表1〜4に示される処方に従って各成分を混合し、可溶化されていない簡易処方の芳香性組成物を調製した。各芳香性組成物を60℃で24時間加温した後、下記の「ガードナー色相標準液による色調評価」に記載される方法に従って、各組成物における変色抑制効果について評価した。得られた結果を表1〜4に示す。
「ガードナー色相標準液」とは基準油脂分析試験法(JISK0071−1998)で定められている18段階の色相標準液であり、客観的な評価に利用される。数値(ガードナー色数)が高いほど濃い色であることを示す。ガードナー法で規定された色見本と各被検試料の色調を目視により比較し、同程度の色味と判断したガードナー色数を表中の「ガードナー法」の欄に示す。また、また、有機酸を含まない組成物(比較例)と比べた場合の変色の程度を、下記基準に従って判定した。
芳香性組成物の変色の判定に使用された基準を以下に示す。
◎:有機酸なしのものと比較して−5以上の色数の違いがあった。
○:有機酸なしのものと比較して色数の違いが−2〜−4であった。
×:有機酸なしのものと比較して色数の値に変化がない、又は−1しか色数の違いがなかった。
上記評価基準に基づいて○又は◎と判定された組成物は、目視した場合に顕著な色の変化が認められず、商品として問題のないものであった。
下表5及び6に示す処方に従って各芳香性組成物を調製した。得られた芳香性組成物を60℃で48時間加温し、加温後の芳香性組成物について、試験例1に記載されるガードナー色相標準液による評価方法により色調を評価した。結果を表5及び6に示す。
下記表7及び8に示される処方に従って、芳香性組成物を調製した。得られた芳香性組成物を、1週間日光に暴露、又は60℃で3日間加温した後、試験例1に記載されるガードナー色相標準液による評価方法により色調を評価した。結果を表7及び8に示す。
なお、透明なガラス瓶(マヨネーズ瓶)に入れて日光に一週間暴露した場合と60℃で3日間加温した場合の結果については、それぞれについて上記評価基準に基づいて変色抑制効果を判定し、両者の判定結果に相違がある場合には60℃で3日間加温した方を総合的な判定結果とした。
下表9に示される処方に従って、各組成物を調製し、60℃で3日間加温、又は日光に1週間暴露した後、試験例1に記載されるガードナー色相標準液による色調評価方法により色調を評価した。結果を下表9に示す。なお、透明なガラス瓶(マヨネーズ瓶)に入れて日光に一週間暴露した場合と60℃で3日間加温した場合の結果については、それぞれについて上記評価基準に基づいて変色抑制効果を判定し、両者の判定結果に相違がある場合には60℃で3日間加温した結果を総合的な判定結果とした。
[フローラル系調合香料]
アルデヒド系香料:シトラール(0.1%以下)
アルコール系香料:オイゲノール(1%以下)
ラクトン系香料:クマリン(5%以下)
ケトン系香料:ムスクケトン(1%以下)
残部は溶剤及び上記以外の香料成分により構成される。
抗微生物剤として、下記の化合物を使用した芳香性組成物において、有機酸(クエン酸)を配合することによる変色抑制効果を試験した。下表10に示される処方に従って同様に各組成物を調製し、60℃で24時間加温した後、試験例1に記載されるガードナー色相標準液による色調評価方法により色調を評価した。結果を表10に示す。
下表11に示す処方に従って芳香性組成物を調製した。なお、香料として前記試験例4で使用したものと同じ調合香料を用いた。得られた芳香性組成物を60℃で3日間加温、又は1週間日光に暴露し、色調変化を評価した。色調変化については、試験例1に記載されるガードナー色相標準液による評価方法により評価した。また、芳香性組成物を60℃で3日加温した後の除菌効果について評価した。
70%エタノールで滅菌した容器(マヨネーズ瓶)に、滅菌したスポイトで下表18に示される処方に従って、香料、界面活性剤、抗微生物剤、溶剤、有機酸の順に添加、混合して芳香性組成物を得て60℃で3日間加温した。加温後、液温が25℃になるまで室温で冷却した芳香性組成物、又は生理食塩水を、FALCON50mLチューブに9.9mLずつ分注し、各チューブに黄色ブドウ球菌(S.aureus)の菌液(SCDLP寒天培地で培養して得られたコロニーを濃度1〜2×108個/mLとなるように生理食塩水に溶解したもの)を100μLずつ添加した(このとき添加した菌数を初期菌数とした)。
芳香性組成物又は生理食塩水と、菌液とをボルテックスミキサーによりよく撹拌した後、室温(約25℃)に静置した(これをサンプルAとした)。3時間静置した後菌数測定を行い、初期菌数と比較して減少した菌数を確認した。菌数の測定は以下の方法に従って行った。
サンプルAをボルテックスミキサーによって撹拌して100μLを採取し、900μLのPBS(リン酸緩衝生理食塩水)が分注されている5mLチューブに添加して、サンプルBを調製した。
次に、サンプルBをボルテックスミキサーによって撹拌して100μLを採取し、900μLのPBSが分注されている5mLチューブに添加して、サンプルCを調製した。
更に、サンプルCをボルテックスミキサーによって撹拌して100μLを採取し、900μLのPBSが分注されている5mLチューブに添加して、サンプルDを調製した。
この手順に従って、サンプルAが1×10-7倍の希釈倍率になるまで希釈した。
以上のようにして得たサンプルAの1×10-1〜1×10-7の希釈サンプルを、それぞれSCDLPプレート1枚に100μLずつ播種し、ラップをして25℃の恒温槽でインキュベートした。1日後にコロニー数が10〜100個になっている希釈倍率のプレートのコロニー数を計測した。コロニー数を計測したプレートの希釈倍率から菌数を逆算した。コントロール(生理食塩水)の結果と比較して、どの希釈倍率でもコロニーが0であれば除菌効果あり(○)と判定した。
下表12に示すように有機酸(クエン酸)の配合量を変えて芳香性組成物を調製し、60℃で3日間加温した後の変色抑制効果を評価した。なお、香料として前記試験例4で使用したものと同じ調合香料を用いた。変色抑制効果の評価は、試験例1に記載されるガードナー色相標準液による色調評価方法により行った。対応するガードナー色数及び試験例1に記載される基準による判定結果を表12に示す。また、図3に各組成物を60℃で3日間加温した後の写真を示す。
Claims (9)
- (i)含窒素化合物を含む抗微生物剤、
(ii)アルデヒド系香料、アルコール系香料、ラクトン系香料及びケトン系香料からなる群より選択される少なくとも1種の香料、並びに
(iii)有機酸及び/又はその塩
を含有することを特徴とする芳香性組成物。 - 前記含窒素化合物が、グアニジン骨格を有する化合物、イソチアゾリン骨格を有する化合物、ベンゾイソチアゾリン骨格を有する化合物、ピリジン骨格を有する化合物、及び第4級アンモニウム塩からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載される芳香性組成物。
- 前記含窒素化合物が、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、ナトリウムピリチオン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4イソチアゾリン−3−オン、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、パルミチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・PTS塩、オクチルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート、ラウリルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート、N−ヒドロキシエチルプロピルアルキルアマイドナイトレート、及びポリヘキサメチレングアニジンヒドロクロライドからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の芳香性組成物。
- 前記香料が、アルデヒド系香料及び/又はアルコール系香料である、請求項1〜3のいずれかに記載の芳香性組成物。
- 前記香料が、シトラール、ヘキシルシナミックアルデヒド、バニリン及びオイゲノールからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれかに記載の芳香性組成物。
- 前記有機酸がヒドロキシ酸、ジカルボン酸及びアミノポリカルボン酸からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜5のいずれかに記載される芳香性組成物。
- 前記有機酸がリンゴ酸及び/又はクエン酸である、請求項1〜6のいずれかに記載の芳香性組成物。
- トイレ用洗浄剤又は除菌スプレーである、請求項1〜7のいずれかに記載の芳香性組成物。
- 芳香剤又は消臭剤である、請求項1〜7のいずれかに記載の芳香性組成物。
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