JP2014177289A - ラベリング装置及びラベリングシステム - Google Patents

ラベリング装置及びラベリングシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ラベルの感熱性接着剤層を加熱する加熱装置と移送装置とが一体化され、小型で汎用性に優れたラベリング装置を実現する。
【解決手段】本発明によるラベリング装置は、ラベルの第1の面に表示情報を記録する画像形成装置(2)と、表示情報が記録されているラベルをピックアップするピックアップ装置(5)を有し、ピックアップされたラベルを所定のラベル貼付位置まで移送する移送装置(20)とを具える。ピックアップ装置(5)は、内蔵された発熱体(7)と、外周に設けられ、耐熱性を有する粘着性ゴム層(8)とを有し、粘着性ゴム層の粘着力によりラベルを保持する。ラベルの第2の面に形成された感熱性接着剤層(3)は、ピックアップ装置により保持され所定の貼付位置まで移送される間に、ピックアップ装置から供給される熱エネルギーにより活性化温度を超える温度まで加熱される。
【選択図】図1

Description

本発明は、裏面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを包装容器や梱包箱等の被着体に貼付するラベリング装置に関するものである。
また、本発明は、熱転写方式、インクジェット方式及び電子写真方式等の各種画像形成装置を利用して各種情報が表示されたラベルを作成し、作成されたラベルを包装容器に貼付するラベリングシステムに関するものである。
裏面にホットメルト型接着剤層が形成されている感熱性ラベルが広く実用化されている。このホットメルト型接着剤は、常温では接着性がなく、加熱することにより接着性が発現する特性を有し、包装容器や壜にラベルを貼付するための接着剤として利用されている(例えば、特許文献1参照)。
感熱性ラベルを包装容器等の被着体に貼付するラベリング装置(ラベル貼付装置)として、予め各種表示情報が印刷されている感熱性ラベルを吸着ベルトにより所定の貼付位置まで搬送し、搬送中にラベルを裏面側から加熱するラベリング装置が既知である(例えば、特許文献2参照)。この既知のラベリング装置では、感熱性ラベルは、印刷面が吸着ベルトと直接対向するように配置され、吸着ベルトによる吸引力によりベルト上に保持されて移送される。吸着ベルトの移送経路中に吸着ベルトと対向するように加熱装置が配置され、移送中に裏面に形成された加熱性接着剤層は加熱装置により直接活性化温度まで加熱されている。
別のラベリング装置として、シングルドラム方式のラベリング装置が既知である(例えば、特許文献3参照)。この方式のラベリング装置では、ラベルシート上に予め必要事項が印刷され、印刷されたラベルシートは所定の長さに切断されてラベルとなり、搬送ドラムに送り込まれる。搬送ドラムは真空ポンプに連結され、ラベルはドラム上に吸引される。搬送ドラムは移送装置として機能し、ラベルは移送中に加熱されて所定の位置まで移送される。このラベリング装置では、搬送ドラムの回転経路中にドラムと対向するように熱風加熱手段やハロゲンランプによる加熱手段が配置され、感熱性接着剤層が形成されている裏面側から熱風や赤外線が照射されている。
特開2012−25108号公報 特開平5−213328号公報 特開2001−2039号公報
上述した吸着ベルトを用いてラベルを移送するラベリング装置では、移動する吸着ベルトを真空源に接続する必要があり、ラベルを移送する移送装置が大掛かりになる欠点があった。また、搬送ドラムによりラベルを移送するシステムにおいても、回転するドラムを真空源に接続する必要があり、装置が大型化及び複雑化する欠点があった。さらに、加熱装置として、ハロゲンランプや熱風装置を用いる場合、熱交換効率が著しく低い欠点がある。すなわち、赤外線により加熱する場合、放出されるエネルギーの数%〜10%程度しか利用されず、エネルギー効率の観点より好ましくないものである。
さらに、ラベルを移送する移送装置と加熱装置とが個別に配置された構造では、システム全体が大型化する不具合がある。これに対して、移送装置と加熱装置とが一体化されれば、ラベリング装置が小型化され、汎用性に富むラベリング装置が期待される。
さらに、集配センタや発送センタにおいては、集荷された貨物ごとに宛て先や発送時間が相違する。そのため、各包貨物ごとに異なる表示内容が記録されたラベルを作成し、個別に作成されたラベルを各包貨物ごとに貼付する必要がある。しかしながら、上述した特許文献1及び2に記載されたラベリング装置では、予め同一の表示内容が印刷されたラベルを貼付するシステムであるため、集配センタや発送センタにおいて十分に対応できない欠点があった。すなわち、壜や缶等の大量生産される製品に同一表示内容のラベルを貼付するラベリング装置は、同一のラベルを画一的に貼付するシステムである。これに対して、集配センタにおいて用いられるラベリング装置は、貨物を形成する包装容器ごとに表示内容が相違するラベルをそれぞれ作成し、作成された各ラベルを対応する包装容器に貼付する必要があり、高い汎用性が要求される。従って、汎用性の観点より、上記特許文献に開示された既知のラベリング装置は、発送センタや配送センタにおいて用いられるラベリング装置に適合しない欠点があった。
印刷機とラベリング装置とが統合されたシステムとして、熱転写方式の画像形成装置を用い、熱転写方式の画像形成装置により表示情報をラベルに記録し、表示情報が記録されたラベルを貼付するシステムが想定される。しかしながら、熱転写方式の画像形成装置では、印字速度に制限があるため、スループットが遅い欠点がある。さらに、熱転写フィルムの価格が高価であると共にインクリボンの交換頻度が高いため、大量のラベルが消費される集配センタにおいては、ランニングコストが高価になる問題点も想定される。
一方、電子写真方式の画像形成装置の記録速度は相当高速であるため、大量のラベルに異なる表示情報を記録する集配センタにおいて優れた処理性能を発揮することが期待される。しかも、消費材は、安価なトナーと記録紙であるため、ランニングコストも大幅に安価になる利点が達成される。従って、電子写真方式の画像形成装置が統合されたラベリングシステムが実現されれば、集配センタ等における自動化に寄与することが期待される。しかしながら、電子写真方式の画像形成装置は、トナー像を熱定着する装置が主流であるため、裏面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを使用することが困難であった。すなわち、表示情報がトナー像として形成されている記録紙を熱定着装置に供給して定着しようとすると、熱定着装置によりトナー像が基材に定着されるが、裏面の感熱性接着剤も活性化温度を超える温度まで加熱されてしまい、ラベルが熱定着装置に接着し、紙詰まり等の事故が発生する危険性が想定される。従って、電子写真方式の画像形成装置をラベリングシステムに適用できないのが実情である。
本発明の目的は、上述した欠点を解消し、ラベルの感熱性接着剤層を加熱する加熱装置と移送装置とが一体化され、小型で汎用性に優れたラベリング装置を実現することにある。
さらに、本発明の別の目的は、各包装容器ごとに表示内容の異なるラベルを貼付することができ、優れた汎用性を有するラベリングシステムを提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は、電子写真方式の画像形成装置を利用してラベルに表示情報を記録し、表示情報が記録されたラベルを各種包装容器に貼付することができるラベリングシステムを実現することにある。
本発明によるラベリング装置は、ベースシートの第1の面に表示情報が記録され、第1の面と対向する第2の面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを被着体に貼付するラベリング装置であって、
表示情報が記録されているラベルをピックアップするピックアップ装置と、
ピックアップ装置が一体的に連結され、ピックアップ装置を所定のラベル貼付位置まで移送する移送装置とを具え、
前記ピックアップ装置は、発熱体と、発熱体の外周に設けられ、耐熱性を有する粘着性ゴム層とを有し、
前記ピックアップ装置は、ラベルをピックアップする際、粘着性ゴム層がラベルの第1の面に対して密着するように圧接され、粘着性ゴム層とラベルの第1の面との間に生ずる粘着力によりラベルを保持し、
前記ラベルの第2の面に形成された感熱性接着剤層は、前記ピックアップ装置により保持され所定の貼付位置まで移送される間に、前記ピックアップ装置から前記第1の面を介して供給される熱エネルギーにより活性化温度を得る超える温度まで加熱されることを特徴とする。
本発明では、ラベルをピックアップ及び保持する方法として、粘着性ゴム層の粘着力を利用する。粘着性ゴム層をラベルの表面に対して圧接することにより、粘着性ゴム層とラベル表面とが密着し、粘着性ゴム層によりラベルを保持することが可能になる。さらに、本発明では、ピックアップ装置に発熱体(加熱手段)ないし熱エネルギー発生手段が内蔵されているので、発熱体と隣接するように粘着性ゴム層を設けることができる。発熱体と粘着性ゴム層とが隣接すれば、発熱体から放出された熱エネルギーは、粘着性ゴム層を介してラベル側に移行する。この結果、ラベルがピックアップ装置により保持され貼付位置まで移動する間に、ラベルは、その表面側からピックアップ装置により加熱されるので、ラベルの裏面に形成した感熱性接着剤層は活性化温度を超える温度まで昇温する。この結果、ラベルに形成した感熱性接着剤層を加熱する加熱手段とラベルを移送する移送手段とが一体化され、小型で汎用性に優れたラベリング装置が構築される。
耐熱性を有する粘着性ゴム層として、粘着性シリコーンゴム材料を用いることができる。高い表面平滑性を有する粘着性シリコーンゴムは、耐熱性及び粘着性を有するので、ラベルを保持しながらラベルを加熱する際に極めて有益である。特に重要なことは、粘着性シリコーンゴムの粘着力は、その温度と密接に関係し、温度が高くなるほど粘着力が顕著になる。従って、粘着性シリコーンゴムが130℃程度に加熱された場合、常温時より強力な粘着力が発現するため、ラベルを保持するのに有益である。さらに、ラベルのベースシートとしてポリエステル、ポリプロピレン、又はポリ塩化ビニル等のプラスチック製の白色化処理されたシート材料は、その表面が高い平滑度を有するので、表面が平滑な粘着性シリコンゴム層との間において良好な密着性が確保される。従って、粘着性シリコーンゴムは、感熱性接着剤層が形成されたラベルをピックアップするピックアップ素子として有効である。さらに、粘着性シリコーンゴム層は、数100μm程度の厚さに形成されるので、熱容量が小さく、加熱手段から放出された熱エネルギーをラベル側にほぼ瞬時に移行させることが可能である。また、ベースシートとして、厚さが50μm程度のプラスチック材料のシート材料の熱容量も小さいので、ラベルを貼付位置まで移送する間に、裏面に形成された感熱性接着剤層を活性化温度を超える温度まで昇温させることができる。従って、熱エネルギーの消費量の観点からも有益なラベリング装置が実現される。尚、粘着性シリコーンゴム材料として、シリコーンオイルが含浸されたシリコーンゴムを用いることもできる。すなわち、表面の平滑度の高いシリコーンオイルが含浸されたシリコーンゴムは、プラスチックシートや紙に対して密着すると粘着性と共に離型性を発揮するからである。さらに、粘着性ゴム層として、シリコーンゴム以外の耐熱性を有する各種粘着性ゴム材料を用いることも可能である。
ラベル表面に表示情報を記録する画像形成装置として、インクジェット方式の画像形成装置又は熱転写方式の画像形成装置を用いることかできる。これらの画像形成装置にコンピュータ及びキーボード或いは通信手段を接続すれば、包装容器の宛て先や配達時刻等の表示情報をラベル表面に簡単に記録することができ、集配センタ等で用いられるラベリング装置として有益である。
粘着性ゴム層の表面温度は、感熱性接着剤の活性化温度以上の温度であって、トナーやインク等の記録材料の溶融温度以下の温度にコントロールされる。一例として、感熱性接着剤層の活性化温度が80℃で、トナー又はインクの溶融温度が150℃の場合、粘着性ゴム層は120℃に維持されるように制御する。この温度制御は、温度センサとコントローラを用いて高精度に制御することができる。
ラベルをピックアップするピックアップ装置を有する移送装置として、各種の移送装置を用いることが可能である。例えば、回転ドラム方式の移送装置を用いることができる。この場合、回転ドラムに加熱手段を埋設すると共に最外周に粘着性シリコンゴム層を形成することにより、ピックアップ装置と移送手段とが一体化された移送装置が実現される。この場合、ラベルのサイズを考慮して回転ドラムの直径を適切に設定することにより、各種ラベルのサイズ及び移送距離に対応した移送装置を実現することが可能になる。さらに、移送装置として、駆動装置に連結されたラックとピニオン方式の移送装置を用いることも可能である。さらに、回転移動を行う移送装置を用いることができ、さらに直線移動と回転移動とが組み合わされたロッボット機構を移送装置として用いることもできる。これら移送装置は、集配センタ等の現場における物流システムに応じて最適な移送機構が選択される。
発熱体として、各種発熱体を用いることができる。例えば、面状フレキシブルヒータ、セラミックヒータ、セラミックヒートとヒートブロックとの組合せ、棒状ヒータを用いることができる。さらに、外周面に粘着性シリコーンゴム層が形成された円筒状のアルミニウムのパイプの内側にハロゲンランプが配置された発熱体を用いることも可能である。この場合、ハロゲンランプから放出された光エネルギーはアルミニウムのパイプに吸収されて熱エネルギーに変換され、粘着性シリコーンゴム層を所定の温度に加熱することができる。
本発明によるラベリングシステムは、ベースシートの第1の面に表示情報が記録され、第1の面と対向する第2の面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを被着体に貼付するラベリングシステムであって、
前記ベースシートの第1の面に表示情報を記録する画像形成装置と、
画像形成装置から送出され、表示情報が記録されているラベルをピックアップするピックアップ装置が連結され、ピックアップされたラベルを所定のラベル貼付位置まで移送する移送装置とを具え、
前記ピックアップ装置は、発熱体と、発熱体の外周に設けられ、耐熱性を有する粘着性ゴム層とを有し、
前記ピックアップ装置は、ラベルをピックアップする際、粘着性ゴム層がラベルの第1の面に対して密着するように圧接され、粘着性ゴム層とラベルの第1の面との間に生ずる粘着力によりラベルを保持し、
前記ラベルの第2の面に形成された感熱性接着剤層は、前記ピックアップ装置により保持され所定の貼付位置まで移送される間に、前記ピックアップ装置から前記第1の面を介して供給される熱エネルギーにより活性化温度を得る超える温度まで加熱されることを特徴とする。
上述したラベリングシステムにおいて、画像形成装置は、インクジェット方式の画像形成装置又は熱転写方式の画像形成装置により構成され、これら画像形成装置には情報入力装置又は通信手段が接続され、情報入力装置又は通信手段を介してラベルに表示すべき情報が画像形成装置に入力されることを特徴とする。
本発明によるラベリングシステムは、ベースシートの第1の面に表示情報が記録され、第1の面と対向する第2の面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを被着体に貼付するラベリングシステムであって、
前記ベースシートの第1の面に表示情報を形成し、表示情報が未定着トナー像として形成されたラベルを送出する電子写真方式の画像形成装置と、
前記画像形成装置から送出され、未定着トナー像が形成されているラベルをピックアップすると共に未定着トナー像をベースシートに熱定着するピックアップ装置と、
前記ピックアップ装置が連結され、ピックアップされたラベルを所定のラベル貼付位置まで移送する移送装置とを具え、
前記ピックアップ装置は、発熱体と、発熱体の外周に設けられ、耐熱性を有する粘着性ゴム層とを有し、
前記ピックアップ装置は、ラベルをピックアップする際、粘着性ゴム層がラベルの第1の面に対して密着するように圧接され、圧接する間に粘着性ゴム層とラベルの第1の面との間に生ずる粘着力によりラベルを保持し、
前記ピックアップ装置により保持され所定の貼付位置まで移送される間に、前記未定着トナー像は前記ピックアップ装置から供給される熱エネルギーによりベースシートの第1の面に熱定着されると共に、前記ラベルの第2の面に形成された感熱性接着剤層は、前記ピックアップ装置から前記第1の面を介して供給される熱エネルギーにより活性化温度を得る超える温度まで加熱されることを特徴とする。
前述したように、ラベルに表示情報を記録する装置として、トナー像を熱定着する電子写真方式の画像形成装置を用いた場合、定着装置により感熱性接着剤層が加熱されてしまうため、実用化には高い障壁があった。この課題を解決するため、本発明では、定着装置が取り除かれた電子写真方式の画像形成装置を用い、画像形成装置から表示情報が未定着トナー像として形成されたラベルを送出する。そして、加熱手段が内蔵され、サーマルヘッドとしても機能するピックアップ装置を用いて、未定着トナー像をベースシートに熱定着すると共に裏面に形成された感熱性接着剤層を活性化温度を超える温度まで加熱する。このように、感熱性接着剤層を加熱する手段を未定着トナー像を熱定着する手段として利用することにより、従来から不可能であると考えられていた電子写真方式の画像形成装置をラベリングシステムに統合することが可能になる。この結果、大量の貨物を高速で仕分けする集配センタ等において、各包装容器ごとに所定の宛て先情報や発送時刻が記録されたラベルを作成し、安価なランニングコストでラベリングすることが可能になる。
サーマルヘッドとして機能するピックアップ装置がラベルと圧接すると、トナーの主成分である樹脂材料が加熱されて溶融する。トナーの主成分は、熱可塑性樹脂であり、熱溶融した場合樹脂材料が一種の接着剤として機能する。従って、この溶融したトナーは、ラベルのベースシート及びピックアップ装置のシリコーンゴム層に対して一種の接着剤として機能する。この結果、ラベルのベースシートとピックアップ装置との間には接着剤が局所的に介在することになり、ラベルとピックアップ装置との間の接合力が一層高くなり、ラベルは一層強固にピックアップ装置に保持される技術的効果が達成される。この結果、ピックアップ装置の粘着性ゴム層の粘着力が比較的弱い場合であっても、溶融したトナーが接着剤としての機能を発揮するため、ピックアップ装置によりラベルを保持することが可能になる。
本発明によるラベリングシステムの好適実施例は、ラベルのベースシートはプラスチックのシートにより構成され、トナーの樹脂材料とベースシートの樹脂材料とは同一樹脂系材料により構成されていることを特徴とする。溶融したトナーは、ラベルのベースシート及びピックアップ装置のシリコーンゴム層に対して一種の接着剤として機能し、ピックアップ装置のラベルに対する保持力が一層強くなるメリットが発生する。しかしながら、ピックアップ装置のラベルに対する保持力が強くなる利点が達成されるものの、包装容器にラベルを貼付した後、ピックアップ装置を包装容器から離間させる際、ピックアップ装置のシリコーンゴムと溶融トナーとの間の接合力が強い場合、溶融トナーはラベル側ではなく、ピックアップ装置側に転移し、ラベル上の表示情報が不明瞭になるおそれがある。この課題を解決するため、本発明では、トナーの樹脂材料とベースシートの樹脂材料とは同一樹脂系材料により構成する。トナーの樹脂材料とベースシートの樹脂材料とを同一の樹脂材料系で構成すれば、溶融したトナーとベースシートとの間のヌレ性が一層高くなり、溶融トナーとベースシートとの間の接合力が一層強くなる。よって、包装容器からピックアップ装置を離間させる際、トナーはより高い接合力が作用するベースシート側に保持され、溶融トナーがピックアップ装置側に転移する不具合が解消される。この際、ラベルのベースシートをポリエステル系樹脂シートで構成し、トナーの樹脂材料をポリエステル系の樹脂で構成すれば、溶融したトナーとベースシートとの間に高いヌレ性が確保される。特に、ピックアップ装置は、トナーを溶融加熱すると共にポリエステル系樹脂シートも加熱するので、ヌレ性は一層高くなり、ベースシートとトナーとの間に相当強い接合力を形成することができる。
本発明においては、ラベルを保持するピックアップ装置は、内蔵する発熱体(加熱手段)とその外周に設けた粘着性ゴム層とを有するので、ラベルを保持しながらラベルの裏面に形成した感熱性接着剤層を加熱することができる。この際、ラベルと直接接触する粘着性ゴム層は熱伝導率が高く、しかもその厚さを薄くできるので、熱容量は相当小さくなり、発熱体から放出された熱エネルギーの移行が早くほぼ瞬時にラベル側に移行する。また、ラベルのベースシートの熱容量も相当小さく、さらに粘着性ゴム層の弾性変形により粘着性ゴム層とラベル表面との間の界面における密着性が高くエアーギャップはほとんど形成されない。従って、ラベルをピックアップした後所定の貼付位置まで移送する間に、ラベルの裏面に形成された感熱性接着剤層を活性化温度を超える温度まで昇温させることができる。この結果、小型で汎用性に優れたラベリング装置が構築されると共に熱エネルギーの有効利用の観点からも有益なラベリング装置が実現される。
さらに、本発明によれば、ラベルをピックアップするピックアップ装置は、ラベルの裏面に形成した感熱性接着剤層を加熱する加熱装置として機能するだけでなく、未定着トナー像を熱定着する定着装置としても利用することも可能である。よって、ピックアップ装置によりラベルを保持する間に未定着トナー像をラベル表面に熱定着することができ、従って、電子写真方式の画像形成装置をラベリングシステムに統合することができる。この結果、電子写真装置を用いて表示情報を記録したラベルを高速で作成することができると共に安価なランニングコストでラベリングすることが可能になる。
さらに、本発明では、ピックアップ装置がラベルに対して圧接すると、未定着トナーが溶融され、ラベルのベースシートとピックアップ装置のシリコーンゴム層との間において溶融したトナーが接着剤として介在する。すなわち、ベースシートとシリコーンゴム層との間に局所的に接着剤が介在する効果が発生するので、ピックアップ装置のラベルに対する保持力が一層確実になる利点が達成される。この結果、ピックアップされたラベルがピックアップ装置から外れるような不具合の発生が防止される。
本発明によるラベリング装置の一連の動作を示す図である。 ラベルの一例を示す図である。 本発明によるラベリング装置のピックアップ装置一例を示す図である。 ホットプレートスタンプ型のピックアップ装置を用いてラベリングを行う際の一連の動作を示す 搬送ドラム方式の移送装置を示す図である。 ローリング方式のピックアップ装置を示す線図である。
図1は、本発明によるラベリングシステムの一連の工程を示す図である。本発明は、集配センタ等において集荷された個々の貨物の包装容器に、各貨物ごとに必要事項が記録されたラベルを作成し、作成されたラベルを対応する貨物に貼付するのに好適なラベリングシステムを提供する。オペレータは、キーボードが接続されているパーソナルコンピュータ1を介して表示情報を入力する。或いは、通信手段を介して表示情報を入力することも可能である。入力された表示情報は、画像形成装置2に供給され、画像形成装置は、ストックされているラベルに表示情報を記録する。表示情報として、貨物を構成する包装容器の宛て先、発送時刻、到着時刻、配達経路等の各種情報を含み、各包装容器ごとに表示情報が入力される。表示情報を記録する画像形成装置として、電子写真方式の画像形成装置、インクジェット方式の画像形成装置、熱転写型の画像形成装置等の各種画像形成装置を用いることができる。また、ラベル10は、ベースシートとその裏面に形成された感熱性接着剤層を有するライナーレスラベルが用いられる。表示情報が記録されたラベル10は、搬送ベルト3を経てステージ4上に送出される。尚、ステージ4の表面には、フッ素樹脂層等の離型性の高い材料層を形成することが望ましい。
本発明では、画像形成装置として、熱定着トナーを用いる電子写真方式の画像形成装置を用いることも可能である。この場合、画像形成装置2は定着装置を有せず、表示情報として未定着のトナー像が形成されているラベルを送出する。
ステージ4の上方には、ピックアップ装置5が昇降可能に位置する。本例では、ピックアップ装置5としてホットプレートスタンプ型のピックアップ装置を用いる。勿論、ロール方式等の各種ピックアップ装置を用いることも可能である。ピックアップ装置5は、ラベルを移送するロボット機構等により構成される移送装置の一部として一体的に連結され、ラベルをピックアップした後所定の貼付位置まで移動する。ピックアップ装置5は、例えば耐熱性の弾性ゴム層中に加熱手段が埋設され、加熱手段の外側には耐熱性の粘着性ゴム層が形成される。
ピックアップ装置5は降下し、ステージ4上に配置したラベル10に対して押圧する。この際、ピックアップ装置5の粘着性ゴム層はラベル10の表面と密着する。密着すると、粘着性ゴム層とラベル10の表面との間に接合力が発生し、ラベル1はピックアップ装置5に保持される。電子写真方式の画像形成装置を用いる場合、ピックアップ装置は未定着トナー像を熱定着する定着装置としても機能する。この場合、ピックアップ装置は、トナーの溶融温度以上の温度に設定され、ピックアップ装置がラベルと密着した際、ピックアップ装置がトナーを溶融加熱し、トナー像をラベル表面に定着する。
続いて、ピックアップ装置5を上昇させる。この際、ステージ4の表面とラベルの感熱性接着剤層との間には相互作用が発生しないため、ラベル10はピックアップ装置により保持された状態に維持され、ピックアップ装置と共に上昇する。
ピックアップ装置5は、移送装置20に連結され、移送装置により所定の貼付位置まで移送される。移送装置として、例えばラックとピニオン形式の移送装置、ボールネジ方式等の移送装置、回転ドラム方式の移送装置、及び直線移動と回転移動とを行うロボット機構を有する移送装置等の各種移送装置を用いることができる。本発明では、ラベルをピックアップした後貼付位置まで移送する間にラベルの裏面側に形成した感熱性接着剤層をその活性化温度を超える温度まで加熱する。すなわち、ピックアップ装置5は、加熱手段が埋設され、ラベルと接触する粘着性ゴム層の表面温度は感熱性接着剤の活性化温度を超える温度に設定されている。従って、ラベルの表面側からの接触加熱により感熱性接着剤層に熱エネルギーが供給され、感熱性接着剤層は、移送中に活性化温度を超える温度に昇温し、接着性材料層に変換される。ここで重要なことは、ラベルがピックアップ装置により保持された際、ラベルと発熱体との間に介在する粘着性ゴム層は、数100μm程度の厚さの粘着性ゴム層を用いることができるので、発熱体から放出された熱エネルギーはほぼ瞬時にラベル側に移行する。また、ラベルのベースシートの熱容量も小さいため、1秒以下の短時間でラベルに形成した感熱性接着剤層を活性化温度以上の温度に昇温させることができる。
ピックアップ装置5は、移送装置20により貼付用のステージ30上に配置された包装容器31の上方まで移動する。この移動中にラベルの感熱性接着剤層は活性化され粘着状態となる。
続いて、ピックアップ装置は下降し、包装容器31の表面と圧接する。包装容器31の表面と圧接すると、ラベル10は、感熱性接着剤層の粘着力により包装容器の表面に接着される。圧接後に、ピックアップ装置5は上昇する。この際、感熱性接着剤層の接着力は、ピックアップ装置5の粘着性ゴム層のラベル表面に対する粘着力よりもはるかに強力なため、粘着性ゴム層とラベルとの間の接合が解除され、包装容器31の表面上にラベル10が接着される。
以上述べたように、本発明のラベリングシステムの主要な工程は、(1) 裏面に感熱性接着剤層が形成されているラベルに表示情報を記録する工程と、(2) 表示情報が記録されたラベルを粘着性ゴム層の粘着性を利用してピックアップするピックアップ工程と、(3) ピックアップされたラベルを所定の貼付位置まで移送する移送工程と、(4) 貼付位置においてラベルを被着体の表面に貼付(圧着)する工程とを含み、ラベルの移送中に加熱手段が内蔵されているピックアップ装置により感熱性接着剤層を活性化温度を超える温度に昇温させることを特徴とする。また、電子写真方式の画像形成装置を用いる場合、ラベルの移送中に感熱性接着剤層を加熱すると共に未定着トナー像をラベル表面に熱定着する。
図2は、本発明のラベリングシステムに用いられるラベルの一例を示す線図的断面図であり、図2(A)は表示情報が記録されていないラベルを示し、図2(B)は表示情報が記録された後のラベルを示す。ラベル10はベースシート(基材)11及びその裏面(第2の面)に形成した感熱性接着剤層12を有し、ベースシート11の第1の面(表面)11aに表示情報が記録される。ベースシート11として、例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂からなるプラスチックフィルム、及び、クラフト紙、コート紙、アート紙等の各種紙類を用いることができる。特に、白PETのようなポリエステルシートは、150℃程度の温度に対して耐久性を有し、厚さが数10μm程度でも十分な機械的な強度を有する。従って、耐熱性及び熱容量の観点より好適な材料であり、さらに耐水性及び耐候性の観点からも有益である。また、カレンダ処理されたクラフト紙は、優れた表面平滑性を有すると共にコストが安価であるためベースシートとして好適である。さらに、本発明では、ピックアップ装置の粘着力を利用してラベルを保持するため、ベースシートとして平滑性の高いシート材料が望ましい。例えば、ベースシートの平滑度は、シェフィールド値として100〜300の範囲のシート材料を用いることができる。従って、各種プラスチィクシートやカレンダ処理されたクラフト紙は、表面平滑度が高く粘着性ゴム層との間に良好な密着性が得られるため、平滑度の観点よりベースシートとして好適である。
感熱性接着剤として、常温では接着性が発生せず、活性化温度を超える加熱状態において接着性(粘着性)を発現する各種感熱性接着剤層を用いることができる。例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン,ポリプロピレン等のオレフィン/アクリル酸共重合体、ポリエステル、ポリエチレン,ポリプロピレン等のオレフィン共重合体を用いることができる。尚、これらの樹脂の軟化点は、ラベリング装置のスループット、ベースシートの熱容量や被着体の特性を考慮して規定することができ、例えば80〜120℃に設定することができる。
図3はピックアップ装置の一例を示す断面図であり、図3(A)はホットプレートスタンプ型のピックアップ装置を示し、図3(B)及び(C)はローラ型のピックアップ装置を示す。ホットプレートスタンプ型のピックアップ装置は、例えばラベル10の形状にほぼ対応した形状を有し、シリコーンスポンジにより構成されるベースパッド40を有する。このベースパッド40はクッション材としての機能を果たす。ベースパッドの外周に発熱体41を装着する。発熱体として、面状ラバーヒータや面状セラミックヒータ等の各種発熱体を用いることができる。
発熱体41の外周に粘着性ゴム層42を装着する。粘着性ゴム層42として、厚さが数100μm程度の粘着性シリコーンゴムを用いることができる。粘着性シリコーンゴムは、シリコーンオイルが含浸されたシリコーンゴムを用いることができる。シリコーンオイルが含浸された粘着性シリコーンゴムは、粘着性と離型性の両方を併有する特性があり、各種シート材料のシート表面に対して粘着性を発揮し、インクや熱溶融したトナーに対して離型性を発揮する。従って、表示情報が記録されているラベルをピックアップする手段として用いた場合、ラベル全体に対して密着して粘着性を発揮し、ラベル表面に形成されている溶融トナーに対しては離型性を発揮する。尚、粘着性ゴム層42の外周面は、下側に凸となるような湾曲面とする。湾曲面とすることにより、ラベルに対して圧接した際、ラベルの中心から外側に向けて徐々に時間差を以て接触するため、ラベルに皺や気泡が形成される不具合が解消される。
ベースパッド40の反対側にアーム43を装着する。このアームは移送装置に連結する。
粘着性ゴム層42の外周に熱電対やサーミスタ等の温度センサ(図示せず)を設け、粘着性ゴム層の表面温度を所定の温度に維持する。粘着性ゴム層の表面温度は、圧力定着トナーを利用した電子写真式の画像形成装置、熱転写型の画像形成装置、インクジェット方式の画像形成装置を用いる場合、感熱性接着剤層の活性化温度以上の温度であって、インク等の記録材料の溶融温度以下の温度に設定する。一例として、感熱性接着剤層の活性化温度が80℃で、記録材料の溶融温度が150℃の場合、100〜120℃の範囲に設定する。一方、画像形成装置として、トナーを熱定着する電子写真装置を用いる場合、粘着性ゴム層の表面温度は、感熱性接着剤層の活性化温度以上の温度であって、トナーの溶融温度を超える温度に設定する。一例として、感熱性接着剤層の活性化温度が80℃で、トナーの溶融温度が120℃の場合、140〜160℃の範囲に設定する。
図3(B)は、ローラ方式のピックアップ装置をローラ軸線と直交する断面として示す。このピックアップ装置は、ベースとなるアルミニウムの中空体により構成されるベースローラ44を有する。ベースローラ44の外周に加熱手段として面状発熱体45を装着する。面状発熱体45の外周に粘着性シリコーンゴム層46を形成する。ベースローラ44は連結装置(図示せず)を介して回転機構及び移送装置に連結する。このローラ方式のピックアップ装置は、ステージ上に配置されたラベルに対して圧接しながら回転し、ラベルと密着した際に作用する粘着力ないし密着力を利用してラベルを保持することができる。尚、発熱体への電力供給は、ブラシを介して供給することができる。
図3(C)は、ローラ方式のピックアップ装置の別の実施例を示す。このピックアップ装置は、加熱手段として、面状発熱体の代りにベースローラ44の中心に配置したハロゲンランプ47を用いる。ハロゲンランプ47から放出された光エネルギーは、アルミニウムのベースローラ44により吸収されて熱エネルギーに変換される。変換された熱エネルギーは、ベースローラの外周面に形成した粘着性シリコーンゴム層に伝導し、シリコーンゴム層は所定の温度に加熱される。従って、ハロゲンランプは加熱手段として機能し、ハロゲンランプとベースローラとが発熱体として機能する。本例では、ハロゲンランプから放出された光エネルギーは、ベースローラの内周面において多重反射してベースローラに吸収されるので、熱効率が低下する不都合は生じない。尚、アルミニウムのベースローラ44の肉厚を厚く設定することによりヒートシンクを形成することができる。この場合、ベースローラの熱容量が大きくなるため、温度変化の変動幅を小さくすることができる。
次に、画像形成装置として、熱定着トナーを用いる電子写真装置を使用する場合において、ピックアップ装置によるピックアップ動作とトナー定着ついて説明する。本発明では、ラベルをピックアップする手段として、発熱体が内蔵され外周面に粘着性シリコーンゴム層により被覆されたピックアップ装置を用いる。また、電子写真装置から表示情報として未定着のトナー像が形成されたラベルが送出される。この場合、ピックアップ装置がトナーの溶融温度以下の場合、トナーはそのままの状態に維持されるため、トナーとラベル表面との間には接着力は発生しない。従って、ピックアップ装置をラベル表面に対して圧着した際、トナーは粘着性ゴム層の作用によりピックアップ装置側に転移する。これに対して、ピックアップの温度がトナーの溶融温度を超える温度に設定されている場合、ピックアップ装置をラベル表面に対して圧接した際、トナーに含まれる樹脂成分はピックアップ装置から供給される熱エネルギーにより瞬時に溶融を開始し、溶融したトナーとラベル表面との間には接着力が発生する。同時に、溶融トナーとピックアップ装置のシリコーンゴム層との間にも接着力が発生する。従って、ラベルとピックアップ装置との間に接着剤が局所的に介在し、ラベルはピックアップ装置により強く保持される。同時に、ラベルの裏面に形成した感熱性接着剤層も活性化温度以上の温度に加熱されるため、ラベルの裏面にも接着力が発生する。
この状態において、ラベルが貼付位置まで移送され、ラベルが包装容器の表面に圧着されると、包装容器の表面とラベルの裏面との間に接着剤層が介在し、強固な接着力が作用する。一方、ピックアップ装置とラベル表面との間には、粘着性シリコーンゴム層の粘着力及び溶融トナーによる接着力が作用する。しかし、感熱性接着剤層の接着力は、シリコーンゴム層の粘着力及び溶融トナーの接着力よりもはるかに強いものである。よって、結合力の相対的な差異が生じ、ラベルを包装容器の表面に圧着し離間すると、ラベルは包装容器の表面に接着される。
次に、溶融トナーに対する粘着性シリコーンゴム層とラベル表面の作用について説明する。シリコーンゴムは、粘着性と共に離型性も併有する特性を有している。すなわち、シリコーンゴム自体本来離型性材料であり、特にシリコーンオイルが含浸されたシリコーンゴムは、粘着性と共に離型性も併有し、平滑なシート材料の表面に対しては粘着性が強く作用し、溶融したトナーに対しては離型性を発揮する。従って、シリコーンゴム層と溶融トナーとの間には比較的弱い結合力が形成される。一方、ラベルの材料としてプラスチックシートを用いれば、トナー及びベースシートが加熱されると、トナーの主成分である樹脂が溶融し、溶融した樹脂とラベルのベースシートの樹脂との間に接着力が発生し、溶融トナーとラベル表面との間に比較的強い接着力が発生する。特に、ラベルにピックアップ装置が圧接されると、トナーの樹脂が溶融すると共にラベルのベースシートも軟化点付近まで加熱されるため、ベースシートと溶融トナーとの間の相溶性は一層高くなる。
一例として、ラベルのベースシートとしてポリエステルの樹脂シート(白PET)を用い、トナーとしてポリエステル系の樹脂材料を主成分とするトナーを用いる場合、ラベルとトナーの基本材料系が一致するため、溶融トナーとラベル表面との間に比較的強力な接合力が発生する。これに対して、ポリエステル系の樹脂とシリコーンゴムとの間には相溶性はほとんどなく、溶融トナーとシリコーンゴムとの間の結合力は弱いものである。従って、ラベルを包装容器の表面に圧着し離間すると、結合力の差異が発生し、溶融したトナーとシリコーンゴム層との間の結合は解除され、溶融トナーはラベル表面に接着することになる。この結果、包装容器の表面にラベルを圧接すると、ラベル自身は包装容器に接着すると共にトナーもラベルの表面に接着する。尚、本発明者は、各種トナー及びラベル材料を用いて種々の実験を行った結果、未定着トナーは、粘着性シリコーンゴム層により加熱され、溶融状態においてラベルに定着(接着)されることが明確に確認された。
図4はホットプレートスタンプ型のピックアップ装置を用いてラベリングを行う際の一連の動作を示す。尚、図1で用いた部材と同一の部材には同一符号を付して説明する。画像形成装置により表示情報が記録されたラベル10は、ステージ4上に送出される。ステージの上方にはホットプレートスタンプ型のピックアップ装置5が位置する。ピックアップ装置の温度は、内蔵する発熱体により感熱性接着剤層の活性化温度以上の温度に設定する。ピックアップ装置は、下降してラベル10と圧着する。圧着によりラベル10はピックアップ装置5と密着する。圧着後、ピックアップ装置は上昇し圧着が解除される。この際、ラベル10はピックアップ手段5により保持される。尚、電子写真式の画像形成装置を用いる場合、ラベルとピックアップ装置との間に溶融したトナーが局所的に介在し、溶融トナーは接着剤として機能するため、ピックアップ装置の粘着力に加えて溶融トナーの接着力が作用し、ピックアップ装置とラベルとの間に比較的強い接合力が作用する。
ピックアップ装置は移送装置に連結され、所定の貼付位置まで移動する。移動中に、ラベルの裏面に形成した感熱性接着剤層は活性化温度を超える温度まで昇温する。また、ラベル上に未定着トナー像が形成されている場合、未定着トナー像は圧着と同時に溶融を開始し、溶融トナーは貼付位置まで移動する間にラベル表面に定着される。貼付位置において、ピックアップ装置は下降し、包装容器31の表面と圧着する。この際、ラベルの裏面の感熱性接着剤層は活性化し、ラベルは包装容器の表面に接着される。圧着後、ピックアップ装置は上昇し、圧着が解除される。この時点において、溶融トナーとラベルのベースシートとの間の結合力が相対的に強いため、溶融トナーはシリコーンゴム層との間の接合が解除され、ラベルのベースシートの表面上に定着される。
図5は本発明によるラベリング装置の変形例を示す図である。本例では、移送装置とピックアップ装置とが一体化された搬送ドラム(ピックアップ兼移送装置)を用い、コンベアベルトにより搬送されてくる包装容器に同期してラベルを貼付する。画像形成装置から搬送ベルト50を介して所定の表示情報が記録されたラベル51が搬送ドラム52に向けて送出される。この際、ラベルは、その表示情報が記録された表面が搬送ドラムと直接対向し、感熱性接着剤層は搬送ドラムから離れる側に向くように配置する。この場合、記録面が下向きとなってラベルが排出されるフエイスダウン方式の画像形成装置を用いることができる。搬送ドラム52は、モータに連結された円筒状のローラ本体53を有し、ローラ本体53の外周面上にシリコンゴム層54を形成する。シリコンゴム層44の内部に発熱体55が埋設され、最外周に粘着性シリコンゴム層56を形成する。発熱体55は、接続ブラシ(図示せず)を介して外部電源に接続され、所定の温度に昇温する。また、粘着性シリコーンゴム層の外周に熱電対やサーミスタ等の温度センサが配置され、コントローラの制御のもとで粘着性シリコンゴム層の表面は所定の温度に維持される。
搬送ドラム52と対向するようにガイドローラ57が配置され、ラベル51はガイドローラにより搬送ドラムに圧接され、搬送ドラムの粘着性ゴム層56上に保持される。その後、搬送ドラム52の回転移動により貼付位置まで移送され、その間にラベル51裏面に形成した感熱性接着剤層が加熱されて活性化する。尚、ガイドローラ57は、例えばソレノイドのような変位手段が連結され、ラベルが供給される時間だけ搬送ドラムと接触し、それ以外の時間期間中は搬送ドラムから離間する機構を設ける。
搬送ドラム52と同期してコンベアベルト58上に配置したダンボールの包装容器59が貼付位置まで移送される。搬送ドラム52と包装容器59とは、互いに軽く圧接する状態に設定される。従って、ラベル51が貼付位置に到達すると、包装容器59の表面と圧接し、裏面の感熱性接着剤層が活性化したラベル51は包装容器の表面に圧接され、ラベルは包装容器の表面上に接着される。すなわち、接着性が発現した感熱性接着剤層と包装容器表面との間の接着力は、ラベル表面と搬送ドラムの粘着性ゴム層との間に作用する接着力よりも強いため、ラベルは包装容器側に移行し、包装容器の表面上に接着される。
図6はピックアップ装置の変形例を示す図である。本例では、加熱ローラ型のピックアップ装置を用い、ローリング方式によりラベルをピックアップ及び保持する。ピックアップローラ60は、ローラ本体と、その外周に設けた耐熱性の弾性ゴム層と、ゴム層の内部に埋設した発熱体と、ゴム層の外周に設けた粘着性ゴム層とを有し、加熱ローラとして作用する。貼付されるべきラベル61はステージ62上に配置する。ピックアップローラ60はステージ62の表面付近に降下し、回転しながらステージ62の表面にそって移動する。ピックアップローラの回転移動中に、ピックアップローラの粘着性ゴム層がラベルと圧接し、粘着性ゴム層の粘着力によりラベルがピックアップされると共にピックアップローラに保持される。
ピックアップ60は、図示しないロボット等の移送装置に連結されており、移送装置の移動により包装容器が配置されている貼付位置まで移動する。そして、貼付位置まで移動する間に、ラベルの感熱性接着剤層をその活性化温度を超える温度まで加熱する。貼付位置において、ピックアップローラは包装容器63と圧接し、包装容器の表面にそって回転しながら移動する。この回転移動により、活性化した感熱性接着剤層が包装容器63の表面に接着する。このように、ローリング方式の場合、ラベルの表面は包装容器の表面に順次接触し貼付されるので、ラベルと包装容器の表面との間に気泡やシワが形成される不具合が防止される利点が達成される。
本発明は上述した実施例だけに限定されず種々の変形や変更が可能である。例えば、ピックアップ装置を搬送する移送装置として、物流システムの配置状況を考慮して種々の形態のロボット機構を用いることができる。すなわち、直線運動及び回転運動が組み合わされたロボット機構を用いて画像形成装置から送出されたラベルを所定の貼付位置まで移送することが可能である。また、包装容器のラベルが貼付される位置として、包装容器の上面だけでなく、下面及び側面に貼付することも可能である。
さらに、上述した実施例では、所定のサイズに切断されたラベルを用いたが、ロール状に巻き取られたロールシートを用い、カッタを用いて所定のサイズに切断することも可能である。
1 コンピュータ
2 画像形成装置
3、40 搬送ベルト
4、30、62 ステージ
5、60 ピックアップ装置
10、51、61 ラベル
11 ベースシート
12 感熱性接着剤層
20 移送装置
31、59,63 包装容器
40 ベースパッド
41,45 発熱体(加熱手段)
42,46 粘着性ゴム層
43 アーム
44 ベースローラ
45 面状発熱体
46 粘着性シリコーンゴム層
47 ハロゲンランプ

Claims (13)

  1. ベースシートの第1の面に表示情報が記録され、第1の面と対向する第2の面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを被着体に貼付するラベリング装置であって、
    表示情報が記録されているラベルをピックアップするピックアップ装置と、
    ピックアップ装置が一体的に連結され、ピックアップ装置を所定のラベル貼付位置まで移送する移送装置とを具え、
    前記ピックアップ装置は、発熱体と、発熱体の外周に設けられ、耐熱性を有する粘着性ゴム層とを有し、
    前記ピックアップ装置は、ラベルをピックアップする際、粘着性ゴム層がラベルの第1の面に対して密着するように圧接され、粘着性ゴム層とラベルの第1の面との間に生ずる粘着力によりラベルを保持し、
    前記ラベルの第2の面に形成された感熱性接着剤層は、前記ピックアップ装置により保持され所定の貼付位置まで移送される間に、前記ピックアップ装置から前記第1の面を介して供給される熱エネルギーにより活性化温度を得る超える温度まで加熱されることを特徴とするラベリング装置。
  2. 請求項1に記載のラベリング装置において、前記ピックアップ装置の粘着性ゴム層は、粘着性シリコーンゴムにより構成されていることを特徴とするラベリング装置。
  3. 請求項1又は2に記載のラベリング装置において、前記ピックアップ装置の粘着性ゴム層は、前記感熱性接着剤の活性化温度以上の温度であって、表示情報を記録する記録材料の溶融温度以下の温度に設定されることを特徴とするラベリング装置。
  4. ベースシートの第1の面に表示情報が記録され、第1の面と対向する第2の面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを被着体に貼付するラベリングシステムであって、
    前記ベースシートの第1の面に表示情報を記録する画像形成装置と、
    画像形成装置から送出され、表示情報が記録されているラベルをピックアップするピックアップ装置が連結され、ピックアップされたラベルを所定のラベル貼付位置まで移送する移送装置とを具え、
    前記ピックアップ装置は、発熱体と、発熱体の外周に設けられ、耐熱性を有する粘着性ゴム層とを有し、
    前記ピックアップ装置は、ラベルをピックアップする際、粘着性ゴム層がラベルの第1の面に対して密着するように圧接され、粘着性ゴム層とラベルの第1の面との間に生ずる粘着力によりラベルを保持し、
    前記ラベルの第2の面に形成された感熱性接着剤層は、前記ピックアップ装置により保持され所定の貼付位置まで移送される間に、前記ピックアップ装置から前記第1の面を介して供給される熱エネルギーにより活性化温度を得る超える温度まで加熱されることを特徴とするラベリングシステム。
  5. 請求項4に記載のラベリングシステムにおいて、前記画像形成装置は、インクジェット方式の画像形成装置又は熱転写方式の画像形成装置により構成され、これら画像形成装置には情報入力装置又は通信手段が接続され、情報入力装置又は通信手段を介してラベルに表示すべき情報が画像形成装置に入力されることを特徴とするラベリングシステム。
  6. 請求項4又は5に記載のラベリングシステムにおいて、前記ピックアップ装置の粘着性ゴム層は、感熱性接着剤の活性化温度以上の温度であって、表示情報を記録する記録材料の溶融温度以下の温度に設定されていることを特徴とするラベリングシステム。
  7. ベースシートの第1の面に表示情報が記録され、第1の面と対向する第2の面に感熱性接着剤層が形成されているラベルを被着体に貼付するラベリングシステムであって、
    前記ベースシートの第1の面に表示情報を形成し、表示情報が未定着トナー像として形成されたラベルを送出する電子写真方式の画像形成装置と、
    前記画像形成装置から送出され、未定着トナー像が形成されているラベルをピックアップすると共に未定着トナー像をベースシートに熱定着するピックアップ装置と、
    前記ピックアップ装置が連結され、ピックアップされたラベルを所定のラベル貼付位置まで移送する移送装置とを具え、
    前記ピックアップ装置は、発熱体と、発熱体の外周に設けられ、耐熱性を有する粘着性ゴム層とを有し、
    前記ピックアップ装置は、ラベルをピックアップする際、粘着性ゴム層がラベルの第1の面に対して密着するように圧接され、圧接する間に粘着性ゴム層とラベルの第1の面との間に生ずる粘着力によりラベルを保持し、
    前記ピックアップ装置により保持され所定の貼付位置まで移送される間に、前記未定着トナー像は前記ピックアップ装置から供給される熱エネルギーによりベースシートの第1の面に熱定着されると共に、前記ラベルの第2の面に形成された感熱性接着剤層は、前記ピックアップ装置から前記第1の面を介して供給される熱エネルギーにより活性化温度を得る超える温度まで加熱されることを特徴とするラベリングシステム。
  8. 請求項4又は7に記載のラベリングシステムにおいて、前記ピックアップ装置の粘着性ゴム層は、粘着性シリコーンゴムにより構成されていることを特徴とするラベリングシステム。
  9. 請求項4から8までのいずれか1項に記載のラベリングシステムにおいて、前記ピックアップ装置は、加熱手段と、外周に設けた粘着性ゴム層とを有する加熱ローラの形態をなし、前記画像形成装置から送出されステージ上に配置されたラベルに対して圧接しながら相対的に回転移動することによりベースシートの第1の面と粘着性ゴム層とが密着し、ラベルをピックアップすると共に未定着トナー像を熱定着することを特徴とするラベリングシステム。
  10. 請求項9に記載のラベリングシステムにおいて、前記ピックアップ装置は、円筒状のベースローラと、ベースローラの外周面に形成された粘着性ゴム層と、ベースローラの内部空間に配置されたハロゲンランプとを有することを特徴とするラベリングシステム。
  11. 請求項4から8までのいずれか1項に記載のラベリングシステムにおいて、前記移送装置及びピックアップ装置は、回転駆動装置に連結された搬送ドラムとして一体的に形成され、当該搬送ドラムは、加熱手段と、その外周に設けた粘着性ゴム層とを含み、
    前記画像形成装置から送出されたラベルは、回転する搬送ドラムの粘着性ゴム層とラベルの第1の面とが互いに圧接することにより搬送ドラム上に保持され、
    前記ラベルの第1の面に形成された未定着トナー像及び第2の面に形成された感熱性接着剤層は、搬送ドラムの回転移動により所定の貼付位置まで移送される間に、それぞれ搬送ドラムから供給される熱エネルギーにより熱定着され、活性化温度を超える温度まで加熱されることを特徴とするラベリングシステム。
  12. 請求項4から8までのいずれか1項に記載のラベリングシステムにおいて、前記ピックアップ装置は、ホットプレートスタンプの形態をなし、画像形成装置から送出されステージ上に配置されたラベルに対してホットプレートスタンプを押圧することにより粘着性ゴム層とラベルの第1の面とが密着し、ラベルがピックアップされると共に未定着トナー像が熱定着されることを特徴とするラベリング装置。
  13. 請求項7から12までのいずれか1項に記載のラベリングシステムにおいて、前記ラベルのベースシートはプラスチックのシートにより構成され、前記トナーの樹脂材料とベースシートの樹脂材料とは同一樹脂系材料により構成されていることを特徴とするラベリングシステム。
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