JP4494156B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は包装容器に係り、特にいわゆるブリスター容器と称せられる包装容器に関する。
従来から、ブリスター容器は歯ブラシや乾電池(被包装物)の容器として多用されている。ブリスター容器は、透明樹脂によりなる容器本体部と、この容器本体部に固定される台紙とにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このブリスター容器は、外部から包装されている化粧品(包装容器)が見えるため展示効果が良好であるため、店頭に陳列した場合に顧客の被包装物に対する購買意欲を増進させる効果を望むことができる。このため昨今では、ブリスター容器を化粧品の包装容器として多用されるようになってきている。
図10及び図11は、特許文献1に開示されている一般的なブリスター容器1(包装容器)を示している。このブリスター容器1は、電池4を被包装物としている。図10に示されるように、ブリスター容器1は、大略するとブリスター部2と台紙3とにより構成されている。
ブリスター部2は透明樹脂よりなり、電池4を収納するための収納部5と、台紙3に固定するための鍔部6が形成されている。また、台紙3は紙よりなり、その表面に商品名等の印刷が行なわれると共に、その表面には合成樹脂膜が形成されている。そして、収納部5に電池4を装着した上で、加熱ツールを用いてブリスター部2の鍔部6を台紙3に形成されている合成樹脂膜に熱溶着することにより、図11に示されるように電池4はブリスター容器1に包装される。
また、この構成とされたブリスター容器1では、ブリスター部2と台紙3との熱溶着部分の固定力が強く電池4をブリスター容器1から取り出すのが面倒であるという問題点がある。このため、例えば特許文献2に開示されたような、ブリスター部に対して台紙をスライド装着可能な構成とし、これにより被包装物の取り出し性を向上させたブリスター容器も提案されている。
特開2002−128140号公報 特開2001−097445号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたブリスター容器1は、ブリスター部2を台紙3に固定するために、台紙3の表面に合成樹脂膜を形成する必要があり、かつブリスター部2を台紙3に固定するための熱溶着処理を行う必要があるため、ブリスター容器1の製造工程が複雑で製品コストが上昇してしまうという問題点があった。
また、ブリスター容器1の構成要素において比較的大きな形状を有する台紙3が紙により形成されているが、この紙はブリスター部2を構成する樹脂に比べて単位体積当たりの重量が重い。このため、台紙3として紙を用いた従来の構成では、ブリスター容器1が重くなるという問題点があった。更に、ブリスター部2と台紙3との材質が異なることにより、ブリスター容器1を廃棄する場合には、ブリスター部2と台紙3を分別して廃棄する必要があり、廃棄処理が面倒であるという問題点もあった。
一方、特許文献2に開示されたブリスター容器は、上記のように被包装物の取り出し性は向上するものの、ブリスター部と台紙との密封性が十分でなく、被包装物のバージン性を十分に確保することができないという問題点があった。
また、ブリスター部に対し台紙をスライド装着した構成では、ブリスター部と台紙との間にずれが発生するおそれがある。このため、特許文献2に開示されたブリスター容器では、ブリスター部と台紙を位置決め固定する構成を別個設ける必要があり、部品点数及び製造工程が増加し、やはり製品コストが上昇してしまうという問題点が発生する。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、部品点数の削減、製造工程の簡単化、軽量化、及び廃棄処理の簡単化を図り得る包装容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
被包装物を収納する収納部が形成された容器本体と、
前記被包装物が収納された状態の前記容器本体に貼りつけられると共に、前記容器本体に貼り付けられる領域に、加熱しつつ印刷処理された印刷部が設けられてなる基材部と、
前記容器本体を前記基材部に貼り付ける接着剤とを有する包装容器であって、
該接着剤として、前記印刷処理に加熱される温度よりも低い温度で接着処理を行えるものを用いたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、印刷処理に加熱される温度よりも低い温度で接着処理を行える接着剤を用いたことにより、接着時に印刷部が熱により変質等することを防止でき、容器本体と基材部とを確実に接着することができる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の包装容器において、
前記加熱しつつ行なわれる印刷処理はホットスタンプであることを特徴とするものである。
ホットスタンプは加飾性に優れるが、加熱により箔の接合強度に影響が生じることがある。しかしながら、上記発明によれば、ホットスタンプを用いて印刷処理をしても、容器本体と基材部とを確実に接着することができる。
また、請求項3記載の発明は、
請求項1又は2記載の包装容器において、
前記接着剤はアクリルオリゴマーを含むことを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、
請求項3記載の包装容器において、
前記アクリルオリゴマーとして紫外線硬化性を有するものを選定したことを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、
前記基材部の厚さを30μm以上80μm未満としたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、基材部の強度を維持しつつ容器本体との接合性を良好なものとすることができる。
上述の如く本発明によれば、基材部を容器本体に配設する処理を容易かつ安価に行うことができ、広い面積に印刷処理を行うことができるため印刷を行える文字や模様等の自由度を高めることができ、更に印刷処理に拘わらず接着面積を広く取ることができるため、基材部と容器本体とを確実に接着することが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施例である包装容器10を示している。この包装容器10はいわゆるブリスター容器(以下、ブリスター容器10という)であり、本実施例では包装される被包装物として、化粧品11を用いたものを例に挙げている。しかしながら、本発明に係るブリスター容器10の適用は化粧品11に限定されるものではなく、他の商品(例えば、電池、歯ブラシ等)に広く適用できるものである。
ブリスター容器10は、大略すると容器本体となるブリスター部12と、基材部13とにより構成されている。ブリスター部12は、図1及び図2に加え図3に示すように、収納部15,鍔部16,及び吊り孔17を有した構成とされている。
このブリスター部12は、透視可能な樹脂により形成されている。具体的には、ブリスター部12の材質としては、アモルファス・ポリエチレンテレフタレート(A−PET),ポリプロピレン(PP),ポリオレフィン(PO)等を用いることができる。また、ブリスター部12の形成方法としては、例えば真空成形,真空圧空成形,熱板圧空成形等の成形方法を用いることができる。また、本実施例では厚さを0.40mmとしているが、ブリスター部12の厚さはこれに限定されるものではない。
収納部15は、化粧品11が装着される部位である。このため、収納部15は平坦な形状とされた鍔部16に対して突出した形状とされており、相対的に形成される凹部内に化粧品11が収納される。吊り孔17は鍔部16の上部に形成されており、ブリスター容器10を店頭に陳列する際に用いられるものである。
前記のように、ブリスター部12は透視可能な樹脂により形成されている。このため、収納部15に収納された化粧品11を外から見ることが可能となり、展示効果が良好である。従って、ブリスター容器10を店頭陳列した場合、顧客の化粧品11に対する購買意欲を増進させる効果を望むことができる。
尚、本実施例に係るブリスター部12は透視可能な樹脂により形成されているが、必ずしも透明である必要はない。後述するように、少なくとも基材部13に形成された表面印刷部19がブリスター部12を介して見ることができるものであれば、ブリスター部12に着色を施しても、またブリスター部12に各種加工(表面処理加工や凹凸の形成加工等)を施すこととしてもよい。
基材部13は、図1及び図2に加え図4に示すように、樹脂シートにより形成されている。この基材部13は、ブリスター部12と同種の材料(アモルファス・ポリエチレンテレフタレート(A−PET),ポリプロピレン(PP),ポリオレフィン(PO)等)を用いている。また、基材部13の外形は、前記したブリスター部12の外形よりも小さく設定されている。
また、基材部13の厚さは、30μm以上80μm未満とされている。これは、基材部13の厚さを30μm未満とした場合には基材部13の強度が低下し、また厚さを80μm以上とした場合には基材部13の剛性が高くなりブリスター部12との接着性が低下するからである。よって、基材部13の厚さを30μm以上80μm未満とすることにより、基材部13の強度を維持しつつブリスター部12との接合性を良好なものとすることができる。
更に、基材部13の表面13Aには、図4(A)に示すように表面印刷部19が印刷されている。この基材部13の表面13Aは、ブリスター容器10を店頭に陳列した際に顧客が最も注目する部位であるため、各種各色のインクをシーリング凸版印刷すると共に、金箔をホットスタンプすることも行われている(本実施例では、ホットスタンプも印刷の一種としている)。ホットスタンプを用いた場合には、金箔等を精度よく加飾処理でき。また、ホットスタンプを行った部位は、金属光沢を発するため、顧客の注目度を高める点からは有利である。このホットスタンプにより金箔を基材部13に印刷する処理は、スタンプを用いて加熱を行いつつ金箔を基材部13に印刷する。
尚、基材部13の裏面13Bには、図4(B)に示すように裏面印刷部20が印刷される。更に、ブリスター部12の吊り孔17と対応する位置には、吊り孔18が形成される。
上記構成とされたブリスター容器10は、後述する包装容器製造装置30を用いて製造される。この包装容器製造装置30では、先ずブリスター部12の収納部15に化粧品11を装着し、その上で基材部13をブリスター部12に接着剤を用いて接着する。この接着剤は、基材部13の表面13Aに印刷された表面印刷部19を含み、その全面に配設されている。
接着剤は、接着した後に透明または半透明となるものが選定されている。この接着剤は、溶剤性、エマルジョンタイプ等の種々のものを適用することが可能であるが、本実施例では紫外線硬化性を有するアクリルオリゴマーを接着剤として用いている(具体的には、アクリタックT−150(商品名)を用いている)。この接着剤は、ホットスタンプ実施時の加熱温度(約160℃〜240℃)よりも低い温度(約25℃〜40℃)で所望の接着を行うことができる。
このように、ホットスタンプ実施時の加熱温度よりも低い温度でブリスター部12に基材部13を接着したことにより、基材部13の接着時にホットスタンプされた表面印刷部19に変質や剥がれ等が発生することを防止できる。このため、ホットスタンプされた表面印刷部19上に直接接着剤を用いてブリスター部12を張り付けても、所定の接着強度を維持し基材部13は確実にブリスター部12に貼着される。これにより、ホットスタンプにより顧客吸引力の高い表面印刷部19を実施しつつ、ブリスター容器10として所定の強度を維持することができる。
また、従来のようにブリスター部2と台紙3とを熱溶着していた従来のブリスター容器1(図5,図6参照)に比べ、熱溶着処理を不要とすることができ、基材部13をブリスター部12に配設する処理を容易かつ安価に行うことができる。また、熱溶着装置を不要とできるため、設備コストの低減を図ることもできる。
また、前記したように本実施例に係るブリスター部12は、透視可能な樹脂により形成されている。また、接着剤も、接着した後に透明または半透明となるものが選定されている。このため、基材部13に施されている表面印刷部19は、図1及び図2に示すように、ブリスター部12を介して見ること(透視すること)ができる。
この際、従来では熱溶着部分においては印刷が見難くなるため印刷処理ができなかったが、本実施例では基材部13がブリスター部12と接着する領域にも表面印刷部19を印刷することができる。このため、広い面積に表面印刷部19を印刷することが可能となり、印刷される文字や模様等の自由度が高くなり、基材部13に対して従来に比べて多くの情報の印刷や、或いは大きな図柄の印刷等を行うことが可能となる。
また、印刷処理に拘わらず接着面積を広く取ることができるため、ブリスター部12と基材部13との接着面積を広く取ることが可能となる。このため、ブリスター部12と基材部13を強固に固定することが可能となり、よってブリスター容器10に包装(収納)される化粧品11のバージン性を確保することができる。
また、本実施例のように基材部13を樹脂シートにより形成することにより、従来のように台紙3(厚紙)を用いた構成に比べ、ブリスター容器10の軽量化を図ることができる。また、基材部13をブリスター部12の外形よりも小さな外形を有するよう構成しているため、ブリスター容器10の軽量化及びコンパクト化を図ることができる。
更に本実施例では、ブリスター部12と基材部13の材質を同一或いは類似する材質としている。これにより、ブリスター容器10を廃棄する最、ブリスター部12と基材部13とを分離して廃棄する必要がなくなり、廃棄時の手間を軽減することができる。
尚、本実施例では紫外線硬化性の接着剤を用い、これに紫外線照射を行うことにより接着剤の硬化を行っているが、紫外線を照射することなく接着処理を行うことも可能である。また、本実施例では接着剤は基材部13の表面13Aに配設した構成としているが、ブリスター部12の鍔部16に配設することも可能である。但し、化粧品11と対向する位置においては、接着剤を設けない領域(いわゆる糊殺し)が設けられており、接着剤が化粧品11に付着することを防止している。
続いて、図5乃至図9を参照し、ブリスター容器10を製造するのに用いる包装容器製造装置30について説明する。図5は、包装容器製造装置30の全体構成を示す平面図である。同図に示すように、包装容器製造装置30は大略すると、コンベア32、ブリスター検出装置35、化粧品検出装置37、第1のラベラーユニット40A、第2のラベラーユニット40B、及び製品残り検出装置42等により構成されている。
コンベア32は、楕円環状に配設された一対のベルト34,35を有している。このベルト34,35は楕円環状とされたベルトハウジング33a,34aに保持されており、図示しないモータに駆動されて図中矢印A1方向に移動する構成とされている。このコンベア32は、ホルダ31を矢印A1方向に搬送する機能を奏するものである。
ホルダ31は、ブリスター部12に基材部13を貼り付けるのに用いられる治具である。このホルダ31は、図6に拡大して示すように、矩形状の本体部45を有しており、この本体部45の所定位置に複数(本実施例では4個)の装着部46A〜46D(全ての装着部46A〜46Dを総称する場合には装着部46という)が形成された構成とされている。従って、1個のホルダ31には、4個のブリスター部12(個々のブリスター部12を示す場合にはブリスター部12A〜12Dと示す)が装着しうる構成となっている。この装着部46は、ブリスター部12に形成されている収納部15を挿入する穴である。尚、装着部46は、収納部15を挿入しうる構成であれば穴に限定されるものではなく、有底の凹部等としてもよい。
ここで、ホルダ31に設けられる装着部46A〜46Dの配設位置に注目する。装着部46Aと装着部46Bは、ホルダ31の搬送方向(図中矢印A1で示す方向)に沿って一直線状に配置されている。同様に、装着部46Cと装着部46Dも、ホルダ31の搬送方向(図中矢印A1で示す方向)に沿って一直線状に配置されている。また、一直線状に配置された装着部46A,46Bと装着部46C,46Dは、ホルダ31の搬送幅方向に直交する方向(図中矢印B1で示す方向)に2列配設された構成となっている。尚、本実施例では一直線状に配置された装着部46A,46Bと装着部46C,46Dが搬送幅方向に直交する方向B1に2列配設された構成としたが、2列以上の列で配設した構成としてもよい。
ブリスター検出装置35は、ホルダ31の全ての装着部46A〜46Bにブリスター部12A〜12Dが装着されたかどうかを検出するものである。このため、ブリスター検出装置35には、装着部46A〜46Bに対するブリスター部12A〜12Dの装着の有無を検知するセンサ36A〜36Dが設けられている。
また、化粧品検出装置37は、ホルダ31に装着された全てのブリスター部12A〜12Dの収納部15に化粧品11が装着されたかどうかを検出するものである。このため、化粧品検出装置37には、収納部15(装着部46A〜46B)に対する化粧品11の装着の有無を検知するセンサ38A〜38Dが設けられている。
第1のラベラーユニット40A及び第2のラベラーユニット40Bは、化粧品11が装着されたブリスター部12に対し基材部13を貼り付けるためのユニットである。具体的には、第1のラベラーユニット40Aは図6に示すブリスター部12A,12Bに対して基材部13を貼り付け、第2のラベラーユニット40Bは図6に示すブリスター部12C,12Dに対して基材部13を貼り付ける。尚、第1のラベラーユニット40Aと第2のラベラーユニット40Bは、上記のように基材部13の貼付け位置が異なるのみで、構成は同一であるため、第1のラベラーユニット40Aについてのみ説明し、第2のラベラーユニット40Bの説明は省略するものとする。
以下、図7乃至図9を用いて第1のラベラーユニット40Aについて説明する。第1のラベラーユニット40Aは、大略するとホルダガイド装置50,ラベル貼着装置51,及び押圧ローラ装置52等により構成されている(図1には図示せず)。図7はホルダガイド装置50を示しており、図8はラベル貼着装置51を示しており、図9は押圧ローラ装置52を示している。
先ず、図7を参照してホルダガイド装置50について説明する。ホルダガイド装置50は、回転ローラ59,駆動ローラ60,及びモータ61等により構成されている。回転ローラ59は、ベルトハウジング33aに固定された支持フレーム57に回転自在な構成で配設されている。
一方、駆動ローラ60は、モータ61により回転付勢される構成とされている。即ち、駆動ローラ60はベルトハウジング34aに固定された支持フレーム58に支持されており、その回転軸は支持フレーム58の下方に延出して減速機62に接続されている。この減速機62の下部にはモータ61が配設されており、このモータ61の回転軸は減速機62に接続されている。従って、モータ61が駆動すると、このモータ61の回転は減速機62により減速され、駆動ローラ60の回転速度がホルダ31の既定の搬送速度に対応した所定速度となるよう減速される。
よって、ベルト33,34により搬送されてきたホルダ31は、ホルダガイド装置50の回転ローラ59と駆動ローラ60との間で挟持されることにより、駆動ローラ60により移動速度を規定され、所定の搬送速度で移動する。この際、ベルト33,34により駆動力はホルダ31に影響しないよう構成されている。この構成とすることにより、第1のラベラーユニット40A内をホルダ31は、規定の搬送速度で精度よく搬送される。
次に、図8を参照してラベル貼着装置51について説明する。ラベル貼着装置51は、大略すると本体部65,供給リール66,テンションアーム67,送りローラ71,貼着アーム73,及び巻取りリール74等により構成されている。本体部65は上記各構成部品66,67,61,73,74等を支持するものであり、コンベア32に固定された構成とされている。
本体部65には図8(B)において左斜め上方に向け延出する支持アーム69が設けられており、この支持アーム69の先端部には供給リール66が配設されている。この供給リール66は、基材部13が貼着されたテープ63(図8(B)に示す)が巻回される。また、本体部65の図8(B)の左斜め下方位置には、巻取りリール74が配設されている。テープ63は、後述する各ローラ68,70,71,72等により、供給リール66から巻取りリール74に至る所定のテープバスを形成する。
支持アーム69は、供給リール66の中心部分近傍に取り付け部64を設けている。この取り付け部64には、テンションアーム67が図8(B)において右方向に向け延出するよう設けられている。また、テンションアーム67の先端部には、テープ63が張架されるテンションローラ68が設けられている。このテンションアーム67は、鍔部64との取り付け位置を中心に揺動可能な構成とされている。更に、テンションアーム67の揺動は、図示しないバネにより制御されており、これによりテープ63に対して常に一定のテンションが印加されるよう構成されている。
ガイドローラ70,72は、所定のテープパスをテープ63が形成するよう設けられている。送りローラ71は、貼着アーム73に対してテープ63が一定の速度で送られるよう、テープ63の速度を制御する。貼着アーム73では、基材部13が貼着されたテープ63の走行方向が急激に反転され、これにより基材部13はテープ63から剥がされる。図8(B)に基材部13がテープ63から剥がれた様子を一点鎖線で示している。
この貼着アーム73の配設位置の下部には前記したホルダガイド装置50が配設されており、よってブリスター部12が装着されたホルダ31が所定の速度で搬送されてくる。よって、貼着アーム73で剥がされた基材部13は、その下部をホルダ31と共に移動するブリスター部12に貼り付けられるよう構成されている。
この際、前記のようにホルダ31(即ち、ブリスター部12)の移動速度はホルダガイド装置50により所定の移動速度とされており、かつテープ63から基材部13が剥がれるタイミングはテープ63の速度及びテープ63に対する基材部13の貼り付け位置を調整することにより制御することができる。
そこで、本実施例では、テープ63に対する基材部13の貼り付け間隔をホルダ31に装着されるブリスター部12の配設間隔(図6(A)に矢印A1方向の間隔)、即ちブリスター部12Aとブリスター部12Bとの間隔、及びブリスター部12Cとブリスター部12Dとの間隔に対応するよう設定している。また、ホルダ31の搬送速度及びテープ63の速度は、貼着アーム73によりテープ63から剥がれた基材部13がブリスター部12の搬送方向の前部所定位置から貼り付けられるよう設定されている。尚、図5に矢印ST1で示すのは、コンベア32上において基材部13のブリスター部12への貼り付け開始位置を示している。
押圧ローラ装置52は、基材部13のブリスター部12への貼り付け開始位置ST1より、ホルダ31の搬送方向に対して若干下流位置に設けられている。この押圧ローラ装置52は、図9に示すように、フレーム75,ハンドル78,押圧ローラ80,及びローラホルダ81等により構成されている。フレーム75はテンションアーム67によりベルトハウジング34aに立設されている。このフレーム75の上端部にはステージ77が設けられており、このステージ77にはハンドル78が配設されている。
ハンドル78はステージ77に対して螺着されており、よってハンドル78を回転することによりハンドル78と一体的とされた昇降アーム79は昇降動作する。また、昇降アーム79の下部にはローラホルダ81が取り付けられている。このローラホルダ81は、押圧ローラ80を回転自在に支持するものである。よって、押圧ローラ装置52は、ハンドル78を回転操作することにより、押圧ローラ80を上下動作しうる構成となっている。
ホルダ31は、この押圧ローラ80の下部を搬送されるよう構成されている。ホルダ31が押圧ローラ80の直下位置を通過する際、前記したラベル貼着装置51により基材部13はブリスター部12に貼り付けられた状態である。また、押圧ローラ80の高さ位置は、ホルダ31が下部を通過する際に押圧ローラ80が基材部13をブリスター部12に対して所定の押圧力で押圧するよう、ハンドル78により調整されている。これにより、基材部13は押圧ローラ80によりブリスター部12に押圧され、より確実に基材部13をブリスター部12に貼り付けることができる。上記一連の処理により、ブリスター容器10Aは製造される。
ところで、前記したように第1のラベラーユニット40Aは図6に示すブリスター部12A,12Bに対して基材部13を貼り付ける処理を行う。これに対し、第2のラベラーユニット40Bは図6に示すブリスター部12C,12Dに対して基材部13を貼り付ける処理を行う。また、第2のラベラーユニット40Bの配設位置は、第1のラベラーユニット40Aの配設位置に対し、ホルダ31の搬送方向に対して下流側の位置とされており、よって基材部13の貼付け開始位置も第1のラベラーユニット40Aにより貼付け開始位置ST1に対し、第2のラベラーユニット40Bによる貼付け開始位置ST2はホルダ31の搬送方向に対して下流側の位置となっている。
このように、本実施例で用いてるラベル貼着装置51は、ホルダ31に形成された装着部46A〜46Dの列単位でブリスター部12に対して基材部13を貼り付ける構成とされている。このため、複数の基材部13を同時に貼り付ける構成のラベル貼着装置に比べて、ラベル貼着装置51の構成を簡単化でき、また貼着け位置の精度出しを行うための調整処理を容易に行うことができる。また、ホルダ31に装着するブリスター部12の列が増減しても、これに容易に対応することが可能となる。
ここで、再び図5に戻り、製品取り出し装置41について説明する。製品取り出し装置41は、第2のラベラーユニット40Bに対し、ホルダ31の搬送方向に対して下流位置に設けられている。製品取り出し装置41は、大略すると4個の吸着アーム43A〜43C,製品残り検出装置42,及び搬出ベルト44等により構成されている。
吸着アームは、図5の紙面に対して垂直に上下動するよう構成されている。また、吸着アーム43A〜43Dは、支持フレーム47に沿って図中矢印B1,B2方向に移動可能な構成とされている。ホルダ31が製品取り出し装置41の直下位置まで移動すると、各吸着アーム43A〜43Dはホルダ31に装着されているブリスター容器10に向け移動し、基材部13と当接すると共に吸引処理を開始してブリスター容器10を真空吸着する。
続いて吸着アーム43A〜43Dはホルダ31に対して上動し、これによりブリスター容器10はホルダ31から取り出される。次に、吸着アーム43A〜43Dは図中矢印B1方向に移動し搬出ベルト4436Aの上部まで移動する。そして、真空吸着を解除することにより、吸着アーム43A〜43Dを搬出ベルト44上に載置する。搬出ベルト44は図中矢印A2方向に移動しており、これによりブリスター容器10は搬出ベルト44により次の工程(例えば、検査工程,出荷工程等)に送られる。
尚、図5においてA〜Hで示すのは、包装容器製造装置30を用いてブリスター容器10の組み立て処理を行う作業者である。作業者A〜Dは、製品取り出し装置41の配設位置からからブリスター検出装置35の配設位置の間において、搬送されるホルダ31に対してブリスター部12を装着する。また、作業者E〜Hは、ブリスター検出装置35の配設位置から第1のラベラーユニット40Aの配設位置の間において、ホルダ31に装着されたブリスター部12の収納部15に対して化粧品11を装着する。
図1は、本発明の一実施例である包装容器(ブリスター容器)を示す分解斜視図である。 図2は、本発明の一実施例である包装容器(ブリスター容器)を示しており、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図3は、本発明の一実施例である包装容器(ブリスター容器)を構成するブリスター部を示しており、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図4は、本発明の一実施例である包装容器(ブリスター容器)を構成する基材部を示しており、(A)は正面図、(B)は背面図である。 図5は、本発明の一実施例である包装容器製造装置を説明するための図である。 図6は、本発明の一実施例である包装容器製造装置で用いるホルダを示ており、(A)は平面図、(B)は(A)におけるX1−X1線に沿う断面図である。 図7は、本発明の一実施例である包装容器製造装置を構成するホルダガイド装置を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)におけるX2−X2線に沿う断面図である。 図8は、本発明の一実施例である包装容器製造装置を構成するラベル貼着装置を示しており、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は左側面図である。 図9は、本発明の一実施例である包装容器製造装置を構成する押圧ローラ装置を示しており、(A)は左側面、(B)は正面図である。 図10は、従来の一例であるブリスター容器を示す分解斜視図である。 図11は、従来の一例であるブリスター容器を示す斜視図である。
符号の説明
10 ブリスター容器
11 化粧品
12 ブリスター部
13 基材部
15 収納部
16 鍔部
19 表面印刷部
20 裏面印刷部
30 包装容器製造装置
31 ホルダ
35 ブリスター検出装置
37 化粧品検出装置
40A 第1のラベラーユニット
40B 第2のラベラーユニット
41 製品取り出し装置
42 製品残り検出装置
50 ホルダガイド装置
51 ラベル貼着装置
52 押圧ローラ装置
59 回転ローラ
60 駆動ローラ
66 供給リール
73 貼着アーム
74 巻取りリール
80 押圧ローラ

Claims (5)

  1. 被包装物を収納する収納部が形成された容器本体と、
    前記被包装物が収納された状態の前記容器本体に貼りつけられると共に、前記容器本体に貼り付けられる領域に、加熱しつつ印刷処理された印刷部が設けられてなる基材部と、
    前記容器本体を前記基材部に貼り付ける接着剤とを有する包装容器であって、
    該接着剤として、前記印刷処理に加熱される温度よりも低い温度で接着処理を行えるものを用いたことを特徴とする包装容器。
  2. 請求項1記載の包装容器において、
    前記加熱しつつ行なわれる印刷処理はホットスタンプであることを特徴とする包装容器。
  3. 請求項1又は2記載の包装容器において、
    前記接着剤はアクリルオリゴマーを含むことを特徴とする包装容器。
  4. 請求項3記載の包装容器において、
    前記アクリルオリゴマーとして紫外線硬化性を有するものを選定したことを特徴とする包装容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装容器において、
    前記基材部の厚さを30μm以上80μm未満としたことを特徴とする包装容器。
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