JP2014172615A - 樹脂パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】従来より製造コストを抑えることが可能な樹脂パレットを提供する。
【解決手段】本発明の樹脂パレット10,50は、バンド係止部40を複数有していながらも、それらバンド係止部40が、樹脂パレット10,50を構成するパレット構成体20,30(20,20)同士の溶着面29に対してデッキ面24側に離して配置されているので、片面使用タイプの樹脂パレット10と両面使用タイプの樹脂パレット50の間で、デッキ面24を有した第1のパレット構成体20を共通して使用することができる。これにより、従来のバンド係止部を有した樹脂パレットに比べて製造コストを抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、上下方向の中間で1対のパレット構成体に2分割され、それらパレット構成体同士を溶着してなる樹脂パレットに関する。
従来、この種の樹脂パレットとして、側面に設けた縦溝内に係止バーを架設してなるバンド係止部を複数備え、それらバンド係止部同士の間にバンドを差し渡して荷物を押さえることが可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−261673号公報(図1、図2,図3、段落[0032])
ところで、一般的な樹脂パレットでは、互いに溶着する1対のパレット構成体の組み合わせを変更することで、両面使用タイプか片面使用タイプかの何れかの樹脂パレットになる。具体的には、両面使用タイプの樹脂パレットは、デッキ面を有した第1のパレット構成体を2枚重ねに溶着してなり、片面使用タイプの樹脂パレットは、第1のパレット構成体にデッキ面を有しない第2のパレット構成体を溶着してなる。そして、両面使用タイプと片面使用タイプの樹脂パレットの間で、第1のパレット構成体を共通して使用することで金型制作費を抑えていた。
しかしながら、上記したバンド係止部を有した従来の樹脂パレットは、バンド係止部がパレット構成体同士の溶着面を横切る位置に配置されていたので、両面使用タイプと片面使用タイプの樹脂パレットの間で、第1のパレット構成体を共通して使用することができず、金型制作費に起因して製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より製造コストを抑えることが可能な樹脂パレットの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る樹脂パレットは、上下方向の中間で1対のパレット構成体に2分割され、それらパレット構成体同士を溶着してなる樹脂パレットであって、荷物が載置されるデッキ面を有した1対の第1のパレット構成体同士を溶着してなる両面使用タイプと、デッキ面を有しない第2のパレット構成体に第1のパレット構成体を溶着してなる片面使用タイプとを備えた樹脂パレットにおいて、デッキ面の外縁部と側面とに開放した縦溝内に係止バーを架設してなる複数のバンド係止部を、パレット構成体同士の溶着面に対してデッキ面側に離して配置したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の樹脂パレットにおいて、係止バーを、縦溝の上下方向の中間位置に配置し、縦溝の1対の溝内側面の一部又は全体を、下方に向かうに従って徐々に内側に迫り出すように傾斜させて、縦溝の側面開口のうち係止バーより下側部分を縦溝のデッキ面開口に比べて幅狭にしたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の樹脂パレットにおいて、1対の溝内側面のうち係止バーの下面より上側には、下方に向かうに従って徐々に内側に迫り出すように傾斜した1対の上下傾斜面が設けられると共に、1対の溝内側面のうち1対の上下傾斜面より下側部分には、水平方向で縦溝の溝底面から係止バーに向かうに従って徐々に内側に迫り出すように傾斜した水平傾斜面を設けたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の樹脂パレットにおいて、縦溝の溝底面はに、下方に向かうに従って縦溝の側面開口側に迫り出すように傾斜した溝底面案内部が備えられたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の樹脂パレットは、複数のバンド係止部を有していながらも、それらバンド係止部が、パレット構成体同士の溶着面に対してデッキ面側に離した配置になっているので、両面使用タイプと片面使用タイプの樹脂パレットの間で、デッキ面を有した第1のパレット構成体を共通して使用することができる。これにより、従来のバンド係止部を有した樹脂パレットに比べて製造コストを抑えることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の樹脂パレットでは、係止バーが、縦溝の上下方向の中間位置に配置されているので、バンド係止部の真上に荷物が配置されても荷物と係止バーとの間に空間が形成され、バンドを係止バーに容易に係止させることができる。また、縦溝の側面開口のうち係止バーより下側部分がデッキ面開口に比べて幅狭になっているので、係止バーに係止させたバンドの横ズレが規制され、バンドによる荷物の押さが安定する。さらに、縦溝の1対の溝内側面の一部又は全体が、下方に向かうに従って徐々に内側に向かうように傾斜しているのでバンドを、デッキ面開口から側面開口の係止バーより下側部分へと容易に挿入していくことができる。
なお、請求項2における「縦溝の上下方向の中間位置」には、縦溝の上下方向の中央位置も、上端寄り位置も、下端寄り位置も含まれる。
[請求項3の発明]
請求項3の樹脂パレットでは、縦溝のデッキ面開口にバンドを挿入していくと、1対の上下傾斜面によってバンドが縦溝の幅方向の中央側に案内される。そして、バンドを係止バーの下方を潜らせて側面開口に向かわせると、1対の水平傾斜面によってバンドがさらに縦溝の幅方向の中央側に案内される。これらにより、デッキ面開口から挿入したバンドを容易に側面開口の係止バーより下側部分から引き出すことができる。
[請求項4の発明]
請求項4の樹脂パレットでは、バンドをデッキ面開口から下方に挿入していくと、縦溝の溝底面に備えた溝底面案内部により側面開口へと案内される。これにより、デッキ面開口から挿入したバンドを容易に側面開口の下側部分から引き出すことができる。
本発明の一実施形態に係る片面使用タイプの樹脂パレットの斜視図 片面使用タイプの樹脂パレットの下面側の斜視図 両面使用タイプの樹脂パレットの斜視図 第1のパレット構成体の斜視図 バンド係止部の斜視図 バンド係止部の一部破断斜視図 (A)バンド係止部の平面図,(B)バンド係止部の正面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1及び図2には、本発明に係る片面使用タイプの樹脂パレット10の全体が示され、図3には、本発明に係る両面使用タイプの樹脂パレット50の全体が示されている。これら両タイプの樹脂パレット10,50は、共に上下方向の略中央で1対のパレット構成体に2分割された状態で成形され、それらパレット構成体同士を互いに溶着してなる。
具体的には、片面使用タイプの樹脂パレット10は、図1に示すように荷物が載置されるデッキ面24を有した第1のパレット構成体20に、図2に示すようにデッキ面を有しない第2のパレット構成体30を溶着してなる。これに対し、両面使用タイプの樹脂パレット50は、片面使用タイプの樹脂パレット10でも使用している第1のパレット構成体20を図3に示すように2枚重ねにして溶着してなる。即ち、片面使用タイプの樹脂パレット10と両面使用タイプの樹脂パレット50との間で第1のパレット構成体20が共通して使用されている。
まずは、第1のパレット構成体20の構造に関して説明する。図4に示すように、第1のパレット構成体20は、縦長の長方形のデッキ板23の裏面に、縦方向に延びた1対のサイド桁部21,21及びセンター桁部22を備えている。それらのうち1対のサイド桁部21,21は、デッキ板23の横方向(短手方向)の両端部に配置され、センター桁部22がデッキ板23の横方向の中央に配置されている。また、これらサイド桁部21及びセンター桁部22は、平面形状が帯状をなし、外側面全体を外郭壁21G,22Gにて包囲される共に、デッキ板23と反対側の先端面が開放していて内側に補強リブ21L(図6参照)を備えている。また、サイド桁部21及びセンター桁部22の先端面は面一になっている。さらに、図2に示すように、デッキ板23の裏面のうちサイド桁部21とセンター桁部22とに挟まれた部分には、サイド桁部21,21及びセンター桁部22より低い格子状の裏面補強リブ23Lが全体に亘って形成されている。
図4に示されたデッキ板23の表側面は、全体が上記したデッキ面24になっている。デッキ面24には、パレット構成体20の縦方向(長手方向)の延びた複数の縦溝24Mが間隔を開けて形成されると共に、複数の水抜き孔24Dが縦溝24Mと平行な複数の列状に並べられている。そして、各縦溝24M内に図示しないゴム製テープが貼着されてデッキ面24から僅かに突出して荷物と当接するようになっている。また、デッキ板23のうちサイド桁部21と各センター桁部22とに挟まれた部分には、手差孔24Hが上下に貫通していて、ここに手を差し込んで樹脂パレット10,50(図1及び図3参照)を持ち上げることができるようになっている。
デッキ板23は、第1のパレット構成体20の側面20Sから全側方に段付き状に僅かに突出している。また、第1のパレット構成体20の1対の長辺側の側面20S,20Sには、デッキ板23の突出部分の下方に、ラベルを貼り付けるためのラベル貼着部25が陥没形成されている。
さて、第1のパレット構成体20のうち1対の長辺側の外縁部には、複数のバンド係止部40がそれぞれ形成されている。それらのうちの1つのバンド係止部40が、図5〜図7に拡大して示されている。図5に示すようにバンド係止部40は、デッキ面24の外縁部と側面20Sとに開放した縦溝41内に係止バー42を架設してなる。また、バンド係止部40の下端部は、第1のパレット構成体20の側面20Sにおける上下方向の略中央に配置されている。
図6に示すように、係止バー42は、角柱構造をなして縦溝41の上下方向の略中央位置に配置されると共に、角柱構造の一側面が第1のパレット構成体20の側面20Sと面一になっている。また、図7(B)に示すように、縦溝41の側面開口45のうち係止バー42より上側部分(以下、「上側面開口45A」という)は、係止バー42より下側部分(以下、「下側面開口45B」という)に比べて開口幅が広くなっている。さらに、図7(A)に示すように、縦溝41のデッキ面開口44の開口幅は、上側面開口45Aの開口幅と同じ大きさをなしている。
図5と図7(A)とに示すように、縦溝41の1対の溝内側面43,43における係止バー42より上側には、互いに平行な1対の垂直平面43A,43Aが備えられている。また、1対の溝内側面43,43のうち係止バー42の上面より下側部分は、水平方向で縦溝41の溝底面46から係止バー42に向かうに従って徐々に内側に迫り出すように傾斜した1対の水平傾斜面43C,43Cになっている。そして、1対の溝内側面43,43のうち1対の垂直平面43A,43Aと1対の水平傾斜面43C,43Cとの間が、本発明に係る1対の上下傾斜面43B,43Bになっている。
図6に示すように、各上下傾斜面43Bは、係止バー42の上面と垂直平面43Aとの角部に形成された、所謂、コーナーRを有するコーナー湾曲面42Rを溝底面46側に延長してなり、下方に向かうに従って湾曲しながら徐々に内側に迫り出すように傾斜している。なお、上下傾斜面43Bと水平傾斜面43Cとの境界線R1は、一端が係止バー42の上面とコーナー湾曲面42Rとの境界線に繋がっていて、その係止バー42から溝底面46に向かって僅かに捻れながら斜め上方に延び、他端が、溝底面46の近傍で上下傾斜面43Bと垂直平面43Aとの間の境界線R2に隣接している。
縦溝41の溝底面46は、デッキ面開口44側の端部から係止バー42の下面と略同じ高さとなる第1位置までが、上下方向に対して緩やかに傾斜した平坦面である第1傾斜底平面46Aをなすと共に、下側面開口45B側の端部から係止バー42より奥側となる第2位置までが、水平方向に対して緩やかに傾斜した平坦面である第2傾斜底平面46Cをなし、それら第1と第2の傾斜底平面46A,46Cの間が底湾曲面46Bにて連絡された形状をなしている。なお、本実施形態では、底湾曲面46B及び第2傾斜底平面46Cが、本発明の「溝底面案内部」に相当する。また、溝底面46は、その両側の水平傾斜面43C,43Cの傾斜により、下方に向かうに従って幅が徐々に狭くなっている。第1のパレット構成体20の構造に関する説明は以上である。
次に、第2のパレット構成体30の構造に関して説明する。図2に示すように、第2のパレット構成体30は、第1のパレット構成体20の1対のサイド桁部21,21及びセンター桁部22に対応した1対のサイド桁部31,31とセンター桁部32とを平行に並べて備えている。サイド桁部31及びセンター桁部32は、外側面全体を外郭壁31G,32Gにて包囲され、それら外郭壁31G,32Gの基端面が底板壁31A,32Aによって閉塞される一方、先端面が開放していて内側に図示しない補強リブを備えている。また、サイド桁部31及びセンター桁部32の先端面は面一になっている。
サイド桁部31及び各センター桁部32の間は、それらの長手方向における両端部と中央部とにおいて連絡梁33により連絡されている。連絡梁33は、上下構造に貫通した複数の網目を有する桟構造をなし、サイド桁部31及び各センター桁部32の基端部側に配置されている。また、連絡梁33の下面とサイド桁部31及び各センター桁部32の底板壁31A,32Aの下面とは面一になっている。なお、サイド桁部31及びセンター桁部32の底板壁31A,32Aには、縦溝31M,32Mが形成されていて、縦溝31M,32M内に図示しないゴム製テープが貼着されている。第2のパレット構成体30の構造に関する説明は以上である。
上記した第1及び第2のパレット構成体20,30は、別々の樹脂成形金型で複数ずつ成形される。そして、図3に示すように、2つの第1のパレット構成体20,20を、それらのサイド桁部21,21の先端面同士と、センター桁部22,22の先端面同士を接合させた状態に溶着すると両面使用タイプの樹脂パレット50になり、図1に示すように、第1のパレット構成体20と第2のパレット構成体30を、それらのサイド桁部21,31の先端面同士と、センター桁部22,32の先端面同士を接合させた状態に溶着すると片面使用タイプの樹脂パレット10になる。
これにより、両面使用タイプの樹脂パレット50は、図3に示すように溶着面29を挟んだ上下の両側にバンド係止部40群を備える一方、片面使用タイプの樹脂パレット10は、図1に示すように、溶着面29より上側のみにバンド係止部40群を備え、それら各樹脂パレット10,50においてバンド係止部40群が、溶着面29に対してデッキ面24側に離れた配置になっている。
本実施形態の樹脂パレット10,50の構成に関する説明は、以上である。次に、これら樹脂パレット10,50の作用効果について説明する。本実施形態の樹脂パレット10,50では、バンド係止部40,40同士の間に差し渡したバンドBにて荷物Nを押さえて荷崩れを防ぐことができる(図2参照)。そして、そのようなバンド係止部40を複数有していながらも、それらバンド係止部40が、樹脂パレット10,50を構成するパレット構成体20,30(20,20)同士の溶着面29に対してデッキ面24側に離して配置されているので、片面使用タイプの樹脂パレット10(図1参照)と両面使用タイプの樹脂パレット50(図3参照)の間で、デッキ面24を有した第1のパレット構成体20を共通して使用することができる。これにより、従来のバンド係止部を有した樹脂パレットに比べて製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態の樹脂パレット10,50が有するバンド係止部40では、図5に示すように、係止バー42が、縦溝41の上下方向の中間位置に配置されているので、図2に示すように、バンド係止部40の真上に荷物Nが配置されても荷物Nと係止バー42との間に空間が形成され、バンドBを係止バー42に容易に係止させることができる。
しかも、図5に示すように、縦溝41の側面開口45のうち係止バー42より下側部分がデッキ面開口44に比べて幅狭になっているので、係止バー42に係止させたバンドBの横ズレが規制され、バンドBによる荷物Nの押さが安定する。また、縦溝41の内面の傾斜を利用することで、バンドBをデッキ面開口44から側面開口45の係止バー42より下側部分へと容易に挿入していくことができる。
具体的には、バンドBをデッキ面開口44から縦溝41内に挿入していくと、1対の上下傾斜面43B,43BによってバンドBが縦溝41の幅方向の中央に寄せられるように案内される。その際、バンドBの先端を溝底面46に摺接させるようにして挿入していけば、溝底面46の第1傾斜底平面46Aとによって、バンドBの先端が下方に向かうに従って徐々に縦溝41の側面開口45側に移動する。そして、バンドBの先端は、1対の上下傾斜面43B,43Bを通過した後、1対の水平傾斜面43C,43Cによりさらに縦溝41の幅方向の中央に寄せられるように案内される。さらに、バンドBの先端が下方に向かうと溝底面46の底湾曲面46Bと第2傾斜底平面46Cとによって縦溝41の側面開口45側に向けられ、やがて縦溝41の側面開口45から外側に導出される。このようにして、本実施形態のバンド係止部40の構造によれば、デッキ面開口44から挿入したバンドBを容易に側面開口45の係止バー42より下側部分から外側に導出させることができ、バンドBの係止作業を効率よく行うことができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の片面使用タイプの樹脂パレット10において、溶着面29より下方にバンド係止部40と同様の構造のバンド係止部を備えてもよい。
(2)前記実施形態では、バンド係止部40の1対の溝内側面43,43が、垂直平面43Aと上下傾斜面43Bと水平傾斜面43Cとに分けられていたが、1対の溝内側面の上端から下端までの全体を、上下方向で下方に向かうに従って内側に迫り出しかつ水平方向で溝底面から側面開口に向かうに従って内側に迫り出すように傾斜させてもよい。
(3)前記実施形態では、係止バー42の上面より上方に上下傾斜面43B,43Bが配置されていたが、バンドを係止バーの下方に案内するという上下傾斜面の作用を奏するには、上下傾斜面は係止バーの下面より上方であればよい。また、上下傾斜面は、係止バーの下面より下方位置から係止バーの下面より上方位置に亘って形成されていてもよい。
[その他]
本発明の技術的範囲に含まれないが、全体が1つの樹脂成形金型によって成形される樹脂パレット(即ち、1対のパレット構成体に分割されていない樹脂パレット)に、上記した請求項2〜4に係る構成を有したバンド係止部を設けることで、従来の樹脂パレット(上記、引用文献1参照)よりバンドの横ずれを防ぎかつバンド係止部にバンドを容易に係止できるようにしてもよい。
10 片面使用タイプの樹脂パレット
20 第1のパレット構成体
24 デッキ面
29 溶着面
30 第2のパレット構成体
40 バンド係止部
41 縦溝
42 係止バー
43 溝内側面
43B 上下傾斜面
43C 水平傾斜面
44 デッキ面開口
45 側面開口
46 溝底面
46B 底湾曲面(溝底面案内部)
46C 第2傾斜底平面(溝底面案内部)
50 両面使用タイプの樹脂パレット

Claims (4)

  1. 上下方向の中間で1対のパレット構成体に2分割され、それらパレット構成体同士を溶着してなる樹脂パレットであって、荷物が載置されるデッキ面を有した1対の第1の前記パレット構成体同士を溶着してなる両面使用タイプと、デッキ面を有しない第2の前記パレット構成体に前記第1のパレット構成体を溶着してなる片面使用タイプとを備えた樹脂パレットにおいて、
    前記デッキ面の外縁部と側面とに開放した縦溝内に係止バーを架設してなる複数のバンド係止部を、前記パレット構成体同士の溶着面に対して前記デッキ面側に離して配置したことを特徴とする樹脂パレット。
  2. 前記係止バーを、前記縦溝の上下方向の中間位置に配置し、
    前記縦溝の1対の溝内側面の一部又は全体を、下方に向かうに従って徐々に内側に迫り出すように傾斜させて、前記縦溝の側面開口のうち前記係止バーより下側部分を前記縦溝のデッキ面開口に比べて幅狭にしたことを特徴とする請求項1に記載の樹脂パレット。
  3. 前記1対の溝内側面のうち前記係止バーの下面より上側には、下方に向かうに従って徐々に内側に迫り出すように傾斜した1対の上下傾斜面が設けられると共に、前記1対の溝内側面のうち前記1対の上下傾斜面より下側部分には、水平方向で前記縦溝の溝底面から前記係止バーに向かうに従って徐々に内側に迫り出すように傾斜した水平傾斜面を設けたことを特徴とする請求項2に記載の樹脂パレット。
  4. 前記縦溝の溝底面はに、下方に向かうに従って前記縦溝の側面開口側に迫り出すように傾斜した溝底面案内部が備えられたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の樹脂パレット。
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