JP2014177283A - 樹脂パレット - Google Patents

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Abstract

【課題】落下の衝撃に対する強度が従来より高い樹脂パレットを提供する。
【解決手段】樹脂パレットでは、下面側の桁内補強板梁27から上方に延設された帯板状の梁直交壁34の上端部が上面側の桁内補強板梁25の内向面25Nに重ねた状態に接続されている。そして、下面側の桁内補強板梁27と対角連絡壁24との間のコーナー面取面27Aと梁直交壁34と対角連絡壁24との間のコーナー面取面34Aとを面一に連続させた構造になっている。これにより、アンダーカット構造にせずに外角部21C側と内角部側との何れかにずれた桁内補強板梁25,27のぞれぞれと、対角連絡壁24との間の各鋭角コーナー部の面取り行うことができ、桁内補強板梁25,27と対角連絡壁24との連結部分の強度を高くすることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、桟構造の樹脂パレットに関する。
樹脂パレットには、全体を桟構造にして軽量化や材料費低減を図ったものがあり、この種の従来の樹脂パレットとして、図14に示すように、各隅桁部1の1対の対角1A,1Bの間を対角連絡壁2で連絡して補強したものが知られている。また、この樹脂パレットには、各外縁部に沿って延びた複数の桟構成板梁3が上面側と下面側とにそれぞれ備えられ、一部の桟構成板梁3が、対角連絡壁2の上部と下部とに接続される位置まで隅桁部2内に延長されて桁内補強板梁4になっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−308192号公報(図1,2,10,12)
しかしながら、上記した従来の樹脂パレットでは、図15に示すように、対角方向が鉛直方向を向いた状態で落下して床面に衝突すると、対角連絡壁2と桁内補強板梁4との間が容易に破断するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、落下の衝撃に対する強度が従来より高い樹脂パレットの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る樹脂パレットは、桟構造の樹脂パレットの四隅に配置された平面視略四角形の各隅桁部のうち、樹脂パレットの四隅の角部に相当する外角部とその対角位置の内角部との間が、樹脂パレット全体と同じ高さの対角連絡壁で連絡され、隅桁部同士の間には、樹脂パレットの各外縁部に沿って延びた帯板状をなしかつ帯幅方向が上下方向を向いた複数の桟構成板梁が樹脂パレットの上面側と下面側とにそれぞれ備えられると共に、それら上面側と下面側の一部の桟構成板梁が、対角連絡壁の上部と下部とに接続される位置まで隅桁部内に延長されて上面側と下面側の桁内補強板梁として設けられ、さらに、それら上面側及び下面側の桁内補強板梁の一方と他方とが外角部側と内角部側とにずらされると共に、外角部側の桁内補強板梁のうちの内角部側を向いた内向面と、内角部側の桁内補強板梁のうちの外角部側を向いた外向面とが面一になるように配置された樹脂パレットにおいて、内角部側の桁内補強板梁における対角連絡壁側の端部から外角部側の桁内補強板梁に延設されて、先端部が外角部側の桁内補強板梁の内向面に重ねた状態に接続された梁直交壁を設け、内角部側の桁内補強板梁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面と、梁直交壁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面とを面一に連続させたところに特徴を有する。
請求項2の発明に係る樹脂パレットは、桟構造の樹脂パレットの四隅に配置された平面視略四角形の各隅桁部のうち、樹脂パレットの四隅の角部に相当する外角部とその対角位置の内角部との間が、樹脂パレット全体と同じ高さの対角連絡壁で連絡され、隅桁部同士の間には、樹脂パレットの各外縁部に沿って延びた帯板状をなしかつ帯幅方向が上下方向を向いた複数の桟構成板梁が樹脂パレットの上面側と下面側とにそれぞれ備えられると共に、それら上面側又は下面側の一部の桟構成板梁が、対角連絡壁に接続される位置まで隅桁部内に延長されて桁内補強板梁として設けられた樹脂パレットにおいて、桁内補強板梁の端部から対角連絡壁に沿わせて上下方向に梁直交壁を延設し、桁内補強板梁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面と、梁直交壁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面とを面一に連続させたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の樹脂パレットにおいて、対角連絡壁のうち外角部と内角部との間の中央位置より外角部に近い位置に接続された桁内補強板梁と、内角部に近い位置に接続された桁内補強板梁とを備え、外角部側に近い位置に接続された桁内補強板梁のみに梁直交壁を設けたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の樹脂パレットでは、上面側及び下面側の桁内補強板梁の一方と他方とが隅桁部の外角部側と内角部側とにずらされると共に、外角部側の桁内補強板梁の内向面と、内角部側の桁内補強板梁の外向面とが面一になるように配置されているので、樹脂パレットの上下方向に開閉する射出成形金型で樹脂パレットを製造する場合に、上面側及び下面側の桁内補強板梁が互いにアンダーカット構造にならずに済む。
ところで、重量増加を抑えて対角連絡壁と桁内補強板梁との連結部分の強度を高くするには、対角連絡壁と桁内補強板梁との間の鋭角コーナー部を面取りして応力集中を防ぐことが効果的である。ところが、外角部側の桁内補強板梁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を単に面取りすると、その面取りによる面取肉盛部が内角部側の桁内補強板梁の真上又は真下に位置したアンダーカット構造になり、樹脂パレットを型抜きする際に面取肉盛部が破断して強度が低下することになる。
これに対し、本発明では、内角部側の桁内補強板梁における対角連絡壁側の端部から外角部側の桁内補強板梁に延設されて、先端部が外角部側の桁内補強板梁の内向面に重ねた状態に接続された梁直交壁を設け、内角部側の桁内補強板梁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面と、梁直交壁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面とを面一に連続させた。これにより、アンダーカット構造にせずに、外角部側及び内角部側の両方の桁内補強板梁と対角連絡壁との間の各鋭角コーナー部の面取り行うことができ、桁内補強板梁と対角連絡壁との連結部分の強度を高くすることができる。即ち、本発明によれば、落下の衝撃に対する強度が従来より高い樹脂パレットを提供することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の樹脂パレットは、桁内補強板梁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面を備えているので、応力集中が防がれ、強度が高くなる。また、桁内補強板梁の端部から対角連絡壁に沿わせて上下方向に梁直交壁を延設し、桁内補強板梁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面と、梁直交壁と対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面とを面一に連続させたので、梁直交壁によって桁内補強板梁と対角連絡壁との接続部分が実質的に大きくなって負荷が分散され、強度が高くなる。即ち、本発明によれば、落下の衝撃に対する強度が従来より高い樹脂パレットを提供することができる。
[請求項3の発明]
請求項3の樹脂パレットでは、対角連絡壁のうち外角部に近い位置に接続された桁内補強板梁と、内角部に近い位置に接続された桁内補強板梁のうち外角部に近い位置に接続された桁内補強板梁に梁直交壁を設けたので、対角連絡壁に伝達する負荷を外角部に近い側で受け止め、内角部に近い側の桁内補強板梁への負荷を軽減することができる。これにより、内角部に近い側の桁内補強板梁には、梁直交壁を設けずに軽量化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る樹脂パレットの上面側斜視図 その樹脂パレットの下面側の斜視図 隅桁部の下面側斜視図 隅桁部の上面側斜視図 隅桁部の一部破斜視図 隅桁部の平面図 図6のA−A切断面における樹脂パレットの断面と、その断面に対応した樹脂成形金型の断面とを示した断面図 (A)桁内補強板梁と対角連絡壁の斜視図,(B)面取肉盛部を有した桁内補強板梁と対角連絡壁の斜視図,(C)梁直交壁を有した桁内補強板梁と対角連絡壁の斜視図 第2実施形態の樹脂パレットの隅桁部の下面側斜視図 その樹脂パレットの隅桁部の上面側斜視図 第3実施形態の樹脂パレットの隅桁部の上面側斜視図 本発明の変形例1に係る梁直交壁を有した桁内補強板梁の斜視図 本発明の変形例2に係る隅桁部の斜視図 従来の樹脂パレットの斜視図 落下した状態の従来の樹脂パレットの正面図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の樹脂パレット10は、平面四角形のデッキボード11における四隅と、各外縁部の各中央部と、図心とにそれぞれ桁部20A,20B,20Cを備えている。各桁部20A,20B,20Cは、樹脂パレット10の上下全体に延びた筒状の外郭筒壁21の内側に桟状の桁内補強壁22を備えてなり、隣り合った桁部20A,20B(20B,20C)同士の間がフォーク挿入孔14になっている。また、樹脂パレット10全体は、縦横の何れの方向においても対称な形状をなしていると共に、上下方向に開放した複数の網の目を有する桟構造になっている。
デッキボード11のうち隣り合った桁部20A,20B(20B,20C)同士の間を連絡する領域は、比較的強度が大きな上面強化梁12になっていて、デッキボード11全体で上面強化梁12が「田」の字形状になっている。そして、上面強化梁12に囲まれた四角形の4つの領域がそれぞれ荷受板13にて塞がれている。また、図2に示すように、隣り合った桁部20A,20B(20B,20C)の下端部の間には、下面強化梁15が差し渡され、その下面強化梁15も全体が「田」の字形状になっている。なお、下面強化梁15に囲まれた四角形の4つの領域には、荷受板13に相当する構造体はなく、単なる空間になっている。
デッキボード11の四隅に配置された桁部20Aは、本発明の「隅桁部」に相当する。以下、他の桁部20B,20Cと区別するために、四隅の桁部20Aを「隅桁部20A」という。図3に示すように、隅桁部20Aの外郭筒壁21は、全体が断面略四角形の角筒状をなし、デッキボード11の外側面に位置して互いに直交した平板状の1対の外平板部21A,21Aと、フォーク挿入孔14の内側面に位置して互いに直交した1対の内平板部21B,21Bとを有している。1対の外平板部21A,21Aの間の角部は、本発明に係る外角部21Cをなし、R面取りされて1/4円弧状に湾曲している。一方、1対の内平板部21B,21Bの間の角部は、本発明に係る内角部21Dをなし、C面取りされて平板状になっている。そして、外角部21Cと内角部21Dとの間が本発明に係る対角連絡壁24にて連絡されている。その対角連絡壁24は、樹脂パレット10全体と同じ高さの平板状になっている。
なお、内角部21Dは、外角部21Cの2〜3倍の幅をなしている。また、各内平板部21Bのうち各外平板部21A側の端部は、外角部21Cより小さな曲率で湾曲したフォーク導入湾曲部21Eになっている。
図4に示すように、隅桁部20Aの上面側においては、上面強化梁12の一部を延長してなる桁内補強板梁25,26が1対の内平板部21B,21Bの内面から水平垂直に延びて対角連絡壁24に接続されている。具体的には、各上面強化梁12には、その長手方向に延びた複数の桟構成板梁12Aが備えられている。それら桟構成板梁12Aは、帯板状をなしかつ帯幅方向が上下方向に向けられた状態に配置されている。そして、桟構成板梁12A群のうち上面強化梁12の幅方向の中央寄り位置の2つの桟構成板梁12A,12Aが、外郭筒壁21の内平板部21Bに対して直交して横切り、外郭筒壁21の内側に延ばされて桁内補強板梁25,26になっている。また、一方の内平板部21Bから対角連絡壁24に向かって延びた桁内補強板梁25,26と、他方の内平板部21Bから対角連絡壁24に向かって延びた桁内補強板梁25,26とは、対角連絡壁24に接続された位置で、互いに直交している。なお、一方の桁内補強板梁25,25と対角連絡壁24との接続部分は、外角部21Cと内角部21Dとの間の中央位置より外角部21C寄りに配置され、他方の桁内補強板梁25,26と対角連絡壁24との接続部分は、外角部21Cと内角部21Dとの間の中央位置より内角部21D寄りに配置されている。
図3に示すように、隅桁部20Aの下面側には、上記した桁内補強板梁25,26に対応した桁内補強板梁27,28が備えられている。これら桁内補強板梁27,28も、桁内補強板梁25,26と同様に、各下面強化梁15の桟構成板梁15A群のうちの2つの桟構成板梁15A,15Aを延長してなる。そして、一方の内平板部21Bから対角連絡壁24に向かって延びた桁内補強板梁27,28と、他方の内平板部21Bから対角連絡壁24に向かって延びた桁内補強板梁27,28とが互いに直交しかつ、対角連絡壁24に対しては45度の角度で交差している。
上記した桁内補強板梁25,26により、隅桁部20A内の上端部は、1対の桁内補強板梁25,25と1対の外平板部21A,21Aとに挟まれた外寄り領域R1と、1対の桁内補強板梁25,25と1対の桁内補強板梁26,26とに挟まれた中間領域R2と、1対の桁内補強板梁26,26より内角部21D側の内寄り領域R3とに区画されている。そして、対角連絡壁24、桁内補強板梁25,26及び外郭筒壁21の各上端部から外寄り領域R1及び内寄り領域R3の内側に向けて水平リブ30,31が張り出す一方、内寄り領域R3内には水平リブは張り出していない構造になっている。
隅桁部20A内の下端部も上端部と同様に、1対の桁内補強板梁27,27と1対の外平板部21A,21Aとに挟まれた外寄り領域R4と、1対の桁内補強板梁27,27と1対の桁内補強板梁28,28とに挟まれた中間領域R5と、1対の桁内補強板梁28,28より内角部21D側の内寄り領域R6とに区画されている。そして、対角連絡壁24、桁内補強板梁25,26及び外郭筒壁21の各上端部から中間領域R5の内側に向けて水平リブ32が張り出す一方、外寄り領域R4及び内寄り領域R6内には水平リブは張り出していない構造になっている。
外郭筒壁21内には、桁内補強板梁25,25及び桁内補強板梁27,27より外側に1対のコーナーサイド壁29,29が備えられている。それらコーナーサイド壁29,29は、樹脂パレット10全体と同じ高さの平板状をなし、1対の外平板部21A,21Aの各内面における横方向の中間から垂直に張り出している。そして、各コーナーサイド壁29の上端部と下端部とが、桁内補強板梁25,27の長手方向の中間に接続されている。
図7には、図6のA−A切断面における樹脂パレット10の断面と、その断面に対応した樹脂成形金型90の断面とが示されている。射出成形金型90は、同図の上下方向で開閉する固定型91及び可動型92と、それらの開閉方向と直交する方向で直動するスライド型93とからなるが、隅桁部20A内は、固定型91及び可動型92のみで成形される。そのために、隅桁部20A内では、上面側のみに設けられた壁体と下面側のみに設けられた壁体とが上下方向で重ならないように配置されている。具体的には、上下方向で対応した桁内補強板梁25,27の間では、上面側の桁内補強板梁25が外角部21C側、下面側の桁内補強板梁27が内角部21D側に相互にずらされている。そして、上面側の桁内補強板梁25における内角部21D側を向いた内向面25Nと、下面側の桁内補強板梁27における外角部21C側を向いた外向面27Sとが面一になるように配置されている。また、上下方向で対応した桁内補強板梁26,28の間では、上面側の桁内補強板梁26が外角部21C側、下面側の桁内補強板梁28が内角部21D側にずらされている。そして、上面側の桁内補強板梁26における外角部21C側を向いた外向面26Sと、下面側の桁内補強板梁28における内角部21D側を向いた内向面28Nとが面一になるように配置されている。このようにして、隅桁部20Aの上面側のみに設けられた壁体である桁内補強板梁25,26、及び、水平リブ30,31と、隅桁部20Aの下面側のみに設けられた壁体である桁内補強板梁27,28及び水平リブ32とが上下方向で重ならないように配置されている。
ところで、樹脂パレット10がデッキボード11の対角方向を鉛直方向に向けて落下して床面に衝突すると、対角連絡壁24を座屈変形させるような負荷がかかり、その負荷が桁内補強板梁25〜28によって受け止められる。しかしながら、対角連絡壁24と桁内補強板梁25〜28との間の鋭角コーナー部を、面取りしていないと、それら鋭角コーナー部への応力集中による破断が懸念される。
ところが、上述の如く、外角部21C側と内角部21D側とに相互にずれた位置関係にある桁内補強板梁25,27(図7,図8(A)参照)の間では、図8(B)に示すように、外角部21C側にずれた上面側の桁内補強板梁25と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部(図8(A)の符号Z1参照)を、単に面取り(例えば、R面取り)して面取肉盛部25Zが形成されると、その面取肉盛部25Zが、内角部21D側にずれた下面側の桁内補強板梁27の真上に位置したアンダーカット構造になってしまう。
このアンダーカット構造を回避するために、本実施形態では、図5及び図8(C)に示すように、下面側の桁内補強板梁27,27における対角連絡壁24側の端部から上方に帯板状の梁直交壁34,34が延設され、それら梁直交壁34,34の上端部が上面側の桁内補強板梁25,25における内向面25N,25Nに重ねた状態に接続されている。そして、下面側の桁内補強板梁27,27と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面27A,27A(図8(B),(C)参照)と梁直交壁34,34と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面34A,34A(図5,図8(C)参照)とを面一に連続させた構造になっている。これにより、アンダーカット構造にせずに、外角部21C側と内角部21D側との何れかにずれた桁内補強板梁25,27のそれぞれと、対角連絡壁24との間の各鋭角コーナー部の面取り行うことができ、桁内補強板梁25,27と対角連絡壁24との連結部分の強度を高くすることができる。即ち、本実施形態によれば、落下の衝撃に対する強度が従来より高い樹脂パレット10を提供することができる。
なお、本実施形態では、上述の如く梁直交壁34にて連絡された桁内補強板梁25,27は、図4に示すように、対角連絡壁24のうち外角部21Cと内角部21Dとの中央位置より外角部21Cに近い位置に接続されているが、内角部21Dに近い位置に接続された桁内補強板梁26,28においても、対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部を単に面取りすると、同様にアンダーカット構造の問題が生じる。これに対し、内角部21Dに近い側の桁内補強板梁26,28に関しては、梁直交壁34を設けず、対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部の面取りも行っていない。即ち、本実施形態では、桁内補強板梁25〜28のうち外角部21Cに近い側の桁内補強板梁25,27のみに梁直交壁34を設けることで、対角連絡壁24に伝達する負荷を外角部21Cに近い側で受け止め、内角部21Dに近い側の桁内補強板梁26,28への負荷を軽減し、それら桁内補強板梁26,28には梁直交壁を設けずに軽量化を図っている。
[第2実施形態]
本実施形態の樹脂パレット10Vは、図9に示されており、前記第1実施形態の樹脂パレット10において、対角連絡壁24のうち外角部21Cと内角部21Dとの中央位置より内角部21Dに近い位置に接続された桁内補強板梁26,28の間も梁直交壁35にて連絡された構造になっている。具体的には、上面側の桁内補強板梁26,26(図9では、上面と下面とが裏返しになって示されている)における対角連絡壁24側の端部から下方に帯板状の梁直交壁35,35が延設され、それら梁直交壁35,35の下端部が下面側の桁内補強板梁28,28における内向面28N,28Nに重ねた状態に接続されている。そして、上面側の桁内補強板梁26,26と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面(図示せず)と梁直交壁35,35と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面35A,35Aとを面一に連続させた構造になっている。これにより、前記第1実施形態の樹脂パレット10に比べ、梁直交壁35,35分の重量は若干増すものの、強度を高くすることができる。
[第3実施形態]
本実施形態の樹脂パレット10Wは、図10及び図11に示されており、隅桁部20Dの構造が前記第1実施形態の樹脂パレット10と異なる。図11に示すように、本実施形態の樹脂パレット10Wでは、隅桁部20Dの上面側においては、桟構成板梁12A群のうち上面強化梁12の幅方向の中央寄り位置の2つの桟構成板梁12A,12Aと外寄りの桟構成板梁12Aとが、外郭筒壁21の内側に延長されて桁内補強板梁41,42,43になっている。そして、これら桁内補強板梁41,42,43により、隅桁部20A内の上端部が外角部21C側から内角部21D側に向かって順番に、第1〜第4の領域R7〜R10に区画され、それらのうち第1と第3の領域R7,R9内にのみ、桁内補強板梁41,42,43、外郭筒壁21及び対角連絡壁24の上端部から水平リブ50,51が張り出している。
一方、隅桁部20Dの下面側においては、図10に示すように、桟構成板梁15A群のうち下面強化梁15の幅方向の外寄り位置の2つの桟構成板梁15A,15Aと内寄りの桟構成板梁15Aとが、外郭筒壁21の内側に延長されて桁内補強板梁45,46,47になっている。そして、これら桁内補強板梁45,46,47により、隅桁部20A内の下端部が外角部21C側から内角部21D側に向かって順番に、第1〜第4の領域R11〜R14に区画され、それらのうち第2と第4の領域R12,R14内にのみ、桁内補強板梁45,46,47、外郭筒壁21及び対角連絡壁24の上端部から水平リブ52,53が張り出している。
隅桁部20Dの上面側と下面側の壁部同士の位置関係は、以下のようになっている。即ち、対角連絡壁24のうち外角部21Cの近くに接続された配置された桁内補強板梁41,45の間では、上面側の桁内補強板梁41が外角部21C側、下面側の桁内補強板梁45が内角部21D側にずれかつ、上面側の桁内補強板梁41のうち内角部21D側を向いた内向面が、下面側の桁内補強板梁45のうち外角部21C側を向いた外向面と面一になっている。
また、対角連絡壁24のうち内角部21Dの近くに接続された桁内補強板梁43,47の間では、上面側の桁内補強板梁43が外角部21C側、下面側の桁内補強板梁47が内角部21D側にずれかつ、上面側の桁内補強板梁43のうち内角部21D側を向いた外向面が、下面側の桁内補強板梁47のうち外角部21C側を向いた内向面と面一になっている。そして、下面側の桁内補強板梁47から桁内補強板梁43が上方に延びた梁直交壁37の上端部が、上面側の桁内補強板梁43の内向面に重ねた状態に接続されると共に、下面側の桁内補強板梁47と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面(図示せず)と、梁直交壁37と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面37Aとが面一に接続されている。
さて、残りの桁内補強板梁42,46の間では、上面側の桁内補強板梁42が内角部21D側、下面側の桁内補強板梁46が外角部21C側に大きくずれて、そのずれ量は、桁内補強板梁42,46の間で相互間で面一となる外向面及び内向面が存在しない程度の大きさになっている。そして、図11に示すように、下面側の桁内補強板梁46の端部から対角連絡壁24の上端部まで梁直交壁36が延設されると共に、図10に示すように桁内補強板梁46と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面46A(図11参照)と、梁直交壁36と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部をR面取りしてなるコーナー面取面36Aとが面一に連続した構造になっている。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の樹脂パレット10Wでは、桁内補強板梁46と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面46Aを備えているので、応力集中が防がれ、強度が高くなる。また、桁内補強板梁46の端部から対角連絡壁24に沿わせて上下方向に梁直交壁36を延設し、桁内補強板梁46と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面46Aと、梁直交壁36と対角連絡壁24との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面36Aとを面一に連続させたので、梁直交壁36によって桁内補強板梁46と対角連絡壁24との接続部分が実質的に大きくなって負荷が分散され、これにより強度が高くなる。即ち、本実施形態によれば、落下の衝撃に対する強度が従来より高い樹脂パレット10Wを提供することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態における鋭角コーナー部の面取りは、コーナー面取面が円弧形状になるR面取りであったが、コーナー面取面が平坦な形状になるC面取りにて鋭角コーナー部の面取りを行ってもよい。
(2)また、前記実施形態における梁直交壁34,36,37は、帯板状をなしていたが、コーナー面取面34A,36A,37Aの確保さえできれば、例えば、図12に示すように、断面略台形の突条の梁直交壁34Wを設けてもよい。
(3)前記実施形態では、桁内補強板梁25〜28が、内平板部21Bと対角連絡壁24との間に差し渡されていたが、桁内補強板梁25〜28が対角連絡壁24を通過して内平板部21Bと外平板部21Aとの間に差し渡された構造のものに(例えば、特許文献1の図1,図7参照)に本発明を適用してもよい。
(4)前記実施形態では、対角連絡壁24の左右両側に1対の梁直交壁34,34が設けられていたが、対角連絡壁の左右の一方側のみに1対の梁直交壁を設けてもよい。具体的には、例えば、図13に示すように、対角連絡壁24の左右のうちの一方側のみに梁直交壁34を設けて桁内補強板梁25,27の間を連絡し、対角連絡壁24の左右のうちの他方側においては、桁内補強板梁25,27の代わりに、対角連絡壁24と同じ高さの桁内全高壁25Zを備えた構造にしてもよい。
10,10V,10W 樹脂パレット
12A,15A 桟構成板梁
20A,20D 隅桁部
21C 外角部
21D 内角部
24 対角連絡壁
25〜28,41〜43,45〜47 桁内補強板梁
25N,28N 内向面
26S,27A 外向面
27A,34A,35A,36A,37A,46A コーナー面取面
34,34W,36,37 梁直交壁

Claims (3)

  1. 桟構造の樹脂パレットの四隅に配置された平面視略四角形の各隅桁部のうち、前記樹脂パレットの四隅の角部に相当する外角部とその対角位置の内角部との間が、前記樹脂パレット全体と同じ高さの対角連絡壁で連絡され、
    前記隅桁部同士の間には、前記樹脂パレットの各外縁部に沿って延びた帯板状をなしかつ帯幅方向が上下方向を向いた複数の桟構成板梁が前記樹脂パレットの上面側と下面側とにそれぞれ備えられると共に、それら上面側と下面側の一部の前記桟構成板梁が、前記対角連絡壁の上部と下部とに接続される位置まで前記隅桁部内に延長されて上面側と下面側の桁内補強板梁として設けられ、
    さらに、それら上面側及び下面側の桁内補強板梁の一方と他方とが前記外角部側と前記内角部側とにずらされると共に、前記外角部側の前記桁内補強板梁のうちの前記内角部側を向いた内向面と、前記内角部側の前記桁内補強板梁のうちの前記外角部側を向いた外向面とが面一になるように配置された樹脂パレットにおいて、
    前記内角部側の前記桁内補強板梁における前記対角連絡壁側の端部から前記外角部側の前記桁内補強板梁に延設されて、先端部が前記外角部側の前記桁内補強板梁の前記内向面に重ねた状態に接続された梁直交壁を設け、前記内角部側の前記桁内補強板梁と前記対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面と、前記梁直交壁と前記対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面とを面一に連続させたことを特徴とする樹脂パレット。
  2. 桟構造の樹脂パレットの四隅に配置された平面視略四角形の各隅桁部のうち、前記樹脂パレットの四隅の角部に相当する外角部とその対角位置の内角部との間が、前記樹脂パレット全体と同じ高さの対角連絡壁で連絡され、
    前記隅桁部同士の間には、前記樹脂パレットの各外縁部に沿って延びた帯板状をなしかつ帯幅方向が上下方向を向いた複数の桟構成板梁が前記樹脂パレットの上面側と下面側とにそれぞれ備えられると共に、それら上面側又は下面側の一部の桟構成板梁が、前記対角連絡壁に接続される位置まで前記隅桁部内に延長されて桁内補強板梁として設けられた樹脂パレットにおいて、
    前記桁内補強板梁の端部から前記対角連絡壁に沿わせて上下方向に梁直交壁を延設し、前記桁内補強板梁と前記対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面と、前記梁直交壁と前記対角連絡壁との間の鋭角コーナー部を面取りしてなるコーナー面取面とを面一に連続させたことを特徴とする樹脂パレット。
  3. 前記対角連絡壁のうち前記外角部と前記内角部との間の中央位置より前記外角部に近い位置に接続された前記桁内補強板梁と、前記内角部に近い位置に接続された前記桁内補強板梁とを備え、前記外角部に近い位置に接続された前記桁内補強板梁のみに前記梁直交壁を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂パレット。
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