JP6932369B2 - パレット - Google Patents

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本発明は、物品の運搬や保管に使用されるパレットに関するものである。
従来、物品の運搬や保管に使用される直方体状のパレットでは、例えば特許文献1に開示されるような四方差し構造のパレットがある。四方差し構造のパレットは、対向する一対の側面間を貫通する、互いに直交する第1フォーク挿通路と第2フォーク挿通路を備えている。また、パレットにおけるフォーク挿通路以外の部分には、パレットの上壁部と下壁部とを連結する桁部が複数形成されている。
特開2001−213432号公報
上記のようなパレットでは、桁部に想定外の負荷(過積載やフォークの衝突)が掛かって桁部が変形してしまうと、パレットの積載部(上壁部や下壁部)が撓むなどして、積載状態が不安定になってしまうため、桁部の剛性を確保して桁部の変形を如何に抑制するかが課題となっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、桁部の変形を抑制できるパレットを提供することにある。
上記課題を解決するパレットは、直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、前記パレットの上面を構成する上壁部と、前記パレットの下面を構成する下壁部と、前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、前記外周壁の内側には、前記上壁部及び前記下壁部の各々から突出する格子状の桁内デッキリブが形成されており、前記補強リブは、前記桁内デッキリブと一体に形成されている
この構成によれば、桁部は、第1側壁と第2側壁とが交わる角部(第1及び第2フォーク挿通路の交点に面する角部)において、全高区画リブによって区画された補強区画部を備えるため、当該角部の変形を抑制することができる。さらに、補強区画部を形成する全高区画リブには、補強リブが突出形成されるため、全高区画リブ自体の剛性を向上させることができ、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
また、この構成によれば、全高区画リブの補強リブが桁内デッキリブと一体をなすため、全高区画リブの剛性がより一層向上され、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
上記課題を解決するパレットは、直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、前記パレットの上面を構成する上壁部と、前記パレットの下面を構成する下壁部と、前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、前記補強区画部は、自身を構成する前記全高区画リブが他の全高リブを介して前記外周壁と繋がっていない独立した区画として構成されている。
この構成によれば、桁部は、第1側壁と第2側壁とが交わる角部(第1及び第2フォーク挿通路の交点に面する角部)において、全高区画リブによって区画された補強区画部を備えるため、当該角部の変形を抑制することができる。さらに、補強区画部を形成する全高区画リブには、補強リブが突出形成されるため、全高区画リブ自体の剛性を向上させることができ、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
また、この構成によれば、桁部内の全高リブを少なく抑えて軽量化に寄与しつつも、補強区画部によって桁部の角部の変形を効果的に抑制できる。
上記課題を解決するパレットは、直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、前記パレットの上面を構成する上壁部と、前記パレットの下面を構成する下壁部と、前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、前記全高区画リブは、前記第1側壁の内側面から延出された第1全高区画リブと、前記第2側壁の内側面から延出され前記第1全高区画リブと交わる第2全高区画リブとを有し、前記補強リブは、前記第1全高区画リブと前記第2全高区画リブとが交わる角部において、前記第1全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられるとともに、前記第2全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられている。
この構成によれば、桁部は、第1側壁と第2側壁とが交わる角部(第1及び第2フォーク挿通路の交点に面する角部)において、全高区画リブによって区画された補強区画部を備えるため、当該角部の変形を抑制することができる。さらに、補強区画部を形成する全高区画リブには、補強リブが突出形成されるため、全高区画リブ自体の剛性を向上させることができ、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
また、この構成によれば、第1全高区画リブと第2全高区画リブとの角部にリブを備えることで、全高区画リブの剛性を好適に向上させることができ、その結果、桁部の変形をより一層抑制できる。
上記パレットにおいて、前記補強リブは、前記上壁部から前記下壁部に亘って延在する全高リブである。
この構成によれば、全高リブとして形成された補強リブによって、補強区画部の全高区画リブの剛性がより一層向上され、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
上記パレットにおいて、前記全高区画リブは、前記第1側壁の内側面から延出された第1全高区画リブと、前記第2側壁の内側面から延出され前記第1全高区画リブと交わる第2全高区画リブとを有し、前記補強リブは、前記第1全高区画リブにおける前記第1側壁と繋がる端部と前記第2全高区画リブと交わる端部との間の中間位置、及び、前記第2全高区画リブにおける前記第2側壁と繋がる端部と前記第1全高区画リブと交わる端部との間の中間位置の少なくとも一方に設けられている。
この構成によれば、第1及び第2全高区画リブの少なくとも一方の中間位置に形成された補強リブによって、該第1及び第2全高区画リブの剛性を好適に向上させることができ、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
上記パレットにおいて、前記補強区画部は、前記第1側壁及び前記第2側壁の少なくとも一方から補強区画部内に突出する側壁リブを備えている。
この構成によれば、側壁リブによって補強区画部の剛性が向上され、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
上記パレットにおいて、前記外周壁の内側には、前記上壁部及び前記下壁部の各々から突出する格子状の桁内デッキリブが形成されており、前記補強リブは、前記桁内デッキリブと一体に形成されている。
この構成によれば、全高区画リブの補強リブが桁内デッキリブと一体をなすため、全高区画リブの剛性がより一層向上され、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
上記パレットにおいて、前記補強区画部は、自身を構成する前記全高区画リブが他の全高リブを介して前記外周壁と繋がっていない独立した区画として構成されている。
この構成によれば、桁部内の全高リブを少なく抑えて軽量化に寄与しつつも、補強区画部によって桁部の角部の変形を効果的に抑制できる。
本発明のパレットによれば、桁部の変形を抑制できる。
実施形態のパレットを示す斜視図。 同形態のパレット材を示す斜視図。 同形態のパレット材における隅桁付近の斜視図。 同形態のパレット材における隅桁付近の平面図。 同形態のパレット材における長手中間桁付近の斜視図。 同形態のパレット材における短手中間桁付近の斜視図。 同形態のパレット材における中央桁付近の斜視図。 変形例の隅桁を示す斜視図。
以下、パレットの一実施形態について、図1〜図7に従って説明する。なお、以下の説明では、互いに直交する三方(図中、X,Y,Z)をそれぞれ、パレットの幅方向X(長手方向)、奥行方向Y(短手方向)、高さ方向Z(厚さ方向)として説明する。
図1に示す本実施形態のパレット10は、非発泡樹脂からなり、平面視(高さ方向Z視)で略長方形状の直方体状に形成されている。なお、パレット10の平面視において、長辺に沿った方向を幅方向Xとし、短辺に沿った方向を奥行方向Yとしている。パレット10は、互いに同一形状をなす一対のパレット材11(図2参照)が、例えば熱溶着によって高さ方向Zに互いに貼り合わされて構成される。
パレット10は、パレット10の上面を構成する上壁部12と、パレット10の下面を構成する下壁部13と、上壁部12と下壁部13とを連結する複数の桁部14とを備えている。上壁部12及び下壁部13は、高さ方向Zと直交するように形成されている。また、上壁部12及び下壁部13は、高さ方向Zに貫通する複数の貫通孔15を有する網目構造をなしている。
図1及び図2に示すように、複数の桁部14は、パレット10の四隅に位置する4つの隅桁21と、幅方向Xにおいて隅桁21の間に位置する長手中間桁22と、奥行方向Yにおいて隅桁21の間に位置する短手中間桁23と、パレット10の中央に位置する中央桁24(図2参照)とを含む。
パレット10の桁部14間には、パレット10を幅方向Xに沿って貫通する一対の第1フォーク挿通路25と、パレット10を奥行方向Yに沿って貫通する一対の第2フォーク挿通路26とが設けられている。詳しくは、各第1フォーク挿通路25は、幅方向Xに対向するパレット10の一対の側面10a間を貫通している。また、各第2フォーク挿通路26は、奥行方向Yに対向するパレット10の一対の側面10b間を貫通している。また、各第1フォーク挿通路25と各第2フォーク挿通路26とは、互いに直交(つまり互いに連通)している。
次に、各桁部14の詳細について、図3〜図7に従って説明する。なお、図3〜図7では、パレット材11同士の貼り合わせ面(溶着面)である各桁部14の先端面をハッチングを付して示しており、該貼り合わせ面(ハッチングを付した面)は、高さ方向Zにおいて同位置(面一)に形成されている。また、パレット10の上壁部12又は下壁部13となるパレット材11の部位をデッキ部27として説明する。なお、デッキ部27の裏面側には、幅方向X及び奥行方向Yに沿って延びる格子状のデッキリブ27a(図2も参照)が、高さ方向Zに突出形成されている。
図3及び図4に示すように、隅桁21は、デッキ部27の裏面側から高さ方向Zに延びる筒状の外周壁31を備えている。外周壁31は、第1フォーク挿通路25と隣接し該第1フォーク挿通路25に沿って幅方向Xに延びる第1側壁31aと、第2フォーク挿通路26と隣接し該第2フォーク挿通路26に沿って奥行方向Yに延びる第2側壁31bとを含み、高さ方向Zから見て略矩形筒状をなしている。
隅桁21において、第1側壁31aと第2側壁31bとが交わる角部には、幅方向X及び奥行方向Yの四方が閉塞された補強区画部32が形成されている。補強区画部32は、奥行方向Yに延びて第1側壁31aと直交する第1全高区画リブ32aと、幅方向Xに延びて第2側壁31bと直交する第2全高区画リブ32bとを有している。第1全高区画リブ32aは、幅方向Xと直交する板状をなす。また、第2全高区画リブ32bは、奥行方向Yと直交する板状をなす。そして、第1及び第2全高区画リブ32a,32bは互いに直交しており、それら各全高区画リブ32a,32bと各側壁31a,31bとが補強区画部32を形成している。
また、第1及び第2全高区画リブ32a,32bは、全高リブである。本実施形態における全高リブとは、高さ方向Zにおいて、デッキ部27からパレット材11の貼り合わせ面(隅桁21においては外周壁31の先端面)まで延びるリブである。すなわち、パレット材11(隅桁21)同士が貼り合わされた状態(パレット10が成形された状態)では、各全高区画リブ32a,32bは、パレット10の上壁部12から下壁部13にかけて高さ方向Zに沿って延在するように構成される。
図4に示すように、幅方向Xにおいて、補強区画部32の寸法D1(第2側壁31bから第1全高区画リブ32aまでの間隔)は、隅桁21(外周壁31)全体の寸法D2の1/3以上、かつ、1/2以下に設定されている。また、本実施形態では、外周壁31の内側には、全高リブRにて区画された複数の補強区画Sが、パレット10の側面10a,10bに沿って形成されている。そして、補強区画部32の幅方向Xの寸法D1は、隅桁21における補強区画Sを除いた部分の幅方向Xの寸法D3(幅方向Xにおける第2側壁31bから全高リブRまでの寸法)の略半分に設定されている。また、補強区画部32の奥行方向Yの寸法についても、上記した幅方向Xの寸法と同様の設定となっている。
図3及び図4に示すように、補強区画部32は、第1〜第4の補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bを備えている。
第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aの板面(幅方向Xと直交する面)から幅方向Xに突出している。第1の補強リブ33は、補強区画部32の内外にそれぞれ突出するように、第1全高区画リブ32aの内側面及び外側面にそれぞれ形成されている。また、第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aの奥行方向Yの中心位置に形成されている。なお、第1の補強リブ33の幅方向Xへの突出量は、第1全高区画リブ32aの幅方向Xの厚さ以上に設定されている。また、第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aと同様に全高リブである。すなわち、第1の補強リブ33は、高さ方向Zにおいて、デッキ部27から第1全高区画リブ32aの先端面(貼り合わせ面)まで延びている。
第2の補強リブ34は、第2全高区画リブ32bの板面(奥行方向Yと直交する面)から奥行方向Yに突出している。第2の補強リブ34は、補強区画部32の内外にそれぞれ突出するように、第2全高区画リブ32bの内側面及び外側面にそれぞれ形成されている。また、第2の補強リブ34は、第2全高区画リブ32bの幅方向Xの中心位置に形成されている。なお、第2の補強リブ34の幅方向Xへの突出量は、第2全高区画リブ32bの幅方向Xの厚さ以上に設定されている。また、第2の補強リブ34は、第2全高区画リブ32bと同様に全高リブである。すなわち、第2の補強リブ34は、高さ方向Zにおいて、デッキ部27から第2全高区画リブ32bの先端面(貼り合わせ面)まで延びている。
第3の補強リブ35a,35bは、第1全高区画リブ32aと第2全高区画リブ32bとが交わる角部に形成されている。一方の第3の補強リブ35aは、第1全高区画リブ32aの延長上に奥行方向Yに突出するように形成されている。他方の第3の補強リブ35bは、第2全高区画リブ32bの延長上に幅方向Xに突出するように形成されている。なお、第3の補強リブ35a,35bの突出量は、第1及び第2の補強リブ33,34の突出量と略同等に設定されている。また、各第3の補強リブ35a,35bは、全高リブである。つまり、各第3の補強リブ35a,35bは、高さ方向Zにおいて、デッキ部27から各全高区画リブ32a,32bの先端面(貼り合わせ面)まで延びている。
第4の補強リブ36a,36bは、外周壁31の内側面から補強区画部32内に突出するリブである。一方の第4の補強リブ36aは、補強区画部32の幅方向Xの中心位置において、第1側壁31aの内側面から奥行方向Yに突出している。また、他方の第4の補強リブ36bは、補強区画部32の奥行方向Yの中心位置において、第2側壁31bの内側面から幅方向Xに突出している。各第4の補強リブ36a,36bは、全高リブである。つまり、各第4の補強リブ36a,36bは、高さ方向Zにおいて、デッキ部27から外周壁31の先端面(貼り合わせ面)まで延びている。
上記の各全高区画リブ32a,32b及び各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bは、前記デッキリブ27aの延長上に位置するように形成されている。なお、デッキリブ27aは、外周壁31よりも高さが低く形成されている。また、外周壁31の内側において、デッキリブ27aの延長上位置には、デッキ部27から高さ方向Zに突出する格子状の桁内デッキリブ37が形成されている。上記の各全高区画リブ32a,32b及び各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bは、高さ方向Zから見て、桁内デッキリブ37と同位置に形成されている。すなわち、各全高区画リブ32a,32b及び各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bは、桁内デッキリブ37と一体に形成されている。なお、桁内デッキリブ37の高さは、外周壁31及びデッキリブ27aよりも低く形成されている。
図5に示すように、長手中間桁22は、デッキ部27の裏面側から高さ方向Zに延びる筒状の外周壁41を備えている。外周壁41は、第1フォーク挿通路25と隣接し該第1フォーク挿通路25に沿って幅方向Xに延びる第1側壁41aと、第2フォーク挿通路26と隣接し該第2フォーク挿通路26に沿って奥行方向Yに延びる一対の第2側壁41bとを含み、高さ方向Zから見て略矩形筒状をなしている。
長手中間桁22において、第1側壁41aと各第2側壁41bとが交わる角部にはそれぞれ、幅方向X及び奥行方向Yの四方が閉塞された補強区画部42が形成されている。各補強区画部42は、前述した隅桁21の補強区画部32と同様の構成を有している。このため、各補強区画部42において、隅桁21の補強区画部32と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
長手中間桁22は、幅方向Xの寸法が奥行方向Yの寸法の2倍以上に設定されている。長手中間桁22の幅方向Xの中央には、奥行方向Yに対向する外周壁41間を繋ぐ全高リブR1が、奥行方向Yに沿って形成されている。そして、長手中間桁22は、全高リブR1に対して線対称となるように構成されている。また、幅方向Xにおいて、補強区画部42の寸法(第2側壁41bから第1全高区画リブ32aまでの寸法)は、長手中間桁22の半分の寸法(第2側壁41bから全高リブR1までの寸法)の1/3以上、かつ、1/2以下に設定されている。なお、長手中間桁22の奥行方向Yの寸法は、隅桁21の奥行方向Yの寸法と同一に設定されており、補強区画部42の奥行方向Yの寸法は、隅桁21の補強区画部32の奥行方向Yの寸法と同様の設定となっている。
長手中間桁22の外周壁41の内側において、デッキリブ27aの延長上位置には、デッキ部27から高さ方向Zに突出する格子状の桁内デッキリブ43が形成されている。この桁内デッキリブ43のうち、補強区画部42の外側位置で幅方向Xに延在するリブであって、長手中間桁22の奥行方向Yの略中央に位置するリブ43aの高さは、他の桁内デッキリブ43よりも高く形成されている。なお、このリブ43aは、第2全高区画リブ32bの延長上に位置している。
図6に示すように、短手中間桁23は、デッキ部27の裏面側から高さ方向Zに延びる筒状の外周壁51を備えている。外周壁51は、第1フォーク挿通路25と隣接し該第1フォーク挿通路25に沿って幅方向Xに延びる一対の第1側壁51aと、第2フォーク挿通路26と隣接し該第2フォーク挿通路26に沿って奥行方向Yに延びる第2側壁51bとを含み、高さ方向Zから見て略矩形筒状をなしている。
短手中間桁23において、各第1側壁51aと第2側壁51bとが交わる角部にはそれぞれ、幅方向X及び奥行方向Yの四方が閉塞された補強区画部52が形成されている。各補強区画部52は、前述した隅桁21の補強区画部32と略同様の構成を有している。このため、各補強区画部52において、隅桁21の補強区画部32と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
各補強区画部52は、短手中間桁23(外周壁51)の奥行方向Yの寸法の関係上、第2全高区画リブ32bを共有した構成となっており、奥行方向Yに互いに隣接している。つまり、短手中間桁23には、第1全高区画リブ32aが各補強区画部52にそれぞれ対応して2つ形成されているが、第2全高区画リブ32bは1つのみ形成されている。また、この第2全高区画リブ32bは、短手中間桁23の奥行方向Yの中心位置に形成されている。すなわち、各補強区画部52の奥行方向Yの寸法は、短手中間桁23の奥行方向Yの寸法の半分に設定されている。
図7に示すように、中央桁24は、デッキ部27の裏面側から高さ方向Zに延びる筒状の外周壁61を備えている。外周壁61は、第1フォーク挿通路25と隣接し該第1フォーク挿通路25に沿って幅方向Xに延びる一対の第1側壁61aと、第2フォーク挿通路26と隣接し該第2フォーク挿通路26に沿って奥行方向Yに延びる一対の第2側壁61bとを含み、高さ方向Zから見て略矩形筒状をなしている。
中央桁24において、各第1側壁61aと各第2側壁61bとが交わる角部(外周壁61の四隅)にはそれぞれ、幅方向X及び奥行方向Yの四方が閉塞された補強区画部62が形成されている。各補強区画部62は、前述した隅桁21の補強区画部32と略同様の構成を有している。このため、各補強区画部62において、隅桁21の補強区画部32と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
中央桁24の奥行方向Yの寸法は、短手中間桁23の奥行方向Yの寸法と同一に設定されている。このため、短手中間桁23の各補強区画部52と同様に、奥行方向Yにおいて補強区画部62は互いに隣接しており、第2全高区画リブ32bを共有した構成となっている。つまり、中央桁24には、第1全高区画リブ32aが各補強区画部62にそれぞれ対応して2つ形成されているが、第2全高区画リブ32bは1つのみ形成されている。また、第2全高区画リブ32bは、中央桁24の奥行方向Yの中心位置に形成されている。すなわち、補強区画部62の奥行方向Yの寸法は、中央桁24の奥行方向Yの寸法の半分に設定されている。
また、中央桁24の幅方向Xの寸法は、長手中間桁22の幅方向Xの寸法と同一に設定されている。中央桁24の幅方向Xの中央には、奥行方向Yに対向する第1側壁61a間を繋ぐ全高リブR2が、奥行方向Yに沿って形成されている。そして、中央桁24は、全高リブR2に対して線対称となるように構成されている。また、幅方向Xにおいて、補強区画部62の寸法(第2側壁61bから第1全高区画リブ32aまでの寸法)は、中央桁24の半分の寸法(第2側壁61bから全高リブR2までの寸法)の1/3以上、かつ、1/2以下に設定されている。
中央桁24の外周壁61の内側において、デッキリブ27aの延長上位置には、デッキ部27から高さ方向Zに突出する格子状の桁内デッキリブ63が形成されている。この桁内デッキリブ63のうち、補強区画部62の外側位置で幅方向Xに延在するリブであって、中央桁24の奥行方向Yの中央に位置するリブ63aの高さは、他の桁内デッキリブ63よりも高く形成されている。なお、このリブ63aは、第2全高区画リブ32bの延長上に位置している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
各桁部14(隅桁21、長手中間桁22、短手中間桁23及び中央桁24)において、第1及び第2フォーク挿通路25,26の交点に面する角部には、第1及び第2全高区画リブ32a,32bにて区画された補強区画部32,42,52,62が形成されている。これにより、各桁部14の剛性が向上されている。さらに、各補強区画部32,42,52,62には、第1〜第4の補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bが形成されているため、補強区画部32,42,52,62の剛性が向上され、その結果、各桁部14の剛性がより一層向上されるようになっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)隅桁21の補強区画部32には、第1及び第2全高区画リブ32a,32bから突出するように形成され、上壁部12及び下壁部13の各々と繋がる補強リブ(第1の補強リブ33、第2の補強リブ34及び第3の補強リブ35a,35b)が形成されている。これにより、補強区画部32を構成する第1及び第2全高区画リブ32a,32b自体の剛性を向上させることができ、その結果、隅桁21の変形をより一層抑制できる。また、本実施形態では、隅桁21以外の各桁部14(長手中間桁22、短手中間桁23及び中央桁24)における補強区画部42,52,62にも同様の補強リブが形成され、各桁部14の変形が抑制されている。
(2)第1〜第4の補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bは、上壁部12から下壁部13に亘って延在する全高リブである。この構成によれば、全高リブとして形成された第1〜第4の補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bによって、補強区画部32,42,52,62の剛性がより一層向上され、その結果、桁部14の変形をより一層抑制できる。
(3)第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aにおける第1側壁31aと繋がる端部と第2全高区画リブ32bと交わる端部との間の中間位置に設けられている。また、第2の補強リブ34は、第2全高区画リブ32bにおける第2側壁31bと繋がる端部と第1全高区画リブ32aと交わる端部との間の中間位置に設けられている。この構成によれば、第1及び第2全高区画リブ32a,32bの中間位置にそれぞれ形成された第1及び第2の補強リブ33,34によって、該第1及び第2全高区画リブ32a,32bの剛性を好適に向上させることができ、その結果、桁部14の変形をより一層抑制できる。
さらに、本実施形態では、第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aの奥行方向Yの中心位置に形成される。同様に、第2の補強リブ34は、第2全高区画リブ32bの幅方向Xの中心位置に形成される。これにより、各全高区画リブ32a,32bの剛性を好適に向上させることができる。
(4)第3の補強リブ35a,35bは、第1全高区画リブ32aと第2全高区画リブ32bとがなす角部に設けられている。当該角部は、応力が集中しやすいため、当該角部に第3の補強リブ35a,35bを備えることで、補強区画部32,42,52,62の剛性を好適に向上させることができ、その結果、桁部14の変形をより一層抑制できる。また、本実施形態では、各第3の補強リブ35a,35bを形成することで、第1全高区画リブ32aと第2全高区画リブ32bとの角部に十字状のリブ構成を形成することができ、その結果、当該角部に掛かる応力をより効果的に分散させることができる。
(5)隅桁21の補強区画部32は、第1側壁31a及び第2側壁31bの各々から補強区画部32内に突出する第4の補強リブ36a,36b(側壁リブ)を備えている。この構成によれば、側壁リブとしての第4の補強リブ36a,36bによって補強区画部32の剛性が向上され、その結果、隅桁21の変形をより一層抑制できる。また、本実施形態では、隅桁21以外の各桁部14(長手中間桁22、短手中間桁23及び中央桁24)における補強区画部42,52,62にも同様の第4の補強リブ36a,36bが形成されており、隅桁21の場合と同様の効果を得ることができる。
(6)隅桁21において、外周壁31の内側には、上壁部12及び下壁部13(デッキ部27)の各々から突出する格子状の桁内デッキリブ37が形成されており、各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bは、桁内デッキリブ37と一体に形成されている。この構成によれば、各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bが桁内デッキリブ37と一体をなすため、補強区画部32の剛性がより一層向上され、その結果、隅桁21の変形をより一層抑制できる。また、本実施形態では、隅桁21以外の各桁部14(長手中間桁22、短手中間桁23及び中央桁24)においても同様の構成が採用されており、隅桁21の場合と同様の効果を得ることができる。
(7)隅桁21の補強区画部32は、自身を構成する第1及び第2全高区画リブ32a,32bが他の全高リブを介して外周壁31と繋がっていない独立した区画として構成されている。ここで、隅桁21の剛性を向上させる点だけを考えれば、例えば、外周壁31の内側の桁内デッキリブ37を全て全高リブとすればよいが、それでは、パレット10の軽量化を図る点で不利となる。その点、本実施形態のように、補強区画部32を独立した区画として構成することで、隅桁21内の全高リブを少なく抑えて軽量化に寄与しつつも、第1及び第2全高区画リブ32a,32bを備える補強区画部32によって隅桁21の変形を効果的に抑制できる。また、長手中間桁22の補強区画部42においても同様の構成が採用されており、隅桁21の場合と同様の効果を得ることができる。
(8)パレット10の幅方向Xにおいて、隅桁21の補強区画部32の寸法D1は、隅桁21全体の寸法D2の1/3以上、かつ、1/2以下に設定されている。また、補強区画部32の奥行方向Yの寸法についても、上記の幅方向Xの寸法と同様に設定されている。これにより、補強区画部32を構成する第1全高区画リブ32aと第2全高区画リブ32bとの角部が、隅桁21の略中央に位置するため、隅桁21の中央に集中的に荷重が掛かった場合でも、隅桁21の変形を好適に抑制できる。また、短手中間桁23の補強区画部52も同様の構成をなすため、短手中間桁23の中央に集中的に荷重が掛かった場合でも、短手中間桁23の変形を好適に抑制できる。
(9)長手中間桁22において、補強区画部42外に形成された桁内デッキリブ43のうち、長手中間桁22の長手方向(幅方向X)に延在し長手中間桁22の奥行方向Yの略中央に位置するリブ43aの高さは、他の桁内デッキリブ43よりも高く形成されている。これにより、長手中間桁22における補強区画部42外のデッキ部27の撓みを抑制できる。また、中央桁24の桁内デッキリブ63(リブ63a)も同様の構成をなすため、中央桁24における補強区画部62外のデッキ部27の撓みを抑制できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・補強区画部32,42,52,62に設けられる各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bの構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、桁部14が必要とする剛性に応じて適宜変更可能である。
例えば、図8に示すように、隅桁21の補強区画部32から第3の補強リブ35a,35bを省略してもよい。なお、他の桁部14の補強区画部42,52,62についても、第3の補強リブ35a,35bを省略可能である。
また、上記実施形態では、第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aの内側面及び外側面にそれぞれ形成されたが、これに限らず、第1全高区画リブ32aの内側面及び外側面のいずれか一方のみに形成してもよい。また、第2の補強リブ34についても同様の変更が可能である。
また、上記実施形態の補強区画部32,42,52,62から第1及び第2の補強リブ33,34のいずれか、又は両方を省略してもよい。また、上記実施形態の補強区画部32,42,52,62から一対の第4の補強リブ36a,36bのいずれか、又は両方を省略してもよい。
・上記実施形態では、各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bを全高リブとしたが、これに限らず、非全高リブ(高さ方向Zの先端が貼り合わせ面まで延びていないリブ)としてもよい。
・上記実施形態では、各桁部14に補強区画部32,42,52,62を備えたが、これに限らず、桁部14の少なくとも1つに補強区画部を備えていればよい。
・上記実施形態のパレット10は非発泡樹脂からなるが、これに限らず、発泡樹脂にて構成してもよい。
・上記実施形態では、上壁部12及び下壁部13は、複数の貫通孔15を有する網目構造をなすが、これに特に限定されるものではなく、所謂ベタ面構造としてもよい。
・上記実施形態では、一対のパレット材11が同一形状をなす両面使用型のパレット10に適用したが、これに特に限定されるものではなく、片面使用型のパレットに適用してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…パレット、10a,10b…側面、11…パレット材、12…上壁部、13…下壁部、14…桁部、21…隅桁、22…長手中間桁、23…短手中間桁、24…中央桁、25…第1フォーク挿通路、26…第2フォーク挿通路、31,41,51,61…外周壁、31a,41a,51a,61a…第1側壁、31b,41b,51b,61b…第2側壁、32,42,52,62…補強区画部、32a…第1全高区画リブ(全高区画リブ)、32b…第2全高区画リブ(全高区画リブ)、33…第1の補強リブ、34…第2の補強リブ、35a,35b…第3の補強リブ、36a,36b…第4の補強リブ(側壁リブ)、37,43,63…桁内デッキリブ。

Claims (8)

  1. 直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、
    前記パレットの上面を構成する上壁部と、
    前記パレットの下面を構成する下壁部と、
    前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、
    前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、
    前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、
    前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、
    前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、
    記外周壁の内側には、前記上壁部及び前記下壁部の各々から突出する格子状の桁内デッキリブが形成されており、
    前記補強リブは、前記桁内デッキリブと一体に形成されていることを特徴とするパレット。
  2. 直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、
    前記パレットの上面を構成する上壁部と、
    前記パレットの下面を構成する下壁部と、
    前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、
    前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、
    前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、
    前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、
    前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、
    記補強区画部は、自身を構成する前記全高区画リブが他の全高リブを介して前記外周壁と繋がっていない独立した区画として構成されていることを特徴とするパレット。
  3. 直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、
    前記パレットの上面を構成する上壁部と、
    前記パレットの下面を構成する下壁部と、
    前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、
    前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、
    前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、
    前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、
    前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、
    前記全高区画リブは、前記第1側壁の内側面から延出された第1全高区画リブと、前記第2側壁の内側面から延出され前記第1全高区画リブと交わる第2全高区画リブとを有し、
    前記補強リブは、前記第1全高区画リブと前記第2全高区画リブとが交わる角部において、前記第1全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられるとともに、前記第2全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられていることを特徴とするパレット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
    前記補強リブは、前記上壁部から前記下壁部に亘って延在し、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高リブであることを特徴とするパレット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
    前記全高区画リブは、前記第1側壁の内側面から延出された第1全高区画リブと、前記第2側壁の内側面から延出され前記第1全高区画リブと交わる第2全高区画リブとを有し、
    前記補強リブは、前記第1全高区画リブにおける前記第1側壁と繋がる端部と前記第2全高区画リブと交わる端部との間の中間位置、及び、前記第2全高区画リブにおける前記第2側壁と繋がる端部と前記第1全高区画リブと交わる端部との間の中間位置の少なくとも一方に設けられていることを特徴とするパレット。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
    前記補強区画部は、前記第1側壁及び前記第2側壁の少なくとも一方から補強区画部内に突出する側壁リブを備えていることを特徴とするパレット。
  7. 請求項のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
    前記外周壁の内側には、前記上壁部及び前記下壁部の各々から突出する格子状の桁内デッキリブが形成されており、
    前記補強リブは、前記桁内デッキリブと一体に形成されていることを特徴とするパレット。
  8. 請求項のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
    前記補強区画部は、自身を構成する前記全高区画リブが他の全高リブを介して前記外周壁と繋がっていない独立した区画として構成されていることを特徴とするパレット。
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