JP6932369B2 - パレット - Google Patents
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また、この構成によれば、全高区画リブの補強リブが桁内デッキリブと一体をなすため、全高区画リブの剛性がより一層向上され、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
上記課題を解決するパレットは、直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、前記パレットの上面を構成する上壁部と、前記パレットの下面を構成する下壁部と、前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、前記補強区画部は、自身を構成する前記全高区画リブが他の全高リブを介して前記外周壁と繋がっていない独立した区画として構成されている。
この構成によれば、桁部は、第1側壁と第2側壁とが交わる角部(第1及び第2フォーク挿通路の交点に面する角部)において、全高区画リブによって区画された補強区画部を備えるため、当該角部の変形を抑制することができる。さらに、補強区画部を形成する全高区画リブには、補強リブが突出形成されるため、全高区画リブ自体の剛性を向上させることができ、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
また、この構成によれば、桁部内の全高リブを少なく抑えて軽量化に寄与しつつも、補強区画部によって桁部の角部の変形を効果的に抑制できる。
上記課題を解決するパレットは、直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、前記パレットの上面を構成する上壁部と、前記パレットの下面を構成する下壁部と、前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、前記全高区画リブは、前記第1側壁の内側面から延出された第1全高区画リブと、前記第2側壁の内側面から延出され前記第1全高区画リブと交わる第2全高区画リブとを有し、前記補強リブは、前記第1全高区画リブと前記第2全高区画リブとが交わる角部において、前記第1全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられるとともに、前記第2全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられている。
この構成によれば、桁部は、第1側壁と第2側壁とが交わる角部(第1及び第2フォーク挿通路の交点に面する角部)において、全高区画リブによって区画された補強区画部を備えるため、当該角部の変形を抑制することができる。さらに、補強区画部を形成する全高区画リブには、補強リブが突出形成されるため、全高区画リブ自体の剛性を向上させることができ、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
また、この構成によれば、第1全高区画リブと第2全高区画リブとの角部にリブを備えることで、全高区画リブの剛性を好適に向上させることができ、その結果、桁部の変形をより一層抑制できる。
この構成によれば、全高リブとして形成された補強リブによって、補強区画部の全高区画リブの剛性がより一層向上され、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
この構成によれば、側壁リブによって補強区画部の剛性が向上され、その結果、桁部の角部の変形をより一層抑制できる。
この構成によれば、桁部内の全高リブを少なく抑えて軽量化に寄与しつつも、補強区画部によって桁部の角部の変形を効果的に抑制できる。
第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aの板面(幅方向Xと直交する面)から幅方向Xに突出している。第1の補強リブ33は、補強区画部32の内外にそれぞれ突出するように、第1全高区画リブ32aの内側面及び外側面にそれぞれ形成されている。また、第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aの奥行方向Yの中心位置に形成されている。なお、第1の補強リブ33の幅方向Xへの突出量は、第1全高区画リブ32aの幅方向Xの厚さ以上に設定されている。また、第1の補強リブ33は、第1全高区画リブ32aと同様に全高リブである。すなわち、第1の補強リブ33は、高さ方向Zにおいて、デッキ部27から第1全高区画リブ32aの先端面(貼り合わせ面)まで延びている。
各桁部14(隅桁21、長手中間桁22、短手中間桁23及び中央桁24)において、第1及び第2フォーク挿通路25,26の交点に面する角部には、第1及び第2全高区画リブ32a,32bにて区画された補強区画部32,42,52,62が形成されている。これにより、各桁部14の剛性が向上されている。さらに、各補強区画部32,42,52,62には、第1〜第4の補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bが形成されているため、補強区画部32,42,52,62の剛性が向上され、その結果、各桁部14の剛性がより一層向上されるようになっている。
(1)隅桁21の補強区画部32には、第1及び第2全高区画リブ32a,32bから突出するように形成され、上壁部12及び下壁部13の各々と繋がる補強リブ(第1の補強リブ33、第2の補強リブ34及び第3の補強リブ35a,35b)が形成されている。これにより、補強区画部32を構成する第1及び第2全高区画リブ32a,32b自体の剛性を向上させることができ、その結果、隅桁21の変形をより一層抑制できる。また、本実施形態では、隅桁21以外の各桁部14(長手中間桁22、短手中間桁23及び中央桁24)における補強区画部42,52,62にも同様の補強リブが形成され、各桁部14の変形が抑制されている。
・補強区画部32,42,52,62に設けられる各補強リブ33,34,35a,35b,36a,36bの構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、桁部14が必要とする剛性に応じて適宜変更可能である。
・上記実施形態のパレット10は非発泡樹脂からなるが、これに限らず、発泡樹脂にて構成してもよい。
・上記実施形態では、一対のパレット材11が同一形状をなす両面使用型のパレット10に適用したが、これに特に限定されるものではなく、片面使用型のパレットに適用してもよい。
Claims (8)
- 直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、
前記パレットの上面を構成する上壁部と、
前記パレットの下面を構成する下壁部と、
前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、
前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、
前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、
前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、
前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、
前記外周壁の内側には、前記上壁部及び前記下壁部の各々から突出する格子状の桁内デッキリブが形成されており、
前記補強リブは、前記桁内デッキリブと一体に形成されていることを特徴とするパレット。 - 直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、
前記パレットの上面を構成する上壁部と、
前記パレットの下面を構成する下壁部と、
前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、
前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、
前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、
前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、
前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、
前記補強区画部は、自身を構成する前記全高区画リブが他の全高リブを介して前記外周壁と繋がっていない独立した区画として構成されていることを特徴とするパレット。 - 直方体状をなす四方差し構造のパレットであって、
前記パレットの上面を構成する上壁部と、
前記パレットの下面を構成する下壁部と、
前記パレットの対向する側面間を貫通する第1フォーク挿通路と、
前記パレットの対向する側面間を貫通し、前記第1フォーク挿通路と直交する第2フォーク挿通路と、
前記第1フォーク挿通路と隣接し該第1フォーク挿通路に沿って延びる第1側壁、及び前記第2フォーク挿通路と隣接し該第2フォーク挿通路に沿って延びる第2側壁を含む筒状の外周壁を有し、該外周壁が前記上壁部と前記下壁部とを連結するように構成された桁部と、を備え、
前記桁部は、前記第1側壁と前記第2側壁とが交わる角部において、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高区画リブによって区画された補強区画部と、前記全高区画リブから突出するように形成され、前記上壁部と前記下壁部との間に少なくとも部分的に設けられた補強リブとを備え、
前記補強リブは、前記上壁部と前記下壁部の少なくとも一方に連結されており、
前記全高区画リブは、前記第1側壁の内側面から延出された第1全高区画リブと、前記第2側壁の内側面から延出され前記第1全高区画リブと交わる第2全高区画リブとを有し、
前記補強リブは、前記第1全高区画リブと前記第2全高区画リブとが交わる角部において、前記第1全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられるとともに、前記第2全高区画リブの延長上に前記角部から突出するように設けられていることを特徴とするパレット。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
前記補強リブは、前記上壁部から前記下壁部に亘って延在し、前記第1側壁及び前記第2側壁の各々と繋がる全高リブであることを特徴とするパレット。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
前記全高区画リブは、前記第1側壁の内側面から延出された第1全高区画リブと、前記第2側壁の内側面から延出され前記第1全高区画リブと交わる第2全高区画リブとを有し、
前記補強リブは、前記第1全高区画リブにおける前記第1側壁と繋がる端部と前記第2全高区画リブと交わる端部との間の中間位置、及び、前記第2全高区画リブにおける前記第2側壁と繋がる端部と前記第1全高区画リブと交わる端部との間の中間位置の少なくとも一方に設けられていることを特徴とするパレット。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
前記補強区画部は、前記第1側壁及び前記第2側壁の少なくとも一方から補強区画部内に突出する側壁リブを備えていることを特徴とするパレット。 - 請求項3〜6のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
前記外周壁の内側には、前記上壁部及び前記下壁部の各々から突出する格子状の桁内デッキリブが形成されており、
前記補強リブは、前記桁内デッキリブと一体に形成されていることを特徴とするパレット。 - 請求項3〜7のいずれか1項に記載のパレットにおいて、
前記補強区画部は、自身を構成する前記全高区画リブが他の全高リブを介して前記外周壁と繋がっていない独立した区画として構成されていることを特徴とするパレット。
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