JP7255843B2 - 樹脂パレット - Google Patents

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本開示は、荷物が載置されるデッキ盤が、その平面形状である四角形の四隅と図心と各辺中央とに配置される桁部によって浮いた状態に支持されて、四方からフォークリフトのフォークを挿入可能な樹脂パレットに関する。
一般に樹脂パレットの桁部には、樹脂パレット全体の高さと同じ高さを意味する全高の桁筒壁が備えられている。また、従来の樹脂パレットとして、図心の桁部内が、全高の仕切壁によって9つの全高の部屋に分割され、さらに各部屋の一部が非全高のリブによって細分割されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3-98854号公報(第3図及び第8図)
しかしながら、上記した従来の樹脂パレットを成形する金型は、図心の桁部内を成形するための桁内成形突部が細分化され過ぎて、樹脂圧で変形する問題が起こり得た。このため、金型の耐久性を高くすることが可能な樹脂パレットの開発が求められている。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、荷物が載置されるデッキ盤が、その平面形状である四角形の四隅と図心と各辺中央とに配置される桁部によって浮いた状態に支持されると共に、隣り合う前記桁部の下端部同士の間に複数の桁間下側リブが差し渡されている樹脂パレットにおいて、樹脂パレット全体の高さと同じ高さを意味する全高の角筒状をなして、各前記桁部の側部を構成する桁筒壁と、前記図心の桁部内を縦横両方向で2等分する全高の1対のセンタークロスリブと、前記1対のセンタークロスリブの四方の延長線上に位置する前記桁間下側リブである4つの第1桁間下側リブと、を有し、前記図心の桁部内で、全高の壁にて包囲される全高の部屋の数4つであり、前記4つの第1桁間下側リブに対して時計回りか反時計回りの一方側にずれた4つの前記桁間下側リブである第2桁間下側リブを、前記図心の桁部内で前記センタークロスリブに到達する位置まで延長してなる非全高の4つの接続リブを備える請求項1に記載の樹脂パレットである。
請求項の発明は、前記図心の桁部内に、各前記接続リブと前記桁筒壁との間を連絡する全高の4つの全高補強リブが備えられている請求項に記載の樹脂パレットである。
請求項の発明は、前記各辺中央の桁部内に、前記第1桁間下側リブの延長線上に延びる全高の全高延長リブが備えられ、一直線に並ぶ前記全高延長リブと前記第1桁間下側リブと前記センタークロスリブとを合わせた全長が前記樹脂パレットの全長になっている請求項1又は2に記載の樹脂パレットである。
本発明の樹脂パレットでは、図心の桁部内の全高の部屋の数が4つになっている。これにより、全高の部屋の数が9つである従来のものに比べて、金型のうち図心の桁部内を形成するための桁内成形突部を太くすることができる。また、1対のセンタークロスリブは、図心の桁部内を縦横両方向で2等分して前述の4つの全高の部屋に仕切っているので、複数の桁内成形突部を一様に太くすることができる。これらにより金型の耐久性を高くすることが可能になる。しかも、センタークロスリブから四方に延びる延長線上に第1桁間下側リブが配置されているので、図心の桁部が受ける負荷が、四方に伝わり易くなり、図心の桁部への負荷が緩和される。
また、本発明の樹脂パレットでは、桁筒壁とセンタークロスリブとの間がバランス良く補強され、図心の桁部の強度が高くなる。
請求項3の発明では、全高延長リブと第1桁間下側リブとセンタークロスリブとを合わせた全長が樹脂パレットの全長になっているので、樹脂パレット全体の撓みを抑えることができる。
本開示の樹脂パレットの上面側斜視図 その樹脂パレットの下面側の斜視図 図心の桁部における下端部の一部破断斜視図 樹脂パレットの一部破断斜視図 図心の桁部の上面側の斜視図 樹脂パレットの一部破断斜視図 図心の桁部の下面側の斜視図 図心の桁部を下から見た一部破断斜視図 図心の桁部を上から見た一部破断斜視図 各辺中央の桁部の下面側斜視図 滑止部材と凹凸係合部の側断面図 樹脂パレット成形用の金型の平断面図 図12のA-A断面における金型の側断面図
以下、図1~図13を参照して本実施形態の樹脂パレット10について説明する。本実施形態の樹脂パレット10のデッキ盤11は、平面形状が四角形をなし、その四角形の図心と四隅と各辺中央とに桁部15,16,17を有する。以下、これら桁部15,16,17を区別する場合には、「図心の桁部15」、「コーナーの桁部16」、「各辺中央の桁部17」という。
図2に示すように、各桁部15,16,17は、樹脂パレット10全体と同じ高さを意味する全高の桁筒壁15T,16T,17Tを有してデッキ盤11より下方に突出している。また、桁部15,16,17の下端部同士の間には架橋部12,13が差し渡され、樹脂パレット10の下部の平面形状が「田」の字状になっている。そして、デッキ盤11と架橋部12,13の間にフォークリフトのフォークが四方から差し込まれるようになっている。
各架橋部12,13は、桁部15,16,17の下端部間で平行に延びる複数の桁間下側リブを有する。各桁間下側リブは、板厚方向が各架橋部12,13の幅方向を向き、下面が桁筒壁15T,16T,17Tの下面と面一になっている。
以下、図心の桁部15から四方に延びる架橋部13について詳説する。図3に示すように、各架橋部13は、7つの桁間下側リブを有し、その中央の桁間下側リブ31に対して、上方から見て桁部15を中心とする時計回り側の3つの桁間下側リブ32L~34Lと、その反対側の3つの桁間下側リブ32R~34Rとが対称に配置されている。また、中央の桁間下側リブ31とその両隣の桁間下側リブ32L,32Rとは、それらの上面全体に亘って形成された帯状の上面壁13Aによって接続されると共に複数の直交リブ13X(図2参照)によって接続されている。さらに、両側部の2つずつの桁間下側リブ33L,34L同士、及び、桁間下側リブ33R,34R同士も、帯状の上面壁13Bによって接続されると共に複数の直交リブ13Y(図2参照)によって接続されている。なお、図4に示すように、上面壁13A,13Bには複数の長孔が形成されている。
また、図3に示すように中央とその両隣の桁間下側リブ31,32L,32Rは、同じ高さをなし、両側部寄りの2つの桁間下側リブ33L,33Rは、中央側の3つの桁間下側リブ31,32L,32Rより僅かに低く、両側部寄りの2つの桁間下側リブ33L,33Rより両側部の2つの桁間下側リブ34L,34Rの方がさらに低くなっている。
なお、図4に示すように、各コーナーと各辺中央の桁部16,17の間の架橋部12は、7つの桁間下側リブを有するが中央の桁間下側リブに対して残りの桁間下側リブが対称に配置されていない点、及び、上面壁12Aが架橋部12の全体に亘って形成されている点以外は、図心の桁部15から延びる架橋部13と略同一の形状になっている。
デッキ盤11のうち図心と各辺中央の桁部15,17の間には、複数の溝形梁41が設けられている。各溝形梁41は、桁部15,17の間で平行に延びる桁間上側リブ40の上端間を天井壁40Aで連絡し、その天井壁40Aに複数の長孔を備えた構造になっている。また、複数の溝形梁41は、例えば偶数個になっていて、桁部15の幅方向の中央部分には、2つの溝形梁41に挟まれた空間が対向している。
デッキ盤11のうち各コーナーと各辺中央の桁部16,17の間には、桁間格子リブ52が備えられている。桁間格子リブ52は、桁部16,17の間に差し渡された複数に桁間上側リブ52Aと、それら桁間上側リブ52Aに直交する複数の直交リブ52Bとを有する。また、桁間格子リブ52の幅方向の内側位置で桁部16,17の間に延びる2つの桁間上側リブ52Aの上部は天井壁52Cで連絡されかつ、その天井壁52Cに複数の長孔が形成されている。
デッキ盤11のうち1対の桁間格子リブ52と1対の溝形梁41とに四方を囲まれた部分には、格子リブ53が備えている。格子リブ53は、1対の桁間格子リブ52の複数の直交リブ52Bの延長線上に延びる複数のリブ53Aが直交してなる。
図2に示すように、各辺中央の桁部17の内部には、第1と第2の全高リブ28,60が備えられている。第1全高リブ28は、桁部17のうちコーナー部の桁部16との対向方向(この方向を「桁部17の横方向」という)における中央に配置され、前述した架橋部13の中央の桁間下側リブ31と連続している。また、第1全高リブ28は、桁部17のうち図心の桁部15との対向方向(この方向を「桁部17の縦方向」という)で桁筒壁17Tの内側面間に差し渡されている。一方、第2全高リブ60は、第1全高リブ28と直交し、桁部17の縦方向の略中央に配置され、桁部17の横方向で桁筒壁17Tの内側面間に差し渡されている。また、第2全高リブ60は、桁間格子リブ52の1つの桁間上側リブ52A(図4参照)に連続し、次述する天井壁17Gと底壁17Mとの間を連絡している。
図4に示すように、各辺中央の桁部17内の上部には、桁間格子リブ52の桁間上側リブ52Aから延長された複数の延長リブ17Hが、第1全高リブ28と直交した状態に備えられている。そして、桁部17の縦方向の両端部において、複数の延長リブ17Hの上端部の間に天井壁17Gが形成されると共に桁部17の縦方向の中央部において、延長リブ17Hと第2全高リブ60の上端部の間に天井壁17Gが形成されている。なお、それら天井壁17Gに複数の貫通孔が設けられている。
また、図10に示すように、各辺中央の桁部17の下部には、架橋部12に含まれる複数の桁間下側リブから延長された複数の延長リブ17Kが、第1全高リブ28と直交した状態に備えられている。そして、上述した天井壁17Gと上下方向で重ならない位置において、延長リブ17Kの下端部間、及び、延長リブ17Kと第2全高リブ60との間とに底壁17Mが形成されている。
図1に示すように、各コーナーの桁部16の内部には、全高リブ16Zが備えられている。全高リブ16Zは、桁筒壁16Tにおける1対の対角の間に差し渡されて、桁筒壁16T内を2等分している。また、各コーナー部の桁部16内の上部には、桁間格子リブ52の桁間上側リブ52Aから延長された複数の延長リブ16Hが、桁筒壁16Tから全高リブ16Zまで延びている。そして、各辺中央の桁部17の3つの天井壁17Gの延長上において、複数の延長リブ16Hの上端部の間に天井壁16Gが形成され、それら天井壁16Gには複数の貫通孔が設けられている。
また、図2に示すように、各コーナー部の桁部16の下部には、架橋部12に含まれる複数の桁間下側リブから延長された複数の延長リブ16Kが、桁筒壁16Tから全高リブ16Zまで延びている。そして、上述した天井壁16Gと上下方向で重ならない位置において、延長リブ16Kの下端部間に底壁16Mが形成されている。
次に、図心の桁部15の内部の構造について詳説する。図5に示すように、図心の桁部15には、桁筒壁15T内で直交する1対の全高のセンタークロスリブ30が設けられている。それら1対のセンタークロスリブ30は、桁筒壁15T内を、第1の水平方向とそれに直交する第2の水平方向の両方向(即ち、縦横の両方向)で2等分する位置に配置され、図6に示すように桁間下側リブ31と第1全高リブ28とに連続している。即ち、本実施形態では、桁間下側リブ31が、特許請求の範囲の「第1桁間下側リブ」に相当する。そして、センタークロスリブ30と1対の桁間下側リブ31と1対の第1全高リブ28とを合わせた全長が樹脂パレット10の全長になっている。
図5に示すように、図心の桁部15の上部には、桁筒壁15Tとセンタークロスリブ30との間に4つの上部連絡リブ29が差し渡されている。ここで、1対のセンタークロスリブ30をそれらの交差部分を中心とした4つのセンタークロスリブ30と捉えると、4つの上部連絡リブ29は、4つのセンタークロスリブ30に対してそれぞれペアをなすように設けられ、各上部連絡リブ29は、ペアとなった各センタークロスリブ30に対して上方から見て反時計回り側にずれた位置に配置されて各センタークロスリブ30と平行に配置されている。そして、ペアとなった上部連絡リブ29とセンタークロスリブ30の上部が天井壁39にて連絡されている。また、天井壁39は、センタークロスリブ30に最も近い溝形梁41の天井壁40Aに連続し、その溝形梁41の一方の桁間上側リブ40と上部連絡リブ29とが連続している。なお、天井壁39には、複数の四角形の貫通孔が形成されている。
図7に示すように、図心の桁部15の下端部には、4つの底壁38が設けられている。各底壁38は、桁部15のうち1対のセンタークロスリブ30によって4等分された各領域のうち上下方向で天井壁39と重ならない部分の全体を覆うように配置されている。なお、底壁38には、複数の円形の貫通孔が形成されている。
図9に示すように、底壁38のうち上方から見て天井壁39に隣接する側の縁部からは接続リブ35が起立している。図8に示すように、接続リブ35は、前述した架橋部13の桁間下側リブ33Rを、図心の桁部15内でセンタークロスリブ30に到達する位置まで延長してなる。即ち、本実施形態では、桁間下側リブ33Rが特許請求の範囲の「第2桁間下側リブ」に相当する。
図9に示すように、接続リブ35のうちセンタークロスリブ30に対向する一側面と、その上方の天井壁39の縁部の上部連絡リブ29のうち桁筒壁15Tに対向する一側面とは、同一面内に配置されている。また、図8に示すように、桁筒壁15Tの内側面からは、接続リブ35の一端部に接続されて上下方向に延びる縦リブ37が突出していて、その縦リブ37の上端部が上部連絡リブ29の一側面に重なった状態に接続されている。
図9に示すように、接続リブ35とそれに対向する桁筒壁15Tとの間には、全高の全高補強リブ36が設けられて底壁38から起立している。また、全高補強リブ36のうち桁筒壁15Tから離れた先端面は、接続リブ35の一側面と面一に配置され、全高補強リブ36の先端面の上部は、上部連絡リブ29に接続されている。さらに、図8に示すように、全高補強リブ36は、架橋部13の桁間下側リブ33Lに連続している。
図1及び図2に示すように、樹脂パレット10の上下の両面及びデッキ盤11の下面には、複数の滑止部材80が取り付けられている。滑止部材80は、エラストマー等の軟性樹脂製であって円環状をなし、図10に示すように、樹脂パレット10の樹脂壁に一体形成された円筒部83の内部に嵌合装着されている。なお、円筒部83の内周面の2箇所には、滑止部材80を円筒部83から取り出す際に工具等を差し込むための工具挿入溝84が形成されている。
また、図11に示すように、滑止部材80の一部は、樹脂パレット10の外面から僅かに突出していて、その突出部分(以下、「滑止部材80の外側突出部」という)は、円錐台の中央に中央孔81を有した形状をなしている。そして、滑止部材80が荷物、床面、フォークリフトのフォーク等と摩擦係合して、それぞれ滑り止めの役割を果たす。
また、図1に示すように、円筒部83には、全高リブ16Z,28の上部に一体形成されているものもあり、それら円筒部83の中心部は、全高リブ16Z,28の真上に位置している。そのような円筒部83に対して全高リブ16Z,28の真下となる下端部には、図10に示した滑止係合部90が形成されている。滑止係合部90は、滑止部材80のうち第1全高リブ28の上面から突出した部分の側断面形状に対応していて、全高リブ16Z,28(図10には、第1全高リブ28のみが示されている)の下面から僅かに上方に凹みかつ第1全高リブ28の下面の長手方向に延びた台形状の凹部92と、その凹部92の長手方向の中央から下方に突出する台形状の中央突部91とを備えてなる。そして、樹脂パレット10同士を段積みすると、図11に示すように下段側の樹脂パレット10の全高リブ16Z,28(図11には、第1全高リブ28のみが示されている)上の滑止部材80の外側突出部が、上段側の樹脂パレット10の滑止係合部90の凹部92に受容されると共に、滑止係合部90の中央突部91が滑止部材80の中央孔81に係合して、段積みされた樹脂パレット10同士の横ずれが防がれる。
本実施形態の樹脂パレット10同士の構成に関する説明は以上である。なお、本実施形態では、桁間下側リブ31が特許請求の範囲の「第1桁間上側リブ」、桁間下側リブ33Rが特許請求の範囲の「第2桁間上側リブ」、第1全高リブ28が特許請求の範囲の「全高延長リブ」に相当する。
次に、本実施形態の樹脂パレット10の作用効果について説明する。本実施形態の樹脂パレット10では、図心の桁部15において、全高の壁にて全側方を包囲されている全高の部屋の数が4つになっている。これにより、全高の部屋の数が9つである従来のものに比べて、図心の桁部内を形成するための金型の桁内成形突部を太くすることができる。
具体的には、図12及び図13には、樹脂パレット10同士を成形するための金型70が示されている。金型70は、上下方向に開閉する上型71及び下型72と、四方から上型71及び下型72の間に挿入される4つのスライド型73とからなる。そして、上型71と下型72とから突出する図示しない桁内成形突部によって、図心の桁部15内の各部屋が成形される。
ここで、図心の桁部15の上端部には、図5に示すようにリブに囲まれた上端開口15Nが8つ備えられているので、それらを形成するために、上型71には8つの桁内成形突部が設けられる。また、図7に示すように図心の桁部15の下端部には、リブに囲まれた下端開口15Mが4つ備えられているので、それらを形成するために、下型72には4つの桁内成形突部が設けられる。また、4つの全高の部屋をさらに仕切ってなる小部屋同士は、全高の部屋毎に連通しているので、樹脂パレット10の成形時には、上型71の桁内成形突部の側面と下型72の桁内成形突部の側面とが当接し合って補強する。つまり、樹脂パレット10の成形時には、図心の桁部15内を成形する桁内成形突部が、4つの全高の部屋に対応した4つのブロックになり、図心の桁部内を成形する桁内成形突部が、9つの全高の部屋に対応した9つのブロックになる従来のものより、ブロックが大きくなる。しかも、1対のセンタークロスリブ30は、図心の桁部15内を縦横の両方向で2等分して4つの全高の部屋に均等に仕切っているので、前記ブロックが従来より一様に大きくなる。これにより、本実施形態の樹脂パレット10によれば、それを成形するための金型70の耐久性が向上する。
また、本実施形態の樹脂パレット10では、図8に示すように、センタークロスリブ30から四方に延びる延長線上に架橋部13の中央の桁間下側リブ31が配置されているので、図心の桁部15が受ける負荷が、四方に伝わり易くなり、図心の桁部15への負荷が緩和される。しかも、図6に示すように、各辺中央の桁部17内の第1全高リブ28と桁間下側リブ31とセンタークロスリブ30とを合わせた全長が樹脂パレット10の全長になっているので、樹脂パレット10全体の撓みを抑えることができる。さらには、図9に示すように桁筒壁15Tとセンタークロスリブ30との間が、接続リブ35、全高補強リブ36、上部連絡リブ29等とによって接続されているので、図心の桁部15がバランス良く補強される。
[他の実施形態]
(1)前記実施形態の樹脂パレット10において、図心と各辺中央の桁部15,17の上端部の間で、センタークロスリブ30と第1全高リブ28とに連続するリブを設けてもよい。具体的には、一部の溝形梁41に含まれる桁間上側リブ40をセンタークロスリブ30と第1全高リブ28とに連続させてもよいし、中央寄りの2つの溝形梁41,41の間に、センタークロスリブ30と第1全高リブ28とに連続する桁間上側リブを新たに設けてもよい。
(2)前記実施形態の樹脂パレット10のデッキ盤11は、平面形状が正方形であったが、長方形であってもよい。
(3)前記実施形態の樹脂パレット10の下面部分のうち架橋部12,13に囲まれた部分に格子状のリブを設けてもよい。
10 樹脂パレット
11 デッキ盤
15,16,17 桁部
15T,16T,17T 桁筒壁
28 第1全高リブ(全高延長リブ)
30 センタークロスリブ
31 桁間下側リブ(第1桁間下側リブ)
33R 桁間下側リブ(第2桁間下側リブ)
35 接続リブ
36 全高補強リブ
53A 延長リブ

Claims (3)

  1. 荷物が載置されるデッキ盤が、その平面形状である四角形の四隅と図心と各辺中央とに配置される桁部によって浮いた状態に支持されると共に、隣り合う前記桁部の下端部同士の間に複数の桁間下側リブが差し渡されている樹脂パレットにおいて、
    樹脂パレット全体の高さと同じ高さを意味する全高の角筒状をなして、各前記桁部の側部を構成する桁筒壁と、
    前記図心の桁部内を縦横両方向で2等分する全高の1対のセンタークロスリブと、
    前記1対のセンタークロスリブの四方の延長線上に位置する前記桁間下側リブである4つの第1桁間下側リブと、を有し、
    前記図心の桁部内で、全高の壁にて包囲される全高の部屋の数4つであり、
    前記4つの第1桁間下側リブに対して時計回りか反時計回りの一方側にずれた4つの前記桁間下側リブである第2桁間下側リブを、前記図心の桁部内で前記センタークロスリブに到達する位置まで延長してなる非全高の4つの接続リブを備える樹脂パレット。
  2. 前記図心の桁部内に、各前記接続リブと前記桁筒壁との間を連絡する全高の4つの全高補強リブが備えられている請求項1に記載の樹脂パレット。
  3. 前記各辺中央の桁部内に、前記第1桁間下側リブの延長線上に延びる全高の全高延長リブが備えられ、
    一直線に並ぶ前記全高延長リブと前記第1桁間下側リブと前記センタークロスリブとを合わせた全長が前記樹脂パレットの全長になっている請求項1又は2に記載の樹脂パレット。
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