JP2016108036A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

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孝二 今津
Koji Imazu
孝二 今津
剛 寺島
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剛 寺島
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Abstract

【課題】合成樹脂の使用量を低減させることに際して座屈の強度が低下することが抑えられる合成樹脂製パレットを提供する。【解決手段】隅桁が備える矩形筒形状を有した周壁31は、2つのデッキボードの縁に連結されて互いに直交する2つの外側壁31Eと、互いに直交する2つの内側壁31Iとから構成され、前記2つの外側壁31Eの各々が、開口部を有する枠形状を有し、周壁31において内側交差部32Iと外側交差部32Eとを通る周壁31の対角方向に沿って延び、内側交差部32I、および、外側交差部32Eの少なくとも一方である対象交差部から離間する対角補強板33をさらに備え、2つのデッキボードの各々は、対角補強板33における対角方向の両端辺のなかで対象交差部から離間した端辺と周壁31とを連結する複数の桟をさらに備える。【選択図】図3

Description

本発明は、物品の運搬や保管などに用いられる合成樹脂製パレットに関する。
上述した合成樹脂製パレットの一例として四方差しの合成樹脂製パレットが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。四方差しの合成樹脂製パレットは、載置デッキボードと接地デッキボードとを備え、載置デッキボードの四隅と、接地デッキボードの四隅とは4つの隅桁によって連結されている。
特開2001−72063号公報 特開2000−16430号公報
ところで、合成樹脂製パレットの使用の形態には、例えば、ワンウェイパレットのように、使用回数を予め制限される例が知られている。一般に、物品の運搬や物品の保管においては、合成樹脂製パレットが破損したり汚染されたりする可能性が高まる。合成樹脂製パレットの使用回数が制限されることは、こうした破損や汚染による物品の損傷を未然に防ぎ、物品の運搬を確実なものとするうえでは好ましい。
一方で、使用回数が制限される合成樹脂製パレットにおいては、合成樹脂製パレットの製造に要するコストを抑えること、ひいては、合成樹脂製パレットの製造に要する合成樹脂の使用量を抑えることが強く求められる。しかしながら、使用回数が制限されるとはいえ、物品の運搬や物品の保管には、物品の荷重によって座屈しない程度の強度は少なくとも必要であり、合成樹脂の使用量を抑えるために単純に肉厚を薄くすることや単純にリブの数を少なくすることは、座屈に対する強度の大幅な低下を招いてしまう。
本発明は、合成樹脂の使用量を低減させることに際して座屈の強度が低下することを抑えることが可能な合成樹脂製パレットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための合成樹脂製パレットは、互いに対向する2つのデッキボードと、前記2つのデッキボードにおける隅同士を連結する隅桁とを備える。前記隅桁は、矩形筒形状を有した周壁を備え、前記周壁は、前記2つのデッキボードの縁に連結されて互いに直交する2つの外側壁と、互いに直交する2つの内側壁とから構成され、前記2つの外側壁の各々が、開口部を有する枠形状を有する。前記2つの内側壁の交差する交差部は、内側交差部であり、前記2つの外側壁の交差する交差部は、前記内側交差部と対向する外側交差部であって、前記2つのデッキボードの各々の角を連結する。そして、前記内側交差部と前記外側交差部とを通る前記周壁の対角方向に沿って延び、前記内側交差部、および、前記外側交差部の少なくとも一方である対象交差部から離間する対角補強板をさらに備え、前記2つのデッキボードは、前記対角補強板において前記対角方向に並ぶ両端辺のなかで前記対象交差部から離間した端辺と、前記周壁とを連結する複数の桟をさらに備える。
上記構成によれば、2つのデッキボードにおける隅同士を連結する隅桁が矩形筒形状を有するため、隅桁を形成することに要する合成樹脂の使用量が抑えられる。また、隅桁の内部において周壁の対角方向に沿って延びる対角補強板が、周壁の角を構成する対象交差部から離間しているため、これら対角補強板と対象交差部との間に間隙が形成されることによっても、合成樹脂の使用量が抑えられる。そして、対角補強板において対象交差部から離間した端辺は、2つのデッキボードの各々の備える桟によって周壁に連結されているため、対角補強板と対象交差部とが離間しているとはいえ、対角方向における周壁の機械的な強度は、これら対角補強板と桟との連結によって高められる。それゆえに、合成樹脂の使用量を低減させることに際して座屈の強度が低下することが抑えられる。
上記合成樹脂製パレットにおいて、前記対象交差部から離間した端辺は、内側端辺であり、前記対角補強板は、前記対角方向において前記内側端辺とは反対側の端辺が前記外側交差部に連結されてもよい。この際に、前記複数の桟は、前記対角補強板における前記内側端辺と、前記2つの内側壁の各々とを連結する2つの桟であることが好ましい。
上記構成によれば、対角補強板が外側交差部に連結され、かつ、対角補強板が内側交差部から離間しているため、対角補強板と内側交差部との間に間隙が形成されることによって、合成樹脂の使用量が抑えられる。そして、対角補強板において内側交差部と対向する端辺が各桟を介して内側壁に連結されているため、対角補強板と内側交差部とが離間しているとはいえ、2つの外側壁に作用する対角方向に沿った外力は、対角方向に沿って延びる対角補強板と各桟とを通じて2つの内側壁に分散される。結果として、対角方向における周壁の機械的な強度は、これら対角補強板と各桟との連結によって高められる。
上記合成樹脂製パレットにおいて、前記対象交差部から離間した端辺は、外側端辺であり、前記対角補強板は、前記対角方向において前記外側端辺とは反対側の端辺が前記内側交差部に連結されてもよい。この際に、前記複数の桟は、前記対角補強板における前記外側端辺と、前記2つの外側壁の各々とを連結する2つの桟であることが好ましい。
上記構成によれば、対角補強板が内側交差部に連結され、かつ、対角補強板が外側交差部から離間しているため、対角補強板と外側交差部との間に間隙が形成されることによって、合成樹脂の使用量が抑えられる。そして、対角補強板において外側交差部と対向する端辺が桟を介して外側壁に連結されているため、対角補強板と外側交差部とが離間しているとはいえ、2つの外側壁に作用する対角方向に沿った外力は、対角方向に沿って延びる対角補強板と桟とを通じて2つの内側壁に分散される。結果として、対角方向における周壁の機械的な強度は、これら対角補強板と桟との連結によって高められる。
上記合成樹脂製パレットにおいて、前記対角補強板は、前記内側交差部、および、外側交差部から離間してもよい。この際に、対角補強板は、前記内側交差部と面する内側端辺と、前記外側交差部と面する外側端辺とを備え、前記複数の桟は、2つの内側連結桟と2つの外側連結桟とから構成され、前記2つの内側連結桟は、前記内側端辺と、前記2つの内側壁とを連結し、前記2つの外側連結桟は、前記外側端辺と、前記2つの外側壁とを連結することが好ましい。
上記構成によれば、対角補強板が内側交差部、および、外側交差部から離間しているため、対角補強板と内側交差部との間に間隙が形成されること、および、対角補強板と外側交差部との間に間隙が形成されることによって、合成樹脂の使用量が抑えられる。そして、対角補強板における内側端辺が桟を介して内側壁に連結され、かつ、対角補強板における外側端辺が桟を介して外側壁に連結されているため、対角補強板と各交差部とが離間しているとはいえ、対角方向における周壁の機械的な強度は、これら対角補強板と桟との連結を通じて高められる。
上記合成樹脂製パレットにおいて、前記複数の桟は、複数の端辺連結桟であり、前記2つのデッキボードの各々は、前記対角方向における前記対角補強板の中間部位と、前記2つの内側壁の各々とを連結する2つの中間連結桟をさらに備えることが好ましい。
上記合成樹脂製パレットによれば、対角方向における対角補強板の中間部位が、2つの中間連結桟を介して2つの内側壁の各々に支持されるため、対角補強板の機械的な強度は、これら中間連結桟と内側壁との連結によって高められる。
本発明の合成樹脂製パレットによれば、合成樹脂の使用量を低減させることに際して座屈の強度が低下することが抑えられる。
図1は、本開示の合成樹脂製パレットが具体化された一実施形態における合成樹脂製パレットの斜視構造を載置デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。 図2は、一実施形態における合成樹脂製パレットの斜視構造を接地デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。 図3は、一実施形態における合成樹脂製パレットが備える隅桁の斜視構造を載置デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。 図4は、一実施形態における合成樹脂製パレットが備える隅桁の斜視構造を接地デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。 図5は、本開示の合成樹脂製パレットが具体化された変形例における合成樹脂製パレットが備える隅桁の斜視構造を載置デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。 図6は、本開示の合成樹脂製パレットが具体化された変形例における合成樹脂製パレットが備える隅桁の斜視構造を接地デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。 図7は、本開示の合成樹脂製パレットが具体化された変形例における合成樹脂製パレットが備える隅桁の斜視構造を載置デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。 図8は、本開示の合成樹脂製パレットが具体化された変形例における合成樹脂製パレットが備える隅桁の斜視構造を接地デッキボードと対向する方向から見た斜視図である。
以下、図1〜図6を参照して一実施形態における合成樹脂製パレットを説明する。
[合成樹脂製パレットの全体構成]
図1が示すように、合成樹脂製パレットは、2つのデッキボードの一例として、矩形格子形状を有する載置デッキボード10と、同じく矩形格子形状を有する接地デッキボード20とを備えている。載置デッキボード10における四隅と、接地デッキボード20における四隅とは、互いに対向する隅同士を隅桁30によって連結されている。
なお、載置デッキボード10の4辺の各々における中間部と、接地デッキボード20の4辺の各々における中間部とは、互いに対向する中間部同士を中間桁40によって連結されている。載置デッキボード10における中央部と、接地デッキボード20における中央部とは、1つの中央桁50によって連結されている。
合成樹脂製パレットは、例えば、ポリプロピレンなどの合成樹脂から形成され、合成樹脂の全量がバージン材であってもよいし、リサイクル材が混入していてもよいし、リサイクル材であってもよい。合成樹脂製パレットは、載置デッキボード10を備えるパレット形成部材と、接地デッキボード20を備えるパレット形成部材とを貼り合せた貼り合せパレットであってもよいし、これらが一体に成形される一体成形型パレットであってもよい。
載置デッキボード10は、矩形枠形状を有する縁である載置縁11を備え、載置縁11の内側には、格子形状を有する複数の載置桟12が形成されている。複数の載置桟12は、隅桁30と中間桁40との間や中間桁40と中央桁50との間である桁間を連結する桟である桁間桟13や、桁間桟13の間を連結する連結桟14などによって構成されている。
図2が示すように、接地デッキボード20は、矩形枠形状を有する縁である接地縁21を備え、格子形状を有する複数の接地桟22によって桁間が連結されている。複数の接地桟22のなかで、互いに隣り合う隅桁30と中間桁40とを連結する複数の接地桟22は、接地デッキボード20における周方向の全体にわたる矩形枠形状を有した外周桟部20Eを構成している。複数の接地桟22のなかで、中間桁40と中央桁50とを連結する複数の接地桟22は、接地デッキボード20の中央を通り互いに直交する十字形状を有した中央桟部20Cを構成している。接地デッキボード20には、これら外周桟部20Eと中央桟部20Cとによって区画された4つの開口である車輪用孔23Hが外周桟部20Eの内側に区画されている。4つの車輪用孔23Hの各々は、パレットトラックの車輪が入るための開口である。
なお、合成樹脂製パレットの周面において、互いに隣り合う隅桁30と中間桁40との間には、載置縁11、接地縁21、隅桁30、および、中間桁40とによって区画されたフォーク挿入孔PHが形成されている。互いに隣り合う2つの隅桁30と、2つの隅桁30の間に位置する1つの中間桁40とは、互いに隣り合う2つのフォーク挿入孔PHを区画し、合成樹脂製パレットの周面には、合計で8つのフォーク挿入孔PHが形成されている。8つのフォーク挿入孔PHの各々は、フォークリフトやパレットトラックのフォークが入るための開口である。
[隅桁30の構成]
図3が示すように、隅桁30は、載置デッキボード10と対向する方向から見て矩形筒形状を有した周壁31を備えている。周壁31は、互いに直交する平板形状を有した2つの内側壁31Iと、互いに直交する平板形状を有した2つの外側壁31Eとから構成されている。周壁31は、2つの内側壁31Iと、2つの外側壁31Eとによって区画された中空構造を有している。周壁31が中空の筒形状を有することによって、隅桁30の形成に要する合成樹脂の使用量は抑えられている。
2つの内側壁31Iの各々は、合成樹脂製パレットにおける外周壁よりも合成樹脂製パレットの内側に位置している。2つの内側壁31Iの各々が備える面のなかで周壁31の内部に面する内側面には、複数の補強リブ31Rが形成されている。複数の補強リブ31Rの各々は、それが形成された内側壁31Iの内側面から周壁31の内部に向けて突き出た形状を有し、周壁31の軸方向に沿って延びている。複数の補強リブ31Rの各々は、周壁31の延びる方向である周壁31の軸方向において、内側壁31Iの座屈に対する強度を高めている。
2つの外側壁31Eの各々は、合成樹脂製パレットにおける外周壁の一部分であって、載置デッキボード10における隅の縁と、接地デッキボード20における隅の縁とを連結している。2つの外側壁31Eの各々には、合成樹脂製パレットの外部と隅桁30の内部とを連通する開口部31Hが形成されている。矩形枠形状を有する2つの外側壁31Eの各々は、それに開口部31Hが形成されることによって、外側壁31Eの形成に要する合成樹脂の使用量を抑えている。
合成樹脂製パレットの載置デッキボード10に積載される物品などは、通常、載置デッキボード10の外周縁にまで荷重が掛る様に配置される頻度が少なく、隅桁30の内側壁31Iと重なる部位辺りまでが大きく荷重が掛る範囲である。上述した合成樹脂製パレットであれば、外側壁31Eが矩形枠形状を有する一方で、内側壁31Iは中実の平板形状を有するため、合成樹脂の使用量を低減させることに際して、周壁31の軸方向における周壁31の座屈の強度が低下することも抑えられる。なお、周壁31の座屈の強度が抑えられる観点においては、周壁31に溶着跡が残る貼り合せパレットよりも、周壁31が一体に成形される一体成形型パレットである方が好ましい。
2つの内側壁31Iが互いに交差する交差部は、周壁31の軸方向に沿って延びる内側交差部32Iである。2つの外側壁31Eが互いに交差する交差部は、これもまた周壁31の軸方向に沿って延びる外側交差部32Eであって、対象交差部の一例である。外側交差部32Eは、載置デッキボード10の角と接地デッキボード20の角とを連結している。内側交差部32Iと外側交差部32Eとが互いに向い合う方向は、これら2つの交差部32を通る方向であって、周壁31の対角方向である。
周壁31の内部には、1つの対角補強板33が位置し、対角補強板33は、外側交差部32Eの内側面から周壁31の対角方向に沿って延び、かつ、載置デッキボード10や接地デッキボード20と直交する矩形平板形状を有している。対角補強板33は、2つの外側壁31Eの各々に形成された開口部31Hに面している。
対角補強板33が有する4辺は、対角方向に沿って並び、かつ、載置デッキボード10と直交する2つの端辺と、対角方向に沿って延び、かつ、載置デッキボード10と平行である2つの端辺とから構成されている。対角方向に並ぶ2つの端辺のなかで外側交差部32Eと一体に形成されている端辺は、対角補強板33における外側端辺33E1である。これに対して、対角方向に並ぶ2つの端辺のなかで内側交差部32Iと対向する端辺は、対角補強板33における内側端辺33E2である。また、対角方向に沿って延びる2つの端辺のなかで載置デッキボード10側に位置する端辺は、載置側端辺Tである。これに対して、対角方向に沿って延びる2つの端辺のなかで接地デッキボード20側に位置する端辺は、接地側端辺Eである。
対角補強板33における外側端辺33E1は、外側交差部32Eの内側面と一体に形成される一方で、対角補強板33における内側端辺33E2は、内側交差部32Iの内側面から離間している。そして、対角補強板33の内側端辺33E2と、内側交差部32Iの内側面との間に間隙が形成されることによって、対角補強板33などの隅桁30の内部構造を形成するための合成樹脂の使用量は抑えられている。
対角補強板33における外側端辺33E1は、周壁31の軸方向に沿って、外側交差部32Eにおける内側面の全体に連結されている。対角補強板33は、外側交差部32Eの内側面と外側端辺33E1との連結を通じて、周壁31の軸方向における外側交差部32Eだけでなく隅桁30の座屈に対して強度を高めている。
対角補強板33における内側端辺33E2は、外側壁31Eと対向する方向から見て、その外側壁31Eに形成された開口部31Hの各々と面している。内側端辺33E2の両端部のなかで載置デッキボード10側に位置する端部は、対角方向に沿って延びる対角連結桟15Tによって、内側交差部32Iの内側面に連結されている。また、内側端辺33E2の両端部のなかで載置デッキボード10側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟15Eによって、2つの内側壁31Iの各々の内側面にも連結されている。2つの内側連結桟15Eの各々は、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。2つの内側連結桟15Eの各々は、端辺連結桟の一例である。
対角連結桟15T、および、2つの内側連結桟15Eの各々は、載置デッキボード10を構成する複数の載置桟12の一部でもある。載置デッキボード10の面方向において、対角連結桟15T、および、2つの内側連結桟15Eの有する幅は、桁間桟13や連結桟14の有する幅よりも大きい。
このように、対角補強板33における内側端辺33E2の一端は、載置デッキボード10を構成する対角連結桟15T、および、2つの内側連結桟15Eを介して、2つの内側壁31Iの各々の内側面に連結されている。そのため、対角補強板33と内側交差部32Iとが離間しているとはいえ、2つの外側壁31Eに作用する対角方向に沿った外力は、対角補強板33と各桟とを通じて2つの内側壁31Iに分散される。結果として、対角方向における周壁31の機械的な強度は、これら対角補強板33と各桟との連結によって高められる。さらに、対角連結桟15Tや内側連結桟15Eの有する幅が、桁間桟13や連結桟14の有する幅よりも大きいため、対角補強板33と内側壁31Iとの連結の強度も高められる。
対角補強板33における載置側端辺Tは、対角方向における中間部位において、2つの中間連結桟15Mによって内側壁31Iの内側面に連結されている。2つの中間連結桟15Mの各々は、2つの内側連結桟15Eと同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。
2つの中間連結桟15Mの各々もまた、載置デッキボード10を構成する複数の載置桟12の一部である。2つの中間連結桟15Mの各々の有する幅は、桁間桟13、あるいは、連結桟14とほぼ等しく、内側連結桟15Eの有する幅よりも小さい。そして、対角方向における載置側端辺Tの中間部位が、2つの中間連結桟15Mを介して2つの内側壁31Iの各々に支持されるため、載置側端辺Tの対角方向に沿った機械的な強度は、これら中間連結桟15Mと内側壁31Iとの連結によって高められる。なお、2つの中間連結桟15Mの各々は、それに対向する外側壁31Eと直交する平板形状を有した垂直補強板34を介して、外側壁31Eに連結されている。
図4が示すように、内側端辺33E2の両端部のなかで接地デッキボード20側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟25Eのみによって、2つの内側壁31Iの各々の内側面に連結されている。2つの内側連結桟25Eの各々は、内側連結桟15Eと同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。2つの内側連結桟25Eの各々もまた、端辺連結桟の一例である。
接地デッキボード20と対向する方向から見て、2つの内側連結桟25Eは、先に説明された2つの内側連結桟15Eと対向している。また、接地デッキボード20においては、載置デッキボード10とは異なり、内側端辺33E2から対角方向に沿って延びる対角連結桟が形成されておらず、2つの内側壁31Iの形成する角には、2つの内側壁31Iと2つの内側連結桟25Eとによって区画された五角形孔が形成されている。
2つの内側連結桟25Eの各々は、接地デッキボード20を構成する複数の接地桟22の一部でもある。載置デッキボード10の面方向において、2つの内側連結桟25Eの有する幅は、他の接地桟22の有する幅よりも大きい。2つの内側連結桟25Eのなかの一方には、グロメットが嵌め込まれる孔25Gが形成されている。
このように、対角補強板33における内側端辺33E2の他端は、接地デッキボード20を構成する2つの内側連結桟25Eを介して、2つの内側壁31Iの各々の内側面に連結されている。そのため、対角補強板33と内側交差部32Iとが離間しているとはいえ、2つの外側壁31Eに作用する対角方向に沿った外力は、接地デッキボード20によっても、2つの内側壁31Iに分散される。結果として、対角方向における周壁31の機械的な強度は、これら対角補強板33と各桟との連結によって高められる。
対角補強板33における接地側端辺Eは、対角方向における中間部位において、2つの中間連結桟25Mによって内側壁31Iの内側面に連結されている。接地デッキボード20と対向する方向から見て、2つの中間連結桟25Mの各々は、先に説明された中間連結桟15Mと対向し、2つの内側連結桟25Eと同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。2つの中間連結桟25Mの各々の有する幅は、内側連結桟25Eの有する幅とほぼ等しい。
対角補強板33における接地側端辺Eにおいて、内側連結桟25Eと中間連結桟25Mとに挟まれた部分には、対角方向に沿って延びる帯形状を有した対角補強リブ33Rが形成されている。すなわち、接地デッキボード20においては、先に説明された載置デッキボード10とは異なり、対角連結桟15Tが備えられない一方で、幅広である中間連結桟25Mや対角補強リブ33Rが備えられている。そして、対角方向における接地側端辺Eの中間部位が、2つの中間連結桟25Mを介して2つの内側壁31Iの各々に支持されるため、また、接地側端辺Eの一部に対角補強リブ33Rが備えられているため、接地側端辺Eの対角方向に沿った機械的な強度は、中間連結桟25Mと内側壁31Iとの連結や対角補強リブ33Rによって高められる。なお、2つの中間連結桟25Mの各々は、先に説明された中間連結桟15Mと同じく、それに対向する外側壁31Eと直交する平板形状を有した垂直補強板34を介して、外側壁31Eに連結されている。
以上、上記実施形態によれば以下に列記する効果が得られる。
(1)対角補強板33が外側交差部32Eに連結され、かつ、対角補強板33が内側交差部32Iから離間しているため、対角補強板33と内側交差部32Iとの間に間隙が形成される。それゆえに、合成樹脂製パレットの製造に要する合成樹脂の使用量が抑えられる。
(2)対角補強板33における内側端辺33E2が各桟を介して内側壁31Iに連結されているため、対角補強板33と内側交差部32Iとが離間しているとはいえ、2つの外側壁31Eに作用する対角方向に沿った外力は、対角方向に沿って延びる対角補強板33と各桟とを通じて2つの内側壁31Iに分散される。結果として、対角方向における周壁31の機械的な強度は、これら対角補強板33と各桟との連結によって高められる。
(3)対角方向における対角補強板33の中間部位が、各デッキボードにおける2つの中間連結桟15M,25Mを介して2つの内側壁31Iの各々に支持されるため、対角補強板33の機械的な強度は、これら中間連結桟15M,25Mと内側壁31Iとの連結によって高められる。
(4)載置側端辺Tが対角連結桟15Tを介して内側交差部32Iに連結されるため、載置側端辺Tが対角方向に沿って変位することが抑えられる。それゆえに、対角方向における座屈の強度が周壁31において高められる。なお、物品の運搬や物品の保管に際しては、接地デッキボード20と障害物とが接触する機会よりも、載置デッキボード10と障害物とが接触する機会の方が多い。この点、上述した構成であれば、接地デッキボード20が対角連結桟15Tを備えない一方で、載置デッキボード10のみが対角連結桟15Tを備えている。それゆえに、合成樹脂の使用量を低減させることに際して座屈の強度が低下することが抑えられる観点において、より好ましい構成でもある。
(5)接地側端辺Eの一部が対角補強リブ33Rを有しているため、接地側端辺Eが対角方向に対して座屈することが抑えられる。それゆえに、対角方向における座屈の強度が周壁31において高められる。
上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。
・対角補強板33は、下記第1変形例、および、第2変形例が示すように、内側交差部32I、および、外側交差部32Eの少なくとも一方である対象交差部から離間する構成であればよい。
この際に、2つのデッキボード10,20の各々は、対角補強板33において対角方向に並ぶ両端辺のなかで対象交差部から離間した端辺と、周壁31とを連結する複数の桟を備えればよい。
(第1変形例)
・図5が示すように、対角補強板33は、内側交差部32Iの内側面から周壁31の対角方向に沿って延び、かつ、載置デッキボード10と直交する矩形平板形状を有している。対角補強板33における外側端辺33E1は、外側交差部32Eの内側面から離間する一方で、対角補強板33における内側端辺33E2は、内側交差部32Iの内側面と一体に形成されている。そして、対角補強板33の外側端辺33E1と、外側交差部32Eの内側面との間に間隙が形成されることによって、隅桁30の内部構造を形成するための合成樹脂の使用量は抑えられている。
外側端辺33E1の両端部のなかで載置デッキボード10側に位置する端部は、対角方向に沿って延びる対角連結桟15Tによって、外側交差部32Eの内側面に連結されている。また、外側端辺33E1の両端部のなかで載置デッキボード10側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟15Eによって、2つの内側壁31Iの各々の内側面にも連結されている。2つの内側連結桟15Eの各々は、端辺連結桟の一例である。対角連結桟15Tの有する幅は、桁間桟13や連結桟14の有する幅よりも大きい一方で、2つの内側連結桟15Eの有する幅は、桁間桟13や連結桟14の有する幅とほぼ等しい。
対角補強板33における載置側端辺Tは、対角方向における中間部位において、2つの中間連結桟15Mによって内側壁31Iの内側面に連結されている。2つの中間連結桟15Mの各々は、2つの内側連結桟15Eと同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。
図6が示すように、外側端辺33E1の両端部のなかで、接地デッキボード20側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟25Eによって、2つの内側壁31Iの各々の内側面に連結されている。2つの内側連結桟25Eの各々は、内側連結桟15Eと同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。また、外側端辺33E1の両端部の各々は、2つの外側壁31Eの各々に向けて延びる外側連結桟35によって、2つの外側壁31Eの各々の内側面に連結されている。
接地デッキボード20と対向する方向から見て、2つの外側壁31Eの形成する角には、2つの外側壁31Eと2つの外側連結桟35とによって区画された矩形孔が形成されている。
対角補強板33における接地側端辺Eは、対角方向における中間部位において、2つの中間連結桟25Mによって内側壁31Iの内側面に連結されている。接地デッキボード20と対向する方向から見て、2つの中間連結桟25Mの各々は、先に説明された中間連結桟15Mと対向し、2つの内側連結桟25Eと同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。
上述した第1変形例の合成樹脂製パレットによれば、上記(3)から(6)に準じた効果に加えて、以下に列記する効果が得られる。
(7)対角補強板33が内側交差部32Iに連結され、かつ、対角補強板33が外側交差部32Eから離間しているため、対角補強板33と外側交差部32Eとの間に間隙が形成される。それゆえに、合成樹脂製パレットの製造に要する合成樹脂の使用量が抑えられる。
(8)対角補強板33における外側端辺33E1が各桟を介して内側壁31I、および、外側壁31Eに連結されているため、対角補強板33と外側交差部32Eとが離間しているとはいえ、2つの外側壁31Eに作用する対角方向に沿った外力は、対角方向に沿って延びる対角補強板33と各桟とを通じて2つの内側壁31Iに分散される。結果として、対角方向における周壁31の機械的な強度は、これら対角補強板33と各桟との連結によって高められる。
(第2変形例)
・図7が示すように、対角補強板33は、周壁31の対角方向に沿って延び、かつ、載置デッキボード10と直交する矩形平板形状を有している。対角補強板33における外側端辺33E1は、外側交差部32Eの内側面から離間し、また、対角補強板33における内側端辺33E2も、内側交差部32Iの内側面から離間している。そして、対角補強板33の外側端辺33E1と、外側交差部32Eの内側面との間に間隙が形成されることによって、隅桁30の内部構造を形成するための合成樹脂の使用量は抑えられている。また、対角補強板33の内側端辺33E2と、内側交差部32Iの内側面との間に間隙が形成されることによって、隅桁30の内部構造を形成するための合成樹脂の使用量はさらに抑えられている。
外側端辺33E1の両端部のなかで、載置デッキボード10側に位置する端部は、対角方向に沿って延びる外側対角連結桟15T1によって、外側交差部32Eの内側面に連結されている。また、外側端辺33E1の両端部のなかで、載置デッキボード10側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟15E1によって、2つの内側壁31Iの各々の内側面にも連結されている。2つの内側連結桟15E1の各々は、端辺連結桟の一例である。外側対角連結桟15T1の有する幅は、桁間桟13や連結桟14の有する幅よりも大きい一方で、2つの内側連結桟15E1の有する幅は、桁間桟13や連結桟14の有する幅とほぼ等しい。
内側端辺33E2の両端部のなかで、載置デッキボード10側に位置する端部は、これもまた対角方向に沿って延びる内側対角連結桟15T2によって、内側交差部32Iの内側面に連結されている。また、外側端辺33E1の両端部のなかで、載置デッキボード10側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟15E2によって、2つの内側壁31Iの各々の内側面にも連結されている。2つの内側連結桟15E2の各々は、端辺連結桟の一例である。内側対角連結桟15T2の有する幅、および、2つの内側連結桟15E2の有する幅は、桁間桟13や連結桟14の有する幅よりも大きい。
図8が示すように、外側端辺33E1の両端部のなかで、接地デッキボード20側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟25E1によって、2つの内側壁31Iの各々の内側面に連結されている。2つの内側連結桟25E1の各々は、内側連結桟15E1と同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。また、外側端辺33E1の両端部の各々は、2つの外側壁31Eの各々に向けて延びる外側連結桟35によって、2つの外側壁31Eの各々の内側面に連結されている。
接地デッキボード20と対向する方向から見て、2つの外側壁31Eの形成する角には、2つの外側壁31Eと2つの外側連結桟35とによって区画された矩形孔が形成されている。
内側端辺33E2の両端部のなかで、接地デッキボード20側に位置する端部は、2つの内側壁31Iの各々に向けて延びる内側連結桟25E2によって、2つの内側壁31Iの各々の内側面に連結されている。2つの内側連結桟25E2の各々は、内側連結桟25E1と同じく、それの連結される内側壁31Iの内側面とほぼ直交する方向に沿って延びている。
上述した第1変形例の合成樹脂製パレットによれば、上記(1)から(8)に準じた効果が得られる。
・中間連結桟15M,25M、対角連結桟15T、外側対角連結桟15T1、内側対角連結桟15T2、対角補強リブ33Rは、隅桁30に求められる座屈の強度に応じて適宜備えられるものであって、割愛することも可能である。また、上述した隅桁の内部構造は、4つの隅桁のなかで少なくとも1つに適用されていればよい。
・対角補強板33において対角方向に並ぶ両端辺のなかで対象交差部から離間した端辺と、対象交差部とを連結する桟は、端辺と周壁31の内側面とを連結する構造体であればよい。例えば、上記実施形態において内側連結桟15Eは、内側端辺33E2と外側壁31Eの内側面とを連結する桟であってもよいし、内側端辺33E2を外側壁31Eの内側面と内側壁31Iの内側面との両方に連結する桟であってもよい。また、端辺と周壁31の内側面とを連結する桟の本数は、1本以上であればよく、3本であってもよいし、5本以上であってもよい。
上記実施形態から導き出される技術的思想として以下の付記を開示する。
(付記1)
互いに対向する2つのデッキボードと、前記2つのデッキボードにおける隅同士を連結する隅桁とを備え、前記隅桁は、矩形筒形状を有した周壁を備え、
前記周壁は、前記2つのデッキボードの縁に連結されて互いに直交する2つの外側壁と、互いに直交する2つの内側壁とから構成され、前記2つの外側壁の各々が、開口部を有する枠形状を有し、
前記2つの内側壁の交差する交差部は、内側交差部であり、
前記2つの外側壁の交差する交差部は、前記内側交差部と対向する外側交差部であって、前記2つのデッキボードの各々の角を連結し、
前記内側交差部と前記外側交差部とを通る前記周壁の対角方向に沿って延び、前記内側交差部、および、前記外側交差部の少なくとも一方である対象交差部から離間する対角補強板をさらに備え、
前記2つのデッキボードの各々は、前記対角補強板において前記対角方向に並ぶ両端辺のなかで前記対象交差部から離間した端辺と、前記周壁とを連結する複数の桟をさらに備え、
前記2つのデッキボードの少なくとも一方は、前記対角補強板において前記対角方向に並ぶ両端辺のなかで前記対象交差部から離間した端辺と、前記対象交差部とを連結する桟をさらに備える合成樹脂製パレット。
(付記1)に記載の構成によれば、対角補強板が対角方向に沿って変位することが、対角補強板と対象交差部とを連結する桟によって抑えられる。それゆえに、対角方向における座屈の強度が周壁において高められる。
(付記2)
互いに対向する2つのデッキボードと、前記2つのデッキボードにおける隅同士を連結する隅桁とを備え、前記隅桁は、矩形筒形状を有した周壁を備え、
前記周壁は、前記2つのデッキボードの縁に連結されて互いに直交する2つの外側壁と、互いに直交する2つの内側壁とから構成され、前記2つの外側壁の各々が、開口部を有する枠形状を有し、
前記2つの内側壁の交差する交差部は、内側交差部であり、
前記2つの外側壁の交差する交差部は、前記内側交差部と対向する外側交差部であって、前記2つのデッキボードの各々の角を連結し、
前記内側交差部と前記外側交差部とを通る前記周壁の対角方向に沿って延び、前記内側交差部、および、前記外側交差部の少なくとも一方である対象交差部から離間する対角補強板をさらに備え、
前記2つのデッキボードの各々は、前記対角補強板において前記対角方向に並ぶ両端辺のなかで前記対象交差部から離間した端辺と、前記周壁とを連結する複数の桟をさらに備え、
前記対角補強板において前記対角方向に沿って延びる両端辺の少なくとも一方には、前記対角方向に沿って延びる補強リブが形成されている合成樹脂製パレット。
(付記2)に記載の構成によれば、対角補強板が対角方向において座屈することが、補強リブによって抑えられる。それゆえに、対角方向における座屈の強度が周壁において高められる。
10,20…デッキボード、15E,15E1,15E2,25E,25E1,25E2…内側連結桟、15T…対角連結桟、15T1…外側対角連結桟、15T2…内側対角連結桟、15M,25M…中間連結桟、30…隅桁、31…周壁、31E…外側壁、31I…内側壁、31H…開口部、32…交差部、32E…外側交差部、32I…内側交差部、33…対角補強板、33E1…外側端辺、33E2…内側端辺、35…外側連結桟。

Claims (5)

  1. 互いに対向する2つのデッキボードと、
    前記2つのデッキボードにおける隅同士を連結する隅桁とを備え、
    前記隅桁は、矩形筒形状を有した周壁を備え、
    前記周壁は、前記2つのデッキボードの縁に連結されて互いに直交する2つの外側壁と、互いに直交する2つの内側壁とから構成され、前記2つの外側壁の各々が、開口部を有する枠形状を有し、
    前記2つの内側壁の交差する交差部は、内側交差部であり、
    前記2つの外側壁の交差する交差部は、前記内側交差部と対向する外側交差部であって、前記2つのデッキボードの各々の角を連結し、
    前記内側交差部と前記外側交差部とを通る前記周壁の対角方向に沿って延び、前記内側交差部、および、前記外側交差部の少なくとも一方である対象交差部から離間する対角補強板をさらに備え、
    前記2つのデッキボードの各々は、前記対角補強板において前記対角方向に並ぶ両端辺のなかで前記対象交差部から離間した端辺と、前記周壁とを連結する複数の桟をさらに備える
    合成樹脂製パレット。
  2. 前記対象交差部から離間した端辺は、内側端辺であり、
    前記対角補強板は、前記対角方向において前記内側端辺とは反対側の端辺が前記外側交差部に連結され、
    前記複数の桟は、前記対角補強板における前記内側端辺と、前記2つの内側壁の各々とを連結する2つの桟である
    請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  3. 前記対象交差部から離間した端辺は、外側端辺であり、
    前記対角補強板は、前記対角方向において前記外側端辺とは反対側の端辺が前記内側交差部に連結され、
    前記複数の桟は、前記対角補強板における前記外側端辺と、前記2つの外側壁の各々とを連結する2つの桟である
    請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  4. 前記対角補強板は、前記内側交差部、および、外側交差部から離間し、前記内側交差部と面する内側端辺と、前記外側交差部と面する外側端辺とを備え、
    前記複数の桟は、2つの内側連結桟と2つの外側連結桟とから構成され、
    前記2つの内側連結桟は、前記内側端辺と、前記2つの内側壁の各々とを連結し、
    前記2つの外側連結桟は、前記外側端辺と、前記2つの外側壁の各々とを連結する
    請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  5. 前記複数の桟は、複数の端辺連結桟であり、
    前記2つのデッキボードの各々は、前記対角方向における前記対角補強板の中間部位と、前記2つの内側壁の各々とを連結する2つの中間連結桟をさらに備える
    請求項1から4に記載のいずれか一項に記載の合成樹脂製パレット。
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