JP2003182740A - パレット - Google Patents

パレット

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JP2003182740A
JP2003182740A JP2001388410A JP2001388410A JP2003182740A JP 2003182740 A JP2003182740 A JP 2003182740A JP 2001388410 A JP2001388410 A JP 2001388410A JP 2001388410 A JP2001388410 A JP 2001388410A JP 2003182740 A JP2003182740 A JP 2003182740A
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健二 鈴木
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】繰り返し使用されるタイプよりも高さが低く形
成されたワンウェイタイプにおいて、隅部桁の外力に対
する強度を確保することができるパレットを提供する。 【解決手段】パレット11は、合成樹脂により相対向す
る一対の長辺と、相対向する一対の短辺とにより平面視
長方形状の直方体状に一体形成されている。隅部桁21
内には、内部桁44及び筒状桁49が一体的に形成され
ているとともに、筒状桁49には斜方仕切板41が一体
的に形成され、それら斜方仕切板、内部桁44及び筒状
桁49により隅部桁21内が仕切られている。そのた
め、隅部桁21に作用した荷重、支持力等の外力を、隅
部桁21全体に分散、支持させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上面デッキ上に
載置物を載置した状態で、フォーク挿入孔内にフォーク
リフト又はハンドリフトのフォークを挿入して運搬する
ように構成されたパレットに関するものである。より詳
しくは、繰り返し使用可能に形成されるパレットよりも
高さが低く形成されたワンウェイタイプのパレットにお
いて、四隅の隅部桁の外力に対する強度を確保すること
ができるように構成されたパレットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、国外へ輸出される物品が載置
物として載置された合成樹脂製のパレットとしては、国
外へ運ばれた後、その運ばれた国で廃棄されるワンウェ
イタイプのものが知られている。このワンウェイタイプ
のパレットは、平面四角形状をなす上面デッキと下面デ
ッキを備えている。さらに、上面デッキと下面デッキの
隅部を連結する隅部桁、上面デッキと下面デッキの四側
部の中間部を連結する中間桁及び上面デッキと下面デッ
キの中央部を連結する中央桁を備えている。
【0003】また、上面デッキ及び下面デッキには、隣
接する桁同士を連結する上部桟及び下部桟が形成され、
当該上部桟と、下部桟と、隅部桁と、中間桁とに囲まれ
た位置にはフォーク挿入孔が形成されている。そして、
上面デッキ上に載置された載置物の荷重を上面デッキの
上部桟、さらには隅部桁、中央桁及び中間桁で支持して
パレットの変形を防止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ワンウェイタイプのパレットは、国内及び国外におい
て、上面デッキ上に載置物が載置されず、複数段に積載
された状態において、その積載高さを低くするため、繰
り返し使用されるパレットよりも厚みが薄く形成されて
いる。即ち、上面デッキの厚みが薄く形成されていると
ともに、各桁の高さが、繰り返し使用されるパレットの
各桁の高さより低く形成されている。そのため、繰り返
し使用されるパレットと比較して、各桁、特に隅部桁は
荷重等の外力に対する強度が低いという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものである。その目的とするところ
は、繰り返し使用されるタイプよりも高さが低く形成さ
れたワンウェイタイプにおいて、隅部桁の外力に対する
強度を確保することができるパレットを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、合成樹脂により平面四
角形状に一体成形され、上面デッキと下面デッキの隅部
を連結する隅部桁、前記両デッキの四側部の中間部を連
結する中間桁及び両デッキの中央部を連結する中央桁を
備えるとともに、隣接する桁同士の上端部及び下端部を
連結する上部桟及び下部桟を上面デッキ及び下面デッキ
に備え、当該上部桟、下部桟、隅部桁及び中間桁に囲ま
れた位置にフォーク挿入孔を形成して四方差しとし、上
面デッキの上面から下面デッキの下面までの長さを13
0mm以下に形成したパレットであって、前記各隅部桁
は平面長方形状をなし、上面デッキのコーナ部を形成す
る各隅部桁のコーナ部から同隅部桁内へ延びる斜めリブ
を形成し、当該斜めリブから、各隅部桁の両側の中間桁
側へ延び隅部桁の隣接する一対の側壁と繋がる一対の仕
切りリブを形成し、両仕切りリブを隅部桁の上端から下
端にかけて形成するとともに、一方の仕切りリブから当
該仕切りリブと対向する隅部桁の側壁に繋がる縦壁を形
成して、一方の仕切りリブと、縦壁と、一対の側壁とに
より隅部桁内のコーナ部に内部桁を形成したことを要旨
とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパレットにおいて、前記縦壁は前記隅部桁内を区画す
べく板状に延びる区画壁であることを要旨とする。請求
項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のパ
レットにおいて、前記仕切りリブに対し、隅部桁と中間
桁の間に形成された少なくとも前記上部桟を連結したこ
とを要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のパレットにおいて、隣接する隅部桁同士を前記中間桁
を介した上部桟により連結して、当該上部桟により隣接
する隅部桁の仕切りリブ同士を連結したことを要旨とす
る。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のパレットにおいて、前記一対の仕切りリブそれぞれに
対して少なくとも前記上部桟を連結するとともに、隣接
する隅部桁同士を前記中間桁を介した上部桟により連結
して、四隅の隅部桁の仕切りリブと上部桟とを四角環状
に連結したことを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、パレ
ット11は、合成樹脂により相対向する一対の長辺と、
相対向する一対の短辺とにより平面四角形状、具体的に
は平面長方形状の直方体状に一体形成されているうえ、
片面使用4方差しの構成となっている。すなわち、図2
(a),(b)に示すように、このパレット11には、
フォークリフト及びハンドリフトのフォークを挿入する
ためのフォーク挿入孔12が合計4個(2対)設けられ
ている。
【0011】さらに、図1に示すように、パレット11
の上端面には、水平方向に略格子状に延びる多数のリブ
により四角板状に形成された上面デッキ13が設けられ
ている。一方、図5に示すように、パレット11の下端
面には水平方向に略格子状に延びる多数のリブにより四
角板状に形成された下面デッキ14が設けられている。
【0012】図1及び図2(a)、(b)に示すよう
に、パレット11の各コーナ部には、上面デッキ13と
下面デッキ14との隅部を連結する四角筒状の隅部桁2
1が立設されている。上面デッキ13と下面デッキ14
の四側部の中間部、即ち隣接する隅部桁21間の中央位
置には、四角筒状の中間桁22が立設されている。さら
に、図1に示すように、上面デッキ13と下面デッキ1
4の中央部、即ち対向する各一対の中間桁22の中央位
置には、四角筒状に形成された中央桁23が立設されて
いる。
【0013】そして、図2(a)、(b)に示すよう
に、隅部桁21、中間桁22及び中央桁23は、パレッ
ト11においてフォーク挿入孔12を開口させつつ、上
面デッキ13を下面デッキ14上に所定高さに支持して
いる。また、パレット11において、上面デッキ13の
上面から下面デッキ14の下面へのパレット11の上下
方向への長さ、即ちパレット11の高さH1は130m
mに設定されている。このパレット11の高さH1は、
繰り返し使用可能なパレットの高さ150mmよりも低
く形成されている。
【0014】そして、このパレット11は、前記上面デ
ッキ13上に図示しない載置物を載置した状態で、その
一側部に開口された左右一対のフォーク挿入孔12内に
フォークリフト又はハンドリフトのフォークを挿入して
運搬するように構成されている。さらに、パレット11
は前記載置物を載置して国内から国外へ輸出され、その
輸出された国で廃棄されるワンウェイタイプとして使用
される。
【0015】図1に示すように、パレット11の長辺側
及び短辺側において、隅部桁21と中間桁22との間に
は両桁21,22の上端部間を連結するように水平方向
に延びる上部桟としての側部上部桟31が架設されてい
る。前記側部上部桟31は、上面デッキ13の側部(周
縁部)を構成し、図2(a)、(b)に示すように、各
側部上部桟31は前記フォーク挿入孔12の上部を形成
している。
【0016】図1に示すように、前記側部上部桟31
は、横リブ31aと縦リブ31bとから構成されてい
る。図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示す
ように、前記横リブ31aはパレット11の側辺の延び
る方向に沿って平行に延び、フォーク挿入孔12へのフ
ォークの挿入方向とほぼ直交方向に延びるように形成さ
れている。
【0017】また、縦リブ31bはパレット11の側辺
の延びる方向に対して略垂直に延び、フォーク挿入孔1
2へのフォークの挿入方向とほぼ平行方向に延びるとと
もに、前記横リブ31aに対して略垂直に交差するよう
に形成されている。図1に示すように、パレット11の
長辺側に形成された横リブ31aの長さ方向への長さL
1と、短辺側の横リブ31aの長さ方向への長さL2は
同じに形成されている。
【0018】図3(b)及び図4(b)に示すように、
前記側部上部桟31の下方位置には、両桁21,22の
下端部間を連結するように水平方向に延びる下部桟とし
ての複数の側部下部桟32が架設されており、両桁2
1,22の下端部間を連結して下面デッキ14を形成し
ている。そして、前記側部下部桟32も横リブ32aと
縦リブ32bとから構成され、それら横リブ32a、縦
リブ32bは前記横リブ31a、縦リブ31bと同様の
構成となっている。
【0019】図1に示すように、中間桁22と中央桁2
3との間には、両桁22,23の上端部間を連結するよ
うに水平方向に延びる上部桟としての複数の中央部上部
桟36が架設され、中央部上部桟36によって上面デッ
キ13の中央部を構成している。これら中央部上部桟3
6の下方位置には、両桁22,23の下端部間を連結す
るように水平方向に延びる下部桟としての複数の中央部
下部桟37が架設され、下面デッキ14を形成してい
る。
【0020】下面デッキ14において、隅部桁21と同
隅部桁21の両側の中間桁22との間の側部下部桟32
及び中間桁22と中央桁23との間の中央部下部桟37
に囲まれた位置には下面開口部(図示せず)が形成され
ている。即ち、パレット11の底面視において、下面デ
ッキ14は田の字状をなし、各下面開口部にハンドリフ
トの車輪が入り込み可能になっている。
【0021】そして、中間桁22、中央桁23、中央部
上部桟36及び中央部下部桟37により、フォーク挿入
孔12が形成されている。図2(b)に示すように、各
フォーク挿入孔12の上端から下端までの長さ、即ちフ
ォーク挿入孔12の開口高さH2は80〜90mmに設
定され、フォークリフトのフォーク又はハンドリフトの
フォークが挿入可能に形成されている。
【0022】図1に示すように、各隅部桁21は、同隅
部桁21の長辺側がパレット11の長辺側に位置するよ
うに形成され、短辺側がパレット11の短辺側に位置す
るように形成されている。また、図2(a)、(b)に
示すように、パレット11の長辺側に形成されたフォー
ク挿入孔12の開口幅と、パレット11の短辺側に形成
されたフォーク挿入孔12の開口幅とは同じに形成され
ている。
【0023】図3(a)及び図4(a)に示すように、
隅部桁21は、相対向する一対の長側壁21aと、相対
向する一対の短側壁21bとにより平面長方形状をなす
四角筒状に形成されている。各隅部桁21の内部には上
面デッキ13のコーナ部を形成する隅部桁21のコーナ
から同隅部桁21内へ延びる斜めリブとしての斜方仕切
板41が設けられている。この斜方仕切板41は隅部桁
21の上端から下端にかけて連続して延びるとともに、
隅部桁21内へ延設され、その上下端縁は隅部桁21の
上下端面に沿って延設されている。
【0024】前記斜方仕切板41の一端部には、隅部桁
21から同隅部桁21の両側の中間桁22方向へ延びる
一対の仕切りリブとしての第1仕切板42a及び第2仕
切板42bが分岐して形成されている。さらに、第1及
び第2仕切板42a,42bはそれぞれ隅部桁21のコ
ーナ部を形成する隣接する長側壁21a、短側壁21b
に繋がっている。
【0025】具体的には、一方の仕切りリブとしての前
記第1仕切板42aは、斜方仕切板41の一端部から長
側壁21aに対して平行をなすように延び、一方の短側
壁21bの内面に繋がっている。一方、第2仕切板42
bは、斜方仕切板41の一端部から短側壁21bに対し
て平行をなすように延び、一方の長側壁21aの内面に
繋がっている。前記第1及び第2仕切板42a,42b
は、隅部桁21内を仕切るべく隅部桁21の上端から下
端にかけて延びる板状に形成されている。
【0026】また、隅部桁21内における第1及び第2
仕切板42a,42bとの接合部40には前記斜方仕切
板41が連結されて、第1及び第2仕切板42a,42
bと斜方仕切板41とともに隅部桁21内を平面Y字状
に仕切っている。そして、隅部桁21内には、一方の長
側壁21aと、一方の短側壁21bと、第1及び第2仕
切板42a,42bとにより平面長方形状をなす四角筒
状の筒状桁49が形成されている。
【0027】図4(a)、(b)に示すように、一方の
仕切りリブとしての第1仕切板42aの中央部と、第1
仕切板42aに対向する前記一方の短側壁21bとの間
には、パレット11の短辺と平行に延びる縦壁としての
区画壁43が設けられている。区画壁43は、第1仕切
板42aから延設されているとともに、一方の短側壁2
1bの内面に繋がり、隅部桁21の上端から下端にかけ
て板状に延びるように形成されている。
【0028】そして、第1仕切板42aと、区画壁43
と、一方の長側壁21aと、一方の短側壁21bとによ
り隅部桁21内のコーナ部に、平面長方形状をなす内部
桁44が形成され、この内部桁44は前記筒状桁49内
に形成されている。また、前記区画壁43は板状をなす
ため、筒状桁49内を区画し、さらに、隅部桁21にお
ける上面デッキ13の中央部側を区画している。
【0029】図4(a)に示すように、隅部桁21の上
端において、前記一方の長側壁21aと、一方の短側壁
21bとの間には、逆U字状桟51が架設されている。
この逆U字状桟51は、同隅部桁21内の上端に沿って
水平に延びる水平部51aを備えるとともに、図6に示
すように、水平部51aの両端部から一方の長側壁21
a及び一方の短側壁21bの内面に沿って隅部桁21の
上端から下側へ向かってほぼ鉛直方向に延びるように垂
直部51bを備えている。
【0030】一方、隅部桁21の下端において、前記一
方の長側壁21aと、一方の短側壁21bとの間には、
U字状桟52が架設されている。このU字状桟52は、
同隅部桁21内の下端に沿って水平に延びる水平部52
aを備えるとともに、水平部52aの両端部から一方の
長側壁21a及び一方の短側壁21bの内面に沿って隅
部桁21の下端から上側へ向かってほぼ鉛直方向に延び
るように垂直部52bを備えている。そして、前記垂直
部51bと垂直部52bとが対向する側面が互いに一体
化されて内部桁44内を仕切る補強リブ56が形成され
ている。この補強リブ56は隅部桁21内の隣接する長
側壁21aと短側壁21bとの間に架設されている。
【0031】図4(a)に示すように、第1仕切板42
aは、パレット11の長辺に沿って延びる側部上部桟3
1を構成する横リブ31aと接合部45で連結され、第
1仕切板42aと横リブ31aとは平面視において同一
直線上に位置するように構成されている。一方、図3
(a)に示すように、第2仕切板42bは、パレット1
1の短辺に沿って延びる側部上部桟31を構成する横リ
ブ31aと接合部46で連結され、第2仕切板42bと
横リブ31aとは平面視において同一直線上に位置する
ように構成されている。
【0032】一方、図5に示すように、第1仕切板42
aは、パレット11の長辺に沿って延びる側部下部桟3
2を構成する横リブ32aと接合部47で連結され、第
1仕切板42aと横リブ32aとは平面視において同一
直線上に位置するように構成されている。さらに、第2
仕切板42bは、パレット11の短辺に沿って延びる側
部下部桟32を構成する横リブ32aと接合部48で連
結され、第2仕切板42bと横リブ32aとは平面視に
おいて同一直線上に位置するように構成されている。即
ち、第1及び第2仕切板42a,42bは隅部桁21の
両側の中間桁22方向へ延びる横リブ31a,32aと
連結されている。
【0033】図3(a)及び図4(a)に示すように、
中間桁22は、四角筒状に形成され、図1に示すよう
に、中間桁22のパレット11の長辺側及び短辺側に沿
った長さL3は同じに形成されている。そして、パレッ
ト11の長辺側において、隣接する隅部桁21間におけ
る中間桁22と側部上部桟31の合計の長さW1(L1
+L1+L3)は、パレット11の短辺側における隣接
する隅部桁21間における中間桁22と側部上部桟31
の合計の長さW2(L2+L2+L3)と同じに形成さ
れている。
【0034】図3(a)及び図4(a)に示すように、
中間桁22の内部には中間桁22の対向する側部間を縦
横に繋ぐ仕切りリブとしての第3仕切板71及び第4仕
切板72が設けられている。これら両仕切板71,72
はいずれも、中間桁22の側部内側面中央位置から突設
されているうえ、その上下端縁は中間桁22の上下端面
に沿って延設されている。そして、これら両仕切板7
1,72により、中間桁22の内部は平面十字状に仕切
られている。
【0035】パレット11の長辺側及び短辺側におい
て、中間桁22の第3仕切板71は、同中間桁22の両
側に位置する側部上部桟31の横リブ31aの1本と接
合部75で連結され、第3仕切板71と横リブ31aと
は平面視において同一直線上に位置するように構成され
ている。また、図5に示すように、第3仕切板71は中
間桁22の両側に位置する側部下部桟32の横リブ32
aの1本と接合部76で連結され、第3仕切板71と横
リブ32aとは平面視において同一直線上に位置するよ
うに構成されている。
【0036】その結果、図3(a)に示すように、パレ
ット11の短辺側において、中間桁22の両側の横リブ
31a,32aにより、同中間桁22の両側の隅部桁2
1の第2仕切板42b同士が連結され、さらに、横リブ
31a,32aにより各第2仕切板42bと第3仕切板
71とが連結されている。そして、横リブ31a,32
a、第2仕切板42b及び第3仕切板71が平面視にお
いて同一直線上に位置し、隣接する隅部桁21とその間
の中間桁22が連結されている。
【0037】一方、図4(a)に示すように、パレット
11の長辺側において、中間桁22の両側の横リブ31
a,32aにより、同中間桁22の両側の隅部桁21の
第1仕切板42a同士が連結され、さらに、横リブ31
a,32aにより各第1仕切板42aと第3仕切板71
とが連結されている。
【0038】図3(a)及び図4(a)に示すように、
各隅部桁21内において、第1仕切板42aと第2仕切
板42bとは連結されている。そのため、第1仕切板4
2a、第2仕切板42bにより、隅部桁21の両側の中
間桁22へ延びる横リブ31a,32aが連結されてい
る。
【0039】そして、横リブ31a,32aが第3仕切
板71に連結されていることにより、第1及び第2仕切
板42a,42b、第3仕切板71及び横リブ31a,
32aがパレット11の四側周縁部に沿って四角環状に
一本に連結されている。その結果、パレット11の四側
周縁部では、隅部桁21、中間桁22、側部上部桟31
及び側部下部桟32が連結されて平面視において四角環
状に形成されている。図1に示すように、中央桁23
は、四角筒状に形成されている。
【0040】次に、上記パレット11の作用について説
明する。パレット11を載置物を載置しない状態で複数
段に積載したとき、高さ150mmの繰り返し使用タイ
プのパレットを同数だけ積載した場合よりも、パレット
11全体の高さを低くすることができる。
【0041】さて、パレット11の上面デッキ13に載
置物(図示せず)を載置し、パレット11の長辺側のフ
ォーク挿入孔12内へフォークリフト又はハンドリフト
の2本のフォークを挿入した後、それらフォークを所定
高さに持ち上げてパレット11が運搬される。上面デッ
キ13には、上面デッキ13の上方からの外力、即ち、
載置物の荷重が作用し、前記荷重は上面デッキ13の全
体へ分散され、さらに、上面デッキ13及び側部上部桟
31から各隅部桁21の長側壁21a及び短側壁21b
に分散されることとなる。
【0042】このとき、図3(a)、(b)に示すよう
に、各隅部桁21において、上面デッキ13の中央部側
のコーナ部を形成する長側壁21a及び短側壁21bの
内側には内部桁44、その内部桁44の外側に筒状桁4
9が一体的に形成されている。そのため、前記荷重は隅
部桁21内の内部桁44及び筒状桁49に分散される。
【0043】さらに、内部桁44には補強リブ56が架
設されているため、内部桁44に分散された荷重はさら
に、補強リブ56に支持される。加えて、隅部桁21内
において、筒状桁49と、隅部桁21の一コーナ部に形
成された斜方仕切板41とが一体的に形成されている。
そのため、内部桁44及び筒状桁49に分散された荷重
は第1及び第2仕切板42a,42bから斜方仕切板4
1に分散され、さらに、斜方仕切板41から内部桁44
を形成しない隅部桁21の長側壁21a及び短側壁21
bに分散される。
【0044】即ち、隅部桁21に作用した荷重は、隅部
桁21として一体的に形成された長側壁21a、短側壁
21b、斜方仕切板41、第1及び第2仕切板42a,
42b、区画壁43、補強リブ56に分散される。その
結果、前記荷重は隅部桁21全体で支持されることとな
り、隅部桁21の外力に対する強度が確保される。さら
に、内部桁44を形成する隅部桁21の長側壁21a、
短側壁21b、第1仕切板42a及び区画壁43、加え
て筒状桁49を形成する第2仕切板42bはそれぞれ板
状をなすため、前記荷重が効果的に支持される。
【0045】従って、各隅部桁21が、繰り返し使用さ
れるタイプのパレットより高さが低く形成されていて
も、前記荷重に対する強度を確保し、変形が防止され
る。そのため、強度が確保された隅部桁21に連結され
た側部上部桟31も、前記荷重に対する強度を確保する
ことができ、ひいては上面デッキ13全体の荷重に対す
る強度を確保することができる。
【0046】また、フォークによりパレット11を持ち
上げたとき、フォークに近接するパレット11の長辺側
の側部上部桟31には、フォークより及ぼされる上方へ
の支持力が作用する。このとき、図4(a)に示すよう
に、パレット11の長辺側の側部上部桟31は隅部桁2
1の短側壁21b及び中間桁22に連結され、さらに横
リブ31aは、中間桁22の第3仕切板71及び隅部桁
21の第1仕切板42aと同一直線上に位置し、一体的
に連結されている。そのため、前記支持力がパレット1
1の長辺側の横リブ31aから隅部桁21、中間桁22
に分散され、さらに隅部桁21内の第1仕切板42a及
び中間桁22内の第3仕切板71に分散される。
【0047】このとき、前記第1仕切板42aは、接合
部45において第2仕切板42b及び斜方仕切板41と
連結されているとともに、区画壁43と連結されてい
る。さらに、第2仕切板42b及び区画壁43は隅部桁
21の短側壁21bに連結されている。そのため、前記
支持力は、隅部桁21として一体的に形成された長側壁
21a、短側壁21b、斜方仕切板41、第1及び第2
仕切板42a,42b及び区画壁43に分散される。そ
の結果、隅部桁21全体で支持力が支持される。
【0048】また、中間桁22の第3仕切板71は中間
桁22の全高さに亘って延びるように形成されている。
そのため、第3仕切板71が中間桁22の全高さに亘っ
て形成されていない場合と比較して、前記支持力に対す
る強度が高められている。
【0049】加えて、各隅部桁21において、第1仕切
板42aは第2仕切板42bと連結されているため、パ
レット11の長辺側に作用した支持力は、第2仕切板4
2bを介してパレット11の短辺側へ分散される。この
とき、第2仕切板42bに対して、パレット11の短辺
側の横リブ31a,32a、さらに中間桁22の第3仕
切板71が一体的に連結され、横リブ31a,32aに
より中間桁22を介して隣接する隅部桁21に連結され
ている。そのため、支持力がパレット11の長辺側から
短辺側へ分散され、さらに、上記と同様の作用により前
記支持力がパレット11の四側周縁部全体に分散されて
パレット11の全体で支持される。
【0050】さらに、パレット11の長辺側及び短辺側
において、側部下部桟32の横リブ32a、中間桁22
の第3仕切板71及び隅部桁21の第1及び第2仕切板
42a,42bとが同一直線上に位置し、一体的に連結
されている。そのため、例えば、パレット11が落下し
て、パレット11の下面デッキ14側に外力が作用して
も、上記と同様に、パレット11の下方からの外力がパ
レット11の四側周縁部全体に分散される。
【0051】次に、上記実施形態によって発揮される効
果について説明する。 (1)各隅部桁21には、内部桁44及び筒状桁49が
一体的に形成されているとともに、筒状桁49には斜方
仕切板41が一体的に形成され、それら斜方仕切板4
1、内部桁44及び筒状桁49により隅部桁21内が仕
切られている。そのため、隅部桁21に作用した荷重、
支持力等の外力を、隅部桁21全体に分散、支持させる
ことができ、繰り返し使用されるパレットよりも隅部桁
21の高さが低くされていても、隅部桁21の外力に対
する強度を確保することができる。
【0052】(2)斜方仕切板41、第1及び第2仕切
板42a,42b、区画壁43はそれぞれ板状に形成さ
れている。そのため、それぞれ枠状に形成されている場
合と比較して外力等を効果的に支持することができ、隅
部桁21の強度を確実に確保することができる。
【0053】(3)隅部桁21の外力に対する強度が確
保されているため、繰り返し使用されるパレットと比較
して上面デッキ13の厚みが薄く、桁の高さが低く形成
されていても、載置物の荷重により隅部桁21が変形す
るおそれを無くすことができる。従って、外力に対して
強度が確保された隅部桁21に連結された側部上部桟3
1の外力に対する強度を確保することができる。さらに
は、隅部桁21に対して側部上部桟31、中間桁22が
連結され、その中間桁22に中央桁23が連結されるこ
とにより、上面デッキ13全体の外力に対する強度を確
保して上面デッキ13の変形等のおそれをなくすことが
できる。
【0054】(4)隅部桁21内には、筒状桁49が一
体的に形成され、さらに筒状桁49内には内部桁44が
一体的に形成されている。そのため、隅部桁21内に内
部桁44又は筒状桁49のどちらか一方のみが形成され
ている場合と比較して隅部桁21の外力に対する強度を
高めることができる。
【0055】(5)内部桁44及び筒状桁49により、
載置物の荷重が最も大きく作用する隅部桁21の上面デ
ッキ13の中央側の強度を確保することができ、隅部桁
21の変形等のおそれを無くすことができる。
【0056】(6)各隅部桁21の第1仕切板42aに
は区画壁43が連結されている。そのため、隅部桁21
の短辺側と比較して強度の低い長辺側の強度を、区画壁
43により高めることができ、隅部桁21全体の強度を
高めることができる。
【0057】(7)パレット11の長辺側の側縁部にお
いて、横リブ31aと第1仕切板42a及び横リブ31
aとが一体的に連結されているため、側部上部桟31に
作用した支持力は横リブ31aから隅部桁21及び第1
仕切板42aに分散される。従って、横リブ31aと第
1仕切板42aとが連結されず、支持力が隅部桁21の
特定の箇所、特に長側壁21a及び短側壁21bのみで
支持される場合と比較して、隅部桁21の外力に対する
強度を確保して変形等のおそれをなくすことができる。
【0058】(8)パレット11の長辺側の側縁部にお
いて、中間桁22と、その中間桁22の両側の横リブ3
1a,32aとが連結され、さらに、横リブ31a,3
2aにより隣接する隅部桁21内の第1及び第2仕切板
42a,42b同士が連結されている。そのため、側部
上部桟31に作用した支持力、荷重等の外力を隅部桁2
1、中間桁22に分散し、さらに、隅部桁21全体及び
中間桁22全体に分散させることができる。従って、外
力を隅部桁21のみで支持する場合と比較して、隅部桁
21の外力に対する強度を確保して変形等のおそれを無
くすことができる。
【0059】(9)パレット11の長辺側及び短辺側に
おいて、側部下部桟32の横リブ32a、中間桁22の
第3仕切板71及び隅部桁21の第1及び第2仕切板4
2a,42bとが同一直線上に位置し、一体的に連結さ
れている。そのため、パレット11の下面デッキ14側
に外力が作用しても、外力をパレット11の四側周縁部
全体に分散することができる。従って、横リブ32aと
第1及び第2仕切板42a,42bとが連結されず、外
力をパレット11の特定の箇所で支持する場合と比較し
て、パレット11の下面デッキ14側の外力に対する強
度を高めることができる。
【0060】(10)横リブ31a,32a、第1及び
第2仕切板42a,42b、第3仕切板71はパレット
11の四側周縁部全体に亘って四角環状に連結されてい
るため、支持力及び荷重をパレット11全体に分散する
ことができる。従って、支持力及び荷重をパレット11
の特定の桁21,22,23のみで支持する場合と比較
して、外力に対する強度を高めることができ、上面デッ
キ13の外力に対する強度を確保することができる。
【0061】(11)内部桁44内には補強リブ56が
架設されているため、隅部桁21内の内部桁44に外力
が作用しても補強リブ56により外力を支持することが
でき、内部桁44ひいては隅部桁21の変形等のおそれ
を無くすことができる。
【0062】(12)パレット11の高さH1は130
mmに設定され、繰り返し使用されるタイプのパレット
の高さ150mmより低く形成されている。そのため、
パレット11のみを複数段に積載したとき、繰り返し使
用されるタイプと比較して積載効率を高めることができ
る。また、パレット11を製造するための合成樹脂材料
を節約してパレット11を安価に製造することができ
る。
【0063】なお、本実施形態は次のように変更して具
体化することも可能である。 ・ 実施形態では、中間桁22の第3仕切板71と横リ
ブ31a,32aとを連結して、平面視において同一直
線上に位置するように形成したが、第3仕切板71と横
リブ31a,32aとを連結しなくてもよい。
【0064】・ 第1及び第2仕切板42a,42bの
上部と側部上部桟31の横リブ31aのみを連結し、第
1及び第2仕切板42a,42bの下部と横リブ32a
とを連結しなくてもよい。
【0065】・ 実施形態では、内部桁44内に補強リ
ブ56を形成したが、補強リブ56を省略してもよい。
また、逆U字状桟51とU字状桟52とを連結して補強
リブ56を形成したが、逆U字状桟51及びU字状桟5
2の代わりに、補強リブ56を板状又は枠状に形成して
もよい。
【0066】・ 実施形態では、第1仕切板42aと第
2仕切板42bのそれぞれに横リブ31a,32aを連
結して四角環状に連結したが、第1仕切板42aと横リ
ブ31a,32aのみを連結してもよく、又は第2仕切
板42bと横リブ31a,32aのみを連結してもよ
い。
【0067】・ 実施形態では、隅部桁21内の仕切り
リブとして隅部桁21内を仕切る第1及び第2仕切板4
2a,42bに具体化したが、第1及び第2仕切板42
a,42bを枠状に形成してもよい。さらに、第1及び
第2仕切板42a,42bを補強リブ56のように逆U
字状桟及びU字状桟とを接合して形成された仕切りリブ
に具体化してもよい。
【0068】・ 実施形態では、斜方仕切板41を板状
に形成したが、斜方仕切板41を枠状に形成してもよ
い。さらに、斜方仕切板41を補強リブ56のように逆
U字状桟及びU字状桟とを接合して形成された仕切りリ
ブに具体化してもよい。
【0069】・ 隅部桁21内に第1仕切板42a及び
第2仕切板42bをそれぞれ二つ以上形成し、中間桁2
2内に第3仕切板71を二つ以上形成し、二本以上の横
リブ31aに第1及び第2仕切板42a,42bと第3
仕切板71とをそれぞれ連結してもよい。
【0070】・ 実施形態では、第1仕切板42aと第
2仕切板42bのそれぞれに横リブ31a,32aを連
結して平面視同一直線としたが、第1仕切板42a又は
短辺側の第2仕切板42bのいずれか一方のみに横リブ
31a,32aを連結して平面視同一直線状となるよう
に形成してもよい。さらには、第1仕切板42aと第2
仕切板42bのそれぞれに対して横リブ31a,32a
を連結しなくてもよい。
【0071】・ 実施形態では、第1仕切板42aに対
して区画壁43を一箇所だけ形成したが、区画壁43を
二箇所形成に形成してもよい。 ・ 実施形態では、パレット11の長辺側のフォーク挿
入孔12からフォークを挿入したが、パレット11の短
辺側のフォーク挿入孔12からフォークを挿入してパレ
ット11を上方に持ち上げてもよい。
【0072】・ 実施形態では、区画壁43を板状に形
成したが、区画壁43の代わりに縦壁を補強リブ56の
ように逆U字状桟及びU字状桟とを接合して形成された
仕切りリブに具体化してもよい。具体的には、第1仕切
板42aの上端部と、同第1仕切板42aに対向する一
方の短側壁21bの上端部との間に前記逆U字状桟51
を架設する。さらに、前記逆U字状桟51と上下に重な
り合わない位置に、第1仕切板42aの下端部と、同第
1仕切板42aに対向する一方の短側壁21bの下端部
との間に前記U字状桟52を架設する。
【0073】そして、逆U字状桟51の垂直部51bと
U字状桟52の垂直部52bとを対向する側面で互いに
一体化してリブを形成し、そのリブを縦壁としてもよ
い。さらに、区画壁43の代わりに、第1仕切板42a
と、同第1仕切板42aに対向する一方の短側壁21b
との間に、枠状をなす縦壁を形成してもよい。
【0074】・ 実施形態では、下面デッキ14に下面
開口部を形成し、フォーク挿入孔12の開口高さH2を
80〜90mmに設定したが、下面開口部を省略すると
ともに、フォーク挿入孔12の開口高さH2を80〜9
0mm以外に設定して、パレット11を両面使用として
もよい。
【0075】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記
する。 (1)前記隅部桁の隣接する一対の側壁との間に補強リ
ブを架設したことを特徴とする請求項1〜請求項5のい
ずれか一項に記載のパレット。このように構成した場
合、隅部桁の剛性を高めて外力に対する強度を確実に確
保することができる。
【0076】(2)前記中間桁内に、同中間桁の上端か
ら下端にかけて延びる仕切りリブを形成し、当該中間桁
の仕切りリブと、前記隅部桁の仕切りリブと連結された
上部桟とを連結したことを特徴とする請求項4、請求項
5及び前記技術的思想(1)に記載のパレット。このよ
うに構成した場合、上面デッキに作用した外力が隅部桁
だけでなく、中間桁に分散され、さらに、その外力を中
間桁の仕切りリブに支持させることができる。
【0077】(3)前記仕切りリブに対し、上部桟及び
下部桟を連結したことを特徴とする請求項3〜請求項
5、前記技術的思想(1)及び(2)のいずれか一項に
記載のパレット。このように構成した場合、下面デッキ
側に外力が作用しても、外力を隅部桁以外に分散するこ
とができ、隅部桁の外力に対する強度をより高めること
ができる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1に記載
の発明によれば、繰り返し使用されるタイプよりも高さ
が低く形成されたワンウェイタイプにおいて、隅部桁の
外力に対する強度を確保することができる。
【0079】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、隅部桁の外力に対する強度
をより一層確保することができる。請求項3に記載の発
明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果
に加え、上面デッキから分散された外力を隅部桁以外に
分散して支持することができ、隅部桁の外力に対する強
度を確保することができる。
【0080】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加え、隅部桁のする強度をより一
層確保することができる。請求項5に記載の発明によれ
ば、請求項4に記載の発明の効果に加え、外力を四側周
縁部全体に分散して隅部桁の外力に対する強度をより一
層確保することができ、上面デッキの変形等のおそれを
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のパレットを示す平面図。
【図2】(a)は実施形態のパレットの長辺側を示す側
面図、(b)はパレットの短辺側を示す側面図。
【図3】(a)は実施形態のパレットの短辺側を示す部
分平面図、(b)は図3(a)の3b−3b線断面図。
【図4】(a)は実施形態のパレットの長辺側を示す部
分平面図、(b)は図4(a)の4b−4b線断面図。
【図5】実施形態のパレットの部分底面図。
【図6】補強リブを示す図4(a)の6−6線断面図。
【符号の説明】
11…パレット、12…フォーク挿入孔、13…上面デ
ッキ、14…下面デッキ、21…隅部桁、21a…長側
壁、21b…短側壁、22…中間桁、23…中央桁、3
1…上部桟としての側部上部桟、32…下部桟としての
側部下部桟、36…上部桟としての中央部上部桟、37
…下部桟としての中央部下部桟、41…斜めリブとして
の斜方仕切板、42a…仕切りリブとしての第1仕切
板、42b…仕切りリブとしての第2仕切板、43…縦
壁としての区画壁、44…内部桁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂により平面四角形状に一体成形さ
    れ、上面デッキと下面デッキの隅部を連結する隅部桁、
    前記両デッキの四側部の中間部を連結する中間桁及び両
    デッキの中央部を連結する中央桁を備えるとともに、隣
    接する桁同士の上端部及び下端部を連結する上部桟及び
    下部桟を上面デッキ及び下面デッキに備え、当該上部
    桟、下部桟、隅部桁及び中間桁に囲まれた位置にフォー
    ク挿入孔を形成して四方差しとし、上面デッキの上面か
    ら下面デッキの下面までの長さを130mm以下に形成
    したパレットであって、 前記各隅部桁は平面長方形状をなし、上面デッキのコー
    ナ部を形成する各隅部桁のコーナ部から同隅部桁内へ延
    びる斜めリブを形成し、当該斜めリブから、各隅部桁の
    両側の中間桁側へ延び隅部桁の隣接する一対の側壁と繋
    がる一対の仕切りリブを形成し、両仕切りリブを隅部桁
    の上端から下端にかけて形成するとともに、一方の仕切
    りリブから当該仕切りリブと対向する隅部桁の側壁に繋
    がる縦壁を形成して、一方の仕切りリブと、縦壁と、一
    対の側壁とにより隅部桁内のコーナ部に内部桁を形成し
    たことを特徴とするパレット。
  2. 【請求項2】前記縦壁は前記隅部桁内を区画すべく板状
    に延びる区画壁であることを特徴とする請求項1に記載
    のパレット。
  3. 【請求項3】前記仕切りリブに対し、隅部桁と中間桁の
    間に形成された少なくとも前記上部桟を連結したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパレット。
  4. 【請求項4】隣接する隅部桁同士を前記中間桁を介した
    上部桟により連結して、当該上部桟により隣接する隅部
    桁の仕切りリブ同士を連結したことを特徴とする請求項
    3に記載のパレット。
  5. 【請求項5】前記一対の仕切りリブそれぞれに対して少
    なくとも前記上部桟を連結するとともに、隣接する隅部
    桁同士を前記中間桁を介した上部桟により連結して、四
    隅の隅部桁の仕切りリブと上部桟とを四角環状に連結し
    たことを特徴とする請求項4に記載のパレット。
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