JP2002120838A - 合成樹脂パレット - Google Patents
合成樹脂パレットInfo
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- JP2002120838A JP2002120838A JP2000315689A JP2000315689A JP2002120838A JP 2002120838 A JP2002120838 A JP 2002120838A JP 2000315689 A JP2000315689 A JP 2000315689A JP 2000315689 A JP2000315689 A JP 2000315689A JP 2002120838 A JP2002120838 A JP 2002120838A
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Abstract
強度を向上させた合成樹脂パレットを提供する。 【解決手段】 表面部4と裏面部5との間に複数個の内
部が中空の筒状体のような桁2を配設して表面部4と裏
面部5とを連結すると共に、隣接する桁2の間にフォー
ク挿入孔6を形成するような合成樹脂パレットにおい
て、上記桁2の中空内部2bに桁補強用の桟3を設け
る。上記パレットAのコーナー部に位置した桁2の外側
部2aと桁2の中空内部2bに設けた桁補強用の桟3と
を補強リブ1で連結する。
Description
に関するものであり、詳しくは、パレットの強度の向上
を図る技術に関する発明である。
は、フォークリフトのフォークをパレットに差し入れて
持ち上げて移送させたり、搬送ラインに載置させて移送
させたりするものである。
ォークリフトのフォークを差し入れる際には誤ってフォ
ークをパレットにぶつけたりすることもあり、また、パ
レットの移送中に障害物等にぶつけたりすることもあ
り、このぶつかった際の衝撃荷重によりパレットに破損
が生じるおそれがあった。特に、パレットのコーナー部
は、フォークや障害物にぶつかり易いものであってパレ
ットが破損するおそれが大きいものである。
あり、パレットのコーナー部において簡単な構造で強度
を向上させた合成樹脂パレットを提供することを課題と
するものである。
に本発明の請求項1に係る合成樹脂パレットは、表面部
4と裏面部5との間に複数個の内部が中空の筒状体のよ
うな桁2を配設して表面部4と裏面部5とを連結すると
共に、隣接する桁2の間にフォーク挿入孔6を形成する
ような合成樹脂パレットにおいて、上記桁2の中空内部
2bに桁補強用の桟3を設け、上記パレットAのコーナ
ー部に位置した桁2の外側部2aと桁2の中空内部2b
に設けた桁補強用の桟3とを補強リブ1で連結したこと
を特徴とする。これにより、パレットAがその移送中に
障害物等にぶつかる恐れの多いコーナー部には、上記コ
ーナー部を形成する桁2の外側部2aと上記桁2の中空
内部2bに配置した桁補強用の桟3とを連結した補強リ
ブ1が設けられた桁2が配置されており、そしてこの桁
2は、パレットAのコーナー部に障害物やフォークがぶ
つかって桁2の外側部2aに衝撃荷重がかかっても桁2
の外側部2aと桟3とを連結する補強リブ1が上記桁2
の外側部2aにかかる衝撃荷重の一部を桟3にも伝達さ
せ、パレットAのコーナー部への衝撃荷重を桁2の外側
部2aのみならず桟3で支えることができる構造をして
いるものであり、パレットAのコーナー部の強度が向上
しているものである。つまり、桁2の外側部2aと桁補
強用の桟3とを連結した補強リブ1を設けるといった簡
単な構造でパレットAのコーナー部の強度を向上させる
ことができるものである。
レットは、請求項1において、パレットAのコーナー部
に位置した桁2の隣接する外側部2aに補強用の桟3を
対向させて配設し、上記桟3を対向する桁2の外側部2
aに略平行な垂直板状に形成し、対向する桁2の外側部
2aと桟3とを連結する補強リブ1を対向する桁2の外
側部2aと桟3とに対して略直交にして配設したことを
特徴とする。これにより、パレットAのコーナー部に位
置した桁2の隣接する外側部2aにそれぞれ略平行に対
向するように垂直板状の桟3が桁2の中空内部2bに配
置されており、更に、対向する桁2の外側部2aと桟3
とは上記対向する桁2の外側部2a及び桟3に対して略
直交するように配設した補強リブ1で連結されているこ
とから、パレットAのコーナー部に位置した桁2の隣接
した外側部2aのある一面に衝撃荷重がかかっても、対
向する桁2の外側部2aのある一面と桟3とを連結させ
た補強リブ1により上記衝撃荷重を桁2の外側部2aの
ある一面及び桟3で確実に支えると共に、また、パレッ
トAのコーナー部に位置した桁2の隣接した外側部2a
のある一面に隣接した他の一面に衝撃荷重がかかって
も、対向する桁2の外側部2aの他の一面と桟3とを連
結させた補強リブ1により上記衝撃荷重を対向する桁2
の外側部2aの他の一面及び桟3で確実に支えることが
でき、すなわち、パレットAのコーナー部に位置した桁
2の外端部2aにどの方向から衝撃荷重がかかっても、
桁2は上記衝撃荷重に対して充分な強度を得ることがで
きるものである。ここで、上記補強リブ1は上記対向す
る桁2の外側部2aと桟3とに対して略直交に配設して
いることから、補強リブ1と対向する桁2の外側部2a
及び桟3との連結構造も衝撃荷重に対して構造的に高い
強度を得られるものである。
施形態に基づいて説明する。
射出成形したものであり、図2に示すように、表面部4
と裏面部5とが、表面部4と裏面部5との周囲のコーナ
ー部同士を連結する4個の桁2と、表面部4と裏面部5
との周囲の中間部同士を連結する4個の桁2と、表面部
4と裏面部5との中央部同士を連結する1個の桁2とに
より一体に連結して形成されたものである。このよう
に、表面部4と裏面部5との間に配設した複数個の桁2
は、表面部4と裏面部5との間の空間を分割するもので
あって、これらの隣接する桁2の間の空間はフォーク挿
入孔6を形成している。本例のパレットAでは、上述し
たようにコーナー部の4個の桁2と、中間の4個の桁2
と、中央の1個の筒状の桁2とが配置されていることか
ら、隣接する桁2の間に形成されたフォーク挿入孔6は
パレットAの上下方向から見て井の字状に形成されてお
り、つまり、このパレットAは四方差しパレットを構成
しているものである。
の上面が扁平な平面に形成されており、パレットAのコ
ーナー部の4個の桁2と中間の4個の桁2との間に設け
た上外桟7と、中間の4個の桁2と中央の1個の桁2と
の間に設けた上中桟8と、フォーク挿入孔6が縦横に交
差している部分の上方に設けた格子状桟9とが一体に形
成されている。
パレットの上に積まれるためにその下面が扁平な平面に
形成されており、パレットAのコーナー部の4個の桁2
と中間の4個の桁2との間に設けた下外桟10と、中間
の4個の桁2と中央の1個の桁2との間に設けた下中桟
11とが一体に形成されている。ここで、下外桟10及
び下中桟11はそれぞれ長手方向である桁間方向と直交
する短手方向に縦断面を切った際、短手方向の桟の中央
部分で上方に凸となる略かまぼこ型の断面を有するよう
な桟である。この下外桟10及び下中桟11を上述した
かまぼこ型断面にしたのは、隣接する桁2の間に位置し
た下外桟10及び下中桟11はフォーク挿入孔6の一部
を構成するものであり、フォーク挿入孔6に挿入したフ
ォークリフト等のフォークが上記下外桟10及び下中桟
11上を摺接移動する際に引っ掛かったりしないように
するためである。なお、フォーク挿入孔6が縦横に交差
している部分の下方には開口12を設けているものであ
る。
面部4に積み荷を載置し、フォーク挿入孔6にフォーク
リフト等のフォークを差し入れて持ち上げて移送させた
り、搬送ラインに載置させて移送させたり等するもので
あるが、誤ってフォークをパレットAにぶつけたり、パ
レットAの移送中に障害物等にぶつけたりすることがあ
り、特にパレットAのコーナー部を多くぶつけることが
予期されるが、上述したようにパレットAのコーナー部
には桁2が位置するものであって、この桁2は下記のよ
うに構造的に強度を向上させているものである。
される上下に亘るような筒状体であり、桁2の外周面に
は表面部4と裏面部5とを連結するような外壁2cが形
成されて上記外壁2cの内方に中空内部2bを形成して
いる。上述したように桁2はパレットAの適所に複数個
配設されているが、それぞれの桁2はその外壁2cの一
部をパレットAの外端に沿わせるように位置させて配置
しているものである。ここで、上記パレットAのコーナ
ー部に位置する桁2の外壁2cのうち、パレットAのコ
ーナー部の外端に位置した部分を桁2の外側部2aとす
る。つまり、上記外側部2aはパレットAの側面部分を
構成するものであって、パレットAのコーナー部に位置
した2片の垂直側面が略直交するように接続して外側部
2aを形成しているものである。この桁2の中空内部2
bには垂直板状に形成した桁補強用の桟3を設けてお
り、この桁補強用の桟3を上記外側部2aにそれぞれ略
平行に対向して配設している。ここで、この垂直板状に
形成した桁補強用の桟3は、詳述すると、図1に示すよ
うに、上下に内外方向に互い違いに略U字型の縦断面を
有すると共に上下に微妙に傾斜をつけて形成しているも
のであるが、これは上下から金型を合わせてパレットA
を一体成形する際に金型が衝突せずに上下方向に抜くこ
とができるように、また、上記桟を成形する樹脂量を軽
減しながらも強度を向上させることを図って設計されて
いるものである。そして、対向する桁補強用の桟3と桁
2の外側部2aの間には補強リブ1を配設して上記対向
する桁補強用の桟3と桁2の外側部2aとを連結してい
る。この補強リブ1は垂直板状に形成したものであり、
対向する桁補強用の桟3及び桁2の外側部2aに対して
略直交に連結しているものである。つまり、桁2の外側
部2aのある一面に対して1個目の桁補強用の桟3を略
平行に対向配置すると共に、上記桁2の外側部2aのあ
る一面に接続した他の一面に対して2個目の桁補強用の
桟3を略平行に対向配置しており、桁2の外側部2aの
ある一面と1個目の桁補強用の桟3との間に1個目の補
強リブ1を設けて桁2の外側部2aのある一面と1個目
の桁補強用の桟3とを連結させると共に、桁2の外側部
2aの他の一面と2個目の桁補強用の桟3との間に2個
目の補強リブ1を設けて桁2の外側部2aの他の一面と
2個目の桁補強用の桟3とを連結させているものであ
る。
な構造の桁2を配置していることから、パレットAのコ
ーナー部に外部から衝撃荷重がかかった際には、パレッ
トAのコーナー部に位置した桁2の隣接した外側部2a
にかかった衝撃荷重をそれぞれの補強リブ1がそれぞれ
桁2の外側部2aに対向する棚補強用の桟3に伝達し、
桁2の外側部2aのみならず桟3で上記衝撃荷重を支え
るような桁2の構造にしてパレットAのコーナー部の強
度を構造的に向上させているものである。詳述すると、
図2に示すように、B方向からパレットAのコーナー部
に衝撃荷重がかかった際、つまり、桁2の外側部2aの
ある一面に衝撃荷重がかかった際には、1個目の補強リ
ブ1を介して上記衝撃荷重が1個目の桁補強用の桟3に
伝達されて1個目の桁補強用の桟3が上記衝撃荷重の一
部を受け得るものであり、また、C方向からパレットA
のコーナー部に衝撃荷重がかかった際、つまり、桁2の
外側部2aの他の一面に衝撃荷重がかかった際には、2
個目の補強リブ1を介して上記衝撃荷重が2個目の桁補
強用の桟3に伝達されて2個目の桁補強用の桟3が上記
衝撃荷重の一部を受け得るものであり、上述したよう
に、パレットAのコーナー部にどの方向から衝撃荷重が
かかろうとも、隣接する桁2の外側部2aのうちのどち
らか一方が上記衝撃荷重を受け、そして衝撃荷重を受け
た桁2の外側部2aと対向する棚補強用の桟3に補強リ
ブ1を介して上記衝撃荷重が伝達され、上記衝撃荷重を
桁2の外側部2a及び棚補強用の桟3の両者で受け得る
構造になっていて、パレットAのコーナー部に位置した
桁2の強度、つまりパレットAのコーナー部の強度を構
造的に向上させているのである。また、桁2の外側部2
aと棚補強用の桟3とを連結する補強リブ1により桁2
の形状維持を図っているものである。
に、フォーク挿入孔6を上面から見て井の字状に配置し
た四方差しのパレットについて述べてきたが、例えば、
本例のパレットAの直線状に配列された2個のコーナー
部の桁2と1個の中間の桁2とを連結して一つの桁2に
形成すると共に、直線状に配列された2個の中間の桁2
と中央の桁2とを連結して一つの桁2を形成し、上記2
個のコーナー部の桁2と1個の中間の桁2とで形成した
桁2と2個の中間の桁2と中央の桁2とで形成した棚2
の間にフォーク挿入孔6を形成した二方差しのパレット
でも、上述した四方差しのパレットAと同様にパレット
のコーナー部に位置した桁2の外側部2aに上記外側部
2aに平行に対向した桁補強用の桟3を設けると共に上
記外側部2aと桟3とを連結する補強リブ1を設けるこ
とで、上述した四方差しのパレットと同様にコーナー部
で強度を向上させたパレットにすることができるもので
ある。
よって一体に射出成形してパレットAを形成した例を示
しているが、合成樹脂により一体に成形した上パレット
半体と合成樹脂により一体の成形した下パレット半体と
を溶着等の固着手段により上下方向に係合してパレット
Aを構成したものであってもよい。
成樹脂パレットにあっては、表面部と裏面部との間に複
数個の内部が中空の筒状体のような桁を配設して表面部
と裏面部とを連結すると共に、隣接する桁の間にフォー
ク挿入孔を形成するような合成樹脂パレットにおいて、
上記桁の中空内部に桁補強用の桟を設け、上記パレット
のコーナー部に位置した桁の外側部と桁の中空内部に設
けた桁補強用の桟とを補強リブで連結したので、パレッ
トがその移送中に障害物等にぶつかる恐れの多いコーナ
ー部に、上記コーナー部を形成する桁の外側部と上記桁
の中空内部に配置した桁補強用の桟とを連結した補強リ
ブが設けられた桁が配置されており、つまり、パレット
のコーナー部が障害物にぶつかって桁の外側部に衝撃荷
重がかかっても桁の外側部と桟とを連結する補強リブが
上記桁の外側部にかかる衝撃荷重の一部を桟にも伝達さ
せてパレットのコーナー部への衝撃荷重を桁の外側部の
みならず桟で支えることができる構造をした桁が配置さ
れていることから、パレットのコーナー部の強度が向上
しているものである。つまり、桁の外側部と桁補強用の
桟とを連結した補強リブを設けるといった簡単な構造で
パレットのコーナー部の強度を向上させることができる
ものである。
レットにあっては、請求項1の効果に加えて、パレット
のコーナー部に位置した桁の隣接する外側部に上記桁補
強用の桟を対向させて配設し、上記桟を対向する桁の外
側部に略平行な垂直板状に形成し、対向する桁の外側部
と桟とを連結する補強リブを対向する桁の外側部と桟と
に対して略直交にして配設したので、パレットのコーナ
ー部に位置した桁の隣接した外側部のある一面に衝撃荷
重がかかっても、対向する桁の外側部のある一面と桟と
を連結させた補強リブにより上記衝撃荷重を桁の外側部
のある一面及び桟で確実に支えると共に、また、パレッ
トのコーナー部に位置した桁の隣接した外側部のある一
面に隣接した他の一面に衝撃荷重がかかっても、対向す
る桁の外側部の他の一面と桟とを連結させた補強リブに
より上記衝撃荷重を対向する桁の外側部の他の一面及び
桟で確実に支えることができ、すなわち、パレットのコ
ーナー部に位置した桁の外端部にどの方向から衝撃荷重
がかかっても、桁は上記衝撃荷重に対して充分な強度を
得ることができるものである。ここで、上記補強リブは
上記対向する桁の外側部と桟とに対して略直交に配設し
ていることから、補強リブと対向する桁の外側部及び桟
との連結構造も衝撃荷重に対して構造的に高い強度を得
られるものである。
図4のD−D線断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 表面部と裏面部との間に複数個の内部が
中空の筒状体のような桁を配設して表面部と裏面部とを
連結すると共に、隣接する桁の間にフォーク挿入孔を形
成した合成樹脂パレットにおいて、上記桁の中空内部に
桁補強用の桟を設け、上記パレットのコーナー部に位置
した桁の外側部と桁の中空内部に設けた桁補強用の桟と
を補強リブで連結したことを特徴とする合成樹脂パレッ
ト。 - 【請求項2】 パレットのコーナー部に位置した桁の隣
接する外側部に桁補強用の桟を対向させて配設し、上記
桟を対向する桁の外側部に略平行な垂直板状に形成し、
対向する桁の外側部と桟とを連結する補強リブを対向す
る桁の外側部と桟とに対して略直交にして配設したこと
を特徴とする請求項1に記載の合成樹脂パレット。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103253422A (zh) * | 2013-05-10 | 2013-08-21 | 张家港市同大机械有限公司 | 托盘 |
JP2016108036A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | 日本プラパレット株式会社 | 合成樹脂製パレット |
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JPH1035672A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-02-10 | Sanko Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000315689A patent/JP4564157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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