JP5627327B2 - パレット形成部材 - Google Patents

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本発明は、ガスアシスト成形法によって成形されるパレット形成部材に関する。
従来から、種々の物品の運搬や保管を行うための合成樹脂パレットが知られている。特許文献1に記載の合成樹脂製パレットは、ガスアシスト成形法で形成された2枚のパレット形成部材が互いに連結されることによって形成されている。このようなパレット形成部材には、ボードから突設される筒状の桁が形成されている。また桁の外周面には、ボードから突設されるとともに、桁間を連結してボードを補強する複数の桁間リブが形成されている。
実開平5−81027号公報
ところで、ガスアシスト成形法では、パレット形成部材のうち樹脂温度が高い部分で優先的に中空部が形成される。そのため、パレット形成部材のうち単位表面積当たりの樹脂が多い部分、換言すると断面積が大きい部分で中空部が大きくなる。
ここで、パレット形成部材のうちで断面積が大きい部分には、桁壁とボードとの連結部分が含まれている。そして、こうした桁壁とボードとの連結部分は、合成樹脂製パレットの外表面を構成する部分でもあり、フォークリフトのフォークによる衝突等、外部からの衝撃力に対する耐性が特に必要とされる部分でもある。しかしながら、上述した連結部分とは、パレット形成部材における他の部分と比較して断面積が大きくなる部分であって、それゆえに大きな中空部が形成されて、その肉厚が極端に薄くなってしまう部分でもある。そのため、上述したパレット形成部材には、パレット形成部材の外表面を構成するこのような連結部分に対し堅牢性の低下を抑えることが求められている。
なお、上述のように堅牢性の低下を抑えることは、桁壁とボードとの連結部分に限られず、合成樹脂製パレットの外表面を構成する部分のうちで断面積が大きい部分、例えばボードの外周部に立設された桁間壁とボードとの連結部分においても同様に求められるものである。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、パレット形成部材の外表面における局所的な堅牢性の低下を抑えることの可能なパレット形成部材を提供することを目的とする。
この発明は、矩形板状の接地ボードと、前記接地ボードの一側面から突設される筒状に形成された複数の桁と、前記接地ボードの一側面から突設される板状に形成されて桁間を連結する複数の桁間壁とを備え、前記複数の桁と前記接地ボードとの互いに連結する部分、および、前記複数の桁間壁と前記接地ボードとの互いに連結する部分がそれぞれ中空部を有するパレット形成部材であって、前記複数の桁のうち、前記接地ボードの外周部に形
成された桁は、該桁における周壁の一部に、前記接地ボードの縁から突設される平板状の最外桁周壁を有し、前記複数の桁間壁の各々は、前記接地ボードの縁と平行に形成されて、前記最外桁周壁は、前記接地ボードの一側面から突設される前記最外桁周壁の内側面を前記接地ボードの中央側に有し、該内側面と前記接地ボードの一側面とから構成される角に、前記接地ボードの縁に沿って延びる凸リブを有し、前記接地ボードの接地面と前記中空部との間の最短距離がボード側の肉厚であり、前記接地ボードの外周部に形成された桁では、前記凸リブを有する部分前記ボード側の肉厚が前記凸リブを有しない部分前記ボード側の肉厚よりも大きい。
この発明では、桁の筒壁を構成する最外桁周壁が、パレット形成部材の外表面を構成している。パレット形成部材の外表面は、最外桁周壁と接地ボードとが連結する部分を有している
ここで、最外桁周壁と接地ボードとの連結する部分は、最壁よりも断面積が大きくなる部分であって、パレット形成部材のうちで断面積が大きい部分である。そのため、最外桁周壁と接地ボードとの連結する部分には、パレット形成部材のうちで比較的に大きな中空部が形成されることとなる。
この点、この発明では、最外桁周壁と接地ボードとの連結する部分の内側面と、接地ボードの一側面とによって角が構成され、接地ボードの縁に沿って延びる凸リブがさらに形
成されている。そして、該凸リブの形成された連結部分では、接地ボードの中央側、すなわち外部からの衝突を直接受け難い側へ、連結部分の断面積が拡大することになる。その結果、凸リブの形成された連結部分では、該凸リブが形成されない構成と比較して、外部からの衝突を直接受け難い側へ、中空部の位置が変位することとなる。すなわち、ボードの厚さ方向に凸リブが厚さを有する分、接地ボードの接地面からより離れた位置に、中空部が形成されることとなる。また、接地ボードの縁から中央に向けて凸リブが厚さを有する分、接地ボードの中央に近付くように、中空部が変位することとなる。
なお、上述のような凸リブの形成された連結部分では、その断面積が拡大するために、中空部のサイズも自ずと大きくなってしまう。ただし、このような中空部の拡大は連結部分の全体に分散するものである一方、上述のような中空部の変位は外部からの衝突を直接受け難い方向へ偏ったものとなる。それゆえに、上述のような凸リブが形成されることによって、連結部分における中空部は拡大するものの、外部からの衝突を直接受ける側面では、その肉厚が厚くなることとなる。その結果、凸リブが形成されない構成と比較して、パレット形成部材の外表面における局所的な堅牢性の低下を抑えることができる。
この発明では、前記凸リブの断面は、前記接地ボードの一側面と垂直な方向へ延びる矩形状であることが好ましい。
この発明によれば、接地ボードの一側面と垂直な方向へ延びる矩形状に凸リブの断面が形成されるため、接地ボードの厚さ方向における凸リブの厚さ、及び、接地ボードの縁から中央に向く方向における凸リブの厚さを、より正確に定めることができる。それゆえに、上記中空部の位置、すなわち外部からの衝突を直接受ける側面の肉厚を、より高い精度のもとで再現することができる。
この発明では、前記接地ボードの一側面と垂直な方向における前記凸リブの厚さを第1のリブ厚とすると、前記第1のリブ厚は、前記接地ボードの厚さの二倍以上であることが好ましい。
この発明によれば、接地ボードの厚さ方向における凸リブの厚さが前記接地ボードの厚さの二倍以上であるため、連結部分における接地ボード側の肉厚を、接地ボードの厚さに確実に近づけられる。
この発明では、前記最外桁周壁の内側面と垂直な方向における前記凸リブの厚さを第2のリブ厚とし、前記最外桁周壁の内側面と垂直な方向における前記最外桁周壁の厚さを桁壁厚とすると、前記第2のリブ厚は、前記桁壁厚以上であることが好ましい。
この発明によれば、前記内側面と垂直な方向、すなわち、接地ボードの縁から接地ボードの中央に向く方向において、凸リブの厚さが前記最外桁間壁の厚さ以上である。そのため、連結部分における接地ボードの肉厚を、最外桁間壁の厚さに確実に近づけられる。
本発明によれば、合成樹脂製パレットの外表面における局所的な堅牢性の低下を抑えることの可能なパレット形成部材を提供することができる。
この発明に係るパレット形成部材の一実施の形態について、パレット形成部材により形成された合成樹脂製パレットを載荷面側から見た斜視構造を示す斜視図。 パレット形成部材により形成された合成樹脂製パレットを接地面側から見た斜視構造を示す斜視図。 上部パレット形成部材を載荷面側から見た斜視構造を示す斜視図。 上部パレット形成部材を内側から見た斜視構造を示す斜視図。 下部パレット形成部材を接地面側から見た斜視構造を示す斜視図。 下部パレット形成部材を内側から見た斜視構造を示す斜視図。 上部パレット形成部材を内側から見た平面構造を示す平面図。 下部パレット形成部材を内側から見た平面構造を示す平面図。 (a)は、図7のA−A断面構造を示す拡大断面図、(b)は、図7のB−B断面構造を示す拡大断面図、(c)は、図7のC−C断面構造を示す拡大断面図。 (a)は、図8のF−F断面構造を示す拡大断面図、(b)は、図8のG−G断面構造を示す拡大断面図、(c)は、図8のH−H断面構造を示す拡大断面図。 (a)は、図7のD−D断面構造を示す拡大断面図、(b)は、図7のE−E断面構造を示す拡大断面図。 (a)は、図8のI−I断面構造を示す拡大断面図、(b)は、図8のJ−J断面構造を示す拡大断面図。 凸リブの断面構造を示す断面模式図。
以下、この発明にかかるパレット形成部材を具体化した一実施の形態について図を参照して説明する。
まず、合成樹脂製パレット1の全体構造について図1及び図2を参照して説明する。図1及び図2に示されるように、合成樹脂製パレット1は、互いに対向する上部パレット形成部材2と下部パレット形成部材3とが溶着された直方体形状に形成されている。上部パレット形成部材2は、矩形板状のデッキボード20と、デッキボード20から下部パレット形成部材3に向けて突設される筒状の上部桁21とを有している。一方、下部パレット形成部材3は、矩形板状の接地ボード30と、接地ボード30から上部パレット形成部材2に向けて突設される筒状の下部桁31とを有している。そして互いに対向する上部桁21の突端と下部桁31の突端とが溶着されることによって、合成樹脂製パレット1が形成されている。これら上部パレット形成部材2と下部パレット形成部材3とは、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィンを用いたガスアシスト成形法によって成形されている。
なお、上部パレット形成部材2のデッキボード20には、デッキボード20の外表面である載荷面20Tからデッキボード20の載荷側内表面20Sまでを貫通する複数の嵌合
孔20Hが形成されている。複数の嵌合孔20Hの各々には、フォークリフトのフォーク等に対して合成樹脂製パレット1が滑ることを防止するべく、ゴム製のグロメットが嵌入されている。またデッキボード20の載荷面20Tには、載荷面20Tに載置される物品が載荷面20Tに対して滑ることを防止するべく、複数の滑り止めテープ20Lが敷設されている。
次に、合成樹脂製パレット1が有する上部桁21及び下部桁31の構成について図3〜図6を参照して詳細に説明する。なお、図3及び図4は、下部パレット形成部材3に融着される前の上部パレット形成部材2を外側及び内側から見た上部パレット形成部材2の斜視構造を示す。また図5及び図6は、上部パレット形成部材2に融着される前の下部パレット形成部材3を外側及び内側から見た下部パレット形成部材3の斜視構造を示す。
図3及び図4に示されるように、デッキボード20の内表面である載荷側内表面20Sには、三本の上部桁21がデッキボード20の長辺方向に沿って一列に配列され、これら三本の上部桁21によって1つの桁列21BLが構成されている。そして、デッキボード20の載荷側内表面20Sには、3列の桁列21BLがデッキボード20の短辺方向に並んでいる。つまり、デッキボード20の載荷側内表面20Sには、合計9つの上部桁21が該載荷側内表面20Sから垂直に突設されている。これらデッキボード20の載荷側内表面20Sから垂直に突設された上部桁21の各々は、載荷側内表面20Sに対する法線の方向において互いに同じ大きさの幅(高さ)を有している。
上述した9つの上部桁21のうち、デッキボード20における一対の長辺の中央に形成された上部桁21を、上部長辺中間桁21Aとする。またデッキボード20における一対の短辺の中央に形成された桁を、上部短辺中間桁21Bとする。またデッキボード20の中央に形成された桁を、上部中央桁21Cとする。またデッキボード20の四隅に形成された桁を、上部隅桁21Eとする。そして、デッキボード20の縁である端面20Eと、該端面20Eから突設される各上部桁21の外表面とによって、上部パレット形成部材2の外周面2Sが形成される。
図4に示されるように、上部中央桁21Cと上部長辺中間桁21Aとの間、及び上部短辺中間桁21Bと上部隅桁21Eとの間には、デッキボード20の一側面である載荷側内表面20Sから突設されてデッキボード20の短辺方向に延びる平板状の複数の短辺リブ1RYが架設されている。また上部中央桁21Cと上部短辺中間桁21Bとの間、及び上部長辺中間桁21Aと上部隅桁21Eとの間には、載荷側内表面20Sから突設されてデッキボード20の長辺方向に延びる平板状の複数の長辺リブ1RXが架設されている。このような複数のリブ1RX,1RYが桁間を連結する複数の桁間壁として設けられることによって、デッキボード20における載荷面20Tの剛性が高められ、ひいては合成樹脂製パレット1の剛性が高められている。
そしてデッキボード20には、載荷面20Tから載荷側内表面20Sまでを貫通する矩形孔状に形成された複数の開口部20Wが設けられている。合成樹脂製パレット1や上部パレット形成部材2を手で持ち運ぶ際には、このような開口部20Wがいわゆる持ち手穴として使用されている。上述した複数のリブ1RX,1RYのなかには、このような開口部20Wの縁から突設されるリブも含まれている。
図5及び図6に示されるように、接地ボード30の内表面である接地側内表面30Sには、接地側内表面30Sと平行な平面に対し、上部桁21と面対称な合計9つの下部桁31が突設されている。これら9つの下部桁31のうち、接地ボード30における一対の長辺の中央に形成された下部桁31を、下部長辺中間桁31Aとする。また接地ボード30における一対の短辺の中央に形成された下部桁31を、下部短辺中間桁31Bとする。ま
た接地ボード30の中央に形成された下部桁31を、下部中央桁31Cとし、接地ボード30の四隅に形成された下部桁31を、下部隅桁31Eとする。そして、接地ボード30の端面30Eと、該端面30Eから連続する各下部桁31の外表面とによって、下部パレット形成部材3の外周面3Sが形成される。
図5に示されるように、下部中央桁31Cと下部長辺中間桁31Aとの間、及び下部短辺中間桁31Bと一対の下部隅桁31Eとの間には、接地ボード30の短辺方向に延びる平板状の複数の短辺リブ2RYが、接地ボード30の一側面であって、接地ボード30の接地面30Bを含む仮想平面から突設されている。また下部中央桁31Cと一対の下部短辺中間桁31Bとの間、及び下部長辺中間桁31Aと一対の下部隅桁31Eとの間には、接地ボード30の長辺方向に延びる平板状の複数の長辺リブ2RXが、接地ボード30の接地面30Bを含む仮想平面から突設されている。このような複数のリブ2RX,2RYが桁間を連結する複数の桁間壁として設けられることによって、接地ボード30における接地面30Bの剛性が高められ、ひいては合成樹脂製パレット1の剛性が高められている。
そして接地ボード30には、接地面30Bから接地側内表面30Sまでを貫通する複数の開口部30Wが、パレットトラックの車輪の逃げ窓として設けられている。このような開口部30Wが形成されることにより、載荷物の運搬作業に際して、フォークリフトだけでなくパレットトラックを使用することができるようにもなる。
次に、上部パレット形成部材2が有する上部桁21、長辺リブ1RX、及び短辺リブ1RYの構成について図7及び図9を参照して詳細に説明する。なお、図7は、下部パレット形成部材3に融着される前の上部パレット形成部材2を内側から見た上部パレット形成部材2の平面構造を示す。また図9(a)は図7のA−A断面構造を示す拡大断面図を示し、図9(b)は図7のB−B断面構造を示す拡大断面図を示し、図9(c)は、図7のC−C断面構造を示す拡大断面図を示す。
図7及び図9(a)に示されるように、上部長辺中間桁21A、上部短辺中間桁21B、及び上部隅桁21Eは、デッキボード20の外周部に形成されて、各桁における周壁の一部には、デッキボード20の縁から突設される最外桁周壁21Sが形成されている。そして、最外桁周壁21Sの外表面とデッキボード20の端面とによって、上部パレット形成部材2の外周面2Sが構成されている。
詳述すると、上部パレット形成部材2の縁のうちで長辺側には、長辺端面20EXが形成され、また上部パレット形成部材2の縁のうちで短辺側には、短辺端面20EYが形成されている。一方、上部長辺中間桁21Aにおける最外桁周壁21Sの外側面には、長辺端面20EXと連続する長辺桁周面2SXが形成されている。また上部短辺中間桁21Bにおける最外桁周壁21Sの外側には、短辺端面20EYと連続する短辺桁周面2SYが形成されている。また上部隅桁21Eにおける二つの最外桁周壁21Sの外側には、それぞれ長辺端面20EXと連続する長辺桁周面2SXと、短辺端面20EYと連続する短辺桁周面2SYとが形成されている。そして、上述した長辺端面20EX、長辺桁周面2SX、短辺端面20EY、及び短辺桁周面2SYによって、上部パレット形成部材2の外周面2Sが構成されている。なお、外周面2Sの構成面である長辺桁周面2SX及び短辺桁周面2SYは、フォークリフトのフォークの衝突等による外部からの衝撃力を頻繁に受けことになる。
図7及び図9(b)(c)に示されるように、複数の長辺リブ1RXの各々は、デッキボード20の長辺と平行に形成され、複数の短辺リブ1RYの各々は、デッキボード20の短辺と平行に形成されている。また複数の長辺リブ1RXの一つには、長辺端面20E
Xに最も近い長辺最外リブ1RXAが含まれている。また複数の短辺リブ1RYの一つには、短辺端面20EYに最も近い短辺最外リブ1RYAが含まれている。長辺最外リブ1RXAの外側面には、該長辺最外リブ1RXAに直交し、かつ該長辺最外リブ1RXAから長辺端面20EXに向けて複数の三角形状リブが連結されている。また短辺最外リブ1RYAの外側面にも、該短辺最外リブ1RYAに直交し、かつ該短辺最外リブ1RYAから短辺端面20EYに向けて複数の三角形状リブが連結されている。
ここで、合成樹脂製パレット1に対してフォークリフトのフォークが挿入される際、これら最外リブ1RXA,1RYAは、上記複数の三角形状リブを介してフォークによる衝撃力を最も大きく受けることになる。それゆえに、最外桁周壁21Sとデッキボード20との連結部分、各最外リブ1RXA,1RYAとデッキボード20との連結部分には、外部からの衝撃力に対する耐性が特に必要とされる。
この点、図9(a)に示されるように、上部長辺中間桁21Aの最外桁周壁21Sとデッキボード20との連結部分には、該長辺に沿って延びる長辺凸リブ20RXAが形成されている。詳述すると、上記最外桁周壁21Sは、デッキボード20の載荷側内表面20Sから突出する内側面をデッキボード20の中央側に有し、該内側面と載荷側内表面20Sとから構成される角に、該長辺に沿って延びる上記長辺凸リブ20RXAを有している。また図9(b)に示されるように、短辺最外リブ1RYAとデッキボード20との連結部分にも、同じく、該短辺に沿って延びる短辺凸リブ20RYAが形成されている。また図9(c)に示されるように、長辺最外リブ1RXAとデッキボード20との連結部分にも、同じく、該長辺に沿って延びる長辺凸リブ20RXAが形成されている。
このような凸リブ20RXA,20RYAの形成された連結部分では、デッキボード20の中央側、すなわち外部からの衝突を直接受け難い側へ、該連結部分の断面積が拡大することになる。その結果、凸リブ20RXA,20RYAの形成された連結部分では、該凸リブ20RXA,20RYAが形成されない構成と比較して、外部からの衝突を直接受け難い側へ、中空部の位置が変位することとなる。すなわち、デッキボード20の厚さ方向に凸リブ20RXA,20RYAが厚さを有する分、デッキボード20の載荷面20Tから離れるように、中空部が変位することとなる。また、デッキボード20の縁から中央に向けて凸リブ20RXA,20RYAが厚さを有する分、デッキボード20の中央に近付くように、中空部が変位することとなる。
なお、上述のような凸リブ20RXA,20RYAの形成された連結部分では、その断面積が拡大するため、中空部のサイズも大きくなってしまう。ただし、このような中空部の拡大が、連結部分の全体に分散することに比べ、上述のような中空部の変位は、外部からの衝突を直接受け難い側へ偏ったものとなる。それゆえに、連結部分の断面積が拡大するものの、外部からの衝突を直接受ける側面の肉厚は該連結部分において厚くなる。その結果、上記凸リブ20RXA,20RYAが形成されない構成と比較して、上部パレット形成部材2の外表面における局所的な堅牢性の低下を抑えることができる。
次に、下部パレット形成部材3が有する下部桁31、長辺リブ2RX、及び短辺リブ2RYについて図8及び図10を参照して詳細に説明する。なお、図8は、上部パレット形成部材2に融着される前の下部パレット形成部材3を内側から見た下部パレット形成部材3の平面構造を示す。また図10(a)は図8のF−F断面構造を示す拡大断面図を示し、図10(b)は図8のG−G断面構造を示す拡大断面図を示し、図10(c)は、図8のH−H断面構造を示す拡大断面図を示す。
図8及び図10(a)に示されるように、下部長辺中間桁31A、下部短辺中間桁31B、及び下部隅桁31Eは、接地ボード30の外周部に形成されて、各桁における周壁の
一部には、接地ボード30の縁から突設される最外桁周壁31Sが形成されている。そして、最外桁周壁31Sの外表面と接地ボード30の端面とによって、下部パレット形成部材3の外周面3Sが構成されている。
詳述すると、下部パレット形成部材3の縁のうちで長辺側には、長辺端面30EXが形成され、また下部パレット形成部材3の縁のうちで短辺側には、短辺端面30EYが形成されている。そして、下部長辺中間桁31A及び下部隅桁31Eにおける最外桁周壁31Sの外側には、長辺端面30EXと連続する長辺桁周面3SXが形成されている。また下部短辺中間桁31B及び下部隅桁31Eにおける最外桁周壁31Sの外側には、短辺端面30EYと連続する短辺桁周面3SYが形成されている。そして、上述した長辺端面30EX、長辺桁周面3SX、短辺端面30EY、及び短辺桁周面3SYによって、下部パレット形成部材3の外周面3Sが構成されている。なお、外周面3Sの構成面である長辺桁周面3SX及び短辺桁周面3SYは、フォークリフトのフォークの衝突等による外部からの衝撃力を頻繁に受けことになる。
図8及び図10(b)(c)に示されるように、複数の長辺リブ2RXの各々は、接地ボード30の長辺と平行に形成され、複数の短辺リブ2RYの各々は、接地ボード30の短辺と平行に形成されている。また複数の長辺リブ2RXの一つには、長辺端面30EXに最も近い長辺最外リブ2RXAが含まれている。また複数の短辺リブ2RYの一つには、短辺端面30EYに最も近い短辺最外リブ2RYAが含まれている。
長辺最外リブ2RXAの外側面には、該長辺最外リブ2RXAに直交し、かつ該長辺最外リブ2RXAから端面30EXに向けて複数の三角形状リブが連結されている。また短辺最外リブ2RYAの外側面にも、該短辺最外リブ2RYAに直交し、かつ該短辺最外リブ2RYAから端面30EYに向けて複数の三角形状リブが連結されている。
ここで、合成樹脂製パレット1に対してフォークリフトのフォークが挿入される際、上部パレット形成部材2と同じく、上記各最外リブ2RXA,2RYAは、フォークによる衝撃力を最も大きく受けることになる。それゆえに、最外桁周壁31Sと接地ボード30との連結部分、各最外リブ2RXA,2RYAと接地ボード30との連結部分にも、外部からの衝撃力に対する耐性が特に必要とされる。
この点、図10(a)に示されるように、下部長辺中間桁31Aの最外桁周壁31Sと接地ボード30との連結部分には、該長辺に沿って延びる長辺凸リブ30RXAが形成されている。詳述すると、上記最外桁周壁31Sは、接地ボード30の接地側内表面30Sから突出する内側面を接地ボード30の中央側に有し、該内側面と接地側内表面30Sとから構成される角に、該長辺に沿って延びる上記長辺凸リブ30RXAを有している。また図10(b)に示されるように、短辺最外リブ2RYAは、接地ボード30の接地面30Bを含む仮想平面から突出する内側面を接地ボード30の中央側に有し、該内側面と該仮想平面とから構成される角に、該短辺に沿って延びる短辺凸リブ30RYAが形成されている。また図10(c)に示されるように、長辺最外リブ2RXAと接地ボード30との連結部分にも、同じく、該長辺に沿って延びる長辺凸リブ30RXAが形成されている。
このような凸リブ20RXA,20RYAの形成された連結部分では、接地ボード30の中央側、すなわち外部からの衝突を直接受け難い側へ、該連結部分の断面積が拡大することになる。その結果、凸リブ30RXA,30RYAの形成された連結部分では、該凸リブ30RXA,30RYAが形成されない構成と比較して、外部からの衝突を直接受け難い側へ、中空部の位置が変位することとなる。すなわち、接地ボード30の厚さ方向に凸リブ30RXA,30RYAが厚さを有する分、接地ボード30の接地面30Bから離
れるように、中空部が変位することとなる。また、接地ボード30の縁から中央に向けて凸リブ30RXA,30RYAが厚さを有する分、接地ボード30の中央に近付くように、中空部が変位することとなる。それゆえに、上部パレット形成部材2と同じく、連結部分の断面積が拡大するものの、外部からの衝突を直接受ける側面の肉厚が厚くなる。その結果、上記凸リブ30RXA,30RYAが形成されない構成と比較して、下部パレット形成部材3の外表面における局所的な堅牢性の低下を抑えることができる。
次に、上部パレット形成部材2が有する開口部20Wに最も近い各リブ1RX,1RYについて図7及び図11を参照して詳細に説明する。なお、図11(a)は図7のD−D断面構造を示す拡大断面図を示し、図11(b)は図7のE−E断面構造を示す拡大断面図を示す。
図7及び図11(a)(b)に示されるように、デッキボード20に形成された開口部20Wは、長辺端面20EXと平行な縁である長辺開口端面20WEXと、短辺端面20EYと平行な縁である短辺開口端面20WEYとを有している。また複数の長辺リブ1RXの一つには、長辺開口端面20WEXに最も近い長辺開口リブ1RXBが内周桁間壁として含まれている。また複数の短辺リブ1RYの一つには、短辺開口端面20WEYに最も近い短辺開口リブ1RYBが内周桁間壁として含まれている。
ここで、合成樹脂製パレット1に対してフォークリフトのフォークが挿入される際、挿入角度及び挿入方向によっては、フォークによる衝撃力を各開口リブ1RXB,1RYBが最も大きく受ける場合がある。それゆえに、このような各開口リブ1RXB,1RYBとデッキボード20との連結部分にも、外部からの衝撃力に対する耐性が必要とされる。
この点、図11(b)に示されるように、長辺開口リブ1RXBとデッキボード20との連結部分には、開口部20Wの長辺開口端面20WEXに沿って延びる開口長辺凸リブ20RXBが形成されている。詳述すると、上記長辺開口リブ1RXBは、デッキボード20の載荷側内表面20Sから突設されて開口部20Wとは反対側に外側面を有し、該外側面と載荷側内表面20Sとから構成される角に、該長辺開口端面20WEXに沿って延びる開口長辺凸リブ20RXBを有している。また、図11(a)に示されるように、短辺開口リブ1RYBとデッキボード20との連結部分にも、同じく、開口部20Wの短辺開口端面20WEYに沿って延びる開口短辺凸リブ20RYBが形成されている。
このような凸リブ20RXB,20RYBの形成された連結部分では、開口部20Wの外側、すなわち開口部20W内からの衝突を直接受け難い側へ、該連結部分の断面積が拡大することになる。その結果、凸リブ20RXB,20RYBの形成された連結部分では、該凸リブ20RXB,20RYBが形成されない構成と比較して、開口部20W内からの衝突を直接受け難い側へ、中空部の位置が変位することとなる。すなわち、デッキボード20の厚さ方向に凸リブ20RXB,20RYBが厚さを有する分、デッキボード20の載荷側内表面20Sから離れるように、中空部が変位することとなる。また、開口部20Wの縁から離れる方向に向けて凸リブ20RXB,20RYBが厚さを有する分、開口部20Wから離れるように、中空部が変位することとなる。それゆえに、上部パレット形成部材2の縁と同じく、連結部分の断面積が拡大するものの、開口部20W内からの衝突を直接受ける側面の肉厚が厚くなる。その結果、上記凸リブ20RXB,20RYBが形成されない構成と比較して、開口部20Wの縁における局所的な堅牢性の低下を抑えることができる。
次に、下部パレット形成部材3が有する開口部30Wに最も近い長辺リブ2RX及び短辺リブ2RYについて図8及び図12を参照して詳細に説明する。なお、図12(a)は図8のI−I断面構造を示す拡大断面図を示し、図12(b)は図8のJ−J断面構造を
示す拡大断面図を示す。
図8及び図12(a)(b)に示されるように、接地ボード30に形成された開口部30Wは、長辺端面30EXと平行な縁である長辺開口端面30WEXと、短辺端面30EYと平行な縁である短辺開口端面30WEYとを有している。また複数の長辺リブ2RXの一つには、長辺開口端面30WEXに最も近い長辺開口リブ2RXBが含まれている。また複数の短辺リブ2RYの一つには、短辺開口端面30WEYに最も近い短辺開口リブ2RYBが含まれている。
ここで、合成樹脂製パレット1に対してフォークリフトのフォークが挿入される際、挿入角度及び挿入方向によっては、フォークによる衝撃力を各開口リブ2RXB,2RYBが最も大きく受ける場合がある。それゆえに、このような各開口リブ2RXB,2RYBと接地ボード30との連結部分にも、外部からの衝撃力に対する耐性が必要とされる。
この点、図12(b)に示されるように、長辺開口リブ2RXBと接地ボード30との連結部分には、開口部30Wの長辺開口端面30WEXに沿って延びる開口長辺凸リブ30RXBが形成されている。詳述すると、上記長辺開口リブ2RXBは、接地ボード30の接地面30Bを含む仮想平面から突設されて開口部30Wとは反対側に外側面を有し、該外側面と該仮想平面とから構成される角に、該長辺開口端面30WEXに沿って延びる開口長辺凸リブ30RXBを有している。また、図12(a)に示されるように、短辺開口リブ2RYBと接地ボード30との連結部分にも、同じく、開口部30Wの短辺開口端面30WEYに沿って延びる開口短辺凸リブ30RYBが形成されている。
このような凸リブ30RXB,30RYBの形成された連結部分では、開口部30Wの外側、すなわち開口部30W内からの衝突を直接受け難い側へ、該連結部分の断面積が拡大することになる。その結果、凸リブ30RXB,30RYBの形成された連結部分では、該凸リブ30RXB,30RYBが形成されない構成と比較して、開口部30W内からの衝突を直接受け難い側へ、中空部の位置が変位することとなる。すなわち、接地ボード30の厚さ方向に凸リブ30RXB,30RYBが厚さを有する分、接地面30Bを含む仮想平面から離れるように、中空部が変位することとなる。また、開口部30Wの縁から離れる方向に向けて凸リブ30RXB,30RYBが厚さを有する分、開口部30Wから離れるように、中空部が変位することとなる。それゆえに、下部パレット形成部材3の縁と同じく、連結部分の断面積が拡大するものの、開口部30W内からの衝突を直接受ける側面の肉厚を厚くすることができる。その結果、上記凸リブ30RXB,30RYBが形成されない構成と比較して、開口部30Wの縁における局所的な堅牢性の低下を抑えることができる。
次に、上述した各凸リブの構造について図13を参照して詳細に説明する。なお、上述した各凸リブは、互いに異なる位置に形成されるものの、ボードの厚さ方向における厚さ、ボードの面方向における厚さが互いに同じであるため、以下では長辺凸リブ20RXAの構造について特に説明する。図13の紙面左側は、長辺凸リブ20RXAを含む連結部分の断面構造を示す図であり、図13の紙面右側は、比較例であって、長辺凸リブ20RXAが形成されていない長辺リブ1RXとボードとの連結部分の断面構造を示す図である。
図13の左側に示されるように、長辺最外リブ1RXAは、デッキボード20の載荷側内表面20Sから垂直に突設されている。長辺最外リブ1RXAは、デッキボード20の載荷側内表面20Sから突出する内側面を有し、該内側面と載荷側内表面20Sとから構成される角に、デッキボード20の長辺(紙面と垂直な方向)に沿って延びる断面が矩形状の上記長辺凸リブ20RXA(斜線を付して示す部分)を有している。
長辺最外リブ1RXAが延びる方向と垂直な断面において、デッキボード20は、該デッキボード20が広がる方向の全体にわたり、肉厚2Tを有している。また長辺最外リブ1RXAは、載荷側内表面20Sと垂直な方向の全高にわたり、肉厚W1を有している。また長辺凸リブ20RXAは、載荷側内表面20Sと垂直な方向に沿って、高さHを有し、かつ、載荷側内表面20Sと垂直な方向の全高にわたり、肉厚W2を有している。そして、長辺最外リブ1RXA、長辺凸リブ20RXA、及びデッキボード20の全体にかかるように中空部2HAが形成されている。なお、長辺凸リブ20RXAが形成されていない場合には、図13の右側に示されるように、長辺最外リブ1RXA、及びデッキボード20の全体にかかるように中空部2Hが形成されている。ちなみに、これら中空部2HA、及び中空部2Hは、上部パレット形成部材2をガスアシスト成形した際にガスチャンネルとして形成された部分である。
ところで、ガスアシスト成形法では、パレット形成部材のうち樹脂温度が高い部分で優先的に中空部が形成される。そのため、パレット形成部材のうち単位表面積当たりの樹脂が多い部分、換言すると断面積が大きい部分でより大きな中空部が形成される。そして樹脂の冷却による固化は連結部分の外表面から中空部の中心に向かって進行するため、こうした連結部分の中心が中空部の中心になりやすい。それゆえに、連結部分の断面形状が大きくなることによって、該連結部分における中空部が大きくなるものの、その中空部の位置は変位することになる。
この点、上述したように、長辺凸リブ20RXAは、長辺最外リブ1RXAが衝撃力を受ける面とは反対側の内側面から肉厚W2だけ突出するように設けられている。そのため、中空部2HAの位置も、長辺最外リブ1RXAが衝撃力を受ける面から離れるように変位する。つまり、長辺最外リブ1RXAが衝撃力を受ける面と中空部2HAとの最短距離(肉厚T1)は、長辺凸リブ20RXAが形成されていない場合の最短距離(肉厚T2)よりも大きくなる。それゆえに、長辺最外リブ1RXAに加わる外力に対して、長辺最外リブ1RXAとデッキボード20との連結部分の堅牢性が低下することが抑えられる。なお、このような長辺凸リブ20RXAの肉厚W2は、長辺最外リブ1RXAの肉厚W1と同等以上とすることが望ましい。ガスアシスト成形条件や、長辺最外リブ1RXAが形成される近傍の上部パレット形成部材2の形状等にもよるが、肉厚W2を肉厚W1と同等以上とすれば、少なくとも肉厚T1を肉厚W1に近づけることができる。また、上述したポリオレフィンを用いて合成樹脂製パレットを成形する場合には、特に外部に面している部分の肉厚T1は、耐衝撃性やクラック発生などに対する堅牢性を確保する観点から、2mm以上であることが好ましい。
なお、開口長辺凸リブ20RXB,30RXBが各々形成されている長辺開口リブ1RXB,2RXBの上記肉厚T1に相当する部分の肉厚も、同様に2mm以上であることが好ましい。また、開口短辺凸リブ20RYB,30RYBが各々形成されている短辺開口リブ1RYB,2RYBの上記肉厚T1に相当する部分の肉厚も、同様に2mm以上であることが好ましい。このようにすれば、長辺開口リブ1RXB,2RXB及び短辺開口リブ1RYB,2RYBの耐衝撃性やクラック発生などに対する堅牢性を確保することもできる。
また長辺凸リブ20RXAは、デッキボード20の載荷側内表面20Sから高さHだけ突出するように設けられている。そのため、中空部2HAの位置は、デッキボード20の載荷面20Tから離れるようにも変位する。つまり、デッキボード20の載荷面20Tと中空部2HAとの最短距離(肉厚T3)は、長辺凸リブ20RXAが形成されていない場合の最短距離(肉厚T4)よりも大きくなる。それゆえに、デッキボード20の擦れなどに対して、長辺最外リブ1RXAとデッキボード20との連結部分の堅牢性が低下するこ
とが抑えられる。なお、このような長辺凸リブ20RXAの高さHは、デッキボード20の肉厚2Tの2倍の長さと同等以上とすることが望ましい。ガスアシスト成形条件や、長辺最外リブ1RXAが形成される近傍の上部パレット形成部材2の形状等にもよるが、高さHを肉厚2Tの2倍の長さと同等以上とすれば、少なくとも肉厚T3を肉厚2Tに近づけることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るパレット形成部材によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)最外桁周壁21Sとデッキボード20との連結部分には、デッキボード20の縁に沿って延びる各凸リブ20RXA,20RYAが形成されている。また各最外リブ1RXA,1RYAとデッキボード20との連結部分には、デッキボード20の縁に沿って延びる各凸リブ20RXA,20RYAが形成されている。
また最外桁周壁31Sと接地ボード30との連結部分には、接地ボード30の縁に沿って延びる各凸リブ30RXA,30RYAが形成されている。また各最外リブ2RXA,2RYAと接地ボード30との連結部分には、接地ボード30の縁に沿って延びる各凸リブ30RXA,30RYAが形成されている。
このような構成によれば、凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの形成された連結部分では、該凸リブが形成されない構成と比較して、外部からの衝突を直接受け難い側へ、中空部の位置が変位することとなる。すなわち、各ボード20,30の厚さ方向に凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAが厚さを有する分、各ボード20,30の一側面から離れるように、中空部が変位することとなる。また、各ボード20,30の縁から中央に向けて凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAが厚さを有する分、各ボード20,30の中央に近付くように、中空部が変位することとなる。それゆえに、凸リブが形成されない構成と比較して、各パレット形成部材2,3の外表面における局所的な堅牢性の低下を抑えることができる。
(2)各凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの断面が各ボード20,30の一側面と垂直な方向へ延びる矩形状である。それゆえに、各ボード20,30の厚さ方向における凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの厚さ、及び各ボード20,30の縁から中央に向く方向における凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの厚さを、より正確に定めることができる。それゆえに、上記中空部の位置、すなわち外部からの衝突を直接受ける側面の肉厚を、より高い精度のもとで再現することができる。
(3)各ボード20,30の一側面と垂直な方向における各凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの厚さを第1のリブ厚(高さH)とすると、第1のリブ厚は、各ボード20,30の厚さ(肉厚2T)の二倍以上である。それゆえに、各連結部分におけるボード側の肉厚(肉厚T3)を、該ボードの厚さ(肉厚2T)に確実に近づけられる。
(4)各連結部分における内側面と垂直な方向における凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの厚さ(肉厚W2)を第2のリブ厚とし、該内側面と垂直な方向における最外桁周壁の厚さを桁壁厚(肉厚W1)とすると、第2のリブ厚は、桁壁厚以上である。そのため、連結部分におけるボードの肉厚(肉厚2T)を、最外桁間壁の厚さ(肉厚W1)に確実に近づけられる。
(5)各ボード20,30は、一側面に矩形孔状の開口部20W,30Wを有し、各リブ1RX,1RYは、各開口部20W,30Wの縁と平行な平板状に形成される。また、
各リブ1RX,1RYには、各開口部20W,30Wの縁に最も近い内周桁間壁として各開口リブ1RXB,1RYBが含まれている。そして、各開口リブ1RXB,1RYBは、各ボード20,30の一側面から突設される外側面を開口部20W,30W側とは反対側に有し、該外側面と各ボード20,30の一側面とから構成される角に、各開口部20W,30Wの縁に沿って延びる凸リブ20RXB,20RYB,30RXB,30RYBを有している。そのため、このような凸リブ20RXB,20RYB,30RXB,30RYBが形成されない構成と比較して、開口部20W,30Wにおける局所的な堅牢性の低下を抑えることもできる。
なお、上記実施の形態は、以下のような態様をもって実施することもできる。
・最外桁周壁21S,31S以外の桁周壁とボードとの連結部分が上記凸リブを有する構成であってもよい。また、長辺最外リブ1RXA,2RXA、及び短辺最外リブ1RYA,2RYA以外の桁間壁(桁間リブ)とボードとの連結部分が上記凸リブを有する構成であってもよい。
・デッキボード20及び接地ボード30は、長辺と短辺とを有する矩形形状、すなわち長方形状としたがこれに限られず、正方形状であってもよい。また矩形形状に限られず、五角形状や六角形状等の多角形状であっても円形状であってもよい。
・各開口リブ1RXB,1RYBにおいて、凸リブ20RXB,20RYB,30RXB,30RYBが割愛される構成であってもよい。このような構成であっても、上記(1)〜(4)に準じた効果を得ることができる。
・凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの肉厚W2は、最外桁周壁21S,31Sの肉厚W1よりも小さくてもよい。このような構成であっても、凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAが形成される以上、上記(1)〜(3)に準じた効果を得ることができる。
・各凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの高さHは、各ボード20,30の肉厚2Tの二倍未満であってもよい。このような構成であっても、凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAが形成される以上、上記(1),(2)に準じた効果を得ることができる。
・各凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの断面は、各ボード20,30の一側面と平行な方向へ延びる矩形状であってもよい。あるいは、各凸リブ20RXA,20RYA,30RXA,30RYAの断面は、各ボード20,30や最外桁周壁21S,31S、最外リブ2RXA,2RYAに向けて広がるR形状であってもよい。このような構造とすれば、外部からの衝突による力が集中する上記連結部分の剛性を上げることができ、ひいては上部パレット形成部材2及び下部パレット形成部材3の剛性も向上させることができる。
・各最外リブ1RXA,1RYA,2RXA,2RYAは、例えば、各最外桁周壁21S,31Sと同様に、各ボードの端面20EX,20EY,30EX,30EYと連続するように形成されてもよい。すなわち、上述した凸リブが形成される最外桁間壁は、パレット形成部材2,3の外部からの衝撃力を最も先に受ける桁間壁(桁間リブ)であれば足りる。
・パレット形成部材は、四方差しのパレット形成部材に限られず、二方差しのパレット形成部材であってもよい。なお、二方差しの合成樹脂製パレットを構成する上部パレット形成部材では、デッキボードの載荷側内表面の中央に、デッキボードの長辺と平行な一本
の上部中央桁が、該載荷側内表面の長辺方向の全幅にわたり、該載荷側内表面から突設されている。またデッキボードの載荷側内表面には、上部中央桁を挟んでデッキボードの長辺に添う二本の上部端桁が、これもまた該載荷側内表面の長辺方向の全幅にわたり、該載荷側内表面から突設されている。この上部中央桁における桁周壁の一部には、デッキボードにおける短辺中央から突設される最外桁周壁が含まれ、また上部端桁における桁周壁の一部には、デッキボードにおける短辺両端及び長辺全体から突設される最外桁周壁が含まれている。そして、これら上部中央桁及び上部端桁の最外桁周壁における外側面とデッキボードの縁である端面とによって、上部パレット形成部材の外周面が構成されている。また上部中央桁と二本の上部端桁との間には、上述した桁間リブと同じく、デッキボードの短辺方向に延びる平板状の複数の上部桁間リブが架設されている。そして、複数の上部桁間リブの一つには、デッキボードの短辺に最も近い上部最外桁間壁が含まれている。なお、二方差しの合成樹脂製パレットの場合には、上部中央桁と二本の上部端桁との間に形成される二箇所の空隙が、フォークリフトのフォークやパレットトラックの挿入口となる。
ここで、二方差しの合成樹脂製パレットに対してフォークリフトのフォークが挿入される際、上部最外桁間壁は、フォークによる衝撃力を最も大きく受けることになる。それゆえに、二方差しの合成樹脂製パレットにおいても、上部最外桁間壁とデッキボードとの連結部分には、外部からの衝撃力に対する耐性が特に必要とされる。この点、上部最外桁周壁とデッキボードとの連結部分、及び上記最外桁間壁とデッキボードとの連結部分の少なくとも一方に、上述したような凸リブが形成される構成であれば、上述した(1)〜(4)に準じた効果を得ることができる。なお、上記二方差しの合成樹脂製パレットでは、短辺と平行な方向に各桁が形成される場合であっても、同様の効果を得ることができる。
ちなみに、二方差しの合成樹脂製パレットを構成する下部パレット形成部材においても、中央桁及び端桁の最外桁周壁における外側面と接地ボードの縁である端面とによって、下部パレット形成部材の外周面が構成される。また中央桁と二本の端桁との間にも、上部パレット形成部材と同じく、接地ボードの短辺方向に延びる平板状の複数の桁間リブが架設され、複数の桁間リブの一つに、接地ボードの短辺に最も近い最外桁間壁が含まれている。それゆえに、最外桁周壁と接地ボードとの連結部分、及び上記最外桁間壁と接地ボードとの連結部分の少なくとも一方に、上述したような凸リブが形成される構成であれば、下部パレット形成部材においても、上述した(1)〜(4)に準じた効果を得ることができる。
・上記実施形態及び変形例に記載する凸リブは、該凸リブが形成されたボードにおける一つの辺の全幅にわたり連続する構成であってもよい。このような構成であれば、ボードにおける一つの辺の全体にわたり堅牢性の低下を抑えることができる。例えば、二方差しの合成樹脂製パレットを倉庫で搬送する際に、合成樹脂製パレットが倉庫の壁等と接触しつつ搬送されると、ボードにおける長辺の全体が壁によって削られることになる。このような場合であっても、ボードにおける長辺の全幅にわたり上記凸リブが連続する構成であれば、合成樹脂製パレットの外側に中空部が露出することをボードの長辺において抑えることができる。
あるいは、上記実施形態及び変形例に記載する凸リブは、該凸リブが形成されたボードにおける一つの辺の一部分にのみ形成されてもよい。このような構成であれば、ボードにおける一つの辺の特定の部位に対して堅牢性の低下を抑えることができ、かつ、凸リブの形成による重量の増加を最小限に抑えることもできる。例えば、二方差しの合成樹脂製パレットを倉庫に搬入する際には、フォークの挿入口とは反対側において、ボードにおける長辺の一部が倉庫の壁等によって削られやすい。この点、ボードにおける長辺の両端部に上記凸リブが形成される構成であれば、上述した搬入時の削れによって中空部が露出することを抑えることができ、かつ、合成樹脂製パレットの重量の増加を最小限に抑えること
もできる。
・最外桁周壁21S、長辺最外リブ1RXA、短辺最外リブ1RYA、最外桁周壁31S、長辺最外リブ2RXA、及び短辺最外リブ2RYAの少なくとも1つが、それとボードとの連結部分に上記凸リブを有する構成であってもよい。要は、最外桁周壁及び最外桁間壁の少なくとも一方が、ボードの一側面から突設される内側面をボードの中央側に有し、該内側面とボードの一側面とから構成される角に、ボードの縁に沿って延びる凸リブを有する構成であればよい。これは二方差しの合成樹脂製パレットにおいても同じである。すなわち、最外桁周壁、最外桁間壁、内側桁周壁、及び内周桁間壁の少なくとも1つが、それとボードとの連結部分に上記凸リブを有する構成であってもよい。
・上部パレット形成部材2と下部パレット形成部材3とを熱溶着した合成樹脂製パレット1としたが、これに限られず、上部パレット形成部材2のみを所謂スキッドパレットとして使用してもよい。
H…高さ、T1,T2,T3,T4,W1,W2,2T…肉厚、2H,2HA…中空部、1…合成樹脂製パレット、2…上部パレット形成部材、2RXA,2RYA…最外リブ、2RXB,2RYB…開口リブ、3…下部パレット形成部材、20…デッキボード、30…接地ボード、21…上部桁、31…下部桁、20T…載荷面、30B…接地面、20S…載荷側内表面、30S…接地側内表面、20RXA,20RXB,20RYA,20RYB,30RXA,30RXB,30RYA,30RYB…凸リブ、21S,31S…最外桁周壁、20W,30W…開口部。

Claims (4)

  1. 矩形板状の接地ボードと、
    前記接地ボードの一側面から突設される筒状に形成された複数の桁と、
    前記接地ボードの一側面から突設される板状に形成されて桁間を連結する複数の桁間壁とを備え、
    前記複数の桁と前記接地ボードとの互いに連結する部分、および、前記複数の桁間壁と前記接地ボードとの互いに連結する部分がそれぞれ中空部を有するパレット形成部材であって、
    前記複数の桁のうち、前記接地ボードの外周部に形成された桁は、
    該桁における周壁の一部に、前記接地ボードの縁から突設される平板状の最外桁周壁を有し、
    前記複数の桁間壁の各々は、前記接地ボードの縁と平行に形成されて、
    前記最外桁周壁は、
    前記接地ボードの一側面から突設される前記最外桁周壁の内側面を前記接地ボードの中央側に有し、該内側面と前記接地ボードの一側面とから構成される角に、前記接地ボードの縁に沿って延びる凸リブを有し、
    前記接地ボードの接地面と前記中空部との間の最短距離がボード側の肉厚であり
    前記接地ボードの外周に形成された桁では、前記凸リブを有する部分前記ボード側の肉厚が前記凸リブを有しない部分前記ボード側の肉厚よりも大きい
    ことを特徴とするパレット形成部材。
  2. 前記凸リブの断面は、
    前記接地ボードの一側面と垂直な方向へ延びる矩形状である
    請求項1に記載のパレット形成部材。
  3. 前記接地ボードの一側面と垂直な方向における前記凸リブの厚さを第1のリブ厚とすると、
    前記第1のリブ厚は、前記接地ボードの厚さの二倍以上である
    請求項2に記載のパレット形成部材。
  4. 前記最外桁周壁の内側面と垂直な方向における前記凸リブの厚さを第2のリブ厚とし、
    前記最外桁周壁の内側面と垂直な方向における前記最外桁周壁の厚さを桁壁厚とすると、
    前記第2のリブ厚は、前記桁壁厚以上である
    請求項2又は3に記載のパレット形成部材。
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