JP2014165304A - 超電導機器 - Google Patents

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崇 西村
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Abstract

【課題】端子部材に対して応力が加えられたときにも、端子部材と超電導コイルとの接続不良の発生を抑制することができる超電導機器を提供する。
【解決手段】超電導機器は、複数の積層された超電導コイル11と、超電導コイル11のうちの隣り合う2つの超電導コイル11間を電気的に接続する端子部材15とを備える。さらに上記端子部材15は屈曲部15bを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は超電導機器に関し、特に複数の超電導コイルが積層されてなる超電導機器に関する。
超電導線材は、超電導状態において電気抵抗が生じないことから、これを巻回して超電導コイルとすることで、損失なく大電流や強磁場を取り扱うことができる超電導機器を作製することができる。超電導機器は、複数の超電導コイルがその軸方向に積層するように構成されることにより、より強い磁場を扱うことができる。
超電導コイルは、超電導線材がテープ状に加工されている場合には、ダブルパンケーキコイル(DPC)状に巻回されるのが好ましい。DPC状の超電導コイルは2つのパンケーキコイルが直列に接続されて構成されており、当該超電導コイルに流れる電流の向きは一定方向に揃う。このため、DPC状の超電導コイルは、1つのパンケーキコイルと比べて巻数を増やすことができ、強い磁界を発生することができる。
さらに、DPC状に設けられた複数の超電導コイルを超電導コイルの軸方向に積層させて超電導機器を構成することにより、当該超電導機器はより強い磁界を発生することができる。
従来、DPC状に設けられた複数の超電導コイルがその軸方向に積層してなる超電導機器において、隣り合う超電導コイルは平板状の端子部材によって互いに電気的に接続されている(たとえば、特開2001−257114号公報参照)。
特開2001−257114号公報
しかしながら、一般的に超電導機器を使用する際には、たとえば超電導コイルを冷却することに伴う超電導機器内の温度変化によって、超電導コイルは変形(収縮)する。
そのため、上述のように隣り合う超電導コイルが平板状の端子部材によって互いに電気的に接続されている場合、端子部材は超電導コイルの上記収縮によってたとえば超電導コイルの軸方向に引張応力または圧縮応力を受けて変形することがあった。
端子部材が変形した場合、端子部材と超電導コイルとの接続不良が引き起こされるという問題があった。また、その結果として、超電導機器の超電導特性が悪化するという問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の主たる目的は、端子部材に対して応力が加えられたときにも、端子部材と超電導コイルとの接続不良の発生を抑制することができる超電導機器を提供することにある。
本発明に係る超電導機器は、複数の積層された超電導コイルと、超電導コイルのうちの隣り合う2つの前記超電導コイル間を電気的に接続する端子部材とを備える。さらに上記端子部材は屈曲部を含む。
これにより、超電導コイルが温度変化により変形(たとえば収縮)した場合にも、当該収縮に伴ってたとえば超電導コイルの軸方向において端子部材に加えられる引張応力または圧縮応力を屈曲部が吸収することができる。また、複数の超電導コイル間で最も外周側に位置する超電導線材の外径が異なる場合にも、端子部材が可撓性を有していることにより、たとえばスペーサなどで段差を埋めなくとも接続を容易に行うことができる。このため、端子部材と超電導コイルとの接続不良の発生を抑制することができる。
本発明によれば、端子部材に対して応力が加えられたときにも、端子部材と超電導コイルとの接続不良の発生を抑制することができる超電導機器を提供することができる。
本実施の形態における超電導機器を説明するための断面図である。 本実施の形態における超電導機器アセンブリを説明するための側面図である。 本実施の形態における端子部材と超電導コイルとの構成を説明するための断面図である。 図2におけるIV線−IV線に沿う断面図である。 本実施の形態における端子部材を説明するための斜視図である。 図5の変更例を示す図である。 図5の他の変更例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係る超電導機器100の構成について説明する。本実施の形態の超電導機器100は、超電導機器アセンブリ10と、断熱容器111と、冷却装置121と、ホース122と、コンプレッサ123と、ケーブル131と、電源132とを備える。断熱容器111は超電導機器アセンブリ10を収めている。本実施の形態においては、たとえば磁場が印加される試料(図示せず)を収めるための磁場印加領域SCが、断熱容器111を貫くように断熱容器111に設けられている。冷却装置121は冷却ヘッド124を含む。冷却ヘッド124は断熱容器111内に、部分的に断熱容器111の壁を貫通して配置されている。冷却装置121は冷却ヘッド124と接続されて、かつホース122によってコンプレッサ123と接続されている。また、超電導機器アセンブリ10は、ケーブル131によって電源132と接続されている。
図2を参照して、超電導機器アセンブリ10は複数の超電導コイル11を含み、個々の超電導コイル11は超電導コイル11の軸方向に冷却板13および絶縁部材14(図3参照)を介して積層されている。冷却板13は、冷却ヘッド124と接続されており、超電導コイル11を冷却することができる。
図2および図3を参照して、個々の超電導コイル11は、テープ状(帯状)の超電導線材を巻回することにより形成した2つのパンケーキコイル12a、12bが当該巻回の軸方向に絶縁部材14を介して積層されてなるダブルパンケーキコイルである。超電導コイル11において、超電導線材はその延在方向に延びる超電導体と、当該超電導体を被覆するシースとを有する。超電導体を構成する材料は、たとえばビスマス(Bi)系超電導体であり、シースを構成する材料は銀または銀合金である。超電導コイル11において、最も外周側に位置する超電導線材の外径は、例えば100mm〜600mm程度であり、このときの超電導コイル11の軸方向における超電導線材の幅は4.5mm程度である。なお、本実施の形態においては、パンケーキコイル12aおよびパンケーキコイル12bは同一の超電導線材を同一の巻き数で巻回して形成されており、それぞれにおいて最も外周側に位置する超電導線材の外径はおよそ等しい。
絶縁部材14は、超電導コイル11における2つのパンケーキコイル12a、12b間を絶縁していると同時に、超電導コイル11間を絶縁している。つまり、絶縁部材14は、超電導コイル11における2つのパンケーキコイル12a、12bの両端面を構成していると同時に、超電導コイル11の軸方向における両端面を構成している。このとき、絶縁部材14は、パンケーキコイル12a、12bの最も外周側に位置する超電導線材の表面よりも外周側に突出している。さらにこのとき、冷却板13は、隣り合う超電導コイル11の端面をそれぞれ構成している絶縁部材14の間に設けられている。
さらに、図2を参照して、超電導機器アセンブリ10は、上記のように軸方向に積層された複数の超電導コイル11を保持する保持部材20を含む。保持部材20は、超電導コイル11の軸方向において、上記のように積層された状態の複数の超電導コイル11を狭持している一対の狭持部材21と、一対の狭持部材21を互いに接続して固定している固定部材22とを有する。
図2および図4を参照して、狭持部材21は、中央に開口部がある円状部材であり、超電導コイル11の軸方向に垂直な面における超電導コイル11の面積よりも大きい面積を有している。固定部材22は、超電導コイル11の外周側において超電導コイル11の周方向に、例えば等間隔に6箇所配置されている。なお、図4は、図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。図4においては、巻き回された超電導線材の端部は超電導コイル11の外形を規定する外周側と内周側のみを図示している。
上述のように構成された本実施の形態の超電導機器アセンブリ10において、複数の超電導コイル11、および個々の超電導コイル11を構成するパンケーキコイル12a、12bの電気的接続は以下のように構成されている。
個々の超電導コイル11において、パンケーキコイル12aにおける超電導線材の巻き回し方向と、パンケーキコイル12bにおける超電導線材の巻き回し方向とは互いに逆に構成されている。パンケーキコイル12aの最も内周側に位置する超電導線材と、パンケーキコイル12bの最も内周側に位置する超電導線材とは、互いに電気的に接続されている。つまり、パンケーキコイル12aの最も外周側に位置する超電導線材と、パンケーキコイル12bの最も外周側に位置する超電導線材との間で、パンケーキコイル12aおよび12bは互いに直列に接続されている。このとき、2つのパンケーキコイル12a、12bに流れる電流の向きは一定方向に揃っている。つまり、超電導コイル11にある一定の電流を流すことにより生じる磁界は、2つのパンケーキコイル12a、12bの巻数の増加に応じて強度が増す。
さらに、複数の超電導コイル11のうち互いに隣り合うもの(図2および図3において縦方向に隣り合うもの)の各々の最も外周側に位置する超電導線材は、端子部材15によって互いに電気的に接続されている。具体的には、隣り合う一方の超電導コイル11におけるパンケーキコイル12aと、他方の超電導コイル11におけるパンケーキコイル12bとが端子部材15によって直列に接続されている。つまり、超電導機器アセンブリ10において、2つのパンケーキコイル12a、12bが電気的に直列に接続されてなる各超電導コイル11も互いに直列に接続されている。また、各超電導コイル11に流れる電流の向きは一定方向に揃っているため、超電導機器アセンブリ10に電流を流すことにより生じる磁界は、超電導コイル11の巻数の増加に応じて強度が増す。
端子部材15は、隣り合う超電導コイル11とそれぞれ接続している2つの接続部15aと、超電導コイル11の軸方向において連なる2つの接続部15aの間に、断面形状が円弧状に形成された屈曲部15bとを有している。つまり、当該軸方向において隣り合う超電導コイル11は、端子部材15の屈曲部15bを介して電気的に接続されている。これにより、屈曲部15bは、超電導機器アセンブリ10において超電導コイル11が軸方向および/または周方向に変形した場合(たとえば、超電導コイル11が冷却板13によって冷却されて超電導コイル11が収縮する際に、複数の超電導コイル11の間で収縮の程度が異なる場合)に、当該変形によって端子部材15に生じる応力により屈曲することができる。つまり、屈曲部15bは、パンケーキコイル12a、12bの外周側に位置する超電導線材と接続部15aとの接続領域に加えられる応力を吸収することができる。これにより、超電導コイル11の軸方向および/または周方向に変形が生じる場合においても、端子部材15の変形を抑制することができる。
端子部材15は、導電体からなるベース体16を有する。また、端子部材15は、必要に応じてベース体16の表面を覆うように形成されたはんだ層17を有する。ベース体16は、導電性を有する材料で構成されている。導電性を有する材料は、銀(Ag)やAgを含む合金、銅(Cu)、アルミニウム(Al)が例示される。はんだ層17を構成する材料は、たとえば、鉛(Pb)−スズ(Sn)−Ag−アンチモン(Sb)系のはんだである。
また、接続部15aは、超電導コイル11に対して超電導線材のみと接続されており、冷却板13や絶縁部材14と接触しないように設けられている。このようにすることで、上述のように超電導コイル11が温度変化等によって変形する際に、超電導線材や端子部材15と絶縁部材14との間の収縮率の差異に起因して、超電導線材と接続部15aとの溶着部に対して引張応力または圧縮応力による負荷が加えられることを抑制することができる。
端子部材15において、ベース体16の厚みは、上記変形の際に屈曲部15bが屈曲して変形を抑制することができ、かつ電気抵抗に起因した発熱を十分に抑制することができる限りにおいて任意の厚さとすることができ、例えば100μm以上1000μm以下である。好ましくは100μm以上300μm以下である。端子部材15において、ベース体16の厚みは一定である必要はなく、部分的に厚みを変更してもよい。一方、はんだ層17の厚みは、たとえば500μm以下であり、好ましくは、200μm以下である。端子部材15の厚みは、例えば、100μm以上1500μm以下に設定すればよい。なお、本実施の形態における端子部材15ははんだ層17を含んでいるが、これに限られるものではない。端子部材15は、必ずしもはんだ層17を含んでいなくてもよく、例えば、ベース体16のみから構成されていてもよい。この場合、ベース体16の厚みは、100μm以上1500μm以下とすればよい。
端子部材15において、屈曲部15bが延在する方向と垂直な方向における2つの接続部15aの長さ(端子部材15を超電導コイル11に接続した状態においては、超電導コイル11の軸方向における長さ)は互いに等しい。接続部15aの長さL1は、超電導線材と端子部材15とが十分な接続強度を有し、かつ接続部における電気抵抗を十分に低減できるように、より長く設けられているのが好ましい。一方で、接続部15aの長さL1は、パンケーキコイル12a、12bを形成している超電導線材の幅以下に設けられているのが好ましい。これにより、図3を参照して、超電導コイル11においてパンケーキコイル12aとパンケーキコイル12bとを絶縁する絶縁部材14を、パンケーキコイル12aおよびパンケーキコイル12bにおいて最も外周側に位置する超電導線材の表面よりも外周側に突出させることができる。その結果、超電導線材と端子部材15の接続部15aとを溶着する際に溶融されたはんだ層17や超電導線材の表面に形成されたはんだが、超電導コイル11において2つのパンケーキコイル12a、12b間に介在している絶縁部材14上に延在することを抑制することができる。このとき、一つの超電導コイル11における2つのパンケーキコイル12a、12b間の絶縁性を高めることができる。接続部15aの長さL1は、たとえば、1mm以上10mm以下である。上述のように、超電導コイル11における超電導線材の幅が4.5mmの場合には、接続部15aの長さL1は1.5mm以上4.0mm以下とするのが好ましい。
屈曲部15bが延在する方向における端子部材15の幅W(端子部材15を超電導コイル11に接続した状態においては、超電導コイル11の周方向における幅W)は、超電導コイル11において最も外周側に位置する超電導線材の外周円の円周の長さに対して十分に小さくなるように設けられる。たとえば、超電導コイル11において最も外周側に位置する超電導線材の外径が300mm程度であってその円周の長さが950mm程度である場合には、5mm以上20mm以下である。このようにすれば、端子部材15の接続部15aが平板状に形成されている場合にも、超電導コイル11における超電導線材の外周に沿って端子部材15を容易に溶着することができる。
屈曲部15bに関する寸法は、超電導コイル11が収縮する際の変形の程度に応じて当該変形を十分に吸収可能とし、かつ電気抵抗に起因した発熱を十分に抑制することができる限りにおいて任意に選択すればよい。たとえば、屈曲部15bが接続部15aに対して突出している高さは、1mmとすればよい。一方、屈曲部15bの屈曲部15bが延在する方向と垂直な方向における長さ(接続部15a間の距離)は、超電導コイル11の軸方向において隣り合う超電導コイル11のパンケーキコイル12aと12bとの間隔(言い換えると、冷却板13およびそれを挟んで隣り合う絶縁部材14の厚み)と同程度以上とすればよく、たとえば1mm以上2mm以下とする。
図3を参照して、超電導コイル11において端子部材15が設けられている領域に位置する、超電導コイル11の軸方向における端面を構成する絶縁部材14は、パンケーキコイル12a、12bの最も外周側に位置する超電導線材の表面よりも外周側に突出していない。このようにすることで、超電導コイル11の軸方向および/または周方向に変形が生じる場合において、端子部材15の屈曲部15bが屈曲して絶縁部材14と干渉することを抑制することができる。
図4を参照して、端子部材15は、超電導コイル11の周方向において、間隔を空けて複数設けられている。つまり、隣り合う一方の超電導コイル11におけるパンケーキコイル12aの最も外周側に位置する超電導線材と他方の超電導コイル11におけるパンケーキコイル12bの最も外周側に位置する超電導線材とが、複数の端子部材15により電気的に接続されている。このように端子部材15の数を増やすことで、一部の端子部材15と超電導コイル11との接続不良が発生しても超電導コイル11に通電し続けることができる。さらに、超電導コイル11と端子部材15とを接続する接続部15aの総面積を増やすことができるため、超電導コイル11と端子部材15との接続領域における電気抵抗を低減することができる。その結果、接続部15aにおける発熱を抑制することができる。
なお、図4を参照して、端子部材15および固定部材22は、超電導コイル11の周方向において、互いに重ならない位置に設けられている。このようにすれば、保持部材20によって軸方向に積層された状態で保持された複数の超電導コイル11に対して、端子部材15を容易に、かつ確実に溶着することができる。
本実施の形態に係る超電導機器100を製造するに際して、複数の超電導コイル11間の電気的接続は以下のように実施される。
まず、パンケーキコイル12a、12bが軸方向に絶縁部材14を介して積層してなる複数の超電導コイル11が、その軸方向に積層している状態で保持部材20により保持されている超電導機器アセンブリ10を準備する(工程S10)。次に、超電導機器アセンブリ10において端子部材15が配置される領域に位置する絶縁部材14を、超電導コイル11の外周側に位置する超電導線材の表面より突出しないように研削する(工程S11)。次に、超電導コイル11の最も外周側に位置する超電導線材の表面にはんだ層(図示しない)を形成する(工程S12)。
一方、屈曲部15bを有するベース体16を準備する(工程S20)。たとえば、平板状のベース体16を特定の一方向に屈曲させて、屈曲部15bを形成することができる。次に、ベース体16の全表面にはんだ層17を形成する(工程S21)。たとえば、ベース体16に対し所望のはんだ材料を全面めっきする。
次に、端子部材15に屈曲部15bを介在して設けられた2つの接続部15aを、それぞれ隣り合う超電導コイル11に対して所定の位置に接触させる(工程S30)。具体的には、一方の接続部15aは隣り合う一方の超電導コイル11におけるパンケーキコイル12aの最も外周側に位置する超電導線材と、他方の接続部15aは他方の超電導コイル11におけるパンケーキコイル12bの最も外周側に位置する超電導線材とそれぞれ接触させる。つまり、端子部材15は、超電導コイル11の軸方向において、2つの接続部15aが屈曲部15bと並ぶ向きに配置される。このとき、接続部15aが冷却板13や絶縁部材14と接触しないようにする。次に、当該接触状態を保ったまま、超電導コイル11と端子部材15の接続部15aとの接触領域を加熱する(工程S40)。これにより、端子部材15のはんだ層17と超電導線材上のはんだ層とが溶融し、端子部材15は超電導線材に溶着される。このとき、端子部材15の超電導コイル11の周方向における幅Wは、例えば10mmであって、パンケーキコイル12a、12bの外周円の長さに対して1%程度である。そのため、接続部15aが平板状に形成されていても、屈曲部15bが延在する方向を超電導コイル11の周方向と平行としながら、当該外周円の円弧に沿って接続部15aと超電導線材とを容易に溶着することができる。
上記作業を超電導機器100において設けられる全ての端子部材15に対して実施することにより、超電導機器100を構成する複数の超電導コイル11を電気的に接続することができる。
本実施の形態において、狭持部材21は、超電導コイルの軸方向に積層した複数の超電導コイル11を狭持することができる限りにおいて、任意の構成をとることができる。また、固定部材22は、図2では棒状の部材だが、超電導コイル11および端子部材15と干渉せずに狭持部材21を接続して固定することができる限りにおいて、任意の構成をとることができる。
以上のように、本実施の形態に係る超電導機器100は、屈曲部15bを含む端子部材15によって、隣り合う2つの超電導コイル11間を電気的に接続されている。これにより、超電導コイル11が収縮した場合にも、当該収縮に伴って端子部材15に対して加えられる引張応力または圧縮応力を屈曲部15bが吸収することができるため、端子部材15と超電導コイル11との接続不良の発生を抑制することができる。
本実施の形態において、端子部材15はベース体16を覆うように形成されたはんだ層17を含んでいるが、これに限られるものではない。はんだ層17は、超電導コイル11と対向する側の接続部15aの表面の任意の領域に、部分的に形成されていてもよい。このようにしても、超電導コイル11における超電導線材と端子部材15とを確実に溶着することができる。また、上述のように、端子部材15ははんだ層17を含んでいなくてもよい。この場合、工程(S30)において接続部15aを、それぞれ隣り合う超電導コイル11に対して所定の位置に接触させる際に、当該接触部に任意の方法ではんだを供給すればよい。このようにしても、超電導コイル11における超電導線材と端子部材15とを確実に溶着することができる。
本実施の形態において、端子部材15は、超電導コイル11の軸方向において連なる2つの接続部15aの間に円弧状に形成された屈曲部15bを有しているが、これに限られるものではない。図6を参照して、端子部材15は、超電導コイル11の軸方向において連なる2つの接続部15a間に、一つの頂点を中心に任意の角度に屈曲した鉤状の屈曲部15c(あるいは断面形状が逆V字状の屈曲部15c)を有していてもよい。また、図7を参照して、端子部材15は、超電導コイル11の軸方向において連なる2つの接続部15aの間に、断面形状が矩形状に形成された屈曲部15dを有していてもよい。このようにしても、屈曲部15cおよび屈曲部15dは、屈曲部15bと同様に、超電導コイル11が収縮した場合において、当該収縮に伴って端子部材15に加えられる引張応力または圧縮応力を吸収することができる。
図2および図3を参照して、本実施の形態において、複数の超電導コイル11を構成するパンケーキコイル12aおよびパンケーキコイル12bは、いずれも同一の超電導線材を同一の巻き数で巻回され、それぞれにおいて最も外周側に位置する超電導線材の外径はおよそ等しくなるように形成されているが、これに限られるものではない。たとえば、複数の超電導コイル11は、それぞれ最も外周側に位置する超電導線材の外径が異なっていてもよい。この場合には、端子部材15の2つの接続部15aはそれぞれ異なる外径の超電導線材に溶着させる必要があるため、当該溶着した状態において接続部15aに負荷がかからないように端子部材15を構成するのが好ましい。このようにすれば、たとえば超電導線材の巻数は同一であっても、製造ばらつきにより超電導線材の厚みが一様でなく、複数の超電導コイル11の間で超電導線材の外径が異なる場合に対しても、端子部材15が可撓性を持っていることにより、たとえばスペーサなどで段差を埋めなくても端子部材15と超電導コイル11との接続を容易に行うことができる。このため、端子部材15と超電導コイル11との接続不良の発生を抑制することができる。また、このような場合にも、本実施の形態に係る超電導機器を容易に製造することができる。
ここで、上述した実施の形態と一部重複する部分もあるが、本発明の特徴的な構成を列挙する。
本発明に係る超電導機器100は、複数の積層された超電導コイル11と、超電導コイル11のうちの隣り合う2つの超電導コイル11間を電気的に接続する端子部材15とを備える。さらに上記端子部材15は屈曲部15bを含む。
これにより、超電導コイル11が収縮した場合にも、当該収縮に伴って端子部材15に加えられる引張応力または圧縮応力を屈曲部15bが吸収することができる。また、複数の超電導コイル間で最も外周側に位置する超電導線材の外径が異なる場合にも、端子部材が可撓性を持っていることにより、たとえばスペーサなどで段差を埋めなくても、端子部材15と超電導コイル11との接続を容易に行うことができる。そのため、端子部材15と超電導コイル11との接続不良の発生を抑制することができる。
上記端子部材15は、超電導コイル11の周方向において、間隔を空けて複数設けられていてもよい。これにより、超電導コイル11と端子部材15との接続部分の面積を増やすことができるため、当該接続部分の電気抵抗を低減することができる。この結果、端子部材15と超電導コイル11との接続不良の発生のリスクを低減することができる。さらに、超電導コイル11に電流を流したときに、超電導コイル11と端子部材15との接続部分における発熱を低減することができ、超電導機器の超電導特性の悪化を防止することができる。
上記端子部材15は、導電体からなるベース体16と、ベース体16の表面に形成されたはんだ層17とを含んでもよい。これにより、超電導コイル11と端子部材15とをはんだ層17によって容易にかつ確実に溶着することができる。
上記端子部材15は、超電導コイル11の周方向における幅W(屈曲部15bが延在する方向における端子部材15の幅W)が5mm以上50mm以下であってもよい。このようにすれば、超電導コイル11において最も外周側に位置する超電導線材の外周円の円周の長さに対して、超電導コイル11の周方向における端子部材15の幅Wを十分小さくすることができるため、端子部材15の接続部15aが平板状に形成されている場合にも、超電導コイル11における超電導線材の外周に沿って端子部材15を容易に溶着することができる。
上記端子部材15は、超電導コイルの径方向における厚みが100μm以上1500μm以下であってもよい。このようにすれば、超電導コイル11の収縮に伴う変形が生じた際に、屈曲部15bが屈曲して当該変形を抑制することができ、かつ電気抵抗に起因した発熱を十分に抑制することができる。
上記端子部材15は屈曲部15bと連なるとともに、超電導コイル11と接続する接続部15aを含み、超電導コイル11の積層方向における接続部15aの長さL1(屈曲部15bが延在する方向と垂直な方向における接続部15a長さ)は、超電導コイル11を構成する超電導線材の線幅よりも短くてもよい。これにより、超電導コイル11においてパンケーキコイル12aとパンケーキコイル12bとを絶縁する絶縁部材14を、パンケーキコイル12aおよびパンケーキコイル12bにおいて最も外周側に位置する超電導線材の表面よりも外周側に突出させることができる。その結果、超電導線材と端子部材15の接続部15aとを溶着する際に溶融されたはんだ層17や超電導線材の表面に形成されたはんだが、超電導コイル11において2つのパンケーキコイル12a、12b間に介在している絶縁部材14上に延在することを抑制することができ、一つの超電導コイル11における2つのパンケーキコイル12a、12b間の絶縁性を高めることができる。
上記超電導コイル11は軸方向に積層された状態で保持部材20により保持されており、保持部材20は、超電導コイル11の軸方向において複数の超電導コイル11を狭持している一対の狭持部材21と、一対の狭持部材21を互いに接続して固定している固定部材22とを含んでいてもよい。このとき、上記固定部材22は、超電導コイル11の周方向において、端子部材15と重ならない位置に設けられていてもよい。これにより、保持部材20によって軸方向に積層された状態で保持された複数の超電導コイル11に対して、端子部材15を容易に、かつ確実に溶着することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
10 超電導機器アセンブリ、11 超電導コイル、12a,12b パンケーキコイル、13 冷却板、14 絶縁部材、15 端子部材、15a 接続部、15b 屈曲部、16 ベース体、17 はんだ層、20 保持部材、21 持部材、22 固定部材、100 超電導機器、111 断熱容器、121 冷却装置、122 ホース、123 コンプレッサ、124 冷却ヘッド、131 ケーブル、132 電源。

Claims (8)

  1. 複数の積層された超電導コイルと、
    前記超電導コイルのうちの隣り合う2つの前記超電導コイル間を電気的に接続する端子部材とを備え、
    前記端子部材は屈曲部を含む、超電導機器。
  2. 前記端子部材は、前記超電導コイルの周方向において、間隔を空けて複数設けられている、請求項1に記載の超電導機器。
  3. 前記端子部材は、導電体からなるベース体と、
    前記ベース体の表面に形成されたはんだ層とを含む、請求項1または2に記載の超電導機器。
  4. 前記端子部材は、前記超電導コイルの周方向における幅が5mm以上50mm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の超電導機器。
  5. 前記端子部材は、前記超電導コイルの径方向における厚みが100μm以上1500μm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の超電導機器。
  6. 前記端子部材を構成する材料は銀を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の超電導機器。
  7. 前記端子部材は前記屈曲部と連なるとともに、前記超電導コイルと接続する接続部を含み、
    前記超電導コイルの積層方向における前記接続部の長さは、前記超電導コイルを構成する超電導線材の線幅よりも短い、請求項1〜6のいずれか1項に記載の超電導機器。
  8. 前記超電導コイルは軸方向に積層された状態で保持部材により保持されており、
    前記保持部材は、前記超電導コイルの軸方向において複数の前記超電導コイルを狭持している一対の狭持部材と、一対の前記狭持部材を互いに接続して固定している固定部材とを含み、
    前記固定部材は、前記超電導コイルの周方向において、前記端子部材と重ならない位置に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の超電導機器。
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