JP2001257114A - 超電導コイルおよび超電導体の接続方法 - Google Patents
超電導コイルおよび超電導体の接続方法Info
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Abstract
歪みを低減する。 【解決手段】 超電導コイル1a、1bには、コイル最
外層2a、2bの外周面を除いて、超電導コイル1a、
1bの上下面全体に渡って含浸部3a、3bが形成さ
れ、コイル最外層2a、2bの外周面を覆うようにし
て、接続治具4を各超電導コイル1a、1bに接続す
る。
Description
び超電導体の接続方法に関し、特に、酸化物高温超電導
体を接続する場合に適用して好適なものである。
系超電導体からなる超電導コイルの接続では、スイッチ
バック接続を用いる方法があった。
ック接続方法を示す斜視図である。図7(a)におい
て、ダブルパンケーキコイル101には含浸部103が
形成され、ダブルパンケーキコイル101の外周部から
超電導線102a、102bが引き出されている。そし
て、図7(b)に示すように、超電導線102a、10
2bが同一方向に重ね合わされた後、はんだ付けや拡散
接合により接続箇所104が形成される。
02a、102bが外部に引き出されるため、作業性に
優れる。また、超電導線102a、102bが同一方向
に重ね合わされるため、接続面積を大きく取ることがで
きる。このため、接続抵抗を低減することができ、ジュ
ール発熱を抑制することができる。
チバック接続では、超電導線が外部に引き出されるた
め、超電導線の引き出し部分が容易に撓んだり、折れ曲
がったりするという問題がある。
示す斜視図である。図8において、シングルパンケーキ
コイル111には含浸部113が形成されている。ここ
で、、超電導線の引き出し部112は、スイッチバック
接続が行われるため、樹脂含浸が行われない。この結
果、超電導線の引き出し部112は、容易に撓んだり、
折れ曲がったりして、容易に歪みが加わる。
で形成すると、酸化物超電導線は、機械的に特に弱いこ
とから、微少な応力や歪みが加わっても、臨界電流など
の超電導特性が大きく劣化するという問題があった。
チバック接続以外の方法によっても、接続箇所に歪みが
加わることを防止することは困難である。
法では、超電導特性を劣化させることなく、酸化物超電
導線の接続を行うことは困難であった。
する際の超電導体に発生する歪みを低減することが可能
な超電導コイルおよび超電導体の接続方法を提供するこ
とである。
ために、請求項1記載の発明によれば、コイルの周に沿
わせたまま含浸され、前記コイルの最外周または最内周
の少なくとも一部の領域が露出された超電導線と、前記
露出された領域を介し、前記コイルの最外周または最内
周に沿って前記超電導線を接続する接続手段とを備える
ことを特徴とする。
ルとしての一体性を保ったまま、超電導線の接続を行う
ことが可能となり、超電導線の接続を行う際に超電導線
の接続箇所が撓んだり、折れ曲がったりすることがなく
なることから、超電導線を接続する際の超電導線に発生
する歪みを低減することが可能となる。
外周または最内周の少なくとも一部の領域に密着する板
状、リング状または筒状の接続治具であることが好まし
い。
ルとしての一体性を保ったまま、超電導線の接続を行う
ことが可能となるとともに、接続治具自体もコイルと一
体化することが可能となり、超電導線の接続箇所におけ
る強度を向上させることが可能となる。
イル同士を導電させる導電部と、前記導電部と一体的に
形成され、他のコイルとの絶縁をとる絶縁部とを備える
ことが好ましい。
て接続治具をはめ込むだけでパンケーキコイルを直列に
接続することが可能となり、超電導コイルの強度を向上
させつつ、超電導コイルの磁力を上げることが可能とな
る。
手方向と垂直に接続を行うことが好ましい。
た際の接続を、パンケーキコイルに歪みを与えることな
く行うことが可能となるとともに、超電導線の長手方向
に接続手段を延ばすだけで、接続面積を容易に増加させ
ることが可能となり、超電導特性の劣化を抑制しつつ、
接続抵抗を低減することが可能となる。
一周分であることが好ましい。
なく、大きな接続面積を確保することが可能となり、接
続抵抗をほとんど発生させることなく、超電導線の接続
を行うことが可能となる。
体であることが好ましい。
く、超電導線を接続することが可能となる。
合により前記超電導線の接続を行うことが好ましい。
接接続することが可能となり、接続抵抗を低減すること
が可能となる。
減するスペーサをさらに備えることが好ましい。
差がある場合においても、接続手段を折り曲げることな
く、コイル同士の接続を行うことが可能となり、接続手
段に歪みが発生することを防止することが可能となる。
生する歪みを0.5%以下とすることが好ましい。
体である場合においても、超電導特性の劣化を抑制しつ
つ、コイル同士の接続を行うことが可能となる。
金属箔、導電性ペースト、導電性テープ、または導電性
フィルムであることが好ましい。
スペーサを容易に挿入することが可能となるとともに、
スペーサによる接続抵抗の増加を抑制することが可能と
なる。
電導体の接続部をコイルの周に沿わせたまま含浸を行う
ステップと、前記超電導体の接続部を導電体で覆うこと
により、前記超電導体の接続を行うステップとを備える
ことを特徴とする。
すことなしに、十分な接続面積を確保しつつ超電導線の
接続を行うことが可能となり、超電導線を接続する際の
歪みおよび接続抵抗を低減することが可能となる。
超電導コイルおよびその接続方法について図面を参照し
ながら説明する。なお、以下の実施形態では、銀シース
酸化物超電導線を用いたパンケーキコイル同士の接続方
法を例に取って述べるが、本発明は、銀シース酸化物超
電導線を用いたパンケーキコイル同士の接続に限定され
るものではない。
電導コイルの接続方法を示す斜視図である。図1(a)
において、超電導コイル1aは、銀シース酸化物超電導
線が右回りに巻かれ、超電導コイル1bは、銀シース酸
化物超電導線が左回りに巻かれ、各超電導コイル1a、
1bには含浸部3a、3bが形成されている。ここで、
含浸部3a、3bは、コイル最外層2a、2bの外周面
を除いて、超電導コイル1a、1bの上下面全体に渡っ
て形成されている。このため、コイル最外層2a、2b
の銀シース酸化物超電導線は、超電導コイル1a、1b
の外周面に密着するとともに、コイル最外層2a、2b
の銀シース酸化物超電導線の少なくとも一部の領域は露
出している。含浸部3a、3bの形成方法は、銀シース
酸化物超電導線をコイル状に巻いた後、コイル最外層2
a、2bの外周面をテープなどで覆って、エポキシ樹脂
などを含浸させることができる。また、銀シース酸化物
超電導線をコイル状に巻く時に、銀シース酸化物超電導
線の内側に樹脂などを巻き込むことにより、含浸部3
a、3bを形成することもできる。
コイル1a、1bを互いに重ね合わせ、超電導コイル1
a、1bの外周面に沿ってコイル最外層2a、2bの露
出面を覆うようにして、接続治具4を各超電導コイル1
a、1bに接続する。ここで、接続治具4とコイル最外
層2a、2bの露出面との接続は、はんだなどのロウ付
けや拡散接合などを用いることができる。なお、はんだ
などのロウ材を接続治具4の内側に予め形成しておいて
もよい。
板や金属テープ、酸化物超電導体や酸化物超電導線など
を用いることができる。また、コイル最外層2a、2b
の銀シースを除去し、コイル最外層2a、2bの酸化物
超電導体を露出させて、接続治具4をコイル最外層2
a、2bの酸化物超電導体に直接接続するようにしても
よい。ここで、コイル最外層2a、2bの銀シースを除
去方法は、銀シースの部分を削り取ったり、酸などの薬
品で銀シースの部分をエッチングしたりすることができ
る。
うに、銀シース酸化物超電導線の長手方向に垂直に分割
されていてもよい。
最外層2a、2bの外周面の一部を覆う例について説明
したが、接続治具4はコイル最外層2a、2bの外周面
全体を覆うようにしてもよい。
コイル最外層2a、2bの銀シース酸化物超電導線が含
浸部3a、3bにより超電導コイル1a、1bの外周面
に密着された状態で、超電導コイル1a、1b間の導通
をとることが可能となり、コイル最外層2a、2bの銀
シース酸化物超電導線に歪みが加わることを抑制するこ
とが可能となる。このため、超電導コイル1a、1bを
接続する際の超電導特性の劣化を防止することが可能と
なり、より強力な超電導磁石を製作することが可能とな
る。
4により覆われるため、コイル最外層2a、2bを保護
することが可能となり、超電導コイル1a、1bの強度
を向上させることが可能となる。
に沿って接続治具4を取り付けることが可能となること
から、接続治具4に負荷がかかることを抑制することが
可能となり、接続治具4にかかる歪みを低減させること
が可能となるとともに、取り扱いの容易な超電導磁石を
提供することが可能となる。
超電導線の長手方向に延伸させるだけで、コイル最外層
2a、2bの銀シース酸化物超電導線と接続治具4との
接触面積を増加させることが可能となり、接触抵抗を容
易に小さくすることが可能となる。
電導コイルの接続方法を示す斜視図である。図2(a)
において、超電導コイル11aは、銀シース酸化物超電
導線が右回りに巻かれ、超電導コイル11bは、銀シー
ス酸化物超電導線が左回りに巻かれている。そして、コ
イル最外層12a、12bの外周面を除き、超電導コイ
ル11a、11bの上下面全体に渡って含浸部13a、
13bが形成されている。ここで、各超電導コイル11
a、11bの製造時のばらつきなどにより、超電導コイ
ル11aの外径は、超電導コイル11bの外径より小さ
いものとする。このような製造時のばらつきは、銀シー
ス酸化物超電導線の厚みのばらつきや、含浸部13a、
13bに用いられる含浸剤の不均一などにより容易に発
生する。
ように、超電導コイル11a、11bを互いに重ね合わ
せる。この時、各超電導コイル11a、11bの外径の
違いにより、超電導コイル11a、11b間に段差16
が発生する。そこで、超電導コイル11a、11bを接
続治具14で接続する場合、コイル最外層2a、2bの
外周面をスペーサ15を介して接続治具14で覆うよう
にする。ここで、スペーサ15の厚さは、段差16の幅
Wに相当することが好ましい。
間に段差16がある場合においても、接続治具14を折
り曲げることなく、各超電導コイル11a、11bを接
続治具14を介して接続することが可能となり、接続治
具14にかかる歪みを低減することができる。この結
果、接続治具14が酸化物超電導体で形成されている場
合においても、超電導特性の劣化を防止することが可能
となる。
ほか、銀シース酸化物超電導線、酸化物超電導粉末を含
む導電性ペースト、銀や銅などの低抵抗の金属板や金属
テープなどを用いることができる。
−ε曲線を示す図である。図3において、接続治具14
を酸化物超電導体により構成し、接続治具14にかかる
歪みεを大きくすると、接続治具14の臨界電流Icは
低下し、歪みεが0.5%に達すると、接続治具14の
破断に至る。
場合、接続治具14にかかる歪みεを0.5%以下にす
ることが好ましく、スペーサ15を用いることにより、
この歪みεを緩和することができる。また、接続治具1
4にかかる歪みεを0.2%以下として、臨界電流Ic
の低下を防止するようにしてもよい。
電導コイルの接続方法を示す斜視図である。図4(a)
において、超電導コイル21aは、銀シース酸化物超電
導線が右回りに巻かれ、超電導コイル21bは、銀シー
ス酸化物超電導線が左回りに巻かれている。そして、コ
イル最外層22a、22bの外周面を除き、超電導コイ
ル21a、21bの上下面全体に渡って含浸部23が形
成されている。
続リング24が用意される。ここで、接続リング24
は、銀や銅などの低抵抗の金属、酸化物超電導体、また
は銀シース酸化物超電導線などにより構成することがで
きる。また、接続リング24の内径は、超電導コイル2
1a、21bの外径とほぼ一致していることが好まし
い。さらに、接続リング24の高さは、超電導コイル2
1a、21bの個数分の高さとほぼ一致することが好ま
しい。例えば、2個の超電導コイル21a、21bの接
続を行う場合、接続リング24の高さは、2個分の超電
導コイル21a、21bの高さに設定することができ
る。なお、切り欠き部25はなくてもよい。
イル21a、21bを互いに重ね合わせ、接続リング2
4を超電導コイル21a、21bの外周に沿ってはめ込
む。ここで、接続リング24とコイル最外層22a、2
2bとの導通は、圧着、または拡散接合などでとること
ができる。あるいは、接続リング24の内側に、はんだ
などのロウ材を、メッキや蒸着などで予め形成しておく
ようにしてもよい。
ル21a、21bの外周を保護することが可能となると
ともに、コイル最外層22a、22bの銀シース酸化物
超電導線に歪みを与えることなく、超電導コイル21
a、21bの接続を行うことが可能となる。また、大き
な接続面積を確保することができ、接触抵抗の容易に低
減することが可能となる。
電導コイルの接続方法を示す斜視図である。図5(b)
において、超電導コイル31aは、銀シース酸化物超電
導線が右回りに巻かれ、超電導コイル31bは、銀シー
ス酸化物超電導線が左回りに巻かれている。そして、コ
イル最内層32a、32bの内周面を除き、超電導コイ
ル31a、31bの上下面全体に渡って含浸部33が形
成されている。
は、円筒状の導電部34a〜34cおよび円筒状の絶縁
部35a、35bが交互に積層されている。ここで、導
電部34a〜34cは、銀や銅などの低抵抗の金属、酸
化物超電導体などにより構成することができる。また、
接続筒37の径は、超電導コイル31a、31bの内径
とほぼ一致していることが好ましい。さらに、接続筒3
7の高さは、超電導コイル31a、31bの個数分の高
さとほぼ一致することが好ましく、各導電部34a〜3
4cの高さは、超電導コイル31a、31bを2個積み
上げた高さ程度であることが好ましい。
コイル31a、31bを互いに重ね合わせ、接続筒37
を超電導コイル31a、31bの内周に沿って挿入す
る。ここで、接続筒37とコイル最内層32a、32b
との導通は、圧着、または拡散接合などでとることがで
きる。あるいは、導電部34a〜34cの表面に、はん
だなどのロウ材を、メッキや蒸着などで予め形成してお
くようにしてもよい。
37を超電導コイル31a、31bの内周に沿って挿入
した後、接続筒37と超電導コイル31a、31bとの
隙間にはんだ36a、36bを流し込むことにより、導
通をとるようにしてもよい。
より均一に加熱されるため、最大でコイル一周分の面積
を利用した均一な接続を行うことが可能となる。
を設けることにより、他コイルとの絶縁をとりながら、
超電導コイル31a、31bの接続を行うことが可能と
なり、複数のパンケーキコイルの直列接続を容易に行う
ことが可能となる。
導コイルの直列接続方法を示す断面図、図6(b)は、
図6(a)の超電導コイルの等価回路である。図6にお
いて、超電導コイル41a〜41cは、銀シース酸化物
超電導線が右回りに巻かれ、超電導コイル42a〜42
cは、銀シース酸化物超電導線が左回りに巻かれてい
る。そして、超電導コイル41a〜41cおよび超電導
コイル42a〜42cの内周面および外周面を除いて、
超電導コイル41a〜41cおよび超電導コイル42a
〜42cの上下面全体に渡って含浸部が形成されてい
る。
1cと左回りの超電導コイル42a〜42cが交互に積
み重ねられ、超電導コイル41a〜41cおよび超電導
コイル42a〜42cの外周には、導電リング43a〜
43dおよび絶縁リング44a〜44cが交互にはめ込
まれ、超電導コイル41a〜41cおよび超電導コイル
42a〜42cの内周には、導電筒45a〜45cおよ
び絶縁筒46a、46bが交互に挿入されている。
ら入力された電流は、超電導コイル41aを反時計回り
に回って、超電導コイル41aの最内層に至り、導電筒
45aを伝って、超電導コイル42aの最内層に至る。
さらに、超電導コイル42aを反時計回りに回って、超
電導コイル42aの最外層に至り、導電リング43bを
伝って、超電導コイル41bの最外層に至る。さらに、
超電導コイル41bを反時計回りに回って、超電導コイ
ル41bの最内層に至り、導電筒45bを伝って、超電
導コイル42bの最内層に至る。さらに、超電導コイル
42bを反時計回りに回って、超電導コイル42bの最
外層に至り、導電リング43cを伝って、超電導コイル
41cの最外層に至る。さらに、超電導コイル41cを
反時計回りに回って、超電導コイル41の最内層に至
り、導電筒45cを伝って、超電導コイル42cの最内
層に至る。さらに、超電導コイル42cを反時計回りに
回って、超電導コイル42cの最外層に至り、外部に出
力される。
ら入力された電流は、超電導コイル41a〜41cおよ
び超電導コイル42a〜42cを同方向に回り、この電
流により発生する磁界は強め合う。これにより、超電導
特性に優れ、強力で強固な超電導磁石を製作することが
可能となる。
超電導体を接続する際の超電導体に発生する歪みを低減
することが可能となり、超電導特性の劣化を抑制するこ
とが可能となる。
接続方法を示す斜視図である。
接続方法を示す斜視図である。
す図である。
接続方法を示す斜視図である。
接続方法を示す斜視図である。
電導コイルの直列接続方法を示す断面図、図6(b)
は、図6(a)の超電導コイルの等価回路である。
ある。
ある。
a、31b、41a〜41c、42a〜42c 超電導
コイル 2a、2b、12a、12b、22a、22b コイル
最外層 3a、3b、13a、13b、23、33 含浸部 4、14 接続治具 15 スペーサ 16 段差 17 コイル中心 24 接続リング 25 切り欠き部 32a、32b コイル最内層 34a〜34c 導電部 35a、35b 絶縁部 36a、36b はんだ 37 接続筒 43a〜43d 導電リング 44a〜44c 絶縁リング 45a〜45c 導電筒 46a、46b 絶縁筒
Claims (11)
- 【請求項1】 コイルの周に沿わせたまま含浸され、前
記コイルの最外周または最内周の少なくとも一部の領域
が露出された超電導線と、 前記露出された領域を介し、前記コイルの最外周または
最内周に沿って前記超電導線を接続する接続手段とを備
えることを特徴とする超電導コイル。 - 【請求項2】 前記接続手段は、前記コイルの最外周ま
たは最内周の少なくとも一部の領域に密着する板状、リ
ング状または筒状の接続治具であることを特徴とする請
求項1記載の超電導コイル。 - 【請求項3】 前記接続治具は、 互いに隣接するコイル同士を導電させる導電部と、 前記導電部と一体的に形成され、他のコイルとの絶縁を
とる絶縁部とを備えることを特徴とする請求項2記載の
超電導コイル。 - 【請求項4】 前記接続手段は、前記超電導線の長手方
向と垂直に接続を行うことを特徴とする請求項1〜3の
いずれか1項記載の超電導コイル。 - 【請求項5】 前記接続手段の接続面積は、コイル一周
分であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
記載の超電導コイル。 - 【請求項6】 前記接続手段は、酸化物高温超電導体で
あることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載
の超電導コイル。 - 【請求項7】 前記接続手段は、圧着または拡散接合に
より前記超電導線の接続を行うことを特徴とする請求項
1〜6のいずれか1項記載の超電導コイル。 - 【請求項8】 接続対象となるコイル間の段差を軽減す
るスペーサをさらに備えることを特徴とする請求項1〜
7のいずれか1項記載の超電導コイル。 - 【請求項9】 前記スペーサは、前記接続手段に発生す
る歪みを0.5%以下とすることを特徴とする請求項8
記載の超電導コイル。 - 【請求項10】 前記スペーサは、はんだ、金属板、金
属箔、導電性ペースト、導電性テープ、または導電性フ
ィルムであることを特徴とする請求項8または9記載の
超電導コイル。 - 【請求項11】 超電導体の接続部をコイルの周に沿わ
せたまま含浸を行うステップと、 前記超電導体の接続部を導電体で覆うことにより、前記
超電導体の接続を行うステップとを備えることを特徴と
する超電導体の接続方法。
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JP2000068887A JP4413365B2 (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 超電導コイル装置および超電導コイルの接続方法 |
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