JP5731627B1 - 超電導ケーブルの端末構造体の製造方法及び超電導ケーブルの端末構造体 - Google Patents

超電導ケーブルの端末構造体の製造方法及び超電導ケーブルの端末構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の超電導線材と電極とを半田を介して容易に直接接続して、確実で好適な通電容量を確保できる超電導ケーブルの端末構造体を製造すること。【解決手段】端末構造体100は、芯材111の周囲に同心円状に複数巻き付けた超電導テープ113を有する超電導ケーブル110と、超電導テープ113が終端接続される筒状電極120とを備える。超電導テープ113の端部113a及びこの端部113aが接続される筒状電極120の一方に半田メッキ151を施す。次いで、筒状電極120に、端部113aを、半田メッキ151を介して重ねて配置して接続部を形成する。次いで、熱伝導性を有する縮径可能な筒状の縮径部材130を、端部113aの外周側から接続部を覆うように配置し、縮径により、端部113aを筒状電極120に押圧して固定する。接続部を加熱して、半田メッキ151を溶融する。【選択図】図3

Description

本発明は、超電導ケーブルの端末構造体の製造方法及び超電導ケーブルの端末構造体に関する。
従来、超電導ケーブルにおいては、フォーマ(心材)の外周に超電導テープがスパイラル状に巻回されている。また、大電流送電を可能とするために、超電導テープは、同心円状に多層に配置されている場合が多い。多層配置された超電導テープの層間(すなわち超電導テープの間)には、超電導テープを押えるとともに、超電導テープ間での電気絶縁をとる押えテープが設けられる。このような多層構造の超電導ケーブルを、超電導応用機器に応用する場合、例えば、特許文献1に示すような、超電導ケーブルの超電導テープと、外部電源或いは外部回路に接続される金属端子(電極)とを電気的に接続した端末構造体が用いられる。なお、この超電導ケーブルの端末構造体は、超電導ケーブルの終端部の構成と言うこともできる。
この特許文献1では、超電導テープの各層を、これら各層の外径に対応した内径の筒状の金属端子にそれぞれ挿入し、金属端子と、この金属端子に挿入された超電導テープの層との間に半田を流し込むことで両者を接合している。これにより、超電導テープを金属端子に接続する際に、一本ずつ半田付けする手間を省いている。
特開平10−126917号公報
従来の端末構造体では、金属端子と、金属端子内の超電導ケーブルとの隙間に半田を流し込むことで双方を半田付けする構成であるため、金属端子と超電導ケーブルの隙間を、金属端子に超電導ケーブルが挿入し易い大きさで形成する必要がある。
このため、隙間の中に流し込まれる半田により、超電導ケーブルの外層を構成する複数の超電導テープが自由に移動して、複数の超電導テープと金属端子の内周面との間の距離が均一にならず、超電導テープと金属端子との接続抵抗がばらつくことになる。これにより、各超電導テープ(超電導線材)に均一の電流を流し込むことが出来ず偏流した状態となり、超電導ケーブルに通電できる電流容量が低下するという問題がある。
本発明の目的は、複数の超電導線材と電極とを半田を介して容易に直接接続して、確実で好適な通電容量を確保できる超電導ケーブルの端末構造体の製造方法及び超電導ケーブルの端末構造体を提供することである。
本発明の超電導ケーブル端末構造体の製造方法の一つの態様は、芯材の周囲に同心円状に複数巻き付けた超電導線材を有する超電導ケーブルと、前記超電導線材が終端接続される電極とを備える超電導ケーブル端末構造体の製造方法であって、前記超電導線材の端部及び前記超電導線材の端部が接続される電極の少なくとも一方に半田メッキを施す半田塗布工程と、前記電極に、前記超電導線材の端部を、前記半田メッキを介して重ねて配置して接続部を形成する配置工程と、熱伝導性を有する縮径可能な筒状の縮径部材を、前記超電導線材の端部の外周側から前記接続部を覆うように配置し、前記縮径部材の縮径により、前記超電導線材を前記電極に押圧して固定する縮径部材取付工程と、前記縮径部材により覆われる前記接続部を加熱して、前記半田メッキを溶融する加熱工程とを有し、前記配置工程の後で、且つ、前記縮径部材取付工程の前に、熱伝導性を有するテープ材を、前記接続部を形成する前記超電導線材の周囲に巻き付けて、前記超電導線材を位置決め固定する位置決め固定工程を更に有するようにした。
本発明の超電導ケーブルの端末構造体の一つの態様は、芯材の周囲に同心円状に複数巻き付けた超電導線材を有する超電導ケーブルと、前記超電導線材が終端接続される電極とを備える超電導ケーブルの端末構造体であって、前記超電導線材の端部と前記電極とを半田を介して接続して構成される接続部と、熱伝導性を有する縮径可能な筒状であり、且つ、前記超電導線材の端部の外周側に前記接続部を覆うように配置され、縮径して前記超電導線材を前記電極に押圧する縮径部材とを有し、前記接続部は、前記超電導線材の端部を前記電極に位置決め固定し、且つ、熱伝導性を有するテープ材と、前記テープ材を固定する補助テープとを有する構成を採る。
本発明によれば、複数の超電導線材と電極とを半田を介して容易に直接接続して、確実で好適な通電容量を確保することができる。
実施の形態の超電導ケーブルの端末構造体の概略構成を示す外観図 同端末構造体を金属電極の後方から見た要部構成図 図1に示す超電導ケーブルの端末構造体の要部構成を示す概略断面図 超電導テープの巻回状態を示す図 図1の縮径部材を示す図 本実施の形態の超電導ケーブルの端末構造体の製造方法の説明に供する図 本実施の形態の超電導ケーブルの端末構造体の製造方法の説明に供する図 縮径部材の変形例を示す図 図8に示す縮径部材を用いた超電導ケーブルの端末構造体の変形例の概略構成を示す外観図 同変形例の要部構成を示す概略断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態の超電導ケーブルの端末構造体の概略構成を示す外観図である。実施の形態では、説明を簡単化するために、超電導ケーブルが1層構造すなわち1層の超電導テープを有する場合を例示するが、2層構造以上すなわち2層以上の超電導テープを有する場合でも、本発明を適用可能である。図2は、端末構造体を後方側(つまり図1の右側)から見た要部構成図である。図3は、図1に示す超電導ケーブルの端末構造体100の要部構成を示す概略断面図である。
端末構造体100は、超電導ケーブル110と、筒状の引出用電極(以下、筒状電極と称する)120と、縮径部材130と、を有する。
筒状電極120は、超電導テープの層数分だけ設けられている。本実施の形態の例では、超電導ケーブル110の超電導テープの層数が1層なので、1個の筒状電極120が設けられている。
筒状電極120には、リードケーブル140が電気的に接続されている。実際の使用時には、超電導ケーブル110および筒状電極120は、液体窒素などの極低温の液体に浸される。そして、超電導ケーブル110の電流が、筒状電極120を介してリードケーブル140によって常温部に引き出されるようになっている。例えば、リードケーブル140は、ポリマー套管(図示せず)などを介して気中に導出される。
図3に示すように、超電導ケーブル110は、芯材(フォーマ)111、押えテープ112、超電導テープ113を有する。芯材111は、円筒形状であり、銅の撚線から構成されている。この芯材111の外周には、不織布からなる押えテープ112が巻回されている。押えテープ112の外周には、超電導テープ層を構成する超電導テープ113が、図4に示すように、周方向で各テープ間に若干の所定間隔Gを空けて、それぞれスパイラル状に巻回されている。なお、超電導テープが2層以上の場合は、超電導テープ113の外周に、不織布からなる押えテープ、超電導テープを、押さえテープ112及び超電導テープ113と同様に順に層状に巻回することで形成される。
本実施の形態の例では、12本の超電導テープがスパイラル状に所定間隔を空けて巻回されることで、超電導テープ層の1層を構成している。
超電導テープ113の材料としては、従来提案されている種々の超電導材料を用いることができる。ここでは、超電導テープ113は、REBaCu系(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd及びHoから選択された1種以上の元素を示し、y≦2及びz=6.2〜7である。)の高温超電導薄膜を備える。また、超電導テープ113は、必ずしもテープ状でなくてもよく、超電導線材であればよい。
実際には、超電導ケーブル110は、超電導テープ113の外周側に、電気絶縁層や、超電導シールド層、外部安定化層、コルゲート管などが設けられている。しかしながら、これらの部材は、超電導テープ113が筒状電極120に接続される端末箇所では取り除かれるため、図1、図3及び図4では、これらは省略して示している。
筒状電極120は、全体として筒状であり、円筒部121とテーパー部122とを有する。筒状電極120は、図2及び図3から明らかなように、超電導ケーブル110が内部を貫通できる中空構造となっている。
この筒状電極120内には、図3に示すように、超電導ケーブル110が通され、止着されている。
超電導テープ113のそれぞれの端部113aは、筒状電極120の円筒部121の外面に重ならないように配置され、縮径部材130により円筒部121の外面に押し付けられた状態で、半田150によって接続されている。
縮径部材130は、熱伝導性を有する筒状体であり、拡縮可能に構成されている。縮径部材130は、超電導テープ113の外周側で、超電導テープ113と筒状電極120とによる接続部分の外周に配置されている。
ここでは、縮径部材130は、図3に示すように、円筒部121の外面に半田150を介して接続された超電導テープ113の端部113aを外周側から覆うように、筒状電極120(詳細には円筒部121)に対して螺旋状に巻き付けられている。
図5は、図1の縮径部材130を示す図である。
ここでは、縮径部材130は、図5に示すように、テープ状の熱伝導性を有するバネ材をロール状に巻回し、且つ、ロールの軸方向にスパイラル状で延在させた形状を有する。縮径部材130はロールスプリングと称することもある。
この縮径部材130の内径は、筒状電極120上に配置された超電導テープ113の端部113aからなる層の外径よりも小さい。縮径部材130は、端部113aからなる層に、拡径して被せている。これにより、縮径部材130は、縮径して、端部113aを周方向で、且つ、軸方向で、被覆する部分(端部113a)を全面的に円筒部121の外面側に押し付けている。
また、縮径部材130は、バネ材を軸方向にスパイラル状に延在させることで構成されていることから、端部113aの外周側で配置される形状に対応して変形した状態となっている。これにより、縮径部材130は、覆う部分を全面的に、縮径部材130の軸(筒状電極120の軸)に向かって押圧している。
なお、超電導テープ113の端部113の外周側には、熱伝導性を有する位置決めテープ(金属箔)160が巻き付けられている。
この位置決めテープ160は、熱伝導金属箔であり、且つ、可撓性を有し、円筒部121の外面に配置される超電導テープ113の端部113aの接続位置を、円筒部121の外面上で位置決め保持する。
この位置決めテープ160は、例えば、長尺の熱伝導金属体(熱導電性を有する金属)であり、ここでは、長尺の銅箔である。
位置決めテープ160により超電導テープ113は円筒部121の外面上で軸方向、主方向への移動は勿論のこと、円筒部121の半径方向外方への移動も規制されている。位置決めテープ160は、固定用補助テープ170で円筒部121に固定される。
固定用補助テープ170は、位置決めテープ160を固定して、位置決めテープ160による超電導テープ113の位置決めを補助する。固定用補助テープ170は、半田150の溶融温度に耐えられる耐熱性を有した耐熱テープであり、例えば、ポリイミドテープが用いられる。
次に、図6及び図7を参照して、本実施の形態の超電導ケーブルの端末構造体100の製造方法を説明する。
図6(a)に示すように、筒状電極120におけるテーパー部122側の開口部と、超電導ケーブル110の端末とを対向させる。そして、超電導テープ113が筒状電極120よりも外側に位置するようにして、図6(b)に示すように、超電導ケーブル110の芯材111を、筒状電極120におけるテーパー部122側の開口部から、筒状電極120内に挿入する。ここでは、芯材111とともに芯材111の外周で接して巻き付けられた押さえテープ112も筒状電極120内に挿入する。芯材111の挿入深さは、筒状電極120に対して超電導ケーブル110が接続される際の所望の長さである。また、この挿入深さに対応して、超電導テープ113の長さを、端部113aが筒状電極120との接続部分に位置するように、調整しておく。なお、超電導ケーブル110では、筒状電極120に挿入される前に、端末における超電導テープ113の外周側に設けられている電気絶縁層、超電導シールド層及び外部安定化層を剥いでおく等して、超電導テープ113を芯材111から離間可能にしておく。これにより、芯材111と押さえテープ112とを筒状電極120に挿入する作業を容易に行うことができる。
また、図6(b)に示すように、超電導テープ113の端部113aを、筒状電極120の外面における接続位置、ここでは、円筒部121の外面に配置する(配置工程)。超電導テープ113と筒状電極120の接続面の少なくとも一方に半田メッキが施されている。本実施の形態では、図6(a)に示すように、芯材111を筒状電極120に挿入する前に、又は、配置工程の前に、超電導テープ113の端部113aと、円筒部121の外面の双方に、半田150を構成する半田メッキ151、152をそれぞれ施している(半田塗布工程)。
よって、図6(b)では、筒状電極120における接続位置、つまり、円筒部121の外面に超電導テープ113の端部113aを載置する際には、双方の半田メッキ151、152が重なるように、超電導テープ113を筒状電極120に載置する。これにより筒状電極120に、超電導テープ113の端部113aが、半田150(半田メッキ151,152)を介して重なる接続部を形成する。
このとき、超電導テープ113の端部113aは、円筒部121の外面でそれぞれ重ならないように載置する。
次いで、超電導テープ113の外周側から位置決めテープ160を巻き付けて、超電導テープ113を円筒部121の外面上に位置決した状態で保持する(図6(c)参照)。
次いで、図7(a)に示すように、超電導テープ113を円筒部121上に位置決め固定した位置決めテープ160が外れないように、固定用補助テープ170で固定する。
そして、図7(b)に示すように、超電導テープ113の外周側、つまり、超電導テープ113と筒状電極120との接続部分の外周側に、複数の超電導テープ113を囲むように、縮径部材130を設置する。言い換えれば、縮径部材130は、超電導テープ113の端部113aの外周側(複数の超電導テープ113の周囲)から、接続部を覆うように配置する。このとき、縮径部材130は、縮径方向への付勢力に抗して拡径させつつ、設置される。
そして、縮径部材130を、筒状電極120と超電導テープ113との接続部分上(接続部分の外周側)で縮径させて、円筒部121上において位置決めテープ160及び固定用補助テープ170により位置決めされた超電導テープ113上に設置する(図7(c)参照)。
このとき、縮径部材130は、縮径することで、超電導テープ113を円筒部121の全周に亘って、筒状電極120側に押圧する。超電導テープ113は半田151、152を介して円筒部121の外面に押し付けられた状態となり、円筒部121に固定される。
このように縮径部材130は、縮径することで、内周側に位置する超電導テープ113を円筒部121の外面に半田150を介して固定する。特に、縮径部材130は、テープ状のバネ材により構成されているため、位置決めテープ160で位置決めされた超電導テープ113を外面側から、超電導テープ113の外面全面を筒状電極120側に押圧して固定する。
次いで、超電導テープ113と筒状電極120の円筒部121との接続部分を図示しないヒータ等の熱源により加熱して(加熱工程)、半田150を介して電気的に接続する。例えば、縮径部材130の外周から加熱して、縮径部材130、位置決めテープ160、超電導テープ113、半田150(半田メッキ151、152)の順に熱が伝導して、好適に半田150は溶融する。半田150が溶融している間も常に、縮径部材130は、接続部分の全周に亘って、超電導テープ113を全面的に円筒部121の外面に押し付ける。これにより、半田150による層を、複数の超電導テープ113と円筒部121との接続部分の外周に亘って薄くでき、接続部分の層を、外周に亘って均一に薄くできる。
また、超電導テープ113と筒状電極120の内周面との間の距離が均一となる。これにより、超電導テープ113と筒状電極120との接続抵抗を低く抑えることが可能で、接続部分におけるジュール熱の発生を低減でき、さらに、ばらつくことがないため偏流が起きにくく、超電導ケーブル110に通電できる電流容量は低下することがない。
例えば、超電導ケーブル110の超電導テープ113を1本ずつ筒状電極120にはんだ付けを行う作業と異なり、互いの接続部分の接続抵抗値が作業によって大きくばらつくことがない。
このように、複数の超電導テープ113と筒状電極120とを半田150を介して、容易に直接接続して、確実で好適な通電容量を確保できる。
なお、本実施の形態の端末構造体100では、縮径部材130を、図5に示すように、テープ状の熱伝導性を有するバネ材をロール状に巻回し、且つ、ロールの軸方向にスパイラル状で延在させた形状としたが、縮径する構成であれば、これに限らない。
縮径部材130は、筒状電極120の円筒部121に対して螺旋状に巻き付けられた形状をなすが、円筒部121に対して、長尺のバネ材を直角に巻いた形状で構成されてもよい。
例えば、図8に示す縮径部材230のように、テープ状の熱伝導性を有するバネ材をロール状で、複層となるように巻回して構成してもよい。
図9は、図8に示す縮径部材230を適用した超電導ケーブルの端末構造体の変形例の概略構成を示す外観図であり、図10は同変形例の要部構成を示す概略断面図である。
図9に示す端末構造体100Aにおいて、縮径部材230以外の構成要素は、端末構造体100の構成要素と同様であるため、説明を省略する。
図9に示す端末構造体100Aは、超電導ケーブル110と、筒状の引出用電極(筒状電極)120と、縮径部材230と、を有する。
端末構造体100Aでは、図10に示すように、筒状電極120内に、芯材111、押さえテープ112を挿入されている。また、筒状電極120の円筒部121の外面には、複数の超電導テープ113の端部113aを周方向で重ならないように、位置決めテープ160、固定用補助テープ170を介して保持されている。
これら端部113aの外周に、縮径部材130と同様の機能を有する縮径部材230が配置されている。ここでは、超電導テープ113の端部113aと円筒部121の外面との接続部分の軸方向での両端部をそれぞれ囲むことで覆うように、2つの縮径部材230、230が配置されている。縮径部材230は、熱伝導性を有する縮径可能な筒状である。
すなわち、接続部分では、2つの縮径部材230、230の縮径作用により、超電導テープ113の外周側から、超電導テープ113を筒状電極120の円筒部121側に押圧した状態で、半田150を介して電気的に接続されている。
この構成によれば、端末構造体100と同様の効果を得ることができる。また、端末構造体100Aの製造方法は、端末構造体100と同様であり、端末構造体100の製造方法における作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施の形態の端末構造体100において、超電導テープ113は、位置決めテープ160及び固定用補助テープ170を介して筒状電極120に対して位置決め固定される構成としたが、位置決めテープ160及び固定用補助テープ170を用いなくてもよい。すなわち、上記端末構造体100において、筒状電極120上に半田150を介して超電導テープ113を配置した接続部分に対して、超電導テープ113上に縮径部材130を直接被せて縮径させた構成としてもよい。
なお、本実施の形態では、縮径部材130、230は、図5、図9に示すように、テープ状の熱伝導性を有するバネ材をロール状に巻回したものとしたが、これに限らず、線状材で形成されたコイルとしてもよい。
また、超電導テープの層数が2層以上の場合、層数と同じ数の筒状電極120に、超電導ケーブル110を通して挿入し、筒状電極には、超電導ケーブルの端末側に向かって、超電導ケーブルの内層の超電導テープを順に接続する構成となる。
すなわち、超電導ケーブル110の超電導テープのうち、最外周側に設けられた超電導テープは、最も終端側から遠くに設けられた筒状電極120の外面に半田150によって接続される。最外周から2番目の層を構成する超電導テープは、最も終端側から遠くに設けられた筒状電極120の次に終端側に位置する筒状電極120の外面に半田150によって接続される。つまり、終端側に向かって超電導ケーブル110を順次複数の筒状電極を貫通させつつ、終端側に向かって外周側の超電導テープから順に1つずつ筒状電極の外面に接続される構成となる。
<実施例1>
端末構造体100を、芯材に厚さ0.12[mm]×幅5[mm]の超電導線材(以下、「YBCO線材」という)を12本巻き付けた超電導ケーブルと、筒状電極と、縮径部材であるロールスプリングとを用いて製造した。筒状電極(端子)は、銅で作製した外径30[mm]の円筒状をなす。筒状電極の表面に半田メッキを施し、この半田メッキを介してYBCO線材を配置し、これらYBCO線材を、位置決めテープとしての銅箔及び固定用補助テープとしてのポリイミドテープを用いて位置決めして保持した。その上から、ステンレスのロールスプリングを筒状電極に対して直角に巻き付けて固定した。すなわち、実施例1は、筒状電極、半田、超電導線材、銅箔+ポリイミドテープ、ロールスプリングを備える。そして、接続部分をヒータで加熱して(加熱工程)、半田接続して、半田接続した端末構造体を、液体窒素中(@77K)に浸漬した状態で各YBCO線材と筒状電極との接続抵抗を、直流4端子法で測定した。
筒状電極と12本の各YBCO線材(No.1〜No.12)との接触抵抗値[μΩ]を表1として示す。
Figure 0005731627
<実施例2>
実施例1の端末構造体において、位置決めテープとしての銅箔及び固定用補助テープとしてのポリイミドテープを用いずに、ロールスプリングで、YBCO線材と筒状電極とを固定した構成とした。すなわち、実施例2は、筒状電極、半田、超電導線材、ロールスプリングを備える。そして、実施例1と同様に、接続部分をヒータで加熱して(加熱工程)、半田接続した後、実施例1と同様に、各YBCO線材と筒状電極との接続抵抗を、直流4端子法で測定した。
筒状電極と12本の各YBCO線材(No.1〜No.12)との接触抵抗値[μΩ]を表2として示す。
Figure 0005731627
<比較例1>
実施例1の端末構造体においてロールスプリングを用いない構成の端末構造体を、YBCO線材を1本ずつ、筒状電極に半田接続して製造した。そして、実施例1と同様に、接続部分をヒータで加熱して(加熱工程)、半田接続した後、実施例1と同様に、各YBCO線材と筒状電極との接続抵抗を、直流4端子法で測定した。
筒状電極と12本の各YBCO線材(No.1〜No.12)との接触抵抗値[μΩ]を表3として示す。
Figure 0005731627
表1〜3から判るように、比較例1としてのロールスプリング無しの端末構造体におけるYBCO線材と電極との接続部分の接触抵抗値は、5〜8[μΩ](@77K、液体窒素中)であった。これに対し、ロールスプリングを備える実施例1、実施例2の端末構造体におけるYBCO線材と電極との接続部分の接触抵抗は、0.1〜0.27であり、比較例と比較して、数十分の1(平均の比較では約1/30)であり、ばらつきも小さいことがわかった。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る超電導ケーブルの端末構造体の製造方法及び超電導ケーブルの端末構造体は、複数の超電導線材と端子とを半田を介して容易に直接接続して、確実で好適な通電容量を確保する効果を有し、多層構造の超電導線材を有する超電導線材の端末構造体として有用である。
100、100A 超電導ケーブルの端末構造体
110 超電導ケーブル
111 芯材
112 押さえテープ
113 超電導テープ(超電導線材)
113a 超電導テープの端部
120 筒状電極
121 円筒部
122 テーパー部
130、230 縮径部材
140 リードケーブル
150 半田
151、152 半田メッキ
160 位置決めテープ(テープ材)
170 固定用補助テープ(補助テープ)

Claims (5)

  1. 芯材の周囲に同心円状に複数巻き付けた超電導線材を有する超電導ケーブルと、前記超電導線材が終端接続される電極とを備える超電導ケーブル端末構造体の製造方法であって、
    前記超電導線材の端部及び前記超電導線材の端部が接続される電極の少なくとも一方に半田メッキを施す半田塗布工程と、
    前記電極に、前記超電導線材の端部を、前記半田メッキを介して重ねて配置して接続部を形成する配置工程と、
    熱伝導性を有する縮径可能な筒状の縮径部材を、前記超電導線材の端部の外周側から前記接続部を覆うように配置し、前記縮径部材の縮径により、前記超電導線材を前記電極に押圧して固定する縮径部材取付工程と、
    前記縮径部材により覆われる前記接続部を加熱して、前記半田メッキを溶融する加熱工程と、
    を有し、
    前記配置工程の後で、且つ、前記縮径部材取付工程の前に、熱伝導性を有するテープ材を、前記接続部を形成する前記超電導線材の周囲に巻き付けて、前記超電導線材を位置決め固定する位置決め固定工程を更に有する、
    ことを特徴とする超電導ケーブル端末構造体の製造方法。
  2. 前記テープ材は、銅箔である、
    ことを特徴とする請求項記載の超電導ケーブル端末構造体の製造方法。
  3. 前記位置決め固定工程において、前記超電導線材に巻き付けた前記テープ材は、耐熱性を有する補助テープで固定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の超電導ケーブルの端末構造体の製造方法。
  4. 芯材の周囲に同心円状に複数巻き付けた超電導線材を有する超電導ケーブルと、前記超電導線材が終端接続される電極とを備える超電導ケーブルの端末構造体であって、
    前記超電導線材の端部と前記電極とを半田を介して接続して構成される接続部と、
    熱伝導性を有する縮径可能な筒状であり、且つ、前記超電導線材の端部の外周側に前記接続部を覆うように配置され、縮径して前記超電導線材を前記電極に押圧する縮径部材と、
    を有し、
    前記接続部は、前記超電導線材の端部を前記電極に位置決め固定し、且つ、熱伝導性を有するテープ材と、
    前記テープ材を固定する補助テープと、
    を有する
    ことを特徴とする超電導ケーブルの端末構造体。
  5. 前記テープ材は、銅箔であり、補助テープはポリイミドテープである、
    ことを特徴とする請求項記載の超電導ケーブルの端末構造体。
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